JPH09301322A - 紙葉類の結束装置およびこれを備えた紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類の結束装置およびこれを備えた紙葉類処理装置

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JPH09301322A
JPH09301322A JP11375796A JP11375796A JPH09301322A JP H09301322 A JPH09301322 A JP H09301322A JP 11375796 A JP11375796 A JP 11375796A JP 11375796 A JP11375796 A JP 11375796A JP H09301322 A JPH09301322 A JP H09301322A
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JP
Japan
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band
thermocompression
shaped material
paper sheets
thermocompression bonding
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JP11375796A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kamiyama
浩之 神山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】積層された紙葉類の束を帯状材によって迅速か
つ確実に結束可能な結束装置および紙葉類処理装置を提
供することにある。 【解決手段】結束装置は、積層された有価証券の束に熱
溶着糊の塗布された帯状材を巻き付ける帯巻装置と、可
動ヒータブロック162により、巻き付けられた帯状材
の端部を加熱して熱溶着糊を溶融するとともに、加圧し
て端部を帯状材の他の部分に熱圧着する熱圧着装置15
4と、を備えている。帯状材の熱圧着部に向かって開口
した吹き出し部188aが設けられ、この吹き出し部に
は、流通孔、チューブを介してポンプが接続されてい
る。そして、ポンプから供給された冷却空気を、吹き出
し部から熱圧着部に吹き付けて溶融した熱溶着材を乾燥
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有価証券等の紙
葉類を帯状材を用いて複数枚毎に結束する紙葉類の結束
装置およびこれを備えた紙葉類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、有価証券等の紙葉類を処理する
紙葉類処理装置として、紙葉類を順次一枚ずつ取り出し
てその良否等について検査および計数したのち、−定枚
数(例えば100枚)毎に集積し、集積された紙葉類の
束を帯状材により結束する装置が知られている。
【0003】この種の紙葉類処理装置によれば、集積さ
れた紙葉類に帯状材を巻回して結束する第1の結束装置
と、結束された紙葉類の束を複数束積層して更にこれら
の束を十字状に巻回された2本の帯状材により結束する
第2の結束装置と、を備えている。
【0004】これらの結束装置において、通常、帯状材
として熱溶着糊が塗布されたものが用いられ、紙葉類の
束に巻回された帯状材の端部同志を熱圧着装置の熱圧着
ヘッドによって加熱および加圧することにより結束が行
われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、結束装
置内の温度は常一定ではなくバラツキがあるとともに、
結束に使用される帯状材は、その種類により熱溶着糊の
特性も異なる。また、集積された紙葉類の積層方向の厚
さにバラツキがある場合、紙葉類の束の表面曲率もバラ
ツキ、帯状材の熱圧着部に対する熱圧着ヘッドの有効接
触面積も一定とならない。
【0006】上記のような種々の理由から、熱圧着ヘッ
ドの最適加熱温度を設定することが困難となり、通常、
熱圧着ヘッドの加熱温度は、あらゆる環境条件にも対応
できるように、最悪の環境条件下を想定して高いマージ
ンを持たった温度に設定される。
【0007】しかし、この場合、帯状材が必要以上に高
い温度で加熱溶融され熱溶着糊の乾燥に時間が掛かる。
そのため、ある条件下においては、熱溶着糊が完全に乾
ききらないうちに紙葉類束の移動等が行われてしまい、
結束不良、帯状材の熱圧着部の剥がれ等の不具合が生じ
る。その結果、良好な結束処理が出来なくなるという問
題が発生じる。
【0008】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、帯状材の熱圧着を短時間で確実に行う
ことができ、迅速な結束処理が可能な紙葉類の結束装置
およびこれを備えた紙葉類処理装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る結束装置は、帯状材の熱圧着部に冷
却空気を吹き付けることにより、熱圧着手段によって溶
融した帯状材の熱溶着剤を強制的に乾燥させる冷却手段
を備え、熱溶着材を短時間で乾燥凝固させて迅速かつ確
実な帯状材の結束を図ったことを特徴としている。
【0010】すなわち、請求項1に係る発明の結束装置
は、紙葉類を積層してなる束に熱溶着剤の塗布された帯
状材を巻き付ける巻き付け手段と、上記巻き付け手段に
よって巻き付けられた帯状材の端部を加熱して上記熱溶
着剤を溶融するとともに、加圧して上記端部を帯状材に
熱圧着する熱圧着手段と、上記熱圧着手段によって熱圧
着された帯状材の熱圧着部に冷却空気を吹き付けて上記
溶融した熱溶着剤を乾燥させる冷却手段と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0011】また、請求項2に係るこの発明の結束装置
は、多数の紙葉類を整位した状態に積層する集積手段
と、上記集積手段によって積層された紙葉類を積層方向
に圧縮し、圧縮状態に保持する圧縮手段と、上記圧縮手
段によって圧縮状態に保持された紙葉類に熱溶着剤の塗
布された帯状材を巻き付ける巻き付け手段と、上記巻き
付け手段によって巻き付けられた帯状材の端部を加熱し
て上記熱溶着剤を溶融するとともに、加圧して上記端部
を帯状材に熱圧着する熱圧着手段と、上記熱圧着された
帯状材の熱圧着部に冷却空気を吹き付けて上記溶融した
熱溶着剤を乾燥させる冷却手段と、を備えたことを特徴
としている。
【0012】更に、請求項9に係るこの発明の紙葉類処
理装置は、多数枚の紙葉類を供給する供給手段と、上記
供給手段から紙葉類を1枚づつ取り出す取出し手段と、
上記取出し手段によって取り出された紙葉類を検査する
判別手段と、上記判別手段によって検査された紙葉類を
整位して所定枚数づつ集積する集積手段と、上記集積手
段によって集積された紙葉類を熱溶着剤の塗布された帯
状材によって結束する結束装置と、を備えている。
【0013】そして、上記結束装置は、上記集積された
紙葉類に上記帯状材を巻き付ける巻き付け手段と、上記
巻き付け手段によって巻き付けられた帯状材の端部を加
熱して上記熱溶着剤を溶融するとともに、加圧して上記
端部を帯状材に熱圧着する熱圧着手段と、上記熱圧着さ
れた帯状材の熱圧着部に冷却空気を吹き付けて上記溶融
した熱溶着剤を乾燥させる冷却手段と、を備えているこ
とを特徴としている。
【0014】上記のように構成された結束装置および紙
葉類処理装置によれば、積層された紙葉類の束に帯状材
が巻き付けられ、続いて、熱圧着手段により帯状材の端
部を加熱および押圧することによって帯状材の端部が帯
状材の他の部分に熱圧着される。それにより、紙葉類の
束は帯状材によって結束される。
【0015】また、熱圧着手段によって帯状材を熱圧着
した後、冷却手段により帯状材の熱圧着部に冷却空気が
吹き付けられる。それにより、熱圧着部は強制的に冷却
され、帯状材の溶融した熱溶着剤は迅速に乾燥し凝固す
る。従って、帯状材による結束を迅速かつ確実に行うこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明に係る紙葉類結束装置を有価証券の処理装置に組み込
んだ実施の形態について詳細に説明する。図1および図
2を参照して、まず、処理装置全体の構成を概略的に説
明する。
【0017】有価証券の処理装置10は、投入された紙
葉類としての有価証券を1枚づつ取り出して検査および
計数した後、一定枚数、例えば100枚毎に集積し帯状
材により結束し、更に、結束された有価証券の結束把を
複数、例えば、10把づつ結束する。
【0018】詳細には、処理装置10は、所定枚数、例
えば1000枚の有価証券を一単位として処理可能に構
成され、処理装置の右端部には、供給手段として、10
00枚の有価証券を積層状態で一括して順次自動投入す
る供給装置12が設けられている。
【0019】処理装置10は、投入された有価証券を1
枚づつ取り出す取出し手段としての取出し部14、取り
出された有価証券を所定の搬送路17に沿って搬送する
搬送手段としての搬送装置16、搬送されている有価証
券から模様、寸法、搬送ピッチ等の情報を検出する判別
手段としての判別部18、検出結果に応じて有価証券の
搬送方向を区分する区分部20、羽根車21を有し区分
された有価証券を100枚づつ集積する集積装置22、
集積された有価証券に熱溶融性の帯状材を用いて結束す
る第1の結束装置24、および廃棄処分される有価証券
を裁断および収納する失効部23を備えている。
【0020】取出し部14は吸着回転ローラ14aを備
え、この吸着回転ローラは供給装置12から有価証券P
を1枚づつ所定のピッチで取り出して搬送装置16へ受
け渡す。搬送装置16は、所定の搬送路17に沿って配
設された複数の搬送ベルト、駆動プーリ、駆動モータ等
によって構成されている。
【0021】判別部18は、搬送中の有価証券の重ね取
りを検知する重ね取り検知部、有価証券Pに付された模
様を読み取る読取装置、有価証券Pの枚数を計数する計
数装置等を備えて構成され、搬送路17に沿って順に配
設されている。
【0022】判別部18において計数、模様読み取り、
長さ検出された有価証券はその検出結果に応じて複数種
類、例えば、2種類の有価証券と廃棄券とに分けられ、
各種類毎に集積装置22あるいは失効部23へ送られ
る。
【0023】第1の結束部24は集積装置22に連結し
て設けられ、集積された100枚の有価証券に帯状材
(小帯)を一周巻き付けた後、帯状材の両端部同志を熱
圧着することにより有価証券を結束して結束把を形成す
る。
【0024】羽根車21を有する集積装置22および第
1の結束装置24は、有価証券の種類に応じて2組づつ
設けられている。これらの第1の結束装置24の下方に
は、結束把を搬送する把搬送装置25、および結束把を
検査する把検査部26が設けられている。結束把は、こ
の把搬送装置25により把検査部26を介して第2の結
束装置27へ搬送され、ここで所定の把数づつ、例えば
10把づつ2本の帯状材(大帯)によって十字状に結束
され、その後、複数の搬送コンベアを有する排出装置2
8により所定の部位へ排出される。
【0025】そして、上述した処理装置10の全体の動
作は、制御手段として機能する制御装置29によって制
御される。次に、第2の結束装置27の構成について説
明する。図3に示すように、第2の結束装置27は、把
搬送装置25から送られた結束把を集積する集積手段と
しての集積部30、所定数集積された結束把を搬送する
搬送部31、および集積された結束把を帯状材によって
結束する結束部32を備えている。
【0026】図3ないし図5に示すように、集積部30
は、把搬送装置25から結束把が落下して来る矩形状の
受け枠33と、受け枠33を開閉するシャッタユニット
34と、を備えている。このシャッタユニット34は、
水平に延びるガイドレール35と、ガイドレールに沿っ
て摺動自在に設けられたシャッタ板36と、を有してい
る。
【0027】シャッタ板36の一端部には長穴37が形
成され、この長穴37内には、ロータリソレノイド38
によって回動されるアーム39の回動端に設けられたピ
ン40が係合している。そして、シャッタ板36は、通
常、受け枠33を閉じる閉塞位置に保持され、把搬送装
置25から落下してくる結束把を受けとめるとともに、
ロータリソレノイド38を駆動することにより、受け枠
33を開放する開放位置に摺動される。
【0028】また、シャッタユニット34は、シャッタ
板36上の結束把を検出する一対の把センサ41を有
し、各把センサは、発光素子42と受光素子43とで構
成されている。また、シャッタユニット34は、シャッ
タ板36の開閉動作を検出する位置センサ44を備えて
いる。
【0029】シャッタ板36の下方には、結束把が集積
されるバックアップ機構45が設けられている。このバ
ックアップ機構45は、シャッタ板36の下方に水平に
設けられたバックアップ板46と、バックアップ板を昇
降させる昇降機構47と、を有している。
【0030】昇降機構47は、垂直に延びる支持ポスト
48、支持ポストに固定されて垂直に延びるガイドレー
ル49、支持ポストの上端および下端にそれぞれ設けら
れたプーリ50、51、これらのプーリ間に掛け渡され
たタイミングベルト52、およびプーリ51を介してタ
イミングベルトを走行させるパルスモータ53を備えて
いる。
【0031】バックアップ板46には、水平に延びる可
動アーム54の一端が固定されている。可能アーム54
の他端は、ガイドレール49に沿って昇降自在に支持さ
れているとともに、タイミングベルト52に連結されて
いる。従って、パルスモータ53を正逆回転駆動するこ
とにより、バックアップ板46はタイミングベルト52
および可動アーム54を介して昇降駆動される。そし
て、シャッタ板36を介してバックアップ板46上に結
束把が集積される毎に、バックアップ板は、所定量づつ
下方へ移動される。
【0032】また、支持ポスト48の上下端部の近傍に
は、それぞれセンサー55、56が配置され、これらセ
ンサー55、56によりバックアップ板46の上下の移
動位置が検出されるバックアッブ板46の上下移動路
の両側において、受け枠33のすぐ下方には、図4、図
6および図7に示すように、左右対象な断面コ字状の集
積プレート57が所定の間隔をおいて互いに対向して設
けられ支持フレーム59に取り付けられている。各集積
プレート57の内側には押圧板58が設けられている。
各押圧板58は、ブラケット60を介して、支持フレー
ム59上のガイドレール61上に摺動自在に設けられて
いる。それにより、一対の押圧板58は互いに接離する
方向に移動可能となっている。
【0033】各ブラケット60は、リンクアーム62を
介して図示しないロータリソレノイドに連結されてい
る。そして、ロータリソレノイドを駆動することによ
り、一対の押圧板58は互いに接近する方向へ移動し、
集積プレート57間に集積された結束把を整位する。こ
のような整位は、バックアップ板46上に4把集積され
た後、1把集積毎に2回ずつ押圧板58を駆動すること
により行われる。
【0034】集積プレート57の下方には、ガイド機構
64が配設されている。図4、図8ないし図10に示す
ように、ガイド機構64は、上下に伸縮自在な一対のガ
イドユニット66を備え、これらのガイドユニットはバ
ックアッブ板46の上下移動路の両側左右対象に配設さ
れ、バックアップ板46上に集積され結束把Aの両端周
囲部を圧縮方向にガイドする。
【0035】各ガイドユニット66は、3枚のガイド板
67、68、69を組み合わせて構成されている。これ
らのガイド板67、68、69は相互に摺動自在に重ね
て配設されている。ガイド板69には、垂直方向に延び
る2本の長孔70が形成され、これらの長孔には、ガイ
ド板68に突設された一対のガイドピン71が摺動自在
に挿入されている。
【0036】また、ガイド機構64は、ブラケット72
に立設されて垂直に延びる一対の支持ポスト73を備
え、各ガイドユニット66は、これらの支持ポストに垂
直方向に沿って移動自在に支持されている。各支持ポス
ト73には、上部プーリ74aおよび下部プーリ74b
が取り付けられ、これらのプーリ間にはタイミングベル
ト75が掛け渡されている。2つの下部プーリ74bは
スプライン軸76を介して互いに連結されている。ま
た、従動プーリ76aが取り付けられ、この従動プーリ
と、ブラケット72に設けられたパルスモータ77の回
転軸に固定された駆動プーリ76bとの間にタイミング
ベルト78が掛け渡されている。
【0037】また、各ガイドユニット66のガイド板6
8はタイミングベルト75に連結されている。そして、
パルスモータ77を正逆回転することにより、タイミン
グベルト78、75を介してガイド板68が昇降し、更
に、ガイド板68の昇降に伴い、ガイドピン71が長孔
70の上下端部に当接し、ガイド板69が昇降移動され
る。なお、各ガイド板67の下端部は内側へ折曲げら
れ、バックアップ板46上に集積された有価証券の結束
把のみを受け取り、かつ、バックアップ板に干渉しない
ように形成されている。各ガイドユニット66は、結束
把Aの集積時には伸びた状態に保持され、結束把10個
分の集積高さよりも大きな寸法に構成されている。ま
た、左右のガイド板67、68、69は、結束把のセン
ターを中心とし引っ張りバネ79の作用により結束把を
長手方向に押圧するしている。また、左右のガイド板6
8の上部には、図9および図10に示すように、券押さ
え棒80が配置されている。券押さえ棒80は、支持ポ
スト73の上端部に取り付けられたパルスモータ81の
駆動によって上下方向に移動される。すなわち、パルス
モータ81の回転軸にはアーム82が取り付けられてい
る。また、支持ポスト73の上端部には一対の板カム8
3が取り付けられ、これらの板カム83により、券押え
棒80に連結されたシャフト84が移動可能にガイドさ
れている。そして、パルスモータ81を駆動してアーム
82を回動させることにより、このシャフト84が板カ
ム83に沿って移動し、券押さえ棒80が上下方向に駆
動される。
【0038】上記のように構成された集積部30のガイ
ド機構64を支持したブラケット72は、スライダ85
上に支持されている。スライダ85は、水平に設けられ
た支持ベース86上に設置されたガイドレール87上を
摺動自在に配設されている。また、支持ベース86上に
は、駆動プーリ88および従動プーリ89が回転自在に
取り付けられ、これらのプーリ間にはタイミングベルト
90が掛け渡されてガイドレール87と平行に延びてい
る。
【0039】タイミングベルト90の一部はスライダ8
5に連結されている。また、支持ベース86には、駆動
プーリ88を回転駆動するパルスモータ91が設けられ
ている。従って、パルスモータ91を正逆回転すること
により、集積された結束把Aを保持したガイド機構66
は集積部30と結束部32との間をガイドレール87に
沿って往復移動され、集積した10把の結束把を結束部
32へ搬送する。また、支持ベース86上には、ブラケ
ット72の位置を検出および制御するための位置センサ
92、93が設けられている。
【0040】そして、これらのパルスモータ91、スラ
イダ85、ガイドレール87等により搬送部31が構成
されている。図3、図11および図12に示すように、
結束部32は、搬送部31から送られて来た10把の結
束把をその積層方向に圧縮する圧縮手段としての圧縮装
置95、圧縮された結束把に帯状材を十字状に巻き付け
る巻き付け手段としての帯巻装置96、および巻き付け
られた帯状材の端部同志を熱圧着する後述の熱圧着装置
を備えている。
【0041】圧縮装置95は、固定の支持盤98と、支
持盤の下方に設けられた可動の圧縮盤100とを有し、
これらは互いに所定の間隔をおいて対向しているととも
に水平に配置されている。圧縮盤100は、支持盤98
と下部ベース102との間を延びる複数のボールネジ1
04により支持されている。そして、ボールネジ104
を正逆回転させて圧縮盤100が上方向に移動させるこ
とにより、圧縮盤と支持盤98との間で被結束物C、つ
まり、有価証券の結束把を圧縮可能となっている。
【0042】ボールネジ104の下端には、プーリ10
5が取り付けられている。また、下部ベース102上に
は、駆動手段として機能する駆動モータ106、および
タイミングベルト108を介して駆動モータの駆動軸に
連結されたパウダークラッチブレーキ107が設けられ
ている。ブレーキ107の出力側には、はすば歯車10
9を介してタイミングプーリ110が連結されている。
タイミングプーリ110およびプーリ105にタイミン
グベルト112が掛け渡されている。
【0043】そして、駆動モータ106を正転又は逆転
駆動してパウダークラッチブレーキ107のラッチが連
結されると、ボールネジ104が回転して圧縮盤100
が上下方向に移動される構造となってる。なお、支持盤
98と下部ベース102との間には支持ロッド114が
架設され、この支持ロッドには、圧縮盤100の昇降位
置を検出および制御するための複数の位置センサ116
が設けられている。
【0044】また、圧縮盤100の圧縮表面、つまり、
上面は、初期状態において、集積部30のガイドユニッ
ト66の底面よりも低いレベルに位置されている。そし
て、圧縮盤100とガイドユニット66の底面とは入れ
子状に構成され、圧縮盤100は上方にガイドユニット
66があっても、干渉せずに上昇することができる
【0045】更に、支持盤98には、後述する熱圧着装
置の熱圧着ヘッド、および帯巻装置96の一部を挿通す
るための切欠118が形成されている。一方、帯巻装置
96は、図3、図12および図13に示すように、帯フ
ィーダ/カッタ部120、帯キャッチャー122、円環
部124、および方向変換部125を備え、搬送部31
から送られて来た積層状態の結束把に帯状材Bを十字状
に巻き付ける。
【0046】帯フィーダ/カッタ部120は、帯状材B
として、熱溶着剤、例えば、熱溶着糊が塗布された大帯
を供給するもので、一対の駆動ローラ125、駆動ロー
ラにそれぞれ接触した一対のテンションローラ126、
駆動ローラ間に設けられたロータリカッタユニット12
7、図示しないタイミングベルトを介して駆動ローラを
回転駆動する駆動モータ128を備えている。
【0047】各テンションローラ126は、図示しない
板ばねにより駆動ローラ125に押し付けられ、供給時
における帯状材Bの滑りを防止する。また、ロータリカ
ッタユニット127は、互いに対向した固定歯130a
および可動歯130bと、押圧ロッド131を介して可
動歯を切断位置へ移動させるロータリソレノイド134
と、を有している。
【0048】また、帯巻装置96は、垂直に立設され圧
縮装置95に隣接対向した支持板136を備え、帯フィ
ーダ/カッタ部120はこの支持板136に取り付けら
れている。また、円環部124は4つのベアリング13
7(1つのみ図示する)により、その中心軸の回りで回
動自在に支持板136に支持されている。円環部124
の外周縁には歯車124aが切られている。また、支持
板136にはパルスモータ138が固定され、その回転
軸に固定された歯車140は円環部124の歯車124
aと歯合している。従って、パルスモータ138を駆動
することにより、円環部124が回転駆動される。
【0049】円環部124は、圧縮装置95の支持盤9
8および可動盤100に跨って設けられている。そし
て、この円環部124には、帯状材Bを挟んで保持する
帯キャッチャー122が取り付けられている。帯キャッ
チャー122は、円環部124に直接取付けられた第1
のキャッチャー122aと、ブラケット142を介して
円環部に取り付けられた第2のキャッチャー122b
と、を有している。ブラケット142は、ピン143に
より回動自在に支持され、それにより、第2のキャッチ
ャー122bは第1のキャッチャー122aに対して接
離可能となっている。
【0050】また、ブラケット142と円環部124と
の間には引っ張りばね144が架設され、第2のキャッ
チャー122bは、この引っ張りばねの付勢力により通
常第1のキャッチャーに押し付けられている。ブラケッ
ト142には、カムフォロア145が取り付けられてい
る。
【0051】支持板136には、ブラケット142のカ
ムフォロア145に当接可能な当接部材146がピン1
47の回りで回動自在に取り付けられている。また、支
持板136には、ストッパピン148が突設されてい
る。当接部材146は、図示しないばねによりこのスト
ッパピン148に押し付けられ、一方(図12において
反時計方向)の回動が規制されている。
【0052】そのため、パルスモータ138によって円
環部124が図12において反時計方向に回転される
と、帯キャッチャー122は円環部と一体に回動しす
る。ほぼ1回転すると、帯キャッチャー122のカムフ
ォロア145は当接部材146に当接する。この場合、
当接部材146はばねの付勢力に抗して時計方向に回動
するため、帯キャッチャー122は開放することなく閉
じたまま当接部材146を通過する。
【0053】一方、円環部124が時計方向に回動され
ると、カムフォロア145が当接部材146に当接す
る。この場合、当接部材146はストッパピン148に
よって反時計方向の回動が規制されていることから、第
2のキャッチャー122bは引っ張りばね144の付勢
力に抗して回動し、帯キャッチャー122が開放され
る。
【0054】なお、支持板136には3つのセンサ15
0、151、152が取り付けられ、円環部124の内
側に互いに所定の間隔離間して配置されている。センサ
150、151は、円環部124の停止位置を検出およ
び制御し、センサ152は、帯状材Bを所定の長さで切
断するために、ロータリカッタユニット127のロータ
リソレノイド127を作動させるトリガ信号を出力する
役目をなす。
【0055】圧縮装置95によって圧縮された被結束物
C、つまり、積層された10把の結束把に帯状材Bを巻
き付ける場合には、図12および図14に示すように、
帯フィーダ/カッタ部120から供給された帯状材Bの
端部を帯押え153によって被結束物Cの上面に押え付
ける。この状態で、帯状材Bを帯キャッチャー122に
よって保持したまま円環部124を反時計方向に1回転
よりも僅かに多く回転させると、帯状材は被結束物Cに
巻き付けられる。
【0056】図15ないし図17に示すように、被結束
物Cに巻き付けられ所定の長さに切断された帯状材Bの
端部同志を熱圧着する熱圧着装置154は、圧縮装置9
5の支持盤98上に複数の支柱155を介して水平に設
けられた板状の保持フレーム156と、保持フレームに
支持されたヒータユニット158と、を備えて構成され
ている。
【0057】ヒータユニット158は一対の固定ヒータ
160および可動ヒータ161を備えている。固定ヒー
タ160は、保持フレーム156から互いに平行に延出
した一対のブラケット163にそれぞれ固定された固定
ヒータブロック160aを有し、この固定ヒータブロッ
クは、図示しないヒータおよび温度センサにより所定の
温度に加熱されている。各ブラケット163には、下部
が垂直に、かつ上部が傾斜して延びるガイド溝164が
形成されている。
【0058】可動ヒータ161は、互いに平行な一対の
支持アーム166の下端にそれぞれ取り付けられた一対
の可動ヒータブロック162を有している。支持部材と
して機能するこれらの支持アーム166は、2本のベア
リングシャフト167により互いに連結されている。そ
して、各ベアリングシャフト167の両端部は、ブラケ
ット163のガイド溝164に摺動自在に係合してい
る。
【0059】それにより、可動ヒータブロック162
は、ベアリングシャフト167がガイド溝164の下端
部に位置する図示の熱圧着位置と、ベアリングシャフト
がガイド溝164の上端部に位置する待機位置と、の間
を移動可能となっている。
【0060】熱圧着位置において、支持アーム166は
垂直に延び、一対の可動ヒータブロック162は、支持
盤98の切欠118内に移動し、被結束物Cに巻き付け
られた帯状材Bに上方から圧接する。それにより、可動
ヒータブロック162は、帯状材Bの熱圧着部を加熱し
て熱溶着糊を溶融させ、かつ、加圧することにより帯状
材の端部同志を熱圧着する。
【0061】また、ガイド溝164に沿って圧着位置か
ら待機位置に移動すると、図17に2点鎖線で示すよう
に、一対の可動ヒータブロック162は支持盤98から
上方へ離間し、対応する固定ヒータブロック160aに
それぞれ接触する。それにより、各可動ヒータブロック
162は、固定ヒータブロック160aから熱を受けて
所定の温度、つまり、帯状材Bをヒートシール可能な温
度に加熱および保持される。
【0062】可動ヒータブロック162は、互いに平行
な枢軸168によりそれぞれ支持アーム166の下端に
回動自在に支持されているとともに、図示しない板ばね
により付勢されている。そのため、一対の可動ヒータブ
ロック162は、互いに接離する方向へ可動可能であ
り、熱圧着部表面、つまり、被結束物Cに巻き付けられ
た帯状材Bの熱圧着部表面の曲率に合わせて回動可能と
なっている。従って、各可動ヒータブロック162のヒ
ートシール面162a、つまり、下面を熱圧着部表面に
確実に接触させることができる。
【0063】可動ヒータブロック162の移動は、保持
フレーム156に取り付けられたAC駆動モータ17
0、図示しないクラッチブレーキ等を介して行われる。
つまり、移動手段として機能するAC駆動モータ170
の出力軸には駆動歯車174が固定され、この駆動歯車
は、クラッチブレーキの入力軸に固定された歯車172
と歯合している。
【0064】また、クラッチブレーキの出力軸には駆動
アーム176が締結され、この駆動アームはベアリング
シャフト167に連結されている。従って、AC駆動モ
ータ170を正逆回転駆動することにより、可動ヒータ
ブロック162は熱圧着位置と待機位置との間を移動さ
れる。なお、保持フレーム156には、可動ヒータブロ
ック162の移動位置を検出する位置センサ180、1
81が設けられている。
【0065】一方、図1に示すように、有価証券の処理
装置10は真空ポンプ184を備え、この真空ポンプか
ら供給された圧縮空気を利用して、取出し部14による
有価証券の取出し動作時における2枚取りを防止してい
る。本実施の形態によれば、この真空ポンプ184から
供給される圧縮空気を帯状材Bの熱圧着部の冷却に利用
している。
【0066】詳細には、図1、図11、および図17に
示すように、真空ポンプ184の吐出側はビニールチュ
ーブ186が接続され、このビニールチューブは第2の
結束装置27の圧縮装置95まで延びている。また、圧
縮装置95において、支持盤98には流通孔188が形
成され、その一端開口は、熱圧着部の近傍、つまり、熱
圧着装置154によって熱圧着される帯状材Bの熱圧着
位置に向かって開口し、吹き出し口188aを形成して
いる。また、流通孔188の他端は支持盤98の一側縁
に開口し、この他端にビニールチューブ186が連通し
ている。
【0067】従って、真空ポンプ184から供給される
圧縮空気は、流通手段として機能するビニールチューブ
186および流通孔188を介して導かれ、吹き出し口
188aから冷却空気として熱圧着部に吹き付けられ
る。なお、ビニールチューブ186の中途部には、冷却
空気の吹き出し量、吹き出しタイミング等を制御するた
めの開閉手段として機能する電磁弁190が設けられて
いる。
【0068】以上のように構成された第2の結束装置2
7によれば、把搬送装置25から送られて来た有価証券
の結束把は、集積部30のバックアップ板46上に受け
渡される。結束把を受け取る毎に、バックアップ板46
は所定量ずつ下降し、所定の把数、つまり10把、にな
るまで結束把を順次面方向に積層する。積層後、バック
アップ板46上の結束把は、搬送部31によって圧縮装
置95まで水平方向に移送され、この圧縮装置の支持盤
98と圧縮盤100との間で積層方向に沿って圧縮され
る。
【0069】続いて、圧縮状態を維持した状態で、帯巻
装置96により、10把の結束把の束の長手方向に帯状
材Bを1周巻回する。そして、帯状材Bの端部を帯巻装
置96によって保持した状態で、熱圧着装置154の可
動ヒータブロック162を待機位置から熱圧着位置に移
動させ、帯状材Bの熱圧着部、つまり、互いに重り合っ
た端部に押し付ける。それにより、帯状材Bの熱溶融糊
が溶融し、帯状材の端部同志が熱圧着される。
【0070】その後、圧縮装置95による圧縮を解除し
た後、図示しない反転装置によって被結束物Cを90度
回転し、再度、圧縮装置によって圧縮した状態で帯巻装
置98により被結束物Cの横方向に帯状材Bを巻き付け
る。そして、帯状材Bの端部同志を熱圧着装置154に
よって熱圧着することにより、被結束物Cを帯状材によ
って十字状に結束する。
【0071】結束された10把の結束把は、排出装置2
8により処理装置10の外部に排出される。一方、上述
した帯状材Bの熱圧着工程においは、帯状材Bの熱圧着
部に真空ポンプ86から冷却空気を吹き付けて熱圧着部
を強制的に冷却し、熱溶着糊の乾燥を促進させる。具体
的には、熱圧着部の熱圧着および冷却は以下の工程によ
って行われる。
【0072】つまり、図18に示すように、まず、熱圧
着装置154のAC駆動モータ170がオンされ、セン
サ180によって駆動アーム176が検出された時点
で、AC駆動モータが停止される。それにより、可動ヒ
ータブロック162が熱圧着位置に移動して帯状材Bの
熱圧着部に圧接し、長手方向の帯状材の熱圧着が行われ
る。
【0073】続いて、クラッチブレーキがオフの状態で
AC駆動モータ170がオンされ、可動ヒータブロック
162が待機位置へ移動され、駆動アーム176がセン
サ181によって検出された時点でAC駆動モータが停
止される。また、AC駆動モータ170の駆動と同時
に、電磁弁190が開に切換えられる。それにより、ビ
ニールチューブ186および流通孔188を通して、吹
き出し口188aから帯状材Bの熱圧着部に向けて冷却
空気が吹き付けられる。従って、可動ヒータブロック1
62によって加熱溶融された帯状材の熱溶融糊は、冷却
空気により冷却されて迅速に乾燥する。そして、所定時
間tが経過した時点で電磁弁190が閉じられ、冷却空
気の供給が停止される。
【0074】その後、結束把の束が90度反転され横方
向の帯状材Bが巻き付けられた後、上記と同様の工程に
より、熱圧着部の熱圧着および冷却が行われる。以上の
ように構成された有価証券の処理装置10によれば、第
1の結束装置27によって帯状材Bを結束し熱圧着する
際、可動ヒータブロックにより帯状材の熱圧着部を加熱
して熱溶融糊を溶融した後、直ちに、この熱圧着部を冷
却して熱溶融糊の乾燥を促進させている。そのため、結
束装置内あるいは処理装置内の温度のばらつき、あるい
は、帯状材の種類による熱溶着糊の特性の相違があった
場合でも、その結果、従来に比較して、熱溶融糊の乾
燥時間を短縮することができ、熱圧着工程後、直ちに、
帯状材の巻き付けあるいは排出等の次工程を開始するこ
とが可能となる。従って、処理装置10全体の処理効率
の向上を図ることができる。
【0075】また、冷却より熱溶融糊を乾燥することに
より帯状材を確実に結束することができ、処理工程中に
おけて、帯剥がれ等の結束不良の発生を確実に防止する
ことが可能となる。
【0076】更に、既に設置されている真空ポンプを利
用することにより、ビニールパイプおよび流通孔を設け
るだけの簡単な構成によって熱圧着部の冷却を実行で
き、経済性にも優れている。
【0077】また、一対の可動ヒータブロック162
は、熱圧着部表面の曲率に応じて回動可能に構成されて
いることから、その熱圧着面を熱圧着部に容易かつ確実
に接触させることができ、一層確実な熱圧着が可能とな
る。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、帯状材の熱圧着部を強制的に冷却することにより、
熱圧着手段によって溶融した帯状材の熱溶着材を短時間
で乾燥凝固させて迅速かつ確実な帯状材の結束を図るこ
とが可能な結束装置およびこれを備えた紙葉類処理装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る有価証券の処理装
置全体を概略的に示す図。
【図2】上記処理装置の構成を概略的に示すブロック
図。
【図3】上記処理装置の第2の結束装置を概略的に示す
斜視図。
【図4】上記第2の結束装置の集積部を示す斜視図。
【図5】上記集積部のシャッタユニットを示す斜視図。
【図6】上記集積部の集積プレートを示す斜視図。
【図7】上記集積プレートおよびバックアップ板を示す
斜視図。
【図8】上記集積部のガイドユニットを示す斜視図。
【図9】上記集積部のガイド機構を示す斜視図。
【図10】上記ガイド機構を搬送部とともに示す斜視
図。
【図11】上記第2の結束装置の圧縮装置を示す斜視
図。
【図12】上記第2の結束装置の帯巻装置を示す斜視
図。
【図13】上記帯巻装置の帯フィーダ/カッタ部を示す
斜視図。
【図14】上記帯巻装置により被結束物に帯状材を巻回
した状態を概略的に示す図。
【図15】上記第2の結束装置の熱圧着装置を示す斜視
図。
【図16】上記熱圧着装置を上記圧縮装置の一部と共に
示す斜視図。
【図17】上記熱圧着装置の側面図。
【図18】上記第2の結束装置の熱圧着および冷却工程
を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…処理装置 12…供給装置 14…取出し部 17…搬送装置 18…判別部 24…第1の結束装置 27…第2の結束装置 30…集積部 31…搬送部 32…結束部 95…圧縮装置 96…帯巻装置 98…支持盤 100…圧縮盤 158…ヒータユニット 160…固定ヒータ 160a…固定ヒータブロック 162…可動ヒータブロック 166…駆動アーム 170…AC駆動モータ 184…真空ポンプ 186…ビニールチューブ 188…流通孔 188a…吹き出し口 190…電磁弁 B…帯状材 C…被結束物

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類を積層してなる束に熱溶着剤の塗布
    された帯状材を巻き付ける巻き付け手段と、 上記巻き付け手段によって巻き付けられた帯状材の端部
    を加熱して上記熱溶着剤を溶融するとともに、加圧して
    上記端部を帯状材に熱圧着する熱圧着手段と、 上記熱圧着手段によって熱圧着された帯状材の熱圧着部
    に冷却空気を吹き付けて上記溶融した熱溶着剤を乾燥さ
    せる冷却手段と、 を備えたことを特徴とする紙葉類の結束装置。
  2. 【請求項2】多数の紙葉類を整位した状態に積層する集
    積手段と、 上記集積手段によって積層された紙葉類を積層方向に圧
    縮し、圧縮状態に保持する圧縮手段と、 上記圧縮手段によって圧縮状態に保持された紙葉類に熱
    溶着剤の塗布された帯状材を巻き付ける巻き付け手段
    と、 上記巻き付け手段によって巻き付けられた帯状材の端部
    を加熱して上記熱溶着剤を溶融するとともに、加圧して
    上記端部を帯状材に熱圧着する熱圧着手段と、 上記熱圧着手段によって熱圧着された帯状材の熱圧着部
    に冷却空気を吹き付けて上記溶融した熱溶着剤を乾燥さ
    せる冷却手段と、 を備えたことを特徴とする紙葉類の結束装置。
  3. 【請求項3】上記冷却手段は、加圧空気を供給するポン
    プと、上記帯状材の熱圧着部に向けて開口した吹き出し
    口と、上記ポンプから供給された加圧空気を上記吹き出
    し口に導く流通手段と、を備えたことを特徴とする請求
    項1叉は2に記載の結束装置。
  4. 【請求項4】上記熱圧着手段は、所定の温度に加熱され
    た固定ヒータと、上記固定ヒータに接触して加熱される
    待機位置と上記帯状材の熱圧着部に圧接する熱圧着位置
    との間を移動可能に設けられた可動ヒータと、上記可動
    ヒータを上記待機位置と熱圧着位置との間で移動させる
    移動手段と、を備えていることを特徴とする請求項3に
    記載の結束装置。
  5. 【請求項5】上記冷却手段は、上記流通手段を開閉する
    開閉手段と、上記可動ヒータが上記熱圧着位置から待機
    位置に移動した際、上記開閉手段を所定時間開放して冷
    却空気を上記帯状材の熱圧着部に供給する制御手段を備
    えていることを特徴とする請求項4に記載の結束装置。
  6. 【請求項6】上記熱圧着手段は、上記可動ヒータを支持
    した支持部材を有し、上記可動ヒータは、上記支持部材
    に揺動自在に取り付けられた一対の可動ヒータブロック
    を有していることを特徴とする請求項4に記載の結束装
    置。
  7. 【請求項7】上記圧縮手段は、固定の支持盤と、上記支
    持盤に対向して配設されているとともに支持盤に対して
    接離可能に設けられた圧縮盤と、上記支持盤と圧縮盤と
    の間に上記積層された紙葉類を配置した状態で、上記圧
    縮盤を上記支持盤に移動させて上記紙葉類を圧縮する駆
    動手段と、を備えていることを特徴とする請求項2に記
    載の結束装置。
  8. 【請求項8】上記冷却手段は、加圧空気を供給するポン
    プと、上記帯状材の熱圧着部に向けて開口した吹き出し
    部と、上記ポンプから供給された加圧空気を上記吹き出
    し部に導く流通手段と、を備え、上記流通手段は、上記
    支持盤に形成された流通孔と、上記流通孔の一端と上記
    ポンプとを連通したチューブと、を有し、上記流通孔の
    他端は、上記帯状材の熱圧着部に向けて開口し上記吹き
    出し口を形成していることを特徴とする請求項7に記載
    の結束装置。
  9. 【請求項9】多数枚の紙葉類を供給する供給手段と、上
    記供給手段から紙葉類を1枚づつ取り出す取出し手段
    と、上記取出し手段によって取出された紙葉類を検査す
    る判別手段と、上記判別手段によって検査された紙葉類
    を整位して所定枚数づつ集積する集積手段と、上記集積
    手段によって集積された紙葉類を熱溶着剤の塗布された
    帯状材によって結束する結束装置と、を備え、上記結束
    装置は、上記集積された紙葉類に上記帯状材を巻き付け
    る巻き付け手段と、上記巻き付け手段によって巻き付け
    られた帯状材の端部を加熱して上記熱溶着剤を溶融する
    とともに、加圧して上記端部を帯状材に熱圧着する熱圧
    着手段と、上記熱圧着手段によって熱圧着された帯状材
    の熱圧着部に冷却空気を吹き付けて上記溶融した熱溶着
    剤を乾燥させる冷却手段と、を備えていることを特徴と
    する紙葉類処理装置。
  10. 【請求項10】上記冷却手段は、加圧空気を供給するポ
    ンプと、上記帯状材の熱圧着部に向けて開口した吹き出
    し口と、上記ポンプから供給された加圧空気を上記吹き
    出し口に導く流通手段と、を備えたことを特徴とする請
    求項9の紙葉類処理装置。
JP11375796A 1996-05-08 1996-05-08 紙葉類の結束装置およびこれを備えた紙葉類処理装置 Pending JPH09301322A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6546696B2 (en) * 2001-02-15 2003-04-15 Cranston Diversified Industries Apparatus and method for securing a bundle with a strap

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