JPH09299161A - 密閉機構を有する移動棚装置 - Google Patents

密閉機構を有する移動棚装置

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JPH09299161A
JPH09299161A JP12328296A JP12328296A JPH09299161A JP H09299161 A JPH09299161 A JP H09299161A JP 12328296 A JP12328296 A JP 12328296A JP 12328296 A JP12328296 A JP 12328296A JP H09299161 A JPH09299161 A JP H09299161A
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JP
Japan
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packing material
packing
shelf
sealing mechanism
moving
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JP12328296A
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Tsuneo Sakakibara
恒雄 榊原
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動棚が移動方向に傾斜する場合、移動棚の
上部における変位量を吸収して接合端面の全周にわって
所望の気密性が得られる密閉機構を有する移動棚装置を
提供する。 【解決手段】 複数台の移動棚が、それらの収納面に対
して直交する方向に移動可能に配置され、移動棚の移動
でそれらの間に所定幅の通路が形成される移動棚装置に
おいて、隣接する両移動棚A1,A2を集束接合した際
に接合部を気密状に閉鎖すべく、隣接する両移動棚の相
対面する収納面側の双方の接合端面15であって、下端
面15Bと両側端面15Cに互いに突き合い接合する下
部パッキン材3と側部パッキン材4をそれぞれ設けると
ともに、上端面15Aの一方に略水平に突出した受板1
7を有するパッキン受具1を固定するとともに、他方に
前記受板の上面又は下面に圧接する上部パッキン材2を
設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉機構を有する
移動棚装置に係わり、更に詳しくは複数の移動棚を集束
した状態で隣接する両移動棚の接合部を気密状に閉鎖し
て収納部内の環境を調節することが可能な密閉機構を有
する移動棚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数台の移動棚が、それらの収納
面に対して直交する方向に移動可能に配置され、移動棚
の移動でそれらの間に所定幅の通路が形成される移動棚
装置は公知である。
【0003】一方、書籍や書類等の紙製保存対象物を長
期にわたり書架に収納する場合、紙が湿度変化に対応し
て膨張、収縮し、その強度も著しく変化し、それが反復
されて紙質が劣化するので、特殊な保存形態として開閉
扉を有する書庫では劣化を防止するため棚板に吸湿材を
添設することもあるが、収納面が開放された書架ではそ
の吸湿効果は大して期待できない。尚、重要な書籍や書
類等の保存には、通常は書架を設置した室内全体を大掛
かりな空調設備で最適な環境になるように調節してい
る。
【0004】また、移動棚装置においては、特公平5−
28610号公報にて開示される如く、各移動棚の収納
面の接合端面にパッキン材をそれぞれ全周にわたり付設
し、吸脱湿能を有する粉体を漉き込んだ調湿紙材を、前
記移動棚の棚小間空間に露出する棚内面に添設した構造
が提供されている。そして、各移動棚が集束された状態
では、移動棚内の空間は密閉され、その内部に設けた調
湿紙材によって湿度を低下させるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、隣接する両
移動棚の相対面する収納面側の双方の接合端面の全周に
わたってパッキン材を付設し、両パッキン材が互いに突
き合い接合する構造のもの、あるいは収納面側の一方の
接合端面の全周にわたってパッキン材を付設し、パッキ
ン材が他方の移動棚の接合端面に圧接する構造のもので
は、パッキン材の全周にわたって所望の気密性を維持で
きないことが多い。つまり、移動棚が移動方向に僅かに
傾斜し、隣接する両移動棚の接合端面が平行でない場合
が実際には多く、そのため上部又は下部に位置するパッ
キン材と相手側の移動棚のパッキン材又は接合端面との
間に隙間が生じることがしばしば発生する。
【0006】そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決
しようとするところは、移動棚が移動方向に傾斜する場
合、特に移動棚の下部よりも上部においてその変位量が
多いことに着目し、該移動棚の上部における変位量を吸
収して接合端面の全周にわって所望の気密性が得られる
密閉機構を有する移動棚装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数台の移動
棚が、それらの収納面に対して直交する方向に移動可能
に配置され、移動棚の移動でそれらの間に所定幅の通路
が形成される移動棚装置において、隣接する両移動棚を
集束接合した際に接合部を気密状に閉鎖すべく、隣接す
る両移動棚の相対面する収納面側の双方の接合端面であ
って、下端面と両側端面に互いに突き合い接合する下部
パッキン材と側部パッキン材をそれぞれ設けるととも
に、上端面の一方に略水平に突出した受板を有するパッ
キン受具を固定するとともに、他方に前記受板の上面又
は下面に圧接する上部パッキン材を設けてなる密閉機構
を有する移動棚装置を構成することにより、前述の課題
の解決を図った。即ち、移動棚の上部では、隣接する両
棚装置の一方の接合上端面から突出したパッキン受具の
受板の上面又は下面に、他方の接合上端面に設けた上部
パッキン材が圧接して気密状態となすので、その受板と
上部パッキン材との圧接位置が移動棚の移動方向に変化
しても気密状態を維持でき、そのため移動棚が移動方向
に傾斜してもその上部の変位量を吸収することができ
る。
【0008】また、前記パッキン受具の受板は、前記上
部パッキン材と接合する面と垂直面とのなす角度を鈍角
に設定すると、隣接する両移動棚が接近する動作に伴
い、上部パッキン材が前記受板に摺動しながら圧接力が
高まるのである。
【0009】そして、前記上部パッキン材は、先端が該
上部パッキン材を取付ける移動棚側に接近する方向に傾
斜したリップ部を有し、該リップ部が前記パッキン受具
の受板に圧接し得るものであると、前記パッキン受具の
受板に対するリップ部の受入れがスムーズになる。
【0010】また、前記上部パッキン材は、移動棚へ取
付けるための取付部と、該取付部に内部を中空となした
半円形の可撓部を一体形成し、該可撓部が前記パッキン
受具の受板に圧接し得るものであると、該上部パッキン
材を他の下部パッキン材及び側部パッキン材と共用する
ことが可能である。
【0011】更に、前記下部パッキン材と側部パッキン
材とは、移動棚へ取付けるための取付部と、該取付部に
内部を中空となした半円形の可撓部を一体形成したもの
であると、互いに突き合わせ接合した際に、可撓部が容
易に変形するので、隣接する両移動棚の接合端面の上下
間隔が多少変化しても確実に気密することが可能とな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に添付図面に示した実施形態に
基づき更に本発明の詳細を説明する。図1は本発明に係
る移動棚装置を示し、図2及び図3は本発明の密閉機構
の第1実施形態を示し、図中A1,A2,…は移動棚、
1はパッキン受具、2は上部パッキン材、3は下部パッ
キン材、4は側部パッキン材をそれぞれ示している。
【0013】本実施例では、複数台の移動棚A1,A
2,…をそれらの収納面5に対して直交する方向に配設
された複数のレール6,…に沿って互いに駆動モータに
よって移動可能に配置され、隣接する移動棚A1,A2
又は移動棚A2,A3等が相対的に移動することによっ
て、それらの間に通路7が形成され、該通路7内に作業
者が入って収納面5から物品を出し入れする電動式移動
棚装置を示している。本実施形態では、移動棚A1,A
2との間の密封機構を説明するが、他の隣接するに位置
する移動棚間の密封機構も同様である。
【0014】前記各移動棚A1,…は、前面に操作部を
有する操作パネル板8と、ベース板9と、天板10と、
後面板11とで収納部12を気密状に取り囲んでフレー
ム形成したものである。そして、前記収納面5に向かっ
て両側の操作パネル板8及び後面板11の端面又はその
内方に位置する支柱13の端面と、天板10の端面と、
図示しない車輪や駆動モータを設けたベース台14の端
面とで、収納面5を取り囲んだ接合端面15を構成して
いる。即ち、接合端面15は、本実施形態では、図2に
示すように、天板10の端面からなる接合上端面15
A、ベース台14の端面からなる接合下端面15B、支
柱13の端面からなる接合側端面15Cとで構成されて
いる。
【0015】先ず、前記パッキン受具1と上部パッキン
材2とからなる上部の密閉機構を説明する。前記パッキ
ン受具1は、一方の移動棚A1の接合上端面15Aに固
定する取付板16と、該取付板16から略直角に形成し
た受板17とで構成し、また受板17の端縁を下方に折
曲して保護縁18を形成したものである。そして、前記
パッキン受具1の取付板16を移動棚A1の接合上端面
15Aにネジ止め等の適宜な手段で固定し、該接合上端
面15Aから受板17を突出させる。また、前記上部パ
ッキン材2は、ゴム製又は軟質合成樹脂製で押出し成形
したものであり、断面形状において比較的肉厚が厚く強
度が高い固定部19と、その一側縁から鋭角的に延設し
たリップ部20を有したものである。そして、該上部パ
ッキン材2は、上部パッキン取付具21を介して他方の
移動棚A2の接合上端面15Aに、リップ部20が下方
に位置し且つリップ部20の先端が該移動棚A2側に接
近する方向に傾斜して取付ける。
【0016】ここで、前記上部パッキン取付具21は、
移動棚A2の接合上端面15Aにネジ止め等の適宜な手
段で固定する取付板22の下縁から直角に折曲した保持
板23を有するとともに、該保持板23の先端縁を下方
へ折曲した折曲片24を有するものであり、前記上部パ
ッキン材2の固定部19を保持板23の下面と折曲片2
4の内面に当接した状態で、前記固定部19を保持板2
3にネジ止めして取付けている。
【0017】そして、両移動棚A1,A2が接近する
と、前記上部パッキン材2のリップ部20が、前記パッ
キン受具1の受板17の上面を圧接しながら摺動し、も
ってリップ部20と受板17との圧接によって気密状態
が維持される。ここで、前記パッキン受具1の受板17
は、前記上部パッキン材2と接合する上面と垂直面、即
ち接合上端面15Aとのなす角度が鈍角になるように、
取付板16と受板17の角度を設定することも好まし
い。
【0018】次に、前記下部パッキン材3は、ゴム製又
は軟質合成樹脂製で押出し成形したものであり、断面形
状において移動棚A1,A2の各接合下端面15Bへ取
付けるためのH字形の取付部25と、該取付部25に内
部を中空となした半円形の可撓部26を一体形成したも
のである。尚、前記取付部25の上下両側に長手方向に
沿って凹溝27,27を形成して、該取付部25を断面
略H字形とした理由は、本実施形態では前記取付部25
を貫通したネジ28で前記接合下端面15Bに螺合して
取付けるので、当該取付部25は単にブロック状のもの
でも良いが、後述の側部パッキン材4と部品を共用する
ためである。つまり、前記下部パッキン材3は、それぞ
れの移動棚A1,A2の接合下端面15B,15Bに沿
わせて配設し、図示しない可撓部26の孔から挿通した
ネジ28を取付部25に挿通して該接合下端面15Bに
螺合して取付けている。そして、隣接する両移動棚A
1,A2が接近すると、両下部パッキン材3,3の可撓
部26,26同士が変形しながら突き合い接合して両者
間を気密状態に維持するのである。
【0019】最後に、前記側部パッキン材4は、図3に
示すように、本実施形態では前記下部パッキン材3と同
一の部品としている。しかし、前記接合下端面15B
と、側部パッキン材4を取付ける接合側端面15Cとは
面一でないので、側部パッキン材4はC型チャンネル部
材29を介して接合側端面15Cに取付ける。即ち、前
記C型チャンネル部材29を前記支柱13の接合側端面
15Cの略全長にわたってネジ止めし、その開口溝の両
縁鍔部30,30に前記側部パッキン材4の凹溝27,
27を嵌入して取付部25を保持するのである。ここ
で、前記下部パッキン材3の可撓部26の頂部と、側部
パッキン材4の可撓部26の頂部は面一になるように前
記C型チャンネル部材29の寸法を設定している。この
場合においても、前記同様に、隣接する両移動棚A1,
A2が接近すると、両側部パッキン材4,4の可撓部2
6,26同士が変形しながら突き合い接合して両者間を
気密状態に維持するのである。
【0020】また、図4に示したものは、上部の密閉機
構の変形例であり、上部パッキン材2を移動棚A2の接
合上端面15Aに取付けるための上部パッキン取付具2
1の構造のみが異なるものである。即ち、この実施形態
の上部パッキン取付具21は、接合上端面15Aにネジ
止め等の適宜な固定手段で取付ける取付板22の上縁を
直角に折曲して保持板23を形成し、該保持板23の先
端縁を下方へ折曲して折曲片24を形成し、更に前記保
持板23の下面であって取付板22に寄せて支持板31
の基端31Aを固着し、該支持板31の先端31Bをク
ランク状に段折し、この先端部31Bと前記保持板23
及び折曲片24とで、前記上部パッキン材2の固定部1
9を嵌合保持するようになしたものである。その他の構
成は、前記同様であるので、同一構成には同一符号を付
してその説明は省略する。
【0021】また、図5に示したものは、上部の密閉機
構の更に変形例である。この実施形態のパッキン受具1
は、取付板16の下縁に受板17を折曲形成するととも
に、受板17の先端縁をハゼ折りして保護縁18を形成
したものである。そして、前記パッキン受具1の取付板
16は、受板17よりも上方の位置で接合上端面15A
にネジ止めしている。一方、上部パッキン取付具21
は、取付板22の下縁に直角に保持板23を折曲して形
成し、取付板22を保持板23よりも上方の位置で接合
上端面15Aにネジ止めした以外は、図4に示した構造
と同一であり、同一構成には同一符号を付してその説明
は省略する。即ち、この実施形態における上部の密閉機
構は、パッキン受具1や上部パッキン材2を保持する上
部パッキン取付具21を接合上端面15Aに取付けるた
めのネジが下方から見え難い位置にあるので、外観性に
おいて優れているとともに、ネジ止め作業も容易であ
る。
【0022】そして、図6に示したものは、上部パッキ
ン材2として、下部パッキン材3及び側部パッキン材4
と同じ部品を用いたものである。この実施形態では、パ
ッキン受具1は図5に示したものと同じであるが、上部
パッキン取付具21は、取付板22の下縁に直角に保持
板23を折曲して形成し、保持板23の先端縁に下方へ
延びた断面L字形の保持片32を形成し、更に前記保持
板23の下面であって保持片32に寄せて支持板31の
基端31Aを固着し、該基端31Aの一端縁に下方へ延
びた断面L字形の先端31Bと、前記保持片32とで前
記C型チャンネル部材29と同様な保持構造を構成し、
上部パッキン材2の取付部25の両側凹溝27,27を
前記支持板31の先端31Bと保持片32とに嵌入して
保持している。この場合も、前記パッキン受具1の受板
17は、先端部分が下方へ若干傾斜した構造とすれば、
両移動棚A1,A2が接近する際に、受板17の先端上
部に上部パッキン材2の可撓部26が乗り易くなる。そ
の他の構成は、前記同様であるので、同一構成には同一
符号を付してその説明は省略する。
【0023】また、図7に示した上部の密閉機構は、図
6の場合と基本的に同じであるが、前記パッキン受具1
の受板17の上面に、上部パッキン材2の可撓部26を
スムーズに摺動させるとともに、可撓部26との馴染み
を良くして気密状態を良好にするために、シート状シー
ル材33を貼着している。その他の構成は、前記同様で
あるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省
略する。
【0024】更に、図8に示した上部の密閉機構は、上
部パッキン材2として、前記下部パッキン材3と側部パ
ッキン材4と基本的には同じ構造であるが、厚さの薄い
取付部25の下面に、中空部を大きく設けて肉厚の薄い
可撓部26を形成し、該可撓部26の基端部両側と前記
取付部25の両端下面とで前記凹溝27,27を形成し
た構造のものである。この構造の上部パッキン材2は、
可撓部26の変形量が大きくなり、前記パッキン受具1
の受板17との相対的間隔が上下に大きく変動しても確
実に可撓部26が受板17に圧接して気密状態を維持す
るのである。
【0025】そして、前記移動棚A1,…をレール6に
沿って移動させて、各移動棚A1,…を集束すると、隣
接する両移動棚A1,A2の相対面する接合端面15で
あって、一方の移動棚A1の接合上端面15Aに設けた
パッキン受具1の受板17の上面に、他方の移動棚A2
の接合上端面15Aに設けた上部パッキン材2が気密状
態に圧接すると同時に、両移動棚A1,A2の各接合下
端面15B及び両接合側端面15C,15Cにそれぞれ
設けた下部パッキン材3,3及び側部パッキン材4,4
が互いに突き合い接合して気密状態を維持するのであ
る。また、図示しないが、端部に位置する移動棚の外側
面には幕板を設け、気密状に閉鎖してあり、各移動棚A
1,…の内部の収納部12,…は連通し、外部空間とは
気密状態に保たれる。そこで、この移動棚A1,…の内
部に吸湿能力を有する吸湿剤34を装着しておけば、内
部空間の湿度を低減させることが可能である。
【0026】そこで、前記吸湿剤34を移動棚A1に装
着する構造を簡単に、図9〜図11に基づいて説明す
る。本発明に係る移動棚A1には、天板10とベース板
9との間に複数の棚板35,…を前記支柱13,…を利
用して棚受具等で多段に取付けている。前記天板10と
棚板35の下面には、所定間隔を置いて立上片36,3
6を対向して設けてあり、両立上片36,36に、前記
吸湿剤34を載置する保持部材37の前後縁に形成した
係止片38,38を係止して取付ける。また、前記保持
部材37には、両側縁に吸湿剤34が落下しないように
規制板39,…を垂設するとともに、吸湿剤34を載置
する位置には通気用開口40,…を複数形成しいる。
【0027】尚、本発明においては、移動棚A1の内部
に設置するのは吸湿剤34に限定されず、防虫剤や芳香
剤を前記保持部材37によって装着しても良い。
【0028】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の密閉機構を有す
る移動棚装置によれば、以下に示す顕著な効果を奏す
る。
【0029】請求項1によれば、移動棚の上部における
変位量を吸収して接合端面の全周にわって所望の気密性
が得られる。即ち、移動棚の上部では、隣接する両棚装
置の一方の接合上端面から突出したパッキン受具の受板
の上面又は下面に、他方の接合上端面に設けた上部パッ
キン材が圧接して気密状態となすので、その受板と上部
パッキン材との圧接位置が移動棚の移動方向に変化して
も気密状態を維持でき、そのため移動棚が移動方向に傾
斜してもその上部の変位量を吸収することができる。
【0030】請求項2によれば、隣接する両移動棚が接
近する動作に伴い、上部パッキン材が前記受板に摺動し
ながら圧接力が高まるのである。
【0031】請求項3によれば、前記パッキン受具の受
板に対するリップ部の受入れがスムーズになる。
【0032】請求項4によれば、上部パッキン材を他の
下部パッキン材及び側部パッキン材と共用することが可
能である。
【0033】請求項5によれば、互いに突き合わせ接合
した際に、可撓部が容易に変形するので、隣接する両移
動棚の接合端面の上下間隔が多少変化しても確実に気密
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動棚装置を示す簡略斜視図であ
る。
【図2】本発明の密閉機構を有する移動棚装置の要部の
縦断面図である。
【図3】同じく要部の横断面図である。
【図4】上部の密閉機構の変形例を示す部分断面図であ
る。
【図5】上部の密閉機構の他の変形例を示す部分断面図
である。
【図6】密閉機構の他の実施形態を示す要部の縦断面図
である。
【図7】同じく上部の密閉機構の変形例を示す部分断面
図である。
【図8】同じく上部の密閉機構の他の変形例を示す部分
断面図である。
【図9】移動棚の簡略断面図である。
【図10】棚板に吸湿剤を装着する保持部材を取付けた
状態の断面図である。
【図11】吸湿剤を載置する保持部材の斜視図である。
【符号の説明】
A1,A2 移動棚 1 パッキン受具 2 上部パッキン材 3 下部パッキン材 4 側部パッキン材 5 収納面 6 レール 7 通路 8 操作パネル板8 9 ベース板 10 天板 11 後面板 12 収納部 13 支柱 14 ベース台 15 接合端面 15A 接合上端面 15B 接合下端面 15C 接合側端面 16 取付板 17 受板 18 保護縁 19 固定部 20 リップ部 21 上部パッキン取付具 22 取付板 23 保持板 24 折曲片 25 取付部 26 可撓部 27 凹溝 28 ネジ 29 C型チャンネル部材 30 鍔部 31 支持板 31A 基端 31B 先端 32 保持片 33 シート状シール材 34 吸湿剤 35 棚板 36 立上片 37 保持部材 38 係止片 39 規制板 40 通気用開口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の移動棚が、それらの収納面に対
    して直交する方向に移動可能に配置され、移動棚の移動
    でそれらの間に所定幅の通路が形成される移動棚装置に
    おいて、隣接する両移動棚を集束接合した際に接合部を
    気密状に閉鎖すべく、隣接する両移動棚の相対面する収
    納面側の双方の接合端面であって、下端面と両側端面に
    互いに突き合い接合する下部パッキン材と側部パッキン
    材をそれぞれ設けるとともに、上端面の一方に略水平に
    突出した受板を有するパッキン受具を固定するととも
    に、他方に前記受板の上面又は下面に圧接する上部パッ
    キン材を設けてなる密閉機構を有する移動棚装置。
  2. 【請求項2】 前記パッキン受具の受板は、前記上部パ
    ッキン材と接合する面と垂直面とのなす角度を鈍角に設
    定している請求項1記載の密閉機構を有する移動棚装
    置。
  3. 【請求項3】 前記上部パッキン材は、先端が該上部パ
    ッキン材を取付ける移動棚側に接近する方向に傾斜した
    リップ部を有し、該リップ部が前記パッキン受具の受板
    に圧接し得るものである請求項1又は2記載の密閉機構
    を有する移動棚装置。
  4. 【請求項4】 前記上部パッキン材は、移動棚へ取付け
    るための取付部と、該取付部に内部を中空となした半円
    形の可撓部を一体形成し、該可撓部が前記パッキン受具
    の受板に圧接し得るものである請求項1又は2記載の密
    閉機構を有する移動棚装置。
  5. 【請求項5】 前記下部パッキン材と側部パッキン材と
    は、移動棚へ取付けるための取付部と、該取付部に内部
    を中空となした半円形の可撓部を一体形成したものであ
    る請求項1記載の密閉機構を有する移動棚装置。
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