JPH09301240A - 自転車のハンドルロック機構 - Google Patents

自転車のハンドルロック機構

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JPH09301240A
JPH09301240A JP14066096A JP14066096A JPH09301240A JP H09301240 A JPH09301240 A JP H09301240A JP 14066096 A JP14066096 A JP 14066096A JP 14066096 A JP14066096 A JP 14066096A JP H09301240 A JPH09301240 A JP H09301240A
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JP
Japan
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handle
holder
lock mechanism
hole
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP14066096A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Ito
正幸 伊藤
Etsuaki Okamoto
悦明 岡本
Ikusaburo Kusuki
幾三郎 楠木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUSUKI SEISAKUSHO KK
Nikko KK
Original Assignee
KUSUKI SEISAKUSHO KK
Nikko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルポストとハンドルステムの固定・開
放を自在にして、駐輪時にはハンドルのみを車体および
前輪と平行に回避させた位置に固定できるようにするこ
とにより、駐輪間隔が狭くなるようにするとともに、盗
難予防のための施錠も同時にできるようにする。 【解決手段】 ハンドルステム1の嵌合孔4に、縦割り
溝4と、割り溝の間隔を緊締するクランプ機構5を付設
し、ハンドルステムの側面に横に形成した筒部6内にシ
リンダー錠機構10を嵌装し、このシリンダー錠機構の
作動に支配されるストッパー部9を、嵌合孔内に嵌合す
るハンドルポストに設けた施錠孔と係合させることによ
って、ハンドルBを回避位置に置いた状態のもとで施錠
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駐輪時などにハ
ンドルポストに対してハンドルステムとハンドルを回転
自在に開放し、ハンドルを車体と平行に角度を変えた位
置でハンドルポストにロックするようにした自転車のハ
ンドルロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自転車のハンドルロック機構に
は、例えば実開平4ー81894号公報がある。この先
願のハンドルロック機構は、、ハンドルステムに縦に設
けた嵌合孔にハンドルポストを挿通し、嵌合孔の上下に
対設した上部のフランジ部と下部の座金とにより回転自
在にハンドルポストにハンドルステムを支承させ、ハン
ドルステムの側面に取り付けた錠前の操作に従動する錠
杆をハンドルポストの側面に設けた施錠孔に対して進退
させるように構成している。
【0003】そして、自転車の使用時には、錠前にキー
を押し込み、反発ばねに抗して前進させた錠杆をハンド
ルポストの施錠孔内に嵌入させることにより、ハンドル
ステムをハンドルポストに対して回転不能に施錠し、ハ
ンドルを通常の使用角度に固定するようにしている。ま
た、非使用時には、キーを抜いて錠前を開放し、反発ば
ねの復元力で施錠孔から錠杆を後退させて、ハンドルポ
ストに対してフリーに開放されたハンドルステムを回転
させて、ハンドルを車体と平行する位置に回動できるよ
うにしたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のハンドルロ
ック機構は、車体と平行にハンドルを回動させることに
より駐輪スペースを小さくできる利点があるが、ハンド
ルを使用角度に固定する固定構造が不安定になり易い欠
点がある。すなわち、ハンドルステムとハンドルポスト
との間とか、錠杆と施錠孔との間とかに生ずるクリアラ
ンスの範囲でハンドルの使用角度にがたつきを生じ易
い。また、錠前内において、錠杆は常時外方に向けて反
発ばねに付勢されつつあり、該錠杆の施錠状態はキーに
設けた突起と鍵穴の内側縁との掛止により保持されてい
るのみであるから、走行中の自転車の振動等により、鍵
穴内でキーが躍って施錠保持の掛止が外れ、不用意にハ
ンドルがフリーになるおそれがあるなど、ハンドルステ
ムとハンドルポストとの固定状態の保持構造にも不安定
さがある。
【0005】さらに、この先願には、非使用時における
施錠機構がロック機構自体には備えられていないので、
ハンドルロック機構とは別に自転車用錠前を使用する必
要がある。そのために、使用状態では、ハンドルステム
とハンドルポストとの固定が強固にでき、かつ、自転車
の振動に耐えて安全な走行ができるとともに、ハンドル
ロック機構中に、非使用時の盗難を予防する錠前機能を
備えることが解決すべき課題となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、ハンド
ルポストの嵌合孔の側面に、縦割り溝と、この縦割り溝
を両側から緊締するハンドル付きのクランプ機構とを設
けて、嵌合孔内のハンドルポストを緊締弛緩自在に保持
するハンドルステムと、上記嵌合孔と直交する軸線を有
してハンドルステムの側面に設けた有底の筒部に装着さ
れて、キーの操作により、該筒部の底部に設けた貫通孔
を挿通してハンドルポストに設けた施錠孔に出入するス
トッパー部の前進後退を制御するシリンダー錠機構とを
備え、ハンドルポストとの緊締から開放したハンドルス
テムを回転し、ハンドルを車体と平行に回動させた位置
でシリンダー錠機構により施錠するようにした自転車の
ハンドルロック機構を提供するものである。
【0007】ハンドルステムの嵌合孔の側面に縦割り溝
を設け、両側からクランプ機構で緊締するようにした本
発明ハンドルロック機構は、錠杆の嵌入のみで両部材間
を回り止めしていた従来の機構よりも格段に強固なハン
ドルの固定ができる。また、そのハンドル固定構造は耐
振性に富むので、自転車の振動にも影響されない。そし
て、本発明ハンドルロック機構は、クランプ機構による
緊締を弛めてハンドルポストに対してフリーにしたハン
ドルステムを回転し、ハンドルを車体および前輪と平行
に回動させた位置でシリンダー錠機構により施錠させる
ようにしたのて、駐輪時等の盗難予防のための自転車用
錠前を兼用できる。本発明は以上のようにして前記の課
題を解決したものである。
【0008】さらに本発明は、前記嵌合孔の内周面にハ
ンドルポストから抜け止めされる環状の段部を備え、前
記クランプ機構を、割り溝の両側に沿って突出する左右
一対の軸受部と、軸受部を貫通して両軸受部を緊締弛緩
するハンドル付きのボルト・ナットととによって構成
し、前記筒部を、ハンドルステムの側面に一体形成し
て、内端の中心に嵌合孔の側面に開口する貫通孔を設
け、円筒形の内面を具えて外端を開口し、前記シリンダ
ー錠機構を、上記筒部に嵌着する円筒形のアウトホルダ
ーと、アウトホルダーの内端部に嵌合し、先端に突設し
たストッバー部を貫通孔に挿通してハンドルポストの施
錠孔に出入させるとともに、周面に具えたガイド突条を
アウトホルダーの内面に形成したガイド溝に嵌合させて
所定角度の回転と所定位置での後退を許容される円筒形
の前部シリンダーホルダーと、アウトホルダーの外端部
に嵌合して、外周に具えた回り止め突条をアウトホルダ
ーの内面に形成したスライドガイド溝に嵌合させて前後
に摺動をガイドされ、アウトホルダーの外端部内面に形
成した内側フランジ部に前進を阻止される円筒形の後部
シリンダーホルダーと、後部シリンダーホルダーの外周
に沿って、前部シリンダーホルダーの後端部とアウトホ
ルダーの上記内側フランジ部との間に介設され、前部シ
リンダーホルダーを常時前方に付勢するコイルばねとの
各部材に係合して、上記前後のシリンダーホルダー内に
嵌装して、前端に突出する回転角軸を前部シリンダーホ
ルダーの底部に設けた角穴に嵌合させるとともに、前端
部の横断方向に挿通させたストッパー片を前部シリンダ
ーホルダーの後部内面に形成した掛止溝に掛止させて、
該前部シリンダーホルダー内に抜け止めし、このシリン
ダー錠機構に差し込んだキーの回転操作と前後の摺動操
作とにより、前記ガイド突条とガイド溝との係合の範囲
で、前部シリンダーホルダーの後退と回転に変換し、キ
ーの所定角度の回転位置で、後部シリンダーホルダーの
内面に設けた解除溝にシリンダー錠機構の周面に突出す
るタンブラーを嵌合させることにより、施錠操作済みの
キーをシリンダー錠機構から抜き出せるようにし、前部
シリンダーホルダーの後退が許容されるガイド突条とガ
イド溝との係合位置では、シリンダー錠機構内でタンブ
ラーに掛止されるキーを引く操作により、前記コイルば
ねの付勢に抗して、シリンダー錠機構とともに上記前後
のシリンダーホルダーをアウトホルダー内で後退させ
て、ハンドルステムの貫通孔内に、前記ストッバー部を
後退させるようにすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
について説明する。本発明ロック機構は、図1に示すよ
うに、前端の横孔2にハンドル(バー)Bの中央部を固
定し、ハンドルBに直交するハンドルポストの嵌合孔3
を後端に縦に設けたハンドルステム1と、嵌合孔3の内
側面に適宜の間隔を設けてハンドルステム1の側面に開
口する縦割り溝4と、縦割り溝4の両外側に備えられて
該溝4を両側から緊締したり弛緩するクランプ機構5と
を有する。
【0009】上記ハンドルステム1は、側面に嵌合孔3
と直交する軸線を有して横に一体形成した筒部6を備
え、図2に示すように、該筒部6の内端には、筒部6の
底部に設けた貫通孔7を挿通してハンドルポストPに設
けた施錠孔8に出入するストッパー部9を嵌合し、後端
にこのストッパー部9を進退させたり回転させたりする
シリンダー錠機構10が嵌着される。
【0010】上記ストッパー部9は、シリンダー錠機構
10の後端に挿入されるキー11の操作により軸線方向
の進退と円周方向の回転を行い、クランプ機構5を弛め
てハンドルポストPとの固定から開放したハンドルステ
ム1とハンドルBが略90°回されて、車体および前輪
と平行に回動した位置で上記施錠孔8に嵌入し、自転車
を走行不能に施錠するように備えられている。
【0011】
【実施例】図1に示すように、ハンドルステム1は、嵌
合孔3の内周面に環状の段部3’設け、これに対応して
段部(図示省略)を設けたハンドルポストPに嵌合する
ことにより上方へ抜け止めされて該ポストPに回転自在
に嵌合する。
【0011】クランプ機構5は、縦割り溝4の両側に設
けた左右一対の軸受部12と、両軸受部12に共通して
設けた挿通孔13を挿通するボルト14と、ボルト14
の先端に螺合するハンドル15付きのナット16とによ
り構成されており、ハンドル15の回転操作により、縦
割り溝4および嵌合孔3を緊締したり弛緩し、自転車の
使用時にはハンドルポストPにハンドルステム1を固定
し、非使用時には開放するように用いられる。
【0012】筒部6は、図2に示すように、外端を開口
した有底の円筒形内面を具え、内端の中心に前記ハンド
ルポストPの施錠孔8に連通する貫通孔7を設けてい
る。筒部6内には、口縁にフランジ部17’を掛止さ
せ、ねじ部17”を螺合させた円筒形のアウトホルダー
17を嵌入し、ハンドルステム1の表面から打ち込んだ
止めピン18の内端を該アウトホルダー17の周面のピ
ン穴19に打ち込んで固定している。
【0013】アウトホルダー17内には、同じく図2に
示すように、間にコイルばね20を介在させて、内径と
ほぼ同径の外径を有するそれぞれ円筒形の前部シリンダ
ーホルダー21と後部シリンダーホルダー22が回転自
在に嵌装され、前記シリンダー錠機構10は、この前後
のシリンダーホルダー21,22の中に嵌装されてい
る。
【0014】同じく図2に示すように、前部シリンダー
ホルダー21は、先端の中心に一体に突設したストッバ
ー部9をハンドルステム1の貫通孔7に挿通させて、該
ストッバー部9をハンドルポストPの施錠孔8と係合す
る位置に臨ませるとともに、周面に具えたガイド突条2
3をアウトホルダー17の内面に形成したガイド溝24
に嵌合させて所定角度の回転と所定位置での後退を許容
されるようにアウトホルダー17の内端部側に嵌合す
る。
【0015】後部シリンダーホルダー22は、外周の直
径方向に具えた回り止め突条25をアウトホルダー3の
内面に対設したスライドガイド溝26に嵌合させて前後
の摺動をガイドされるようにアウトホルダー17の後端
部内面に嵌合する。
【0016】また、コイルばね20は、前部シリンダー
ホルダー21の後端部と、アウトホルダー22の外端部
内面に形成した内側フランジ部27との間に、後部シリ
ンダーホルダー20の外周に沿って介設され、前部シリ
ンダーホルダー22を常時前方(施錠方向)に付勢す
る。
【0017】シリンダー錠機構10は、内端に突出する
角軸31を前部シリンダーホルダー21の内端面の角穴
32に嵌合させて、互いに一体回転するように接続さ
れ、後端面を形成するフランジ部10’と、前部シリン
ダーホルダー22の内側面に設けた掛止溝28に嵌合さ
せた前端のストッパー片29との間で前後のシリンダー
ホルダー21,22内での嵌合位置を保持され、図示省
略の鍵穴に差し込んだキー11の回転操作により一体に
一定角度回転する。そして、所定角度位置ではキー11
および前後のシリンダーホルダー21,22とともに後
退でき、アウトホルダー17の開口部外に所定長さ引き
出せるように構成されている。
【0018】シリンダー錠機構10に差し込まれたキー
11は、前部シリンダーホルダー21側のガイド突条2
3と、アウトホルダー17側のガイド溝24との係合の
範囲で、シリンダー錠機構10を回転し、ガイド突条2
3がガイド溝24の一端に達する所定角度位置では、軸
線方向に沿って所定長さのスライド後退を可能にしてい
る。
【0019】すなわち、アウトホルダー17の内面に形
成したガイド溝24は、ガイド突条23の長さと同幅で
円周方向に沿って凹む回転ガイド部分24’と、その一
方の端にガイド突条23と同幅で、かつ、施錠孔8から
ストッバー部9が抜け出る長さに対応する長さのスライ
ドガイド部分24”とを有する。
【0020】ガイド突条23がスライドガイド部分2
4”と係合している図2に示す状態から、キー11が手
前(図示右)に引かれると、内面に具えた掛止溝28に
ストッパー片29を掛止させている前部シリンダーホル
ダー18が、コイルばね19を圧縮しつつ、後部シリン
ダーホルダー20とシリンダー錠機構10と共に一体に
後退し、施錠孔8からストッバー部9が抜け出て、ハン
ドルステム1内におけるハンドルポストPとハンドルバ
ーBとの角度固定すなわちストッバー部9による施錠が
開放される。
【0021】なお、ストッバー部9の後退による施錠が
開放されても、キー22は、シリンダー錠機構10内に
おけるタンブラー10”との係合により掛止され、鍵穴
からの脱出が不可能で、自転車は鍵穴にキー11を付け
たままの使用(走行)になる。
【0022】次に例えば駐輪するときは、クランク機構
5によるハンドルステム1の緊締を開放し、シリンダー
錠機構10に差し込まれているキー11を持つか、また
はハンドルBを把持して一方に回動し、車体と前輪に平
行する位置に達しさせると、コイルばね19を圧縮しつ
つハンドルポストPの周面を摺擦していたストッパー部
9が施錠孔8に自動的に嵌入して、ハンドルBおよびハ
ンドルステム1を回転不能に施錠する。
【0023】施錠により前部シリンダーホルダー21が
前進すると、ガイド突条23は、図2に示すようにガイ
ド溝24のスライドガイド部分24”から回転ガイド部
分24’へ戻る。そして、シリンダー錠機構10に差し
込まれたままのキー11を一方へ90°回転操作する
と、シリンダー錠機構10の各タンブラー10”は後部
シリンダーホルダー22の内面の直径方向に対設した解
除溝30内に突出し、施錠操作後のキー11を抜き出し
て携行することができるようになる。
【0024】なお、本発明の実施に際し、同じキーを使
用する自転車用錠前を自転車に取り付ければ、一つのキ
ーで二重に自転車の施錠ができるので、更に盗難予防の
効果が得られる。
【0025】
【発明の効果】前記のように、ハンドルステムの嵌合孔
の側面に縦割り溝を設け、この嵌合孔を両側からクラン
プ機構で緊締、弛緩してハンドルポストをハンドルステ
ムに固定したり、開放するようにした本発明ハンドルロ
ック機構は、従来のハンドルロック機構よりも格段に強
固なハンドルの固定ができ、自転車の振動にも影響され
ない耐振性に富むので、安全な自転車の走行ができる。
【0026】また、本発明ハンドルロック機構は、クラ
ンプ機構を弛めてハンドルポストとの緊締を解き、フリ
ーにしたハンドルステムを回転して、ハンドルを車体と
平行に回動させた位置でシリンダー錠機構により施錠さ
せるようにしたので、駐輪時における盗難予防のための
自転車用錠前を兼用できるとともに、更に自転車用錠を
取り付ければ、二重の施錠ができ、よりいっそう盗難予
防効果が備わる。本発明には以上のように優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例の一部切欠分解斜視図
【図2】図2は、シリンダー錠機構を施錠状態にして示
す一部切欠拡大横断面図である。
【符合の説明】
B ハンドル(バー) P ハンドルポスト 1 ハンドルステム 2 横孔 3 嵌合孔 4 縦割り溝 5 クランプ機構 6 筒部 7 貫通孔 8 施錠孔 9 ストッパー部 10 シリンダー錠機構 11 キー 12 軸受部 13 挿通孔 14 ボルト 15 ハンドル 16 ナット 17 アウトホルダー 18 止めピン 19 ピン穴 20 コイルばね 21 前部シリンダーホルダー 22 後部シリンダーホルダー 23 ガイド突条 24 ガイド溝 25 回り止め突条 26 スライドガイド溝 27 内側フランンジ 28 掛止溝 29 ストッパー片 30 解除溝 31 角軸 32 角穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楠木 幾三郎 大阪府堺市鳳南町5丁660番地 株式会社 楠木製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルポストの嵌合孔の側面に、縦割
    り溝と、この縦割り溝を両側から緊締するハンドル付き
    のクランプ機構とを設けて、嵌合孔内のハンドルポスト
    を緊締弛緩自在に保持するハンドルステムと、上記嵌合
    孔と直交する軸線を有してハンドルステムの側面に設け
    た有底の筒部に装着されて、キーの操作により、該筒部
    の底部に設けた貫通孔を挿通してハンドルポストに設け
    た施錠孔に出入するストッパー部の前進後退を制御する
    シリンダー錠機構とを備え、ハンドルポストとの緊締か
    ら開放したハンドルステムを回転し、ハンドルを車体と
    平行に回動させた位置でシリンダー錠機構により施錠す
    るようにした自転車のハンドルロック機構。
  2. 【請求項2】 前記嵌合孔は、内周面にハンドルポスト
    を支承する環状の段部を備え、 前記クランプ機構は、割り溝の両側に沿ってハンドルス
    テムの側面に一体形成されて突出する左右一対の軸受部
    と、両軸受部を貫通して両側から縦割り溝を緊締弛緩す
    るハンドル付きのボルト・ナットとからなり、 前記筒部は、ハンドルステムの側面に一体形成されて、
    内端の中心に嵌合孔の側面に開口する貫通孔を設け、円
    筒形の内面を具えて外端を開口しており、 前記シリンダー錠機構は、上記筒部に嵌着する円筒形の
    アウトホルダーと、アウトホルダーの内端部に嵌合し、
    先端に突設したストッバー部を貫通孔に挿通してハンド
    ルポストの施錠孔に出入させるとともに、周面に具えた
    ガイド突条をアウトホルダーの内面に形成したガイド溝
    に嵌合させて所定角度の回転と所定位置での後退を許容
    される円筒形の前部シリンダーホルダーと、アウトホル
    ダーの外端部に嵌合して、外周に具えた回り止め突条を
    アウトホルダーの内面に形成したスライドガイド溝に嵌
    合させて前後に摺動をガイドされ、アウトホルダーの外
    端部内面に形成した内側フランジ部に前進を阻止される
    円筒形の後部シリンダーホルダーと、後部シリンダーホ
    ルダーの外周に沿って、前部シリンダーホルダーの後端
    部とアウトホルダーの上記内側フランジ部との間に介設
    され、前部シリンダーホルダーを常時前方に付勢するコ
    イルばね、以上の各部材に係合して上記前後のシリンダ
    ーホルダー内に嵌合し、前端に突出する回転角軸を前部
    シリンダーホルダーの底部に設けた角穴に嵌合させると
    ともに、前端部の横断方向に挿通させたストッパー片を
    前部シリンダーホルダーの後部内面に形成した掛止溝に
    掛止させて、該前部シリンダーホルダー内に抜け止めさ
    れ、このシリンダー錠機構に差し込んだキーの回転操作
    と前後の摺動操作を、前記ガイド突条とガイド溝との係
    合の範囲で、前部シリンダーホルダーの後退と回転に変
    換し、キーの所定角度の回転位置で、後部シリンダーホ
    ルダーの内面に設けた解除溝にシリンダー錠機構の周面
    に突出するタンブラーを嵌合することにより、施錠操作
    済みのキーをシリンダー錠機構から抜き出せるように
    し、前部シリンダーホルダーの後退が許容されるガイド
    突条とガイド溝との係合位置では、シリンダー錠機構内
    でタンブラーに掛止されるキーを引く操作により、前記
    コイルばねの付勢に抗して、シリンダー錠機構とともに
    上記前後のシリンダーホルダーをアウトホルダー内で後
    退させて、ハンドルステムの貫通孔内に前記ストッバー
    部を後退させるようにしたことを特徴とする請求項1の
    自転車のハンドルロック機構。
  3. 【請求項3】 前記キーは、前記自転車用ハンドルロッ
    ク機構とは別に車体に取り付けられている自転車用錠の
    キーを兼用していることを特徴とする請求項1の自転車
    のハンドルロック機構。
JP14066096A 1996-05-10 1996-05-10 自転車のハンドルロック機構 Pending JPH09301240A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010112128A (ko) * 2001-09-17 2001-12-20 손영석 디지털 자전거 자동차 핸들키와 핸들 자물쇠
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