JP6261641B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつに関するものであり、特に、ファスニングテープを容易にクロス止めできる使い捨ておむつに関するものである。
従来、使い捨ておむつの良好な装着感を得るために、ファスニングテープの腹側に設けられた弾性伸縮部材の伸長力をファスニングテープの背側に設けられた弾性伸縮部材の伸長力よりも大きくする構成が提案されている。(特許文献1)
また、装着者の脚や腹部にファスニングテープによる締め付けた跡を残さないようにするために、係止部が設けられていないファスニングテープにおける背側と腹側の部位に設けられた弾性伸縮部材を間欠的にファスニングテープに固定する構成が提案されている。(特許文献2)
さらに、ファスニングテープを容易に伸長させて装着者にフィットさせるために、ファスニングテープに設けられた弾性伸縮部材の基部側部分を先端側部分の伸長力よりも大きくする構成が提案されている。(特許文献3)
特開2011−160933号公報 特開2012−100774号公報 特開2009−72472号公報
しかし、特許文献1の構成のファスニングテープは、係止部の内側には同一伸長力の弾性伸縮部材が設けられているために、ファスニングテープが伸びきった状態、すなわち幅方向の伸びしろが無い状態で係止部がターゲットシートに係止される恐れがあり、装着者の姿勢の変化に伴う腹部の変化にファスニングテープができず装着者に過度の押圧を加える恐れがある。
特許文献2のも同様に、係止部の内側には同一伸長力の弾性伸縮部材が設けられているために、ファスニングテープが伸びきった状態で係止部がターゲットシートに係止される恐れがあり、装着者の姿勢の変化に伴う腹部の変化にファスニングテープができず装着者に過度の押圧を加える恐れがある。
特許文献3の構成のファスニングテープは、ファスニングテープの幅方向の同一部位において弾性伸縮部材の伸長力の変化が起こっているために、上下に分離された上側ファスニングテープと下側ファスニングテープをクロス状に引き伸ばして係止部をターゲットシートに係止するのが困難であった。
そこで、本発明の主たる課題は、ファスニングテープが所定の伸びしろを持った状態で係止部がターゲットシートに係止され、且つ上下に分離された上側ファスニングテープと下側ファスニングテープをクロス状に引き伸ばして係止部をターゲットシートに容易に係止できるファスニングテープを備えた使い捨ておむつを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、身体側に設けられた液透過性のトップシートと、反身体側に設けられた液不透過性のバックシートと、前記トップシートとバックシートの間に設けられた排泄物を吸収する吸収体と、前記バックシートの反身体側に設けられた外装シートを備えた使い捨ておむつにおいて、
前記外装シートの背側部に、それぞれ幅方向に延出するファスニングテープを設け、前記ファスニングテープの本体部の前後方向の中央部に、前記ファスニングテープの本体部の幅方向の全体に延在する切断部又は切込み部を設け、前記本体部に設けられた弾性伸縮部材の幅方向の内側部に、前記弾性伸縮部材の他の部位よりも大きな伸長力で伸長する難伸縮領域を設け、平面視において前記難伸縮領域を三角形形状に形成し、前記三角形形状の底辺を本体部の内側端部に前後方向に沿って設け、前記三角形形状の頂部を、前記切断部又は切込み部に位置させたことを特徴する使い捨ておむつである。
請求項2に係る発明は、平面視において前記三角形形状の一側の斜辺を、前記本体部の内側端部の背側端部から幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって傾斜させ、前記三角形形状の他側の斜辺を、前記本体部の内側端部の腹側端部から幅方向の外側に向かうほど背中側に向かって傾斜させた請求項1記載の使い捨ておむつである。
請求項3に係る発明は、平面視において前記三角形形状の一側の斜辺を、前記本体部の内側端部の背側部から幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって傾斜させ、前記三角形形状の他側の斜辺を、前記本体部の内側端部の腹側部から幅方向の外側に向かうほど背中側に向かって傾斜させた請求項1記載の使い捨ておむつである。
請求項4に係る発明は、前記切断部又は切込み部と前記三角形形状の一側の斜辺の交差角度を40〜60度に設け、前記切断部又は切込み部と前記三角形形状の他側の斜辺の交差角度を40〜60度に設けた請求項1〜3のいずれか一項に記載の使い捨ておむつである。
請求項5に係る発明は、前記難伸縮領域内に位置する弾性伸縮部材の部位を幅方向に伸長させる伸長力が、前記難伸縮領域内に位置しない弾性伸縮部材の部位を幅方向に伸長させる伸長力よりも200〜300%大きい請求項1〜3のいずれか一項に記載の使い捨ておむつである。
請求項1記載の発明によれば、外装シートの背側部に、それぞれ幅方向に延出するファスニングテープを設け、ファスニングテープの本体部の前後方向の中央部に、ファスニングテープの本体部の幅方向の全体に延在する切断部又は切込み部を設け、本体部に設けられた弾性伸縮部材の幅方向の内側部に、弾性伸縮部材の他の部位よりも大きな伸長力で伸長する難伸縮領域を設け、平面視において難伸縮領域を三角形形状に形成し、三角形形状の底辺を本体部の内側端部に前後方向に沿って設け、三角形形状の頂部を、切断部又は切込み部に位置させたので、所定の伸びしろを持った状態でファスニングテープを外装シートの腹側部に係止することができる。また、ファスニングテープを上側ファスニングテープと下側ファスニングテープに分離して、上側ファスニングテープを腹側に向かうほど下側に向かって傾斜させて伸長させ、下側ファスニングテープを腹側に向かうほど上側に向かって傾斜させて伸長させてクロスさせて外装シートの腹側部に係止することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、平面視において三角形形状の一側の斜辺を、本体部の内側端部の背側端部から幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって傾斜させ、三角形形状の他側の斜辺を、本体部の内側端部の腹側端部から幅方向の外側に向かうほど背中側に向かって傾斜させたので、平面視において前後方向の全域で所定の伸びしろを持った状態で上側ファスニングテープと下側ファスニングテープをそれぞれ傾斜させて伸長させることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、平面視において三角形形状の一側の斜辺を、本体部の内側端部の背側部から幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって傾斜させ、三角形形状の他側の斜辺を、本体部の内側端部の腹側部から幅方向の外側に向かうほど背中側に向かって傾斜させたので、平面視において前後方向の全域で所定の伸びしろを持った状態で上側ファスニングテープと下側ファスニングテープをそれぞれ傾斜させて容易に伸長させることができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、切断部又は切込み部と三角形形状の一側の斜辺の交差角度を40〜60度に設け、切断部又は切込み部と三角形形状の他側の斜辺の交差角度を40〜60度に設けたので、上側ファスニングテープを腹側に向かうほど下側に向かって傾斜させて容易に伸長させ、下側ファスニングテープを腹側に向かうほど上側に向かって傾斜させて容易に伸長させることができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、難伸縮領域内に位置する弾性伸縮部材の部位を幅方向に伸長させる伸長力が、難伸縮領域内に位置しない弾性伸縮部材の部位を幅方向に伸長させる伸長力よりも200〜300%大きいので、所定の伸びしろを持った状態でファスニングテープを外装シートの腹側部に確実に係止することができる。
使い捨ておむつを展開した内面平面図である。 使い捨ておむつを展開した外面平面図である。 図1のiii−iii断面図である。 図1のiv−iv断面図である。 図1のv−v断面図である。 第1実施形態のファスニングテープの説明図である。 第1実施形態のファスニングテープの伸縮状態の説明図である。 第2実施形態のファスニングテープの説明図である。 第3実施形態のファスニングテープの説明図である。 第2実施形態のファスニングテープの説明図である。 使い捨ておむつを装着した斜視図である。
<使い捨ておむつ>
本発明のクロス止めに優れる難伸縮領域が形成されたファスニングテープを備えた使い捨ておむつについて添付図面を参照しながら説明する。本明細書においては、「前後方向」とは腹側と背側を結ぶ方向をいい、「幅方向」とは前後方向と直交する方向をいい、「上下方向」とは使い捨ておむつの装着状態において胴回り方向と直交する方向をいい、「内面」とはそれぞれの部材の身体側面をいい、「外面」とは反身体側面をいうものとする。
図1,2に示すように、使い捨ておむつ100は、身体側の液透過性のトップシート1と、反身体側の液不透過性のバックシート2と、トップシート1とバックシート2の間に設けられた吸収体3から構成されている。また、バックシート2の外面には、外装シート20が設けられている。
吸収体3の幅方向の外側には、排泄物の外部への漏れを防止するために脚周り用の立体ギャザー30がそれぞれ設けられ、立体ギャザー30の基部の外側には、所定の間隔を隔てて排泄物の外部への漏れを防止する脚周り用の平面ギャザー40がそれぞれ設けられている。
吸収体3の前後方向の背側には、排泄物の外部への漏れを防止する背側用の立体ギャザー50が設けられ、立体ギャザー50の基部には、排泄物の外部への漏れを防止する背側用の平面ギャザー60が設けられている。
吸収体3の前後方向の外側には、吸収体3が延在しないエンドフラップ部EFがそれぞれ設けられ、吸収体3の幅方向の外側には、吸収体3が延在しないサイドフラップ部SFがそれぞれ設けられている。
サイドフラップ部SFの背側には、外側に向かって延在するファスニングテープ70がそれぞれ設けられ、外装シート20の外面の腹側には、装着者に使い捨ておむつ100を装着する場合にファスニングテープ70を係止するターゲットシート90が設けられている。
(トップシート)
トップシート1は、吸収体3の外周縁よりも外側に延在しており、その延在した部位は、ホットメルト等の接着剤を介してバックシート2の内面に固定されている。
トップシート1としては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。また、不織布の加工方法としては、スパンレース法、スパンボンド法、SMS法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等の公知の方法を用いることができる。トップシート1に用いる不織布の繊維目付けは15〜30g/m2が好ましく、厚みは0.05〜1mmが好ましい。
(バックシート)
バックシート2は、吸収体3の外周縁よりも外側に延在しており、吸収体3に吸収された排泄物の外部への移動を遮断するものである。
バックシート2としては、ポリエチレンフィルム等のプラスチックフィルムの他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。バックシート2の単位面積あたりの重量は13〜40g/m2が好ましく、厚みは0.01〜0.1mmが好ましい。
(吸収体)
吸収体3としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固定等してなるものを用いることができる。吸収体3におけるパルプ目付けは100〜500g/m2、厚みは1〜15mmが好ましい。また、高吸水性樹脂の目付けは0〜300g/m2が好ましく、高吸水性樹脂含有率が少な過ぎると、十分な吸収能を与えることができず、多過ぎるとパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、ヨレや割れ等が発生し易くなる。
吸収体3は、一層構造に形成しているが、身体側の上層吸収体と反身体側の下層吸収体の二層構造に形成することもできる。また、平面視において吸収体3は砂時計形状に形成しているが、長方形状等に形成することもでき、高吸収性ポリマーの脱落を防止するために、液透過性のクレープ紙によって吸収体3を包装することもできる。
(外装シート)
外装シート20は、バックシート2を覆って使い捨ておむつ100の外面を布のような外観、肌触りとするものである。外装シート20としては、不織布で形成するのが好ましい。素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができ、加工法は、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、ニードルパンチ法等を用いて製作することができる。但し、肌触り及び強度を両立できる点でスパンボンド不織布やSMS不織布、SMMS不織布等の長繊維不織布が好ましい。
不織布は一枚で使用する他、複数枚を重ねて使用することもでき、複数枚を重ねて使用する場合は、不織布相互をホットメルト等の接着剤を介して固定するのが好ましい。また、不織布を用いる場合は、その繊維目付けは10〜50g/m2、特に15〜30g/m2が好ましい。
(脚周り用の立体ギャザー)
図3,4に示すように、脚周り用の立体ギャザー30を形成するギャザーシート31の基部31Aは、トップシート1の内面の幅方向の外側部とバックシート2の内面の幅方向の外側部に前後方向に亘って固定されている。また、ギャザーシート31の起立部31Bの前後方向の両端部は、トップシート1の内面の幅方向の外側部と立体ギャザー50を形成するギャザーシート51の内面の幅方向の外側部に固定され、ギャザーシート31の起立部31Bの前後方向の中間部は、トップシート1の内面とギャザーシート51の内面には固定されておらず離間している。また、起立部31Bには、幅方向に所定の間隔を隔てて前後方向に延在する複数の細長状の弾性伸縮部材32が所定の伸長状態で設けられている。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着した場合には、弾性伸縮部材32の収縮力によって起立部31Bを装着者の股間部に向かって起立させて、起立部31Bの先端部を装着者の股間部に押接させ排泄物の外部への漏れを防止することができる。
ギャザーシート31としては、スパンボンド不織布等の不織布の他、バックシート2に用いられるものと同様のプラスチックフィルム、又はこれらの積層シートを用いることができるが、肌への感触性の点で、撥水処理を施した不織布が好ましい。
弾性伸縮部材32としては、糸状、紐状、帯状等に形成された天然ゴム又は合成ゴム、具体的にはスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。また、弾性伸縮部材32の太さは500〜1500dtex程度、特に800〜1300dtex程度(天然ゴムの場合0.1〜3mm程度、特に0.5〜3mm程度)が好ましく、また取り付け時の伸長率は150〜250%程度、特に160〜200%程度が好ましい。なお、図1の右斜め上がりの斜線はギャザーシート31の固定箇所を示し、左斜め上がりの斜線はギャザーシート51の固定箇所を示し、図3〜5のドッドは、ホットメルト接着剤等により固定させた部位を示している。
(脚周り用の平面ギャザー)
平面ギャザー40は、サイドフラップ部SFにおけるギャザーシート31の基部31Aに対向する部位に設けられている。サイドフラップ部SFを形成するバックシート2と外装シート12の幅方向の外側部には、幅方向に所定の間隔を隔てて前後方向に延在する細長状の弾性伸縮部材41が所定の伸長状態で設けられている。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着した場合には、弾性伸縮部材41の収縮力によって平面ギャザー40が装着者の脚部に押接させ排泄物の外部への漏れを防止することができる。
弾性伸縮部材41としては、糸状、紐状、帯状等に形成された天然ゴム又は合成ゴム、具体的にはスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。また、弾性伸縮部材41の間隔は2〜15mm程度、特に3〜7mm程度が好ましい。さらに、弾性伸縮部材41の太さは500〜1500dtex程度、特に800〜1300dtex程度(天然ゴムの場合0.1〜3mm程度、特に0.5〜3mm程度)が好ましく、また取り付け時の伸長率は150〜250%程度、特に160〜200%程度が好ましい。
(背側用の立体ギャザー)
図5に示すように、背側用の立体ギャザー50を形成するギャザーシート51の基部51Aは、トップシート1の内面の背側部の幅方向に中間部に固定されている。また、ギャザーシート51の起立部51Bの内面の幅方向の両側部は、トップシート1の内面と対向するギャザーシート31の外面に固定され、ギャザーシート51の起立部51Bの幅方向の中間部には、前後方向に所定の間隔を隔てて幅方向に延在する複数の細長状の弾性伸縮部材52が所定の伸長状態で設けられている。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着した場合には、弾性伸縮部材52の収縮力によって起立部51Bを装着者の背中に向かって起立させて、起立部51Bの先端部を装着者の背中に押接させ排泄物の外部への漏れを防止することができる。
ギャザーシート51は、ギャザーシート31と同様にスパンボンド不織布等の不織布の他、バックシート2に用いられるものと同様のプラスチックフィルム、又はこれらの積層シートを用いることができるが、肌への感触性の点で、撥水処理を施した不織布が好ましい。
弾性伸縮部材52としては、弾性伸縮部材32と同様に糸状、紐状、帯状等に形成された天然ゴム又は合成ゴム、具体的にはスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。また、弾性伸縮部材32の太さは500〜1500dtex程度、特に800〜1300dtex程度(天然ゴムの場合0.1〜3mm程度、特に0.5〜3mm程度)が好ましく、また取り付け時の伸長率は150〜250%程度、特に160〜200%程度が好ましい。
(背側用の平面ギャザー)
平面ギャザー60は、エンドフラップ部EFにおけるギャザーシート51の基部51Aに対向する部位に設けられている。ギャザーシート51の基部51Aには、前後方向に所定の間隔を隔てて幅方向に延在する細長状の弾性伸縮部材61が所定の伸長状態で設けられている。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着した場合には、弾性伸縮部材61の収縮力によって平面ギャザー60が装着者の背中に押接させ排泄物の外部への漏れを防止することができる。
弾性伸縮部材61としては、弾性伸縮部材41と同様に糸状、紐状、帯状等に形成された天然ゴム又は合成ゴム、具体的にはスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。また、弾性伸縮部材41の間隔は2〜15mm程度、特に3〜7mm程度が好ましい。さらに、弾性伸縮部材41の太さは500〜1500dtex程度、特に800〜1300dtex程度(天然ゴムの場合0.1〜3mm程度、特に0.5〜3mm程度)が好ましく、また取り付け時の伸長率は150〜250%程度、特に160〜200%程度が好ましい。なお、弾性伸縮部材61は、ギャザーシート51の基部51Aに設けているが、ギャザーシート51の前後方向の背側に別途シートを設けて弾性伸縮部材61を設けることもできる。
(ファスニングテープ)
図1〜3に示すように、サイドフラップ部SFの背側部には、それぞれ外側に向かって延在するファスニングテープ70が設けられている。ファスニングテープ70は、基材シート71と、基材シート71の先端部の内面に設けられた係止部72から形成されている。基材シート71の基部73は、外装シート20とギャザーシート31の幅方向の外側部の間に固定され、基材シート71の本体部74の前後方向の中間部には、ミシン目等からなる切断部75が形成されている。
基材シート71は、内側に位置する内側基材シート71Aと、外側に位置する外側基材シート71Bと、これらの内側基材シート71Aと外側基材シート71Bの間に前後方向に所定の間隔を隔てて幅方向に延在する複数の細長状の弾性伸縮部材77が所定の伸長状態で設けている。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着した場合には、弾性伸縮部材77の収縮力によって装着者に使い捨ておむつ100を密着して装着することができる。
内側基材シート71Aと外側基材シート71Bの素材は、不織布が好ましく、不織布としては公知のものを特に限定無く用いることができる。不織布を構成する繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。また、不織布の製造方法としては、スパンレース法、スパンボンド法、SMS法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等の公知の方法を用いることができる。特にオレフィン系繊維を用いたスパンボンド不織布、SMS不織布が好ましい。使用する不織布の坪量は適宜定めることができるが、本体部5bにおける不織布の総坪量が20〜75g/m2、特に26〜46g/m2であり、固定部5f及び先端部5pにおける不織布の総坪量がそれぞれ35〜130g/m2、特に46〜116g/m2であると好ましい。この範囲内であれば、外装シート20とギャザーシート31の間に固定される基部73における強度や剛性を確保でき、且つ本体部74の柔軟性や伸縮性の確保をすることができる。
係止部72としては、メカニカルファスナーのフック材が好ましい。フック材は、多数の係合突起を有する。係合突起の形状としては、(A)レ字状、(B)J字状、(C)マッシュルーム状、(D)T字状、(E)ダブルJ字状(J字状のものを背合わせに結合した形状のもの)等が存在するが、いずれの形状であっても良い。また、フック材に替えて粘着剤層を用いることもできる。
本体部74の先端部76の幅方向の長さは、本体部74の長さの50〜90%に形成するのが好ましい。これにより、上側ファスニングテープ70Aと下側ファスニングテープ70Bを傾斜させて引伸ばす方向、上側ファスニングテープ70Aと下側ファスニングテープ70Bの係止部74をターゲットシート90に係合するそれぞれの位置の自由度を高くすることができる。
弾性伸縮部材77は、糸状、紐状、帯状等に形成された天然ゴム又は合成ゴム、具体的にはスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。また、弾性伸縮部材77の太さは、300〜3000dtex程度、特に400〜1300dtex程度、さらにいうならば900〜1300dtex程度とするのが好ましく、また取り付け時の伸長率は150〜500%程度、特に200〜400%程度、さらにいうならば300〜400%程度とするのが好ましい。
<第1実施形態のファスニングテープ>
次に、図6に示す第1実施形態のファスニングテープ70について説明する。図6(a)は、内面平面図であり、図6(b)は、A−A断面図である。なお、図6,7のドットは弾性伸縮部材77の固定箇所を示している。
第1実施形態のファスニングテープ70は、ファスニングテープ70の内側基材シート71Aと外側基材シート71Bの間に設けられた弾性伸縮部材77における幅方向に伸長する場合に大きな伸長力を要する部位である難伸縮領域Sを、平面視において略三角形形状に形成している。略三角形形状の難伸縮領域Sの一辺を基部73と本体部74の境界線(請求項における「底辺」)80上に位置させ、略三角形形状の難伸縮領域Sの頂部83を本体部74の切断部75上であって、且つ先端部76を除いた本体部74の幅方向の外側部に偏倚した部位に位置させている。なお、頂部83より外側の先端部76を除いた本体部74には、弾性伸縮部材77が設けられている。
難伸縮領域Sは、前後方向に延在する境界線80と、境界線80の前後方向の背側端部から幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって傾斜する境界線(請求項における「一側の斜辺」)81と、境界線80の前後方向の腹側端部から幅方向の外側に向かうほど背側に向かって傾斜する境界線(請求項における「他側の斜辺」)82のよって区画され、難伸縮領域S内に設けられた弾性伸縮部材77は、幅方向に所定の間隔を隔てて前後方向に延在するホットメルト等の接着剤84を介して内側基材シート71Aと外側基材シート71Bに固定されている。なお、接着剤84の前後方向の長さは、境界線80から頂部83に向かうに従って短く形成され、それぞれの接着剤84は、切断部76上では離間して設けられている。一方、難伸縮領域S外に延在する弾性伸縮部材77は、幅方向に所定の間隔を隔てて前後方向に延在するホットメルト等の接着剤84Aを介して内側基材シート71Aと外側基材シート71Bに固定され、弾性伸縮部材77の前後方向に隣接する弾性伸縮部材77は、ホットメルト等の接着剤84Aにより内側基材シート71Aと外側基材シート71Bに固定されておらず難伸縮領域Sに向かって収縮している。なお、図6(a)は、難伸縮領域S外に延在する弾性伸縮部材77の収縮前の状態を示している。
これにより、図7に示すように、図7(a)の初期状態から幅方向に伸長力を加えた場合は、図7(b)に示すように、難伸縮領域S内に位置する弾性伸縮部材77は幅方向に略伸長せず、先端部76を除いた本体部74における難伸縮領域Sの頂部83よりも外側に位置する弾性伸縮部材77が幅方向に伸長する。次に、図7(b)の中間状態から幅方向に大きな伸長力を加えた場合には、図7(c)に示すように、難伸縮領域S内に位置する弾性伸縮部材77が幅方向に伸長するので、装着者に使い捨ておむつ100を装着する場合に、ファスニングテープ70が幅方向に伸びしろを持った状態でターゲットシート90に係止することができ、装着者に使い捨ておむつ100をフィットさせて装着して排泄物の外部への漏れ出しを防止することができる。また、装着者の姿勢の変化に伴う腹部の変化が生じた場合にもファァスニングテープ70が幅方向に伸縮して腹部の変化に使い捨ておむつ100を容易に追従させることができる。
また、難伸縮領域S内に位置する弾性伸縮部材77を幅方向に伸長させる伸長力を難伸縮領域S内に位置しない弾性伸縮部材77を幅方向に伸長させる伸長力よりも200〜300%大きく設定するのが好適である。これにより、装着者がファスニングテープ70に伸びしろを持った状態でターゲットシート90への係止を効率よく行うことができる。
境界線81と幅方向に延在する切断部75のなす交差角度θ1は40〜60度に形成するのが好ましく、境界線82と幅方向に延在する切断部75のなす交差角度θ2も40〜60度に形成するのが好ましい。これにより、図11に示すクロス止め、すなわち基材シート71の本体部74に形成された切断部75を切断してファスニングテープ70を上側ファスニングテープ70Aと下側ファスニングテープ70Bに分離して、上側ファスニングテープ70Aを基部73から腹側に向かうほど下側に向かって傾斜させて伸長させ、下側ファスニングテープ70Bを基部71から腹側に向かうほど上側に向かって傾斜させて伸長させて、上側ファスニングテープ70Aと下側ファスニングテープ70Bをクロスさせてターゲットシート90に係合させて装着者に使い捨ておむつ100をよりフィットさせて装着して排泄物の外部への漏れ出しを防止することができる。
<第2実施形態のファスニングテープ>
次に、図8に示す第2実施形態のファスニングテープ70について説明する。図8(a)は、内面平面図であり、図8(b)は、A−A断面図である。なお、第1実施形態のファスニングテープ70と同一部材には、同一符号を付して説明を省略し、図8のドットは弾性伸縮部材77の固定箇所を示している。
第2実施形態のファスニングテープ70は、ファスニングテープ70の内側基材シート71Aと外側基材シート71Bの間に設けられた弾性伸縮部材77における幅方向に伸長する場合に大きな伸長力を要する部位である難伸縮領域Sを、平面視において略三角形形状に形成している。略三角形形状の難伸縮領域Sの一辺を基部73と本体部74の境界線80上に位置させ、三角形の頂部83を本体部74の切断部75上であって、且つ先端部76を除いた本体部74の幅方向の略中間部に位置させている。
難伸縮領域Sは、前後方向に延在する境界線80と、境界線80の前後方向の背側部から幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって傾斜する境界線81と、境界線80の前後方向の腹側部から幅方向の外側に向かうほど背側に向かって傾斜する境界線82のよって区画され、難伸縮領域S内に設けられた弾性伸縮部材77は、幅方向に所定の間隔を隔てて前後方向に延長するホットメルト等の接着剤84を介して内側基材シート71Aと外側基材シート71Bに固定されている。なお、接着剤84の前後方向の長さは、境界線80から頂部83に向かうに従って短く形成され、それぞれの接着剤84は、切断部76上では離間して設けられている。
境界線81と幅方向に延在する切断部75のなす交差角度θ1は40〜60度に形成するのが好ましく、境界線82と幅方向に延在する切断部75のなす交差角度θ2も40〜60度に形成するのが好ましい。
これにより、図11に示す上側ファスニングテープ70Aと下側ファスニングテープ70Bをクロスさせてターゲットシート90に係合させて装着者に使い捨ておむつ100をさらにフィットさせて装着して排泄物の外部への漏れ出しを防止することができる。
<第3実施形態のファスニングテープ>
次に、図9に示す第3実施形態のファスニングテープ70について説明する。図9(a)は、内面平面図であり、図9(b)は、A−A断面図である。なお、第1実施形態のファスニングテープ70と同一部材には、同一符号を付して説明を省略し、図9のドットは基材シート86の固定箇所を示している。
第3実施形態のファスニングテープ70は、基材シート71の内側基材シート71Aと弾性伸縮部材77の間にホットメルト等の接着剤89を介して基材シート86を固定している。なお、基材シート71の71Bと弾性伸縮部材77の間に基材シート86を設けることもできる。
基材シート86は、平面視において基材シート71の基部73に対向する基部88Aと略三角形形状の本体部88Bから形成されている。基材シート86の基部88Aは、基材シート71の基部73と共に外装シート20とギャザーシート31の幅方向の外側部の間に固定され、略三角形形状の本体部88Bの一辺を基材シート71の基部73と本体部74の境界線80上に位置させ、略三角形形状の本体部88Bの頂部88Cを基材シート71の本体部74の切断部75上であって、且つ先端部76を除いた本体部74の幅方向の外側部に偏倚した部位に位置させている。なお、頂部88Cよりも外側の先端部76を除いた本体部74には、弾性伸縮部材77が設けられている。
基材シート86は、内側基材シート86Aと、外側基材シート86Bと、内側基材シート86Aと外側基材シート86Bの間に前後方向に所定の間隔を隔てて幅方向に延在する細長状の弾性伸縮部材87から形成されており、基材シート86の本体部88Bが上述した難伸縮領域Sを形成する。また、本体部88Bの前後方向の中間部には、ミシン目等からなる切断部88Dが形成されている。
これにより、基材シート86の本体部88Bが設けられた部位は、幅方向に伸長する場合に大きな伸長力を要するので装着者に使い捨ておむつ100を装着する場合には、ファスニングテープ70が幅方向に伸びしろを有した状態でターゲットシート90に係止することができ、装着者に使い捨ておむつ100をフィットさせて装着して排泄物の外部への漏れ出しを防止することができる。また、装着者の姿勢の変化に伴う腹部の変化が生じた場合にもファァスニングテープ70が幅方向に伸縮して腹部の変化に使い捨ておむつ100を容易に追従させることができる。
境界線81と幅方向に延在する切断部75のなす交差角度θ1は40〜60度に形成するのが好ましく、境界線82と幅方向に延在する切断部75のなす交差角度θ2も40〜60度に形成するのが好ましい。これにより、図11に示すクロス止め、すなわち基材シート71の本体部74に形成された切断部75と基材シート86の本体部88Bに形成された切断部88Dを切断してファスニングテープ70を上側ファスニングテープ70Aと下側ファスニングテープ70Bに分離して、上側ファスニングテープ70Aを基部73から腹側に向かうほど下側に向かって傾斜させて伸長させ、下側ファスニングテープ70Bを基部71から腹側に向かうほど上側に向かって傾斜させて伸長させて、上側ファスニングテープ70Aと下側ファスニングテープ70Bをクロスさせてターゲットシート90に係合させて装着者に使い捨ておむつ100をよりフィットさせて装着して排泄物の外部への漏れ出しを防止することができる。
<第4実施形態のファスニングテープ>
次に、図10に示す第4実施形態のファスニングテープ70について説明する。図10(a)は、内面平面図であり、図10(b)は、A−A断面図である。なお、第1実施形態のファスニングテープ70と同一部材には、同一符号を付して説明を省略し、図10のドットは弾性伸縮部材77の固定箇所を示している。
第4実施形態のファスニングテープ70は、切断部75に替えて基材シート71を前後方向に分離する切込み部78を設け、予めファスニングテープ70を上側ファスニングテープ70Aと下側ファスニングテープ70Bに分離して形成している。
ファスニングテープ70の前後方向に分離された内側基材シート71Aと外側基材シート71Bの間に設けられた弾性伸縮部材77における幅方向に伸長する場合に大きな伸長力を要する部位である難伸縮領域S1,S2は、平面視においてそれぞれ略直角三角形形状に形成され、難伸縮領域Sの全体としては、平面視において略三角形形状に形成されている。略三角形形状の難伸縮領域Sの一辺を基部73と本体部74の境界線80上に位置させ、三角形の頂部83を本体部74の切断部75上であって、且つ先端部76を除いた本体部74の幅方向の略中間部に位置させている。
難伸縮領域Sは、前後方向に延在する境界線80と、境界線80の前後方向の背側部から幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって傾斜する境界線81と、境界線80の前後方向の腹側部から幅方向の外側に向かうほど背側に向かって傾斜する境界線82のよって区画され、難伸縮領域S内に設けられた弾性伸縮部材77は、幅方向に所定の間隔を隔てて前後方向に延長するホットメルト等の接着剤84を介して内側基材シート71Aと外側基材シート71Bに固定されている。
境界線81と幅方向に延在する切込み部78のなす交差角度θ1は40〜60度に形成するのが好ましく、境界線82と幅方向に延在する切込み部78のなす交差角度θ2も40〜60度に形成するのが好ましい。
これにより、図11に示す上側ファスニングテープ70Aと下側ファスニングテープ70Bをクロスさせてターゲットシート90に係合させて装着者に使い捨ておむつ100を装着する場合に、切断部75を切断する手間を省略でき、迅速に装着者に使い捨ておむつ100を装着することができる。
(ターゲットシート)
ターゲットシート90としては、ループ糸が表面に多数設けられたプラスチックフィルムや不織布等が好ましい。これにより、装着者に使い捨ておむつ100を装着する場合には、ファスニングテープ70の係止部72をターゲットシート90に効率よく係止することができる。
本発明は、テープタイプ使い捨ておむつに利用できるものである。
1 トップシート
2 バックシート
3 吸収体
20 外装シート
70 ファスニングテープ
74 本体部
75 切断部
77 弾性伸縮部材
78 切込み部
80 境界線(底辺)
81 境界線(一側の斜辺)
82 境界線(他側の斜辺)
83 頂部
S 難伸縮領域
θ1 交差角度
θ2 交差角度

Claims (5)

  1. 身体側に設けられた液透過性のトップシートと、反身体側に設けられた液不透過性のバックシートと、前記トップシートとバックシートの間に設けられた排泄物を吸収する吸収体と、前記バックシートの反身体側に設けられた外装シートを備えた使い捨ておむつにおいて、
    前記外装シートの背側部に、それぞれ幅方向に延出するファスニングテープを設け、前記ファスニングテープの本体部の前後方向の中央部に、前記ファスニングテープの本体部の幅方向の全体に延在する切断部又は切込み部を設け、前記本体部に設けられた弾性伸縮部材の幅方向の内側部に、前記弾性伸縮部材の他の部位よりも大きな伸長力で伸長する難伸縮領域を設け、平面視において前記難伸縮領域を三角形形状に形成し、前記三角形形状の底辺を本体部の内側端部に前後方向に沿って設け、前記三角形形状の頂部を、前記切断部又は切込み部に位置させたことを特徴する使い捨ておむつ。
  2. 平面視において前記三角形形状の一側の斜辺を、前記本体部の内側端部の背側端部から幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって傾斜させ、前記三角形形状の他側の斜辺を、前記本体部の内側端部の腹側端部から幅方向の外側に向かうほど背中側に向かって傾斜させた請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 平面視において前記三角形形状の一側の斜辺を、前記本体部の内側端部の背側部から幅方向の外側に向かうほど腹側に向かって傾斜させ、前記三角形形状の他側の斜辺を、前記本体部の内側端部の腹側部から幅方向の外側に向かうほど背中側に向かって傾斜させた請求項1記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記切断部又は切込み部と前記三角形形状の一側の斜辺の交差角度を40〜60度に設け、前記切断部又は切込み部と前記三角形形状の他側の斜辺の交差角度を40〜60度に設けた請求項1〜3のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記難伸縮領域内に位置する弾性伸縮部材の部位を幅方向に伸長させる伸長力が、前記難伸縮領域内に位置しない弾性伸縮部材の部位を幅方向に伸長させる伸長力よりも200〜300%大きい請求項1〜3のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
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