JPH09300696A - カラー電子写真記録装置 - Google Patents

カラー電子写真記録装置

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JPH09300696A
JPH09300696A JP11798796A JP11798796A JPH09300696A JP H09300696 A JPH09300696 A JP H09300696A JP 11798796 A JP11798796 A JP 11798796A JP 11798796 A JP11798796 A JP 11798796A JP H09300696 A JPH09300696 A JP H09300696A
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color electrophotographic
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利男 長坂
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研治 高野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は電子写真方式を使用してカラー印刷
を行うカラー電子写真記録装置に関し、カラー画像が劣
化することなく、騒音の問題も解消できるカラー電子写
真記録装置を提供することである。 【解決手段】 シフトレジスタ53に供給されるビデオ
データは、ラッチ信号に同期してラッチ回路54に出力
される。また、ラッチ回路54にラッチされたビデオデ
ータは、アンドゲート(ANDゲート)55に出力さ
れ、この時CPUから出力されるストローブ信号(ST
B)に従ってLED素子57を駆動する。本発明はこの
ストローブ信号(STB)の出力時間を可変すること
で、LED素子の温度上昇に伴う発光出力の低下を補償
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各色別の画像形成ユ
ニットを使用し、電子写真方式を使用してカラー印刷を
行うカラー電子写真記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LEDアレイヘッドを光書込み手
段に用い、各色別の画像形成ユニットを使用するカラー
電子写真記録装置が採用されている。このようなカラー
電子写真記録装置は、例えばイエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)、ブラック(BK)のトナーを使
用する画像形成ユニットを配置し、各画像形成ユニット
において帯電、露光、現像、転写処理を行い、記録紙に
画像形成を行う。
【0003】図15は上述の各画像形成ユニットに配設
された光書込記録ヘッドの断面図である。光書込記録ヘ
ッド81はLEDアレイ基板82上に複数個のLEDア
レイチップ83を配設して構成され、隣接部にLEDド
ライブ用のドライブIC84a、84bが配設されてい
る。それぞれのLED発光部(LEDアレイチップ8
3)はドライブIC84a、84bからボンディングワ
イヤ85a、85bを介して駆動信号が送られ、この駆
動信号に従って発光する。尚、同図の86は上述のLE
D発光部の発光を不図示の感光体に結像するセルフォッ
クレンズであり、レンズ支持部87によって支持されて
いる。
【0004】一方、上記LED発光部は、各素子当たり
数mA〜数十mAの電流を流し発光するが、その際のエ
ネルギーの大半は熱に変換される。したがって、LED
発光部の温度は点灯することによって上昇する。この温
度変化は印字画像に影響を与える。つまり、LED発光
部の温度上昇によって発光出力が低下し、画像濃度が低
下し印字品質が低下する。
【0005】図16にLED素子の各温度での発光出力
データを示す。同図に示すように、温度上昇に伴って発
光出力が低下し、例えば20℃の温度変化によって発光
出力は1割以上低下する。このことは、反転現像による
ネガ書き込み方式の場合には、線画像が徐々に細くなる
ような現象を引き起こす。また、ポジ書き込み方式にお
いてはプリント初期時にはなかったカブリが生じる。
【0006】このため、従来のカラー電子写真記録装置
では、LEDアレイ基板82にフィン88を設け、さら
にフィン88の端部に冷却ファンを配設している。図1
7はLEDアレイヘッド81の斜視図であり、LEDア
レイ基板82にはフィン88取り付けられ、フィン88
の一方の端部には冷却用ファン89が配設されている。
フィン88は断面「コ」の字型の放熱性のよい、例えば
金属板であり、LEDアレイ基板82から発する熱を放
出する。また、冷却用ファン89はフィン88から発す
る熱を排除する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カラー電子写真記録装置では以下の問題が発生する。 (イ)先ず、LED発光部の温度変化の相違が問題とな
る。この理由は、各画像形成ユニットの発熱源からの距
離の相違である。すなわち、例えば熱定着器から各画像
形成ユニットまでの距離の相違により、大きな熱量を発
する熱定着器に近い画像形成ユニットは高い温度の影響
を受け、熱定着器から遠い画像形成ユニットでは温度の
影響は少ない。
【0008】図18はこのことを説明する図であり、同
図において横軸はプリンタ装置の主電源が入る以前か
ら、時間T1で主電源が入り、スタンバイの状態から時
間T2のプリント時、及び時間T3のプリント終了時ま
での時間の経過を示している。また、縦軸は時間経過の
各色LEDアレイヘッドの温度を示している。この特性
から時間T2〜T3のプリント処理中、LEDアレイの
温度は、時間の経過と共に変化し、また色によって温度
変化が異なる。同図に示すように、例えば熱定着器に最
も近いブラック(BK)のLEDアレイヘッドの温度変
化(TBK)は最も大きく、次いでシアン(C)のLE
Dアレイヘッドの温度変化(TC)が大きく、次にマゼ
ンダ(M)のLEDアレイヘッドの温度変化(TM)、
イエロー(Y)のLEDアレイヘッドの温度変化(T
Y)の順に温度変化は小さくなる。
【0009】このため、LEDアレイの発光出力は画像
形成ユニットの配設位置により異なり、従って画像形成
ユニットの配設位置によって各色の画像濃度に違いが発
生し、カラー画像の劣化を招く。 (ロ)また、冷却ファンが常時駆動することによる騒音
の問題である。すなわち、冷却ファン89が駆動してい
る場合でも、プリント動作時には現像装置や感光体ドラ
ム等から発生する騒音に比べて騒音レベルが低いことか
ら問題にならないが、上述の装置が停止しているスタン
バイ時には、冷却ファン89が主要な騒音発生源とな
る。また、スタンバイ時にはプリント動作時に比べて低
い騒音レベルが要求されることから、スタンバイ時にお
ける冷却ファン89の発する騒音が問題となる。
【0010】本発明の課題は上記従来の実情に鑑み、カ
ラー画像が劣化することなく、騒音の問題も解消できる
カラー電子写真記録装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記課題を解決するため、装置内部に配設された加熱源か
らの距離がそれぞれ異なる複数の画像形成ユニットを有
し、該画像形成ユニットに含まれる色別の光書込記録ヘ
ッドにより感光体を露光して記録を行うカラー電子写真
記録装置において、前記各画像形成ユニットの画像形成
条件を前記加熱源からの距離に応じて個別に設定したカ
ラー電子写真記録装置を提供することにより達成でき
る。
【0012】ここで、加熱源は例えば熱定着器であり、
この熱定着器から画像形成ユニットまでの距離に応じて
画像形成条件を設定する。また、例えば画像形成ユニッ
トとしてイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)、ブラック(BK)の4個のユニットを使用し、
上記順序で加熱源に近づくとすれば、この配設順序に従
って画像形成条件を設定する。
【0013】尚、加熱源としては熱定着器に限るもので
はなく、装置内の他の熱源であっても良く、かかる場
合、当該加熱源から各画像形成ユニットまでの距離が画
像形成条件の設定基準となる。
【0014】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の発明の画像形成条件を具体化するものであり、例えば
前記画像形成条件は、前記光書込記録ヘッドの露光時間
である。すなわち、前記画像形成条件を光書込記録ヘッ
ドの露光時間とすることにより、加熱源から各画像形成
ユニットまでの距離に応じて光書込記録ヘッドの露光時
間を可変し、光書込記録ヘッドの温度上昇に基づく発光
出力の低下を補うものである。
【0015】請求項3記載の発明も、請求項1記載の発
明の画像形成条件を具体化するものであり、例えば前記
画像形成条件は、前記光書込記録ヘッドの駆動電流であ
る。すなわち、前記画像形成条件を光書込記録ヘッドの
駆動電流とすることにより、加熱源から各画像形成ユニ
ットまでの距離に応じて光書込記録ヘッドの駆動電流を
可変し、光書込記録ヘッドの温度上昇に基づく発光出力
の低下を補完するものである。
【0016】請求項4記載の発明も、前記請求項1記載
の発明の画像形成条件を具体化するものであり、例えば
前記画像形成条件は、現像バイアスである。すなわち、
前記画像形成条件を現像バイアスとすることにより、加
熱源から各画像形成ユニットまでの距離に応じて現像器
の現像バイアスを変え、光書込記録ヘッドの温度上昇に
基づく発光出力の低下を補うものである。また、本構成
によれば、光書込記録ヘッドの露光時間や駆動電流の可
変では対応できない場合、例えばLED素子の絶対供給
電流を越え、露光時間や駆動電流の調整では対応できな
い場合でも現像バイアスを可変することで対応できる。
【0017】請求項5記載の発明も、前記請求項1記載
の発明の画像形成条件を具体化するものであり、例えば
前記画像形成条件は、放熱装置の放熱能力である。すな
わち、前記画像形成条件を放熱装置の放熱能力とするこ
とにより、加熱源から各画像形成ユニットまでの距離に
応じて放熱装置の放熱能力を可変し、光書込記録ヘッド
の温度上昇に基づく発光出力の低下を補うものである。
【0018】請求項6記載の発明は、前記請求項1記載
の発明の発熱源を具体化するものであり、例えば前記発
熱源は、熱定着器である。請求項7記載の発明は上記課
題を解決するため、装置内部に配設された加熱源からの
距離がそれぞれ異なる複数の画像形成ユニットを有し、
該画像形成ユニットに含まれる各色別の光書込記録ヘッ
ドにより感光体を露光して記録を行うカラー電子写真記
録装置において、前記光書込記録ヘッドの温度を検出す
る温度検出手段と、該温度検出手段によって検出された
温度に応じて、前記各画像形成ユニットの画像形成条件
を個別に異ならせて制御するカラー電子写真記録装置を
提供することにより達成できる。
【0019】ここで、加熱源は例えば熱定着器であり、
この熱定着器から画像形成ユニットまでの距離に応じて
画像形成条件を設定する。この場合、温度検出手段によ
り検出した温度に基づき各画像形成ユニットの画像形成
条件を設定する。
【0020】このように構成することにより、発熱源か
らの距離に関係なく、温度検出手段により検出した温度
に基づいて画像形成ユニット毎の画像形成条件を設定で
きる。
【0021】また、請求項8〜11記載の発明は、前述
と同様、請求項7記載の発明の画像形成条件を具体化す
るものであり、温度検出手段が検出した温度情報に基づ
き各画像形成条件を設定する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。 <第1の実施形態例>図1は、本発明の第1の実施形態
の例を説明するカラー電子写真記録装置1の全体構成図
である。尚、本例の説明において使用するカラー電子写
真記録装置は、所謂タンデム方式のカラープリンタであ
る。
【0023】同図において、カラープリンタ1は、用紙
供給/搬送機構2、複数の画像形成ユニット部3、定着
器4で構成されている。用紙供給/搬送機構2は、用紙
Pを積載収納した給紙カセット5と用紙搬送系6で構成
されている。また、用紙搬送系6は給紙カセット5から
用紙Pを搬出するための給紙コロ8、給紙コロ8によっ
て搬出された用紙Pを搬送する用紙搬送経路7、用紙位
置をトナー像に一致させて給紙するための待機ロール
9、搬送ベルト12を駆動する駆動ロール10、11、
及び搬送ガイド板14、搬送ロール15、16、排紙ガ
イド17、排紙ロール18で構成されている。
【0024】給紙コロ8の回動により、給紙カセット5
から搬出される用紙Pは用紙搬送経路7を通って待機ロ
ール9まで送られ、後述する感光体ドラムに形成される
トナー像と一致するタイミングで搬送ベルト12上を搬
出される。また、用紙Pが搬送ベルト12上を移動する
間、搬送ベルト12上の用紙Pには各画像形成ユニット
21、22、23、24よりトナー像が転写され、用紙
Pへの転写処理が行われる。その後、定着器4によって
熱定着処理が施され、搬送ロール15、16によって排
紙ガイド17に送られ、排紙ロール18により機外に排
出される。
【0025】また、上述の定着器4は熱ロール4aと圧
接ロール4bで構成され、用紙Pがこの熱ロール4aと
圧接ロール4b間を挟持搬送される間、用紙Pに転写さ
れた複数色のトナー像は溶融して用紙Pに定着する。
【0026】一方、画像形成ユニット部3は、上述のよ
うにイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、
ブラック(BK)の4個の画像形成ユニット21〜24
であり、この順序で配設されている。また、3個の画像
形成ユニット21〜23は、イエロー(Y)、マゼンダ
(M)、シアン(C)の各色のトナーを用紙Pに転写
し、減法混色に基づくカラー印刷を行うユニットであ
り、ブラック(BK)の画像形成ユニット24はモノク
ロ印刷に使用するユニットである。
【0027】各画像形成ユニット21〜24は、現像容
器に収納された現像剤(の色)を除き、同じ構成であ
り、感光体ドラムの周面近傍に帯電器、LEDヘッド、
現像器、転写器を順次配置する構成である。ここで、4
個の画像形成ユニット21〜24を代表し、シアン用の
画像形成ユニット23の例でユニットの構成を説明す
る。感光体ドラム25は、その周面が例えば有機光導電
性材料で構成され、感光体ドラム25の周面近傍には、
帯電器26、LEDヘッド27、現像器28、転写ロー
ル29が順次配設されている。感光体ドラム25は矢印
方向に回動し、先ず帯電器26からの電荷付与により、
感光体ドラム25の周面を一様に帯電する。次に、LE
Dヘッド27からの露光により、感光体ドラム25の周
面に静電潜像を形成し、現像器28による現像処理によ
りトナー像を形成する。この時、感光体ドラム25の周
面に形成するトナー像は、現像容器28に収納したシア
ン(C)色のトナーによる。このようにして感光体ドラ
ム25の周面に形成されるトナー像は、感光体ドラム2
5の矢印方向の回動に伴って転写ロール29の位置に達
し、転写ロール29によって搬送ベルト12上を搬送さ
れる用紙Pに転写される。
【0028】用紙Pの上面に転写されたトナー像は、搬
送ベルト12の移動と共に矢印方向に搬送され、上述と
同様の構成の他の画像形成ユニット21、22によっ
て、用紙P上に形成されたイエロー(Y)のトナー、マ
ゼンダ(M)のトナーと共に定着器4によって熱定着さ
れ、減法混色に基づくカラー印刷が行われる。例えば、
印刷画像が青色であれば、減法混色に基づき画像形成ユ
ニット22からマゼンタ(M)のトナーを用紙Pに転写
した後、画像形成ユニット23からシアン(C)のトナ
ーを用紙Pに転写し、青色画像を実現する。また、例え
ば、印刷画像が赤色であれば、画像形成ユニット21か
らイエロー(Y)のトナーを用紙Pに転写した後、画像
形成ユニット22からマゼンタ(M)のトナーを用紙P
に転写し、赤色画像を実現する。
【0029】図2は上述の機構構成のカラープリンタ1
の制御回路を示す。カラープリンタ1の制御回路は、イ
ンターフェイスコントローラ(以下、I/Fコントロー
ラという)30と、このI/Fコントローラ30に接続
するプリンタコントローラ31で構成され、I/Fコン
トローラ30にはホストコンピュータ32が接続され、
プリンタコントローラ31にはカラープリンタ1内の各
機構部が接続する。
【0030】I/Fコントローラ30はホストコンピュ
ータ32から出力される印字情報に従って、用紙Pに1
対1で対応するパターンデータを作成する。尚、I/F
コントローラ30には表示部33が接続され、各種表示
を行う。また、プリンタコントローラ31は、CPU3
4、ROM35、EEPROM36、LEDヘッド制御
部37、ドライバ38、バッファ39、で構成されてい
る。CPU34はROM35に記憶するプログラムに従
って印字制御を行い、例えばI/Fコントローラ30で
作成したパターンデータ(ビデオデータ)をLEDヘッ
ド制御部37に出力する。また、EEPROM36には
後述するLED素子の発光出力に対するLEDヘッド2
7の露光時間のデータが記憶されている。
【0031】LEDヘッド制御部37には上述の画像形
成ユニット21〜24に配設されたイエロー(Y)、マ
ゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)色のト
ナーを対応する感光体ドラムに転写するためのLEDヘ
ッド27Y、27M、27C、27BKが接続されてい
る。尚、ここでLEDヘッド27Yはイエロー(Y)の
画像形成ユニット21に配設された印字ヘッドであり、
LEDヘッド27Mはマゼンダ(M)の画像形成ユニッ
ト22に配設された印字ヘッドであり、LEDヘッド2
7C、27BKはそれぞれシアン(C)色、ブラック
(BK)の画像形成ユニット23、24に配設された印
字ヘッドである。
【0032】一方、ドライバ38には上述の熱ロール4
a、高圧電源部40、直流モータ41、パルスモータ4
2、現像クラッチ43、ベルト上下用モータ44、待機
クラッチ45、定着クラッチ46が接続されている。熱
ロール4aは前述のように熱定着器4内に配設され、ド
ライバ38から出力する制御信号に従って所定温度に加
熱される。また、高圧電源部40は前述の帯電器26や
転写ロール29に所定の高電圧を印加する回路であり、
ドライバ38から出力する制御信号によって駆動する。
また、直流モータ41及びパルスモータ42は感光体ド
ラム25や各種ロールを回動するためのモータであり、
ドライバ38から出力する駆動信号によって駆動する。
尚、ベルト上下用モータ44は後述するモノクロ印刷と
カラー印刷の切り換えを行う際駆動させるモータであ
る。
【0033】さらに、現像クラッチ43は現像器28に
設けられた現像ロール28’に上述の直流モータ41の
回転力を伝達し、待機クラッチ45は前述の待機ロール
9に上述のパルスモータ42の回転力を伝達し、定着ク
ラッチ46は前述の定着ロール29に直流モータ41の
回転力を伝達するクラッチである。また、前述の給紙コ
ロ8に対する駆動信号もこのドライバ38から出力さ
れ、その他各種負荷に対して駆動信号や制御信号を出力
する。
【0034】一方、CPU34にはバッファ39を介し
て各センサ47が接続されている。この各センサ47に
は用紙Pの位置検出センサや、LEDヘッド27の温度
検出センサ等が含まれる。
【0035】図3は上記各センサ47の中で特に温度検
出センサの回路構成を説明する図である。温度検出手段
としての温度検出センサ50は、アナログ・デジタル変
換回路(以下、AD変換回路という)51を通してCP
U34に接続され、具体的にはサーミスタ(TR)で構
成されている。また、温度検出センサ50の一端は抵抗
R1を通して電源(Vcc)に接続され、他端は接地され
ている。図4は上述の温度検出センサ50をLEDヘッ
ド27に取り付ける状態を示す図であり、温度検出セン
サ50はLEDヘッド27の裏面に取り付けられる。
【0036】この温度検出センサは、LEDヘッド27
に配置される不図示のLED素子の発光に基づく温度上
昇、及び前述の定着器4の発熱に基づく温度上昇を検出
する。また、温度検出センサ50が検出した温度データ
はアナログ電圧データとしてAD変換回路51に出力さ
れ、AD変換回路51によって対応するデジタル信号に
変換され、CPU34に出力される。
【0037】尚、ここでAD変換回路51のAD変換処
理を具体的な電圧値を用いて説明する。例えば、電源電
圧(VCC)5vとし、AD変換回路51からCPU34
への出力を8bit構成とした場合、255分割が可能で
あり、AD変換回路51の入力の最小分解能は5v/2
55=179.5mVとなる。今、抵抗R1の抵抗値を1
0KΩとした場合、温度検出センサ(サーミスタ)50
の抵抗値は、例えば図5から、25°Cの時、10KΩ
であり、AD変換回路51の入力電圧は2.5vとな
り、AD変換回路51の出力データは「127」とな
る。また、例えば26°Cの時、9.594KΩであ
り、AD変換回路51の入力電圧は2.448vとな
リ、AD変換回路51の出力データは「125」とな
る。
【0038】つまり、AD変換回路51の最小分解能は
0.50°CでCPU34内に取り込むことができる。
尚、図5に示す通リ、温度検出センサ50の温度特性は
厳密には直線式では表すことができない為、温度-抵抗
値特性をテーブル化し、EEPROM36に予め登録し
ておいてもよい。このようにすれば、温度検出センサ5
0の特性が変わった場合、例えばメンテナンス時、EE
PROM36のデータを書き換えることで対応できる。
【0039】一方、図6はLEDヘッド27のドライバ
回路を示す。尚、このドライバ回路はLEDヘッド27
の不図示のLEDアレイ基板に配置されている。また、
4個の画像形成ユニット21〜24の各LEDヘッド2
7Y、27M、27C、27BK(図1参照)に同じ構
成のドライバ回路が配設されている。
【0040】このドライバ回路はシフトレジスタ53、
ラッチ回路54、アンドゲート(ANDゲート)55、
バッファ56、LED素子57で構成されている。ま
た、図7はこのドライバ回路の駆動を説明するタイムチ
ャートである。前述のLEDヘッド制御部37から出力
されるビデオデータ(DATA)はクロック信号(CL
K)に同期してシフトレジスタ53に入力する。そし
て、シフトレジスタ53に例えば1ライン分のビデオデ
ータが入力すると、ラッチ信号(LAT)の出力に同期
してシフトレジスタ53に入力した1ライン分のビデオ
データがパラレルにラッチ回路54にラッチされる。ま
た、ラッチ回路54に既にラッチされている1ライン前
のビデオデータは、上述のラッチ信号に同期してAND
ゲート55に出力される。ANDゲート55にはLED
ヘッド制御部37からストローブ信号(STB)が出力
され、このストローブ信号(STB)が出力される間、
ラッチ回路54から供給されたビデオデータに基づくド
ライブ信号をバッファ56を介してLED素子57に出
力する。したがって、LED素子57は、LEDヘッド
制御部37から出力するビデオデータに従って発光し、
しかもその発光時間はANDゲート55に出力するスト
ローブ信号(STB)の出力時間(Sn)によって制御
できる構成である。
【0041】しかも、また、上述のドライブ回路の構成
は各LEDヘッド27Y、27M、27C、27BKに
おいて同じであるから、各LEDヘッド27Y、27
M、27C、27BK毎にストローブ信号(STB)の
出力時間(Sn)を可変できる構成である。
【0042】次に、本実施形態の処理動作を説明する。
図8は画像形成ユニット21〜24に配設されたLED
ヘッド27Y、27M、27C、27BKの温度変化を
示す図である。横軸に示す温度T1より電源をオンし、
スタンバイ状態の温度T2からプリント処理を開始し、
温度T3の時の各LEDヘッド27Y、27M、27
C、27BKの温度値が各々TY、TM,TC,TBK
になることを示す。この場合、LEDヘッド27BKの
温度上昇が最も大きく、以下LEDヘッド27C、27
M、27Yの順に温度上昇が小さくなる。この理由は、
図1からも分かるように、熱源である定着器4からの発
熱により各LEDヘッド27Y、27M、27C、27
BKが影響を受けるからである。
【0043】本例のカラー電子写真記録装置1を駆動す
ると、ホストコンピュータ32から出力された印字デー
タはI/Fコントローラ30によってパターンデータに
変換され、LEDヘッド制御部37を介して各ドライバ
回路に出力される。そして、上述のシフトレジスタ5
3、ラッチ回路54、ANDゲート55、バッファ56
を介してLED素子57に出力され、各LED素子57
を発光する。このため、各LEDヘッド27Y、27
M、27C、27BKの温度は上昇し、温度検出センサ
50が各ヘッドの温度を検出し、CPU34に知らせ
る。尚、この時CPU34に供給される温度データは、
上述のように0.5°Cの解像度のデジタルデータであ
る。例えば、ブラック(BK)のLEDヘッド27BK
に配設された温度検出センサ50からは、検出温度TB
Kが出力され、対応するデジタルデータがCPU34に
供給される。また、シアン(C)、マゼンダ(M)、イ
エロー(Y)のLEDヘッド27C、27M、27Yに
配設された温度検出センサ50からも検出温度TC〜T
Yが出力され、対応するデジタルデータがCPU34に
供給される。
【0044】CPU34は上述の各温度情報に従って、
ストローブ信号(STB)の出力時間を決める。図9は
CPU34のストローブ信号(STB)出力時間の決定
処理を説明する図である。同図の(a)は、EEPRO
M36に予め登録したデータを曲線で示す図である。こ
の曲線のデータは、感光体ドラム25の感度(E)を一
定として、LED素子57の露光量(P)に対するスト
ローブ信号(STB)の出力時間(S)の関係を示す図
である。また、図9の(b)は、縦軸の温度に対するL
ED素子57の発光出力(μW/dot)の関係を示す図で
ある。
【0045】この両図からCPU34はストローブ信号
(STB)の出力時間を決定する。以下、具体的に説明
する。先ず、定着器4に最も近いブラック(BK)のL
EDヘッド27BKの場合、図9の(b)から温度TB
Kの時のLED素子57の発光出力がPBKであることが
判る。CPU34は、この発光出力から同図の(a)を
参照し(実際の処理は、CPU34が上記発光出力PBK
のデータに基づいてEEPROM36を検索し)、対応
するLEDヘッド27BKへのストローブ信号(ST
B)の出力時間(SBK)を読み取る(読み出す)。この
時CPU34が設定するストローブ信号(STB)の出
力時間(SBK)は他のヘッドに対する出力時間に対して
最も長く、少ない発光出力PBKを補うために長い露光時
間であり、温度上昇による発光出力の低下を露光時間で
補完するものである。したがって、LEDヘッド制御部
37からLEDヘッド27BKにビデオデータを転送
し、対応するLED素子57を発光する際、出力するス
トローブ信号(STB)の出力時間はSBKの時間であ
り、対応するLED素子57の発光出力の低下を充分補
うことができる。
【0046】一方、定着器4から次に近いシアン(C)
のLEDヘッド27Cの場合、図9の(b)から温度T
Cの時のLED素子の発光出力がPCであることが判
り、この発光出力から同図の(a)を参照し、対応する
LEDヘッド27Cへのストローブ信号(STB)の出
力時間(SC)を読み取る。すなわち、この時CPU3
4が設定するストローブ信号(STB)の出力時間は、
上記ブラック(BK)のヘッドに対する出力時間より短
い時間である。この(露光)時間(SC)は、比較的少
ない発光出力PCにより、比較的長い露光を感光体ドラ
ム25に行うものであり、温度上昇による発光出力の低
下を露光時間を長くして補うことができる。したがっ
て、LEDヘッド制御部37からLEDヘッド27Cに
ビデオデータを転送する際、出力するストローブ信号
(STB)の出力時間はSCの時間であり、対応するL
ED素子57の発光出力の低下を充分補完できる。
【0047】以下、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の
LEDヘッド27M、27Yについても同様に、図9の
(b)から温度TM、及び温度TYの時のLED素子の
発光出力PM,PYを読み出し、この発光出力から同図の
(a)を参照し、対応するストローブ信号(STB)の
出力時間(SM)、(SY)を読み取る。したがってこの
時間、ストローブ信号(STB)を出力することで、そ
れぞれのLED素子57の発光出力の低下を露光時間で
補うことができる。
【0048】以上のように本例によれば、温度変化に伴
うLED素子57の発光出力の低下があってもLED素
子57の露光時間を可変し、感光体ドラム25に与える
露光量(発光出力と露光時間の積分値)を常に一定に保
つことができる。
【0049】尚、感光体ドラム25の感度は事前に、例
えばEEPROM36に登録しておくことができる。ま
た、上述の例では温度検出センサ50を1個で構成した
が、図10に示すようにLED素子57の配設方向(主
走査方向)に対して4個一列に温度検出センサ50a〜
50dを配設する構成としてもよい。またこの場合、ド
ライブ回路は図11に示すように、1ラインのLED素
子57を4分割し、各LED素子57a〜57dに対応
する長さのストローブ信号(STB1〜STB4)を出
力する構成とする。すなわち、温度検出センサ50a〜
50dで検出した温度毎にストローブ信号(STB1〜
STB4)を設定し、検出温度に対応した時間、対応す
るLED素子57a〜57dにストローブ信号(STB
1〜STB4)を供給する。このように構成することに
より、主走査方向に対するLED素子57の配設位置に
対応した時間、LED素子57a〜57dを駆動するこ
とができ、さらに正確な制御を行うことができる。 <第2の実施形態例>次に、本発明の第2の実施形態の
例を説明する。
【0050】図12は本例の要部を説明する回路図であ
る。同図は前述の第1の実施形態例で説明した図6に対
応するドライバ回路であり、前述の実施形態例がストロ
ーブ信号(STB)の出力時間を可変してLED素子の
発光出力の低下を補ったのに対し、本例はLED素子へ
の供給電流を制御することによりLED素子の発光出力
の低下を補う構成である。尚、前述の図1及び図2の構
成は本例でも同じであり、両図の構成上の説明は省略す
る。
【0051】本例では図12に示すように、LED素子
57’の駆動電流を制御するため、電流制御回路60が
設けられている。この電流制御回路60はLED素子5
7’毎に設けられ、各電流制御回路60はトランジスタ
61〜63と抵抗R2で構成されている。トランジスタ
61と62はLED素子57’の電流値を設定するトラ
ンジスタであり、CPU34からラッチ64、デジタル
・アナログ変換回路(以下DA変換回路という)65を
介して供給されるベース電圧(VB)に従ってLED素
子57’の電流制御を行う。また、トランジスタ63は
ビデオデータに従ってLED素子57’をオン、オフ制
御するトランジスタである。
【0052】次に、本例の処理動作を説明する。本例の
場合も前述の第1実施形態例と同様、I/Fコントロー
ラ30でパターンデータに変換されたビデオデータはL
EDヘッド制御部37から各LEDヘッド27Y、27
M、27C、27BKに出力される。すなわち、LED
ヘッド制御部37から出力されたビデオデータは、シフ
トレジスタ53に入力し、ラッチ回路54、ANDゲー
ト55、インバータ56’を介してトランジスタ63に
入力し、ビデオデータに従ってトランジスタ63をオ
ン、オフ駆動する。一方、CPU34はラッチ64を介
してDA変換回路65に制御信号を出力し、トランジス
タ62に対応するベース電流(IB)を供給する。トラ
ンジスタ62は供給されたベース電流(IB)に従った
コレクタ電流(Ic)を流し、LED素子57’を発光
する。したがって、CPU34から出力する制御信号に
より、LED素子57’の発光量を制御できる構成であ
る。
【0053】そこで、CPU34は前述の各温度情報に
従って、LED素子57’の発光量を制御する。すなわ
ち、前述の実施形態の例で説明した図8に示すように、
LEDヘッド27Y、27M、27C、27BKを駆動
すると温度が上昇し、また定着器4からの距離に従って
温度上昇は異なる。このため、図9の(b)に示すよう
にLED素子57’の発光出力は低下する。このため、
本例ではLED素子57’の発光出力の低下をCPU3
4からラッチ64に出力する制御信号を可変し、発光出
力の低下を補完するものである。
【0054】例えば、定着器4に最も近いブラック(B
K)のLEDヘッド27BKの場合、図9の(b)から
温度TBKの時のLED素子57’の発光出力がPBKで
あり、CPU34はこの発光出力の低下を補うためラッ
チ64に制御信号を出力し、大きなベース電流(IB)
をトランジスタ62に供給し、LED素子57’に大き
なコレクタ電流(IC)を流す。この制御により、LE
D素子57’の発光出力の低下を補うことができる。
【0055】また、同様にシアン(C)のLEDヘッド
27Cの場合、図9の(b)から温度TCの時のLED
素子57’の発光出力がPCであることが判り、この発
光出力の低下を補うため、比較的大きなベース電流(I
B)をトランジスタ62に供給し、LED素子57’に
対応するコレクタ電流(IC)を流し、LED素子5
7’の発光出力の低下を補う。
【0056】さらに、マゼンダ(M)、イエロー(Y)
のLEDヘッド27M、27Yについても同様に処理す
る。以上のように本例によれば、温度変化に伴うLED
素子57’の発光出力の低下をLED素子57の駆動電
流の大きさを可変して対応し、感光体ドラム25に与え
る露光量を常に一定に保つことができる。 <第3の実施形態例>次に、本発明の第3の実施形態の
例を説明する。
【0057】前述の2つの実施形態例は、LED素子の
発光出力の低下をストローブ信号(STB)の出力時間
を可変し、又はLED素子の駆動電流を可変して行っ
た。しかし、本例は現像バイアスを制御することで対応
するものである。
【0058】図13は本例の要部を説明するシステム構
成図である。同図に示すように、CPU34はバッファ
70を介して高温電源部71にオン、オフ信号を出力
し、またCPU34はDA変換回路72を介して制御電
圧(VS)を高温電源部71に出力する。高温電源部7
1は、CPU34から出力するオン、オフ信号に従っ
て、オン信号が出力される時、制御電圧(VS)に従っ
たバイアス電圧を現像ロール28’に印加する。ここ
で、CPU34がDA変換回路72に出力するデジタル
制御信号は複数ビット構成され、前述の温度検出センサ
50で検出した温度データに基づく。
【0059】次に、本例の処理動作を説明する。図14
は本例を説明する現像プロセスを示す。同図に示す第1
の状態は適正発光出力の状態を示し、第2の状態は発光
出力が低下した時の状態を示す。第1の状態は、感光体
ドラム25の未露光部の電位(暗電位)がVCDであ
り、露光部の電位(明電位)は適正発光出力に基づく低
電圧VCL1である。したがって、この場合CPU34
から出力する制御信号に従って所定の現像バイアスVB
1を供給することで、現像バイアスVB1と低電圧VC
L1間の電位差がトナー濃度となり、適正濃度の画像が
得られる。
【0060】一方、第2の状態は、LEDヘッドの温度
上昇によりLED素子の発光出力が低下した場合であ
り、感光体ドラム25の未露光部の電位(暗電位)VC
Dは同じであるが、露光部の電位(明電位)VCL2が
上昇している。この理由は、感光体ドラム25に対し充
分な発光出力を供給できないため、LED素子からの露
光を受光しても充分電荷が抜けないためである。
【0061】そこで、本例では同図の第3の状態に示す
ように、CPU34から制御信号を出力し、バイアス電
圧をVB2とし、上昇した露光部の電位(明電位)VC
L2に対応した電位とする。すなわち、高温電源部71
からバイアス電圧VB2を出力し、バイアス電圧VB2
と露光部の電位(明電位)VCL2間の電位差を第1の
状態と同じ電位差とする。このように制御することで、
LED素子の温度上昇に伴う発光出力の低下をバイアス
電圧VBの調整で補うことができる。
【0062】また、このように構成することにより、L
EDヘッド27Y、27M、27C、27BKの露光時
間や駆動電流の可変では対応できない場合、例えばLE
D素子の絶対供給電流を越え、LED素子の露光時間や
駆動電流の調整では対応できない場合、現像バイアスを
可変することで対応できる。すなわち、LED素子の露
光時間や駆動電流を大きくして発光光量を上げること
は、LED素子の駆動電流が絶対値を越えている場合、
それ以上駆動電流を上げることはできない。このような
場合、現像ロール28’のバイアス電圧を可変すること
で適正濃度の画像形成を可能とするものである。
【0063】尚、上述の例では現像ロール28’のバイ
アス電圧を可変したが、現像ロール28’に限るもので
はなく、例えば帯電器26への印加電圧を変え、感光体
ドラム25の帯電電圧を制御する構成としてもよい。
【0064】また、上述の第1実施形態例〜第3実施形
態例までの説明では、温度検出センサ50(又は50a
〜50d)により検出した温度データを使用したが、単
に熱源である定着器4から各画像形成ユニット21〜2
4までの距離に従ってストローブ信号(STB)の出力
時間を制御し、LED素子の駆動電流を制御し、又はバ
イアス電圧を制御する構成としてもよい。このように構
成することにより、温度検出センサ50(又は50a〜
50d)、及びその制御回路を省略することができる。
【0065】また、本発明は上述の実施形態例以外に
も、図4に示す放熱フィン52の形状を、各画像形成ユ
ニット21〜24毎に変えることで対応できる。すなわ
ち、熱源である定着器4から近い位置に配設された画像
形成ユニット24のLEDヘッド27BKには大きな放
熱フィン52を使用し、定着器4から離れるに従ってL
EDヘッド27C、27M、27Yに順次小さな放熱フ
ィン52を使用する構成とする。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は温度上昇
に伴うLEDヘッドの発光出力の低下をLEDヘッドの
駆動時間、又は駆動電流を変えることにより補償でき、
優れた品質の画像を作成することができる。
【0067】また、温度上昇に伴うLEDヘッドの発光
出力の低下を現像器のバイアス電圧、又は帯電器のバイ
アス電圧を変えることで対応でき、例えLED素子への
供給電流が絶対値に達していてもバイアス電圧を調整す
ることで対応できる。
【0068】さらに、本発明では放熱ファンを使用しな
くても品質の優れた画像を得ることができるので、装置
の騒音を小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施形態の例を説明するカラー電子写真記録
装置の全体構成図である。
【図2】カラー電子写真記録装置の制御回路を示す図で
ある。
【図3】温度検出センサの回路構成を説明する図であ
る。
【図4】温度検出センサをLEDヘッドに取り付ける状
態を示す図である。
【図5】温度検出センサ(サーミスタ)の温度特性を示
す図である。
【図6】LED素子のドライブ回路の回路図である。
【図7】ドライブ回路の駆動を説明するタイムチャート
である。
【図8】画像形成ユニットに配設されたLEDヘッドの
温度変化を示す図である。
【図9】CPUがストローブ信号(STB)の出力時間
を決定する処理を説明する図であり、同図の(a)はE
EPROMに予め登録したデータを曲線で示す図であ
り、同図の(b)は縦軸の温度に対するLED素子の発
光出力(μW/dot)の関係を示す図である。
【図10】LED素子の配設方向(主操作方向)に対し
て4個一列に温度検出センサを配設する構成を示す図で
ある。
【図11】1ラインのLED素子を4分割し、各LED
素子に対応する長さのストローブ信号(STB1〜ST
B4)を出力する構成のドライバ回路の回路図である。
【図12】第2の実施形態例のドライバ回路の回路図で
ある。
【図13】第3の実施形態例を説明するシステム構成図
である。
【図14】第3の実施形態例の現像プロセスを説明する
図である。
【図15】従来例の各画像形成ユニットに配設された光
書込記録ヘッドの断面図である。
【図16】LED素子の各温度での発光出力データを示
す図である。
【図17】従来例の各画像形成ユニットに配設された光
書込記録ヘッドの斜視図である。
【図18】各画像形成ユニットの温度変化を説明する図
である。
【符号の説明】
1 カラープリンタ 2 用紙供給/搬送機構 3 画像形成ユニット部 4 定着器 4a 熱ロール 4b 圧接ロール 5 給紙カセット 6 用紙搬送系 8 給紙コロ 9 待機ロール 10、11 駆動ロール 12 搬送ベルト 14 搬送ガイド板 15、16 搬送ロール 17 排紙ガイド 18 排紙ロール 21、22、23、24 画像形成ユニット 25 感光体ドラム 26 帯電器 27 LEDヘッド 27Y、27M、27C、27BK LEDヘッド 28 現像器 28’現像ロール 29 転写ロール 30 I/Fコントローラ 31 プリンタコントローラ 32 ホストコンピュータ 33 表示部 34 CPU 35 ROM 36 EEPROM 37 LEDヘッド制御部 38 ドライバ 39 バッファ 40 高圧電源部 41 直流モータ 42 パルスモータ 43 現像クラッチ 44 ベルト上下用モータ 45 待機クラッチ 46 定着クラッチ 47 各センサ 50 温度検出センサ 51 AD変換回路 53 シフトレジスタ 54 ラッチ回路 55 アンドゲート(ANDゲート) 56 バッファ 57、57’LED素子 60 電流制御回路 61〜63 トランジスタ 64 ラッチ 65 DA変換回路という 70 バッファ 71 高温電源部 72 DA変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/043 G03G 15/04 120 15/04 15/08 501 15/16 101 (72)発明者 高野 研治 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (72)発明者 秋田 幸雄 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置内部に配設された加熱源からの距離
    がそれぞれ異なる複数の画像形成ユニットを有し、該画
    像形成ユニットに含まれる色別の光書込記録ヘッドによ
    り感光体を露光して記録を行うカラー電子写真記録装置
    において、 前記各画像形成ユニットの画像形成条件を前記加熱源か
    らの距離に応じて個別に設定したことを特徴とするカラ
    ー電子写真記録装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成条件とは、前記光書込記録
    ヘッドの露光時間であることを特徴とする請求項1記載
    のカラー電子写真記録装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成条件とは、前記光書込記録
    ヘッドの駆動電流であることを特徴とする請求項1記載
    のカラー電子写真記録装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成条件とは、現像バイアスで
    あることを特徴とする請求項1記載のカラー電子写真記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成条件とは、放熱装置の放熱
    能力であることを特徴とする請求項1記載のカラー電子
    写真記録装置。
  6. 【請求項6】 前記加熱源は転写紙上のトナーを転写紙
    に熱定着するための熱定着装置のヒータ手段であること
    を特徴とする請求項1記載のカラー電子写真記録装置。
  7. 【請求項7】 装置内部に配設された加熱源からの距離
    がそれぞれ異なる複数の画像形成ユニットを有し、該画
    像形成ユニットに含まれる各色別の光書込記録ヘッドに
    より感光体を露光して記録を行うカラー電子写真記録装
    置において、 前記光書込記録ヘッドの温度を検出する温度検出手段
    と、 該温度検出手段によって検出された温度に応じて、前記
    各画像形成ユニットの画像形成条件を個別に異ならせて
    制御することを特徴とするカラー電子写真記録装置。
  8. 【請求項8】 前記画像形成条件とは、前記光書込記録
    ヘッドの露光時間であることを特徴とする請求項7記載
    のカラー電子写真記録装置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成条件とは、前記光書込記録
    ヘッドの駆動電流であることを特徴とする請求項7記載
    のカラー電子写真記録装置。
  10. 【請求項10】 前記画像形成条件とは、現像バイアス
    であることを特徴とする請求項7記載のカラー電子写真
    記録装置。
  11. 【請求項11】 前記画像形成条件とは、放熱装置の放
    熱能力であることを特徴とする請求項7記載のカラー電
    子写真記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106154785A (zh) * 2015-05-13 2016-11-23 柯尼卡美能达株式会社 具备多个发光元件的光写入装置及具备其的图像形成装置

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