JPH09297123A - 光走査型二次元濃度分布測定装置の校正方法 - Google Patents

光走査型二次元濃度分布測定装置の校正方法

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JPH09297123A
JPH09297123A JP8135749A JP13574996A JPH09297123A JP H09297123 A JPH09297123 A JP H09297123A JP 8135749 A JP8135749 A JP 8135749A JP 13574996 A JP13574996 A JP 13574996A JP H09297123 A JPH09297123 A JP H09297123A
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ion
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dimensional
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Satoshi Nomura
聡 野村
Motoi Nakao
基 中尾
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CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU
CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU KENKYU KIKO
Horiba Ltd
Original Assignee
CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU
CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU KENKYU KIKO
Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃度や位置についても校正を簡単に行うこと
ができる光走査型二次元濃度分布測定装置の校正方法を
提供すること。 【解決手段】 半導体基板5の一方の面にセンサ面7を
有し、前記半導体基板5に対してプローブ光3を照射す
るように構成された光走査型二次元濃度分布測定装置に
おいて、前記センサ面7に接するように一定組成の溶液
9を配置し、この溶液9中に、サイズ、イオン交換容量
および交換速度が既知のイオン交換体A(B)を浸し、
一定時間後に現れたイオン濃度の変動した領域22がセ
ンサ面7と当接する部分23の面積の時間的変化または
この当接面23のある点24におけるイオン濃度の時間
的変化に基づいて校正を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、溶液などの試料
におけるイオン濃度などを二次元的に測定することがで
きる光走査型二次元濃度分布測定装置の校正方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、液体中あるいは物質中にしみこん
だ液体中に溶存している物質(イオンなど)の濃度を二
次元的に計測する装置の研究・開発が行われ、この二次
元分布の計測を行う手法の一つに、LAPS(Ligh
t−AddressablePotentiometr
ic Sensor)センサからなる電気化学画像計測
装置がある。このような装置は、例えば、Jpn.J.
Appl.Phys.Vol.33(1994)pp
L394−L397に記載してあるように、イオンなど
に感応するセンサ部を形成した半導体基板を適宜の光で
スキャンし、このスキャンによって、半導体基板中に誘
発された光電流を取り出すことにより測定を行うことが
できる。
【0003】前記装置のセンサ部を直接計測したい対象
物質に挿入したり接触させることによって溶存物質の濃
度分布を測定する。得られたデータはコンピュータ処理
により、二次元または三次元の濃度分布画像として出力
される。ある時間での濃度分布のみならず、その変化の
様子をリアルタイムに追跡することができる。リアルタ
イムに得られた画像を、目視、CCDカメラなどによっ
て得られた電磁波画像と容易に比較できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記光走査
型二次元濃度分布測定装置から得られる情報は、物質濃
度の二次元分布である。この情報がより正確なものとな
るためには、測定した二次元のエリアの中で限られたあ
るエリアだけ一定の物質濃度を示すサンプルによって校
正を行う必要がある。というのも、光走査型二次元濃度
分布測定装置においても、従来のガラス電極やイオン電
極において必要であったところの感度や不斉電位の校正
が必要であるとともに、二次元情報を扱うために位置の
校正も必要となるからである。
【0005】そして、感度や不斉電位の校正は、従来通
り、標準液を用いて行うことも可能であるが、光走査型
二次元濃度分布測定装置が対象としている位置分解能
は、1mm以下の小さい値であるため、実際に得られた
画像内での距離が正確であるか否かを容易に確認するこ
とはできない。
【0006】これに対して、位置の校正については、光
走査型二次元濃度分布測定装置のセンサ面にフォトリソ
グラフィなどの手法を用いて例えば50μm間隔のレジ
ストパターンを形成し、一定pHの溶液を測定する方法
が考えられるが、溶液の含浸によりレジストが剥離し、
繰り返しの使用や長期的な使用には耐えられないといっ
た課題がある。
【0007】また、感度や不斉電位の校正と、位置の校
正の両者を同時に行う方法があれば、より迅速に測定を
行うことができる。
【0008】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、濃度や位置についても校正を簡単に行うこと
ができる光走査型二次元濃度分布測定装置の校正方法
(以下、単に校正方法という)を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、半導体基板の一方の面にセンサ面を
有し、前記半導体基板に対してプローブ光を照射するよ
うに構成された光走査型二次元濃度分布測定装置におい
て、前記センサ面に接するように一定組成の溶液を配置
し、この溶液中に、サイズ、イオン交換容量および交換
速度が既知のイオン交換体を浸し、一定時間後に現れた
イオン濃度の変動した領域がセンサ面と当接する部分の
面積の時間的変化またはこの当接面のある点におけるイ
オン濃度の時間的変化に基づいて校正を行うようにして
いる。
【0010】イオン交換体としてイオン交換樹脂を用
い、pHの変動した領域がセンサ面と当接する部分の面
積の時間的変化またはこの当接面のある点におけるイオ
ン濃度の時間的変化に基づいて校正を行うようにしても
よく、また、これ以外のカリウムイオンや塩化物イオン
などの校正も同様に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施例
を、図を参照しながら説明する。まず、この発明の校正
方法が適用される光走査型二次元濃度分布測定装置につ
いて、図2を参照しながら説明する。
【0012】図2において、1は測定装置本体で、セン
サ部2とこれにプローブ光3を照射するための光照射部
4とからなる。
【0013】前記センサ部2は、例えばシリコンなどの
半導体よりなる基板5の一方の面(図示例では上面)に
SiO2 層6、Si3 4 層7を熱酸化、CVDなどの
手法によって順次形成してなるもので、水素イオンに応
答するように形成されている。8はセンサ部2のセンサ
面(この場合、Si3 4 層7)を含み、これに臨むよ
うにして設けられるセルで、樹脂材料あるいは他の適宜
の材料よりなり、内部に溶液やゲルなどの試料9が収容
される。そして、CE、REはセル8内の試料9に接触
するようにして設けられる対極、比較電極で、後述する
ポテンショスタット13に接続されている。また、OC
は半導体基板5に設けられる電流信号取出し用のオーミ
ック電極で、後述する電流−電圧変換器14および演算
増幅回路15を介してポテンショスタット13に接続さ
れている。
【0014】そして、10はセンサ部2を二次元方向、
つまり、X方向(図示例では左右方向)とY方向(図示
例では、紙面に垂直な方向)に走査するセンサ部走査装
置で、走査制御装置11からの信号によって制御され
る。
【0015】前記光照射部4は、例えばレーザ光源から
なるとともに、半導体基板5の下面側(センサ面7とは
反対側)に設けられており、後述するインターフェイス
ボード16を介してコンピュータ17の制御信号によっ
て断続光を発するとともに、センサ部走査装置10によ
って二次元方向に走査されるセンサ部2の半導体基板5
に対して最適なビーム径になるように調整されたプロー
ブ光3を照射するように構成されている。
【0016】12は測定装置本体1を制御するための制
御ボックスであって、半導体基板5に適宜のバイアス電
圧を印加するためのポテンショスタット13、半導体基
板5に形成されたオーミック電極OCから取り出される
電流信号を電圧信号に変換する電流−電圧変換器14、
この電流−電圧変換器14からの信号が入力される演算
増幅回路15、この演算増幅回路15と信号を授受した
り、走査制御装置11や光照射部4に対する制御信号を
出力するインターフェイスボード16などよりなる。
【0017】17は各種の制御や演算を行うとともに、
画像処理機能を有する制御・演算部としてのコンピュー
タ、18は例えばキーボードなどの入力装置、19はカ
ラーディスプレイなどの表示装置、20はメモリ装置で
ある。
【0018】上記構成の光走査型二次元濃度分布測定装
置を用いて、溶液の水素イオン濃度(pH)を測定する
場合について説明すると、セル8内に溶液9を入れる。
これにより、センサ面7に溶液9が接する。そして、対
極CEおよび比較電極REを溶液9に浸漬する。
【0019】上記の状態で、半導体基板5に空乏層が発
生するように、ポテンショスタット13からの直流電圧
を比較電極REとオーミック電極OCとの間に印加し
て、半導体基板5に所定のバイアス電圧を印加する。こ
の状態で半導体基板5に対してプローブ光3を一定周期
(例えば、10kHz)で断続的に照射することによっ
て半導体基板5に交流光電流を発生させる。このプロー
ブ光3の断続照射は、コンピュータ17の制御信号がイ
ンターフェイスボード16を介して入力されることによ
って行われる。前記光電流は、半導体基板5の照射点に
対向する点で、センサ面7に接している溶液9における
pHを反映した値であり、その値を測定することによ
り、この部分でのpH値を知ることができる。
【0020】さらに、センサ部走査装置10によって、
センサ部2をX,Y方向に移動させることにより、半導
体基板5にはプローブ光3が二次元方向に走査されるよ
うにして照射され、溶液9における位置信号(X,Y)
と、その場所で観測された交流光電流値により、表示装
置19の画面上にpHを表す二次元画像が表示される。
【0021】なお、上記二次元イオン濃度測定装置にお
いて、比較電極REを省略し、対極CEを介してバイア
ス電圧を印加してもよい。但し、比較電極REを設けて
いた場合の方が半導体基板5にバイアス電圧をより安定
に印加することができる。
【0022】そして、上記光走査型二次元濃度分布測定
装置において、センサ部2をX,Y方向に移動させるの
に代えて、光照射部4に光照射部走査装置を設け、光照
射部4をX,Y方向に移動させるようにしてもよく、ま
た、光照射部4とセンサ部2との間にプローブ光走査装
置を設け、プローブ光3をX,Y方向に移動させるよう
にしてもよい。
【0023】さらに、上記光走査型二次元濃度分布測定
装置においては、光照射部4によるプローブ光3を半導
体基板5のセンサ面7とは反対側から照射するようにし
ていたが、これに代えて、センサ面7側から照射するよ
うにしてもよい。そして、光照射部4として、例えば特
願平7−39114号に示すように、半導体基板5に組
み込まれた光照射部を採用してもよい。
【0024】このように、溶液などにおけるpHの二次
元分布を測定し表示する光走査型二次元濃度分布測定装
置については、この出願人の一人が例えば特願平7−3
9112号、特願平7−39114号、特願平7−32
9837号など多数特許出願している。
【0025】次に、上述の光走査型二次元濃度分布測定
装置を用いて行うこの発明の校正方法を、図1および図
2を参照しながら説明する。
【0026】〔第1実施例〕pH値の分布を調べるとき
における校正方法を説明する。このときの光走査型二次
元濃度分布測定装置としては、pH測定用のものを用い
る。
【0027】まず、校正に必要なデータを集める。この
データ収集に際しては、光走査型二次元濃度分布測定装
置としては、図1(A)に示すように、センサ面7の表
面の一部分に、フォトリソグラフィなどの手法で、例え
ば50μm間隔のレジストパターン21を形成したもの
を用いる。このように、センサ面7にレジストパターン
21を設けた光走査型二次元濃度分布測定装置を用いて
二次元pH分布画像を測定した場合、二次元pH分布画
像には、レジストパターンのある部分のみ、このパター
ンと同じサイズおよび形状で、見かけ上pH値が異なる
部分が得られる。すなわち、二次元pH分布画像にスケ
ールが描かれることになる。
【0028】そして、イオン交換樹脂としては、陽イオ
ン交換樹脂A(スルホン酸系のものが好ましい)で、そ
のサイズ、イオン交換容量および交換速度が既知のもの
を用いる。また、この陽イオン交換樹脂Aとは別に、サ
イズ、イオン交換容量および交換速度が既知である陽イ
オン交換樹脂B(スルホン酸系のものが好ましい)を用
意する。これらの陽イオン交換樹脂A,Bを、例えば
「分析化学」(長島 弘三、冨田 功著、裳華房)の第
255頁〜第256頁に記載してあるような手法によ
り、洗浄し乾燥させておく。このとき、洗浄や乾燥の条
件を一定にすることが重要である。
【0029】そして、図2に示すように、光走査型二次
元濃度分布測定装置のセル8内に0.1MのKCl溶液
9を満たし、その中に一粒の陽イオン交換樹脂Aを入れ
る。
【0030】前記陽イオン交換樹脂Aを浸漬してから1
分後に、上述したようにして、光走査型二次元濃度分布
測定装置によって、陽イオン交換樹脂Aが存在する近傍
のKCl溶液9のpH分布画像を測定する。この場合、
図1(B)に示すように、陽イオン交換樹脂A近傍にp
Hが変動する領域22が現れる。この領域22がセンサ
面7と接した部分(当接面)23の形状は、図1(A)
に示すように、円形または楕円形であり、その直径(楕
円の場合は、長径と短径との平均値)をコンピュータ1
7において画像処理によって算出する。この長さは、レ
ジストパターン21の間隔をスケールとして用いること
により算出する。この操作を数回繰り返して、前記当接
面23の直径の平均値rを算出する。
【0031】次に、センサ面7にレジストパターンが形
成されてない光走査型二次元濃度分布測定装置を用い
て、pH値が既知の緩衝溶液、例えばリン酸緩衝液とク
エン酸緩衝液のそれぞれのpH測定を行う。この場合、
pH値としては、センサ面7上の全ての測定点で観測さ
れるpH値の平均値とする。両緩衝液での測定を行い、
通常のガラス電極と同様の方法で、光走査型二次元濃度
分布測定装置1の校正を行う。
【0032】最後に、光走査型二次元濃度分布測定装置
のセル8に0.1MのKCl溶液9を満たし、この溶液
9内に陽イオン交換樹脂Aの一粒を浸す。この陽イオン
交換樹脂Aを浸漬してから1分後に、図1(C)に示す
当接面23の中心点24におけるpH値を算出し、その
値をpH0とする。そして、陽イオン交換樹脂Bについ
ても、同様の操作を行って、陽イオン交換樹脂Bを浸漬
してから1分後の当接面23の中心点24におけるpH
値を算出し、その値をpH1とする。そして、前記pH
0の値とpH1の値とを用いて、ガラス電極の場合と同
様に、センサ面7の感度や不斉電位の校正を行う。
【0033】以上が校正のためのデータ収集方法であ
る。上記操作で得たデータは、同じイオン交換樹脂を用
いる限り、以後のあらゆる測定の前に行われる校正に適
用できるものである。
【0034】次に、実際の測定のために、例えば毎朝実
験開始前などに行う校正方法を説明する。
【0035】光走査型二次元濃度分布測定装置のセル8
に0.1MのKCl溶液9を満たし、この溶液9内に陽
イオン交換樹脂Aを一粒浸す。この陽イオン交換樹脂A
を浸漬してから1分後に、陽イオン交換樹脂Aが存在す
る近傍のKCl溶液9のpH分布画像を測定する。この
場合も、上記段落0030において述べたように、陽イ
オン交換樹脂A近傍にpHが変動する領域22が現れる
ので、この領域22がセンサ面7と接する部分(当接
面)23の形状の直径(楕円の場合は、長径と短径との
平均値)をコンピュータ17において画像処理によって
算出する。この直径(領域が楕円の場合は、長径と短径
の平均値)が、上記求めていた値rであり、以後、様々
なサンプルの測定において、距離の指標として用いる。
【0036】また、前記当接面23におけるある点(例
えば中心部)のpH値についても求め、これを前記pH
0の値として、以後の測定の指標とする。さらに、正確
なpHを求めたい場合には、光走査型二次元濃度分布測
定装置のセル8に0.1MのKCl溶液9を満たし直
し、この溶液9内に陽イオン交換樹脂Bを一粒浸し、浸
してから1分後の前記当接面の中心部のpHをpH1と
し、pH0とpH1の双方で校正を行う。
【0037】以上の操作で、光走査型二次元濃度分布測
定装置の距離的な校正とpH値としての校正が完了す
る。
【0038】〔第2実施例〕上述の第1実施例では、イ
オン交換体として陽イオン交換樹脂を用いたが、陰イオ
ン交換樹脂を用いてもよい。この場合、陰イオン交換樹
脂近傍では、pH値の変化は陽イオン交換樹脂の場合と
逆になる。
【0039】〔第3実施例〕上述の実施例は、いずれも
pHの校正であったが、カリウムイオンや塩化物イオン
の校正も可能である。この場合、光走査型二次元濃度分
布測定装置1のセンサ面7を、それぞれカリウムイオン
または塩化物イオンに応答する物質で修飾する必要があ
る。すなわち、カリウムイオンに応答する物質として
は、バリノマイシンやクラウンエーテルが、また、塩化
物イオンに応答する物質としては、4級アンモニウムが
あり、これらの応答物質でセンサ面7を修飾するのであ
る。なお、センサ面7を適宜の応答物質で修飾するとと
もに、用いる溶液を適宜選択することにより、他のイオ
ンの校正にも対応することができる。
【0040】
【発明の効果】この発明は、以上のような形態で実施さ
れ、以下のような効果を奏する。
【0041】上述のように、この発明の校正方法は、セ
ンサ部に接するように一定組成の溶液を配置し、この溶
液中に、サイズ、イオン交換容量および交換速度が既知
のイオン交換体を浸し、一定時間後に現れたイオン濃度
の変動した領域がセンサ面と当接する部分の面積の時間
的変化またはこの当接面のある点におけるイオン濃度の
時間的変化に基づいて校正するだけであるので、校正操
作が簡単であり、感度や不斉電位の校正と位置の校正の
両者を同時に行うことができるので、短時間に、簡便に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の校正方法を説明するための図であ
る。
【図2】この発明の校正方法で用いる光走査型二次元濃
度分布測定装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
3…プローブ光、5…半導体基板、7…センサ面、9…
溶液、22…イオン濃度の変動した領域、23…領域が
センサ面と当接する部分、24…当接面における一点、
A,B…イオン交換体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の一方の面にセンサ面を有
    し、前記半導体基板に対してプローブ光を照射するよう
    に構成された光走査型二次元濃度分布測定装置におい
    て、前記センサ面に接するように一定組成の溶液を配置
    し、この溶液中に、サイズ、イオン交換容量および交換
    速度が既知のイオン交換体を浸し、一定時間後に現れた
    イオン濃度の変動した領域がセンサ面と当接する部分の
    面積の時間的変化またはこの当接面のある点におけるイ
    オン濃度の時間的変化に基づいて校正を行うようにした
    ことを特徴とする光走査型二次元濃度分布測定装置の校
    正方法。
  2. 【請求項2】 イオン交換体としてイオン交換樹脂を用
    い、pHの変動した領域がセンサ面と当接する部分の面
    積の時間的変化またはこの当接面のある点におけるイオ
    ン濃度の時間的変化に基づいて校正を行うようにしてな
    る請求項1に記載の光走査型二次元濃度分布測定装置の
    校正方法。
JP8135749A 1996-05-01 1996-05-01 光走査型二次元濃度分布測定装置の校正方法 Pending JPH09297123A (ja)

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