JPH10226907A - スキ−ジャンプ競技用ス−ツ - Google Patents

スキ−ジャンプ競技用ス−ツ

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JPH10226907A
JPH10226907A JP9042907A JP4290797A JPH10226907A JP H10226907 A JPH10226907 A JP H10226907A JP 9042907 A JP9042907 A JP 9042907A JP 4290797 A JP4290797 A JP 4290797A JP H10226907 A JPH10226907 A JP H10226907A
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JP
Japan
Prior art keywords
suit
knitted fabric
layer
knitting structure
fabric
Prior art date
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Pending
Application number
JP9042907A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Fujimoto
昌則 藤本
Shunsaku Oji
駿作 蔭地
Yoshihiko Itagaki
良彦 板垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Descente Ltd
Original Assignee
Descente Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Descente Ltd filed Critical Descente Ltd
Priority to JP9042907A priority Critical patent/JPH10226907A/ja
Publication of JPH10226907A publication Critical patent/JPH10226907A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度環境を良好に保持し、身体を安全に保護
すると共に、競技者の運動機能を確保し、また着用安定
性をもったスキージャンプ競技用スーツを提供する。 【構成】 スキーのジャンプ競技に着用するワンピース
形またはフード付きワンピース形のスーツを構成する布
帛層構造を構成する芯材として、ポリエステルまたはナ
イロン等の可撓性合成樹脂からなり、単繊維または複数
繊維からなる比較的コシのある渡り糸46によって表側
編組織41と裏側編組織間42を離間するように架橋状
に渡り編成した構造になる三層立体編布4を用いること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキーのジャンプ
競技に着用するスキージャンプ競技用スーツに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】スキーのジャンプ競技では、競技の性質
上その競技に着用するスーツに対して、競技者の温度環
境を良好に保持するための防寒、競技者の安全環境を図
るための身体保護、競技者の運動機能を阻害しないため
の運動機能確保、及び飛翔力を損なわないための着用安
定性等、他のスポーツ用衣服にみられない多種の機能が
要求される。
【0003】またこの種のスキージャンプ競技用スーツ
は、スーツを構成する布帛の通気量が飛翔距離に影響を
与えることから厳密に規制されている。こうした多種の
機能及び規制のため、従来のスーツでは衝撃吸収用の芯
材としてウレタン樹脂や合成ゴム等の発泡体やシリコン
樹脂のゲル等を使用したものが主流となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の芯材で
は、スーツを構成する際、縫着や接着が困難であるだけ
でなく、通気性に乏しく発汗時に蓄熱して不快である。
またゲル状の樹脂は重く、また表面がべたつくため、感
触が悪く、そのままでは使い難いといった欠点を有し、
運動機能性や重量などにおいて、多くの解決しなければ
ならない問題を有していた。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、競技者の温度環境を良好に保持し、身体を安全に
保護すると共に、競技者の運動機能を確保し、また着用
安定性をもった新規構造のスキージャンプ競技用スーツ
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスキージャ
ンプ競技用スーツは、スキーのジャンプ競技に着用する
ワンピース形またはフード付きワンピース形のスーツに
おいて、該スーツを構成する少なくとも前または後身頃
部の布帛層構造を構成する芯材として、ポリエステルま
たはナイロン等の可撓性を有する合成樹脂製の単繊維糸
または複数繊維糸によって表側編組織と裏側編組織間を
離間するように架橋状に渡り編成した構造になる三層立
体編布を用いたことを要旨とするものである。
【0007】また、この発明で言う上記「三層立体編
布」とは、布帛面を積層する方向に明確に糸を異にする
相交錯しない布帛層が存在し、この布帛層間をそれぞれ
の布帛層の糸と絡み合う第三の糸によって渡り編成して
離間保持させた編成布である。
【0008】上記三層立体編布は、ダブルラッセル編み
機によりコシのある単繊維または複数繊維を、表側編組
織と裏側編組織間に比較的長くなるように架橋状に編み
込んだ構造になっており、該表側編組織または裏側編組
織、或は表側編組織と裏側編組織は、伸縮可撓性を有す
る編布として構成され、メリヤス編み、アフガン編み、
ガーター編み、プレーン・アフガン編み等の各種密目編
み状だけでなく、格子、ハニカム等の網目編み状に編成
することもできる。
【0009】スーツの布帛に使用する芯材を、従来のポ
リウレタンフォームに代えて上記三層立体編布にするこ
とにより、ポリウレタンフォームと同様の張りのあるス
ーツを構成することができる。しかも、該三層立体編布
がポリウレタンフォームと比較して軽量であり、且つ面
方向の可撓性に優れているため、着用者の運動機能性を
阻害することがなく、選手の能力を充分に発揮させるこ
とが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスキージャン
プ競技用スーツの実施形態について、図1乃至図3に従
って説明する。図1は、スキージャンプ競技用スーツの
前身頃、後身頃、袖及びパンツ部を構成する布帛生地1
の一部切欠した斜視図、図2はその拡大した断面図であ
る。
【0011】該布帛生地1は、表側から表生地2、通気
量調整シート3、三層立体編布4、及び裏生地5からな
る層状をもって構成されている。通気量調整シート3
は、ポリウレタンシート等の非通気性シート材31の面
に、布帛生地1全体からみて規定された通気量を確保す
るように多数の通気孔32,32…を配設したものであ
る。
【0012】また上記三層立体編布4は、図3にその一
例を示すように、ダブルラッセル編み機により編成する
ことができるもので、表側編組織41と裏側編組織42
を、それぞれ別糸43,44で布帛面方向に相交錯しな
い状態で編成すると同時に、表側編組織41と裏側編組
織42の布帛層間に間隙層45を構成するように、該表
側編組織41と裏側編組織42の糸43,44とそれぞ
れ絡み合う比較的強いコシを有する単繊維または複数繊
維からなる第三の糸46によって比較的長い架橋状態に
渡り編成し、表側編組織41と裏側編組織42を該間隙
層45を介して離間保持させた編成布である。
【0013】表側編組織41と裏側編組織42は、メリ
ヤス編み目、アフガン編み目、ガーター編み目、プレー
ン・アフガン編み目状等の各種密目編み状の編組織、ま
たは、格子やハニカム等の網目編み状に編成されるもの
で、三層立体編布4は、表側編組織41と裏側編組織4
2が間隙層45を介して第三の糸46によって渡り編成
されているため、面方向に優れた伸縮可撓性を有すると
同時に、厚さ方向には耐圧縮性をもって所謂「張り」を
持つようになる。
【0014】また三層立体編布4は、表側編組織41と
裏側編組織42をコシのある第三の糸46によって架橋
状態に渡り編成して間隙層45を構成したものであるた
め、通気性が極めて良好であると共に、該間隙層45が
空気層となって該三層立体編布4の両面を覆ったときに
は、優れた保温層を構成するように作用する。
【0015】尚、上記布帛生地1の層構造の説明では、
表側から表生地2、通気量調整シート3、三層立体編布
4、及び裏生地5からなる層状をもつ構造について示し
たが、三層立体編布4と通気量調整シート3間に別布帛
を介在させることもでき、また必要がなければ、通気量
調整シート3を省くこともできることは言うまでもな
い。
【0016】
【実施例】図4(a),(b)及び(c)は、それぞれ
スキージャンプ競技用スーツに使用する三層立体編布4
の実施例を示すものである。(a)の三層立体編布4
は、表側編組織41と裏側編組織42をそれぞれ密目編
み目状の編組織によって構成したもの、(b)は、表側
編組織41をハニカム状網目編み目状の編組織、裏側編
組織42を密目編み状の編組織によって構成したもの、
また(c)の三層立体編布4は、表側編組織41と裏側
編組織42をそれぞれハニカム状網目編み状の編組織に
よって構成したものである。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るスキー
ジャンプ競技用スーツは、該スーツを構成する少なくと
も前または後身頃部の布帛層構造を構成する芯材とし
て、ポリエステルまたはナイロン等の可撓性合成樹から
なる単繊維または複数繊維のコシのある渡り糸によって
表側編組織と裏側編組織間を離間するように架橋状に渡
り編成した構造になる三層立体編布を用いたことにより
次のような特徴を有する。
【0018】(1) 三層立体編布の架橋部通気層の構
造により、良好な通気性が確保できるため、発汗による
高湿度環境を解消して快適に維持することができる。ま
た上記優れた通気性のため、スキージャンプ競技用スー
ツ内の部分的な熱や湿度の偏りをなくして蒸れ感を解消
または軽減することができる。
【0019】(2) また三層立体編布の架橋通気層に
よって着用者との実質的な接触布嵩が少ないため、汗や
結露、或は雨等によってスキージャンプ競技用スーツが
濡れた場合でも、濡れ感を少なくすることができる。
【0020】(3) 更に三層立体構造の架橋状の糸に
より優れた厚さ方向の衝撃吸収能を有し、打撲事故等か
ら着用者の身体をより安全に保護することができる。
【0021】(4) また三層立体編布が面方向の優れ
た可撓特性を有するため、着用者の運動性を阻害しない
スキージャンプ競技用スーツを構成することができる。
【0022】(5) 加えて、三層立体編布が繊維によ
って織成される布帛構造体であるため、スキージャンプ
競技用スーツを構成する際、通常の服飾縫製手段によっ
て容易に組み付けることができる。等の優れた特徴を有
するものであり、本発明実施後の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスキージャンプ競技用スーツを構
成する布帛生地の一部切欠した斜視図である。
【図2】同拡大した断面図である。
【図3】同スキージャンプ競技用スーツの芯材を構成す
る三層立体編布の断面図である。
【図4】(a),(b)及び(c)は、それぞれ三層立
体編布の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 布帛生地 2 表生地 3 通気量調整シート 31 非通気性シート材 32 通気孔 4 三層立体編布 41 表側編組織 42 裏側編組織 43,44,46 糸 45 間隙層 5 裏生地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D04B 21/14 D04B 21/14 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキーのジャンプ競技に着用するワンピ
    ース形またはフード付きワンピース形のスーツにおい
    て、該スーツを構成する少なくとも前または後身頃部の
    布帛層構造を構成する芯材として、ポリエステルまたは
    ナイロン等の可撓性を有する合成樹脂製の単繊維糸また
    は複数繊維糸によって表側編組織と裏側編組織間を離間
    するように架橋状に渡り編成した構造になる三層立体編
    布を用いたことを特徴とするスキージャンプ競技用スー
    ツ。
  2. 【請求項2】 前記三層立体編布の表側編組織または裏
    側編組織、或は表側編組織と裏側編組織が格子網目編状
    に編成されていることを特徴とする請求項1記載のスキ
    ージャンプ競技用スーツ。
JP9042907A 1997-02-10 1997-02-10 スキ−ジャンプ競技用ス−ツ Pending JPH10226907A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012229501A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Finetrack:Kk 衣類
US9314059B2 (en) 2012-06-27 2016-04-19 Finetrack Laminate of cloths, clothing, and bedding

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JPH071014U (ja) * 1992-12-23 1995-01-10 フィラ スポーツ ソチエタ ペル アチオーニ 特に競技用に使用される脛当て付スキースーツ

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