JPS6233718Y2 - - Google Patents

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JPS6233718Y2
JPS6233718Y2 JP1980176149U JP17614980U JPS6233718Y2 JP S6233718 Y2 JPS6233718 Y2 JP S6233718Y2 JP 1980176149 U JP1980176149 U JP 1980176149U JP 17614980 U JP17614980 U JP 17614980U JP S6233718 Y2 JPS6233718 Y2 JP S6233718Y2
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JP
Japan
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lid
lever
slider
cabinet
opening
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JP1980176149U
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JPS5798246U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コイル状のスプリングの張力を利
用して蓋にクリツク感を与え、ある範囲で自由に
開閉できるようにした蓋の開閉装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
第1図a,bは従来の蓋の開閉装置の一例を示
す部分断面図である。
これらの図において、1はキヤビネツト、2は
前記キヤビネツト1を覆うように配置されている
蓋で、その一端にレバー3が設けられ、このレバ
ー3に設けられた軸4を中心に蓋2が回動するよ
うに構成されている。5は前記キヤビネツト1に
取り付けられたレバー3の先端3aが当接するよ
うに形成されている板バネである。
このように構成された蓋の開閉装置は、蓋2の
閉成時には板バネ5でレバー3が第1図aの矢印
方向に力を受けて、蓋2は閉成されている。この
状態より蓋2を開放する場合、蓋2を開放する方
向に持ち上げると、蓋2、レバー3が軸4を中心
に回動し、レバー3の先端3aが板バネ5を押圧
する。レバー3の先端3aが板バネ5のA点を通
過すると、蓋2は第1図bのように開放されて実
線と二点鎖線との間ではレバー3の先端3aが板
バネ5と当接しなくなるので、蓋2の開放はこの
間で自由となる。すなわち、開放時は少なくとも
第1図bの実線の位置までの保持開度が保たれて
いるが、閉成時にはレバー3が再びA点を通過し
てクリツク感を与え、閉成位置に係合することが
できる。
又、第2図a,bは従来の蓋の開閉装置の他の
例を示す部分断面図で、同一部分は同一符号とさ
れている。
この実施例の場合も、蓋2の閉成時には板バネ
5でレバー3が第2図aの矢印方向に力を受け、
閉成位置に保持されている。
この状態より蓋2を開放する場合、蓋2を開放
する方向に持ち上げると、蓋2、レバー3が軸4
を中心に回動し、レバー3の先端3aが板バネ5
を押圧する。レバー3の先端3aが板バネ5と垂
直に対向する位置、すなわち、第2図bの実線の
位置を通過すると、蓋2はレバー3の先端3aが
矢印方向の力を受けて2点鎖線の位置まで開放さ
れる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述したように、従来の蓋の開閉装置はいずれ
も板バネによつて蓋の開閉動作に直接付勢力を与
えるように構成されているため、板バネ5の取付
位置精度を高くすることが要請され、その価格が
高価になると同時に、板バネ5にへたりが発生す
ると蓋に対する圧接力が簡単に消失し、クリツク
感の消滅や、保持力の低下を招くという問題があ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、かかる問題点を解消することを目
的としてなされたもので、キヤビネツトに対して
回動可能に軸支されている蓋と、この蓋のレバー
部に当接する押圧片、及び先端に突起が形成され
ている弾性舌片を備え、前記キヤビネツトに摺動
可能に取り付けたスライダと、このスライダとキ
ヤビネツトの間に張架され、前記蓋が開く方向に
付勢されているコイル状のスプリングにより蓋の
開閉装置を構成したものである。
〔作用〕
キヤビネツトに対して閉成位置に係止されてい
る蓋の係合状態を解除すると、コイル状のスプリ
ングによつて付勢されているスライダが所定の距
離だけ移動し、このとき、スライダの押圧片が蓋
のレバー部を回転することによつて蓋を所定の角
度だけ開くように駆動する。そして、この状態か
ら、さらに蓋を手動によつて開く方向に操作する
と、蓋のレバー部がスライダの弾性舌片の先端の
突起を乗り越えて回転し、大きく蓋が開放され
る。また、蓋を閉じるときもそのレバー部がスラ
イダの弾性舌片の先端を乗り越えて閉成位置に戻
り、蓋の開閉動作にクリツク感を与えることがで
きる。
〔実施例〕
第3図,第4図はこの考案の一実施例を示す蓋
の開閉装置で、第3図a,bは部分断面図、第4
図は第3図aのA−A断面図である。
これらの図において、11はキヤビネツトで、
その底面には係止片12が設けられ、その上面の
側壁には軸受用の穴13が設けられている。そし
て、後述するスライダを摺動する凹部14が設け
られている。15は蓋で、その一端にはレバー1
6が設けられ、このレバー16には軸17が設け
られる。軸17は前記穴13に挿入され、蓋1
5,レバー16は軸17を中心に回動する。18
はスライダで、レバー16の先端16aと当接す
る押圧片19,突起20を有する弾性舌片21,
係止片22,操作片23,前記キヤビネツト11
の凹部14に嵌入する凸部24が設けられ、キヤ
ビネツト11の凹部14とスライダ18の凸部2
4とで摺動可能に取り付けられる。25はコイル
状のスプリングで、係止片12と前記スライダ1
8の係止片22との間に張架され、第3図aの矢
印方向にスプリング25の張力でスライダ18
が引かれている。そのため、押圧片19はレバー
16を回動させるように作用するが、図示しない
係合片で蓋15とキヤビネツト11が係合されて
いるので閉成位置にとどまつている。なお、26
は操作片23の移動に応じて作動するスイツチを
示したもので、必ずしも必要とするものではな
い。
次に、この考案の蓋の開閉操作を説明する。
第3図aにおいて、蓋15の閉成時には図示し
ない適宜な方法で蓋15がキヤビネツト11に係
止されており、レバー16は押圧片19を押圧し
てスプリング25を伸長させ張力を蓄勢した状態
にある。
この状態より蓋15を開放させる場合、図示を
省略した蓋15とキヤビネツト11との係止を解
くと、スプリング25の張力でスライダ18が第
3図aの矢印方向に引かれているので、押圧片1
9も移動し、レバー16と蓋15とを軸17を中
心に回動し、第3図bに示すようにレバー16は
弾性舌片21に当接して停止する。
さらに、必要に応じて蓋15を手動によつて開
放方向に回転させると、レバー16の先端16a
が第3図bの実線の状態から二点鎖線の状態のよ
うに弾性舌片21の突起20を乗り越えるので、
蓋15の開度は自由に設定できるようになる。な
お、このとき突起20をレバー16の先端16a
が乗り越える時にクリツク感が生じる。この蓋1
5の開度とスライダ18の移動との関係を第5図
の移動説明図でさらに詳細に説明する。
この図において、実線は蓋15の閉成時、一点
鎖線は蓋15の保持開度θの時、二点鎖線はレ
バー16の先端16aが突起を乗り越えた時の蓋
15の開度θの時である。
実線で示した蓋15の閉成時から蓋15を開放
するとスプリング25の張力でスライダ18が引
つ張られているので、押圧片19はレバー16を
押圧しながらストロークSの距離を移動する。こ
のストロークsの距離を移動した後は、スライダ
18はキヤビネツト11の図示されていないが例
えば、突起、または前記したスイツチ26等で位
置規制されて移動できなくなり、保持開度θ
レバー16は押圧片19と突起20とに保持され
る。さらに、この状態から蓋15を開く方向に回
動すると、スライダ18は図示しないストツパー
か、または、例えば前述したスイツチ26等によ
つて移動できないように係止されているので、レ
バー16の先端16aが弾性舌片21を押圧し、
その突起20を乗り越えて蓋15を開度θとな
るように駆動する。そして、以後蓋15の開度は
開度θ以上で自由となる。このようにレバー1
6の先端16aが突起20を乗り越える時にクリ
ツク感が生じるとともに、蓋15を閉成するよう
に力を加えない限り最低でも開度θに保持され
る。
なお、上記実施例においてはキヤビネツト11
とスライダ18との取付け状態の一例を第4図に
示すように凹部14と、凸部24によつて、摺動
状態に構成したが、第4図の構造以外でもスライ
ダ18の上下、左右の位置規制ができれば他の機
構を採用してもよい。
また、第3図a,bに示したスイツチ26を配
しておくと、蓋15の開閉動作によつてスイツチ
26のオン、オフ制御を行うことができるので、
例えば、この蓋の開閉装置を受信機のAFC
(Automatic Frequency Control)回路調整用の
つまみの覆いに利用するときは、調整時に蓋を開
成すると同時にAFC回路をオフ状態にして正確
な調整を行うことができるという効果がある。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案の蓋の開閉装置
は、蓋を付勢しているバネ材がコイル状のスプリ
ングによつて構成されているため、組み込み性が
向上し、へたりがほとんどないため位置決め精度
が緩和され、製作が容易であり、かつ、安価にな
るという利点がある。またスライド構造によつて
蓋の開度を規制し、同時にクリツク感を得るよう
にしているので、全体が小型になり、狭い場所に
も適用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b及び第2図a,bは従来の蓋の開
閉装置の部分断面図、第3図a,bはこの考案の
一実施例を示すの蓋の開閉装置の部分断面図、第
4図は第3図aのA−A線による断面図、第5図
は動作説明図である。 図中、11はキヤビネツト、15は蓋、16は
レバー、18はスライダ、19は押圧片、20は
突起、21は弾性舌片、23は操作片、25はス
プリングである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤビネツトと、このキヤビネツトに回動可能
    に取り付けられる一端にレバーを有する蓋と、前
    記レバーを回動させる方向に当接している押圧片
    および前記レバーが回転したときに係合する先端
    に突起が形成された弾性舌片とを有し前記キヤビ
    ネツトに摺動可能に取り付けられたスライダと、
    前記キヤビネツトと前記スライダ間に張架され前
    記蓋を開く方向に付勢しているコイル状のスプリ
    ングとからなり、前記蓋の係止状態が解除された
    ときは、前記スプリングによつて前記スライダが
    所定のストロークだけ移動して、前記蓋を開放状
    態に駆動し、さらに前記蓋を開蓋操作したときに
    は、前記レバーが前記弾性舌片の突起を乗り越え
    て前記蓋をさらに大きく開放した状態で保持する
    ことを特徴とする蓋の開閉装置。
JP1980176149U 1980-12-10 1980-12-10 Expired JPS6233718Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980176149U JPS6233718Y2 (ja) 1980-12-10 1980-12-10

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JP1980176149U JPS6233718Y2 (ja) 1980-12-10 1980-12-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5798246U JPS5798246U (ja) 1982-06-16
JPS6233718Y2 true JPS6233718Y2 (ja) 1987-08-28

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ID=29968933

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005205009A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd 化粧料コンパクト容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5421303A (en) * 1977-07-18 1979-02-17 Sony Corp Dust cover of record players

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS578222Y2 (ja) * 1977-02-08 1982-02-17

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JPS5798246U (ja) 1982-06-16

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