JP3257916B2 - 外部記憶装置 - Google Patents

外部記憶装置

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JP3257916B2
JP3257916B2 JP04023895A JP4023895A JP3257916B2 JP 3257916 B2 JP3257916 B2 JP 3257916B2 JP 04023895 A JP04023895 A JP 04023895A JP 4023895 A JP4023895 A JP 4023895A JP 3257916 B2 JP3257916 B2 JP 3257916B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SCSI(Small Comp
uter Systems Interface)規格のインターフェース制御
を行うと共に、ホスト(上位装置)からのリード/ライ
トコマンドの実行時に転送データを一時格納するデータ
バッファを備えた磁気ディスク装置、光ディスク装置等
外部記憶装置に関する
【0002】近年、ディスク装置の記憶容量の増大化が
激しく進む中、製品の性能向上の目的でデータバッファ
の大容量化が進んでいる。本来、大容量のデータバッフ
ァの制御、使用方法はSCSI規格に定められた任意の
コマンドで制御できるようになっているが、如何に効率
の良いセグメントバッファの制御を行うかが重要であ
る。
【0003】
【従来の技術】図11〜図14は、従来例を示した図で
あり、図11〜図14中、1はホスト(上位装置)、2
は磁気ディスク装置、3はインターフェース制御部、4
はデータバッファ、5はリード・ライト制御部、6はデ
ータバッファ制御部、7はROM(Read Only Memor
y)、8はMPU(Micro Processor Unit)、9はRA
M(Random Access Memory)、10はドライブ(磁気デ
ィスクドライブ)、12はスタートアドレスレジスタ、
13はエンドアドレスレジスタ、14はホストポイン
タ、15はドライブポインタ、16はフル/エンプティ
レシオレジスタを示す。
【0004】§1:従来の装置の説明・・・図11参照 図11は従来の装置構成図である。以下、図11に基づ
いて従来の磁気ディスク装置の構成を説明する。
【0005】この磁気ディスク装置2には、インターフ
ェース制御部3、データバッファ4、リード・ライト制
御部5、データバッファ制御部6、ROM7、MPU
8、RAM9、ドライブ(磁気ディスクドライブ)10
等が設けてある。
【0006】そして、前記データバッファ制御部6に
は、スタートアドレスレジスタ12、エンドアドレスレ
ジスタ13、ホストポインタ14、ドライブポインタ1
5、フル/エンプティレシオレジスタ16等が設けてあ
る。
【0007】また、磁気ディスク装置2の運用時には、
ホスト1に接続するが、この場合、ホスト1とインター
フェース制御部3との間をSCSI(Small Computer S
ystems Interface)ケーブルにより接続する。
【0008】前記各部の機能等は次の通りである。 (1) :インターフェース制御部3は、SCSI規格の各
種インターフェース制御を行う制御部である。
【0009】(2) :データバッファ4は、ホスト−ドラ
イブ(記憶媒体)間の転送データを一時的に格納するも
のである。なお、このデータバッファ4は、複数のセグ
メントバッファに分割して使用される。
【0010】(3) :リード・ライト制御部5は、ドライ
ブ10内の記憶媒体(磁気ディスク)に対するデータの
読み出し、及び書き込み制御を行うものである。 (4) :データバッファ制御部6は、データバッファの制
御(データ転送制御等)を行うものである。
【0011】(5) :ROM7は、MPUが使用するプロ
グラムや、各種データ等を格納しておくものである。 (6) :MPU8は、磁気ディスク装置内の各種制御を行
うものである。
【0012】(7) :RAM9は、MPUがアクセスする
メモリであり、各種ワーク用のデータ等を格納するもの
である。 (8) :ドライブ(磁気ディスクドライブ)10は、記憶
媒体(磁気ディスク)を備え、該記憶媒体に対し、デー
タのリード/ライト等を行うものである。
【0013】(9) :スタートアドレスレジスタ12は、
現在使用しているセグメントバッファの先頭アドレスを
格納するものである。 (10):エンドアドレスレジスタ13は、現在使用してい
るセグメントバッファの最終アドレスを格納するもので
ある。
【0014】(11):ホストポインタ14は、ホストから
転送されたデータ、或いはホストへ転送するデータを格
納するデータバッファのアドレスを格納するものであ
る。 (12):ドライブポインタ15は、ドライブへ転送するデ
ータ、或いはドライブから転送されたデータを格納する
データバッファのアドレスを格納するものである。
【0015】(13):フル/エンプティレシオレジスタ1
6は、バッファフルレシオ/バッファエンプティレシオ
を格納するものである。装置運用時には、ホストポイン
タ14、またはドライブポインタ15の設定値がフル/
エンプティレシオレジスタ16の設定値(バッファフル
レシオ、及びバッファエンプティレシオ)と一致した場
合、データバッファ制御部6からMPU8に対し割り込
みが発生する。
【0016】この場合、リード時には、フル/エンプテ
ィレシオレジスタ16の設定値(バッファフルレシオ)
とホストポインタ14の値とを比較し、ライト時には、
フル/エンプティレシオレジスタ16の設定値(バッフ
ァエンプティレシオ)とドライブポインタ15の値とを
比較する。
【0017】§2:SCSIコマンド等の説明 (1) :パラメータの説明 SCSI規格の場合、ホスト1から指定する任意のコマ
ンドとして、モードセレクト(MODE SELECT )コマンド
(15h)/モードセレクトエクステンデッド(MODE S
ELECT EXTENDED)コマンド(25h)が定義されてお
り、また、前記コマンドで転送される3つのパラメータ
によってデータバッファの動作を指定している。前記パ
ラメータは次の通りである。
【0018】:「セグメントバッファサイズ/セグメ
ントバッファ数」 データバッファを分割する方法として「セグメントバッ
ファサイズ」のパラメータで1セグメントバッファ当た
りの容量を指定する方法と、「セグメントバッファ数」
のパラメータでデータバッファを何分割するかを指定す
る方法の2つの方法がある。前記2つのデータバッファ
の分割方法は、サイズ(SIZE)ビットの指定により次の
ように決定する。
【0019】SIZEビット=1:「セグメントバッファ
数」パラメータが有効となる。 SIZEビット=0:「セグメントバッファサイズ」パラメ
ータが有効となる。 例えば、データバッファの全容量=256Kbyte とす
る。この場合、SIZEビット=0、セグメントバッファ数
=4指定時には、256Kbyte ÷4=64Kbyte(4セ
グメントバッファサイズ)となる。また、SIZEビット=
1、セグメントバッファ数=32Kbyte 指定時には、2
56Kbyte ÷32Kbyte =8セグメントバッファ(32
Kbyte )となる。
【0020】:「バッファフルレシオ/バッファエン
プティレシオ」 このパラメータによりホストとのデータ転送開始、また
はデータ転送再開を行うために、ホストとのインターフ
ェースのリコネクション(再結合)処理を開始するタイ
ミングを指定する。この場合、リードコマンド時には
「バッファフルレシオ」パラメータが有効となる。ま
た、ライトコマンド時には「バッファエンプティレシ
オ」パラメータが有効となる。
【0021】前記「バッファフルレシオ/バッファエン
プティレシオ」パラメータの指定値をnとした場合、指
定値n(0≦n≦256)は、「セグメントバッファの
全容量に対する割合」=「n/256」として示す。た
だし、データバッファの全容量=256Kbyte とする。
【0022】例えば、セグメントバッファ全容量=64
Kbyte と仮定する。この場合、「バッファフルレシオ」
=「40h」(リードコマンド指定時)ならば、セグメ
ントバッファ全容量の(40/FF)=25%の読み込
みデータが格納されたタイミングでリコネクション処理
を開始する。
【0023】また、「バッファエンプティレシオ」=
「C0h」(ライトコマンド指定時)の場合は、セグメ
ントバッファ全容量の(C0/FF)=75%の書き込
みデータが出力されたタイミングでリコネクション処理
を開始する。
【0024】:「DISCビット(Page8、 Byte2、 Bit4 :
Discontinuity)」 このビットは、先読み中にトラックスイッチ/シリンダ
スイッチが発生した場合の処理を指定する(トラックス
イッチ:ヘッドの切り換え)。
【0025】このビットは、DISCビット=0の場合、ト
ラックスイッチ/シリンダスイッチの直前で先読み動作
を中断させる。また、DISCビット=1の場合、トラック
スイッチ/シリンダスイッチを意識せず、先読み動作を
続行させる。
【0026】(2) :先読み処理(Read Ahead Cache機
能)の説明 先読み処理は、ホストからのリードコマンドで要求され
たブロックのデータ読み込み後、更に後続ブロックのデ
ータも(ホストからの指示に関係なく)前もって連続的
に読み込んでおく処理である。
【0027】この処理によって、ホストから後続のブロ
ックをアクセスする新たなリードコマンドが発行された
場合、磁気ディスク装置は、ドライブへのアクセスをす
ることなく、セグメントバッファ内のデータを直ちにホ
ストに転送することが可能になる。
【0028】§3:磁気ディスク装置におけるパラメー
タ処理等の説明 従来、データバッファの制御、使用方法に関するパラメ
ータ(設定値)には、磁気ディスク装置が初期値として
持っている「ディフォルト値」、及びホストから変更さ
れた「カレント値」(または「セーブ値」)がある。
【0029】SCSI規格における具体的な指定方法
は、モードセレクト(MODE SELECT )コマンド/モード
セレクトエクステンデッド(MODE SELECT EXTENDED)コ
マンドで転送されるパラメータ(後に「カレント値」ま
たは「セーブ値」となる)は次のようなものがあり、ホ
スト1は、前記パラメータの転送により任意の値に変更
することが可能である。
【0030】磁気ディスク装置2は、前記パラメータが
転送されない限り、「ディフォルト値」を使用し、ま
た、一旦前記パラメータが転送されると、この指定値を
優先して使用する。
【0031】前記モードセレクト(MODE SELECT )コマ
ンドで指定されるセグメントバッファに関するパラメー
タには、Page2パラメータ(2ページ目に設定されたパ
ラメータ)がある。Page2パラメータは、「02 0E
nn mm 00 00・・・(以下、15バイト目
まで00)」のようになっている。
【0032】前記Page2パラメータにおいて、「nn」
はバッファフルレシオであり、「mm」はバッファエン
プティレシオである。以下、具体的な値を仮定し、前記
「バッファフルレシオ/バッファエンプティレシオ」の
指定に従った動作を説明する。
【0033】なお、以下の説明では、1例として、デー
タバッファの容量=256Kbyte 、バッファフルレシオ
n=80h(80/FF=50%)、バッファエンプテ
ィレシオm=C0h(C0/FF=75%)、セグメン
トバッファ数(SIZEビット=0)=04hとする。
【0034】§4:セグメントバッファの分割の説明・
・・図12参照 図12は従来のデータバッファ説明図であり、A図はセ
グメントバッファの説明図、B図はセグメントバッファ
の制御説明図である。
【0035】前記の例によれば、セグメントバッファ数
(SIZEビット=0)=04hを指定しているため、各セ
グメントバッファは、図12のA図に示したように4分
割される。
【0036】すなわち、データバッファの全容量は25
6Kbyte であり、これを4分割すると、各セグメントバ
ッファ(Seg,Buff#0、 Seg,Buff#1、 Seg,Buff#2、 Seg,Bu
ff#3)はそれぞれ64Kbyte ずつの容量となる。
【0037】また、前記セグメントバッファの内の任意
のセグメントバッファを使用するため、前記データバッ
ファ制御部6には、スタートアドレスレジスタ12、エ
ンドアドレスレジスタ13、ホストポインタ14、ドラ
イブポインタ15、フル/エンプティレシオレジスタ1
6が設けてある。
【0038】この場合、スタートアドレスレジスタ12
の値は、現在使用しているセグメントバッファの先頭ア
ドレスを示しており、エンドアドレスレジスタ13の値
は、現在使用しているセグメントバッファの最終アドレ
スを示している。
【0039】また、ホストポインタ14の値は、ホスト
1からドライブへの転送データを格納するアドレスを示
しており、ドライブポインタ15の値は、ドライブ10
からホスト1への転送データを格納するアドレスを示し
ている。
【0040】更に、フル/エンプティレシオレジスタ1
6の値は、フル/エンプティレシオを示している。運用
時には、ホストポインタ14、またはドライブポインタ
15の値が前記フル/エンプティレシオレジスタ16の
値に一致した場合、データバッファ制御部6からMPU
8へ割り込みが発生する。
【0041】§5:リードコマンド実行時の動作説明・
・・図13参照 図13は従来のリードコマンド動作説明図である。以
下、図13に基づいてリードコマンド実行時の動作を説
明する。図13において、t1はリコネクション処理時
間、t2はデータバッファ−ホスト間データ転送時間、
t3は記憶媒体(磁気ディスク)−データバッファ間デ
ータ転送時間を示す。
【0042】また、「Full」はデータバッファがフル
(満杯状態)、「Empty 」はデータバッファがエンプテ
ィ(空の状態)を示し、(a)〜(e)は処理順序を示
す。 (a):この状態では、ドライブ10の記憶媒体からの
読み出したデータをデータバッファ4へ転送して格納す
る処理を開始する(媒体−データバッファ間のデータ転
送開始)。
【0043】(b):データバッファ4への格納データ
量が指定されたバッファフルレシオ=50%に達したタ
イミングで、ホスト1にデータを転送するため、リコネ
クション処理(再結合処理)を開始する。
【0044】(c):リコネクション処理完了後、ホス
ト1とのデータ転送を開始する(データバッファ−ホス
ト間データ転送開始)。 (d):ドライブ10の記憶媒体からのデータの読み出
しを完了する。
【0045】(e):ホスト1との間のデータ転送を完
了する。 §6:ライトコマンド実行時の動作説明・・・図14参
照 図14は従来のライトコマンド動作説明図である。以
下、図14に基づいてライトコマンド実行時の動作を説
明する。図14において、t1はリコネクション処理時
間、t2はデータバッファ−ホスト間データ転送時間、
t3は記憶媒体(磁気ディスク)−データバッファ間デ
ータ転送時間を示す。
【0046】また、「Full」はデータバッファがフル
(満杯状態)、「Empty 」はデータバッファがエンプテ
ィ(空の状態)を示し、(a)〜(g)は処理順序を示
す。 (a):ライトコマンド受領後、MPU8はコマンドを
解析しライトコマンドを認識すると直ちにホスト1から
の書き込みデータの転送を開始する(ホスト−データバ
ッファ間のデータ転送開始)。この時、ホスト1から転
送されたデータをデータバッファ4へ格納する処理を開
始する。
【0047】(b):ホスト−データバッファ間のデー
タ転送により、セグメントバッファが書き込みデータで
フル状態になった時、MPU8の制御でディスコネクシ
ョン処理を行う。この時、ドライブ10ではライト処理
のためヘッドの位置付け処理を実行中。
【0048】(c):ヘッドの位置づけが完了し、デー
タバッファ4からドライブ10へのデータ転送を開始
し、ドライブ10の記憶媒体への書き込み処理を開始す
る。 (d):データバッファ4の格納データ量が指定された
バッファエンプティレシオ=75%に達したタイミング
でホスト1からデータを受領するため、リコネクション
処理(再結合処理)を開始する。
【0049】(e):リコネクション処理完了後、ホス
ト1との間のデータ転送を開始する。この場合、データ
バッファ−ホスト間のデータ転送を開始する。 (f):ホスト1との間のデータ転送を完了する。
【0050】(g):ドライブ10の記憶媒体へのデー
タの書き込みを完了する。
【0051】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。「バッファフ
ルレシオ/バッファエンプティレシオ」の値には、製品
出荷時に設定している「ディフォルト値」、または顧客
先でホストから指定された「カレント値」が一方的に設
定されている。
【0052】そして、前記値が決められた後は、変更さ
れないまま使用されるのが常である。すなわち、前記値
は、個々の使用システム環境による変化(装置の接続台
数、ホストのデータ転送能力、データ要求回数等)、業
務内容、業務時間による変化(装置のビジィ率、データ
転送量、アクセス領域、アクセス回数/頻度、アクセス
形態等)に全く関係なく一定値を持ったままである。
【0053】そのため、いくらデータバッファの大容量
化を図っても、その効果が得られず、製品の性能が十分
に発揮できない。すなわち、「バッファフルレシオ/バ
ッファエンプティレシオ」の値が一定値のままであった
とすると、例えば、データの書き込み時に、データバッ
ファ−ドライブ間のデータ転送速度が速くなった場合、
データバッファからドライブへの転送データ量が増加
し、データバッファ内のデータ量が少なくなり、ついに
はデータアンダーランの状態となる。
【0054】このように、「バッファフルレシオ/バッ
ファエンプティレシオ」の値が一定値のままであると、
最悪の場合、データアンダーラン、或いはデータオーバ
ーラン等のエラーが発生し、ついにはディスクの回転待
ちを誘発し装置性能を低下される恐れが生じる。
【0055】本発明は、このような従来の課題を解決
し、各セグメントバッファ制御用のパラメータ最適値を
装置内部で自動的に設定可能にして装置性能を十分に発
揮できるようにすることを目的とする。
【0056】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図1、図2は本発明の原理説明図2である。本発明は前
記の課題を解決するため、外部記憶装置及び外部記憶制
御装置を次のように構成した。
【0057】(1) :図1に示したように、外部記憶装置
2Aには、インターフェース制御部3と、データバッフ
ァ4と、リード・ライト制御部5と、ドライブ10と、
データバッファ制御部6と、MPU8を設けた。
【0058】そして、前記データバッファ制御部6に
は、スタートアドレスレジスタ12、エンドアドレスレ
ジスタ13、ホストポインタ14、ドライブポインタ1
5、フル/エンプティレシオレジスタ16を設け、前記
MPU8には、速度変化検出/パラメータ自動設定手
段、ゾーン判定/パラメータ自動設定手段、速度計測/
パラメータ自動設定手段、速度比較/パラメータ自動設
定手段等を設けた。
【0059】
【0060】また、前記外部記憶装置を次のように構成
した。 (1) :装置内部の制御を行うMPU8と、記憶媒体に対
してデータのリード/ライトを行うドライブ10と、ホ
スト−記憶媒体間の転送データを一時格納するデータバ
ッファ4と、前記データバッファ4の制御を行うデータ
バッファ制御部6を備え、MPU8が、ホストインター
フェースのリコネクション処理開始タイミングを決める
バッファフルレシオ/バッファエンプティレシオをデー
タバッファ制御部6に設定し、前記設定データに基づい
てリコネクション処理を開始し、それに伴って前記デー
タバッファ制御部の制御でホスト−外部記憶装置間のデ
ータ転送を開始する外部記憶装置において、MPU8
は、受領したリード/ライトコマンドを基に、装置内部
における記憶媒体のリード/ライト速度(媒体転送速
度)が変化したか否かを検出し、変化したことを検出し
たら、その媒体転送速度に合った最適なバッファフルレ
シオ/バッファエンプティレシオを求めて前記データバ
ッファ制御部内に設定する速度変化検出/パラメータ自
動設定手段を備えると共に、受領したリード/ライトコ
マンドで要求しているデータが記憶媒体のゾーンを跨い
で存在するか否かを判定し、ゾーンを跨いで存在する場
合は、前記要求データを多く含むゾーンを算出し、その
ゾーンに対応した媒体転送速度に従って最適なバッファ
フルレシオ/バッファエンプティレシオを求めて前記デ
ータバッファ制御部内に設定するゾーン判定/パラメー
タ自動設定手段を備えている。
【0061】
【0062】
【0063】(2) :装置内部の制御を行うMPU8と、
記憶媒体に対してデータのリード/ライトを行うドライ
ブ10と、ホスト−記憶媒体間の転送データを一時格納
するデータバッファ4と、前記データバッファ4の制御
を行うデータバッファ制御部6を備え、MPU8が、ホ
ストインターフェースのリコネクション処理開始タイミ
ングを決めるバッファフルレシオ/バッファエンプティ
レシオをデータバッファ制御部6に設定し、前記設定デ
ータに基づいてリコネクション処理を開始し、それに伴
って前記データバッファ制御部の制御でホスト−外部記
憶装置間のデータ転送を開始する外部記憶装置におい
て、MPU8は、ホスト−外部記憶装置間のデータ転送
速度と、装置内部の媒体転送速度とを比較して、前記デ
ータバッファ−記憶媒体間データ転送速度の方が速い場
合は、バッファフルレシオ/バッファエンプティレシオ
を零として求め、この零を前記データバッファ制御部内
に設定する速度比較/パラメータ自動設定手段を備えて
いる。
【0064】(3) :前記ドライブ10の記憶媒体は、記
憶媒体のシリンダ領域を半径方向に複数の領域に分け、
各領域毎に記録ビット密度を均一化して記録するCDR
方式を採用した。
【0065】
【0066】
【作用】前記構成に基づく本発明の作用を、図1、図2
に基づいて説明する。:図1において 、外部記憶装置では、装置内部におけ
るリード/ライト速度(媒体転送速度)が記憶媒体のゾ
ーンにより変化した場合、最適なバッファフルレシオ/
バッファエンプティレシオを自動的に設定し、この値に
従ってバスのリコネクション処理を開始し、それに伴っ
てホスト−外部記憶装置間のデータ転送制御を開始す
る。
【0067】この処理では、先ず、ホスト1がコマンド
を発行するとインターフェース制御部3は前記コマンド
を受領し、コマンド受領があった旨通知するためMPU
8に割り込みを行う。前記コマンド受領の通知を割り込
みで受けたMPU8は、インターフェース制御部3から
コマンドを受け取り、前記受領したコマンドを解析す
る。
【0068】前記コマンド解析の結果、受領したコマン
ドがリードコマンド、あるいはライトコマンドの場合、
MPU8はコマンドで要求しているデータがドライブ1
0内の記憶媒体上の何処のゾーンに属するかを内部の情
報と比較して調べる。
【0069】前記比較処理の結果、要求データが装置内
部の設定と同じゾーンのデータならば、そのままリード
/ライトコマンドを実行する。また、要求データが設定
されたゾーンと違うゾーンのデータであっても、媒体転
送速度が同じならば、そのままリード/ライトコマンド
を実行する。
【0070】しかし、要求データが設定されたゾーンと
違うゾーンのデータであって、リード/ライト速度がゾ
ーンにより変化していれば、MPU8は新たなバッファ
フルレシオ/エンプティフルレシオを計算する。
【0071】MPU8は、前記のようにして新たなバッ
ファフルレシオ/バッファエンプティレシオを計算した
ら、その値をデータバッファ制御部6内のフル/エンプ
ティレシオレジスタ16に設定する。そして、リード/
ライトコマンドを実行する。
【0072】前記の処理により、ゾーン毎に媒体転送速
度が変わった場合に、最適なバッファフルレシオ/バッ
ファエンプティレシオを設定して効率の良いデータ転送
が可能になる。
【0073】例えば、従来のように、バッファフルレシ
オ/バッファエンプティレシオの値が一定値のままであ
ったとすると、例えば、データの書き込み時に、データ
バッファ−ドライブ間のデータ転送速度が速くなった場
合、データバッファからドライブへの転送データ量が増
加し、データバッファ内のデータ量が少なくなり、つい
にはデータアンダーランの状態となる。
【0074】このように、バッファフルレシオ/バッフ
ァエンプティレシオの値が一定値のままであると、最悪
の場合、データアンダーラン、或いはデータオーバーラ
ン等のエラーが発生し、ついにはディスクの回転待ちを
誘発し装置性能を低下される恐れが生じる。
【0075】しかし、本発明によれば、常に最適なバッ
ファフルレシオ/バッファエンプティレシオを設定でき
るから前記従来のような問題は発生せず、効率の良いデ
ータ転送が可能になる。
【0076】:前記制御部は、ホストの発行したリー
ド/ライトコマンドを受領したら、このコマンドを基に
データバッファ−記憶媒体間のデータ転送速度が記憶媒
体のゾーンにより変化したか否かを検出する。
【0077】そして、前記制御部は、データ転送速度が
ゾーンにより変化したことを検出したら、そのデータ転
送速度に合った最適なバッファフルレシオ/バッファエ
ンプティレシオを求めて内部に設定する。
【0078】前記の処理により、ゾーン毎に媒体転送速
度が変わった場合に、最適なバッファフルレシオ/バッ
ファエンプティレシオを設定して効率の良いデータ転送
が可能になる。
【0079】:MPU8は、リード/ライトコマンド
を受領すると、前記リード/ライトコマンドを基に、媒
体転送速度(データバッファ−記憶媒体間のデータ転送
速度)が記憶媒体のゾーンにより変化したか否かを検出
する。
【0080】そして、MPU8は、媒体転送速度がゾー
ンにより変化したことを検出したら、そのデータ転送速
度に合った最適なバッファフルレシオ/バッファエンプ
ティレシオを求めて前記データバッファ制御部6のフル
/エンプティレシオレジスタ16に設定する。
【0081】前記の処理により、ゾーン毎に媒体転送速
度が変わった場合に、最適なバッファフルレシオ/バッ
ファエンプティレシオを設定して効率の良いデータ転送
が可能になる。
【0082】:MPU8は、受領したリード/ライト
コマンドで要求しているデータが記憶媒体のゾーンを跨
いで存在するか否かを判定する。その結果、ゾーンを跨
いで存在する場合は、前記要求データを多く含むゾーン
を算出する。
【0083】次に、MPU8は、前記算出したゾーンに
対応したデータ転送速度に従って最適なバッファフルレ
シオ/バッファエンプティレシオを求めて前記データバ
ッファ制御部6のフル/エンプティレシオレジスタ16
に設定する。この処理により要求データがゾーンを跨い
でいた場合でも、それに対応して最適なバッファフルレ
シオ/バッファエンプティレシオの設定が可能になる。
【0084】:MPU8は、コマンド受領毎にホスト
−外部記憶装置間のデータ転送速度を計測して、装置内
部の媒体転送速度と比較することにより、前記ホスト−
外部記憶装置間のデータ転送速度の変化に応じた最適な
バッファフルレシオ/バッファエンプティレシオを求め
る。そして、前記求めた値を前記データバッファ制御部
6のフル/エンプティレシオレジスタ16に設定する。
【0085】この処理によりホスト−外部記憶装置間の
データ転送速度が変化してもそれに対応して最適なバッ
ファフルレシオ/バッファエンプティレシオの設定が可
能になる。
【0086】:MPU8は、ホスト−外部記憶装置間
のデータ転送速度と、装置内部の媒体転送速度(データ
バッファ−記憶媒体間データ転送速度)とを比較する。
そして、前記媒体転送速度の方が速い場合は、バッファ
フルレシオ/バッファエンプティレシオを零として求
め、この零をデータバッファ制御部6のフル/エンプテ
ィレシオレジスタ16に設定する。この処理によりコマ
ンド終了までの時間を最短時間にできる。
【0087】:ドライブ10の記憶媒体は、記憶媒体
のシリンダ領域を半径方向に複数の領域に分け、各領域
毎に記録ビット密度を均一化して記録するCDR方式を
採用した記憶媒体なので、媒体のゾーンにより媒体転送
速度が異なっている。
【0088】しかし、前記外部記憶装置では、常に最適
なバッファフルレシオ/バッファエンプティレシオを設
定しているので、装置の性能を十分に発揮させることが
できる。
【0089】:図2において、外部記憶制御装置2B
の制御部は、ホスト1の発行したリード/ライトコマン
ドを受領したら、このコマンドを基にデータバッファ4
−記憶媒体間のデータ転送速度が記憶媒体のゾーンによ
り変化したか否かを検出する。
【0090】そして、前記制御部は、データ転送速度が
ゾーンにより変化したことを検出したら、そのデータ転
送速度に合った最適なバッファフルレシオ/バッファエ
ンプティレシオを求めて内部に設定する。
【0091】前記の処理により、ゾーン毎に媒体転送速
度が変わった場合に、最適なバッファフルレシオ/バッ
ファエンプティレシオを設定して効率の良いデータ転送
が可能になる。
【0092】:以上のようにして、各セグメントバッ
ファ制御用のパラメータ最適値を装置内部で自動的に設
定することができる。従って、常に最適なバッファフル
レシオ/バッファエンプティレシオを設定してデータア
ンダーラン、或いはデータオーバーランの状態を防止し
て効率の良いデータ転送が可能になる。
【0093】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3〜図10は、本発明の実施例を示した図であ
り、図3〜図10中、図11〜図14と同じものは、同
一符号で示してある。また、20はタイマを示す。
【0094】(実施例1の説明) §1:実施例1の装置の説明・・・図3参照 図3は実施例1の装置構成図である。以下、図3に基づ
いて実施例1の磁気ディスク装置の構成を説明する。
【0095】この磁気ディスク装置2には、インターフ
ェース制御部3、データバッファ4、リード・ライト制
御部5、データバッファ制御部6、ROM7、MPU
8、RAM9、ドライブ(磁気ディスクドライブ)10
等が設けてある。
【0096】そして、前記データバッファ制御部6に
は、スタートアドレスレジスタ12、エンドアドレスレ
ジスタ13、ホストポインタ14、ドライブポインタ1
5、フル/エンプティレシオレジスタ16等が設けてあ
る。
【0097】前記磁気ディスク装置2の運用時には、ホ
スト1に接続するが、この場合、ホスト1とインターフ
ェース制御部3との間をSCSI(Small Computer Sys
temsInterface)ケーブルにより接続する。
【0098】前記各部の機能等は次の通りである。 (1) :インターフェース制御部3は、SCSI規格のイ
ンターフェース制御を行うものである。
【0099】(2) :データバッファ4は、ホスト−ドラ
イブ(記憶媒体)間の転送データを一時的に格納するも
のである。 (3) :リード・ライト制御部5は、記憶媒体に対する読
み出し、及び書き込み制御を行うものである。
【0100】(4) :データバッファ制御部6は、データ
バッファの制御(データ転送制御等)を行うものであ
る。 (5) :ROM7は、MPU8が使用するプログラムや、
各種データ等を格納しておくものである。
【0101】(6) :MPU8は、磁気ディスク装置2内
の各種制御を行うものである。 (7) :RAM9は、MPU8がアクセスするメモリであ
り、各種ワーク用のデータ等を格納するものである。
【0102】(8) :ドライブ(磁気ディスクドライブ)
10は、記憶媒体(磁気ディスク)を備え、該記憶媒体
に対し、データのリード/ライト等を行うものである。 (9) :スタートアドレスレジスタ12は、現在使用して
いるセグメントバッファの先頭アドレスを格納するもの
である。
【0103】(10):エンドアドレスレジスタ13は、現
在使用しているセグメントバッファの最終アドレスを格
納するものである。 (11):ホストポインタ14は、ホストから転送されたデ
ータ、或いはホストへ転送するデータを格納するデータ
バッファのアドレスを格納するものである。
【0104】(12):ドライブポインタ15は、ドライブ
10へ転送するデータ、或いはドライブ10から転送さ
れたデータを格納するデータバッファ4のアドレスを格
納するものである。
【0105】(13):フル/エンプティレシオレジスタ1
6は、フル/エンプティレシオを格納するものである。 装置運用時には、ホストポインタ14、またはドライブ
ポインタ15の設定値がフル/エンプティレシオレジス
タ16の設定値(バッファフルレシオ、及びバッファエ
ンプティレシオ)と一致した場合、データバッファ制御
部6からMPU8に対し割り込みが発生する。
【0106】この場合、リード時には、フル/エンプテ
ィレシオレジスタ16の設定値(バッファフルレシオ)
とホストポインタ14の値とを比較し、ライト時には、
フル/エンプティレシオレジスタ16の設定値(バッフ
ァエンプティレシオ)とドライブポインタ15の値とを
比較する。
【0107】§2:CDR方式の説明・・・図4参照 図4はCDR方式の説明図である。前記磁気ディスク装
置においては、CDR(Constant Density Recording)
方式を採用して、記憶媒体へのデータの記録を行ってい
る。このCDR方式の概要は次の通りである。
【0108】セクタ方式の磁気ディスク装置では、記憶
媒体(磁気ディスク)上の1つのトラックを複数個に分
割してセクタとし、各セクタを単位として、データのラ
イト/リードを行っている。
【0109】ところで記憶媒体(磁気ディスク)は、シ
リンダの内周から外周方向に向けてその半径が大きくな
っているため、記憶媒体の回転時には、各シリンダ毎
に、ヘッドに対する相対速度(周方向の移動速度)が異
なる。すなわち、シリンダの内周側では速度が遅く、外
周側へ行くに従って速度が速くなっている。このため、
シリンダの内周部に比べて、外周側での記録ビット密度
が小さくなる(1ビット長が長くなる)。
【0110】そこで、例えば図4に示したように、シリ
ンダの領域(ゾーン)を、その半径方向に複数の領域
(領域1、領域2、領域3)に分割する(実際にはもっ
と多数の領域に分割する)。
【0111】そして、各領域(領域1、領域2、領域
3)毎にセクタ数を変えて記録することにより、記録密
度を均一化する方式が考えられている。このような記録
方式をCDR方式と呼んでいる。
【0112】この場合、例えば、最外周側の領域を領域
1とし、その内側を領域2、最内周領域を領域3とす
る。そして、各領域のセクタ数SNを、領域1がSN=
N1、領域2がSN=N2、領域3がSN=N3とした
時、N1>N2>N3の関係となるように設定する。
【0113】すなわち、シリンダの内周から外周の領域
に向けて、セクタ数を増やすことにより、記録ビット密
度(ビットの長さ)の均一化を達成し、全体での記録容
量を増加させることができる。
【0114】前記のようにCDR方式を採用した磁気デ
ィスク装置では、シリンダの内周と外周ではリード/ラ
イト時のデータ転送速度が異なる。すなわち、データバ
ッファ−記憶媒体間のデータ転送速度が、対象としてい
る記憶媒体のゾーン(シリンダ領域)により異なってい
る。従って、このような装置に本発明を適用することに
より、より大きな効果が得られる。
【0115】§3:ROM内のデータテーブル例の説明
・・・図5参照 図5はROM内の設定情報説明図であり、A図はゾーン
情報テーブルを示した図、B図はパラメータのディフォ
ルト値テーブルを示した図、C図は固定情報テーブルを
示した図である。
【0116】前記ROMには、MPU8が実行するプロ
グラムを格納したり、或いは各種情報等を予め設定して
おく。そして、前記設定情報として、図5に示したよう
な各種のテーブルを格納しておく。
【0117】(1) :ゾーン情報テーブルの説明 図5のA図に示したゾーン情報テーブル例は、記憶媒体
(磁気ディスク)の各ゾーン(シリンダの領域)と、そ
れに対応したブロック番号(データブロック番号)、媒
体転送速度等のデータをテーブルデータとして格納した
ものである。なお、前記媒体転送速度は、データバッフ
ァ4とドライブ10内の記憶媒体間のデータ転送速度で
ある。また、ゾーンは、前記図3に示したシリンダ領域
に対応したものである。
【0118】前記ゾーン情報テーブル例によれば、ゾー
ン1では、ブロック番号が0〜50000で、媒体転送
速度が6.0bpsである。ゾーン2では、ブロック番
号が50001〜100000で、媒体転送速度が5.
8bpsである。
【0119】前記のようなゾーン情報テーブルのデータ
は、予め計測したデータを基に格納しておくものであ
る。このゾーン情報を使用すれば、ホスト1が発行した
リードコマンド、或いはライトコマンドを受領した場
合、前記コマンドで要求しているデータのブロック番号
から、どのゾーンに属しているデータかが判別できる。
そして、ゾーンが分かれば、媒体転送速度も分かる。
【0120】例えば、データブロック番号=49999
ならばゾーン1に属するデータであり、データブロック
番号=50009ならばゾーン2に属するデータであ
り、データブロック番号=150001ならばゾーン4
に属するデータである。
【0121】(2) :パラメータのディフォルト値テーブ
ルの説明 図5のB図に示したパラメータのディフォルト値テーブ
ルは、予め標準的な値としてROM内に設定しておくも
のである。
【0122】前記パラメータのディフォルト値テーブル
の例では、データバッファ容量が256Kバイト、バッ
ファフルレシオ=80h(80/FF=50%で32K
バイト)、バッファエンプティレシオ=80h(80/
FF=50%で32Kバイト)、セグメントバッファ数
(SIZEビット=0)=04h(64Kバイト)である。
【0123】(3) :固定情報テーブルの説明 前記ROMには、図5のC図に示したような固定情報テ
ーブルを設定しておき、MPU8が運用時に前記テーブ
ルデータを読み出して使用する。
【0124】例えば、ディスク実効転送速度、SCSI
転送速度、比較の基準値(FF=256)、論理データ
ブロック長、リコネクション時間等のデータを前記テー
ブルに設定しておく。
【0125】§4:フローチャートによる実施例1の動
作説明・・・図6、図7参照 図6は実施例1の処理フローチャート(その1)、図7
は実施例1の処理フローチャート(その2)である。以
下、図6、図7に基づいて実施例1の処理を説明する。
なお、S1〜S12は各処理ステップを示す。
【0126】実施例1の処理では、装置内部におけるリ
ード/ライト速度が記憶媒体のゾーンにより変化した場
合、最適なバッファフルレシオ/バッファエンプティレ
シオを自動的に設定し、この値に従ってバスのリコネク
ション処理を開始する。
【0127】装置の電源が投入されると、先ず、MPU
8はデータバッファ制御部6へ初期設定用のパラメータ
を送り、データバッファ制御部6内にパラメータを設定
して初期化処理を行う(S1)。この場合、MPU8は
ROM7に格納されているテーブルデータを読み出し、
そのデータを基にパラメータをデータバッファ制御部6
へ転送することで初期設定を行う。なお、フル/エンプ
ティレシオレジスタ16には、ディフォルト値を初期設
定する。
【0128】次に、MPU8は、インターフェース制御
部3、リード・ライト制御部5、RAM9の初期化処理
を行う。また、MPU8は内部の初期診断を行い、回路
の正当性をチェックする(S2)。
【0129】前記S2の処理終了後、MPU8はホスト
1からのコマンド受領待ち状態となる(S3)。この状
態でホスト1がコマンドを発行すると、インターフェー
ス制御部3は前記コマンドを受領し、コマンド受領があ
った旨通知するため、MPU8に割り込みを行う。
【0130】前記コマンド受領の通知を割り込みで受け
たMPU8は、インターフェース制御部3からコマンド
を受け取り、該コマンドを一時RAM9に格納して退避
しておく。そして、MPU8は、前記受領したコマンド
を解析する(S4)。
【0131】前記コマンド解析の結果、受領したコマン
ドがリードコマンドでもなく、ライトコマンドでもなか
った場合は(S5)、受領したコマンドを実行し(S
6)、前記S3の処理へ戻る。
【0132】しかし、前記コマンドがリードコマンド、
あるいはライトコマンドの場合(S5)、MPU8はコ
マンドで要求しているデータが媒体上の何処のゾーンに
属するかを比較する(S7)。
【0133】この場合、MPU8はROM7の情報設定
テーブル(図5のA図参照)からゾーン情報を読み出し
て比較処理を行う。例えば、要求データのブロック番号
の先頭が0ならば、ゾーン1に存在することになる。
【0134】前記比較処理の結果、要求データが装置内
部の設定と同じゾーンのデータならば(S8)、従来ど
おり、リード/ライトコマンドを実行する(S12)。
しかし、要求データが設定されたゾーンと違うゾーンの
データであれば、MPU8は新たなバッファフル/エン
プティレシオを計算する(S9)。
【0135】この場合、MPU8は、ROM7の情報
(データ)を参照し、コマンドで要求されたデータが存
在するゾーン媒体速度に合わせて次の式により計算し、
新たなバッファフル/エンプティレシオを算出する。
【0136】:バッファフルレシオの一般式 (データ転送量/ディスク実効転送速度)×(BFR/
256)≦(データ転送量/ディスク実効転送速度)−
(データ転送量/SCSI転送速度)−(リコネクショ
ン時間) 前記式において、BFRはバッファフルレシオである。
また、SCSI転送速度は予めホストと取り決めた速度
(MB/S)、ディスク実効転送速度は各ゾーン毎に変
わる媒体転送速度の実効値(MB/S)、データ転送量
はリードコマンドで要求されたデータ量(バイト)、リ
コネクション時間はリコネクション処理にかかる時間で
ある。
【0137】なお、前記SCSI転送速度、ディスク実
効転送速度、リコネクション時間はROM7から読み出
したデータを使用する。 :バッファエンプティレシオの一般式 バッファエンプティレシオの一般式は次の式により与え
れる。
【0138】X≧ディスク実効転送速度×{(論理デー
タブロック長/SCSI転送速度)+(リコネクション
時間)} BER≦256−↑X/256↑ 前記式において、BERはバッファエンプティレシオ、
↑X/256↑はX/256の計算結果を切り上げるこ
とを示す。また、論理データブロック長は1論理データ
ブロックのバイト数、SCSI転送速度は予めホストと
取り決めた速度(MB/S)、ディスク転送速度は各ゾ
ーン毎に変わる媒体転送速度の実効値(MB/S)、リ
コネクション時間はリコネクション処理にかかる時間
(μs)である。
【0139】MPU8は、前記のようにして新たなバッ
ファフルレシオ、或いはバッファエンプティレシオを計
算したら、その値をRAM9に格納した後、RAM9に
格納したデータをデータバッファ制御部6内のフル/エ
ンプティレシオレジスタ16に設定する(S10)。そ
して、リード/ライトコマンドを実行し(S11)、前
記S3の処理に戻る。
【0140】前記の処理により、ゾーン毎に媒体転送速
度が変わった場合に、最適なバッファフルレシオ/バッ
ファエンプティレシオを設定して効率の良いデータ転送
が可能になる。
【0141】§5:具体例による実施例1の動作説明・
・・図8参照 図8は実施例1の動作説明図である。以下、図8に基づ
いて、具体例による実施例1の動作を説明する。
【0142】:具体例1は、ホスト1の発行したリー
ド/ライトコマンドによりドライブ10内の記憶媒体上
のゾーン1のデータが要求された場合の例である。この
例の場合、MPU8は、前記式によりバッファフルレシ
オ/バッファエンプティレシオの計算を行い、フル/エ
ンプティレシオ=「07FFF」(=50%)が設定さ
れたとする(実際には、バッファフルレシオとバッファ
エンプティレシオは前記式により別々に計算するが、こ
の例では説明の都合上、両者が同じであるとする)。
【0143】また、スタートアドレスレジスタ12に
は、スタートアドレス「00000」が設定され、エン
ドアドレスレジスタ13にはエンドアドレス「0FFF
F」が設定されている。
【0144】前記の状態でリードコマンドを実行した場
合次のように処理を行う。先ず、MPU8の制御により
インターフェース制御部3がホストインターフェース
(SCSI)をディスコネクト処理した状態で、ドライ
ブ10の記憶媒体から読み出したデータをデータバッフ
ァ4へ転送して格納する処理を開始する。
【0145】その後、データバッファ4への格納データ
量が前記バッファフルレシオ=50%に達したタイミン
グで、ホスト1にデータを転送するため、MPU8の制
御によりインターフェース制御部3がホストインターフ
ェースのリコネクション処理(再結合処理)を開始す
る。
【0146】前記リコネクション処理完了後、データバ
ッファ制御部6の制御によりホスト1とのデータ転送を
開始する(データバッファ−ホスト間データ転送開
始)。その後、ドライブ10の記憶媒体からのデータの
読み出しを完了する。続いて、ホスト1との間のデータ
転送を完了する。
【0147】ライトコマンド実行時には次のように処理
を行う。ライトコマンド受領後、MPU8はコマンドを
解析しライトコマンドを認識すると直ちにホスト1から
の書き込みデータの転送を開始する(ホスト−データバ
ッファ間のデータ転送開始)。この時、ホスト1から転
送されたデータをデータバッファ4へ格納する処理を開
始する。
【0148】その後、ホスト−データバッファ間のデー
タ転送により、セグメントバッファが書き込みデータで
フル状態になった時、MPU8の制御でインターフェー
ス制御部3がホストインターフェース(SCSI)のデ
ィスコネクション処理を行う。この時、ドライブ10で
はライト処理のためヘッドの位置付け処理を実行中。
【0149】続いて、ヘッドの位置付けが完了し、デー
タバッファ4からドライブ10へのデータ転送を開始
し、ドライブ10の記憶媒体への書き込み処理を開始す
る。そして、データバッファ4の格納データ量が指定さ
れたバッファエンプティレシオ=50%に達したタイミ
ングでホスト1からデータを受領するため、MPU8の
制御でインターフェース制御部3がホストインターフェ
ース(SCSI)のリコネクション処理(再結合処理)
を開始する。
【0150】このようにしてリコネクション処理完了
後、ホスト1との間のデータ転送を開始する。この場
合、データバッファ−ホスト間のデータ転送を開始す
る。その後、ホスト1との間のデータ転送を完了する。
続いて、ドライブ10の記憶媒体へのデータの書き込み
を完了する。
【0151】:具体例2では、ホストのリード/ライ
トコマンドによりゾーン6のデータが要求された場合の
例である。この例では、MPU8は前記式によりバッフ
ァフルレシオ/バッファエンプティレシオの計算を行
い、フル/エンプティレシオ=「0BFFF」(=75
%)が設定されたとする(実際には、バッファフルレシ
オとバッファエンプティレシオは前記式により別々に計
算するが、この例では説明の都合上、両者が同じである
とする)。
【0152】また、スタートアドレスレジスタ12に
は、スタートアドレス「00000」が設定され、エン
ドアドレスレジスタ13にはエンドアドレス「0FFF
F」が設定されている。
【0153】前記の状態でリードコマンドを実行した場
合次のように処理を行う。先ず、MPU8の制御により
インターフェース制御部3がホストインターフェース
(SCSI)をディスコネクト処理した状態で、ドライ
ブ10の記憶媒体から読み出したデータをデータバッフ
ァ4へ転送して格納する処理を開始する。
【0154】その後、データバッファ4への格納データ
量が前記バッファフルレシオ=75%に達したタイミン
グで、ホスト1にデータを転送するため、MPU8の制
御によりインターフェース制御部3がホストインターフ
ェースのリコネクション処理(再結合処理)を開始す
る。
【0155】前記リコネクション処理完了後、データバ
ッファ制御部6の制御によりホスト1とのデータ転送を
開始する(データバッファ−ホスト間データ転送開
始)。その後、ドライブ10の記憶媒体からのデータの
読み出しを完了する。続いて、ホスト1との間のデータ
転送を完了する。
【0156】ライトコマンド実行時には次のように処理
を行う。ライトコマンド受領後、MPU8はコマンドを
解析しライトコマンドを認識すると直ちにホスト1から
の書き込みデータの転送を開始する(ホスト−データバ
ッファ間のデータ転送開始)。この時、ホスト1から転
送されたデータをデータバッファ4へ格納する処理を開
始する。
【0157】その後、ホスト−データバッファ間のデー
タ転送により、セグメントバッファが書き込みデータで
フル状態になった時、MPU8の制御でインターフェー
ス制御部3がホストインターフェース(SCSI)のデ
ィスコネクション処理を行う。この時、ドライブ10で
はライト処理のためヘッドの位置付け処理を実行中。
【0158】続いて、ヘッドの位置付けが完了し、デー
タバッファ4からドライブ10へのデータ転送を開始
し、ドライブ10の記憶媒体への書き込み処理を開始す
る。そして、データバッファ4の格納データ量が指定さ
れたバッファエンプティレシオ=75%に達したタイミ
ングでホスト1からデータを受領するため、MPU8の
制御でインターフェース制御部3がホストインターフェ
ース(SCSI)のリコネクション処理(再結合処理)
を開始する。
【0159】このようにしてリコネクション処理完了
後、ホスト1との間のデータ転送を開始する。この場
合、データバッファ−ホスト間のデータ転送を開始す
る。その後、ホスト1との間のデータ転送を完了する。
続いて、ドライブ10の記憶媒体へのデータの書き込み
を完了する。
【0160】(実施例2の説明)図9は、実施例2の動
作説明図である。なお、磁気ディスク装置構成は図3と
同じなので説明は省略する。
【0161】実施例2は、リード/ライトコマンドで要
求したデータ量(転送ブロック数)がゾーンを跨いで存
在する場合、要求データを多く含むゾーンによって実施
例1と同じ処理を行う。
【0162】実施例1と同様にしてMPU8がホスト1
の発行したコマンドを受領した場合、前記コマンドの内
容を解析し、そのコマンドがリード/ライトコマンドで
あった場合、コマンドで要求しているデータが何処のゾ
ーン(記憶媒体のゾーン)に属しているかを比較する。
【0163】その結果、要求データがゾーンを跨いでい
る場合に、要求データが何方のゾーンのデータを多く含
んでいるかを判定し、要求データを多く含むゾーンによ
って実施例1と同じ処理を行う。
【0164】この場合、要求データの先頭ブロックだけ
でも該当するゾーンを判定することは可能であるが、こ
れがゾーンを跨いだ場合であって、次のゾーンを多く含
む場合には最適な設定とすることはできない。
【0165】そこで、何方のゾーンのデータを多く含む
かを判定して、多く含むゾーンに合った設定とすること
で、如何なるデータの要求に対しても最適なバッファフ
ルレシオ/バッファエンプティレシオの設定が可能とな
る。要求データが何方のゾーンのデータを多く含んでい
るかを判定するには次の式により判定する。
【0166】(要求データの先頭ブロックの存在するゾ
ーンの最終番号)−(要求データの先頭ブロック番号)
≧(要求データの最終ブロック番号)−(要求データの
最終ブロックの存在するゾーンの先頭番号) すなわち、要求データの先頭ブロックの存在するゾーン
の最終番号をA、要求データの先頭ブロック番号をB、
要求データの最終ブロック番号をC、要求データの最終
ブロックの存在するゾーンの先頭番号をDとした場合、
A−B≧C−Dの式により前記判定を行う。
【0167】例えば、要求データブロック数=10、A
=50000、B=49997、C=50007、D=
50001の場合、A−B=50000−49997=
3であり、C−D=50007−50001=6である
から、A−B≧C−Dの条件を満たしていない。
【0168】従って、この場合、要求データの最終ブロ
ックの存在するゾーン2に対して、最適に設定する。例
えば、図示のように、要求データがゾーン1に多く含む
場合は、フル/エンプティレシオレジスタの値は「07
FFF」(=50%)となり、ゾーン2に多く含む場合
はフル/エンプティレシオレジスタの値は「0BFF
F」(=75%)となる。なお、リード/ライトコマン
ド実行時の処理は前記実施例1と同じである。
【0169】(実施例3の説明)図10は、実施例3の
装置説明図である。なお、磁気ディスク装置構成は図3
と同じなので説明は省略する。
【0170】実施例3は、コマンド受領毎に、ホストと
磁気ディスク装置間のデータ転送速度(SCSI転送速
度)を計測して、装置内部の媒体転送速度と比較し、最
適なバッファフルレシオ/バッファエンプティレシオを
自動的に設定し、この値に従ってバスのリコネクション
処理を開始するようにしたものである。
【0171】§1:実施例3の装置構成の説明・・・図
10参照 図10は実施例3の装置構成図である。図示のように、
磁気ディスク装置2には、インターフェース制御部3、
データバッファ4、リード・ライト制御部5、データバ
ッファ制御部6、ROM7、MPU8、RAM9、タイ
マ20、ドライブ10等が設けてある。
【0172】なお、データバッファ制御部6には、図3
に示した装置と同様に、スタートアドレスレジスタ、エ
ンドアドレスレジスタ、ホストポインタ、ドライブポイ
ンタ、フル/エンプティレシオレジスタ等が設けてある
が図示省略してある。
【0173】また、前記磁気ディスク装置2の運用時に
は、ホスト1に接続するが、この場合、ホスト1とイン
ターフェース制御部3との間をSCSIケーブルにより
接続する。
【0174】前記タイマ20は、MPU8の制御により
ホスト−磁気ディスク装置間のデータ転送速度(SCS
Iの転送速度)を計測するためのものである。例えば、
MPU8は、データ転送開始時にタイマ20をスタート
させ、データ転送終了時にタイマ20をストップさせれ
ば、データ転送に要した時間が計測できる。
【0175】そして、前記計測した時間と転送データ量
(バイト数)からデータ転送速度が算出できる。なお、
前記タイマ20以外の構成は図3の装置と同じなので説
明は省略する。
【0176】§2:実施例3の処理説明 実施例3では、MPU8は、タイマ20を使用してホス
ト−磁気ディスク装置間のデータ転送速度(SCSIデ
ータ転送速度)を計測し、SCSIデータ転送速度が変
化した場合(例えば、ホストを交換した場合)でも常
に、最適なバッファフルレシオ/バッファエンプティレ
シオを自動的に設定する。
【0177】この処理では、先ずMPU8は、ホスト1
からのデータ転送が開始された場合にタイマ20をスタ
ートさせ、データ転送終了時にタイマ20をストップさ
せることによりデータ転送時間を計測する。
【0178】そして、SCSIデータ転送速度をVとし
た場合、V=(転送バイト数)/(データ転送に要した
時間)bpsの式によりSCSIデータ転送速度を計算
で求める。その後、前記SCSIデータ転送速度を使用
して、実施例1で説明した式により最適なバッファフル
レシオ/バッファエンプティレシオを計算して求める。
【0179】すなわち、バッファフルレシオの一般式
は、(データ転送量/ディスク実効転送速度)×(BF
R/256)≦(データ転送量/ディスク実効転送速
度)−(データ転送量/SCSI転送速度)−(リコネ
クション時間)であり、この式のSCSI転送速度に前
記新たに求めた値を使用してバッファフルレシオを求め
る。なお、他の値は実施例1と同じである。
【0180】また、バッファエンプティレシオの一般式
は、X≧ディスク実効転送速度×{(論理データブロッ
ク長/SCSI転送速度)+(リコネクション時
間)}、BER≦256−↑X/256↑であり、この
式のSCSI転送速度に前記新たに求めた値を使用して
バッファフルレシオを求める。なお、他の値は実施例1
と同じである。
【0181】前記のようにして最適なバッファフルレシ
オ/バッファエンプティレシオを自動的に設定するが、
バッファフルレシオ/バッファエンプティレシオが適切
でない場合は、SCSIデータ転送、または媒体転送の
どちらかが途中で中断される。
【0182】このように事態が発生したら、MPU8は
データ転送が中断した回数を計数し、その計数値をRA
M9に格納しておく。そして、前記中断した回数が一定
のしきい値を超えたら、データバッファ制御部6内のフ
ル/エンプティレシオレジスタに設定したバッファフル
レシオ、バッファエンプティレシオを微調整する。
【0183】この場合、MPU8は、前記フル/エンプ
ティレシオレジスタに設定したバッファフルレシオ/バ
ッファエンプティレシオを、例えば、1%単位で加減
し、データ転送が中断しないような値に設定変更する。
このような処理により、SCSIのデータ転送速度が如
何に変化しても、常に効率の良いデータ転送が可能にな
る。
【0184】(実施例4の説明)実施例4は、前記実施
例において、ホストと磁気ディスク装置間のデータ転送
速度(SCSI転送速度)と、装置内部の媒体転送速度
を比較し、媒体転送速度の方が勝っていた場合に、バッ
ファフルレシオ/バッファエンプティレシオを0に設定
することにより、データ転送速度を最大とした例であ
る。
【0185】実施例4では、コマンド受領毎に、ホスト
1と磁気ディスク装置間のデータ転送速度と装置内部の
媒体転送速度とを比較して、媒体転送速度の方が勝って
いた場合には、バッファフルレシオ/バッファエンプテ
ィレシオを0に設定することにより、データ転送速度を
最大とする。
【0186】通常、媒体転送速度が勝っていた場合、S
CSIのデータ転送開始から転送終了までの間データ転
送が中断することはない。よって、媒体の転送データを
より速くホストへ転送することにより、コマンド開始か
ら終了までの時間を最短時間とすることができる。
【0187】もし、バッファフルレシオ/バッファエン
プティレシオに若干でも値を指定すると、その量のデー
タを読み終えるまでの時間だけSCSIのデータ転送時
間が遅れることとなり、コマンド終了までの時間を遅延
させる要因となる。
【0188】前記処理により、媒体転送速度が勝ってい
る場合には、コマンド終了までの時間を最短時間で実行
することが可能となる。 (他の実施例)以上実施例について説明したが、本発明
は次のようにしても実施可能である。
【0189】(1) :磁気ディスク装置に限らず、光磁気
ディスク装置等、他のディスク装置にも同様に適用可能
である。 (2) :前記実施例で説明したCDR方式の記憶媒体を有
する装置に限らず、他の装置でも同様に適用可能であ
る。ただし、CDR方式の磁気ディスク装置のようにリ
ード/ライト速度が記憶媒体のゾーンにより変化する装
置では、特に大きな効果が得られる。
【0190】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :各セグメントバッファ制御用のパラメータ最適値
を装置内部で自動的に設定可能にしたので、常に、装置
性能を十分に発揮させることができる。
【0191】すなわち、従来、バッファフルレシオ/バ
ッファエンプティレシオの値には、製品出荷時に設定し
ている「ディフォルト値」、または顧客先でホストから
指定された「カレント値」が一方的に設定されている。
【0192】そして、前記値が決められた後は、変更さ
れないまま使用されるのが常である。そのため、いくら
データバッファの大容量化を図っても、その効果が得ら
れず、製品の性能が十分に発揮できなかった。最悪の場
合、データオーバーラン/データアンダーラン等のエラ
ーが発生し、ついにはディスクの回転待ちを誘発し、デ
ータ転送の高速性を維持するという装置性能を低下させ
る恐れが生じていた。
【0193】しかし、本発明によれば、常に最適な値が
自動設定できるので、製品の性能を十分に発揮させるこ
とができる。従って、前記のようにデータオーバーラン
/データアンダーラン等のエラーが発生したり、ディス
クの回転待ちを誘発し装置性能を低下させることもなく
なる。
【0194】(2) :データバッファの大容量化に伴い、
そのデータバッファの制御を行う場合、常に一意的な値
で制御するのではなく、データ転送速度、アクセス頻
度、アクセス量に応じた適切な値にその都度変更するこ
とができ、製品の性能を十分に発揮することができる。
【0195】(3) :制御部は、受領したリード/ライト
コマンドを基に装置内部における記憶媒体のリード/ラ
イト速度が記憶媒体のゾーンにより変化したか否かを検
出し、変化したことを検出したら、その速度に合った最
適なバッファフルレシオ/バッファエンプティレシオを
求めて内部に設定する。
【0196】従って、各セグメントバッファ制御用のパ
ラメータ最適値を装置内部で自動的に設定できるので、
常に、装置性能を十分に発揮させることができる。
【0197】(4) :MPUは、受領したリード/ライト
コマンドを基に、装置内部におけるリード/ライト速度
が記憶媒体のゾーンにより変化したか否かを検出し、変
化したことを検出したら、その速度に合った最適なバッ
ファフルレシオ/バッファエンプティレシオを求めて前
記データバッファ制御部内に設定する。
【0198】従って、各セグメントバッファ制御用のパ
ラメータ最適値を装置内部で自動的に設定できるので、
常に、装置性能を十分に発揮させることができる。ま
た、ゾーン毎に媒体転送速度が変わった場合でも、最適
なバッファフルレシオ/バッファエンプティレシオを設
定して効率の良いデータ転送ができる。
【0199】(5) :MPUは、受領したリード/ライト
コマンドで要求しているデータが記憶媒体のゾーンを跨
いで存在するか否かを判定し、ゾーンを跨いで存在する
場合は、前記要求データを多く含むゾーンを算出し、そ
のゾーンに対応した媒体転送速度に従って最適なバッフ
ァフルレシオ/バッファエンプティレシオを求めて前記
データバッファ制御部内に設定する。
【0200】従って、リード/ライトコマンドで要求し
ているデータが記憶媒体のゾーンを跨いで存在する場合
でも、各セグメントバッファ制御用のパラメータ最適値
を装置内部で自動的に設定できるので、常に、装置性能
を十分に発揮させることができる。
【0201】(6) :MPUは、コマンド受領毎にホスト
−外部記憶装置間のデータ転送速度を計測して、装置内
部の媒体転送速度と比較することにより、前記ホスト−
外部記憶装置間のデータ転送速度の変化に応じた最適な
バッファフルレシオ/バッファエンプティレシオを求め
て、前記データバッファ制御部内に設定する。
【0202】従って、ホスト−外部記憶装置間のデータ
転送速度(SCSI転送速度)が如何に変化した場合で
も、各セグメントバッファ制御用のパラメータ最適値を
装置内部で自動的に設定できるので、常に、装置性能を
十分に発揮させることができる。
【0203】(7) :MPUは、ホスト−外部記憶装置間
のデータ転送速度と、装置内部の媒体転送速度とを比較
して、前記媒体転送速度の方が速い場合は、バッファフ
ルレシオ/バッファエンプティレシオを零として求め、
この零を前記データバッファ制御部内に設定する。
【0204】従って、媒体転送速度が勝っている場合
は、コマンド終了までの時間を最短時間で実行すること
できる。 (8) :ドライブ内の記憶媒体は、記憶媒体のシリンダ領
域を半径方向に複数の領域に分け、各領域毎に記録ビッ
ト密度を均一化して記録するCDR方式を採用した記憶
媒体である。
【0205】従って、記憶媒体のゾーンにより媒体転送
時間が変化するが、このような記憶媒体を有する装置に
おいても、前記構成により各セグメントバッファ制御用
のパラメータ最適値を装置内部で自動的に設定できるの
で、常に、装置性能を十分に発揮させることができる。
【0206】(9) :制御部は、受領したリード/ライト
コマンドを基に装置内部における記憶媒体のリード/ラ
イト速度が変化したか否かを検出し、変化したことを検
出したら、その速度に合った最適なバッファフルレシオ
/バッファエンプティレシオを求めて内部に設定する。
【0207】従って、各セグメントバッファ制御用のパ
ラメータ最適値を装置内部で自動的に設定できるので、
常に、装置性能を十分に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図1である。
【図2】本発明の原理説明図2である。
【図3】実施例1の装置構成図である。
【図4】実施例1におけるCDR方式の説明図である。
【図5】実施例1におけるROM内の設定情報説明図で
ある。
【図6】実施例1の処理フローチャート(その1)であ
る。
【図7】実施例1の処理フローチャート(その2)であ
る。
【図8】実施例1の動作説明図である。
【図9】実施例2の動作説明図である。
【図10】実施例3の装置構成図である。
【図11】従来の装置構成図である。
【図12】従来のデータバッファ説明図である。
【図13】従来のリードコマンド動作説明図である。
【図14】従来のライトコマンド動作説明図である。
【符号の説明】
1 ホスト 2A、2C 外部記憶装置 3 インターフェース制御部 4 データバッファ 5 リード・ライト制御部 6 データバッファ制御部 8 MPU 10 ドライブ 12 スタートアドレスレジスタ 13 エンドアドレスレジスタ 14 ホストポインタ 15 ドライブポインタ 16 フル/エンプティレシオレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/06 301 G06F 13/12 330

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置内部の制御を行うMPUと、 記憶媒体に対してデータのリード/ライトを行うドライ
    ブと、 ホスト−記憶媒体間の転送データを一時格納するデータ
    バッファと、 前記データバッファの制御を行うデータバッファ制御部
    を備え、 前記MPUが、ホストインターフェースのリコネクショ
    ン処理開始タイミングを決めるバッファフルレシオ/バ
    ッファエンプティレシオをデータバッファ制御部に設定
    し、前記設定データに基づいてリコネクション処理を開
    始し、それに伴って前記データバッファ制御部の制御で
    ホスト−外部記憶装置間のデータ転送を開始する外部記
    憶装置において、 前記MPUは、受領したリード/ライトコマンドを基
    に、装置内部におけるリード/ライト速度が変化したか
    否かを検出し、変化したことを検出したら、その速度に
    合った最適なバッファフルレシオ/バッファエンプティ
    レシオを求めて前記データバッファ制御部内に設定する
    速度変化検出/パラメータ自動設定手段を備えると共
    に、 受領したリード/ライトコマンドで要求しているデータ
    が記憶媒体のゾーンを跨いで存在するか否かを判定し、
    ゾーンを跨いで存在する場合は、前記要求データを多く
    含むゾーンを算出し、そのゾーンに対応した媒体転送速
    度に従って最適なバッファフルレシオ/バッファエンプ
    ティレシオを求めて前記データバッファ制御部内に設定
    するゾーン判定/パラメータ自動設定手段 を備えている
    ことを特徴とした外部記憶装置。
  2. 【請求項2】 装置内部の制御を行うMPUと、 記憶媒体に対してデータのリード/ライトを行うドライ
    ブと、 ホスト−記憶媒体間の転送データを一時格納するデータ
    バッファと、 前記データバッファの制御を行うデータバッファ制御部
    を備え、 前記MPUが、ホストインターフェースのリコネクショ
    ン処理開始タイミングを決めるバッファフルレシオ/バ
    ッファエンプティレシオをデータバッファ制御部に設定
    し、前記設定データに基づいてリコネクション処理を開
    始し、それに伴って前記データバッファ制御部の制御で
    ホスト−外部記憶装置間のデータ転送を開始する外部記
    憶装置において、 前記MPUは、ホスト−外部記憶装置間のデータ転送速
    度と、装置内部の媒体転送速度とを比較して、前記媒体
    転送速度の方が速い場合は、バッファフルレシオ/バッ
    ファエンプティレシオを零として求め、この零を前記デ
    ータバッファ制御部内に設定する速度比較/パラメータ
    設定手段を備えていることを特徴とした外部記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶媒体は、記憶媒体のシリンダ領
    域を半径方向に複数の領域に分け、各領域毎に記録ビッ
    ト密度を均一化して記録するCDR方式を採用した記憶
    媒体であることを特徴とした請求項1又は2に記載の外
    部記憶装置。
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