JP3523819B2 - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP3523819B2 JP35135599A JP35135599A JP3523819B2 JP 3523819 B2 JP3523819 B2 JP 3523819B2 JP 35135599 A JP35135599 A JP 35135599A JP 35135599 A JP35135599 A JP 35135599A JP 3523819 B2 JP3523819 B2 JP 3523819B2
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  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、半導体ウ
エハ上に回路をパターンを形成するための半導体装置製
造装置等の基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、半導体デバイスの製造プ
ロセスにはフォトリソグラフィー技術が利用されてい
る。フォトリソグラフィー技術においては、半導体ウエ
ハ等の被処理基板の表面にレジスト液を塗布・成膜し、
これを所定のパターンに露光し、さらに現像処理する。
ついで、これをエッチング処理することにより前記ウエ
ハ上に所定の回路パターンを形成する。
【0003】ここで、一般に、前記半導体ウエハは、1
カセット内に25枚収納された状態で供給され、この1
カセット分を1ロットとし、このカセットから1枚づつ
順次取出して処理されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来の半導体装置製造装置においては、ウエハ処理
品質の管理の最小単位は1ロット毎であり、半導体製造
装置の標準規格であるSEMIにおいも、1ロット単位の管
理を想定して種々の規格を規定している。
【0005】しかしながら、近い将来、多品種少量生産
の要求が急激に高まることが予想されており、この場
合、1ロット単位の管理では、その単位が大きすぎると
いうことがある。特に300mmサイズ等の大型のウエ
ハにおいては、1枚のウエハから極めて多くの半導体チ
ップを得ることができるため、1カセットで多数の品種
に対応することが可能になり、この場合、ウエハ数枚単
位でプロセス条件を異ならせなければならない場合があ
る。
【0006】しかしながら、従来の装置では、プロセス
の管理の最少単位が1ロット、すなわち、1カセット単
位であり、このような要望に応えることが困難であっ
た。
【0007】特に、1カセット中、ウエハ1枚〜数枚単
位で製造する品種が異なるような場合、品種毎にダミー
ウエハ等を使用した検査を行うことができないというこ
とがある。このため、上記のような多品種少量生産の場
合、製品チップを取得するための現実のウエハ(Act
ualウエハ)を用いた検査が求められる。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、多数の基板を1枚づつ順次処理していく基
板処理装置において、多品種少量生産に有効に対応する
プロセス品質管理を行える基板処理装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の主要な観点によれば、複数の被処理基板
に順次所定の処理を施すための基板処理装置であって、
前記各被処理基板に設けられた固有の基板IDを読み取
る基板ID読取手段と、前記被処理基板を所定のプロセ
ス条件に基いて処理する基板処理手段と、この基板処理
手段による処理結果を検査するための前記被処理基板の
検査範囲を前記基板IDに関連付けて予め格納する検査
範囲格納手段と、前記基板ID読取手段により読み取ら
れた基板IDに基づいて、前記検査範囲格納手段によっ
て格納された検査範囲を取り出し、その検査範囲につい
て被処理基板を検査する基板検査手段とを有することを
特徴とする基板処理装置が提供される。
【0010】このような構成によれば、複数の基板を順
次処理していく装置、例えば半導体ウエハにフォトリソ
グラフィー処理を施す基板処理装置において、被処理基
板1枚単位で異なる検査範囲の設定が行える。したがっ
て、1乃至数枚単位で製造する品種やプロセス条件が変
更になり、かつ、それに応じて検査装置の検査範囲が異
なる場合であっても、これに有効に対応することが可能
になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の基板処理装置の
一実施形態にかかる半導体ウエハ処理装置について説明
する。
【0012】図1は、この半導体ウエハ処理装置1の全
体構成を示す模式図であり、図2は、そのシステム構成
を示すブロック図である。
【0013】この半導体ウエハ処理装置1は、例えば、
塗布現像装置2と、露光装置3(DEV)とからなる。
図において、矢印(α)は、この処理装置1における半
導体ウエハW(以下「ウエハ」という)の流れを示すも
のである。
【0014】すなわち、まず、前記塗布現像装置2で
は、例えば300mmサイズのウエハWが25枚収納さ
れてなるカセットCRから順次ウエハWを取り出す。こ
のウエハWの取り出しは、図示しないサブアームによっ
てなされ、その後図示しないメインアームに受け渡され
て所定の経路αを搬送される。
【0015】カセットCRから取り出されたウエハW
は、図に5で示すウエハID(認識コード)読取ユニッ
ト(LD)において、ウエハIDを読み取られる。この
ウエハIDは、図3に6で示すように、例えばオリエン
テーションフラット7が形成された縁部に沿って形成さ
れるもので、この処理装置1内若しくはこの処理装置1
とは別に設けられた図示しないタイトラー(TITLE
R)によって形成される。
【0016】ついで、ウエハWは、下地反射率検査装置
9を通される。この下地反射率は、レジスト膜厚や露光
量に影響を与える重要なパラメータとなる。その後、ウ
エハWは、レジスト液塗布ユニット10(COT)でレ
ジスト液を塗布される。このレジスト液塗布ユニット1
0では、ウエハWを図示しないスピンチャック上に保持
し、このウエハWの中心付近に所定の微少量(例えば4
ml)のレジスト液を滴下する。ついで、このスピンチ
ャックを回転駆動し、前記ウエハWを高速で回転させる
ことで、遠心力により前記レジスト液をウエハWの全面
に行き渡るように拡散させる。ここで、レジスト液の厚
さは、プロセス条件の1つであるウエハWのレジスト液
拡散回転数(回転速度)によって制御することが可能で
あるが、最近では、レジスト液の節約、及びレジスト膜
の薄膜化の要求を満たすためにますます高速化する傾向
にある。
【0017】前記レジスト液塗布ユニット10(CO
T)から取り出されたウエハWは、加熱ユニット11
(HP)に挿入され、レジスト液から溶剤を揮発させて
乾燥される。この溶剤の揮発量は形成されるレジスト膜
の膜厚に非常に大きな影響を与えるので、この加熱ユニ
ット11における庫内温度、庫内湿度及び加熱時間は非
常に重要なプロセス条件となる。
【0018】この後、ウエハWは図示しないクーリング
ユニットで冷却された後、図示しない周縁レジスト除去
装置で周縁部の不要なレジストを除去される。この周縁
レジスト除去装置の前・後若しくはこの周縁レジスト除
去装置内には、レジスト膜厚を検出するための膜厚検査
装置12が設けられている。
【0019】レジスト膜の膜厚が検出された後のウエハ
Wは、露光装置3(EXP)に受け渡される。この露光
装置3は、前記ウエハWに形成されたレジスト膜に、所
定パターンの露光マスクを介して露光用光を照射し、上
記ウエハW上のレジスト膜に露光マスクのマスクパター
ンを転写する。この露光装置においては、焦点距離、ウ
エハの位置、露光用光の強度、露光時間等が重要なプロ
セス条件となる。
【0020】露光された後のウエハWは、再び塗布現像
装置2側に戻され、加熱処理、定在波効果によるレジス
トパターンの変形を軽減するいわゆるポストエキスポー
ジャベークが施された後図示しないサブアーム及びメイ
ンアームを介して現像処理ユニット15(DEV)に導
入される。この現像処理は、例えば、パドル方式に従っ
て行われる。パドル方式では、ウエハW上に現像液を所
定時間だけ液盛りすることで現像処理がなされる。この
現像処理ユニット15のプロセス条件のうち現像液吐出
速度及び液盛り時間は現像の進度に大きな影響を与え
る。そして、所定の液盛り時間経過後は、直ぐに純水が
ウエハW上に吹き付けられ、現像液が洗い流されること
によって現像の進行が停止させられる。
【0021】現像処理後のウエハWは、加熱乾燥された
後、カセットCRに排出されるが、その前に欠陥検査装
置16において重大な欠陥の有無を検査される。欠陥検
査装置16は、例えば、露光装置3にて生じるパターン
の位置ずれを検出するデフォーカス検査、現像処理の不
良を検出する現像不良検出検査、ウエハWの表面に生じ
る微小な傷を検出するスクラッチ検出検査、ウエハWに
付着したパーティクルを検出するパーティクル検出検
査、レジスト塗布後のウエハWの表面にレジスト液中の
気泡や異物によって発生するコメットを検出するコメッ
ト検出検査、ウエハWの表面から飛び出したレジスト液
の溶剤がウエハWに再付着するスプラッシュバックを検
出するスプラッシュバック検出検査、ウエハW表面の同
一場所に同一の形状で現れる共通欠陥を検出する共通欠
陥検出検査、現像処理後のウエハWに残るレジスト残渣
を検出するスカム検出検査、フォトリソグラフィ工程の
前行程でウエハエッジを保持(クランプ)することによ
って、ウエハエッジに残る傷跡を検出するクランプリン
グ検査、レジスト塗布処理及び現像処理がされていない
ことを検出するNO RESIST、NO DEVEL
OP検査、ウエハW上に形成されたレジスト膜の線幅を
測定する線幅測定検査、露光装置3にて露光されたウエ
ハWとフォトマスクとの重ね合わせ精度を規格値と比較
して検査する重ね合わせ検査、等の検査の全て又はその
一部を選択的に行えるように構成されている。なお、こ
の欠陥検査装置16では、レジスト塗布後にレジスト液
の塗布ムラを検出する塗布ムラ検出検査も行うことがで
きる。、
【0022】また、これら一連の検査はマクロ検査とミ
クロ検査とに分かれており、マクロ検査では例えば20
μm以上の欠陥が、ミクロ検査では例えば0.1μm以
上の欠陥が検出できるようになっている。
【0023】次に、この半導体ウエハ処理装置の制御系
統について説明する。
【0024】まず、この装置は、図1に示すように、前
記各処理ユニット(10、11、15)に接続された各
処理ユニット用の制御部20と、各検査装置(9、1
2、16)に接続された各検査装置用の制御部21と、
前記露光装置3に接続された露光装置用の制御部22
と、各制御部20、21、22が接続された中央制御装
置23と、この中央制御装置23に接続された情報記憶
部24及び制御プログラム記憶部25とを有する。
【0025】図2は、このシステムをさらに詳しく説明
するためのブロック図である。
【0026】前記中央制御装置23は、例えば、入力部
27、CPU28、RAM29及び表示部30を有し、
これらが接続されたバス31に前記情報記憶部24、制
御プログラム記憶部25が接続された構成となってい
る。これらの記憶部は、例えば、ハードディスク等の固
定記憶装置であれば良いが、その形態は特に限定されな
い。
【0027】前記入力部27及び表示部30は、例えば
前記塗布現像装置2の前面に設けられた操作パネルに接
続されており、この入力部27及び表示部30を介して
ウエハ処理レシピ(プロセス条件)の入力及び設定を行
うようになっている。レシピは全体レシピとこの全体レ
シピを構成する各処理ユニット(10、11、15、
3)毎、検査装置(9、12、16)毎のレシピとから
なり、各処理ユニット及び各検査装置毎のレシピ、すな
わちプロセス条件の設定は、前記操作パネルを通して各
処理ユニット10、11、15、3毎に行えるようにな
っている。
【0028】この情報記憶部24は、各処理ユニットの
レシピ(プロセス条件)をプロセスIDに関連付けて格
納するレシピ−プロセスID格納部33と、前記全体レ
シピを格納する全体レシピ格納部34と、ウエハIDと
そのウエハの処理履歴情報を格納するウエハID−処理
履歴情報格納部35と、ウエハIDと後で説明する検査
装置による検査結果を関連付けて格納するウエハID−
検査結果情報格納部36と、ウエハIDとそのIDで参
照される検査範囲とを関連付けて格納するウエハID−
検査範囲格納部37とを有する。
【0029】前記プロセスIDとは、処理ユニット・各
検査装置及びそのプロセス条件を識別するための固有の
符号である。また、全体レシピは、前述したように各処
理ユニットのレシピの組み合わせであり、前記プロセス
IDの組み合わせで特定される。この全体レシピは、ウ
エハIDに関連付けて格納されているものであっても良
い。
【0030】また、前記検査範囲は、例えばユーザの要
望に応じて品種に応じて設定されるもので、この実施形
態では、下地反射率検査、レジスト膜厚、酸化膜、層間
絶縁膜、配線幅・間隔の各検査、重ね合わせ、欠陥、デ
フォーカスの検査について設定される。下地反射率、レ
ジスト膜厚、酸化膜、層間絶縁膜を例に取ると、チップ
の周辺部(チップとチップの間)にあるスクライブライ
ン(Scribe Line)内の一部の所定の位置に
形成した検査用のマスクパターンを利用する。また、マ
スクパターンの条件は、プロセス(マスクルール)から
の最悪(ユーザ・メーカー任意指定)にした条件パター
ン(レイアウトパターン)とする。そして、その検査個
所は、XY座標系で表され、前記ウエハIDに関連付け
られて格納される。
【0031】前記制御プログラム記憶部25は、レシピ
−プロセスID設定部38と、全体レシピ設定部39
と、ウエハ処理実行指令部40と、ウエハID−処理履
歴格納指令部41と、ウエハID−検査結果格納指令部
42と、ウエハID−各種情報出力指令部43と、プロ
セス条件評価部44と、プロセス条件補正部45と、ウ
エハID−検査範囲設定部46とを有する。
【0032】前記レシピ−プロセスID設定部38は、
各処理ユニット10、11、15、3について入力され
たレシピ(プロセス条件)にプロセスIDを付して前記
レシピ−プロセスID格納部33に格納する。全体レシ
ピ設定部39は、ウエハ処理の全体レシピを前記プロセ
スIDの組み合わせとして設定し、前記全体レシピ格納
部34に格納する。前記ウエハ処理実行指令部40は、
前記全体レシピに基づき、前記各処理ユニット10、1
1、15、3の制御部20、21及び各検査装置9、1
2、16の制御部22に対して前記プロセスIDで参照
されるプロセス条件にしたがったウエハ処理及び検査を
行うように指令を発する。
【0033】また、前記ウエハID−処理履歴格納指令
部41は、ウエハID読取装置5からウエハIDを、前
記各処理ユニット10、11、16及び検査装置9、1
2、16からウエハのIN/OUT情報をそれぞれ受け
取り、それらを履歴情報として前記ウエハID−処理履
歴情報格納部25に格納する。また、ウエハID−検査
結果格納指令部42は、前記各検査装置での検査結果を
ウエハIDに関連付けて前記ウエハID−検査結果格納
部36に格納する。前記ウエハID−各種情報出力指令
部43は、前記情報記憶部24内にウエハIDに関連付
けて格納された情報を、例えばプロセス条件評価部44
に出力する。このプロセス条件評価部44は、前記検査
結果に基づいて前記ウエハの処理履歴で参照される各処
理装置におけるプロセス条件を評価する。プロセス条件
補正部45は、その評価結果に基づいて必要であればプ
ロセス条件を補正する。
【0034】前記ウエハID−検査範囲設定部46は、
ウエハIDに関連付けて、各検査装置6、12、16に
おける検査範囲を設定する。例えば、スクライブライン
に形成されたマスクパターンの座標を指定する。検査個
所は、例えば下地反射率の検査では少なくとも2箇所、
レジスト膜厚の検査では少なくとも1箇所設定すること
が好ましい。
【0035】また、この図に示されるように、前記ウエ
ハID読取装置5、各処理ユニット10、11、15の
制御部20、各検査装置の制御部21及び露光装置3の
制御部22は、図示しないインターフェースを介して前
記バス31に接続されている。
【0036】次にこの基板処理装置1の動作について説
明する。
【0037】まず、ウエハWの処理レシピを設定する。
すなわち、各処理ユニット10、11、15、3におけ
るレシピと、全体処理レシピが設定される。各処理ユニ
ット毎のレシピはプロセスIDが付され、全体レシピは
このプロセスIDの組み合わせで参照される。なお、こ
の全体レシピは、あらかじめ既知のウエハIDに関連付
けて格納するようにしても良い。
【0038】また、あらかじめ各検査装置9、12、1
6における検査範囲をウエハIDに関連付けて設定す
る。すなわち、ウエハW上の例えばスクライブラインに
沿う任意の座標を例えば前記操作パネルを通じて指定す
る。
【0039】次に、前記全体レシピに基づいて前記塗布
現像装置2及び露光装置3が作動し、ウエハの処理が開
始される。すなわち、前記カセットCRからウエハWが
取り出され、ウエハID読取装置によりウエハIDが読
み取られる。ついで、各処理ユニット10、11、1
5、3は前記プロセスIDによって参照されるプロセス
条件に基づいてウエハを順次処理していく。ここで、前
記全体レシピがウエハIDと関連付けられている場合に
は、前記ウエハIDから全体レシピを特定し、この全体
レシピから前記プロセスIDを取り出すようにする。
【0040】また、各検査装置9、12、16も、前記
プロセス条件に基づいて作動し、前記ウエハWの検査を
行う。このとき、前記検査装置の制御部22は前記ウエ
ハID−検査範囲格納部から検査範囲を取得して、その
検査範囲の検査を行うようにする。
【0041】各処理ユニット10、11、15、3及び
検査装置9、12、16は、ウエハWが導入されるとI
N信号を発し、ウエハの処理が終了してウエハを排出す
とOUT信号が発する。このIN/OUT情報は、ウエ
ハIDに関連付けられ、プロセスIDと共に履歴情報と
して取得される。また、各検査装置9、12、16によ
る検査結果も、ウエハIDに関連付けられて格納され
る。
【0042】ウエハWの一連の処理が終了したならば、
そのウエハWのウエハIDで参照される各種情報が前記
ウエハID−各種情報出力指令部43の指令によって出
力される。
【0043】前記評価部44は、この出力された情報を
受け取り、各処理ユニット10、11、15、3におけ
るプロセス条件を評価する。例えば、前記欠陥検査装置
16において、デフォーカス検査、線幅測定検査、重ね
合わせ検査によって欠陥が検出された際には、露光装置
3のプロセス条件が不適切と評価される。例えば、デフ
ォーカス検査によってパターンの所定のしきい値以上の
位置ずれが検出された場合には、露光装置3にて行われ
るフォーカス合わせが不適切と評価される。また、デフ
ォーカス検査によって所定値以上のパターンの位置ずれ
が検出された場合には、露光装置3にて行われるフォー
カス合わせが不適切と評価される。
【0044】前記評価部44がこのような評価を出力す
ると、前記プロセス条件補正部45は、この評価に基づ
き、評価対象となった前記各処理ユニットのプロセス条
件を補正する。例えば、上記の場合には、露光装置3の
プロセス条件、すなわち、露光条件を修正する。この補
正されたプロセス条件は、前記レシピ−プロセスID格
納部33に格納される。
【0045】したがって、これ以後、同じプロセスID
を参照して処理されるウエハWについては、この補正さ
れたプロセス条件が適用されることになる。
【0046】このような構成によれば、複数の処理ユニ
ットを有し、半導体ウエハに順次所定の処理を施すよう
な半導体装置製造装置において、個々のウエハIDを読
み取り、このウエハの処理に関する各種情報をウエハI
Dに関連付けて格納及び出力するようにした。また、ウ
エハIDに基づいて個々のウエハWに対して各別の検査
範囲を指定できるようにした。このような構成によれ
ば、ロット単位でなく、ウエハ単位での処理の管理が可
能なる。したがって、多品種少量生産に適した処理装置
が構築できる効果がある。
【0047】また、ウエハIDに関連付けられた検査結
果に基づいて、そのウエハの同じプロセス条件が適切に
評価され、必要であれば補正される。このプロセス条件
は、プロセスIDに関連付けられて上書き格納される。
これにより、同じプロセスIDを参照する処理について
は補正されたプロセス条件が適用される。また、前述し
たようにウエハW毎に適切な検査範囲を個別に指定でき
るからその検査結果及び補正結果の信頼性は高い。この
ような構成によれば、プロセス条件をウエハ処理する毎
に評価、補正することができるから、多品種少量生産に
おいて、品質の確保が容易に行える効果がある。
【0048】なお、この発明は上記一実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々
変形可能である。
【0049】例えば、前記一実施形態では、前記塗布現
像装置2の処理ユニットとして、説明の便宜上、レジス
ト液塗布ユニット10、加熱ユニット11及び現像処理
ユニット15のみを示したが、これに限定されるもので
はなく、実際には、その他搬送系を含む種々の処理ユニ
ットが設けられている。そして、それら種々の処理ユニ
ットに関しても上記と同様の制御及びプロセス条件の設
定、評価及び補正が行われる。
【0050】また、上記一実施形態では、前記検査装置
9、12、16は、装置内でインライン式に接続されて
いたが、基板処理装置1外に置かれるものであっても良
い。
【0051】さらに、上記一実施形態では、プロセス条
件の評価及び補正結果を1台の処理装置1で利用するの
みであったが、これに限定されるものではない。図4に
示すように、1台の処理装置で得たウエハIDに関連付
けられた各種情報、プロセス条件の評価、プロセス条件
の補正結果を、他の処理装置1’に受け渡して利用させ
るようにしても良い。この場合、前記情報記憶部24を
共有するようにすることが好ましい。
【0052】このような構成によれば、複数の処理装置
で同様のウエハ処理を並列に行う場合において、処理品
質をより効果的に向上させることが可能になる。
【0053】さらに、上記一実施形態では、Actua
lウエハ上のチップの周辺部にあるScribe Li
ne内の一部を利用したマスクパターンを用いて検査す
るようにしたが、これに限定されるものではない。テス
トパターンが埋め込んである計測用パターン(TEG)
や、露光時の位置補正の確認マーク(アライメントマー
ク)の他、重ね合わせ用のマークを用いるようにしても
良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、多数の基板を順次処理していく基板処理装置におい
て、多品種少量生産に有効に対応するプロセス品質管理
を行える基板処理装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係わる基板処理装置の
概略構成図。
【図2】同じく、システム構成図。
【図3】同じく、ウエハとウエハIDの関係を説明する
ための斜視図。
【図4】変形例を示す概略構成図。
【符号の説明】
W…半導体ウエハ CR…カセット α…ウエハの搬送経路 1…半導体ウエハ処理装置(基板処理装置) 2…塗布現像装置(基板処理手段) 3…露光装置(基板処理手段) 5…ID読取装置(基板ID読取手段) 7…オリエンテーションフラット 9…下地反射率検査装置(基板検査手段) 10…レジスト液塗布ユニット(基板処理手段) 11…加熱ユニット(基板処理手段) 12…膜厚検査装置(基板検査手段) 15…現像処理ユニット(基板処理手段) 16…欠陥検査装置(基板検査手段) 16…現像処理ユニット(基板処理手段) 20…各処理ユニットの制御部 21…各検査装置の制御部 22…露光装置の制御部 23…中央制御装置 24…情報記憶部 25…制御プログラム記憶部 27…入力部 28…RAM 29…CPU 30…表示部 31…バス 33…レシピ−ID格納部(プロセス条件格納手段) 34…全体レシピ格納部 35…ウエハID−処理履歴情報格納部 36…ウエハID−検査結果情報格納部 37…ウエハID−検査範囲格納部 38…レシピ−プロセスID設定部(プロセス条件格納
手段) 39…全体レシピ設定部 40…ウエハ処理実行指令部 41…ウエハID−処理履歴格納指令部 42…ウエハID−検査結果格納指令部 43…ウエハID−各種情報出力指令部 44…プロセス条件評価部(評価手段) 45…プロセス条件補正部(補正手段) 46…ウエハID−検査範囲設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緒方 久仁恵 東京都港区赤坂5丁目3番6号 東京エ レクトロン株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−342836(JP,A) 特開 平10−199784(JP,A) 特開 平10−242233(JP,A) 特開 平6−120316(JP,A) 特開 平4−305913(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/66 H01L 21/027

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板に順次異なる処理を施してい
    くための複数の処理ユニットを有する基板処理装置であ
    って、 前記各被処理基板に設けられた固有の基板IDに関連付
    けて前記被処理基板の検査範囲及び前記各処理ユニット
    毎のプロセス条件を格納する格納手段と、 前記各被処理基板に設けられた固有の基板IDを読み取
    る基板ID読取手段と、 前記基板ID読取手段により読み取られた基板IDに応
    じたプロセス条件に基づき、前記被処理基板を前記各処
    理ユニットにより処理させる手段と、 前記基板ID読取手段により読み取られた基板IDに応
    じた検査範囲に基づき、前記被処理基板を検査する基板
    検査手段と、 前記基板検査手段による検査結果に基づき、前記各処理
    ユニットのプロセス条件を評価するプロセス条件評価部
    と、 前記プロセス条件評価部における評価に応じて必要であ
    ればプロセス条件を補正するプロセス条件補正手段とを
    有することを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記基板検査手段は、前記複数の処理ユニットのうち任
    意の1又は2以上の処理ユニットによる処理結果を検査
    するのに役立つ1又は2以上の基板検査ユニットを有す
    るものであることを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の基板処理
    装置において、 前記処理ユニット及び前記基板検査手段への被処理基板
    の導入及び排出の情報と前記基板検査手段の検査結果と
    を前記基板IDに関連付けて格納する格納部を有するこ
    とを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    基板処理装置において、 前記プロセス条件の補正結果を他の基板処理装置に受け
    渡すことを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の基板処理装置におい
    て、 前記格納手段及び前記格納部を前記他の基板処理装置と
    共用することを特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    基板処理装置において、 前記プロセス条件に固有のプロセスIDを関連付けて格
    納するレシピ−プロセスID格納部と前記基板検査手段
    での検査結果に前記基板IDを関連付けて格納する検査
    結果格納部とを有し、 前記プロセス条件補正手段で補正されたプロセス条件を
    前記レシピ−プロセスID格納部に格納することを特徴
    とする基板処理装置。
  7. 【請求項7】 被処理基板に順次異なる処理を施してい
    くための複数の処理ユニットを有する基板処理装置にお
    ける基板処理方法であって、 前記各被処理基板に設けられた固有の基板IDに関連付
    けて前記被処理基板の検査範囲及び前記各処理ユニット
    毎のプロセス条件を予め格納し、 前記各被処理基板に設けられた固有の基板IDを読み取
    り、 前記読み取られた基板IDに応じたプロセス条件に基づ
    き、前記被処理基板を前記各処理ユニットにより処理さ
    せ、 前記読み取られた基板IDに応じた検査範囲に基づき、
    前記被処理基板を検査し、 前記検査結果に基づき、前記各処理ユニットのプロセス
    条件を評価し、 前記評価結果に応じて必要であればプロセス条件を補正
    することを特徴とする基板処理方法。
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