JP2001115326A - フリーサイズキャップ - Google Patents

フリーサイズキャップ

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JP2001115326A
JP2001115326A JP2000131557A JP2000131557A JP2001115326A JP 2001115326 A JP2001115326 A JP 2001115326A JP 2000131557 A JP2000131557 A JP 2000131557A JP 2000131557 A JP2000131557 A JP 2000131557A JP 2001115326 A JP2001115326 A JP 2001115326A
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sweat
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Byoung-Woo Cho
炳▲祐▼ 趙
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Yupoong Inc
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Yupoong Inc
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42BHATS; HEAD COVERINGS
    • A42B1/00Hats; Caps; Hoods
    • A42B1/22Hats; Caps; Hoods adjustable in size ; Form-fitting or self adjusting head coverings; Devices for reducing hat size
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A42HEADWEAR
    • A42CMANUFACTURING OR TRIMMING HEAD COVERINGS, e.g. HATS
    • A42C5/00Fittings or trimmings for hats, e.g. hat-bands
    • A42C5/02Sweat-bands

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  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Bedding Items (AREA)
  • Socks And Pantyhose (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 頭囲に差のある需要者も,一つの基準サイズ
の帽子で安定で楽に着用することができる,通気性及び
柔軟性に優れたフリーサイズキャップを提供すること。
また,前述した二重編の緯編成布で構成した帽子本体の
弾性回復率を補完し,伸縮性が良く,安定感のあるフリ
ーサイズキャップを提供すること。 【解決手段】 ポリエステル繊維65重量%と綿35重
量%の混紡糸から丸編機を使用して二重編の緯編成布を
作り,これから帽子本体Cを製造する。ラテックスカバ
ード糸を緯糸として使用し,ポリエステル繊維65重量
%と綿35重量%の混紡糸を経糸として使用して,細幅
織機で幅3cmの弾性織布を織成して汗取り帯Bを製造
する。公知の方法で帽子本体Cと汗取り帯Bと帽子ひさ
しAを部分的に縫着して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,フリーサイズキャ
ップに係り,特に帽子本体と汗取り帯とを弾性織布を用
いて構成することにより一つの基準サイズの帽子を異な
る頭囲の人が着用し得るようにしたフリーサイズキャッ
プに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,フリーサイズキャップとしては,
本出願人の韓国特許第92,219号とその対応外国特
許の一つである米国特許第5,715,540号に開示
されたものがある。これは帽子本体を,緯糸としてスパ
ンデックス糸のようなポリウレタンモノフィラメント糸
を使用し,経糸として通常の非伸縮糸を使用して織成し
た弾性織布6枚で構成し,汗取り帯も緯糸にポリウレタ
ンモノフィラメント糸を使用し,経糸に通常の非伸縮糸
を使用して織成した弾性織布で構成したものである。
【0003】しかし,この技術では,帽子本体の伸縮性
緯糸が非伸縮性経糸との結合(Binding)によ
り,その伸張率と弾性回復率が大きく低下してしまうた
め,一つのサイズの帽子で使用できる範囲は6.35c
m(約2.5インチ),つまり約6cmという制限があ
った。頭囲がスモールサイズ(54cm)で54cm〜
60cm,ミディアムサイズ(60cm)で60cm〜
66cm,ラージサイズ(66cm)では66cm〜7
2cmの人が使用できる。したがって,このフリーサイ
ズキャップでは頭囲54cm〜72cmの範囲内の人
が,これら3種の基準サイズの帽子の中から1種を選択
して使用しなければならないという制限があった。しか
も,この場合,帽子本体を構成している弾性織布の安定
伸張率は25%±2%であったので,比較的硬直であっ
て,帽子本体が頭に触れたときも触感がよくなかった。
【0004】また,汗取り帯の柔軟性と触感を十分なも
のにするためには伸張率(65%以上)と弾性回復率
(95%以上)を得ることが望ましいが,この帽子の場
合は,汗取り帯の伸縮性緯糸がポリウレタンモノフィラ
メント糸からなっているので,得られなかった。
【0005】また,この帽子の場合は,頭囲が54cm
〜72cmの人を対象としているが,その後,フリーサ
イズキャップの需要者の国際的趨勢を調査した結果,主
な需要者が45cm(生後満1年以上,主に10代以上
の青少年用)から69cmまでであることが分かった。
したがって,前述した従来のフリーサイズキャップでは
このような最近の需要に対応できないという問題があっ
た。
【0006】一方,米国特許第3,337,877号で
は,帽子本体の両側面と後面を,スポンジのような発泡
体の両面にトリコート経編成布を接着剤で接着したもの
で構成することで,この部分で帽子周囲方向に伸張され
るようにするとともに発泡体のクッションによる触感を
よくする方法が提案されている。
【0007】しかしながら,この場合には,トリコート
経編成布が接着剤により発泡体に接着されているため,
十分な伸張率を有し得ないばかりでなく,発泡体の伸張
率と弾性回復率に依存することになる。したがって,一
つの基準サイズ帽子でカバーできる範囲が非常に狭くな
り,その結果,多くの基準サイズの帽子を提供しなけれ
ばならないという問題があった。加えて,この帽子の額
部位には汗取り帯が設けられていないため,汗を迅速に
吸収して帽子本体の外部に発散することができず,額か
らの発汗が多い場合には,多量の汗が顔面に流れて不便
を与える問題があった。また,この帽子は,長時間着用
したり,たびたび使用する場合には,発泡体とトリコー
ト経編成布で構成された帽子本体の両側面及び後面の弾
性回復率が急に低下して,帽子が頭部に密着しなくなっ
てしまい,安定感を喪失するという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,このような
問題点に鑑みてなされたもので,その目的とするところ
は,頭囲に差のある需要者も,一つの基準サイズの帽子
で安定で楽に着用することができる,通気性及び柔軟性
に優れたフリーサイズキャップを提供することである。
【0009】また,本発明のほかの目的は,前述した二
重編の緯編成布で構成した帽子本体の弾性回復率を補完
し,伸縮性が良く,安定感のあるフリーサイズキャップ
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した課題を達成する
ために本発明は,伸張率が50%以上である二重編(d
ouble knit)の緯編成布で構成された帽子本
体と,緯糸に弾性糸,経糸に非伸縮糸を用いた伸張率6
5%以上,弾性回復率95%以上の弾性織布で構成され
た汗取り帯とを備え,前記帽子本体と前記汗取り帯とを
公知の方法で縫着して構成することを特徴とするフリー
サイズキャップである。
【0011】また,本発明は,前記帽子本体が両面カッ
トパイルの緯編成布であってもよく,ポリウレタンカバ
ード糸で編成した弾性織布であってもよい。
【0012】また,汗取り帯はラテックスカバード糸等
を緯糸として使用し,通常の非伸縮糸を経糸として使用
して織成した弾性織布で構成することで,一つの基準サ
イズの帽子で12cmの頭囲の差を有する人をカバーし
得る。これにより,頭囲45cmの乳児から頭囲69c
mの成人が2種のサイズの帽子,例えばスモール(S)
サイズ(45cm)及びミディアム(M)サイズ(57
cm)の2種で頭囲が45(乳児)〜69(成人)cm
である大部分の需要者を充足させることができる。従来
のように3種以上のサイズ(S,M,Lサイズ)のなか
で選択することに比べ便利になるばかりでなく,商品販
売業者も2種の基準サイズ帽子のみを取り扱うので,商
品の取扱,販売,取引又は保管が従来に比べて非常に便
利である効果も奏し得る。
【0013】帽子本体を柔軟性及び伸縮性の緩やかな二
重編の緯編成布で構成しているので,従来の剛直な材質
の弾性織布で構成されたものに比べ,頭部にぴったりと
合うように密着させて使用することができるので,安定
感と快適な着用感が得られる。特に,自分の頭形がその
まま帽子本体を通じて外部に現れるのを望む需要者には
非常に満足な効果を奏し得る。
【0014】従来の帽子本体は,通常4個以上の排気孔
を通じて,帽子本体の内部で発生した汗などの水分を発
散するようになっているが,本発明による帽子本体は,
無数の通気孔の形成されたループからなる二重編の緯編
成布から構成されているので,この無数の通気孔が帽子
本体の内部で発生した汗や汗取り帯に吸収された汗など
の水分を帽子本体の外部に迅速に発散させる役割を果た
している。したがって,前述した排気孔の形成に必要な
工程あるいは材料及び費用の負担を軽減して,製造原価
の低下を図ることができる。
【0015】本発明による帽子本体は伸張率が50%以
上であるので,従来の課題であった,伸縮性緯糸が非伸
縮性経糸と結合すると弾性織布の伸張率が急に低下する
という問題(この場合,伸張率は25%±2%にすぎな
い。)を解決することができる。
【0016】本発明による汗取り帯は,最大伸張率が6
5%であり,弾性回復率が95%以上である弾性織布で
構成され,帽子本体が12cm程度伸張したときにも,
約45%しか伸張しないので(12cm÷(3/5×4
5cm≒0.45)の場合),柔軟で楽な触感を与える
ばかりでなく,比較的大きくて多い通気孔が形成されて
いるので,汗の吸収量と吸収速度を大きく増大させ得る
効果がある。
【0017】特に,本発明による汗取り帯は,帽子本体
が保形成のほとんどない程度で柔軟な材質及び組織を有
する二重編の緯編成布で構成されているので,帽子本体
の全面にわたって最小限の保形成を表し得る芯地の役目
をも同時に果たし得る。
【0018】また,帽子本体が通常の非伸縮糸で編成し
た緯編成布で構成された場合は,弾性回復率が80%以
下に低下する問題があるが,弾性回復率95%以上の汗
取り帯を帽子本体に結合することにより,汗取り帯の高
弾性回復率で補完し得る効果がある。
【0019】本発明による帽子本体は,水平及び垂直の
両方向に伸縮性,弾性回復性及び柔軟性を得るため,ポ
リウレタンカバード糸で編成した二重編の緯編成布で構
成することもできる。この場合,垂直方向の伸張率は2
5%以上であり,水平方向の伸張率は60%以上であ
る。
【0020】通常の非伸縮糸で編成した緯編成布は,単
一編(single knit)の緯方向(緯糸方向)
伸張率は30%〜50%であり,この伸張率は緯編成布
をなしている緯方向に連続的に形成されたループ(lo
op)の伸縮作用により発現されるもので,原糸が通常
の非伸縮糸である場合は,垂直方向の伸縮性を得ること
ができない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下,図面に基づいて,本発明の
実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施の
形態によるフリーサイズキャップである。フリーサイズ
キャップは,帽子本体Cを緯方向伸張率50%以上であ
る二重編の緯編成布で構成されている。汗取り帯Bは,
緯糸としてラテックスカバード糸を用い,経糸として通
常の非伸縮糸を用いて織成した伸張率65%以上及び弾
性回復率95%以上の弾性織布で構成されている。帽子
本体Cと汗取り帯BおよびひさしAを公知の方法で部分
的に縫着して構成している。
【0022】本実施の形態による帽子本体Cは二重編の
緯編成布で構成されており,緯編成布の特徴である多数
の通気孔を有しているので,従来の帽子本体に形成され
た複数の排気孔(eyelet)を形成しなくても,汗
取り帯Bに吸収された多量の汗を,帽子本体Cを構成す
る編成布に無数に形成された通気孔を通じて帽子本体C
の外部に迅速に発散させることができる。
【0023】本実施の形態では,汗取り帯Bを構成する
弾性織布の緯糸として,ラテックスカバード糸を使用し
た。これは,従来のポリウレタンカバード糸に比べて伸
張率及び弾性回復率が数倍優れており,より柔軟な触感
を与え,織布の組織を多孔化して汗の吸収発散速度を向
上させることができる。のみならず,帽子本体Cが通常
の非伸縮糸で編成した緯編成布で構成され弾性回復率が
低くなる場合も,これを汗取り帯Bの高弾性回復率によ
り補完することができる。
【0024】一方,原糸にポリウレタンカバード糸を使
用する場合は,緯方向に60%以上の伸張率と経方向に
25%以上の伸張率があり,弾性回復率も非伸縮糸の場
合に比べて遥かに優れるので,帽子本体が使用者の頭部
にもっと安定に密着できるようになる。
【0025】また,本実施の形態による帽子本体Cは,
両面カットパイル(cut pile)の緯編成布で構
成することにより,保温性及び触感のよい冬季用帽子を
提供することもできる。
【0026】本実施の形態によるフリーサイズキャップ
の需要者の頭囲を45cmから69cmまでとし,帽子
の基準サイズtをスモールサイズ(45cm)とミディ
アムサイズ(57cm)と仮定する。帽子のひさしAの
両端部31,33を基準点として帽子本体Cの後面部の
円周長をrとし,ひさしの内周,つまり帽子本体の前面
部の円周長をfとし,3t/5≦r,t=r+fである
と仮定する。
【0027】この場合,帽子本体C及び汗取り帯Bのな
かで実際に伸張する部位はr部である。したがって,t
=45cmである場合,通常帽子本体のr部が伸張率5
0%に対して90%以下で伸張したときは,伸張後,弾
性回復による伸縮力が頭部に作用しても,不快感を与え
ないのみならず,安定に頭部に密着されることを多数回
の実験結果から確認できた。
【0028】したがって,r=45cm×3/5=27
cmとなり,この27cmが伸張率50%に対して90
%以下で伸張されたときは,27cm×0.5×0.9
=12.15cmとなる。
【0029】一方,帽子の基準サイズが57cmである
場合は,r=57cm×3/5=34.2cmとなり,
34.2cm×0.5×0.9=15.3cmとなる。
57cm+15cm=72cmであるから,この帽子は
頭囲72cmまで十分に使用することができる。
【0030】したがって,本発明の一実施の形態による
帽子本体Cを非伸縮糸からなった二重編の緯編成布で構
成した場合も,帽子の基準サイズとして45cmと57
cmの2種を提供し,頭囲が45cmから69cmに至
る大部分の需要者を充足させることができる。
【0031】さらに,汗取り帯Bの緯糸方向伸張率は6
5%以上であるので,当然前述した条件も充足させるこ
とができる。
【0032】つぎに,本発明の他の実施の形態による帽
子サイズ調節用具が設けられているフリーサイズキャッ
プについて,図2及び図3参照をしながら説明する。図
2は,帽子本体Cの後部下端側に横10cm×縦4cm
の切除部dを形成し,その一側端部41には,一定間隔
を置き多数の結合孔51が穿設された雌バンドeの一端
を縫着し,前記切除部dの他端部43には,前記結合孔
に対応する間隔を置き多数の結合突起53が突設された
雄バンドgの一端部を縫着して,公知の方法で概略的な
サイズ調節を行えるようにする。
【0033】この場合,隣接した結合孔又は結合突起間
の間隔に相当するサイズの調節は,帽子ひさしの端部3
1と切除部dの一端部41との間,及び帽子ひさしAの
他端部33と切除部dの他端部43との間の帽子本体C
及び汗取り帯B部位が自動に精密な調整の役に立つこと
になる。
【0034】例えば,図2のフリーサイズキャップの基
準サイズが57cmであり,この帽子の着用可能な頭囲
の範囲が+12cmであるとする。そのうちの6cm,
即ち57cm〜63cmの範囲でのサイズ調節は,結合
孔間の間隔が1cmで結合孔が7個である場合,この調
節用具で行うことができる。12cmのうちの残り6c
mは,端部31と切除部dの一端部41との間の部分
(34.2cm/2−10cm/2=12.1cm)
と,帽子ひさしAの他端部33と切除部dの他端部43
との間の部分(同様に,12.1cm)との合計が2
4.2cmであり,この部位が50%に対し90%伸張
されるとき,つまり24.2cm×0.5×0.9=1
0.89cmの範囲で伸張されることによりカバーされ
る。
【0035】結局,この場合にも57cmの基準サイズ
帽子をもってすれば,頭囲が12cmだけ大きい人(6
9cm)はもちろんのこと,頭囲が更に6cm大きい人
(73cm)までもカバーすることができる。そして,
1cm範囲内の頭囲の調節は,前述した精密で自動に行
える。
【0036】図3は,本発明の他の実施の形態による帽
子サイズ調節用具が設けられているフリーサイズキャッ
プである。切除部dの一端部41にはバックルiを取り
つけ,切除部dの他端部43には結合バンドhの一端を
縫着する。
【0037】まず,この結合バンドhで6cm範囲内の
サイズ調節を行う。残り6cmのサイズ調節は,図2の
場合と同様帽子本体Cのうち帽子ひさしAの端部31,
33と切除部dの端部41,43との間の部分で自動に
調節することができる。
【0038】また,図2及び図3に示したサイズ調節用
具を有するフリーサイズキャップの基準サイズを,例え
ば,前記のように57cmではなく,63cmとする場
合は,つぎのようにサイズを12cm範囲内で調節する
ことができる。
【0039】調節用具が結合されず開放された状態の基
準サイズを63cmとする場合は,調節用具でこれを6
cm範囲内で減らすことができ,12cmの残り6cm
は帽子本体Cのうち帽子ひさしAの端部31,33と切
除部dの端部41,43との間の部分で帽子本体Cと汗
取り帯Bの伸縮により自動に調整できる。
【0040】このように,需要者の趣向に応じて,調節
用具と帽子本体C及び汗取り帯Bの伸縮力を適宜調節し
て使用することができる。
【0041】次に,本発明による実施の形態について,
さらに詳しく説明する。 実施例1 図1に示すように,帽子本体にサイズ調節用具がないフ
リーサイズキャップにおいて,ポリエステル繊維65重
量%と綿35重量%の混紡糸から丸編機を使用して二重
編の緯編成布を作り,これから6枚のゴア(gore)
11〜21を裁断し,公知の方法により,これら6枚の
ゴアの縁部を裁縫糸で縫着して帽子本体Cを製造した。
緯編成布の緯方向伸張率は50%であった。
【0042】一方,70dのラテックスモノフィラメン
ト糸を芯糸とし,150dのポリエステルマルチフィラ
メント糸を被覆糸として作ったラテックスカバード糸を
緯糸として使用し,ポリエステル繊維65重量%と綿3
5重量%の混紡糸を経糸として使用して,細幅織機で幅
3cmの弾性織布を織成して汗取り帯Bを作った。緯方
向伸張率は65%,弾性回復率は95%であった。
【0043】帽子本体Cと汗取り帯Bの下端の全周長を
57cmとし,帽子ひさしの両端部31,33間の帽子
本体Cの両面及び後面の長さrが,r=3/5×57c
m=34.2cmであり,帽子ひさしAの両端部31,
33の内周縁部の長さfが22.8cmであるようにし
て,帽子本体Cの下縁部と汗取り帯Bの下縁部を縫着
し,再び帽子ひさしAの両端間の内周縁部と前述した帽
子本体Cと汗取り帯Bの下縁部を縫着して,本実施例の
フリーサイズキャップを製造した。
【0044】このように製造されたフリーサイズキャッ
プは,頭囲57cm〜69cmの範囲はもちろんのこ
と,72cmまでの大部分の成人が着用することができ
た。この場合は,夏季用帽子として適合した。
【0045】実施例2 実施例1において,ポリエステル65%と綿35%の混
紡糸で二重編の緯編成布を編成する代わりに,ウール3
0%とアクリル繊維70%の混紡糸で二重編の緯編成布
を編成し,フリーサイズキャップを製造した。この場合
は,冬季用又は寒冷地用の帽子として適合した。
【0046】実施例3 実施例1において,帽子本体を両面カットパイルの緯編
成布で製造し,フリーサイズキャップを製造した。この
帽子は,帽子本体の両面に短いカットパイルが無数に形
成されているので,触感が非常に柔らかいながら保温性
に優れて,冬季用又は寒冷地用として非常に適合した。
【0047】実施例4 実施例1において,帽子本体Cを構成している二重編の
緯編成布を,70dのスパンデックスモノフィラメント
糸を芯糸とし,150dのポリエステルマルチフィラメ
ント糸を被覆糸として使用して製造したスパンデックス
カバード糸から編成し,フリーサイズキャップを製造し
た。この場合,帽子本体の緯方向伸張率は60%であ
り。経方向伸張率は30%であり,弾性回復率は90%
であった。この帽子は,実施例1,2の帽子に比べ,帽
子本体Cが頭部に密着する効果がさらに増加した。
【0048】実施例5 図2に示すように,実施例1と同じ条件でフリーサイズ
キャップを製造し帽子本体の後面下側中央に形成された
切除部dに,雌バンドeと雄バンドgから構成されたサ
イズ調節用具を設けた。
【0049】帽子本体Cの後部下端側に,横10cm,
縦4cmの切除部dを形成し,その一端部41には,一
定間隔を置き多数の結合孔51が穿設された雌バンドe
の一端を縫着し切除部dの他端部43には,一定間隔を
置き多数の結合突起53が突設された雄バンドgの一端
部を縫着し,公知の方法にしたがって概略的なサイズ調
節を行った。
【0050】この場合,隣接した結合孔又は結合突起間
の間隔に相当するサイズの調節は,帽子ひさしの端部3
1,33と切除部dの端部41,43との間の帽子本体
C及び汗取り帯B部が自動で精密に行うことになる。
【0051】実施例6 実施例5において,切除部dに,雌バンドeと雄バンド
gの代わりに,図3に示すように,結合バンドhとバッ
クルiを設けてフリーサイズキャップを製造した。
【0052】以上,添付図面を参照しながら本発明にか
かるフリーサイズキャップの好適な実施形態について説
明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者で
あれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇
内において各種の変更例または修正例に想到し得ること
は明らかでありそれについても当然に本発明の技術的範
囲に属するものと了解される。
【0053】
【発明の効果】以上,詳細に説明したように本発明によ
れば,頭囲に差のある需要者も,一つの基準サイズの帽
子で安定で楽に着用することができる,通気性及び柔軟
性に優れたフリーサイズキャップを提供することができ
る。また,前述した二重編の緯編成布で構成した帽子本
体の弾性回復率を補完し,伸縮性が良く,安定感のある
フリーサイズキャップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるフリーサイズキ
ャップの内面を示す低部斜視図である。
【図2】 本発明の一実施の形態による,雌バンドと雄
バンドからなるサイズ調節用具が設けられたフリーサイ
ズキャップを示す底面図である。
【図3】 本発明の一実施の形態による,結合バンドと
バックルからなるサイズ調節用具が設けられたフリーサ
イズキャップを示す底面図である。
【符号の説明】
11〜21 帽子本体を構成する6枚の二重編の緯編成
布 31,33 ひさしの両端部 41,43 切除部の両端部 51 雌バンドに一定間隔で形成された結合孔 53 雄バンドに一定間隔で形成された結合突起 A ひさし B 汗取り帯 C 帽子本体 d 切除部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸張率が50%以上である二重編の緯編
    成布で構成された帽子本体と,緯糸に弾性糸,経糸に非
    伸縮糸を用いた伸張率65%以上,弾性回復率95%以
    上の弾性織布で構成された汗取り帯とを備え,前記帽子
    本体と前記汗取り帯とを公知の方法で縫着して構成する
    ことを特徴とするフリーサイズキャップ。
  2. 【請求項2】 前記帽子本体は,両面カットパイルの緯
    編成布で構成したことを特徴とする請求項1記載のフリ
    ーサイズキャップ。
  3. 【請求項3】 前記帽子本体を構成する二重編の緯編成
    布は,ポリウレタンカバード糸で編成したことを特徴と
    する請求項1記載のフリーサイズキャップ。
JP2000131557A 1999-10-07 2000-04-26 フリーサイズキャップ Pending JP2001115326A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1019990043326A KR100311639B1 (ko) 1999-10-07 1999-10-07 후리사이즈 캡
KR1999P43326 1999-10-07

Publications (1)

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JP2001115326A true JP2001115326A (ja) 2001-04-24

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ID=19614413

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