JPH09298152A - 加工方法 - Google Patents
加工方法Info
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- JPH09298152A JPH09298152A JP8137527A JP13752796A JPH09298152A JP H09298152 A JPH09298152 A JP H09298152A JP 8137527 A JP8137527 A JP 8137527A JP 13752796 A JP13752796 A JP 13752796A JP H09298152 A JPH09298152 A JP H09298152A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processing
- exposure apparatus
- reticle
- processed
- wafer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、加工方法において、一定数量の被加
工対象を被加工単位として設定し、複数被加工単位を同
一の加工手段によつて連続して加工する際のスループツ
トを向上させるようにする。 【解決手段】同一の加工手段(6)を使用して加工され
る一定数の被加工対象(2)でなる被加工単位で加工手
段(6)に設定されている第1の定常的処理(11〜1
6、……)のうち、被加工単位で連続的に処理する場合
に不要な処理を、外部より任意に設定されたパラメータ
による所定の条件を使用して判断し、不要な処理を除い
て加工手段(6)に設定した第2の定常的処理だけを実
行する。
工対象を被加工単位として設定し、複数被加工単位を同
一の加工手段によつて連続して加工する際のスループツ
トを向上させるようにする。 【解決手段】同一の加工手段(6)を使用して加工され
る一定数の被加工対象(2)でなる被加工単位で加工手
段(6)に設定されている第1の定常的処理(11〜1
6、……)のうち、被加工単位で連続的に処理する場合
に不要な処理を、外部より任意に設定されたパラメータ
による所定の条件を使用して判断し、不要な処理を除い
て加工手段(6)に設定した第2の定常的処理だけを実
行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加工方法に関し、例
えば露光装置でレチクル上のパターンを基板に露光する
際に適用し得る。
えば露光装置でレチクル上のパターンを基板に露光する
際に適用し得る。
【0002】
【従来の技術】従来の露光装置は、ウエハを露光処理す
る際、同一のレチクルを同一のアライメント条件でセツ
トアツプ処理して、ある枚数の同一種類のウエハでなる
1ロツト単位で露光処理していた。また露光装置は、ロ
ツト毎にレチクルを交換すると共に、レチクルを交換す
る毎に同一処理内容、例えば同一アライメント条件で必
ずセツトアツプ処理していた。
る際、同一のレチクルを同一のアライメント条件でセツ
トアツプ処理して、ある枚数の同一種類のウエハでなる
1ロツト単位で露光処理していた。また露光装置は、ロ
ツト毎にレチクルを交換すると共に、レチクルを交換す
る毎に同一処理内容、例えば同一アライメント条件で必
ずセツトアツプ処理していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、同一種類の
ウエハは、一般的に複数ロツト連続して露光処理され
る。このため、同一種類のウエハを上述の露光装置で複
数ロツト連続して露光処理すると、同一レチクルで露光
処理するにもかかわらず、不要なセツトアツプ処理がロ
ツト数だけ必ず発生することになる。従つて、不要なセ
ツトアツプ処理に時間が掛かる分、露光処理のスループ
ツトが全体として低下するという問題があつた。
ウエハは、一般的に複数ロツト連続して露光処理され
る。このため、同一種類のウエハを上述の露光装置で複
数ロツト連続して露光処理すると、同一レチクルで露光
処理するにもかかわらず、不要なセツトアツプ処理がロ
ツト数だけ必ず発生することになる。従つて、不要なセ
ツトアツプ処理に時間が掛かる分、露光処理のスループ
ツトが全体として低下するという問題があつた。
【0004】因みに、ウエハをロツト単位で露光処理す
る際、従来の露光装置は、例えば図5及び図6に示す露
光制御手順に従つてレチクル等をセツトアツプ処理して
いた。すなわち、露光装置は、ステツプSP0から入
り、ステツプSP1においてロツト品種及びロツトのウ
エハ数Nが設定されるとステツプSP2、3及び4に移
り、ステツプSP2、3及び4からそれぞれ始まる手順
を並行して実行する。ステツプSP2において、露光装
置は、ウエハのロツトを搬入するとロツト搬入済フラグ
を立てる。
る際、従来の露光装置は、例えば図5及び図6に示す露
光制御手順に従つてレチクル等をセツトアツプ処理して
いた。すなわち、露光装置は、ステツプSP0から入
り、ステツプSP1においてロツト品種及びロツトのウ
エハ数Nが設定されるとステツプSP2、3及び4に移
り、ステツプSP2、3及び4からそれぞれ始まる手順
を並行して実行する。ステツプSP2において、露光装
置は、ウエハのロツトを搬入するとロツト搬入済フラグ
を立てる。
【0005】ステツプSP3において露光装置は、レチ
クルステージ及びウエハステージの位置を初期化してス
テツプSP5に移り、このステツプSP5においてアラ
イメントパラメータを設定するとアライメントパラメー
タ設定済フラグを立てる。一方、ステツプSP4におい
て露光装置は、レチクルを検査して、塵埃が付着してい
ないことを確認してステツプSP6に移る。ステツプS
P6において露光装置は、レチクルのバーコードをチエ
ツクして得たデータとデータベースのデータとを照合し
て、レチクルがロツト品種に対応した適切なものである
ことを確認するとバーコードチエツク済フラグを立て
る。
クルステージ及びウエハステージの位置を初期化してス
テツプSP5に移り、このステツプSP5においてアラ
イメントパラメータを設定するとアライメントパラメー
タ設定済フラグを立てる。一方、ステツプSP4におい
て露光装置は、レチクルを検査して、塵埃が付着してい
ないことを確認してステツプSP6に移る。ステツプS
P6において露光装置は、レチクルのバーコードをチエ
ツクして得たデータとデータベースのデータとを照合し
て、レチクルがロツト品種に対応した適切なものである
ことを確認するとバーコードチエツク済フラグを立て
る。
【0006】露光装置は、アライメントパラメータ設定
済フラグ及びバーコードチエツク済フラグが立つている
と、ステツプSP7に移る。ステツプSP7において露
光装置は、レチクルをレチクルステージ上にローデイン
グするとステツプSP8に移る。ステツプSP8におい
て露光装置は、ベースラインをチエツクしてレチクルが
正確にアライメントされていることを確認するとベース
ラインチエツク済フラグを立てる。
済フラグ及びバーコードチエツク済フラグが立つている
と、ステツプSP7に移る。ステツプSP7において露
光装置は、レチクルをレチクルステージ上にローデイン
グするとステツプSP8に移る。ステツプSP8におい
て露光装置は、ベースラインをチエツクしてレチクルが
正確にアライメントされていることを確認するとベース
ラインチエツク済フラグを立てる。
【0007】続いて露光装置は、ロツト搬入済フラグ及
びベースラインチエツク済フラグが立つていると、ステ
ツプSP9に移る。ステツプSP9において露光装置
は、処理済ウエハ数WをW=0にクリアしてステツプS
P10に移る。ステツプSP10において露光装置は、
ウエハケースより取り出した1枚目のウエハをウエハス
テージにローデイングしてステツプSP11に移る。
びベースラインチエツク済フラグが立つていると、ステ
ツプSP9に移る。ステツプSP9において露光装置
は、処理済ウエハ数WをW=0にクリアしてステツプS
P10に移る。ステツプSP10において露光装置は、
ウエハケースより取り出した1枚目のウエハをウエハス
テージにローデイングしてステツプSP11に移る。
【0008】ステツプSP11において露光装置は、W
=0であるか否かを判断し、ここでは1枚目のウエハの
露光処理が済んでいないため、肯定結果を得てステツプ
SP12に移る。ステツプSP12において露光装置
は、ウエハプリアライメントアシストする。すなわち露
光装置は、センサで正確にウエハの位置を測定すること
ができる位置まで粗く移動させる。
=0であるか否かを判断し、ここでは1枚目のウエハの
露光処理が済んでいないため、肯定結果を得てステツプ
SP12に移る。ステツプSP12において露光装置
は、ウエハプリアライメントアシストする。すなわち露
光装置は、センサで正確にウエハの位置を測定すること
ができる位置まで粗く移動させる。
【0009】続いて露光装置は、ステツプSP13に移
り、ウエハを正確にアライメントしてステツプSP14
に移り、ウエハを露光処理するとステツプSP15に移
る。ステツプSP15において露光装置は、露光済のウ
エハをウエハステージよりアンローデイングしてウエハ
ケースに戻すとステツプSP16に移る。ステツプSP
16において露光装置は、処理済ウエハ数WをW=W+
1にインクリメントしてステツプSP17に移る。
り、ウエハを正確にアライメントしてステツプSP14
に移り、ウエハを露光処理するとステツプSP15に移
る。ステツプSP15において露光装置は、露光済のウ
エハをウエハステージよりアンローデイングしてウエハ
ケースに戻すとステツプSP16に移る。ステツプSP
16において露光装置は、処理済ウエハ数WをW=W+
1にインクリメントしてステツプSP17に移る。
【0010】ステツプSP17において露光装置は、W
=Nであるか否かを判断する。ステツプSP17におい
て否定結果を得ると、露光装置は処理済ウエハ数Wがロ
ツトのウエハ数Nに達していないと判断してステツプS
P10に戻り、未露光のウエハをローデイングして上述
の手順を繰り返す。
=Nであるか否かを判断する。ステツプSP17におい
て否定結果を得ると、露光装置は処理済ウエハ数Wがロ
ツトのウエハ数Nに達していないと判断してステツプS
P10に戻り、未露光のウエハをローデイングして上述
の手順を繰り返す。
【0011】2枚目以降のウエハをローデイングする
と、露光装置は、ステツプSP11において否定結果を
得てステツプSP13に移る。やがてN枚目のウエハま
でを露光処理すると、露光装置は、ステツプSP17に
おいて肯定結果を得てステツプSP18に移り、露光済
ロツトを搬出する。続いて露光装置は、ステツプSP1
9に移り、レチクルをアンローデイングすると共に、塵
埃の付着の有無を検査してステツプSP20に移る。ス
テツプSP20において露光装置は、レチクルをレチク
ルケースに収納してステツプSP21に移り、露光処理
手順を終了する。
と、露光装置は、ステツプSP11において否定結果を
得てステツプSP13に移る。やがてN枚目のウエハま
でを露光処理すると、露光装置は、ステツプSP17に
おいて肯定結果を得てステツプSP18に移り、露光済
ロツトを搬出する。続いて露光装置は、ステツプSP1
9に移り、レチクルをアンローデイングすると共に、塵
埃の付着の有無を検査してステツプSP20に移る。ス
テツプSP20において露光装置は、レチクルをレチク
ルケースに収納してステツプSP21に移り、露光処理
手順を終了する。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ある数量の被加工対象を被加工単位として設定し、
複数被加工単位を同一の加工手段によつて連続して加工
する際のスループツトを向上させ得る加工方法を提案し
ようとするものである。
で、ある数量の被加工対象を被加工単位として設定し、
複数被加工単位を同一の加工手段によつて連続して加工
する際のスループツトを向上させ得る加工方法を提案し
ようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、一実施例を表す図1に対応付けて説明すると、請
求項1に記載の加工方法では、一定数の被加工対象
(2)を加工手段(6)による1回の被加工単位として
設定し、被加工単位に対応した第1の定常的処理(11
〜16、……)を設定した加工手段(6)によつて、被
加工対象(2)を被加工単位で加工する加工方法におい
て、第1の定常的処理(11〜16、……)のうち被加
工単位に応じた不要な処理を判断し、判断結果に基づい
て、不要な処理を第1の定常的処理(11〜16、…
…)から除き、不要な処理を第1の定常的処理から除い
て得た第2の定常的処理を加工手段に設定し、第2の定
常的処理を設定した加工手段(6)によつて、被加工対
象(2)を該被加工単位で加工するようにする。
めに、一実施例を表す図1に対応付けて説明すると、請
求項1に記載の加工方法では、一定数の被加工対象
(2)を加工手段(6)による1回の被加工単位として
設定し、被加工単位に対応した第1の定常的処理(11
〜16、……)を設定した加工手段(6)によつて、被
加工対象(2)を被加工単位で加工する加工方法におい
て、第1の定常的処理(11〜16、……)のうち被加
工単位に応じた不要な処理を判断し、判断結果に基づい
て、不要な処理を第1の定常的処理(11〜16、…
…)から除き、不要な処理を第1の定常的処理から除い
て得た第2の定常的処理を加工手段に設定し、第2の定
常的処理を設定した加工手段(6)によつて、被加工対
象(2)を該被加工単位で加工するようにする。
【0014】請求項2に記載の加工方法では、加工手段
は、面上にパターンが形成されたレチクル(6)であ
り、被加工対象は、基板(2)であり、加工方法は、レ
チクルより得た光束(LA1)によつてパターンの像を
基板(2)に露光する露光方法である。請求項3に記載
の加工方法では、不要な処理は、加工手段(6)の検査
及び又は搬送及び又は収納及び又は位置設定である。
は、面上にパターンが形成されたレチクル(6)であ
り、被加工対象は、基板(2)であり、加工方法は、レ
チクルより得た光束(LA1)によつてパターンの像を
基板(2)に露光する露光方法である。請求項3に記載
の加工方法では、不要な処理は、加工手段(6)の検査
及び又は搬送及び又は収納及び又は位置設定である。
【0015】同一の加工手段(6)を使用して加工され
る一定数の被加工対象(2)でなる被加工単位で加工手
段(6)に設定されている第1の定常的処理(11〜1
6、……)のうち、被加工単位で連続的に処理する場合
に不要な処理を、外部より任意に設定されたパラメータ
による所定の条件を使用して判断し、不要な処理を除い
て加工手段(6)に設定した第2の定常的処理だけを実
行することにより、一定数量の被加工対象(2)を被加
工単位として設定し、複数被加工単位を同一の加工手段
(6)によつて連続して加工する際のスループツトを向
上させることができる。
る一定数の被加工対象(2)でなる被加工単位で加工手
段(6)に設定されている第1の定常的処理(11〜1
6、……)のうち、被加工単位で連続的に処理する場合
に不要な処理を、外部より任意に設定されたパラメータ
による所定の条件を使用して判断し、不要な処理を除い
て加工手段(6)に設定した第2の定常的処理だけを実
行することにより、一定数量の被加工対象(2)を被加
工単位として設定し、複数被加工単位を同一の加工手段
(6)によつて連続して加工する際のスループツトを向
上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
施例を詳述する。
【0017】図1は全体として露光装置1を示し、被加
工対象、例えば半導体装置を製造するためのウエハ2を
複数ロツト連続して露光処理するとき、露光制御手順を
ロツト数に応じて制御して、全体のスループツトを向上
させる。照明光学系3より射出された光束LA1は、レ
ンズ4を通り、レチクルステージ5上に載置されたレチ
クル6に照射されてレチクル6を照明する。照明された
レチクル6の像は、投影光学系7を介して、ウエハステ
ージ8上に載置されたウエハ2上に投影される。
工対象、例えば半導体装置を製造するためのウエハ2を
複数ロツト連続して露光処理するとき、露光制御手順を
ロツト数に応じて制御して、全体のスループツトを向上
させる。照明光学系3より射出された光束LA1は、レ
ンズ4を通り、レチクルステージ5上に載置されたレチ
クル6に照射されてレチクル6を照明する。照明された
レチクル6の像は、投影光学系7を介して、ウエハステ
ージ8上に載置されたウエハ2上に投影される。
【0018】露光装置1は、全体を制御部9によつて制
御する。露光装置1は、露光処理のための定常的処理に
必要な複数の処理プログラムをプログラム記憶部10に
記憶している。複数の処理プログラムは、例えばステー
ジ位置初期化プログラム11、アライメントパラメータ
設定プログラム12、レチクル検査プログラム13、バ
ーコードチエツクプログラム14、ベースラインチエツ
クプログラム15、ウエハプリアライメントアシストプ
ログラム16である。この他の処理プログラムとして、
ロツト搬送プログラム、レチクルローデイング及びアン
ローデイングプログラム、ウエハローデイング及びアン
ローデイングプログラム、ウエハアライメントプログラ
ム、レチクルケース収納プログラム等がプログラム記憶
部10に記憶されている。
御する。露光装置1は、露光処理のための定常的処理に
必要な複数の処理プログラムをプログラム記憶部10に
記憶している。複数の処理プログラムは、例えばステー
ジ位置初期化プログラム11、アライメントパラメータ
設定プログラム12、レチクル検査プログラム13、バ
ーコードチエツクプログラム14、ベースラインチエツ
クプログラム15、ウエハプリアライメントアシストプ
ログラム16である。この他の処理プログラムとして、
ロツト搬送プログラム、レチクルローデイング及びアン
ローデイングプログラム、ウエハローデイング及びアン
ローデイングプログラム、ウエハアライメントプログラ
ム、レチクルケース収納プログラム等がプログラム記憶
部10に記憶されている。
【0019】露光処理するとき、制御部9は、ロツト品
種、ロツト数、ロツトのウエハ数、2番目以降のロツト
に対する処理の周期及び選択がそれぞれ外部より設定さ
れ、作業データ記憶部17に記憶される。制御部9は、
これらの設定に基づいて、処理済のウエハ数やロツト数
に応じた必要な処理プログラムを判断してプログラム記
憶部10より読み出す。制御部9は、読み出した処理プ
ログラムによる処理を駆動機構18及び19、レチクル
検査部20、レチクル用ローデイング機構(図示せ
ず)、レチクルケース用ロボツトハンド(図示せず)等
に設定し、それぞれの処理を順次あるいは並行して実行
する。
種、ロツト数、ロツトのウエハ数、2番目以降のロツト
に対する処理の周期及び選択がそれぞれ外部より設定さ
れ、作業データ記憶部17に記憶される。制御部9は、
これらの設定に基づいて、処理済のウエハ数やロツト数
に応じた必要な処理プログラムを判断してプログラム記
憶部10より読み出す。制御部9は、読み出した処理プ
ログラムによる処理を駆動機構18及び19、レチクル
検査部20、レチクル用ローデイング機構(図示せ
ず)、レチクルケース用ロボツトハンド(図示せず)等
に設定し、それぞれの処理を順次あるいは並行して実行
する。
【0020】例えば、制御部9は、ステージ位置初期化
プログラム11及びアライメントパラメータ設定プログ
ラム12を読み出して制御データS1及びS2を生成す
る。制御部9は、この制御データS1及びS2をそれぞ
れ駆動機構18及び19に与えて、それぞれレチクルス
テージ5及びウエハステージ8を駆動する。また制御部
9は、レチクルステージ5及びウエハステージ8の位置
を位置センサ(図示せず)の出力に基づいて検出する。
これにより、制御部9は、ウエハ2をレチクル6に対し
て位置決めすると共に、レチクル6を複数ロツトに対し
て同一条件となるようアライメントする。
プログラム11及びアライメントパラメータ設定プログ
ラム12を読み出して制御データS1及びS2を生成す
る。制御部9は、この制御データS1及びS2をそれぞ
れ駆動機構18及び19に与えて、それぞれレチクルス
テージ5及びウエハステージ8を駆動する。また制御部
9は、レチクルステージ5及びウエハステージ8の位置
を位置センサ(図示せず)の出力に基づいて検出する。
これにより、制御部9は、ウエハ2をレチクル6に対し
て位置決めすると共に、レチクル6を複数ロツトに対し
て同一条件となるようアライメントする。
【0021】レチクル6は、防塵のためレチクルケース
21に使用直前まで収納されている。またレチクル6を
収納したレチクルケース21や空のレチクルケース21
は、露光装置1内のケースストツク部22にストツクさ
れる。制御部9は、レチクル6をレチクルケース21へ
出し入れする際に、レチクル検査プログラム13及びバ
ーコードチエツクプログラム14を読み出して制御デー
タS3を生成する。制御部9は、この制御データS3を
レチクル検査部20に与えて、レチクル6に対する塵埃
の付着の有無を検査したり、レチクルが設定された品種
に対応したものであるか否かをチエツクする。
21に使用直前まで収納されている。またレチクル6を
収納したレチクルケース21や空のレチクルケース21
は、露光装置1内のケースストツク部22にストツクさ
れる。制御部9は、レチクル6をレチクルケース21へ
出し入れする際に、レチクル検査プログラム13及びバ
ーコードチエツクプログラム14を読み出して制御デー
タS3を生成する。制御部9は、この制御データS3を
レチクル検査部20に与えて、レチクル6に対する塵埃
の付着の有無を検査したり、レチクルが設定された品種
に対応したものであるか否かをチエツクする。
【0022】レチクル6は、ローデイング機構によつ
て、レチクル検査部20よりレチクルステージ5上にロ
ーデイングされる。未露光及び露光済のウエハ2は、ウ
エハケース(図示せず)に複数収納される。ウエハケー
スは、露光装置1内のウエハケースストツク部(図示せ
ず)にストツクされる。
て、レチクル検査部20よりレチクルステージ5上にロ
ーデイングされる。未露光及び露光済のウエハ2は、ウ
エハケース(図示せず)に複数収納される。ウエハケー
スは、露光装置1内のウエハケースストツク部(図示せ
ず)にストツクされる。
【0023】以上の構成において、露光装置1は、図3
及び図4に示す露光制御手順に従つ露光処理する。すな
わち、露光装置1は、ステツプSP30から入り、ステ
ツプSP31においてロツト品種、ロツト数M、ロツト
のウエハ数Nがユーザによつて設定される。また図2に
示すように、露光装置1は、2番目以降のロツトに対す
る処理のステージ位置初期化周期TM1、アライメントパ
ラメータ設定の選択C1 、ローデイング後のレチクル検
査周期TR 、バーコードチエツクの選択C2 、ベースラ
インチエツク周期TM2、ウエハプリアライメントアシス
トの選択C3 、アンローデイング後のレチクル検査の選
択C4 がユーザによつてそれぞれ例えば20、NO、1
0、NO、20、NO、NOと設定される。
及び図4に示す露光制御手順に従つ露光処理する。すな
わち、露光装置1は、ステツプSP30から入り、ステ
ツプSP31においてロツト品種、ロツト数M、ロツト
のウエハ数Nがユーザによつて設定される。また図2に
示すように、露光装置1は、2番目以降のロツトに対す
る処理のステージ位置初期化周期TM1、アライメントパ
ラメータ設定の選択C1 、ローデイング後のレチクル検
査周期TR 、バーコードチエツクの選択C2 、ベースラ
インチエツク周期TM2、ウエハプリアライメントアシス
トの選択C3 、アンローデイング後のレチクル検査の選
択C4 がユーザによつてそれぞれ例えば20、NO、1
0、NO、20、NO、NOと設定される。
【0024】この後、露光装置1は、ステツプSP32
に移つて処理済ロツト数LをL=0にクリアすると、ス
テツプSP33、34及び35に移り、ステツプSP3
3、34及び35からそれぞれ始まる手順を並行して実
行する。ステツプSP33において、露光装置1は、ウ
エハの最初のロツトを搬入するとロツト搬入済フラグを
立てる。
に移つて処理済ロツト数LをL=0にクリアすると、ス
テツプSP33、34及び35に移り、ステツプSP3
3、34及び35からそれぞれ始まる手順を並行して実
行する。ステツプSP33において、露光装置1は、ウ
エハの最初のロツトを搬入するとロツト搬入済フラグを
立てる。
【0025】ステツプSP34において露光装置1は、
処理済ロツト数Lが周期TM1の整数倍であるか否かを判
断する。ステツプSP34において肯定結果を得ると、
露光装置1は、ステージを初期化する必要があると判断
してステツプSP36に移り、ステージ位置を初期化し
てステツプSP37に移る。ステツプSP37において
露光装置1は、アライメントパラメータが設定済である
か否かを判断する。ステツプSP37において否定結果
を得ると、露光装置1は、ステツプSP38に移り、ア
ライメントパラメータを設定してアライメントパラメー
タ設定済フラグを立てる。
処理済ロツト数Lが周期TM1の整数倍であるか否かを判
断する。ステツプSP34において肯定結果を得ると、
露光装置1は、ステージを初期化する必要があると判断
してステツプSP36に移り、ステージ位置を初期化し
てステツプSP37に移る。ステツプSP37において
露光装置1は、アライメントパラメータが設定済である
か否かを判断する。ステツプSP37において否定結果
を得ると、露光装置1は、ステツプSP38に移り、ア
ライメントパラメータを設定してアライメントパラメー
タ設定済フラグを立てる。
【0026】一方、ステツプSP35において露光装置
1は、処理済ロツト数Lが周期TRの整数倍であるか否
かを判断する。ステツプSP35において肯定結果を得
ると、露光装置1はレチクル6を検査する必要があると
判断してステツプSP39に移り、レチクル6に対する
塵埃の付着の有無を検査してステツプSP40に移る。
ステツプSP40において露光装置1は、バーコードチ
エツク済であるか否かを判断する。ステツプSP40に
おいて否定結果を得ると、露光装置1はステツプSP4
1に移り、レチクル6上のバーコードをチエツクしてバ
ーコードチエツク済フラグを立てる。
1は、処理済ロツト数Lが周期TRの整数倍であるか否
かを判断する。ステツプSP35において肯定結果を得
ると、露光装置1はレチクル6を検査する必要があると
判断してステツプSP39に移り、レチクル6に対する
塵埃の付着の有無を検査してステツプSP40に移る。
ステツプSP40において露光装置1は、バーコードチ
エツク済であるか否かを判断する。ステツプSP40に
おいて否定結果を得ると、露光装置1はステツプSP4
1に移り、レチクル6上のバーコードをチエツクしてバ
ーコードチエツク済フラグを立てる。
【0027】露光装置1は、アライメントパラメータ設
定済フラグ及びバーコードチエツク済フラグが立つてい
ると、ステツプSP42に移る。ステツプSP42にお
いて露光装置1は、レチクル6をローデイング済である
か否かを判断する。ステツプSP42において否定結果
を得ると、露光装置1はステツプSP43に移り、レチ
クル6をレチクルステージ5上にローデイングしてステ
ツプSP44に移る。
定済フラグ及びバーコードチエツク済フラグが立つてい
ると、ステツプSP42に移る。ステツプSP42にお
いて露光装置1は、レチクル6をローデイング済である
か否かを判断する。ステツプSP42において否定結果
を得ると、露光装置1はステツプSP43に移り、レチ
クル6をレチクルステージ5上にローデイングしてステ
ツプSP44に移る。
【0028】ステツプSP44において露光装置1は、
処理済ロツト数Lが周期TM2の整数倍であるか否かを判
断する。ステツプSP44において肯定結果を得ると、
露光装置1は、レチクル6のベースラインをチエツクす
る必要があると判断して、ステツプSP45に移り、レ
チクル6を正常にアライメントしてベースラインチエツ
ク済フラグを立てる。
処理済ロツト数Lが周期TM2の整数倍であるか否かを判
断する。ステツプSP44において肯定結果を得ると、
露光装置1は、レチクル6のベースラインをチエツクす
る必要があると判断して、ステツプSP45に移り、レ
チクル6を正常にアライメントしてベースラインチエツ
ク済フラグを立てる。
【0029】露光装置1は、ロツト搬入済フラグ及びベ
ースラインチエツク済フラグが立つていると、ステツプ
SP46に移る。ステツプSP46において露光装置1
は、処理済ウエハ数WをW=0にクリアしてステツプS
P47に移りウエハ2をウエハステージ8上にローデイ
ングしてステツプSP48に移る。
ースラインチエツク済フラグが立つていると、ステツプ
SP46に移る。ステツプSP46において露光装置1
は、処理済ウエハ数WをW=0にクリアしてステツプS
P47に移りウエハ2をウエハステージ8上にローデイ
ングしてステツプSP48に移る。
【0030】ステツプSP48において露光装置1は処
理済ロツト数Lと処理済ウエハ数Wとを加算して得た数
が0であるか否かを判断する。ステツプSP48におい
て肯定結果を得ると、露光装置1は、最初のロツトの最
初のウエハであると判断してステツプSP49に移り、
位置検出手段の検出範囲内に入るようにウエハ2を粗く
位置決めしてステツプSP50に移る。
理済ロツト数Lと処理済ウエハ数Wとを加算して得た数
が0であるか否かを判断する。ステツプSP48におい
て肯定結果を得ると、露光装置1は、最初のロツトの最
初のウエハであると判断してステツプSP49に移り、
位置検出手段の検出範囲内に入るようにウエハ2を粗く
位置決めしてステツプSP50に移る。
【0031】ステツプSP50において露光装置1は、
ウエハ2を精密に位置決めしてステツプSP51に移
り、ウエハ2にレチクル上のパターンを露光する。この
後、ステツプSP52において露光装置1は、ウエハ2
をアンローデイングしてウエハケースに戻してステツプ
SP53に移る。ステツプSP53において露光装置1
は、露光済ウエハ数WをW=W+1にインクリメントし
てステツプSP54に移る。
ウエハ2を精密に位置決めしてステツプSP51に移
り、ウエハ2にレチクル上のパターンを露光する。この
後、ステツプSP52において露光装置1は、ウエハ2
をアンローデイングしてウエハケースに戻してステツプ
SP53に移る。ステツプSP53において露光装置1
は、露光済ウエハ数WをW=W+1にインクリメントし
てステツプSP54に移る。
【0032】ステツプSP54において露光装置1は、
露光済ウエハ数WがW=Nを満たすか否かを判断する。
ステツプSP54において否定結果を得ると露光装置1
は、1つのロツトの露光処理が済んでいないと判断して
ステツプSP47に戻り、上述の手順を繰り返す。ステ
ツプSP47において2枚目以降のウエハ2をローデイ
ングすると、露光装置1は、ステツプSP48において
否定結果を得てステツプSP55に移る。ステツプSP
55において露光装置1は、選択C3 が「N0」に設定
されていることにより否定結果を得てステツプSP50
に移り、上述の手順を繰り返す。
露光済ウエハ数WがW=Nを満たすか否かを判断する。
ステツプSP54において否定結果を得ると露光装置1
は、1つのロツトの露光処理が済んでいないと判断して
ステツプSP47に戻り、上述の手順を繰り返す。ステ
ツプSP47において2枚目以降のウエハ2をローデイ
ングすると、露光装置1は、ステツプSP48において
否定結果を得てステツプSP55に移る。ステツプSP
55において露光装置1は、選択C3 が「N0」に設定
されていることにより否定結果を得てステツプSP50
に移り、上述の手順を繰り返す。
【0033】やがて1つのロツトの最後のウエハに対す
る露光処理が済むと、露光装置1は、ステツプSP54
において肯定結果を得てステツプSP56に移り、露光
済ロツトを搬出してステツプSP57に移る。ステツプ
SP57において露光装置1は露光済ロツト数LをL=
L+1にインクリメントしてステツプSP58に移り露
光済ロツト数LがL=Mを満たすか否かを判断する。ス
テツプSP58において否定結果を得ると、露光装置1
は処理すべきロツトが残つていると判断してステツプS
P33、34及び35に戻り、上述の手順を繰り返す。
る露光処理が済むと、露光装置1は、ステツプSP54
において肯定結果を得てステツプSP56に移り、露光
済ロツトを搬出してステツプSP57に移る。ステツプ
SP57において露光装置1は露光済ロツト数LをL=
L+1にインクリメントしてステツプSP58に移り露
光済ロツト数LがL=Mを満たすか否かを判断する。ス
テツプSP58において否定結果を得ると、露光装置1
は処理すべきロツトが残つていると判断してステツプS
P33、34及び35に戻り、上述の手順を繰り返す。
【0034】次に、2番目のロツトを処理する場合を考
える。この場合、ステツプSP34において露光装置1
は、処理済ロツト数Lが周期TM1の整数倍でないことに
より、否定結果を得てステツプSP37に移る。これに
より露光装置1は、ステージ位置初期化にかかる時間を
削減することができる。
える。この場合、ステツプSP34において露光装置1
は、処理済ロツト数Lが周期TM1の整数倍でないことに
より、否定結果を得てステツプSP37に移る。これに
より露光装置1は、ステージ位置初期化にかかる時間を
削減することができる。
【0035】ステツプSP37において露光装置1は、
最初のロツトの処理によつてアライメントパラメータ設
定済フラグが既に立つていることにより、肯定結果を得
てステツプSP59に移る。ステツプSP59において
露光装置1は、選択C1 が「NO」に設定されているこ
とにより、否定結果を得てアライメントパラメータ設定
済フラグが立つた状態を維持する。これにより、露光装
置1はアライメントパラメータ設定にかかる時間を削減
することができる。
最初のロツトの処理によつてアライメントパラメータ設
定済フラグが既に立つていることにより、肯定結果を得
てステツプSP59に移る。ステツプSP59において
露光装置1は、選択C1 が「NO」に設定されているこ
とにより、否定結果を得てアライメントパラメータ設定
済フラグが立つた状態を維持する。これにより、露光装
置1はアライメントパラメータ設定にかかる時間を削減
することができる。
【0036】さらにステツプSP35において露光装置
1は、処理済ロツト数Lが周期TRの整数倍でないこと
により、否定結果を得てステツプSP40に移る。これ
により、露光装置1は、レチクル検査にかかる時間を削
減することができる。
1は、処理済ロツト数Lが周期TRの整数倍でないこと
により、否定結果を得てステツプSP40に移る。これ
により、露光装置1は、レチクル検査にかかる時間を削
減することができる。
【0037】さらにステツプSP40において露光装置
1は、最初のロツトの処理によつてバーコードチエツク
済フラグが既に立つていることにより、肯定結果を得て
ステツプSP60に移る。ステツプSP60において露
光装置1は、選択C2 が「NO」に設定されていること
により、否定結果を得てバーコードチエツク済フラグが
立つた状態を維持する。これにより、露光装置1は、バ
ーコードチエツクにかかる時間を削減することができ
る。
1は、最初のロツトの処理によつてバーコードチエツク
済フラグが既に立つていることにより、肯定結果を得て
ステツプSP60に移る。ステツプSP60において露
光装置1は、選択C2 が「NO」に設定されていること
により、否定結果を得てバーコードチエツク済フラグが
立つた状態を維持する。これにより、露光装置1は、バ
ーコードチエツクにかかる時間を削減することができ
る。
【0038】さらにステツプSP42において露光装置
1は、最初のロツトの処理によつて、レチクル6が既に
ローデイングされていることにより、肯定結果を得てス
テツプSP44に移る。これにより、レチクルローデイ
ングにかかる時間を削減することができる。
1は、最初のロツトの処理によつて、レチクル6が既に
ローデイングされていることにより、肯定結果を得てス
テツプSP44に移る。これにより、レチクルローデイ
ングにかかる時間を削減することができる。
【0039】さらにステツプSP44において露光装置
1は、処理済ロツト数Lが周期TM2の整数倍でないこと
により、否定結果を得てベースラインチエツク済フラグ
が立つた状態を維持する。これにより、露光装置1は、
ベースラインチエツクにかかる時間を削減することがで
きる。
1は、処理済ロツト数Lが周期TM2の整数倍でないこと
により、否定結果を得てベースラインチエツク済フラグ
が立つた状態を維持する。これにより、露光装置1は、
ベースラインチエツクにかかる時間を削減することがで
きる。
【0040】さらにステツプSP48において、露光装
置1は、最初のロツトの処理により処理済ロツト数Lと
処理済ウエハ数Wとを加算して得た数が1以上となり、
否定結果を得てステツプSP55に移る。ステツプSP
55において露光装置1は、選択C3 が「NO」に設定
されていることにより否定結果を得てステツプSP50
に移る。これにより、露光装置1は、2番目〜10番目
のロツトに対するウエハプリアライメントアシストにか
かる時間を削減することができる。
置1は、最初のロツトの処理により処理済ロツト数Lと
処理済ウエハ数Wとを加算して得た数が1以上となり、
否定結果を得てステツプSP55に移る。ステツプSP
55において露光装置1は、選択C3 が「NO」に設定
されていることにより否定結果を得てステツプSP50
に移る。これにより、露光装置1は、2番目〜10番目
のロツトに対するウエハプリアライメントアシストにか
かる時間を削減することができる。
【0041】次に、11番目のロツトを処理する場合を
考える。この場合、ステツプSP35において露光装置
1は、処理済ロツト数Lが周期TR の整数倍となること
により、肯定結果を得てステツプSP39に移りレチク
ルを検査する。
考える。この場合、ステツプSP35において露光装置
1は、処理済ロツト数Lが周期TR の整数倍となること
により、肯定結果を得てステツプSP39に移りレチク
ルを検査する。
【0042】次に、21番目のロツトを処理する場合を
考える。この場合、ステツプSP34において露光装置
1は、処理済ロツト数Lが周期TM1の整数倍となること
により、肯定結果を得てステツプSP36に移りステー
ジ位置を初期化する。またステツプSP35において露
光装置1は、処理済ロツト数Lが周期TR の整数倍とな
ることにより、肯定結果を得てステツプSP39に移り
レチクルを検査する。さらにステツプSP44において
露光装置1は、処理済ロツト数Lが周期TM2の整数倍と
なることにより、肯定結果を得てステツプSP45に移
りベースラインをチエツクする。
考える。この場合、ステツプSP34において露光装置
1は、処理済ロツト数Lが周期TM1の整数倍となること
により、肯定結果を得てステツプSP36に移りステー
ジ位置を初期化する。またステツプSP35において露
光装置1は、処理済ロツト数Lが周期TR の整数倍とな
ることにより、肯定結果を得てステツプSP39に移り
レチクルを検査する。さらにステツプSP44において
露光装置1は、処理済ロツト数Lが周期TM2の整数倍と
なることにより、肯定結果を得てステツプSP45に移
りベースラインをチエツクする。
【0043】露光装置1は、以上の手順で10又は20
の倍数のロツトに対する露光処理が済む毎に一部のセツ
トアツプ処理だけを繰り返すことになる。やがて処理済
ロツト数Lがロツト数Mに達すると、ステツプSP58
において露光装置1は、肯定結果を得てステツプSP6
1に移る。ステツプSP61において露光装置1はレチ
クル6をアンローデイングすると共に、レチクル6をレ
チクル検査部20に搬送してレチクルに対する塵埃付着
の有無を検査してステツプSP62に移る。
の倍数のロツトに対する露光処理が済む毎に一部のセツ
トアツプ処理だけを繰り返すことになる。やがて処理済
ロツト数Lがロツト数Mに達すると、ステツプSP58
において露光装置1は、肯定結果を得てステツプSP6
1に移る。ステツプSP61において露光装置1はレチ
クル6をアンローデイングすると共に、レチクル6をレ
チクル検査部20に搬送してレチクルに対する塵埃付着
の有無を検査してステツプSP62に移る。
【0044】ステツプSP62において露光装置1は、
選択C4 が「NO」に設定されていることにより、否定
結果を得てステツプSP63に移る。これにより、露光
装置1は、肯定結果を得た場合に移るステツプSP64
におけるレチクル検査にかかる時間を削減することがで
きる。
選択C4 が「NO」に設定されていることにより、否定
結果を得てステツプSP63に移る。これにより、露光
装置1は、肯定結果を得た場合に移るステツプSP64
におけるレチクル検査にかかる時間を削減することがで
きる。
【0045】ステツプSP63において露光装置1は、
レチクル6をレチクルケース21に収納して、このレチ
クルケース21をケースストツク部22にストツクする
とステツプSP65に移り露光制御手順を終了する。こ
のようにして、露光装置1は、外部より設定された周期
TM1、TR 、TM2及び選択C1 、C2 、C3 、C4 によ
る条件が成立した処理だけを実行する。
レチクル6をレチクルケース21に収納して、このレチ
クルケース21をケースストツク部22にストツクする
とステツプSP65に移り露光制御手順を終了する。こ
のようにして、露光装置1は、外部より設定された周期
TM1、TR 、TM2及び選択C1 、C2 、C3 、C4 によ
る条件が成立した処理だけを実行する。
【0046】これにより、露光装置1は、従来1ロツト
毎に必ずかかつていたレチクル6等のセツトアツプ時間
を格段的に削減することができる。従つて、同一品種の
ウエハ2を複数ロツト連続して大量に露光処理する量産
ラインにおいて、露光装置1は、全体のスループツトを
一段と向上させることができる。
毎に必ずかかつていたレチクル6等のセツトアツプ時間
を格段的に削減することができる。従つて、同一品種の
ウエハ2を複数ロツト連続して大量に露光処理する量産
ラインにおいて、露光装置1は、全体のスループツトを
一段と向上させることができる。
【0047】以上の構成によれば、同一のレチクル6等
を使用して露光処理される一定数のウエハ2でなるロツ
ト単位でレチクル6等に設定されている定常的処理のう
ち、ロツト単位で連続的に処理する場合に不要な処理
を、外部より任意に設定された周期TM1、TR 、TM2及
び選択C1 、C2 、C3 、C4 による所定の条件を使用
して判断し、不要な処理を除いてレチクル6等に設定し
た定常的処理だけを実行することにより、複数ロツトを
同一のレチクル6等によつて連続して露光処理する際の
スループツトを一段と向上させることができる。
を使用して露光処理される一定数のウエハ2でなるロツ
ト単位でレチクル6等に設定されている定常的処理のう
ち、ロツト単位で連続的に処理する場合に不要な処理
を、外部より任意に設定された周期TM1、TR 、TM2及
び選択C1 、C2 、C3 、C4 による所定の条件を使用
して判断し、不要な処理を除いてレチクル6等に設定し
た定常的処理だけを実行することにより、複数ロツトを
同一のレチクル6等によつて連続して露光処理する際の
スループツトを一段と向上させることができる。
【0048】なお上述の実施例においては、例えば半導
体装置を製造するためのウエハ2に露光する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、例えば画像表示装
置を製造するための感光基板に露光する場合にも適用す
ることができる。この場合にも上述と同様の効果を得る
ことができる。
体装置を製造するためのウエハ2に露光する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、例えば画像表示装
置を製造するための感光基板に露光する場合にも適用す
ることができる。この場合にも上述と同様の効果を得る
ことができる。
【0049】また上述の実施例においては、ウエハ2に
露光する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、一定数の任意の被加工対象を被加工単位として設定
し、この被加工単位で加工手段に設定された第1の定常
的処理のうち、複数ロツトを同一加工手段で加工する場
合に不要な処理を判断して取り除き、必要な処理でなる
第2の定常的処理を加工手段に設定して、任意に加工す
る場合にも広く適用できる。
露光する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、一定数の任意の被加工対象を被加工単位として設定
し、この被加工単位で加工手段に設定された第1の定常
的処理のうち、複数ロツトを同一加工手段で加工する場
合に不要な処理を判断して取り除き、必要な処理でなる
第2の定常的処理を加工手段に設定して、任意に加工す
る場合にも広く適用できる。
【0050】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、同一の
加工手段を使用して加工される一定数の被加工対象でな
る被加工単位で加工手段に設定されている第1の定常的
処理のうち、被加工単位で連続的に処理する場合に不要
な処理を、外部より任意に設定されたパラメータによる
所定の条件を使用して判断し、不要な処理を除いて加工
手段に設定した第2の定常的処理だけを実行することに
より、一定数量の被加工対象を被加工単位として設定
し、複数被加工単位を同一の加工手段によつて連続して
加工する際のスループツトを一段と向上させ得る加工方
法を実現することができる。
加工手段を使用して加工される一定数の被加工対象でな
る被加工単位で加工手段に設定されている第1の定常的
処理のうち、被加工単位で連続的に処理する場合に不要
な処理を、外部より任意に設定されたパラメータによる
所定の条件を使用して判断し、不要な処理を除いて加工
手段に設定した第2の定常的処理だけを実行することに
より、一定数量の被加工対象を被加工単位として設定
し、複数被加工単位を同一の加工手段によつて連続して
加工する際のスループツトを一段と向上させ得る加工方
法を実現することができる。
【図1】本発明による加工方法の一実施例による露光装
置を示す略線的ブロツク図である。
置を示す略線的ブロツク図である。
【図2】2番目以降のロツトに対する処理の周期及び選
択の例を示す図表である。
択の例を示す図表である。
【図3】実施例による露光装置の露光制御手順を示すフ
ローチヤートである。
ローチヤートである。
【図4】実施例による露光装置の露光制御手順を示すフ
ローチヤートである。
ローチヤートである。
【図5】従来の露光装置の露光制御手順を示すフローチ
ヤートである。
ヤートである。
【図6】従来の露光装置の露光制御手順を示すフローチ
ヤートである。
ヤートである。
1……露光装置、2……ウエハ、3……照明光学系、4
……レンズ、5……レチクルステージ、6……レチク
ル、7……投影光学系、8……ウエハステージ、9……
制御部、10……プログラム記憶部、11……ステージ
位置初期化プログラム、12……アライメントパラメー
タ設定プログラム、13……レチクル検査プログラム、
14……バーコードチエツクプログラム、15……ベー
スラインチエツクプログラム、16……ウエハプリアラ
イメントアシストプログラム、17……作業データ記憶
部、18、19……駆動機構、20……レチクル検査
部、21……レチクルケース、22……ケースストツク
部。
……レンズ、5……レチクルステージ、6……レチク
ル、7……投影光学系、8……ウエハステージ、9……
制御部、10……プログラム記憶部、11……ステージ
位置初期化プログラム、12……アライメントパラメー
タ設定プログラム、13……レチクル検査プログラム、
14……バーコードチエツクプログラム、15……ベー
スラインチエツクプログラム、16……ウエハプリアラ
イメントアシストプログラム、17……作業データ記憶
部、18、19……駆動機構、20……レチクル検査
部、21……レチクルケース、22……ケースストツク
部。
Claims (3)
- 【請求項1】一定数の被加工対象を加工手段による1回
の被加工単位として設定し、前記被加工単位に対応した
第1の定常的処理を設定した前記加工手段によつて、前
記被加工対象を前記被加工単位で加工する加工方法にお
いて、 前記第1の定常的処理のうち前記被加工単位に応じた不
要な処理を判断し、 前記判断結果に基づいて、前記不要な処理を前記第1の
定常的処理から除き、 前記不要な処理を前記第1の定常的処理から除いて得た
第2の定常的処理を前記加工手段に設定し、 前記第2の定常的処理を設定した前記加工手段によつ
て、前記被加工対象を該被加工単位で加工することを特
徴とする加工方法。 - 【請求項2】前記加工手段は、面上にパターンが形成さ
れたレチクルであり、 前記被加工対象は、基板であり、 前記加工方法は、前記レチクルより得た光束によつて前
記パターンの像を前記基板に露光する露光方法であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の加工方法。 - 【請求項3】前記不要な処理は、前記加工手段の検査及
び又は搬送及び又は収納及び又は位置設定であることを
特徴とする請求項1に記載の加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8137527A JPH09298152A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8137527A JPH09298152A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09298152A true JPH09298152A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=15200769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8137527A Pending JPH09298152A (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09298152A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101227235B1 (ko) * | 2008-03-17 | 2013-01-28 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 기판 처리 시스템의 세정 방법, 기억 매체 및 기판 처리 시스템 |
-
1996
- 1996-05-07 JP JP8137527A patent/JPH09298152A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101227235B1 (ko) * | 2008-03-17 | 2013-01-28 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 기판 처리 시스템의 세정 방법, 기억 매체 및 기판 처리 시스템 |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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