JPH0929809A - 成形機安全装置 - Google Patents

成形機安全装置

Info

Publication number
JPH0929809A
JPH0929809A JP20184795A JP20184795A JPH0929809A JP H0929809 A JPH0929809 A JP H0929809A JP 20184795 A JP20184795 A JP 20184795A JP 20184795 A JP20184795 A JP 20184795A JP H0929809 A JPH0929809 A JP H0929809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding machine
mold
contact
molded product
mold clamping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20184795A
Other languages
English (en)
Inventor
Kikuo Watanabe
菊夫 渡邊
Masahiko Urata
雅彦 浦田
Nobuhito Matsuo
信人 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP20184795A priority Critical patent/JPH0929809A/ja
Publication of JPH0929809A publication Critical patent/JPH0929809A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 型締部に形成された開口部から異物が侵入す
ると自動的に成形機を停止することにより、低コストで
成形機の対人・対物安全性を確保することができる成形
機における安全装置を提供すること。 【構成】 型締部3の外郭体6に形成された開口部7
b,7c,7dにエリアセンサ9a,9b,9cを設置
し、型締部3内に設けられた金型が開閉動作を行ってい
る時であって、且つエリアセンサ9a,9b,9cが侵
入物を感知した時に、成形機1を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機等の成
形機における安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機等の成形機の型締部では、固
定プラテンと可動プレテンに金型を取付け、金型を開閉
させ、型締を行い、金型内に溶融樹脂を射出させ、その
後型を開いて成形品を取り出すものである。この金型交
換作業や、装置の保守・調整等のための作業空間を必要
とする。一方、金型を開閉させるものであるから、開閉
する金型間に、作業員の手を挟んだり、異物が挟まれ、
金型が破損させる恐れがある。そのため、通常成形機の
型締部に対応する操作面に、安全ドアを設け、該安全ド
アが閉じられているときのみ型閉じ型締めが実行される
ように設計されている。
【0003】しかし、成形された成形品を成形品取り出
しロボット等の成形品取り出し装置で取り出す場合、成
形品取り出し装置のアームが出入りするための開口部を
設ける必要がある。または、成形品取り出し装置を使用
しない場合もあるので、成形品を落下させるための開口
部を設けておく必要がある。これらの開口部のうち、正
面の作業員用の開口部は安全ドアで閉塞されているが、
他の開口部は常に開放状態にあるため、金型が移動して
いるときにこの開口部から作業員が誤って手を差し入れ
ると極めて危険である。また、成形品取り出し装置を用
いて成形品を取り出す場合は、通常、成形機と成形品取
り出し装置の間に次のような信号がやり取りされる。
【0004】成形機から金型の型開き完了信号と安全ド
アが閉じていることを確認する信号が成形品取り出し装
置に出力されると、成形品取り出し装置が作動し、成形
品取り出し装置のハンドが型開きされた金型間に挿入さ
れ、その後、成形品取り出し装置からエジェクタスター
ト許可指令が出されると、成形機はエジェクタ装置を作
動させエジェクト動作を終了するとエジェクト完了信号
を出力する。この信号を受けて成形品取り出し装置は成
形品を保持し、成形品が金型から取り出される。取出し
作業が終了すると、成形品取り出し装置から成形機に型
閉じ動作許可信号が出され、成形動作が開始される。
【0005】このように、金型開閉動作を成形品取出し
装置が制御しているため、信号が誤って発信されるなど
の原因によって成形品取出し装置が誤作動し、型閉じ中
に成形品取出し装置のアームが金型間に挿入されると、
金型で成形品取り出し装置のアームを挟んでしまい、こ
の結果、金型あるいは成形品取り出し装置が破損する恐
れがある。上記のような欠点を軽減するために、従来
は、正面以外の開口部もカバーで覆い、必要時以外には
成形機の可動部に作業員が手を入れられないようにして
いる。しかし、このような方法で安全性を確保すると、
カバーを開閉しなければならないので操作性が低下する
ばかりか、成形機の製造コストが高くなるという欠点が
ある。また、成形品取出し装置を使用する場合には、上
述した問題は依然として残る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、型締
部に形成された開口部から型閉じ中等に異物が侵入する
と自動的に成形機を停止することにより、低コストで成
形機の対人・対物安全性を確保することができる成形機
安全装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の成形機安全回路
機構は、成形機の型締部の外郭体に形成された開口部に
エリアセンサを設置し、金型が開閉動作を行っている時
であって、且つエリアセンサが侵入物を感知した時に、
成形機を停止させる。この結果、作業員及び装置に対す
る安全性が向上すると共に、開口部の遮蔽カバーが不要
となって、成形部内部への操作性、視認性が高まり、製
造コストが低下する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は射出成形機の射出機構部を
取り除き該射出機構部方向から見た型締部の正面図であ
る。また、図2は図1において、上方から型締部3を見
たときのエリアセンサの配置を説明する説明図である。
射出成形機の基体フレーム2の上には型締部3が設けら
れ、該型締部3は、射出機構側に固定プラテン4が立設
され、該固定プラテン4に対向して可動プラテン5がタ
イバー14に摺動自在に設けられている。固定プラテン
4及び可動プラテン5の対向面に金型10a,10bが
それぞれ着脱自在に装着できるようになっている。型締
部3の外郭体6には、固定プラテン4及び可動プラテン
5が配置された側面以外の側面すなわち正面(操作面)
及び背面と上下面とにそれぞれ開口部7a,7b,7
c,7dが形成されている。開口部7a,7b,7c,
7dの内、正面の開口部7aは、開閉自在の安全ドア8
によって遮蔽されている。
【0009】一方、背面及び上下面の開口部7b,7
c,7dは常に開放されており、これら開口部7b,7
c,7dにそれぞれエリアセンサ9a,9b,9cが外
郭体6若しく基体フレーム2に設置される。エリアセン
サ9a,9b,9cは、開口部7b,7c,7dの一側
縁に沿って設けられた投光部11から他側縁に沿って配
置された受光部12に向けて、金型10a,10bの可
動範囲において開口部7b,7c,7dの全面を横断す
るように光線が投射されて構成され、この光線が遮断さ
れることによって開口部7b,7c,7dから異物が侵
入したことを感知できるようになっている。
【0010】なお、背面及び上下面の開口部7b,7
c,7dは、正面からのみでは操作しにくい場合などに
作業員が手を出し入れしたり、取出し用ロボットがアー
ムを挿入して成形品を取り出したり、金型の種類等によ
って取出し用ロボットを使用しない場合に、成形品を落
下させるためのものである。
【0011】また、図2では、成形部3の上面に設置さ
れたエリアセンサ9bについてのみ説明したが、背面及
び下面に設置されたエリアセンサ9a,9cも同様の構
造を有する。射出成形機1の制御装置には安全装置10
が組み込まれている。安全装置10は、図3に示すよう
に、各エリアセンサ9a,9b,9cに対応して接続さ
れ、且つ、互いに直列連結される接点a1,a1,a1
と、射出成形機1の制御装置にそれぞれ接続されるリレ
ーの接点a2及び接点a3とが並列連結されてリレーC
Rに接続され、図4に示すように、リレーCRのa接点
CR1が射出成形機1の非常停止回路Cに接続されて構
成される。
【0012】接点a1,a1,a1は、常態においてす
なわちエリアセンサ9a,9b,9cの全ての検出光線
が遮断されずに受光部12に達している状態では、すべ
て閉じられている。一方、エリアセンサ9a,9b,9
cの検出光線が異物によって一本でも遮断されると、こ
れに対応する接点a1,a1,a1が開かれ、リレーC
Rへの入力が遮断されるようになっている。
【0013】接点a2は、可動プラテン5が型開き完了
位置まで後退して停止すると、この時射出成形機1の制
御装置が発信する型開き完了信号を受けてリレーが作動
しこの接点a2を閉成し、リレーCRを通電するように
なっているが、それ以外の場合は開いている。接点a3
は、可動プラテン5が前進し型締め完了位置に達し、射
出成形機1が型締め完了信号を出力したとき(若しくは
金型が接触する金型タッチ位置に達したときの金型タッ
チ信号を出力したとき)、これを受けてリレーが作動し
この接点a3を閉成し、リレーCRを通電するようにな
っているが、それ以外の場合は開いている。
【0014】リレーCRは、接点a1,a1,a1群、
接点a2及び接点a3のいずれかが閉じられているとき
は作動し、その接点CR1を閉じ非常停止回路Cを接続
しており、射出成形機1を可動状態に保持する。しか
し、接点a1,a1,a1群の1つの接点及び接点a
2、接点a3のすべてが開くと、入力が遮断されてリレ
ーCRは非動作状態となりその接点CR1が開成され、
射出成形機1の非常停止回路Cが作動して射出成形機は
非常停止する。
【0015】従って、金型10a,10bが型開き完了
位置または型締め完了位置にあって移動しないときは、
作業員の手、成形品取り出し装置のアーム、その他の異
物が開口部7b,7c,7dを通過してエリアセンサ9
a,9b,9cの検出光線が遮断されても、射出成形機
1を稼働させることが可能である。また、金型10a,
10bが移動しているときにエリアセンサ9a,9b,
9cのいずれかが開口部7b,7c,7dからの異物の
侵入を感知すると、射出成形機1は直ちに停止する。
【0016】図5は、図3に代わる安全装置10の回路
図で、各エリアセンサ9a,9b,9cにおける光線が
遮断されたとき閉じ、通常は開いている接点a1,a
1,a1で構成され(図3に示す接点とは逆の動作をす
ることから、b接点の記号で表している)、可動プラテ
ン5が型開き完了位置まで後退して停止した状態にある
とき開いている接点a2、可動プラテン5が前進し型締
め完了位置あるとき開いている接点a3(図3の接点a
2、a3とはそれぞれ逆の動作を行うものであるから、
b接点の記号で示している。)を設け、接点a1,a
1,a1は並列に接続し、この並列回路に直列に接点a
2、接点a3、及びリレーCRを接続されている。そし
て、図4で示す回路においてはa接点CR1の代わりに
b接点を用いるものである。
【0017】この安全装置10では、金型が移動してい
るとき(型開き完了位置でもなく、型締め完了位置でも
ない状態)には、接点a2,a3は共に閉じ、かつこの
状態で、各エリアセンサ9a,9b,9cのいずれかが
異物を検出すると、その接点a1,a1,a1の1つが
とじ、リレーCRが作動して、その接点CR1を開き、
射出成形機を停止させ、金型の移動を停止させるもので
ある。なお、金型が移動状態では無いときには(型開き
完了位置か、型締め完了位置にあるとき)、各各エリア
センサ9a,9b,9cのいずれかが異物を検出して
も、リレーCRは作動せず、射出成形機を停止させな
い。
【0018】
【発明の効果】本発明の成形機安全装置によれば、金型
が静止している場合以外に、型締部の外郭体に形成され
た開口部から異物が侵入すると、これを検出して成形機
が直ちに停止するため、成形機の操作に熟練していない
作業員が万が一誤操作して、開口部から手を差し込んで
も、金型に挟まれるなどの事故が起こる心配が無く、作
業員の安全性を確保することができる。また、成形品取
出し装置が誤作動した場合にも、金型や取出し装置が損
傷を受けることが無いので、作業員が常に監視する必要
が無くなり、このため、工場の無人化を推進することが
可能となる。さらに、すべての開口部をカバーで遮蔽し
た従来の成形機と比較して、製造コストが低廉で済むば
かりか、操作性及び金型の視認性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す射出成形機に
おける射出機構側から型締部をみたときの正面図であ
る。
【図2】図1において上方から型締部を見たときのエリ
アセンサの配置を説明する説明図である。
【図3】同一例における安全装置の一部概略図である。
【図4】同安全装置の他部概略図である。
【図5】安全装置の別な形態の一部概要図である。
【符号の説明】
1 射出成形機 2 基体フレーム 3 型締部 4 固定プラテン 5 可動プラテン 6 外郭体 7a 正面の開口部 7b 背面の開口部 7c 上面の開口部 7d 下面の開口部 8 安全ドア 9a,9b,9c エリアセンサ 10a,10b 金型 11 投光部 12 受光部 a1,a2,a3 接点 C 非常停止回路 CR リレー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形機の型締部の外郭体に形成された開
    口部にエリアセンサを設置し、金型が開閉動作を行って
    いる時であって、且つエリアセンサが侵入物を感知した
    時に、成形機を停止させることを特徴とする成形機安全
    装置。
JP20184795A 1995-07-17 1995-07-17 成形機安全装置 Pending JPH0929809A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20184795A JPH0929809A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 成形機安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20184795A JPH0929809A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 成形機安全装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0929809A true JPH0929809A (ja) 1997-02-04

Family

ID=16447883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20184795A Pending JPH0929809A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 成形機安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0929809A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000176986A (ja) * 1998-12-17 2000-06-27 Niigata Eng Co Ltd 成形作業確認装置
JP2020006646A (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 株式会社日本製鋼所 大型射出成形機の安全装置
US10647044B2 (en) 2016-05-18 2020-05-12 Fanuc Corporation Injection molding machine
WO2021075573A1 (ja) * 2019-10-18 2021-04-22 株式会社牧野フライス製作所 工作機械および生産システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000176986A (ja) * 1998-12-17 2000-06-27 Niigata Eng Co Ltd 成形作業確認装置
US10647044B2 (en) 2016-05-18 2020-05-12 Fanuc Corporation Injection molding machine
JP2020006646A (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 株式会社日本製鋼所 大型射出成形機の安全装置
WO2021075573A1 (ja) * 2019-10-18 2021-04-22 株式会社牧野フライス製作所 工作機械および生産システム
JP2021068022A (ja) * 2019-10-18 2021-04-30 株式会社牧野フライス製作所 工作機械および生産システム
CN114555287A (zh) * 2019-10-18 2022-05-27 株式会社牧野铣床制作所 机床及生产系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10647044B2 (en) Injection molding machine
JPH0929809A (ja) 成形機安全装置
EP0597121B1 (en) Injection moulding machine
US5105132A (en) Method and device for controlling headrest
JP4460540B2 (ja) 射出成形機の制御装置
JP3319725B2 (ja) プレス機械のガード式安全装置
CN109573518A (zh) 一种汽车完成线板链入口的同步控制装置
JPH11182789A (ja) 防護ガードのインタロック装置
US20230311392A1 (en) Injection molding system
JP3336458B2 (ja) 射出成形機の保護方法
JP3075938B2 (ja) 成形機の製品確認センサのチェック方法と製品取出装置
CN110861336A (zh) 一种轮胎硫化机安全装置及其控制方法
JP2529259B2 (ja) 記録装置
JPH0574744U (ja) 安全確認用サブドア付自動開閉ドア
JP3559102B2 (ja) 射出成形機の操作盤
JP6739882B2 (ja) 大型射出成形機の安全装置
JPH0639843A (ja) 樹脂成形機のエジェクト方法及び樹脂成形機のエジェクタ装置
JP2649957B2 (ja) 射出成形機の扉装置
WO2021177216A1 (ja) 工作機械および工作機械システム
JP2000199599A (ja) プレス機械の防護ガ―ド
JPH0263710A (ja) 射出成形機のパージシールド
JPH09329296A (ja) プレス機械の安全装置
JPH07214630A (ja) 射出成形機
JPH08216202A (ja) 射出成形機の製品取出し構造
JP4060480B2 (ja) プレスブレーキの突当てパット交換方法およびプレスブレーキ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040302

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02