JP2001131810A - ベスト - Google Patents

ベスト

Info

Publication number
JP2001131810A
JP2001131810A JP31109899A JP31109899A JP2001131810A JP 2001131810 A JP2001131810 A JP 2001131810A JP 31109899 A JP31109899 A JP 31109899A JP 31109899 A JP31109899 A JP 31109899A JP 2001131810 A JP2001131810 A JP 2001131810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knitted fabric
double
vest
fabric
yarn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP31109899A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hamamatsu
健治 浜松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Corp filed Critical Asahi Kasei Corp
Priority to JP31109899A priority Critical patent/JP2001131810A/ja
Publication of JP2001131810A publication Critical patent/JP2001131810A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Outer Garments And Coats (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 快適性、保温性、衝撃吸収性に優れたレジャ
−用ベストの提供。 【解決手段】 表面布帛に表裏二層の編地と該編地を連
結する連結糸より構成された二重編地からなる衝撃吸収
性布帛を組み合せ、着脱容易結合したレジャー用ベス
ト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚釣り、ハイキン
グ等のレジャーに用いられる、発汗等による蒸れ防止性
を有し、保温性、衝撃吸収性をも兼備するレジャー用ベ
ストに関する。
【0002】
【従来の技術】魚釣り、ハイキング等のレジャー時に着
用するベストにあっては、運動による発汗、特にリュッ
クを背負っている場合における発汗で、背中が蒸れる等
の問題がある。この発汗による蒸れを防止するために、
背中の部分にシングルラッセル編地を用いたベストが考
案されている。このアイデアは、確かに通気性を高める
ものではあるが、リュックを背負ったとき、リュックの
衝撃がそのまま背中に伝わる欠点があった。また、冬場
の着用では、通常のベストに比べれば保温性を欠いてい
るという問題があった。
【0003】背負ったリュックからの衝撃を緩衝するた
めに、背中の部分に発泡ウレタン、綿状の繊維等を内部
に挿入して縫製したベストも考案されているが、この設
計では、通気性がさらに劣り、発汗等の蒸れの軽減には
逆効果となっており、また着衣を分厚くするので、運動
機能も損なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、蒸れ
にくく快適性、保温性に富み、又衝撃吸収性、運動機能
に優れたレジャー用ベストの提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、レジャー用
ベストを構成する表裏布帛の内容と快適性や保温性機能
および衝撃吸収機能等との相関を検討した結果、本発明
をなすに至った。すなわち本発明は、通常の天然繊維、
化学繊維もしくは合成繊維の布帛、天然繊維もしくは化
学繊維と合成繊維との交織、交編布帛またはこれらの布
帛に吸水性、速乾性、透湿性、防水性等の機能を付与し
た布帛である表地と通気性、保温性及び衝撃吸収性をも
つ二重編地を裏地として表地の一部裏面又は全裏面に着
脱可能に結合して組み合せて構成したレジャー用ベスト
であり、特に裏地として用いられる二重編地は、その表
裏二面が該二面の連結糸で構成されてなることを特徴と
するレジャー用ベストである。
【0006】本発明のレジャー用ベストは、裏地の一部
又は全部を構成する二重編地が通気性に優れ、蒸れにく
く快適性に富み、対衝撃吸収性にも優れており、そして
裏地と表地布帛との着脱が可能に結合されている。かく
して、夏期には表地布帛を取り外せば、さらに通気性を
高めることができ、冬期には表地布帛を組み合せておく
ことで、二重編地の内部空気の拡散が抑えられることで
保温性に優れる着衣として機能する。
【0007】本発明でいう二重編地は、二列針床を有す
る編機で形成される編地であって、例えばダブルラッシ
ェル機、ダブル丸編機等で編成できる表裏二層の編地と
連結糸で構成される編地であって、その一例は図5に示
すように、表編地(5)と裏編地(6)のそれぞれの面
を連結糸で連結してなる二重編地である。表裏各面を編
む糸および表裏編繊維を連結する糸は、特に素材種が限
定されるものでなく、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
アクリロニトリル等の合成繊維やキュプラ、レーヨン等
の再生セルロース繊維、有機溶剤紡糸されたいわゆる精
製セルロース繊維、さらにはウール、木綿といった天然
繊維であってもよいが、速乾性に富んだ合成繊維が好ま
しく、また、それらの繊維に吸水性、速乾性等の機能を
付与したものであればさらに好ましい。
【0008】二重編地の通気性を高めるために一方の編
地又は表裏両面の編地をメッシュ編地、マーキゼット編
地等複数の開口部を有するメッシュ状編地とすることが
好ましい。表裏二層の編地が、同一または異なる組織を
有するメッシュ状編地で形成されていてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の実施態様を説明する。図1の正面右斜視外観図と
図2の正面外観図で示されるように、本発明に係る短い
袖無し上着であるレジャー用ベスト(10)は、綿紡績
糸織物等の生地からなる袖無しの上着の前身頃(1)と
後身頃(4)、二重編地片でなる裏地(2)とが袖口と
首廻りを除いて肩部と胴部脇で縫製等で結合され、さら
に、後身頃(4)に図3の背面外観図で示すように二重
編地片の背側表面を覆って綿紡績糸織物等の表地(2)
がファスナー等の固着手段(3),(3′)を用いて着
脱可能に取り付けられている。
【0010】本発明においては、二重編地の使用部位は
特に限定されるものではないが、衝撃吸収性、通気性、
透湿性、保温性、表生地との脱着性を考慮した場合、後
身頃部及びショルダー部に使用することが好ましい。こ
のように、前記した通気、透湿性を示す二重編地が所望
の形状、サイズに裁断された後、先ずは通常の表地の前
身頃と縫製により結合されてベストの形状に縫製され、
次いで、二重編地による後身頃に、その部分と同面積か
それよりもやや大きいサイズの表地織物が着脱自在に結
合される。二重編地後身頃片とその背面を被覆する表地
織物片との結合は、脱着を簡便ならしめる目的で、マジ
ックテープやファスナー、ボタン、ホック等にすること
が好ましい。
【0011】表裏編地を構成する糸は、単糸繊度が0.
1〜25デシテックス程度、トータル繊度が50〜17
00デシテックス程度のマルチフィラメントであること
が好ましい。連結糸は、特に限定されるものではない
が、適度な弾力性や反発性を得るために、好ましくは単
糸の繊度が15〜1700デシテックス、より好ましく
は50〜600デシテックスのモノフィラメント又はマ
ルチフィラメントが用いられる。二重編地の平面の5平
方センチ当たりの連結糸の本数をN(本/5cm2 )と
し、連結糸の繊度をT(g/1×106 cm)、連結糸
の密度をρ(g/cm3)としたとき、算出される二重
編地5平方センチの中にある連結糸の総断面積{(N・
T)÷(1×106 ・ρ)}が0.05〜4.0c
2 、好ましくは0.1〜2.0cm2 であると、嵩高
性、弾力性並びに通気性、透湿性、透水性(洗濯での汚
れの落ち易さ)に優れ、かつ、そのバランスにも優れて
おりレジャー用ベストの衝撃吸収材として最適なものと
なる。0.05cm2 未満では弾力性が、4.0cm2
を超えると通気性、透湿性、透水性が不充分となる。
【0012】連結糸は、表裏編地中にループ状の編み目
を形成してもよく、表裏編地にタック組織状に引っかけ
た構造でもよく、要は表裏編地を結び付けておればよ
く、必要に応じて連結糸を傾斜して配置したり、X状に
交叉して配置してもよい。二重編地の厚さは、1〜15
mm、好ましくは2.5〜8mm程度がよく、1mm未
満の場合は衝撃吸収性に問題があり、15mmを超える
場合は運動機能性が問題となる。
【0013】二重編地の目付は、50g/m2 〜1,0
00g/m2 、好ましくは100g/m2 〜600g/
2 程度がよい。50g/m2 未満では衝撃吸収性を欠
き、1,000g/m2 を超える場合には、着用者の運
動機能が損なわれるおそれがある。二重編地は、その通
気度が少なくとも200cm3 /cm2 /secである
ことがことが好ましく、更に好ましくは400cm3
cm2 /secよりも大きいことがよく、これにより充
分な通気性、透湿性が得られ、運動時に発生した汗を発
散することができ、快適性を維持することができる。そ
れを下回る通気度では充分な通気性、透湿性が得られ
ず、発汗時の快適性が維持できない。また、二重編地は
必要に応じて複数枚重ねて用いることこともできる。
【0014】以下の実施例により本発明を更に具体的に
説明する。なお、実施例中の通気度は、JIS−L−1
096−1990の通気性A法に準じて測定した。
【0015】
【実施例】(実施例)綿織物でなる表生地でなる市販の
釣り用ベストの後身頃部(4)を切り取り、その切り取
った後身頃片と同サイズ・形状の二重編地片(2)を後
述の二重編地から裁断して調製して、ベストの前身頃部
に縫製により結合し、背面裏地(2)が通気、保温、衝
撃吸収性を有する図5の二重編地片で構成された釣り用
べストを調製した。さらに、上記のベストの二重編地片
背面に、先に切り取った綿織物表地を表面としてなる後
身頃片をその脇腹縁とショルダー部縁部にファスナーで
図3で示されるように着脱可能に取り付けた釣り用ベス
トを製作した。図4は、後身頃の背面部表地を外した状
態を示す。
【0016】この実施例のベストの後身頃の二重編地で
構成した裏地片は、18GGのダブルラッシェル編機を
用いて表裏の編地を167dtex/48fのポリエチ
レンテレフタレートマルチフィラメント糸で、連結糸に
は200dtexのポリアミドモノフィラメント糸を用
いて編成して、厚さ4mm、目付300g/m2 、通気
度400cm3 /cm2 /sec以上、5平方センチ当た
りの連結糸の総断面積が0.47cm2 の二重編地を裁
断することで調製したものである。
【0017】このようにして、得られた釣り用ベスト
を、まず、後身ごろを二重編地のみの状態で5人のモニ
ターで着用テストした結果、5人全員が従来同様の運動
機能を有しながら、通気性、透湿性が極めて良好で、運
動時の発汗による蒸れがなく快適なものであるとの評価
を得た。このベストは、中身の詰まったリュックサック
を背負っても、リュックサックからの衝撃が緩和された
との評価を得た。評価結果を表1にまとめで示す。
【0018】(実施例2)実施例1で調製したベストの
二重編地片の背面側に、図3に示されるように後身頃の
綿織物表地をショルダー部の被覆するようにファスナー
で着脱可能に、取り付けて5人のモニターで着用テスト
した結果、前記同様に運動機能が損なわれずに、さら
に、保温性においても良好との評価であった。評価結果
を表2にまとめで示す。
【0019】(比較例1)実施例1において使用した市
販の釣り用ベストを、二重編地を使用しない状態でその
まま5人のモニターで着用テストした。その結果、通気
性が殆んど無く、運動時の発汗による蒸れが強く、かぶ
れ等の不快感を訴える人が多かった。さらに、中身の詰
まったリュックサックを背負って運動したとき、リュッ
クサックからの衝撃がそのまま背中に伝わり、長時間の
使用に耐えられないとの評価が多かった。また、保温性
においても、本発明のベストに比べ不充分なものであっ
た。評価結果を実施例と対照して表1及び2に示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【発明の効果】本発明は、高い通気性によって使用者に
不快感与えず、冬季の使用においても保温性に優れてお
り、適度な衝撃吸収機能を有するレジャー用ベストを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベストの右正面斜視主体的外観を示
す。
【図2】本発明のベストの正面外観を示す図である。
【図3】本発明のベストの背面の外観を示す図で、背面
部表地を一部脱着して二重編地の裏地が露出してみえる
状態で示す。
【図4】本発明のベストの背面の外観を示す図で、背面
部表地を取り外した状態を示す。
【図5】後身頃の裏地を構成する二重編地の組織の一例
の拡大斜視図を示す。
【符号の説明】
1…正面部表地 2…背面部二重編の裏地 3,3′…ファスナー 4…背面部表地 5…二重編地の表側編地 6…二重編地の裏側編地 7…二重編地の連結糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D04B 1/00 D04B 1/00 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏編面を構成する糸と該表裏編面を連
    結する連結糸とから編成された二重編地を裏地の一部ま
    たは全面に使用し、かつその裏地を覆う表地を着脱可能
    に結合して組み合せられてなるレジャー用ベスト。
  2. 【請求項2】 二重編地が厚み1〜15mm、目付50
    〜1000g/m2、通気度が少なくとも200cm3 /cm
    2 /secを示し、二重編地平面5cm2 あたりに占める
    連結糸の総断面積が0.05〜4.0cm2 であることを
    特徴とする請求項1記載のレジャー用ベスト。
JP31109899A 1999-11-01 1999-11-01 ベスト Withdrawn JP2001131810A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31109899A JP2001131810A (ja) 1999-11-01 1999-11-01 ベスト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31109899A JP2001131810A (ja) 1999-11-01 1999-11-01 ベスト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001131810A true JP2001131810A (ja) 2001-05-15

Family

ID=18013123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31109899A Withdrawn JP2001131810A (ja) 1999-11-01 1999-11-01 ベスト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001131810A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003013306A (ja) * 2001-06-25 2003-01-15 Utax:Kk ブラジャー等のアンダーワイヤー用ループ
JP5021829B1 (ja) * 2011-09-16 2012-09-12 知十二 白神 衣服
JP2013044075A (ja) * 2011-08-26 2013-03-04 Onyone Kk 防寒衣類
KR101388966B1 (ko) * 2012-11-19 2014-04-24 곽진영 이중 구조의 보온성 편물
JP2015101808A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 旭化成せんい株式会社 編地
KR102660843B1 (ko) * 2023-01-06 2024-04-26 김지연 탈 부착 식 상호 호환 의류

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003013306A (ja) * 2001-06-25 2003-01-15 Utax:Kk ブラジャー等のアンダーワイヤー用ループ
JP2013044075A (ja) * 2011-08-26 2013-03-04 Onyone Kk 防寒衣類
JP5021829B1 (ja) * 2011-09-16 2012-09-12 知十二 白神 衣服
KR101388966B1 (ko) * 2012-11-19 2014-04-24 곽진영 이중 구조의 보온성 편물
JP2015101808A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 旭化成せんい株式会社 編地
KR102660843B1 (ko) * 2023-01-06 2024-04-26 김지연 탈 부착 식 상호 호환 의류

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100450272B1 (ko) 부직합성포,그제조방법및그사용방법
US20070055207A1 (en) Garments
CA2075838C (en) Knit fabric material with stretch and insulative properties and related articles of clothing
JP2001131810A (ja) ベスト
JP3169906B2 (ja) シュラフ構成材
JP2003147607A (ja) カップ部を有する衣類
JP2022029553A (ja) 下半身用衣類
JP3046374U (ja) 運動用衣服
JP2002339120A (ja) 蜂防護服
CN214071828U (zh) 一种儿童透气针织衣
CN216961579U (zh) 一种舒适型连衣裙
CN211211475U (zh) 一种负离子无缝运动内衣
CN214983774U (zh) 一种防辐射透气复合型服饰
JP2022137682A (ja) マスクおよびマスクの製造方法
CN215270670U (zh) 一种运动修身型上衣
CN213798480U (zh) 一种保暖柔软的宝宝内衣面料
CN212185149U (zh) 一种多功能毛衣
CN212345328U (zh) 可水洗防潮桑蚕丝填充芯保暖裤
CN211631809U (zh) 一种保暖内衣
JP3907718B2 (ja) 通気性着物用腹部、腰部体型補整パット
JPS6229499Y2 (ja)
JP3105977U (ja) 保温衿付き毛布
JP2001032126A (ja) 帽 子
JP2022054837A (ja) マスク
JP3121426U (ja) 蜂の毒針が貫通しない蜂防護服

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040202

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061026

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20080415