JPH09299373A - 開胸器 - Google Patents

開胸器

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JPH09299373A
JPH09299373A JP13953996A JP13953996A JPH09299373A JP H09299373 A JPH09299373 A JP H09299373A JP 13953996 A JP13953996 A JP 13953996A JP 13953996 A JP13953996 A JP 13953996A JP H09299373 A JPH09299373 A JP H09299373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
notch
arm
rotary gear
stopper
gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP13953996A
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English (en)
Inventor
Akio Naruge
韶夫 成毛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KENTSU MEDEIKO KK
Original Assignee
KENTSU MEDEIKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口穴の開口程度を微調整でき、挿入ガイド
を要せず、脂肪の侵入も阻止できるようにする。 【解決手段】 固定腕の側面にある切欠きに係合する可
動腕を設けて前記各腕は回転ギヤによって摺動移動さ
せ、前記固定腕及び可動腕に取付けた突出片と一体にな
った折曲片同士を回転ギヤによって離間させることによ
り、肋骨間の開口状態を所定位置に保つ開胸器におい
て、前記回転ギヤはその全周縁に沿ってギヤを設けて前
記固定腕の第1の切欠きと係合させると共に、可動腕に
はストッパーを設けて前記第1の切欠き位置の他の側面
に設けた第2の切欠きと係合させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、胸部の手術に際し
て肋骨を開くために使用する開胸器に関する。
【0002】
【従来の技術】胸部の手術には肋骨を開く必要があり、
この場合、開胸器なる器具が用いられる。図3,図4を
用いて従来の開胸器を説明する。図3において、(イ)
は組立状態を示す図である。図3(イ)においては開
胸器本体であり、固定腕2と可動腕3とからなる。
【0003】固定腕2の一側面には波形の切欠き21を
有し、この固定腕が可動腕3の基部31に設けた貫通穴
32内に挿通されて摺動可能になっている。基部31に
は回転ギヤ33が挿通され、前記した波形の切欠き21
と係合している。図3(ロ)が回転ギヤの構成図であ
り、突出したツマミ部331を支持する上板332と下
板333の間に2本のシャフト334を有している。
【0004】そして組立状態(図3(イ))にあって
は、回転ギヤ33の2本のシャフト334が、隣り合う
2つの切欠き21の内部に入って(2本のシャフト33
4を結ぶ線は固定腕の長手方向に沿って)位置決めがな
されている。
【0005】固定腕2にはこれと平面状に突出片22を
有し、その端部にはこの突出片の突出方向に対してほゞ
90°に曲げた折曲片23を有し、その端部には開口2
4を有している。前記同様に可動腕3にも突出片34,
折曲片35,開口36を有している。
【0006】は挿入ガイドであって組立状態(図3
(イ))には2つの折曲片23,35にてはさまれてお
り、挿入ガイドの突部41,42が折曲片側にある穴
25,37と開口24,36に挿入されて固定状態にあ
る。なお、43は先端銛部、44は頭部である。
【0007】上記した従来装置の使用方法を説明する。
先ず肋骨の間に穴をあけ、この内部に図3の状態にある
(組立状態にある)挿入ガイドの先端にある銛部43
をガイドとして、折曲片23,35の一体になったもの
を穴に挿入する。
【0008】次いで回転ギヤ33を回転させると、2本
のシャフト334が順次切欠き21内を移動し、隣り合
う切欠き21のピッチに応じて可動腕を開く。図4は互
いに所定間隔lだけ開いた状態を示し、この場合に挿入
ガイド本体を取り外し胸部内に所定の処置を施す。そ
して最後は回転ギヤを順次戻して穴を閉じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置は回転ギ
33を回転させて順次開状態を大きくしてゆく(閉状
態を小さくしてゆく)ものであるが、その開閉の度合い
は2本のシャフト334が隣り合う2つの切欠き内部に
同時に入ったときのみ位置が固定され、360°の回転
角内で180°と360°の2個所だけである。
【0010】したがってその間での固定(位置決め)は
不可能である。又、挿入ガイドを要する上に開口後に横
方向から開口穴に向かって脂肪が入り込んできてせっか
くあけた開口穴をせばめてしまう欠点を有している。
【0011】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、挿入ガイドを要することなく、開口穴の
開口程度の微調整の可能な開胸器を提供することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明[請求項1]に係
る開胸器は、固定腕の側面にある切欠きに係合する可動
腕を設けて前記各腕は回転ギヤによって摺動移動させ、
前記固定腕及び可動腕に取付けた突出片と一体になった
折曲片同士を回転ギヤによって離間させることにより、
肋骨間の開口状態を所定位置に保つ開胸器において、前
記回転ギヤはその全周縁に沿ってギヤを設けて前記固定
腕の第1の切欠きと係合させると共に、可動腕にはスト
ッパーを設けて前記第1の切欠き位置の他の側面に設け
た第2の切欠きと係合させた。
【0013】[請求項1]によれば回転ギヤが全周縁に
わたってギヤが設けられているため、胸部の開口途中の
いかなる位置においても停止でき、しかもストッパーが
ついているため、固定位置を確保できる。
【0014】本発明に[請求項2]係る開胸器は、[請
求項1]において、可動腕の突出片には、複数個の係止
穴に通じる開口溝を穿って、閉塞手段の作動腕を係止
し、前記作動腕の端部に閉塞板を設けた。したがって開
口した後において閉塞板にて脂肪の侵入が阻止でき、開
口状態を保つことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明による開胸器の実施
の形態を示す構成図である。図1において、図3と同一
機能部分については同一符号を付して説明を省略する。
本例において構成上の特徴点は固定部2の一方の側に移
動用の第1の切欠き21−1と他方の側面に固定用の第
2の切欠き21−2を設けると共に、回転ギヤ33−1
にはその全周縁に沿ってギヤ335を設けている。
【0016】又、基部31の側面であって第2の切欠き
21−2側にストッパーを設けると共に、突出片34
の面に複数個の係止穴34−1,34−2,…,34−
nを穿ち、これらの内部を順次移動できる閉塞手段
設けたことである。なお、本例では折曲片を夫々2個2
3−1,23−2,35−1,35−2としている。
【0017】ストッパーの構成を説明する。ストッパ
はシャフト51を中心にして作動腕52が回転可能
に取付けられ、常時は板バネ53によって反時計方向に
回転力が与えられ、作動腕52の先端にある停止爪(図
示せず)が第2の切欠き21−2と係止し、2つの突出
片22と34との間の距離を戻す方向(小さくする)に
は移動できないようになっている。なお、2つの突出片
を開く方向にはラッチが外れて自由に動く。
【0018】閉塞手段の構成を説明する。閉塞手段
は突出片34に設けた各係止穴34−1,…,34−n
及びこれらを接続する溝穴内を自由に移動できるよう
に、腕6−1の下部に突起(図示せず)を設けてあり、
この突起を中心として図示矢印のように平面状に移動で
き、先端にある閉塞板6−2にて脂肪の侵入を阻止する
構成を有している。
【0019】次に全体的な使用方法を説明する。先ず、
肋骨の中間に横一列に切穴を設け、この切穴内に図1の
組立状態にある折曲片(23−1と35−1,23−2
と35−2が互いに接している状態の各折曲片)を押し
入れる。
【0020】押し入れた状態で回転ギヤ33−1を回転
すると、回転ギヤの全周縁に設けたギヤ335が固定腕
2の第1の切欠き21−1と係合しつつ基部31を順次
開口方向に移動する。この場合、ストッパーの係合は
自動的に解かれていることは既に説明した通りである。
【0021】回転ギヤ33−1の回転を停止すると、回
転ギヤ33−1のギヤ335と第1の切欠き21−1は
係合状態にあるため、その位置に停止し、ストッパー
の停止爪(図示せず)は第2の切欠き21−2に係合
し、その位置に固定し逆戻りすることはない。
【0022】従来例で説明した通り所定間隔lだけ開い
た状態が図2であり、ストッパーによって停止位置を
確保(ストッパーの停止爪が第2の切欠き21−2に
係止)する。そして、この時、閉塞手段の固定位置を
調整すれば(係止穴に対して腕6−1の固定位置を調整
すれば)、閉塞板6−2の位置を開口部の中央に設置で
き、脂肪が侵入して開口部を小さくすることはない。
【0023】なお、一旦、開いた状態から元の位置へ戻
す場合には、ストッパーの爪を外してやれば傷口が閉じ
るための反力により自動的に閉合位置に戻る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば固
定腕には摺動用の第1の切欠きと、ロック用の第2の切
欠きを設け、第2の切欠きに対してはストッパーと係止
するようにし、回転ギヤはその全ての周縁にギヤを設け
て第1の切欠きと係合するようにすると共に、閉塞手段
を設けるように構成したので、開口部の幅の微調整が可
能であることに加えて、挿入ガイドを不要とし、更に脂
肪等が開口部へ入り込んで開口部をせまくすることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(イ)は本発明の開胸器の実施の形態を示
す構成図、図1(ロ)は本発明の開胸器に適用する回転
ギヤの斜視図。
【図2】開胸器の開胸動作後を説明する図。
【図3】図3(イ)は従来装置の全体斜視図、図3
(ロ)は図3(イ)に適用する回転ギヤの斜視図、図3
(ハ)は図3(イ)に組込まれた銛部の形状を示す図。
【図4】従来装置の開胸動作後を説明する図。
【符号の説明】 開胸器本体 2 固定腕 21 切欠き 21−1 第1の切欠き 21−2 第2の切欠き 22,34 突出片 23,35 折曲片 24,36 開口 3 可動腕 31 基部 32 貫通穴3333−1 回転ギヤ 331 ツマミ部 332 上板 333 下板 334 シャフト 335 ギヤ 34−1,…,34−n 係止穴 銛部 41,42 突部 43 先端銛部 44 頭部 ストッパー 51 シャフト 52 作動腕 53 板バネ 閉塞手段 6−1 腕 6−2 閉塞板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定腕の側面にある切欠きに係合する可
    動腕を設けて前記各腕は回転ギヤによって摺動移動さ
    せ、前記固定腕及び可動腕に取付けた突出片と一体にな
    った折曲片同士を回転ギヤによって離間させることによ
    り、肋骨間の開口状態を所定位置に保つ開胸器におい
    て、前記回転ギヤはその全周縁に沿ってギヤを設けて前
    記固定腕の第1の切欠きと係合させると共に、可動腕に
    はストッパーを設けて前記第1の切欠き位置の他の側面
    に設けた第2の切欠きと係合させたことを特徴とする開
    胸器。
  2. 【請求項2】 可動腕の突出片には、複数個の係止穴に
    通じる開口溝を穿って、閉塞手段の作動腕を係止し、前
    記作動腕の端部に閉塞板を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の開胸器。
JP13953996A 1996-05-09 1996-05-09 開胸器 Pending JPH09299373A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13953996A JPH09299373A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 開胸器

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JP13953996A JPH09299373A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 開胸器

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ID=15247633

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JP13953996A Pending JPH09299373A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 開胸器

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JP (1) JPH09299373A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011099553A1 (ja) 2010-02-12 2011-08-18 株式会社メディカル・パイン 開胸器
WO2012131757A1 (en) * 2011-03-28 2012-10-04 J.Morita Manufacturing Corporation Retractor
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CN109431560A (zh) * 2018-12-12 2019-03-08 南昌市第医院 腰椎后路手术撑开装置

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