JPH09297677A - 一部のデータ群を消去可能としたfifoバッファ - Google Patents

一部のデータ群を消去可能としたfifoバッファ

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JPH09297677A
JPH09297677A JP8111439A JP11143996A JPH09297677A JP H09297677 A JPH09297677 A JP H09297677A JP 8111439 A JP8111439 A JP 8111439A JP 11143996 A JP11143996 A JP 11143996A JP H09297677 A JPH09297677 A JP H09297677A
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JP8111439A
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Kenji Yoshimura
憲嗣 善村
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Fujitsu Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F7/00Methods or arrangements for processing data by operating upon the order or content of the data handled
    • G06F7/76Arrangements for rearranging, permuting or selecting data according to predetermined rules, independently of the content of the data

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FIFOバッファにおいて、消去対象となっ
ていないデータに影響を与えることなく、任意のデータ
群を消去できるようにすること。 【解決手段】 FIFOバッファへのデータ群の書き込
み時、データ群の始点を認識しその時のライトポインタ
1のポインタ値をポインタバッファ4に記憶する。消去
命令が与えられると、消去命令に応じて上記ポインタバ
ッファ4に記憶されたポインタ値を上記ライトポインタ
2もしくはリードポインタ3にロードする。これによ
り、指定されたポインタ値以降のデータ、あるいは、指
定されたポインタ値以前のデータを消去することができ
る。また、上記ポインタバッファ4の消去したいデータ
のポイント値に消去フラグを立て、リードポインタの値
が消去フラグが付されたポインタ値になったとき、リー
ドポインタの値を次のポインタ値にスキップさせること
により、任意のデータを消去することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容量の異なるデー
タ群を複数格納できるFIFO(First In FirstOut)
バッファに関し、一部のデータ群を消去することができ
るFIFOバッファに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、記憶回路と、その記憶回路へ
の書き込みアドレスを定めるライト・ポインタと、その
記憶回路からの読み出しアドレスを定めるリード・ポイ
ンタを備え、上記ライト・ポインタとリード・ポインタ
をポインタ値を比較して、記憶回路のフル/エンプティ
状態を検出することにより、データの書き込み、読み出
しを制御するFIFOバッファ(以下FIFOという)
が知られている。
【0003】図8は上記した従来のFIFOの構成を示
す図である。同図において、11はデータ群を記憶する
リング型FIFOバッファ、12はライトポインタ12
aを具備するライトポインタ制御部、13はリードポイ
ンタ13aを具備するリードポインタ制御部、14はフ
ル/エンプティ制御部である。同図において、FIFO
がフル状態でないとき、ライトイネーブル信号WEが与
えられると、ライトポインタ12aが指すリング型FI
FOバッファ11のアドレスに入力データDinが書き
込まれ、ライトポインタが1インクリメントする。一
方、FIFOがエンプティ状態でないとき、リードイネ
ーブル信号REが与えられると、リードポインタ13a
が指すアドレスのデータがリング型FIFOバッファ1
1から読み出されて出力データDoとして出力され、リ
ードポインタが1インクリメントする。また、フル/エ
ンプティ制御部14は上記ライトポインタとリードポイ
ンタの値を比較し、フル/エンプティ信号を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成のF
IFOにおいては、記憶されたデータの内の任意のデー
タ群を消去することは不可能である。複数のFIFOを
用いれば、一部データの消去は可能となるが、容量の異
なったデータ群を複数格納しなければならないFIFO
においては、格納効率の点から一つのFIFOを用いる
のが普通であり、一つのFIFOにおいて任意のデータ
を消去するには、少なくとも消去対象となっているデー
タを全部掃き出す必要があり、その間、FIFOへの書
き込み受付は不可能となる。以上のように、従来のFI
FO構成においては、消去データを全て掃き出すことな
く、任意のデータ群を消去することができなかった。
【0005】本発明は上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたものであって、消去したいデータが
あるとき、リードポインタ、ライトポインタの値を記憶
制御することにより、消去対象となっていないデータに
影響を与えることなく、任意のデータ群を消去できるよ
うにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。同図において、1は複数のデータ群を記憶する記
憶手段、2はライトポインタ、3はリードポインタであ
り、ライトポインタ2が指す記憶手段1のアドレスに入
力データが書き込まれ、リードポインタ3が指す記憶手
段1のアドレスからデータが読み出される。また、4は
上記記憶手段1に記憶されたデータ群の一部を消去する
ために設けられたポインタバッファであり、ポインタバ
ッファ4へは、上記記憶手段1へのデータの書き込み
時、データ群の始点を認識して、その時のライトポイン
タ2のポインタ値が書き込まれる。そして、外部から消
去命令が与えられると、ポインタバッファ4から、上記
消去命令に応じたポインタ値が読み出され、上記ライト
ポインタ2もしくはリードポインタ3にロードされる。
【0007】図1において、本発明は、次のようにして
前記課題を解決する。 (1)複数のデータ群を記憶する記憶手段1と、記憶手
段1への書き込みアドレスを定めるライトポインタ2
と、上記記憶手段1からの読み出しアドレスを定めるリ
ードポインタ3とを備えたFIFOバッファにおいて、
FIFOバッファへのデータ群の書き込み時、データ群
の始点を認識して、その時のライトポインタ1のポイン
タ値を記憶するポインタバッファ4を設ける。そして、
消去命令に応じて、上記ポインタバッファ4に記憶され
たポインタ値を上記ライトポインタ2もしくはリードポ
インタ3にロードして、記憶手段1に記憶された一部の
データ群を消去する。 (2)上記(1)において、ポインタバッファ4に、複
数の記憶領域を設け、記憶手段1にデータ群をライトす
る毎に、ライトポインタ2のそれぞれのポインタ値をポ
インタバッファ4に記憶する。 (3)上記(1)(2)において、ポインタバッファ4
に記憶されたポインタ値をライトポインタ2にロードす
ることにより、最新にライトされたデータ群、もしく
は、任意のポインタ値以降のデータ群の消去を行う。 (4)上記(1)(2)において、ポインタバッファ4
に記憶されたポインタ値をリードポインタ3にロードす
ることにより、最新にライトされたデータ群を除いた全
てのデータ群、もしくは、任意のポインタ値以前の全て
のデータ群の消去を行う。 (5)上記(1)(2)において、ポインタバッファ4
が消去フラグを格納する領域を備えており、リードポイ
ンタ3の値が、上記消去フラグが設定されたポインタ値
になったとき、リードポインタ3に上記消去フラグが設
定されたポインタ値の次のポインタ値をロードして消去
フラグが設定されたポインタ値のデータを消去する。 (6)上記(1)(2)(3)(4)(5)において、
ライトポインタ2もしくはリードポインタ3にロードす
るポインタ値を外部から直接与える。 (7)上記(1)(2)(3)(4)(5)(6)にお
いて、ポインタバッファ4のアドレスを指定することに
より、ライトポインタ2もしくはリードポインタ3にロ
ードするポインタ値を定める。
【0008】本発明の請求項1〜7の発明は上記(1)
〜(7)のように構成したので、消去対象となっている
データに何ら影響を与えることなく、記憶手段1に記憶
された任意の一部のデータを消去することができる。こ
のためFIFOバッファの効率、転送速度を向上させる
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施例のFIFO
の全体構成を示す図である。本実施例のFIFOは前記
図8に示したFIFOに部分消去制御部15を付加した
ものであり、上記部分消去制御部15により、FIFO
に格納された任意のデータを消去する。次に上記した部
分消去制御部15について説明する。
【0010】図3は上記部分消去制御部15の第1の実
施例を示す図である。同図において、21は記憶ポイン
タバッファであり、記憶ポインタバッファ21は図2に
示したFIFOに格納できるポインタ値に相当した大き
さの記憶領域を備え、FIFOにライト命令(WE)が
入力されたとき、図2に示すライトポインタ12aのラ
イトポインタ値を格納する。また、FIFOのリードポ
インタ13aの値が上記記憶ポインタバッファ21に記
憶されたポインタ値を越えると、その時点で、上記リー
ドポインタ値より少ない記憶ポインタバッファ21のポ
インタ値は破棄され、また、FIFOのライトポインタ
12aの値より大きい記憶ポインタバッファ21のポイ
ンタ値は破棄される。すなわち、上記記憶ポインタバッ
ファ21には、FIFOからリードできるデータのポイ
ンタ値のみが記憶される。
【0011】さらに、上記記憶ポインタバッファ21が
フル状態になると、記憶ポインタバッファ21は記憶ポ
インタバッファ・フル信号を出力する。この記憶ポイン
タバッファ・フル信号は図2に示したフル/エンプティ
制御部14に与えられ、フル/エンプティ制御部14は
上記記憶ポインタバッファフル信号が入力されたとき、
もしくは、図2に示すFIFOがフル状態になったと
き、フル信号を出力する。なお、外部からライトイネー
ブル信号WEのみが与えられるだけで、各データ切れ目
が認識できない場合には、図2に示すように、外部から
データ・スタート・フラグ等の各データの切れ目を示す
信号を入力し、各データの先頭のライトポインタ値を上
記記憶ポインタバッファ21に書き込む。
【0012】22はセレクタであり、消去命令が入力さ
れたとき、該消去命令の指示内容に応じて上記記憶ポイ
ンタバッファ21に格納されたライトポインタ値を選択
して出力する。上記消去命令は、例えば「ポインタ位
置」または「記憶ポインタバッファ31のアドレス」、
および、「制御信号」から構成される。そして、上記
「ポインタ位置」により消去対象となるデータが格納さ
れるFIFOのバッファ部11のポインタ値を直接指定
するか、または、「記憶ポインタバッファ31のアドレ
ス」により、消去対象となるデータのポインタ値が格納
された記憶ポインタバッファ21のアドレスを指定す
る。
【0013】また、制御信号により、指定されたポイ
ンタ位置以前のデータを消去するのか、指定されたポ
インタ位置以後のデータを消去するか等の消去部分を指
定する。23はWP/RP制御部であり、WP/RP制
御部は上記消去命令の制御信号に基づき、セレクタ22
により選択されたライトポインタ値を図2に示したライ
トポインタ12a、もしくは、リードポインタ13aに
ロードする命令を出力する。
【0014】図4、図5は本実施例の動作を説明する図
であり、図2、図3を参照しながら図4により本実施例
の消去動作について説明する。図4は最新のデータを消
去するか、最新のデータを残して他のデータを全て消去
する場合の動作を説明する図である。前記図3におい
て、書き込み命令(WE)が与えられると、前記したよ
うに、図2のライトポインタ12aが指すリング型FI
FOバッファ11のアドレスに入力データDinが書き
込まれ、ライトポインタが1インクリメントする。ま
た、上記書き込み命令が入力された時点で、ライトポイ
ンタ12aの値を図3に示す記憶ポインタバッファ21
に記憶する。以下同様に、書き込み命令(WE)が与え
られる毎に、ライトポインタ12aの値を図3に示す記
憶ポインタバッファ21に記憶する。
【0015】ここで、図4(a)に示すようにFIFO
に「データ1」、「データ2」が格納されており、ライ
トポインタが同図の現WPの位置にあるとき、最新のデ
ータ(同図の「データ1」)を消去する場合は、消去命
令により、「最新のデータを消去する」を指定する。上
記消去命令が与えられると、図3に示すセレクタ22は
記憶ポインタバッファ21に記憶されているポインタ値
の内、先に記憶したライトポインタ値、すなわち、「デ
ータ2」のポインタ位置を選択して出力し、また、WP
/RP制御部23は、上記ポインタ位置(図4の「記憶
するWP」)を図2のライトポインタ12aにロードす
る。その結果図4(b)の「現WP」に示すように、図
2のライトポインタ12aの値は「データ2」のポイン
タ位置に移動する。このため、以後FIFOへのデータ
の書き込みは、データ2の上にオーバライトされること
となり、また、ライトポインタが図4(b)の位置を指
しているので、「データ2」は読み出されることがな
く、事実上最新のデータ、「データ2」は消去されるこ
ととなる。
【0016】また、図4(c)に示すように、FIFO
に「データ1」、「データ2」が格納されており、リー
ドポインタの値が同図の現RPの位置にあるとき、最新
のデータのみを残して他のデータを全て消去する場合に
は、消去命令により、「最新のデータのみを残して他の
データを全て消去する」を指定する。上記消去命令が与
えられると、図3に示すセレクタ22は記憶ポインタバ
ッファ21に記憶されているポインタ値の内、最新のデ
ータである「データ2」のポインタ位置を選択して出力
し、また、WP/RP制御部23は、上記ポインタ位置
(図4の「記憶するWP」)を図2のリードポインタ1
3aにロードする。その結果図4(d)の「現RP」に
示すように、図2のリードポインタ12aの値は「デー
タ2」のポインタ位置に移動する。このため、以後FI
FOからのデータの読み出しは、データ2の先頭から行
われ、事実上最新のデータ「データ2」以外のデータは
消去されることとなる。
【0017】なお、上記のように、最新のデータを消去
するか、最新のデータを残して他のデータを全て消去す
る場合には、図3に示すように、記憶ポインタバッファ
21に、最新のデータが入力されるときのポインタ値の
みを記憶するように構成することができる。すなわち、
図3に示した記憶ポインタバッファ21に全てのライト
ポインタ値を記憶せず、FIFOへデータの書き込み
時、最新のデータが書き込まれるときのライトポインタ
値(例えば、図4(a)においては、データ2のポイン
タ値)を記憶ポインタバッファ21に記憶しておき、消
去命令が入力されたとき、制御信号に応じて、上記記憶
ポインタバッファ21に記憶されたライトポインタ値を
ライトポインタ12aもしくはリードポインタ13aに
ロードすればよい。
【0018】図5は指定されたデータ以後に書き込まれ
たデータ、あるいは、指定されたデータ以前に書き込ま
れたデータを消去する場合を説明する図である。前記し
たように、書き込み命令(WE)が与えられる毎に、ラ
イトポインタ12aの値が図3に示す記憶ポインタバッ
ファ21に記憶される。ここで、図5(a)に示すよう
にFIFOに「データ1」〜「データ4」が格納されて
おり、ライトポインタが同図の現WPの位置にあると
き、「データ3」以後に書き込まれたデータを消去する
場合は、消去命令により「データ3」のポインタ位置、
もしくは、「データ3」のポインタ位置に対応した記憶
ポインタバッファ21のアドレスを指定し、消去命令の
「制御信号」により、「指定されたポインタ位置以後の
データを消去する」を指定する。
【0019】上記消去命令が与えられると、図3に示す
セレクタ22は記憶ポインタバッファ21に記憶されて
いるポインタ値の内、「データ3」のポインタ位置を選
択して出力し、また、WP/RP制御部23は、上記ポ
インタ位置(図5の「記憶するWP2」)を図2のライ
トポインタ12aにロードする。その結果図5(b)の
「現WP」に示すように、図2のライトポインタ12a
の値は「データ3」の先頭位置に移動する。このため、
以後FIFOへのデータの書き込みは、データ3の上に
オーバライトされることとなり、また、ライトポインタ
が図5(b)の位置を指しているので、「データ3」、
「データ4」は読み出されることがなく、事実上最新の
データ、「データ3」、「データ4」は消去されること
となる。同様にして、図5(a)に示すWP1、WP3
を指定することにより、「データ2」以後に書き込まれ
たデータ、あるいは、「データ4」以後に書き込まれた
データを消去することができる。
【0020】また、図5(c)に示すように、FIFO
に「データ1」〜「データ4」が格納されており、リー
ドポインタの値が同図の現RPの位置にあるとき、「デ
ータ2」以前に書き込まれたデータを消去する場合に
は、消去命令により「データ3」のポインタ位置、もし
くは、「データ3」のポインタ位置に対応した記憶ポイ
ンタバッファ21のアドレスを指定し、消去命令の「制
御信号」により「指定されたポインタ位置以前のデータ
を消去する」を指定する。上記消去命令が与えられる
と、図3に示すセレクタ22は記憶ポインタバッファ2
1に記憶されているポインタ値の内、指定された「デー
タ3」のポインタ位置を選択して出力し、また、WP/
RP制御部23は、上記ポインタ位置(図5の「記憶す
るWP2」)を図2のリードポインタ13aにロードす
る。その結果図5(d)の「現RP」に示すように、図
2のリードポインタ12aの値は「データ3」の先頭位
置に移動する。このため、以後FIFOからのデータの
読み出しは、データ3の先頭から行われ、事実上最新の
データ「データ3」、「データ4」以外のデータは消去
されることとなる。
【0021】なお、上記、図5のように任意のデータを
消去する場合においても、図3に示した記憶ポインタバ
ッファ21に全てのライトポインタ値を記憶せず、消去
対象となるデータのポインタ値のみを記憶するように構
成してもよい。すなわち、消去対象となるデータのポイ
ンタ値(例えば図5(a)においては、データ3のポイ
ンタ値)を記憶ポインタバッファ21に格納しておき、
消去命令により、消去の対象となるデータのポインタ値
を指定し、また、制御信号により、指定されたデータ以
後に書き込まれたデータを消去するか、あるいは、指定
されたデータ以前に書き込まれたデータを消去するかを
指定し、上記消去対象となるデータのポインタ値を制御
信号に応じてライトポインタ12aもしくはリードポイ
ンタ13aにロードすればよい。
【0022】図6は上記部分消去制御部15の第2の実
施例を示す図である。同図において、31は記憶ポイン
タバッファであり、記憶ポインタバッファ31は前記し
たようにFIFOに格納できるポインタ値に相当した大
きさの記憶領域を備え、FIFOにライト命令(WE)
が入力されたとき、図2に示すライトポインタ12aの
ライトポインタ値を格納する。また、前記したように、
FIFOのリードポインタ13aの値が上記記憶ポイン
タバッファ31に記憶されたポインタ値を越えると、そ
の時点で、上記リードポインタ値より少ない記憶ポイン
タバッファ31のポインタ値は破棄され、また、FIF
Oのライトポインタ12aの値より大きい記憶ポインタ
バッファ31のポインタ値は破棄される。すなわち、上
記記憶ポインタバッファ31には、FIFOからリード
できるデータのポインタ値のみが記憶される。
【0023】また、上記記憶ポインタバッファ31がフ
ル状態になると、記憶ポインタバッファ31は記憶ポイ
ンタバッファ・フル信号を出力し、図2に示したフル/
エンプティ制御部14は上記記憶ポインタバッファフル
信号が入力されたとき、もしくは、図2に示すFIFO
がフル状態になったとき、フル信号を出力する。さら
に、本実施例の記憶ポインタバッファ31は消去フラグ
を格納す領域31aを備えており、外部から与えられる
消去命令により消去フラグを設定する。なお、前記と同
様、外部からライトイネーブル信号WEのみが与えられ
るだけで、各データ切れ目が認識できない場合には、外
部からデータ・スタート・フラグ等の各データの切れ目
を示す信号を入力し、各データの先頭のライトポインタ
値を上記記憶ポインタバッファ31に書き込む。
【0024】32は照合手段であり、照合手段32はF
IFOのリードポインタ13aの現在の値を常に監視
し、記憶ポインタバッファ31に格納されているポイン
タ値がリードポインタ13aの現在の値と一致し、か
つ、記憶ポインタバッファ31の当該ポインタ値に消去
フラグが設定されている場合、ライトポインタへのロー
ド命令を出力し、上記ポインタ値の次のポインタ値をF
IFOのリードポインタ13aにロードする。上記消去
命令は、前記したように、「ポインタ位置信号」(また
は記憶ポインタバッファ31のアドレス)と「制御信
号」から構成され、「ポインタ位置信号」(または記憶
ポインタバッファ31のアドレス)、消去命令により、
記憶ポインタバッファ31の指定された位置に消去フラ
グを立てる。
【0025】図7は消去フラグによりデータを消去する
本実施例の動作を説明する図であり、図2、図6を参照
しながら図7により本実施例の消去動作について説明す
る。前記したように、書き込み命令(WE)が与えられ
る毎に、ライトポインタ12aの値が図6に示す記憶ポ
インタバッファ31に記憶される。そして、任意のデー
タを消去する場合には、前記した消去命令により消去す
るデータのポインタ値に消去フラグを立てる。ここで、
図7(a)に示すように、FIFOに「データ1」〜
「データ4」が格納されており、またライトポインタ値
が同図の現WPの位置にあるとき、「データ2」のポイ
ンタ位置に消去フラグが設定されていると、前記した照
合手段32は現リードポインタ13aの値を監視し、リ
ードポインタ13aの値が消去フラグが設定されたポイ
ンタ位置(図7の「データ2」のポインタ位置)に来た
とき、次の「データ3」のポインタ位置WP2をリード
ポインタ13aにロードする。
【0026】その結果、図7(b)に示すように、リー
ドポインタ値がWP2の位置にスキップし、以後FIF
Oからのデータの読み出しは、データ3のから行われ、
事実上「データ2」は消去されることとなる。なお、上
記、図7のように消去フラグを用いて任意のデータを消
去する場合においても、図6に示した記憶ポインタバッ
ファ31に全てのライトポインタ値を記憶せず、消去対
象となるデータのポインタ値のみを記憶するように構成
してもよい。すなわち、消去フラグとともに、消去の対
象となるデータのポインタ値と消去フラグ、および次の
ポインタ値を記憶ポインタバッファ31に格納し、リー
ドポインタ13aの値が消去フラグが設定されたポイン
タ位置(図7の「データ2」の先頭ポインタ位置)に来
たとき、次の「データ3」の先頭ポインタ位置WP2を
リードポインタ13aにロードすればよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、容量の異なる複数のデータ群を格納するFIFOバ
ッファにおいて、ライトポインタ値を記憶するポインタ
バッファを設け、消去命令に応じて、ポインタバッファ
に格納されたポインタ値をライトポインタ、リードポイ
ンタにロードすることにより、FIFOバッファに格納
された一部のデータを消去するように構成したので、消
去対象外のデータに何ら影響を与えることなく、任意の
一部のデータを消去することができる。このため、FI
FOのバッファ効率、および転送速度を向上させること
ができる。特に、通信分野において、ある送信エラーに
より他の送信データが無駄になる場合であっても、デー
タがFIFOバッファに残っていれば、転送エラーを起
こしたデータだけを消去することできるので、無駄な転
送時間を省くことが出来、転送速度を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施例のFIFOの全体構成を示す図
である。
【図3】部分消去制御部の第1の実施例を示す図であ
る。
【図4】図3の部分消去制御部による消去動作を説明す
る図である。
【図5】図3の部分消去制御部による消去動作を説明す
る図である。
【図6】部分消去制御部の第2の実施例を示す図であ
る。
【図7】図6の部分消去制御部による消去動作を説明す
る図である。
【図8】FIFOバッファの従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 複数のデータ群を記憶する記憶手段 2 ライトポインタ 3 リードポインタ 4 ポインタバッファ 11 リング型FIFOバッファ部 12 ライトポインタ制御部 12a ライトポインタ 13 RP制御部 13a リードポインタ 14 フル/エンプティ制御部 15 部分消去制御部 21 記憶ポインタバッファ 22 セレクタ 23 WP/RP制御部 31 記憶ポインタバッファ 31a 消去フラグ 32 照合手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ群を記憶する記憶手段と、 上記記憶手段への書き込みアドレスを定めるライトポイ
    ンタと、上記記憶手段からの読み出しアドレスを定める
    リードポインタとを備えたFIFOバッファにおいて、 上記FIFOバッファへのデータ群の書き込み時、デー
    タ群の始点を認識して、その時のライトポインタのポイ
    ンタ値を記憶するポインタバッファを設け、 消去命令に応じて、上記ポインタバッファに記憶された
    ポインタ値を上記ライトポインタもしくはリードポイン
    タにロードすることにより、上記記憶手段に記憶された
    一部のデータ群を消去することを特徴とする一部のデー
    タ群を消去可能としたFIFOバッファ。
  2. 【請求項2】 上記ポインタバッファが複数の記憶領域
    を備えており、上記記憶手段にデータ群をライトする毎
    に、ライトポインタのそれぞれのポインタ値を上記ポイ
    ンタバッファに記憶することを特徴とする請求項1の一
    部のデータ群を消去可能としたFIFOバッファ。
  3. 【請求項3】 ポインタバッファに記憶されたポインタ
    値をライトポインタにロードすることにより、最新にラ
    イトされたデータ群、もしくは、任意のポインタ値以降
    のデータ群の消去を行うことを特徴とする請求項1また
    は請求項2の一部のデータ群を消去可能としたFIFO
    バッファ。
  4. 【請求項4】 ポインタバッファに記憶されたポインタ
    値をリードポインタにロードすることにより、最新にラ
    イトされたデータ群を除いた全てのデータ群、もしく
    は、任意のポインタ値以前の全てのデータ群の消去を行
    うことを特徴とする請求項1または請求項2の一部のデ
    ータ群を消去可能としたFIFOバッファ。
  5. 【請求項5】 上記ポインタバッファが消去フラグを格
    納する領域を備えており、リードポインタ値が、上記消
    去フラグが設定されたポインタ値になったとき、リード
    ポインタに上記消去フラグが設定されたポインタ値の次
    のポインタ値をロードすることにより、消去フラグが設
    定されたポインタ値のデータを消去することを特徴とす
    ることを特徴とする請求項1または請求項2の一部のデ
    ータ群を消去可能としたFIFOバッファ。
  6. 【請求項6】 ライトポインタもしくはリードポインタ
    にロードするポインタ値を外部から直接与えることを特
    徴とする請求項1,2,3または請求項4の一部のデー
    タ群を消去可能としたFIFOバッファ。
  7. 【請求項7】 ポインタバッファのアドレスを指定する
    ことにより、ライトポインタもしくはリードポインタに
    ロードするポインタ値を定めることを特徴とする請求項
    1,2,3,4または請求項5の一部のデータ群を消去
    可能としたFIFOバッファ。
JP8111439A 1996-05-02 1996-05-02 一部のデータ群を消去可能としたfifoバッファ Withdrawn JPH09297677A (ja)

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