JP3121426U - 蜂の毒針が貫通しない蜂防護服 - Google Patents

蜂の毒針が貫通しない蜂防護服 Download PDF

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Abstract

【課題】蜂防護服着用時の不快感をなくし、着用温度の調節をはかって快適な着用感を得て夏場の作業をも快適にする。
【解決手段】ハニカム編み目層と、下部ハニカム編み目層と、両ハニカム編み目層を連結する連結糸層から形成されて、垂直,水平両方向に透き間を画成してなるダブルハニカム三層構造からなり、厚み方向に弾力性を有する合成繊維編み物を裁断,縫製して蜂防護服Aを作成すると共に、蜂防護服の前身,後身に蓄熱材シート6を収納するためポケット5を設けた。
【選択図】図1

Description

夏場において山中で樹木の伐採を行なっていると、蜂に刺される被害に遭うことがあるが、特にスズメバチの毒は強烈で、刺された部位によっては死に至る場合もある。
本考案は上記の如き蜂の被害を防ぎ、蜂に刺されないために着用する蜂防護服に関するものである。
従来の一般的な蜂防護服は、蜂の毒針が貫通できないよう、硬い材質の生地、例えば厚手のゴム引き生地等で作ったコートのようなもので、柔軟性や通気性が乏しく重量も大きいので、着用すると非常に動きにくく、また蒸し暑くなるから、山仕事を行なう時などには到底、着られたものではなく、専ら消防団員などが住民からの依頼で蜂の巣を撤去する時ぐらいにしか使われていなかった。そこで、上記のものとは全く違った考え方に基づいた蜂防護服が提案されている。(例えば特許文献1参照)
この防護服は、表地と裏地の間にスペース材を配置して厚みを持たせてあり、スズメバチの針が生地に刺さっても生地の厚みによって針が皮膚にまで到達しないようにしたものである。しかし、上記提案においてスペース材は、フェルト状繊維やパイプ状のプラスチック,金属のコイルスプリングなどを使用するとしており、体を動かしても生地の厚みが変わらないようにするためにはスペース材をある程度、密に設けなければならないことから、そのような生地で作った防護服は、通気性はもとより、柔軟性や軽さといった点も不十分であり、夏場の屋外作業時に着用するのには適さない。また、スペース材を生地に接着したり縫い付けたりして生地に厚みを持たせる方法は、生地の作製に手間がかかって高価となり、耐久性も得られなかった。
そこで上記の問題を解消するため、本出願人らは蜂の毒針が貫通できない厚みのある生地として一体に編成した立体メッシュ生地を用いて蜂防護服を縫製することを提案した。(例えば特許文献2参照)
特開7−102401号公報 特開2002−339120公報
しかし、上記立体メッシュ生地を利用した蜂防護服は、体全体のどの部分の皮膚の周りにも所定の空隙を形成して、蜂の毒針の刺傷を確実に免れることができ、体を動かすことで生地が伸縮しても空隙の量は殆ど変わることがなく、安全であり、着心地がよく、夏場の屋外作業時に着用しても快適に作業できるなど、種々の利点を有していたが、夏場の温度上昇に際し、立体メッシュ生地を構成するナイロン等の合成繊維糸のもつぬめり性によって着用時、やゝ不快感が生じることが分かった。
本考案は上記の如き実状に対処し、特に蓄熱材シートの併用を見出すことにより、着用時の不快感をなくし、着用温度の調節を図って快適な着用感を得て、蜂害を防護して夏場の屋外作業をより快適ならしめることを目的とするものである。
即ち、上記目的に適合する本考案の特徴とするところは、上記ハニカム編み目層と、下部ハニカム編み目層と、両ハニカム編み目層を連結する連結糸層から形成されて、垂直,水平両方向に透き間を画成してなるダブルハニカム三層構造からなり、厚み方向に弾力性を有する合成繊維編み物を用いて裁断,縫製し、蜂防護服を作成すると共に、該蜂防護服の前身,後身に蓄熱材シートを取り付けてなる構成にある。
ここで、上記ダブルハニカム三層構造編み物を構成する糸としては、ナイロン,ポリエステル,ポリオレフィン等の合成繊維から選ばれた50〜300デニールのモノフィラメント又はマルチフィラメントが好ましく、特に連結糸は弾力性を有する糸が好ましい。
又、上記合成繊維編み物の厚みとしては蜂の毒針が貫通しない厚さ、例えば5.0〜15.0mm位が好ましい。更に蜂防護服に取り付ける蓄熱材シートは直接取り付けてもよく、あるいは収納ポケットを設け、これに収納しても良い。なお、蓄熱シートの取付けあるいはポケットは蜂防護服の前身に2個,後身に1個とすることが好適である。
なお、ダブルニカム三層構造生地は表裏のハニカム編み目層の間に弾力性のある連結糸層を配した立体メッシュ編目構造を有する一定の厚みをもった編み物であり、空隙率が大きく通気性に優れ、圧力方向には強い弾力性を有し、しかも非常に軽くて丈夫である。
そして、本考案の蜂防護服は、上記の編み物地を縫製して作成するが、体全体をカバーし得るように上下連続した服に形成してもよく、あるいは上半身と下半身を夫々別々にカバーし得るように形成しても良い。更に上半身のみをカバーする上衣型とすることも可能である。また、本考案蜂防護服は、上着の上に重ねて着用するものであってもよいが、上着の間に着用するように形成したものであっても良い。
本考案による蜂防護服は、一体に編成したダブルハニカム三層構造編み物生地を用いているので、連結糸層の厚みにより皮膚の周りに常に一定の透き間をなして蜂の刺傷を確実に免れることができ、しかも該編み物生地は垂直方向,水平方向に透き間を有して通気性と柔軟性に優れていると共に、非常に軽いことから、着心地がよく、夏場に屋外で作業する時に着用しても快適に作業することができる。しかも蜂防護服の前身,後身には蓄熱材シートが取着されるので夏場の温度上昇も適度に調整され、適切な温度で快適な着用を続けることができる効用を有する。
以下、更に添付図面をに基づいて本考案の具体的形態を説明する。
図1は本考案に係る蜂防護服の1例として上着と下着の間に重ねて着用する上衣型Aを示しており、図2に概略図で示す如き上部ハニカム編み目層1と下部ハニカム編み目層2と、両者を連結する連結糸層3とからなるダブルハニカム三層構造編み物生地によって該上衣Aが形成されており、上衣の前側はファスナー4によって開閉可能となっていて、前身に2個、後身に1個の蓄熱材シート6を収納するポケット5が取り付けれられている。
ダブルハニカム三層構造の上部,下部のハニカム編み目層1,2は図示のように六角形でもよく、また菱形,八角形でもよいが、それら編み目結節点において連結糸3aによって上部と下部のハニカム編み目層1,2は連結されている。かくしてダブルハニカム三層構造は上下ハニカム単位の間と、連結糸同士の間に透き間aを画成していて大きな空間構造を与え、通気性と連結糸の張りによって厚み方向の弾力性をもたらしている。
前記編み物は合成繊維糸、例えば50〜300dのナイロン,ポリエステル繊維等のモノフィラメント又はマルチフィラメント糸を素材として前後2列の針床をもつダブルラッセル編み機などによって製編することができる。即ち、ダブルラッセル編み機において、前側のニードル列と後ろ側のニードル列で夫々鎖編みを行なって前後の鎖編み目列により上下のハニカム編み目層1,2を形成する一方、前後の鎖編み目列間において適宜ジグザグ位置の鎖編み目を連結糸3aにより結節連結することによって連結糸層3を形成して、上記の上下ハニカム編み目層1,2と連結糸層3からなるダブルハニカム三層構造の経編地を製編する。また上記経編地の編成に当たっては、上下の編み目層編成糸に比し、連結糸に細デニール糸を用いること、例えば上下編み目層編成糸を150〜300d,連結糸50〜240dとすることが保形性の観点から有効である。
なお、上記蜂防護服は上着と下着の間に着用しても、上着の上に重ねて着用してもよいが、スズメバチが上着に止まって毒針を刺してもダブルハニカム三層構造の厚みのため毒針が皮膚に到達することがない。通常、スズメバチの毒針の長さは最長6mmと云われているので、三層構造編み物の厚みは6mm以上であること、実用的には5.0〜15.0mmが望ましく、もし上着又は上着及び下着の厚みを考えればそれより若干少なくてもよい。
蜂防護服の前身,後身に設けられる前記ポケット5は蓄熱材シート6を収納し得る大きさであればよく、一応、前身に2個,後身に1個設けているが必らずしもこれに拘泥されるものではない。なお、前述の如く蓄熱材シート6を前身,後身の夫々の部位に直接、貼り付けてることによって取り付けてもよい。
蓄熱材シート6は、例えば有機系の蓄熱材を水や溶剤に不溶性の樹脂被膜で包んだ微小カプセルをシート状に加工したもので、任意の温度から容易に上がり難く、また下がり難い雰囲気を持続し、平準化効果を有すると共に、輻射熱が放射され、穏やかな冷暖房も期待することができる。
以上の説明は図1に示す上衣Aについて説明してきたが、蜂防護服には図4に示す如く、上衣Aと下衣Cの上下に分割したもの、図示していないが上下を繋ぎ一連構造としたものもあり、また、図3に示す襟ぐり7をもつベスト型下着Bについても同様に裁断し縫製することができる。これら各図において、図1と同符号は同様部分を示す。なお、図4中の8はベルトである。
この場合、上下のハニカム編み目の大きさを変えたり、連結糸の本数や太さを変えることにより編み物の伸縮性,柔軟性,通気度などを調節することができ、また上記ダブルハニカム三層構造編み物を各衣類の一部に用いてフィット性,使用性を良好ならしめることも可能である。そして、この蜂防護服はダブルニカム三層構造であり、着用時、皮膚の周りに一定の間隔を保持して蜂の毒針刺しを免れると共に、通気性,柔軟性,に優れ、着心地がよく屋外作業に着用して快適な作業を行なうことができる。
本考案に係る蜂防護服を上衣に適用した正面図である。 ダブルハニカム三層構造生地の部分拡大斜視概略図である。 本考案の他の実施例としてベスト型下着にポケットを縫い付けた状態図で、(イ)は展開図、(ロ)は正面図である。 上下分割蜂防護服の全体を示す正面概要図である。
符号の説明
A:上衣
1:上部ハニカム編み目層
2:下部ハニカム編み目層
3:連結糸層
3a:連結糸
4:ファスナー
5:ポケット
6:蓄熱材シート

Claims (4)

  1. 上部ハニカム編み目層と、下部ハニカム編み目層と、両ハニカム編み目層を連結する連結糸層から形成されて、垂直,水平両方向に透き間を画成してなるダブルハニカム三層構造からなり、厚み方向に弾力性を有する合成繊維編み物を用いて裁断縫製し、蜂防護服を構成すると共に、該蜂防護服の前身,後身に蓄熱材シートを取り付けてなることを特徴とする蜂の毒針が貫通しない蜂防護服。
  2. 合成繊維編み物を構成する糸がナイロン,ポリエステル,ポリオレフィンから選ばれた50〜300デニールのモノフィラメント又はマルチフィラメントからなる請求項1記載の蜂の毒針が貫通しない蜂防護服
  3. 合成繊維編み物の厚みが蜂の毒針が貫通しない5.0mm〜15.0mmである請求項1または2記載の蜂の毒針が貫通しない蜂防護服。
  4. 蓄熱材シートが蜂防護服の前身に2個、後身に1個取り付けられている請求項1,2または3記載の蜂の毒針が貫通しない蜂防護服。
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