JPH02212201A - 盗難防止機能が付加された自転車用ハブのクイックレリーズ装置および盗難防止機能が付加された自転車用シートのクイックレリーズ式固定装置 - Google Patents
盗難防止機能が付加された自転車用ハブのクイックレリーズ装置および盗難防止機能が付加された自転車用シートのクイックレリーズ式固定装置Info
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- JPH02212201A JPH02212201A JP1109497A JP10949789A JPH02212201A JP H02212201 A JPH02212201 A JP H02212201A JP 1109497 A JP1109497 A JP 1109497A JP 10949789 A JP10949789 A JP 10949789A JP H02212201 A JPH02212201 A JP H02212201A
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62H—CYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
- B62H5/00—Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles
- B62H5/001—Preventing theft of parts or accessories used on cycles, e.g. lamp, dynamo
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K25/00—Axle suspensions
- B62K25/02—Axle suspensions for mounting axles rigidly on cycle frame or fork, e.g. adjustably
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K2206/00—Quick release mechanisms adapted for cycles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B2200/00—Constructional details of connections not covered for in other groups of this subclass
- F16B2200/20—Connections with hook-like parts gripping behind a blind side of an element to be connected
- F16B2200/205—Connections with hook-like parts gripping behind a blind side of an element to be connected the hook being a separate retainer
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T70/5872—For cycles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明は、盗難防止機能が付加された自転車用ハブの
クイックレリーズ装置および盗難防止機能が付加された
自転車用シートのクイックレリーズ式固定装置に関する
。
クイックレリーズ装置および盗難防止機能が付加された
自転車用シートのクイックレリーズ式固定装置に関する
。
輪行軍、あるいはロードレーサーと称される比較的高級
なスポーツタイプの自転車の車輪のノ\ブは、クイック
レリーズ装置によって、レバーをハブ固定位置あるいは
ハブレリーズ位置に回動するだけで、容易にフレームに
対して着脱できるように構成されている。 このようなりイックレリーズ装置によってフレームに取
付けられる車輪は、レース中のタイヤのトラブルに即座
に対応して簡単な操作でこれを交換できるという利点を
もつ反面、レバー操作だけでなんら特別な工具を必要と
することなく簡単にハブのフレームに対する固定を解除
できるので、駐車中の自転車から盗難されやすいという
欠点をもつ。 また、最近の自転車のシートは、フレームの立てパイプ
に挿入されたシートポストのロックを、上記のクイック
レリーズ装置と類似するクイックレリーズ式の固定装置
によって、レバーの回動操作でワンタンチで行なえるよ
うになっている。この場合も、頻繁にシートの高さ調節
を行う場合には非常に都合が良い反面、レバー操作だけ
でなんら特別な工具を必要とすることな(シートポスト
のロックを解除できるので、シートをシートポストごと
簡単に盗まれやすいという欠点がある。 上記のようなりイックレリーズ装置によってフレームに
着脱される車輪、あるいはクイックレリーズ式の固定装
置によってフレームに固定されるシートをもつ自転車か
ら車輪あるいはシートが盗まれるのを、たとえばチェン
錠などで防止するには限界があり、わざわざ前後の車輪
およびシートの盗難を慮って多数のチェン錠を携行する
のも厄介である。 この発明は、上記の事情のもとで考え出されたものであ
って、クイックレリーズ装置によって取付けられる車輪
、あるいはクイックレリーズ式の固定装置によって固定
されるシートを備える自転車において、チェン錠などの
付加的で大損りな盗難防止手段を必要上することなく、
上記の車輪あるいはシートを、盗難され難い状態とする
ことができるようにすることをその目的とする。
なスポーツタイプの自転車の車輪のノ\ブは、クイック
レリーズ装置によって、レバーをハブ固定位置あるいは
ハブレリーズ位置に回動するだけで、容易にフレームに
対して着脱できるように構成されている。 このようなりイックレリーズ装置によってフレームに取
付けられる車輪は、レース中のタイヤのトラブルに即座
に対応して簡単な操作でこれを交換できるという利点を
もつ反面、レバー操作だけでなんら特別な工具を必要と
することなく簡単にハブのフレームに対する固定を解除
できるので、駐車中の自転車から盗難されやすいという
欠点をもつ。 また、最近の自転車のシートは、フレームの立てパイプ
に挿入されたシートポストのロックを、上記のクイック
レリーズ装置と類似するクイックレリーズ式の固定装置
によって、レバーの回動操作でワンタンチで行なえるよ
うになっている。この場合も、頻繁にシートの高さ調節
を行う場合には非常に都合が良い反面、レバー操作だけ
でなんら特別な工具を必要とすることな(シートポスト
のロックを解除できるので、シートをシートポストごと
簡単に盗まれやすいという欠点がある。 上記のようなりイックレリーズ装置によってフレームに
着脱される車輪、あるいはクイックレリーズ式の固定装
置によってフレームに固定されるシートをもつ自転車か
ら車輪あるいはシートが盗まれるのを、たとえばチェン
錠などで防止するには限界があり、わざわざ前後の車輪
およびシートの盗難を慮って多数のチェン錠を携行する
のも厄介である。 この発明は、上記の事情のもとで考え出されたものであ
って、クイックレリーズ装置によって取付けられる車輪
、あるいはクイックレリーズ式の固定装置によって固定
されるシートを備える自転車において、チェン錠などの
付加的で大損りな盗難防止手段を必要上することなく、
上記の車輪あるいはシートを、盗難され難い状態とする
ことができるようにすることをその目的とする。
【問題を解決するための手段]
上記課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手
段を講じている。 すなわち、本願の請求項1に記載した発明は、一端にナ
ツト体が螺合され、他端に軸直角方向のカム穴を開けら
れた大径頭部をもち、かつハブ軸の中央貫通孔に通挿さ
れるロッド、上記大径頭部に軸方向相対移動可能に套嵌
され、かつ上記カム穴と対応する軸支孔をもつ押え金具
、上記軸支孔および上記カム穴に連遣挿される支軸部と
、この支軸部を回転するためのアーム部とをもつレバー
、および、上記支軸部における上記カム大円に位1する
部位に、上記支軸部の回転軸心に対して偏心するように
形成された偏心カム部、を備え、上記レバーをそのハブ
固定位置とハブレリーズ位置間を回動させると上記偏心
カム部がハブ軸方向に往復移動して上記カム穴内面を押
し、上記ロッドと上記押え金具がハブ軸方向に相対移動
するように構成された自転車用ハブのクイックレリーズ
装置において、 上記ロッドの大径頭部の外端部に、ねじ手段によってロ
ッドの軸方向に往復移動可能であり、かつ押え金具の外
面側に実質的に当接可能なストッパ部をもつロック部材
を設ける一方、上記レバーの支軸部を上記押え金具の軸
支孔から工具を必要とすることなく脱抜しうるようにす
るレバー脱抜化手段を設けたことを特徴とする。 そして、本願の請求項2に記載した発明は、−端にナン
ド体が螺合され、他端に軸直角方向のカム穴を開けられ
た大径頭部をもち、かつ自転車フレームの立てパイプ上
端部に設けた一対の対向状シート固定用締め付け片の透
孔に通挿されるシートピン、上記大径頭部に軸方向相対
移動可能に套嵌され、かつ上記カム穴と対応する軸支孔
をもつ押え金具、上記軸支孔および上記カム穴に連通挿
される支軸部と、この支軸部を回転するためのアーム部
とをもつレバー、および、上記支軸部における上記カム
大円に位置する部位に、上記支軸部の回転軸心に対して
偏心するように形成された偏心カム部、を備え、上記レ
バーをそのシート固定位置とシートレリーズ位置間を回
動させると上記偏心カム部がシートピンの軸方向に往復
移動して上記カム穴内面を押し、上記シートピンと上記
押え金具がシートピンの軸方向に相対移動するように構
成された自転車用シートのクイックレリーズ式固定装置
において、 上記シートピンの大径頭部の外端部に、ねじ手段によっ
てシートピンの軸方向に往復移動可能であり、かつ押え
金具の外面側に実質的に当接可能なストッパ部をもつロ
ック部材を設ける一方、上記レバーの支軸部を上記押え
金具の軸支孔から工具を必要とすることなく脱抜しうる
ようにするレバー脱抜化手段を設けたことを特徴とする
。 【作用】 作用については、盗難防止機能が付加された自転車用ハ
ブのクイックレリーズ装置を代表して説明する。 レバーをハブレリーズ位置からハブ固定位置まで回動さ
せると、このレバーの偏心カム部およびこれを内挿する
大径頭部のカム穴の協働カム作用により、押え金具は、
大径頭部に対して相対的にハブ軸方向内方に強制移動さ
せられる。これによりロッドの一端のナツト体と、上記
押え金具との間の間隔が最小となり、これらの間にホー
クエンドを挟圧するハブ固定力が生まれる。 上記のようにレバーをハブ固定位置まで回動させた状態
で、大径頭部に設けられたロック部材を回すと、ねじ手
段によってこのロック部材はロッドの軸方向内方に移動
し、そのストッパ部が押え金具の外面側に実質的に当接
する。したがって、上記のように大径頭部に対して内方
に移動させられた押え金具は、このロック部材のストッ
パ部に外側から押えられて、外方へ移動できなくなる。 すなわち、押え金具は、大径頭部に対して相対的に最内
方に移動した状態で実質的に大径頭部に対して固定され
る。この状態からレバーをハブレリーズ方向に回動させ
ようとすると、レバーはカム軸部とカム穴との間に形成
されるガタの分、若干回動するが、完全にハブレリーズ
位置に戻ることはできない、こうして、レバーをガタの
分ハブレリーズ方向に戻すと、ホークエンドに対する挟
圧力の反力のすべてがロック部材によって受は止められ
ることになる。 次に、レバー脱抜化手段を操作して、レバーの支軸部を
押え金具の軸支孔から抜き取る。上記のように、このと
きホークエンドに対する挟圧力の反力はロック部材によ
って受は止められているので、レバーの支軸部は押え金
具の軸支孔ないしロッドの大径頭部のカム穴から容易に
抜き取ることができる。こうしてレバーの支軸部が抜き
取られた後は、ホークエンドに対する挟圧力の反力のす
べてがロック部材によって受は止められることから、押
え金具の外面とロック部材のストッパ部との間に大きな
圧着力が作用しており、したがって、上記の圧着力によ
る摩mM1抗により、ロック部材を容易に螺解できなく
なる。 したがって、ハブ固定後のクイックレリーズ装置からレ
バーを抜き取った後は、ロック部材を容易に螺解するこ
とができず、また、クイックレリーズ装置の押え金具に
付属しているべきレバーが存在しないので、窃盗者にと
ってクイックレリーズ装置の解除方法が不明となる。 一方、自転車の所有者が上記クイックレリーズ装置を再
びレバーによるハブ固定およびハブレリーズ操作が可能
な状態にするには、レバーの支軸部を押え金具の軸支孔
に挿入すればよい、この挿入は、カム軸部の回転位置を
合わすことにより、容易に行うことができる。 なお、以上の作用は、クイックレリーズ式のシート固定
装置についても同様である。
段を講じている。 すなわち、本願の請求項1に記載した発明は、一端にナ
ツト体が螺合され、他端に軸直角方向のカム穴を開けら
れた大径頭部をもち、かつハブ軸の中央貫通孔に通挿さ
れるロッド、上記大径頭部に軸方向相対移動可能に套嵌
され、かつ上記カム穴と対応する軸支孔をもつ押え金具
、上記軸支孔および上記カム穴に連遣挿される支軸部と
、この支軸部を回転するためのアーム部とをもつレバー
、および、上記支軸部における上記カム大円に位1する
部位に、上記支軸部の回転軸心に対して偏心するように
形成された偏心カム部、を備え、上記レバーをそのハブ
固定位置とハブレリーズ位置間を回動させると上記偏心
カム部がハブ軸方向に往復移動して上記カム穴内面を押
し、上記ロッドと上記押え金具がハブ軸方向に相対移動
するように構成された自転車用ハブのクイックレリーズ
装置において、 上記ロッドの大径頭部の外端部に、ねじ手段によってロ
ッドの軸方向に往復移動可能であり、かつ押え金具の外
面側に実質的に当接可能なストッパ部をもつロック部材
を設ける一方、上記レバーの支軸部を上記押え金具の軸
支孔から工具を必要とすることなく脱抜しうるようにす
るレバー脱抜化手段を設けたことを特徴とする。 そして、本願の請求項2に記載した発明は、−端にナン
ド体が螺合され、他端に軸直角方向のカム穴を開けられ
た大径頭部をもち、かつ自転車フレームの立てパイプ上
端部に設けた一対の対向状シート固定用締め付け片の透
孔に通挿されるシートピン、上記大径頭部に軸方向相対
移動可能に套嵌され、かつ上記カム穴と対応する軸支孔
をもつ押え金具、上記軸支孔および上記カム穴に連通挿
される支軸部と、この支軸部を回転するためのアーム部
とをもつレバー、および、上記支軸部における上記カム
大円に位置する部位に、上記支軸部の回転軸心に対して
偏心するように形成された偏心カム部、を備え、上記レ
バーをそのシート固定位置とシートレリーズ位置間を回
動させると上記偏心カム部がシートピンの軸方向に往復
移動して上記カム穴内面を押し、上記シートピンと上記
押え金具がシートピンの軸方向に相対移動するように構
成された自転車用シートのクイックレリーズ式固定装置
において、 上記シートピンの大径頭部の外端部に、ねじ手段によっ
てシートピンの軸方向に往復移動可能であり、かつ押え
金具の外面側に実質的に当接可能なストッパ部をもつロ
ック部材を設ける一方、上記レバーの支軸部を上記押え
金具の軸支孔から工具を必要とすることなく脱抜しうる
ようにするレバー脱抜化手段を設けたことを特徴とする
。 【作用】 作用については、盗難防止機能が付加された自転車用ハ
ブのクイックレリーズ装置を代表して説明する。 レバーをハブレリーズ位置からハブ固定位置まで回動さ
せると、このレバーの偏心カム部およびこれを内挿する
大径頭部のカム穴の協働カム作用により、押え金具は、
大径頭部に対して相対的にハブ軸方向内方に強制移動さ
せられる。これによりロッドの一端のナツト体と、上記
押え金具との間の間隔が最小となり、これらの間にホー
クエンドを挟圧するハブ固定力が生まれる。 上記のようにレバーをハブ固定位置まで回動させた状態
で、大径頭部に設けられたロック部材を回すと、ねじ手
段によってこのロック部材はロッドの軸方向内方に移動
し、そのストッパ部が押え金具の外面側に実質的に当接
する。したがって、上記のように大径頭部に対して内方
に移動させられた押え金具は、このロック部材のストッ
パ部に外側から押えられて、外方へ移動できなくなる。 すなわち、押え金具は、大径頭部に対して相対的に最内
方に移動した状態で実質的に大径頭部に対して固定され
る。この状態からレバーをハブレリーズ方向に回動させ
ようとすると、レバーはカム軸部とカム穴との間に形成
されるガタの分、若干回動するが、完全にハブレリーズ
位置に戻ることはできない、こうして、レバーをガタの
分ハブレリーズ方向に戻すと、ホークエンドに対する挟
圧力の反力のすべてがロック部材によって受は止められ
ることになる。 次に、レバー脱抜化手段を操作して、レバーの支軸部を
押え金具の軸支孔から抜き取る。上記のように、このと
きホークエンドに対する挟圧力の反力はロック部材によ
って受は止められているので、レバーの支軸部は押え金
具の軸支孔ないしロッドの大径頭部のカム穴から容易に
抜き取ることができる。こうしてレバーの支軸部が抜き
取られた後は、ホークエンドに対する挟圧力の反力のす
べてがロック部材によって受は止められることから、押
え金具の外面とロック部材のストッパ部との間に大きな
圧着力が作用しており、したがって、上記の圧着力によ
る摩mM1抗により、ロック部材を容易に螺解できなく
なる。 したがって、ハブ固定後のクイックレリーズ装置からレ
バーを抜き取った後は、ロック部材を容易に螺解するこ
とができず、また、クイックレリーズ装置の押え金具に
付属しているべきレバーが存在しないので、窃盗者にと
ってクイックレリーズ装置の解除方法が不明となる。 一方、自転車の所有者が上記クイックレリーズ装置を再
びレバーによるハブ固定およびハブレリーズ操作が可能
な状態にするには、レバーの支軸部を押え金具の軸支孔
に挿入すればよい、この挿入は、カム軸部の回転位置を
合わすことにより、容易に行うことができる。 なお、以上の作用は、クイックレリーズ式のシート固定
装置についても同様である。
以上のように本願発明の盗難防止機能が付加された自転
車用ハブのクイックレリーズLl!あるいは盗難防止機
能が付加された自転車用シートのクイックレリーズ式固
定装置によれば、レバーをハブ固定位置あるいはシート
固定位置へのハブ固定あるいはシート固定操作の後、レ
バー脱抜化手段を操作してレバーの支軸部を押え金具か
ら抜き砲るだけで、なんら特別な工具や特別な部材を必
要とすることなく、自転車の車輪、あるいはシートを盗
難されに(い状態とすることができる。
車用ハブのクイックレリーズLl!あるいは盗難防止機
能が付加された自転車用シートのクイックレリーズ式固
定装置によれば、レバーをハブ固定位置あるいはシート
固定位置へのハブ固定あるいはシート固定操作の後、レ
バー脱抜化手段を操作してレバーの支軸部を押え金具か
ら抜き砲るだけで、なんら特別な工具や特別な部材を必
要とすることなく、自転車の車輪、あるいはシートを盗
難されに(い状態とすることができる。
【実施例の説明]
以下、本願発明の実施例を図面を参照して具体的に説明
する。 まず、請求項1に記載した盗難防止機能が付加された自
転車用ハブのクイックレリーズ装置fの実施例を第1図
ないし第4図を参照して説明する。 第1図に示すように、本願発明のようなりイックレリー
ズ装置1で自転車のホークエンド2.2に装着さるハブ
軸3は、軸方向貫通孔4を備えるものが使用される。こ
のハブ軸3には、左右のベアリング部5.6を介してハ
ブ体7が回転可能に支持される。すなわち、ハブ体7の
中央貫通孔8の両端大径部内周に形成された球受は面9
.10と、ハブ軸3に螺合された球押し1).12との
間に、それぞれ複数個の鋼球13.14が転勤可能に介
装され、これにより、ハブ体7はハブ軸3に対し、回転
可能に支持される。ハブ体7の左右外周部に形成される
ハブ鍔15.16には2図示しないリムに連結されたス
ポークの基端が連結され、これにより、ハブ、スポーク
ないしリムならびにタイヤからなる車輪が構成される。 なお、ハブ軸上における上記球押し1).12の外側に
は、ロックナツト17.18が二重ロックナツト状に螺
合され、球押し1).12の緩みが防止される。 上記のようにしてハブ体7を支持するハブ軸3をホーク
エンド2.2に対して簡単に着脱することができるクイ
ックレリーズ装置1は、上記ハブ軸3の軸方向貫通孔4
に通挿されるロフト19と、このロッド19の一端に形
成された螺軸部20に螺合されるナツト体21と、この
ロッド19の他端に形成される大径頭部22に套嵌され
、レバー23の回動操作によってロッド19に対して軸
方向に強制往復移動させられる押え金具24とによって
基本的に構成される。上記大径頭部22には、軸直角方
向にカム穴25が開けられるとともに、押え金具24の
側壁にはこのカム穴25と対応する軸支孔26,26が
開けられる。上記レバー23は、上記軸支孔26,26
に回転可能に挿入支持され、かつ中間部が上記カム穴2
5に通挿される支軸部27と、この支軸部27の一端か
らクランク状に折れ曲がって延びるアーム部28とを備
える。そして上記支軸部27における上記カム穴25内
に通挿される部位には、支軸部27の回転軸心に対して
所定方向に偏位した偏心カム部29が形成される。 上記偏心カム部29は、レバー23のアーム部28がほ
ぼ第2図に示すハブレリーズ位置にあるときハブ軸方向
内方に寄り、逆にアーム部28がほぼ第3図に示すハブ
固定位置にあるときハブ軸方向外方に寄るように形成さ
れる。したがって、ハブレリーズ位置からレバー23を
ハブ固定位置まで、すなわち、第2図矢印A方向に回動
させると、上記偏心カム部29がカム穴25を外方に押
してロッド19を押え金具24に対して相対的に矢印a
方向に移動させ、その結果ナンド体21と押え金具24
との間隔が縮まり、逆に、第3図に示すハブ固定位置か
らレバー23・をハブレリーズ方向、すなわち第3図矢
印B方向に回動させると、ナツト体21と押え金具24
との間隔が拡がるのである。 さらに、本願発明では、第1図ないし第3図に詳示する
ように、上記ロッド19の大径頭部22の外端部にねじ
手段30によってロッド19の軸方向に往復移動可能で
あり、かつ押え金具24の外面側に実質的に当接可能な
ストッパ部3】をもつロック部材32を設ける。第1図
ないし第3図の例では、押え金具24を後端をも開放し
たパイプ状に形成するとともに、この内部に位置する上
記大径頭部22の外端面に軸方向外向きのねじ軸33を
突設し、このねじ軸33に、上記パイプ状押え金具24
の外端面に当接しうるフランジ状のストッパ部31をも
つロック部材32を螺合している。 さらに、本願発明では、上記レバー23の支軸部27を
上記押え金具24の軸支孔26から工具を必要とするこ
となく脱抜しうるようにするレバー脱抜化手段35を設
けるのであるが、本例では、上記レバー23の支軸部2
7を上記軸支孔2Gおよびカム穴25内に通挿された状
態で保持するために上記支軸部27の先端に形成したね
じ部34に螺合されるナンド35aを、蝶ナンドとして
いる。そうすると、この蝶ナンド35aを螺解すること
により、レバー23の支軸部27は、押え金具24の軸
支孔26から脱抜しうる状態となり、支軸部27を軸支
孔26から引き抜くことができるようになる。 次に、上記の構成のクイックレリーズ装置の使用法を説
明する。 上記ロック部材32をねじ軸33に対して十分外方に螺
回した状態では、ストッパ部31が十分外方に位置する
ので、ハブ固定位置とハブレリーズ位置間のレバー23
の回動により、押え金具24をロッド19の大径頭部2
2に対して軸方向に移動させることができる。上記ハブ
体7を支持するハブ軸3をクイックレリーズ装置1によ
って自転車フレームに固定する場合、第2図°に示すよ
うに、レバー23をハブレリーズ方向に回動させてナン
ド体21と押え金具24との間隔を最大に拡げた状態に
おいて、両ホークエンド2.2の爪溝2a、2a (第
4図参照)に、両ホークエンド2゜2がそれぞれナツト
体21とロックナツト17および押え金具24とロック
ナンド18とに挟まれるようにしながら、ハブ軸3をは
め込む、そうして、レバー23をハブ固定位置まで回動
させてナンド体21と押え金具24との間隔を最小とす
ると、両ホークエンド2.2は、それぞれナンド体21
とロックナンド17、および、押え金具24とロックナ
ツト18との間に挟圧され、その結果としてハブ軸3は
両ホークエンド2.2間に掛は渡し状に固定支持される
。 この状態では、押え金具24は大径頭部22に対して最
内方に位置しており、したがって第3図に仮想線で示す
ように押え金具24の外端面とロック部材32のストッ
パ部31との間に間隙が生じるが、次に、ロック部材3
2を螺回してこれを軸方向内方に移動させ、第3図に実
線で示すようにそのストッパ部31を押え金具24の外
端面に当接させるのである。このとき、ロック部材32
は、軽く螺回することができる。 ロック部材32は、大径頭部22に取付けられているか
ら、そのストッパ部31が押え金具24の外端面に当接
している以上、押え金具24が大径頭部22に対して外
方に移動することはない。 すなわち、ホークエンド2.2に対する挟圧力が解除さ
れてハブないし車輪がフレームから脱落することはあり
えない、たとえレバー23にハブレリーズ方向に回動さ
廿ようとする外力が作用しても、押え金具24の外方移
動が阻止されていることから、レバー23が完全にハブ
レリーズ位置まで戻り回動することはない。 さて、駐車中に窃盗者による車輪の盗難を予防するには
、さらに次のような操作をする。すわなち、上記蝶ナツ
ト35aを外して、レバー23の支軸部27を押え金具
24の軸支孔26から抜き取っておくのである。 上記支軸部27が押え金具24の軸支孔26内に挿入さ
れている状態においては、ホークエンド2.2に対する
挟圧力の反力の一部が支軸部27に対してせん断力とし
て作用し、換言すると、上記反力は支軸部27とロック
部材32とに分散して受は止められているが、レバー2
3をその支軸部27とカム穴25との間のガタが許容す
る範囲でハブレリーズ方向に戻り回動させると、上記挟
圧力の反力としての押え金具24を軸方向外方へ押圧し
ようとする力のすべてがその外端面に対してストッパ部
31が当接しているロック部材32によって受は止めら
れることとなる。したがってこのとき、ハブ軸3をホー
クエンド2に固定しようとする強大な挟圧力と同等の力
で押え金具24の外端面とロック部材32とが密着させ
られることとなり、これらの間に発生する大きな摩擦力
により、ロック部材32が容易にロック解除方向に回転
できない状態となっている。そしてこの状態においては
、レバー23の支軸部27には何らせん断力が作用して
おらず、これを容易に押え金具24の軸支孔26から抜
き取ることができるのである。 上記のようにハブ固定後にレバー23を抜き取った状態
においては、クイックレリーズ装W1における押え金具
24に当然付設しているべきレバー23が存在せず、し
かもロック部材32をロック解除方向に回転させようと
しても強力な摩擦力によって容易に回転できないので、
窃盗者にとってクイックレリーズ装Nlの解除方法が不
明となり、したがって車輪の盗難の可能性がきわめて少
なくなるのである。 一方、自転車の所有者が上記クイックレリーズ装置1を
再びレバーによるレリーズ操作可能な状態とするには、
レバー23の支軸部27を押え金具24の軸支孔26に
挿入し、その支軸部27の先端に蝶ナツト35aを螺合
させればよい、このときカム軸部の回転位置を合わせる
ことにより、支軸部27を何ら問題な(押え金具24の
軸支孔26に挿入することができる。 次に、請求項2に記載した盗難防止機能が付加された自
転車用シートのクイックレリーズ式固定装置の実施例を
第5図および第6図を参照して説明する。 自転車用シート36は、乗者が着座するシート本体37
を上端部に支持する円筒バイブ状のシートポスト38を
、自転車フレームの立てパイプ39に挿入した状態で、
クイックレリーズ式固定装置40によって固定するよう
に構成される。すわなち、上記量てパイプ39の上端に
は、所定長さの縦スリット41が形成されており、上記
クイックレリーズ式固定装置40は、上記スリット41
を挟むようにして立てパイプ39の外面に延出させられ
て対向する一対の締め付け片42.42の間隔を、レバ
ー23の回動操作によってワンタッチで拡縮できるよう
に構成されている。上記締め付け片42.42どうしの
間隔が縮まると、立てパイプ39の上端部の内径が強制
的に縮小され、これに内挿されるシートポスト38が締
め付け固定される。逆に、上記締め付け片どうしの間隔
が拡がると、立てパイプ39の上端の内径が弾性的に復
帰拡大し、これに内挿されるシートポスト38に対する
締め付け固定力が解除される。したがって、上記レバー
23をシートレリーズ方向に回動させてシートポスト3
8に対する締め付け固定力を解除した状態においてシー
トポスト38の立てパイプ39に対する挿入量を調節し
、そうして上記レバー23をシート固定方向に回動させ
るだけで、特別な工具を部品を必要とすることなく、き
わめて簡単にシート高さ調節を行うことができるのであ
る。 上記自転車用シートのクイックレリーズ式固定装置40
は、第1図ないし第4図に示した自転車用ハブのクイッ
クレリーズ装置と同等の構成をもつ。 すなわち、第6図に詳示するように、上記締め付け片4
2.42に開けた透孔43,43に、上述のクイックレ
リーズ装置lのロッド19に相当するシートピン19’
が通挿される。このシートピン19’の一端の螺軸部2
0にナツト体21が螺合されるとともに、他端に形成し
た大径頭部22にレバー23の回動操作によってシート
ピン19“の軸方向に強制的に往復移動させられる押え
金具24が套嵌される。このシート用のクイックレリー
ズ式固定装置40は、第1図ないし第4図に示す自転車
用ハブのクイックレリーズ装置1に対し、そのロッド1
9に相当する部材が、長さおよび太さが若干異なるシー
トピン19′となるだけで、その他の構成を全(同一と
することができ、また、その使用方法もほぼ同一である
。 このような構成をもつ自転車用シートのクイックレリー
ズ式固定装置40によってシートが盗難されにくい状態
とするには、ロック部材32を十分螺退させた状態でレ
バー23をシート固定方向に回動させ、そしてロック部
材32を螺進させてそのストッパ部31を押え金具24
の外端面に当接させるというシート固定操作を行った後
、レバー脱抜化手段としての蝶すγトコ5aを外してレ
バー23を押え金具24から抜き取ればよい。 なお、押え金具24に対してねじ手段30を介して付設
されるロック部材32は、第7図に示すように、大径頭
部22の外端面に軸方向のねじ穴44を設け、これにボ
ルト形態のロック部材32を螺合して構成するようにし
てもよい、この場合、ボルトの鍔状頭部がストッパ部3
1として機能する。 また、第8図に示す例は、大径頭部22自体の軸方向外
方部に雄ねじ部45を形成し、これに袋ナンド形態のロ
ック部材32を螺合して構成している。この例の場合に
は、袋ナンドに鍔状のストッパ部31が形成されている
。 これらの例においても、ロック部材32を螺回すること
によってこれを大径頭部22に対して軸方向に移動させ
ることができるので、上述の各実施例と同等の作用効果
が期待できる。そしてこれら第7図および第8図の構成
は、自転車用ハブのクイックレリーズ装y1)にも、自
転車用シートのクイックレリーズ式固定装″!40にも
適用できる。 また、レバー脱抜化手段35は、第9図ないし第12図
に示すように構成することもできる。 この図示例では、略有底筒状の押え金具24に、レバー
脱抜化手段35を構成する樹脂製の略筒杖レバー固定キ
ャンプ46を、レバー脱抜可能位置とレバー脱抜不能位
置との間を回転位置調整可能に套挿している。上記レバ
ー固定キャップ46には、第9図および第10図に示す
ように、レバー23の支軸部27の基端鍔部27aより
やや大径のレバー抜き孔部47aと、これに周方向にず
れた位置に連続して形成された、上記基端鍔部27aよ
り小径のレバー抜き止め孔部47bとからなるレバー通
挿孔47が設けられている。 上記レバー抜き孔部47aは、レバー固定キャップ46
をレバー脱抜可能位置に位置させたとき、上記基端鍔部
27aの位置と一致するように形成されている。したが
って、レバー固定キャンプ46をレバー脱抜可能位置に
位置させたとき、レバー23の支軸部27を、押え金具
24およびレバー固定キャップ46から抜き外すことが
できる。 また、上記レバー抜き止め孔部47bは、レバー固定キ
ャップ46をレバー抜き止め位置に位置させたとき、上
記基端鍔部27aの位置と一致するように形成されてい
る。したがって、レバー固定キャップ46をレバー脱抜
不能位置に位置させた状態においては、押え金具24お
よびレバー固定キャップ46からのレバー23の抜けが
防止される。 本例の場合には、レバー23の支軸部27の先端に、上
記実施例で設けたようなレバー23の脱抜を阻止するた
めのナンドを設けないで済む。したがって、装置の外観
がスマートなものとなり、その見栄えが非常に良くなる
。 また、本例では、第1)図および第12図に示すように
、レバー固定キャップ46の内周面に、保合凸部48を
設けているとともに、押え金具24の外周面に、レバー
固定キャップ46をレバー脱抜可能位置およびレバー脱
抜不能位置に位置させたときに、上記係合凸部48が係
合する保合四部(図示略)を設けている。したがって、
レバー脱抜可能位置とレバー脱抜不能位置間のレバー固
定キャップ46の回転位置調整を節度感をもって行うこ
とができるとともに、上記の各回転位置でレバー固定キ
ャップ46を適切に保持しておくことができる。 なお、本例においても、ロック部材32を螺回すること
によってこれを大径頭部22に対して軸方向に相対移動
させることができるので、上記実施例と同様の作用効果
が期待できることはいうまでもない。 また、本例のレバー脱抜化手段は、自転車用ハブのクイ
ックレリーズ装置と自転車用シートのクイックレリーズ
式固定装置の何れにも適用できる。
する。 まず、請求項1に記載した盗難防止機能が付加された自
転車用ハブのクイックレリーズ装置fの実施例を第1図
ないし第4図を参照して説明する。 第1図に示すように、本願発明のようなりイックレリー
ズ装置1で自転車のホークエンド2.2に装着さるハブ
軸3は、軸方向貫通孔4を備えるものが使用される。こ
のハブ軸3には、左右のベアリング部5.6を介してハ
ブ体7が回転可能に支持される。すなわち、ハブ体7の
中央貫通孔8の両端大径部内周に形成された球受は面9
.10と、ハブ軸3に螺合された球押し1).12との
間に、それぞれ複数個の鋼球13.14が転勤可能に介
装され、これにより、ハブ体7はハブ軸3に対し、回転
可能に支持される。ハブ体7の左右外周部に形成される
ハブ鍔15.16には2図示しないリムに連結されたス
ポークの基端が連結され、これにより、ハブ、スポーク
ないしリムならびにタイヤからなる車輪が構成される。 なお、ハブ軸上における上記球押し1).12の外側に
は、ロックナツト17.18が二重ロックナツト状に螺
合され、球押し1).12の緩みが防止される。 上記のようにしてハブ体7を支持するハブ軸3をホーク
エンド2.2に対して簡単に着脱することができるクイ
ックレリーズ装置1は、上記ハブ軸3の軸方向貫通孔4
に通挿されるロフト19と、このロッド19の一端に形
成された螺軸部20に螺合されるナツト体21と、この
ロッド19の他端に形成される大径頭部22に套嵌され
、レバー23の回動操作によってロッド19に対して軸
方向に強制往復移動させられる押え金具24とによって
基本的に構成される。上記大径頭部22には、軸直角方
向にカム穴25が開けられるとともに、押え金具24の
側壁にはこのカム穴25と対応する軸支孔26,26が
開けられる。上記レバー23は、上記軸支孔26,26
に回転可能に挿入支持され、かつ中間部が上記カム穴2
5に通挿される支軸部27と、この支軸部27の一端か
らクランク状に折れ曲がって延びるアーム部28とを備
える。そして上記支軸部27における上記カム穴25内
に通挿される部位には、支軸部27の回転軸心に対して
所定方向に偏位した偏心カム部29が形成される。 上記偏心カム部29は、レバー23のアーム部28がほ
ぼ第2図に示すハブレリーズ位置にあるときハブ軸方向
内方に寄り、逆にアーム部28がほぼ第3図に示すハブ
固定位置にあるときハブ軸方向外方に寄るように形成さ
れる。したがって、ハブレリーズ位置からレバー23を
ハブ固定位置まで、すなわち、第2図矢印A方向に回動
させると、上記偏心カム部29がカム穴25を外方に押
してロッド19を押え金具24に対して相対的に矢印a
方向に移動させ、その結果ナンド体21と押え金具24
との間隔が縮まり、逆に、第3図に示すハブ固定位置か
らレバー23・をハブレリーズ方向、すなわち第3図矢
印B方向に回動させると、ナツト体21と押え金具24
との間隔が拡がるのである。 さらに、本願発明では、第1図ないし第3図に詳示する
ように、上記ロッド19の大径頭部22の外端部にねじ
手段30によってロッド19の軸方向に往復移動可能で
あり、かつ押え金具24の外面側に実質的に当接可能な
ストッパ部3】をもつロック部材32を設ける。第1図
ないし第3図の例では、押え金具24を後端をも開放し
たパイプ状に形成するとともに、この内部に位置する上
記大径頭部22の外端面に軸方向外向きのねじ軸33を
突設し、このねじ軸33に、上記パイプ状押え金具24
の外端面に当接しうるフランジ状のストッパ部31をも
つロック部材32を螺合している。 さらに、本願発明では、上記レバー23の支軸部27を
上記押え金具24の軸支孔26から工具を必要とするこ
となく脱抜しうるようにするレバー脱抜化手段35を設
けるのであるが、本例では、上記レバー23の支軸部2
7を上記軸支孔2Gおよびカム穴25内に通挿された状
態で保持するために上記支軸部27の先端に形成したね
じ部34に螺合されるナンド35aを、蝶ナンドとして
いる。そうすると、この蝶ナンド35aを螺解すること
により、レバー23の支軸部27は、押え金具24の軸
支孔26から脱抜しうる状態となり、支軸部27を軸支
孔26から引き抜くことができるようになる。 次に、上記の構成のクイックレリーズ装置の使用法を説
明する。 上記ロック部材32をねじ軸33に対して十分外方に螺
回した状態では、ストッパ部31が十分外方に位置する
ので、ハブ固定位置とハブレリーズ位置間のレバー23
の回動により、押え金具24をロッド19の大径頭部2
2に対して軸方向に移動させることができる。上記ハブ
体7を支持するハブ軸3をクイックレリーズ装置1によ
って自転車フレームに固定する場合、第2図°に示すよ
うに、レバー23をハブレリーズ方向に回動させてナン
ド体21と押え金具24との間隔を最大に拡げた状態に
おいて、両ホークエンド2.2の爪溝2a、2a (第
4図参照)に、両ホークエンド2゜2がそれぞれナツト
体21とロックナツト17および押え金具24とロック
ナンド18とに挟まれるようにしながら、ハブ軸3をは
め込む、そうして、レバー23をハブ固定位置まで回動
させてナンド体21と押え金具24との間隔を最小とす
ると、両ホークエンド2.2は、それぞれナンド体21
とロックナンド17、および、押え金具24とロックナ
ツト18との間に挟圧され、その結果としてハブ軸3は
両ホークエンド2.2間に掛は渡し状に固定支持される
。 この状態では、押え金具24は大径頭部22に対して最
内方に位置しており、したがって第3図に仮想線で示す
ように押え金具24の外端面とロック部材32のストッ
パ部31との間に間隙が生じるが、次に、ロック部材3
2を螺回してこれを軸方向内方に移動させ、第3図に実
線で示すようにそのストッパ部31を押え金具24の外
端面に当接させるのである。このとき、ロック部材32
は、軽く螺回することができる。 ロック部材32は、大径頭部22に取付けられているか
ら、そのストッパ部31が押え金具24の外端面に当接
している以上、押え金具24が大径頭部22に対して外
方に移動することはない。 すなわち、ホークエンド2.2に対する挟圧力が解除さ
れてハブないし車輪がフレームから脱落することはあり
えない、たとえレバー23にハブレリーズ方向に回動さ
廿ようとする外力が作用しても、押え金具24の外方移
動が阻止されていることから、レバー23が完全にハブ
レリーズ位置まで戻り回動することはない。 さて、駐車中に窃盗者による車輪の盗難を予防するには
、さらに次のような操作をする。すわなち、上記蝶ナツ
ト35aを外して、レバー23の支軸部27を押え金具
24の軸支孔26から抜き取っておくのである。 上記支軸部27が押え金具24の軸支孔26内に挿入さ
れている状態においては、ホークエンド2.2に対する
挟圧力の反力の一部が支軸部27に対してせん断力とし
て作用し、換言すると、上記反力は支軸部27とロック
部材32とに分散して受は止められているが、レバー2
3をその支軸部27とカム穴25との間のガタが許容す
る範囲でハブレリーズ方向に戻り回動させると、上記挟
圧力の反力としての押え金具24を軸方向外方へ押圧し
ようとする力のすべてがその外端面に対してストッパ部
31が当接しているロック部材32によって受は止めら
れることとなる。したがってこのとき、ハブ軸3をホー
クエンド2に固定しようとする強大な挟圧力と同等の力
で押え金具24の外端面とロック部材32とが密着させ
られることとなり、これらの間に発生する大きな摩擦力
により、ロック部材32が容易にロック解除方向に回転
できない状態となっている。そしてこの状態においては
、レバー23の支軸部27には何らせん断力が作用して
おらず、これを容易に押え金具24の軸支孔26から抜
き取ることができるのである。 上記のようにハブ固定後にレバー23を抜き取った状態
においては、クイックレリーズ装W1における押え金具
24に当然付設しているべきレバー23が存在せず、し
かもロック部材32をロック解除方向に回転させようと
しても強力な摩擦力によって容易に回転できないので、
窃盗者にとってクイックレリーズ装Nlの解除方法が不
明となり、したがって車輪の盗難の可能性がきわめて少
なくなるのである。 一方、自転車の所有者が上記クイックレリーズ装置1を
再びレバーによるレリーズ操作可能な状態とするには、
レバー23の支軸部27を押え金具24の軸支孔26に
挿入し、その支軸部27の先端に蝶ナツト35aを螺合
させればよい、このときカム軸部の回転位置を合わせる
ことにより、支軸部27を何ら問題な(押え金具24の
軸支孔26に挿入することができる。 次に、請求項2に記載した盗難防止機能が付加された自
転車用シートのクイックレリーズ式固定装置の実施例を
第5図および第6図を参照して説明する。 自転車用シート36は、乗者が着座するシート本体37
を上端部に支持する円筒バイブ状のシートポスト38を
、自転車フレームの立てパイプ39に挿入した状態で、
クイックレリーズ式固定装置40によって固定するよう
に構成される。すわなち、上記量てパイプ39の上端に
は、所定長さの縦スリット41が形成されており、上記
クイックレリーズ式固定装置40は、上記スリット41
を挟むようにして立てパイプ39の外面に延出させられ
て対向する一対の締め付け片42.42の間隔を、レバ
ー23の回動操作によってワンタッチで拡縮できるよう
に構成されている。上記締め付け片42.42どうしの
間隔が縮まると、立てパイプ39の上端部の内径が強制
的に縮小され、これに内挿されるシートポスト38が締
め付け固定される。逆に、上記締め付け片どうしの間隔
が拡がると、立てパイプ39の上端の内径が弾性的に復
帰拡大し、これに内挿されるシートポスト38に対する
締め付け固定力が解除される。したがって、上記レバー
23をシートレリーズ方向に回動させてシートポスト3
8に対する締め付け固定力を解除した状態においてシー
トポスト38の立てパイプ39に対する挿入量を調節し
、そうして上記レバー23をシート固定方向に回動させ
るだけで、特別な工具を部品を必要とすることなく、き
わめて簡単にシート高さ調節を行うことができるのであ
る。 上記自転車用シートのクイックレリーズ式固定装置40
は、第1図ないし第4図に示した自転車用ハブのクイッ
クレリーズ装置と同等の構成をもつ。 すなわち、第6図に詳示するように、上記締め付け片4
2.42に開けた透孔43,43に、上述のクイックレ
リーズ装置lのロッド19に相当するシートピン19’
が通挿される。このシートピン19’の一端の螺軸部2
0にナツト体21が螺合されるとともに、他端に形成し
た大径頭部22にレバー23の回動操作によってシート
ピン19“の軸方向に強制的に往復移動させられる押え
金具24が套嵌される。このシート用のクイックレリー
ズ式固定装置40は、第1図ないし第4図に示す自転車
用ハブのクイックレリーズ装置1に対し、そのロッド1
9に相当する部材が、長さおよび太さが若干異なるシー
トピン19′となるだけで、その他の構成を全(同一と
することができ、また、その使用方法もほぼ同一である
。 このような構成をもつ自転車用シートのクイックレリー
ズ式固定装置40によってシートが盗難されにくい状態
とするには、ロック部材32を十分螺退させた状態でレ
バー23をシート固定方向に回動させ、そしてロック部
材32を螺進させてそのストッパ部31を押え金具24
の外端面に当接させるというシート固定操作を行った後
、レバー脱抜化手段としての蝶すγトコ5aを外してレ
バー23を押え金具24から抜き取ればよい。 なお、押え金具24に対してねじ手段30を介して付設
されるロック部材32は、第7図に示すように、大径頭
部22の外端面に軸方向のねじ穴44を設け、これにボ
ルト形態のロック部材32を螺合して構成するようにし
てもよい、この場合、ボルトの鍔状頭部がストッパ部3
1として機能する。 また、第8図に示す例は、大径頭部22自体の軸方向外
方部に雄ねじ部45を形成し、これに袋ナンド形態のロ
ック部材32を螺合して構成している。この例の場合に
は、袋ナンドに鍔状のストッパ部31が形成されている
。 これらの例においても、ロック部材32を螺回すること
によってこれを大径頭部22に対して軸方向に移動させ
ることができるので、上述の各実施例と同等の作用効果
が期待できる。そしてこれら第7図および第8図の構成
は、自転車用ハブのクイックレリーズ装y1)にも、自
転車用シートのクイックレリーズ式固定装″!40にも
適用できる。 また、レバー脱抜化手段35は、第9図ないし第12図
に示すように構成することもできる。 この図示例では、略有底筒状の押え金具24に、レバー
脱抜化手段35を構成する樹脂製の略筒杖レバー固定キ
ャンプ46を、レバー脱抜可能位置とレバー脱抜不能位
置との間を回転位置調整可能に套挿している。上記レバ
ー固定キャップ46には、第9図および第10図に示す
ように、レバー23の支軸部27の基端鍔部27aより
やや大径のレバー抜き孔部47aと、これに周方向にず
れた位置に連続して形成された、上記基端鍔部27aよ
り小径のレバー抜き止め孔部47bとからなるレバー通
挿孔47が設けられている。 上記レバー抜き孔部47aは、レバー固定キャップ46
をレバー脱抜可能位置に位置させたとき、上記基端鍔部
27aの位置と一致するように形成されている。したが
って、レバー固定キャンプ46をレバー脱抜可能位置に
位置させたとき、レバー23の支軸部27を、押え金具
24およびレバー固定キャップ46から抜き外すことが
できる。 また、上記レバー抜き止め孔部47bは、レバー固定キ
ャップ46をレバー抜き止め位置に位置させたとき、上
記基端鍔部27aの位置と一致するように形成されてい
る。したがって、レバー固定キャップ46をレバー脱抜
不能位置に位置させた状態においては、押え金具24お
よびレバー固定キャップ46からのレバー23の抜けが
防止される。 本例の場合には、レバー23の支軸部27の先端に、上
記実施例で設けたようなレバー23の脱抜を阻止するた
めのナンドを設けないで済む。したがって、装置の外観
がスマートなものとなり、その見栄えが非常に良くなる
。 また、本例では、第1)図および第12図に示すように
、レバー固定キャップ46の内周面に、保合凸部48を
設けているとともに、押え金具24の外周面に、レバー
固定キャップ46をレバー脱抜可能位置およびレバー脱
抜不能位置に位置させたときに、上記係合凸部48が係
合する保合四部(図示略)を設けている。したがって、
レバー脱抜可能位置とレバー脱抜不能位置間のレバー固
定キャップ46の回転位置調整を節度感をもって行うこ
とができるとともに、上記の各回転位置でレバー固定キ
ャップ46を適切に保持しておくことができる。 なお、本例においても、ロック部材32を螺回すること
によってこれを大径頭部22に対して軸方向に相対移動
させることができるので、上記実施例と同様の作用効果
が期待できることはいうまでもない。 また、本例のレバー脱抜化手段は、自転車用ハブのクイ
ックレリーズ装置と自転車用シートのクイックレリーズ
式固定装置の何れにも適用できる。
第1図は本願の請求項1に記載した発明の一実施例を示
す縦断面図、第2図および第3図は作用を説明する図で
あり、第1図の■−■線に沿う拡大断面に相当する図、
第4図は第1図のIV−IV線に沿う断面図、第5図は
本願の請求項2に記載した発明の一実施例を示す一部断
面側面図、第6図は第5図の実施例の要部を示す断面図
、第7図および第8図は第1図および第5図の実施例の
変形例の要部を示す断面図、第9図は他の実施例の要部
を示す断面図、第10図は第9図の実施例に係るレバー
固定キャンプを第9図のX矢視方向からみた図、第1)
図はレバー固定キャップを第9図のXI矢視方向からみ
た図、第12図はレバー固定キャンプの第9図xn−x
■線断面に相当する図である。 1・・・クイックレリーズ装置、3・・・ハブ軸、4・
・・(ハブ軸の)中央貫通孔、19・・・ロッド、12
・・・ナンド体、22・・・大径頭部、24・・・押え
金具、25・・・カム穴、26・・・軸支孔、27・・
・支軸部、28・・・アーム部、29・・・偏心カム部
、30・・・ねじ手段、31・・・ストッパ部、32・
・・ロック部材、35・・・レバー脱抜化手段、38・
・・シートポスト、39・・・立てパイプ、40・・・
クイックレリーズ式固定装置、42・・・締め付け片、
19°・・・シートピン。
す縦断面図、第2図および第3図は作用を説明する図で
あり、第1図の■−■線に沿う拡大断面に相当する図、
第4図は第1図のIV−IV線に沿う断面図、第5図は
本願の請求項2に記載した発明の一実施例を示す一部断
面側面図、第6図は第5図の実施例の要部を示す断面図
、第7図および第8図は第1図および第5図の実施例の
変形例の要部を示す断面図、第9図は他の実施例の要部
を示す断面図、第10図は第9図の実施例に係るレバー
固定キャンプを第9図のX矢視方向からみた図、第1)
図はレバー固定キャップを第9図のXI矢視方向からみ
た図、第12図はレバー固定キャンプの第9図xn−x
■線断面に相当する図である。 1・・・クイックレリーズ装置、3・・・ハブ軸、4・
・・(ハブ軸の)中央貫通孔、19・・・ロッド、12
・・・ナンド体、22・・・大径頭部、24・・・押え
金具、25・・・カム穴、26・・・軸支孔、27・・
・支軸部、28・・・アーム部、29・・・偏心カム部
、30・・・ねじ手段、31・・・ストッパ部、32・
・・ロック部材、35・・・レバー脱抜化手段、38・
・・シートポスト、39・・・立てパイプ、40・・・
クイックレリーズ式固定装置、42・・・締め付け片、
19°・・・シートピン。
Claims (2)
- (1)一端にナット体が螺合され、他端に軸直角方向の
カム穴を開けられた大径頭部をもち、かつハブ軸の中央
貫通孔に通挿されるロッド、上記大径頭部に軸方向相対
移動可能に套嵌され、かつ上記カム穴と対応する軸支孔
をもつ押え金具、上記軸支孔および上記カム穴に連通挿
される支軸部と、この支軸部を回転するためのアーム部
とをもつレバー、および、上記支軸部における上記カム
穴内に位置する部位に、上記支軸部の回転軸心に対して
偏心するように形成された偏心カム部、を備え、上記レ
バーをそのハブ固定位置とハブレリーズ位置間を回動さ
せると上記偏心カム部がハブ軸方向に往復移動して上記
カム穴内面を押し、上記ロッドと上記押え金具がハブ軸
方向に相対移動するように構成された自転車用ハブのク
イックレリーズ装置において、 上記ロッドの大径頭部の外端部に、ねじ手 段によってロッドの軸方向に往復移動可能であり、かつ
押え金具の外面側に実質的に当接可能なストッパ部をも
つロック部材を設ける一方、上記レバーの支軸部を上記
押え金具の軸支孔から工具を必要とすることなく脱抜し
うるようにするレバー脱抜化手段を設けたことを特徴と
する、盗難防止機能が付加された自転車用ハブのクイッ
クレリーズ装置。 - (2)一端にナット体が螺合され、他端に軸直角方向の
カム穴を開けられた大径頭部をもち、かつ自転車フレー
ムの立てパイプ上端部に設けた一対の対向状シート固定
用締め付け片の透孔に通挿されるシートピン、上記大径
頭部に軸方向相対移動可能に套嵌され、かつ上記カム穴
と対応する軸支孔をもつ押え金具、上記軸支孔および上
記カム穴に連通挿される支軸部と、この支軸部を回転す
るためのアーム部とをもつレバー、および、上記支軸部
における上記カム穴内に位置する部位に、上記支軸部の
回転軸心に対して偏心するように形成された偏心カム部
、を備え、上記レバーをそのシート固定位置とシートレ
リーズ位置間を回動させると上記偏心カム部がシートピ
ンの軸方向に往復移動して上記カム穴内面を押し、上記
シートピンと上記押え金具がシートピンの軸方向に相対
移動するように構成された自転車用シートのクイックレ
リーズ式固定装置において、 上記シートピンの大径頭部の外端部に、ね じ手段によってシートピンの軸方向に往復移動可能であ
り、かつ押え金具の外面側に実質的に当接可能なストッ
パ部をもつロック部材を設ける一方、上記レバーの支軸
部を上記押え金具の軸支孔から工具を必要とすることな
く脱抜しうるようにするレバー脱抜化手段を設けたこと
を特徴とする、盗難防止機能が付加された自転車用シー
トのクイックレリーズ式固定装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10706588 | 1988-04-27 |
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JP (1) | JPH02212201A (ja) |
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