JPH09297992A - センスアンプ回路 - Google Patents

センスアンプ回路

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JPH09297992A
JPH09297992A JP8110689A JP11068996A JPH09297992A JP H09297992 A JPH09297992 A JP H09297992A JP 8110689 A JP8110689 A JP 8110689A JP 11068996 A JP11068996 A JP 11068996A JP H09297992 A JPH09297992 A JP H09297992A
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JP
Japan
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transistor
bit line
potential
level
memory cell
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JP8110689A
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Shoichiro Kawashima
将一郎 川嶋
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラッチ回路のオフセット電圧以下の電圧差も検
出することができるセンスアンプ回路を提供する。 【解決手段】メモリセルが接続されるビット線とラッチ
回路との間に電流端子を接続されたチャージトランスフ
ァ用のNチャネルトランジスタと、ラッチ回路とチャー
ジトランスファ用トランジスタの接続点と電源との間に
設けられ、リセット時に導通して接続点をプリチャージ
するPチャネルのプリチャージトランジスタとを有する
プリアンプ回路を有し、メモリセルに記憶されている情
報に応じてビット線の電位が上昇または下降する時に、
チャージトランスファ用トランジスタのゲートがビット
線の電位よりも閾値電圧以上高い電位に維持され、接続
点からビット線側に電荷が移動する期間中にラッチ回路
のラッチ動作を行うことを特徴とするセンスアンプ回
路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミック・ラ
ンダム・アクセス・メモリ(DRAM)に利用されるセ
ンスアンプ回路にかかり、特に、微小電圧を検出するこ
とができ、3値メモリの検出を行うことができるセンス
アンプ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMに利用されるセンスアンプ回路
は、一般に、読み出そうとしているメモリセルに接続さ
れるビット線の電位と基準電位との微小な電位差を検出
し、増幅する回路である。古くは、ビット線を所定電位
にプリチャージし、ワード線を立ち上げてメモリセルの
トランジスタを導通させることで、メモリセルに電荷が
蓄積されている場合にはビット線電位は変動せず、電荷
が蓄積されていない場合にはビット線電位が容量比に応
じて低下し、その電位差をセンスアンプ回路で検出して
いた。
【0003】一方、最近のDRAMでは、メモリセルの
キャパシタの対向電極を1/2Vccに固定しビット線
を電源電圧Vccの1/2にプリチャージし、メモリセ
ルに電荷が蓄積されている場合には、容量比に応じてビ
ット線電位を上昇させ、電荷が蓄積されていない場合に
は容量比に応じてビット線電位を下降させている。そし
て、基準電圧となる反対側のビット線はプリチャージ電
位を維持し、両ビット線の電位差をセンスアンプで検出
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかるDRAMにおい
て、電源電圧をより低電圧にして全体の消費電力を抑え
高集積度を実現することが提案されている。また、メモ
リセル内に1と0の2値情報を記憶させるのではなく、
L,M,Hレベルの3値情報を記憶させることで、高集
積化を実現することも提案されている。
【0005】いずれの場合にも、メモリセルを読み出す
ことでビット線に検出される電位差は非常に微小であ
り、通常用いられる差動ラッチ回路からなるセンスアン
プ回路では、トランジスタの閾値のバラツキ等に伴うオ
フセット電圧にその電位差が近づいてくると、従来のセ
ンスアンプ回路では検出することが困難になる。
【0006】そこで、本発明の目的は、ビット線に読み
出される電位差が微小であっても正確に検出することが
できるセンスアンプ回路を提供することにある。
【0007】さらに、本発明の目的は、3値情報をメモ
リセルに記憶させるDRAMにおいて、ビット線の電位
差を正確に検出してH,M,Lレベルを読み出すことが
できるセンスアンプ回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、本発明に
よれば、メモリセルが接続されるビット線とラッチ回路
との間に電流端子を接続されたチャージトランスファ用
のトランジスタと、該ラッチ回路とチャージトランスフ
ァ用トランジスタの接続点と電源との間に設けられ、リ
セット時に導通して該接続点をプリチャージするプリチ
ャージトランジスタとを有するプリアンプ回路を有し、
前記メモリセルに記憶されている情報に応じてビット線
の電位が上昇または下降する時に、前記チャージトラン
スファ用トランジスタのゲートが該ビット線の電位より
も閾値電圧以上高い電位に維持され、前記接続点からビ
ット線側に電荷が移動する期間中に前記ラッチ回路のラ
ッチ動作を行うことを特徴とするセンスアンプ回路を提
供することにより達成される。
【0009】より具体的には、前記チャージトランスフ
ァ用のトランジスタがNチャネル型MOSトランジスタ
で構成され、前記プリチャージトランジスタがPチャネ
ル型MOSトランジスタで構成されている。
【0010】かかるプリアンプ回路を設けることによ
り、ビット線に検出されるメモリセルの記憶情報に応じ
た電位の差に応じた電流量で、接続点からビット線側に
電荷が移動し、そのチャージトランスファ用トランジス
タの増幅作用により接続点に一時的にビット線の電位差
よりも大きな電位差が検出される。従って、その増幅さ
れた電位差をラッチ回路で増幅してラッチすることで、
正確な読み出しと再書き込み動作を行うことができる。
【0011】上記のセンスアンプを3値情報を記憶する
メモリセルに適用することで、3値の場合のより微小の
電位差を正確に検出することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。しかしながら、本発明
の技術的範囲はかかる実施の形態に限定されない。
【0013】[本発明の動作原理]図1は、本発明の原
理を説明するための回路図である。メモリセルMCが接
続されるビット線BLは、プリチャージ用のPチャネル
トランジスタP1とチャージトランスファー用のNチャ
ネルトランジスタQ1からなるプリアンプ回路を介して
センスアンプSAに接続される。センスアンプの他方の
入力には基準電圧Vrefが供給される。尚、Pチャネ
ルMOSトランジスタの場合は参照番号にPを付し、N
チャネルMOSトランジスタの場合にはQを付してい
る。
【0014】Csaは、センスアンプ側の負荷容量であ
り、Cbはビット線BLの負荷容量であり、多くのメモ
リセルMCが接続されるビット線BLの負荷容量Cbの
方が大きい。
【0015】図2は、図1のセンスアンプ回路の動作原
理を説明するための図である。先ず、リセット信号RS
が立ち下がることで、トランジスタP1が導通し、トラ
ンスファートランジスタQ1のドレイン電位Dは電源V
ccレベルまでプリチャージされる。一方、Nチャネル
型のトランスファートランジスタQ1は、ゲートGが電
源電圧Vccに固定されているので、ビット線BL側の
ソース端子Sは、Vcc−Vth(閾値電圧)までプリ
チャージされたところで、トランジスタQ1がオフ状態
となる。そこで、リセット信号RSを元に戻してトラン
ジスタP1オフにした後、時刻t1においてメモリセル
のトランジスタが選択されて、電荷を蓄積していないメ
モリセルにビット線の電荷が流れ込んでビット線BLの
電位が低下すると、トランジスタQ1のゲート・ソース
間電圧Vgsが閾値電圧Vth以上になり、トランジス
タQ1のドレイン側Dの電荷がソース側Sに移動する。
【0016】この時、ドレイン側の負荷容量Csaがソ
ース側の負荷容量Cbよりも十分小さいので、ドレイン
側の電位は電源Vccレベルからソース電位に向かって
急速に下降していく。この下降の速度は、ビット線であ
るソース側Sよりも大きくなる。時間t1から長時間が
経過するとドレイン側Dとソース側Sとは同じ電位にな
るが、それまでの下降速度の違いを利用することができ
る。即ち、ゲート電位を固定してソース側の電位を下げ
ることで増幅させる方式である。
【0017】かかる回路構成では、プリチャージの期間
が必要であり、ソース側の電圧降下しか検知できないこ
とが課題である。従って、最近のDRAMで主流になっ
ているメモリセルのキャパシタの対向電極の1/2Vc
cに対してプラス側とマイナス側の電荷を蓄える方式で
は、ビット線の電位がプリチャージレベルから微小電圧
上昇または下降するので、図2の動作では検出すること
ができない。
【0018】そこで、図3の如き動作が好ましい例の一
つである。即ち、リセット信号RSを立ち下げること
で、ドレイン側Dを電源Vccまでプリチャージし、ビ
ット線BL側のソース側Sをそれから閾値電圧Vth分
低いレベルまでプリチャージした後、トランジスタP1
をオフにしてから時間t1にてトランジスタQ1のゲー
ト電圧Gを階段状に上昇させる。そして、それとほぼ同
期してメモリセルのトランジスタを導通させてビット線
BLに微小電圧の上昇または下降を発生させる。
【0019】トランスファートランジスタQ1のゲート
を階段状に上昇させると、その瞬間、ゲートソース間電
圧はその閾値電圧Vthを越えることになり、ドレイン
側からソース側に電荷が移動する。これは、トランジス
タQ1のゲートからみると、そのソース側のビット線B
Lの電位がHレベル読み出しでもLレベル読み出しでも
常に下降しているのと相対的には同じだからである。そ
して、ビット線BLにHレベルが読み出されるかLレベ
ルが読み出されるかで、そのドレインDの降下速度が異
なる。これは前述のトランジスタQ1の増幅作用によ
る。
【0020】従って、例えば、時間t2においては、ビ
ット線に発生するHとLレベルの電圧差ΔV1よりも大
きい電圧差ΔV2がドレイン端子Dに発生する。そこ
で、時間t2のタイミングでラッチイネーブル信号を立
ち上げてセンスアンプを活性化することで、ビット線の
微小電位差よりも大きな電位差をセンスアンプで検出す
ることができる。
【0021】図4は、更に図3の動作を改良した別の動
作例を示す波形図である。図3では、ソース側Sのビッ
ト線電位がトランジスタQ1のゲート電位から閾値電圧
分低いレベルまでプリチャージするまで待つ必要があ
る。そこで、図4の例では、トランジスタQ1のソース
側がそのゲートの電位よりも閾値電圧より大きい電圧分
低い時に、プリチャージトランジスタP1をオフにし、
それに同期してビット線にメモリセルの電荷を読み出す
ようにする。
【0022】図4に示される通り、時間t1では未だビ
ット線BL側のソースSは、そのゲートGの電位から閾
値電圧Vth分よりも低いレベルにあり、その時点でリ
セット信号RSをHレベルに戻しプリチャージを止め
て、ワード線WLを立ち上げる。その結果、ビット線B
LにHレベルが読み出されるかLレベルが読み出される
かで、そのドレインDの降下速度が異なる。従って、時
間t2にてセンスアンプを活性化すれば、ビット線の電
位差ΔV1よりも大きい電位差ΔV2で検出することが
できる。
【0023】図3、4の場合に、ビット線BLの負荷容
量Cbが200fFで、メモリセルの容量Ccが20f
Fで、メモリセルには1Vと0Vとが記憶されるとする
と、ビット線BLには、1VのCc/(Cc+Cb)倍
の約50mV分の上昇または下降がビット線にもたらさ
れるが、このプリアンプ回路を利用することで、100
mV程度まで増幅される。従って、センスアンプのラッ
チ回路の閾値電圧のアンバランスが0.1V以内であれ
ば、誤動作の心配なく検出することができる。
【0024】[2値メモリへの適用例]図5は、2値情
報をメモリセルに記憶するDRAMに上記のプリアンプ
付きセンスアンプを使用した場合の回路図である。セン
スアンプSAの両側にプリチャージ用のトランジスタP
11,P12とトランスファトランジスタQ11,Q1
2からなるチャージトランスファプリアンプを介してビ
ット線対BL0,BL1が設けられている。また、左右
のビット線対BL0,BL1にはメモリセルMC0,M
C1が設けられいてる。
【0025】図6は、図5の動作を説明するための波形
図である。前述した通り、リセット信号RSが立ち下が
ることにより、プリチャージトランジスタP11,P1
2を導通させ、ノードn0,n1を電源電位まで上昇さ
せる。その時、トランスファトランジスタQ11,Q1
2のゲートの電位VSTがビット線BL0,BL1の電
位より閾値電圧以上高いので、ビット線BL0,BL1
も上昇する。
【0026】そして、時間t1にて、未だトランジスタ
Q11,Q12のゲート・ソース間電圧が閾値電圧Vt
h以上にある時にプリチャージトランジスタP11,P
12をオフにし、同時にワード線WL0を立ち上げる。
右側のビット線BL1は基準電位として利用されるの
で、ワード線WL1は立ち上がらない。メモリセルMC
0に電荷が蓄積されていない場合は、ビット線BL0は
微小電圧分低くなり、一方ビット線BL1は変動がな
い。
【0027】その結果、ビット線BL0側では、トラン
ジスタQ11を介してノードn0からビット線BL0に
向かって急速に電荷が移動し、電荷供給路がないノード
n0の電位は急速に下降する。一方、ビット線BL1側
では、ビット線BL1の電位がBL0程低くないので、
より緩やかにノードn1の電位が下降する。そこで、例
えば時間t2にてラッチパルスLEを立ち上げてセンス
アンプSAを活性化することで、増幅された電位差をセ
ンスアンプSAで検出してラッチすることができる。
【0028】メモリセルMCOに電荷が蓄積されている
場合は,ビット線BLOは微小電圧分高くなる。従って
ノ−ドn0はノ─ドn1より緩やかに下降する。その違
いを同様にしてセンスアンプSAで検出することができ
る。
【0029】[3値メモリへの適用例]図7は、上記の
プリアンプ付きセンスアンプを3値メモリに適用した場
合の回路図である。3値メモリの場合は、メモリセルM
C内には、電源Vccの電位のHレベル、1/2Vcc
のMレベル、及びグランド電位のLレベルが記憶され
る。そして、ワード線WLを立ち上げると、ビット線B
Lにそれぞれ、リセット電位の1/2Vccレベルから
微小電位上昇、電位変化せず、微小電位下降が発生す
る。従って、センスアンプ回路は、それらの電位の変化
を検出し、Hレベル、Mレベル、Lレベルまで増幅し、
再書き込みができるように動作する必要がある。
【0030】図7のセンスアンプ回路では、プリアンプ
回路を構成するトランジスタP11,Q11及びP1
2,Q12と、上記の3つの状態をラッチするトライス
テートラッチ回路P21,P22,Q21,Q22とか
ら構成される。チャージトランスファ用のトランジスタ
Q11,Q12は、NチャネルMOSトランジスタであ
るが、低めの閾値電圧(例えば0.2V)に設定され
る。また、ラッチ回路のNチャネルMOSトランジスタ
Q21,Q22は、高めの閾値(例えば0.6V)、P
チャネルMOSトランジスタのP21,P22も高めの
閾値(例えば−0.6V)にそれぞれ設定される。この
閾値は,電源電圧(VCPとVSN間の電圧)の1/2
より大きい絶対値であることが好ましい。
【0031】図8は,メモリセルMCにHレベルの電源
Vccの電圧1.0Vが蓄積されていた場合の読み出し
と再書き込み動作を示す波形図である。先ず、ビット線
対BL,RBLは1/2Vcc電位にリセットされる。
リセット信号RS1の立ち下がりにより、トランジスタ
P11,P12からノードn0,n1が電源電位Vcc
(1.0V)にプリチャージされる。その時、チャージ
トランスファ用のトランジスタQ11,Q12のゲート
VSTは、例えば0.9V程度の電位になっている。従
って、トランジスタQ11,Q12も導通しビット線B
L,RBLの電位も上昇する。ビット線対BL,RBL
の電位上昇が飽和する前に、リセット信号RS1が立ち
上がり、トランジスタP11,P12がオフとなり、ワ
ード線WLが立ち上がる。
【0032】ワード線WLの立ち上がりに伴い、メモリ
セルに記憶されていたHレベルによりビット線BLの電
位は上昇する。従って、ノードn0の電位の下降はノー
ドn1の電位の下降よりも穏やかになり、ノードn0と
n1との電位差はビット線間の電位差よりも大きくな
る。
【0033】この状態では、ノードn0,n1は共に
0.6V以上であり、このままではラッチ回路のPチャ
ネルトランジスタがオンしない。そこで、ノードVSN
をグランド電位まで下げて、トライステートラッチ回路
の先ずNチャネル側のトランジスタQ21,Q22をオ
ンさせ、ノードn0,n1の電位を引き下げながら電位
差にもとづいて増幅する。その後、ノードVCPを電源
電位まで立ち上げてラッチ回路のPチャネル側トランジ
スタP21,P22を活性化し、トランジスタP21を
オンさせてHレベル側のノードn0を電源電圧レベルま
で上昇させる。
【0034】この結果、ノードn0の電位は電源電圧、
ノードn1の電位はグランド電圧に増幅、ラッチされ、
トランスファトランジスタQ11のゲートVSTの電位
を電源より高い電圧(例えば1.5V)まで昇圧するこ
とで、ビット線BLの電位も電源電圧Vccレベルに引
き上げられる。そして、ワード線WLを立ち下げること
で再書き込みも終了する。
【0035】図9は、メモリセルMCにMレベルの0.
5Vが蓄積されていた場合の読み出しと再書き込み動作
を示す波形図である。ワード線WLが立ち上がるまで
は、上記と同じ動作である。ワード線WLが立ち上がっ
ても、メモリセルMC内には1/2Vccレベルが記憶
されていた為に、ビット線BLの電位は僅かに低下する
程度で殆ど変動しない。従って、ノードVSNを立ち下
げてラッチ回路のNチャネルトランジスタQ21,Q2
2を活性化しても、ノードn0,n1の電位は同様に低
下し、両電位共にNチャネルトランジスタQ21,Q2
2の閾値電圧0.6V程度で止まる。詰まり、Pチャネ
ルトランジスタを導通させるのに必要な0.4Vより高
いレベルに維持される。従って、その後ノードVCPを
昇圧してもノードn0の電位はしばらくの間中間レベル
に維持され、電源電圧Vccにもグランド電位にもなら
ない。従って、その時点でノードVSTの電位を1.5
Vに上昇すると、その中間レベルがメモリセルに再書き
込みされる。
【0036】図10は、メモリセルMCにLレベルの0
Vが蓄積されていた場合の読み出しと再書き込み動作を
示す波形図である。ワード線WLが立ち上がるまでは上
記と同じ動作である。ワード線WLが立ち上がると、メ
モリセルMC内にビット線BLから電荷が流れ込み、ビ
ット線BLの電位は低下する。従って、ビット線BL側
のノードn0の電位はチャージトランスファ用のトラン
ジスタQ11の増幅効果により急激に降下し、ノードn
0,n1間には大きな電位差が発生する。
【0037】そのタイミングで、ノードVSNを立ち下
げてラッチ回路のNチャネル側を活性化すると、ノード
n1側が十分高いのでトランジスタQ21の導通でノー
ドn0の電位が0.4Vより低く引き下げられ、その後
のPチャネル側の活性化により、ノードn1の電位が引
き上げられる。
【0038】そして、ノードVSTを1.5Vに昇圧し
て、ノードn0のグランド電位がメモリセルMCに再書
き込みされる。
【0039】以上の様に、電源電圧1.0Vに対して、
0.6Vの閾値電圧という高い閾値をもつトランジスタ
によりCMOSラッチ回路を構成することで、Hレベ
ル、Mレベル、Lレベルに増幅することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のプリアンプ
付きセンスアンプを使用することで、微小なビット線対
間の電位差を増幅して検出することができる。従って、
例えば、より微小な電位差しかビット線に発生しないよ
うな大容量の2値DRAMに適用すると誤差のない読み
出しと再書き込みが可能になる。また、3値をメモリセ
ルに記憶する3値メモリに適用して、微小な電位差を検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する回路図である。
【図2】本発明の原理を説明する動作波形図である。
【図3】本発明の原理を説明する動作波形図である。
【図4】本発明の原理を説明する動作波形図である。
【図5】第一の実施の形態例の回路図である。
【図6】図5の動作波形図である。
【図7】第二の実施の形態例の回路図である。
【図8】図7の動作波形図(H読み出し)である。
【図9】図7の動作波形図(M読み出し)である。
【図10】図7の動作波形図(L読み出し)である。
【符号の説明】
MC メモリセル BL ビット線 P1,P11,P12 プリチャージ用トランジスタ Q1,Q11,Q12 チャージトランスファ用トラ
ンジスタ SA センスアンプ,ラッチ回路 P22,Q22 第一のCMOSインバータ P21,Q22 第二のCMOSインバータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリセルが接続されるビット線とラッチ
    回路との間に電流端子が接続されたチャージトランスフ
    ァ用のトランジスタと、 該ラッチ回路とチャージトランスファ用トランジスタの
    接続点と電源との間に設けられ、リセット時に導通して
    該接続点をプリチャージするプリチャージトランジスタ
    とを有するプリアンプ回路を有し、 前記メモリセルに記憶されている情報に応じてビット線
    の電位が上昇または下降する時に、前記チャージトラン
    スファ用トランジスタのゲートが該ビット線の電位より
    も閾値電圧以上高い電位にされ、前記接続点からビット
    線側に電荷が移動する期間中に前記ラッチ回路のラッチ
    動作を行うことを特徴とするセンスアンプ回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載のセンスアンプ回路におい
    て、 前記メモリセルに記憶されている情報に応じてビット線
    の電位が上昇または下降する時に、前記チャージトラン
    スファ用トランジスタのゲートが第一の電位から該ビッ
    ト線の電位より該トランジスタの閾値電圧以上高い第二
    の電位に上昇されることを特徴とする。
  3. 【請求項3】請求項1記載のセンスアンプ回路におい
    て、 前記チャージトランスファ用のトランジスタがNチャネ
    ル型MOSトランジスタで構成され、前記プリチャージ
    トランジスタがPチャネル型MOSトランジスタで構成
    されていることを特徴とする。
  4. 【請求項4】Hレベル、Mレベル、Lレベルの3値の情
    報が記憶されるメモリセルが接続されるビット線に一方
    の電流端子が接続されるチャージトランスファ用のトラ
    ンジスタと、 該チャージトランスファ用トランジスタの反対側の電流
    端子ノードと電源との間に設けられ、リセット時に導通
    して該反対側ノードをプリチャージするプリチャージト
    ランジスタとを有するプリアンプ回路と、 該反対側ノードをそれぞれゲート入力とする一対のCM
    OSトランジスタからなる第一のインバータと、該第一
    のインバータの出力をそれぞれゲート入力とし該反対側
    ノードを出力とする一対のCMOSトランジスタからな
    る第二のインバータとを有するラッチ回路とを有し、 該ラッチ回路の各トランジスタの閾値電圧は、その絶対
    値が電源電圧値の半分より大きく、メモリセルの記憶情
    報に応じてHレベル、Mレベル、Lレベルの3値状態に
    増幅することを特徴とするセンスアンプ回路。
  5. 【請求項5】請求項4記載のセンスアンプ回路におい
    て、 前記チャージトランスファ用のトランジスタがNチャネ
    ル型MOSトランジスタで構成され、前記プリチャージ
    トランジスタがPチャネル型MOSトランジスタで構成
    されていることを特徴とする。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001243774A (ja) * 2000-02-29 2001-09-07 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置
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