JPH09301413A - 裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密閉用具 - Google Patents

裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密閉用具

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JPH09301413A
JPH09301413A JP8146764A JP14676496A JPH09301413A JP H09301413 A JPH09301413 A JP H09301413A JP 8146764 A JP8146764 A JP 8146764A JP 14676496 A JP14676496 A JP 14676496A JP H09301413 A JPH09301413 A JP H09301413A
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JP
Japan
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container
cover
pressure
operating rod
lid
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Application number
JP8146764A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Suzuki
信彦 鈴木
Hiroaki Okamoto
浩明 岡本
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は特許願7−74370で考案された
裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密閉用具に於い
て、その密閉用具によって密閉された缶容器内部の圧力
を適度な圧力に自動調整し、炭酸飲料水等の缶容器内容
物が缶容器外部へ飛散するのを防ぐ、裂開可能な注出口
蓋を有する缶容器の密閉用具の提供を目的とする。 【構成】 裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密閉用
具に圧力調整蓋1と圧力調整孔2を弁として機能させる
圧力調整弁機構をもうける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は裂開注出口形成後の缶容
器を密閉する、裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密
閉用具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の裂開可能な注出口蓋を有する缶容
器の密閉用具として特許広報平4−19096が公知で
あり実用に供されている。しかし、この密閉用具は缶容
器の密閉や密閉解除に子供や老人等の非力者には使用困
難なほどの大きな操作力を必要とする上、この為に操作
の失敗による内容物の散乱等の不都合が生じやすい。
【0003】また、特許広報平4−19096で考案さ
れた裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密閉用具の不
具合点を解決するべく特許願7−74370が考案され
た。
【0004】特許願7−74370で考案された裂開可
能な注出口蓋を有する缶容器の密閉用具を用いて炭酸飲
料水等入りの缶容器を密閉した場合、密閉状態のままで
缶容器に振動を与えたり直射日光の当たる場所に長時間
放置したりした場合、缶容器内部の炭酸飲料水に溶けて
いる炭酸ガス等が気化して缶容器内部圧力が上昇する。
特許願7−74370で考案された裂開可能な注出口蓋
を有する缶容器の密閉用具はこの内部圧力に耐え得るべ
く考案されているが、密閉解除時、瞬時にこの内部圧力
が開放され、それと同時に炭酸飲料水等の缶容器内容物
が缶容器外部へ飛散する恐れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は特許願7−7
4370で考案された裂開可能な注出口蓋を有する缶容
器の密閉用具に於いて、缶容器に取り付け缶容器を密閉
状態にした裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密閉用
具を密閉解除する時、密閉状態のままで缶容器に振動を
与えたり直射日光の当たる場所に長時間放置したりした
場合に発生する缶容器内部圧力上昇によって起こる炭酸
飲料水等の缶容器内容物の缶容器外部への飛散を、裂開
可能な注出口蓋を有する缶容器の密閉用具によって密閉
された缶容器内部の圧力を適度な圧力に自動調整するこ
とにより防ぐ裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密閉
用具の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密閉用
具は、操作桿あるいは連結桿のカバーに接する位置に、
カバーに接する少なくとも1個の弁機構の蓋となるよう
に設けられた圧力調整蓋と、操作桿あるいは連結桿に設
けられた圧力調整蓋がカバーに接するカバーの各々の位
置に、裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密閉用具を
取り付け缶容器を密閉した場合操作桿あるいは連結桿に
設けられた圧力調整蓋によって缶容器内部と缶容器外部
の気体等の出入りを開閉する、少なくとも1個の弁機構
の孔となる圧力調整孔を有し缶容器を裂開可能な注出口
蓋を有する缶容器の密閉用具で密閉する時に発生する第
1ヒンジ機構と第2ヒンジ機構による力によって、その
圧力調整蓋と圧力調整孔を密着させることで圧力調整弁
機構を構成し、裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密
閉用具によって密閉された缶容器内部圧力を一定圧力以
下に保持する手段を講じたものである。
【0007】
【作用】本発明は上記のような手段を講じたので、裂開
可能な注出口蓋を有する缶容器の密閉用具によって密閉
された缶容器内部圧力を一定圧力以下に保ち、缶容器に
取り付け缶容器を密閉状態にした裂開可能な注出口蓋を
有する缶容器の密閉用具を密閉解除する時、炭酸飲料水
等の缶容器内容物が缶容器外部へ飛散するのを防止す
る。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は2個の操作桿とそれに連なる2個の連結桿を有する
裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密閉用具の1個の
操作桿に1個の圧力調整蓋をつけた場合の第1の実施例
の斜視図を示し、1は圧力調整蓋、2は圧力調整孔であ
る。
【0009】図2は図1の断面A−Aで示す部分の実施
例の缶容器密閉状態の缶容器内部圧力保持状態の縦断側
面図、図3は図2のBで示す部分の拡大図を示し、操作
桿3下部にある圧力調整蓋1がカバー4上面に突出する
軸受5と操作桿3を第1ヒンジ軸6によって連結した構
造の第1ヒンジ機構7と操作桿3と連結桿8を第2ヒン
ジ軸9によって連結した第2ヒンジ機構10による死点を
越えた範囲11で発生する操作桿3をカバー4に押しつけ
ようとする力によりカバー4にある圧力調整孔2に圧着
される。第1ヒンジ機構7と第2ヒンジ機構10による死
点を越えた範囲11で発生する操作桿3をカバー4に押し
つけようとする力の圧力調整蓋1がカバー4に接触して
いる面積当たりの力が缶容器内部圧力よりも大きい、ま
たは等しい場合、圧力調整蓋1は圧力調整孔2に圧着さ
れた状態となり缶容器内部圧力は保持される。
【0010】図4は図1の断面A−Aで示す部分の実施
例の缶容器密閉状態の缶容器内部圧力放出状態の縦断側
面図、図5は図4のCで示す部分の拡大図を示し、第1
ヒンジ機構7と第2ヒンジ機構10による死点を越えた範
囲11で発生する操作桿3をカバー4に押しつけようとす
る力の圧力調整蓋1がカバー4に接触している面積当た
りの力が缶容器内部圧力よりも小さい場合、力の差によ
り操作桿3および圧力調整蓋1は第1ヒンジ軸6を軸と
する円運動方向に押上げられ、圧力調整蓋1と圧力調整
孔2の間に隙間12ができる。その隙間12より缶容器内部
の炭酸ガス等を放出することにより缶容器内部圧力を減
少させ缶容器内部圧力が第1ヒンジ機構7と第2ヒンジ
機構10による死点を越えた範囲11で発生する操作桿3を
カバー4に押しつけようとする力の圧力調整蓋1がカバ
ー4に接触している面積当たりの力と等しいかもしくは
小さくなったとき、圧力調整蓋1は圧力調整孔2に圧着
された状態(図2)となり缶容器内部圧力は保持され
る。上記のような圧力調整蓋1と圧力調整孔2によって
構成された圧力調整弁の圧力調整機構により、裂開可能
な注出口蓋を有する缶容器の密閉用具によって密閉され
た缶容器内部圧力は一定圧力以下に保持される。そし
て、この圧力調整機構は圧力調整蓋のついた操作桿3の
みに作用し、圧力調整蓋のついていない操作桿13には影
響を与えることはなく、圧力調整機構の作用によって缶
容器密閉状態は解除されない。
【0011】図6は2個の操作桿とそれに連なる2個の
連結桿を有する裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密
閉用具の1個の連結桿に1個の第1の実施例と同様の弁
機構の圧力調整蓋1をつけ、第1の実施例と同様の原理
でカバー4に設けた圧力調整孔2を開閉する第2の実施
例を示す。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0013】炭酸飲料水等の入った缶容器を、裂開可能
な注出口蓋を有する缶容器の密閉用具によって密閉した
状態で密閉状態のまま缶容器に振動を与えたり直射日光
の当たる場所に長時間放置したりして缶容器内部圧力が
上昇した場合でも、裂開可能な注出口蓋を有する缶容器
の密閉用具によって密閉された缶容器の缶容器内部圧力
を一定圧力以下に保つので、密閉解除した時に缶容器内
部圧力の上昇により内容物が缶容器外部へ飛散するのを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧力調整機構の第1の実施例の斜視図を示す。
【図2】図1の断面A−A で示す部分の実施例の缶容
器密閉状態の缶容器内部圧力保持状態の縦断側面図を示
す。
【図3】図2のBで示す部分の拡大図を示す。
【図4】図1の断面A−A で示す部分の実施例の缶容
器密閉状態の缶容器内部圧力放出状態の縦断側面図を示
す。
【図5】図4のCで示す部分の拡大図を示す。
【図6】圧力調整機構の第2の実施例の斜視図を示す。
【符号の説明】
1 圧力調整蓋 2 圧力調整孔 3 操作桿 4 カバー 5 軸受 6 第1ヒンジ軸 7 第1ヒンジ機構 8 連結桿 9 第2ヒンジ軸 10 第2ヒンジ機構 11 死点を越えた範囲 12 隙間 13 圧力調整蓋のついていない操作桿 14 シール材 15 缶容器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶容器の上面に缶容器の軸芯に対して放
    射方向に隆起縁部があり、裂開可能な注出口蓋を有する
    缶容器の缶容器上面のほぼ外縁全周にわたって、シール
    材を介して圧着可能なカバーとこのカバーの上面に突出
    する軸受と第1ヒンジ軸による第1ヒンジ機構により連
    結される少なくとも2個の操作桿と、それぞれの操作桿
    の腹部に第1ヒンジ軸とほぼ平行な軸芯となる第2ヒン
    ジ軸を有する第2ヒンジ機構により、操作桿に連なる缶
    容器の隆起縁部に引っ掛かる爪を有する少なくとも2個
    の連結桿より成り、爪を隆起縁部に引っ掛けた後、操作
    桿を缶容器の軸芯に対して放射方向に広げた時、第1ヒ
    ンジ軸及び第2ヒンジ軸を結ぶ平面が、操作桿及び連結
    桿に発生する力の方向に一致する、いわゆる死点を越す
    ように構成し、連結桿を上端部隆起縁部に締結すると同
    時に、操作桿にカバーを下方に押さえる力を発生させる
    機構を有する裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密閉
    用具に於いて、操作桿あるいは連結桿のカバーに接する
    位置に、カバーに接する少なくとも1個の弁機構の蓋と
    なる圧力調整蓋を有し、また操作桿あるいは連結桿に設
    けられた圧力調整蓋がカバーに接するカバーの各々の位
    置に、裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密閉用具を
    取り付け缶容器を密閉した場合操作桿あるいは連結桿に
    設けられた圧力調整蓋によって缶容器内部と缶容器外部
    の気体等の出入りを開閉する、少なくとも1個の弁機構
    の孔となる圧力調整孔を有することを特徴とする裂開可
    能な注出口蓋を有する缶容器の密閉用具。
JP8146764A 1996-05-16 1996-05-16 裂開可能な注出口蓋を有する缶容器の密閉用具 Pending JPH09301413A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011521854A (ja) * 2008-05-27 2011-07-28 クリックロック ゲーエムベーハー 容器用閉塞体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011521854A (ja) * 2008-05-27 2011-07-28 クリックロック ゲーエムベーハー 容器用閉塞体
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