JPH09296662A - パネル体 - Google Patents
パネル体Info
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- JPH09296662A JPH09296662A JP11446696A JP11446696A JPH09296662A JP H09296662 A JPH09296662 A JP H09296662A JP 11446696 A JP11446696 A JP 11446696A JP 11446696 A JP11446696 A JP 11446696A JP H09296662 A JPH09296662 A JP H09296662A
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- Japan
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- edge member
- vertical
- vertical edge
- face
- covering portion
- Prior art date
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- Pending
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 縦縁部材及び横縁部材の切断加工が簡単で、
取付けを正確、かつ、簡単に行え、縦縁部材と横縁部材
の接合部の境界線が目立たないパネル体の提供。 【解決手段】 面部材2の縦方向の端面部に縦縁部材3
を、横方向の端面部に横縁部材4を装着し、縦縁部材の
端部にキャップ5を装着する。縦縁部材の表面覆い部の
見付面の内周側における辺縁を面部材に向けて屈曲傾斜
させ、この部分に横縁部材の端面を突き当てることによ
り、縦縁部材間と横縁部材間の境界線をめだたなくす
る。
取付けを正確、かつ、簡単に行え、縦縁部材と横縁部材
の接合部の境界線が目立たないパネル体の提供。 【解決手段】 面部材2の縦方向の端面部に縦縁部材3
を、横方向の端面部に横縁部材4を装着し、縦縁部材の
端部にキャップ5を装着する。縦縁部材の表面覆い部の
見付面の内周側における辺縁を面部材に向けて屈曲傾斜
させ、この部分に横縁部材の端面を突き当てることによ
り、縦縁部材間と横縁部材間の境界線をめだたなくす
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出入り口の扉、間
仕切りパネル、キャビネットのドア等に好適なパネル体
に関する。
仕切りパネル、キャビネットのドア等に好適なパネル体
に関する。
【0002】
【従来の技術】障子、襖、扉、間仕切りなどでは、合
板、フラッシュパネルあるいはガラス板などの面部材の
周囲に縁部材を取り付けてパネル体に構成することが多
い。
板、フラッシュパネルあるいはガラス板などの面部材の
周囲に縁部材を取り付けてパネル体に構成することが多
い。
【0003】この場合、コーナー部の縦横の縁部材を接
合する個所では、縁部材の端部を45°に切断加工し
て、突き合わせる“留め”構造(実開昭63−1383
93号公報)や縦縁部材の側面に横縁部材の端面を突き
当てる“突当て”構造(実開昭61−124593号公
報)が一般的であるが、“留め”構造とするには、縁部
材の端部を正確に角度切りしないと突き合わせ部に隙間
が生じて体裁が悪いし、“突当て”構造の場合、端部加
工は比較的容易であるが、縦縁部材の側面に横縁部材が
当接する部分が縦縁部材に沿う目線と横縁部材に沿う目
線が交差する個所であるために、縦縁部材と横縁部材と
の境界線が目立ち易い。
合する個所では、縁部材の端部を45°に切断加工し
て、突き合わせる“留め”構造(実開昭63−1383
93号公報)や縦縁部材の側面に横縁部材の端面を突き
当てる“突当て”構造(実開昭61−124593号公
報)が一般的であるが、“留め”構造とするには、縁部
材の端部を正確に角度切りしないと突き合わせ部に隙間
が生じて体裁が悪いし、“突当て”構造の場合、端部加
工は比較的容易であるが、縦縁部材の側面に横縁部材が
当接する部分が縦縁部材に沿う目線と横縁部材に沿う目
線が交差する個所であるために、縦縁部材と横縁部材と
の境界線が目立ち易い。
【0004】また、実開昭61−124593号公報に
記載されるものでは、縦縁部材の内周側に形成した溝部
に横縁部材の長手方向端部を挿入して、結合している
が、縦縁部材の溝部に横縁部材の端部を差し込んだ際に
溝部が広がって、横縁部材表面との間に間隙を生じ易
い。
記載されるものでは、縦縁部材の内周側に形成した溝部
に横縁部材の長手方向端部を挿入して、結合している
が、縦縁部材の溝部に横縁部材の端部を差し込んだ際に
溝部が広がって、横縁部材表面との間に間隙を生じ易
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、縦縁部材及
び横縁部材の加工が簡単であり、また、面部材に対して
正確に装着することができ、縦縁部材と横縁部材の接合
部の隙間が目立たず体裁が良いパネル体の提供を課題と
する。
び横縁部材の加工が簡単であり、また、面部材に対して
正確に装着することができ、縦縁部材と横縁部材の接合
部の隙間が目立たず体裁が良いパネル体の提供を課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】面部材、縦縁部材、横縁
部材、および縦縁部材の長手方向端面を閉塞するキャッ
プを備えたパネル体とする。面部材は、無垢の木板、合
板、フラッシュパネル、ガラスや合成樹脂あるいはアル
ミ合金等の金属板からなる平板体である。縦縁部材は多
くがアルミ合金や合成樹脂の押出し成形品を単純に横切
断して形成され、通常、面部材の縦方向の端面を覆う縦
覆い部と面部材端部を覆う表面覆い部を一体に有する。
表面覆い部に対向して面部材の裏面端部を覆う裏面覆い
部を有していることもある。この場合、断面形状はほぼ
コ字形となる。横縁部材も同様であって、面部材の横方
向の端面を覆う縦覆い部と面部材端部を覆う表面覆い部
を一体に有し、場合によって、面部材の裏面端部を覆う
裏面覆い部をも有する。
部材、および縦縁部材の長手方向端面を閉塞するキャッ
プを備えたパネル体とする。面部材は、無垢の木板、合
板、フラッシュパネル、ガラスや合成樹脂あるいはアル
ミ合金等の金属板からなる平板体である。縦縁部材は多
くがアルミ合金や合成樹脂の押出し成形品を単純に横切
断して形成され、通常、面部材の縦方向の端面を覆う縦
覆い部と面部材端部を覆う表面覆い部を一体に有する。
表面覆い部に対向して面部材の裏面端部を覆う裏面覆い
部を有していることもある。この場合、断面形状はほぼ
コ字形となる。横縁部材も同様であって、面部材の横方
向の端面を覆う縦覆い部と面部材端部を覆う表面覆い部
を一体に有し、場合によって、面部材の裏面端部を覆う
裏面覆い部をも有する。
【0007】このような縦縁部材、横縁部材の加工は押
出し成形材を横切断するだけであるから、簡単であり、
かつ、正確に行なうことができる。
出し成形材を横切断するだけであるから、簡単であり、
かつ、正確に行なうことができる。
【0008】そして、縦縁部材の内周側辺縁部、すなわ
ち、横縁部材の端面が突き当たる縦縁部材の辺縁部を、
少なくとも面部材の表面側において、横縁部材の表面部
の見付面よりも高くすると共に、縦縁部材の見付面の内
周縁を面部材に向けて傾斜する面に形成することがあ
る。キャップは樹脂の成形品で、平面形状を縦縁部材の
断面における外輪郭線が作る形に一致させると共に、厚
さを横縁部材の縦覆い部厚さに一致させる。キャップは
また、内面側に位置決めと取付けを確実にするための差
し込み突部を備える。
ち、横縁部材の端面が突き当たる縦縁部材の辺縁部を、
少なくとも面部材の表面側において、横縁部材の表面部
の見付面よりも高くすると共に、縦縁部材の見付面の内
周縁を面部材に向けて傾斜する面に形成することがあ
る。キャップは樹脂の成形品で、平面形状を縦縁部材の
断面における外輪郭線が作る形に一致させると共に、厚
さを横縁部材の縦覆い部厚さに一致させる。キャップは
また、内面側に位置決めと取付けを確実にするための差
し込み突部を備える。
【0009】面部材における左右の側面部を覆って縦縁
部材を嵌装し、面部材における上下の端面部を覆って横
縁部材を嵌装する。この際、横縁部材に対して縦縁部材
を縦通しとして嵌装し、ついで、縦縁部材の長手方向両
端面にキャップを装着する。
部材を嵌装し、面部材における上下の端面部を覆って横
縁部材を嵌装する。この際、横縁部材に対して縦縁部材
を縦通しとして嵌装し、ついで、縦縁部材の長手方向両
端面にキャップを装着する。
【0010】縦縁部材における表面覆い部の内周側辺縁
部に横縁部材が当接している個所の境界線は、縦縁部材
の辺縁部を横縁部材の表面覆い部の見付面よりも高くす
ると共に面部材に向けて傾斜する面に形成していると、
視覚的に境界領域が拡大された格好となることや、傾斜
する辺縁部の影となって、めだたなくなる。
部に横縁部材が当接している個所の境界線は、縦縁部材
の辺縁部を横縁部材の表面覆い部の見付面よりも高くす
ると共に面部材に向けて傾斜する面に形成していると、
視覚的に境界領域が拡大された格好となることや、傾斜
する辺縁部の影となって、めだたなくなる。
【0011】縦縁部材、横縁部材における縦覆い部の内
面およびキャップの内面に、面部材側に突出する係合突
部を設け、面部材における縦方向の端面および横方向の
端面に周方向に沿う溝を設けた構成とすることがある。
面およびキャップの内面に、面部材側に突出する係合突
部を設け、面部材における縦方向の端面および横方向の
端面に周方向に沿う溝を設けた構成とすることがある。
【0012】この構成では、面部材に縦縁部材および横
縁部材を嵌装するとき、これらの係合突部を面部材の溝
に差し込んで装着する。また、キャップは、縦縁部材の
長手方向両端面に、その係合突部を面部材の溝に差し込
み、差し込み突部を縦縁部材の表面覆い部と面部材との
間隙に差し込んで取り付ける。
縁部材を嵌装するとき、これらの係合突部を面部材の溝
に差し込んで装着する。また、キャップは、縦縁部材の
長手方向両端面に、その係合突部を面部材の溝に差し込
み、差し込み突部を縦縁部材の表面覆い部と面部材との
間隙に差し込んで取り付ける。
【0013】このように面部材の周囲に溝を形成すると
縦縁部材、横縁部材およびキャップを取り付ける際の位
置決めと形態の維持を簡単、かつ、正確に行なえ、接合
部に段差や目違いあるいは曲りが生じない。
縦縁部材、横縁部材およびキャップを取り付ける際の位
置決めと形態の維持を簡単、かつ、正確に行なえ、接合
部に段差や目違いあるいは曲りが生じない。
【0014】
【発明の実施の形態】パネル体1(図2,図3)は、こ
の実施形態においてキッチン戸棚の扉であり、面部材2
と、面部材2における左右の縦方向端面部に嵌装する左
右一対の縦縁部材3と、面部材2における上下の横方向
端面部に沿って嵌装する上下一対の横縁部材4および縦
縁部材3の長手方向における端面を閉塞するキャップ5
を備える。
の実施形態においてキッチン戸棚の扉であり、面部材2
と、面部材2における左右の縦方向端面部に嵌装する左
右一対の縦縁部材3と、面部材2における上下の横方向
端面部に沿って嵌装する上下一対の横縁部材4および縦
縁部材3の長手方向における端面を閉塞するキャップ5
を備える。
【0015】面部材2は、合板を素材として鏡板に仕上
げられ、左右の縦方向端面および上下の横方向端面に周
方向全長に亘る溝6を形成している。
げられ、左右の縦方向端面および上下の横方向端面に周
方向全長に亘る溝6を形成している。
【0016】縦縁部材3は、この実施形態において塩化
ビニールの押出し成形品で、断面においてほぼコ字形を
しており、縦覆い部7と表面覆い部8、裏面覆い部15
および係合突部9を一体に有する(図4)。
ビニールの押出し成形品で、断面においてほぼコ字形を
しており、縦覆い部7と表面覆い部8、裏面覆い部15
および係合突部9を一体に有する(図4)。
【0017】縦覆い部7は面部材2の端面を覆う部分で
あり、表面覆い部8は面部材2の表面端部を覆い、裏面
覆い部15は面部材2の裏面端部を覆う。また、係合突
部9は先端部に抜け止め部10を備え、面部材2の端面
に設けた溝6に差し込まれる。
あり、表面覆い部8は面部材2の表面端部を覆い、裏面
覆い部15は面部材2の裏面端部を覆う。また、係合突
部9は先端部に抜け止め部10を備え、面部材2の端面
に設けた溝6に差し込まれる。
【0018】なお、表面覆い部8は内面側中央部に突条
11を備えると共に内周辺縁部が内側(面部材2の表面
に向かう側)へ滑らかに屈曲し、縦縁部材3の内周側辺
縁部は、図のように横縁部材4の表面覆い部の見付面よ
りも高く、かつ、面部材2に向け傾斜する面に形成して
ある。
11を備えると共に内周辺縁部が内側(面部材2の表面
に向かう側)へ滑らかに屈曲し、縦縁部材3の内周側辺
縁部は、図のように横縁部材4の表面覆い部の見付面よ
りも高く、かつ、面部材2に向け傾斜する面に形成して
ある。
【0019】したがって、縦縁部材3における縦覆い部
7の幅d1 は面部材2の厚みより大きく、また、突条1
1が存在するので、縦縁部材3を面部材2に嵌装したと
き、面部材2の表面と表面覆い部8の間に間隙が形成さ
れる(図1)。
7の幅d1 は面部材2の厚みより大きく、また、突条1
1が存在するので、縦縁部材3を面部材2に嵌装したと
き、面部材2の表面と表面覆い部8の間に間隙が形成さ
れる(図1)。
【0020】横縁部材4は縦縁部材3と同じ材質、同じ
色調の押出し型材であり、面部材2の横方向寸法から両
側に嵌装した縦縁部材3の表面覆い部8の長さを差し引
いた長さを有し、縦覆い部7a、表面覆い部8a、裏面
覆い部15aおよび係合突部9aを備える。
色調の押出し型材であり、面部材2の横方向寸法から両
側に嵌装した縦縁部材3の表面覆い部8の長さを差し引
いた長さを有し、縦覆い部7a、表面覆い部8a、裏面
覆い部15aおよび係合突部9aを備える。
【0021】縦覆い部7aは、面部材2の上下端面を覆
う部分で、その幅d2 は面部材2の厚さにほぼ等しく、
その内面側に係合突部9aを面部材2側に突出して有
し、表面覆い部8aは面部材2の表面端部を覆い、裏面
覆い部15aは面部材2の裏面端部を覆う。係合突部9
aは先端部を抜け止め部10aに構成してあり、面部材
2の周面に形成した溝6に差し込まれる。
う部分で、その幅d2 は面部材2の厚さにほぼ等しく、
その内面側に係合突部9aを面部材2側に突出して有
し、表面覆い部8aは面部材2の表面端部を覆い、裏面
覆い部15aは面部材2の裏面端部を覆う。係合突部9
aは先端部を抜け止め部10aに構成してあり、面部材
2の周面に形成した溝6に差し込まれる。
【0022】キャップ5は、横縁部材4の延長上に装着
されるので、継ぎ目が目立たないように横縁部材4と同
じ材質、同じ色調で形成される。また、キャップ5は、
図6及び図7に示すように、縦縁部材3の長手方向端面
を覆う形状の被覆部12を有し(図6,図7)、その内
面に、係合突部13と差し込み突部14および裏面覆い
部15bを有している。係合突部13は、面部材2にお
ける上下の端面に形成された溝6に係合するものであ
り、差し込み突部14は、面部材2の表面と表面覆い部
8の間に形成された2区画の位置決め間隙16にそれぞ
れ挿入する。
されるので、継ぎ目が目立たないように横縁部材4と同
じ材質、同じ色調で形成される。また、キャップ5は、
図6及び図7に示すように、縦縁部材3の長手方向端面
を覆う形状の被覆部12を有し(図6,図7)、その内
面に、係合突部13と差し込み突部14および裏面覆い
部15bを有している。係合突部13は、面部材2にお
ける上下の端面に形成された溝6に係合するものであ
り、差し込み突部14は、面部材2の表面と表面覆い部
8の間に形成された2区画の位置決め間隙16にそれぞ
れ挿入する。
【0023】裏面覆い部15bは、縦縁部材3および横
縁部材4の裏面覆い部15,15aと同様に形成してあ
り、面部材2の裏面端部を覆う。なお、キャップにおけ
る係合突部13と裏面覆い部15bは、縦縁部材3の係
合突部9や裏面覆い部15と干渉しないように、被覆部
12の端縁から間隔をあけて内側に形成されている。
縁部材4の裏面覆い部15,15aと同様に形成してあ
り、面部材2の裏面端部を覆う。なお、キャップにおけ
る係合突部13と裏面覆い部15bは、縦縁部材3の係
合突部9や裏面覆い部15と干渉しないように、被覆部
12の端縁から間隔をあけて内側に形成されている。
【0024】パネル体1は次のように組み立てられる。
面部材2における左右の縦端面部に、縦縁部材3を、係
合突部9を面部材2の端面における溝6に差し込んで嵌
め込み、縦覆い部7で面部材2の端面を覆い、表面覆い
部8を面部材2の表面端部に当接させ、裏面覆い部15
を面部材2の裏面端部に当接させて取り付ける。表面覆
い部8と面部材2の表面端部との間には、突条11で区
画された間隙16,16が形成される(図1)。
面部材2における左右の縦端面部に、縦縁部材3を、係
合突部9を面部材2の端面における溝6に差し込んで嵌
め込み、縦覆い部7で面部材2の端面を覆い、表面覆い
部8を面部材2の表面端部に当接させ、裏面覆い部15
を面部材2の裏面端部に当接させて取り付ける。表面覆
い部8と面部材2の表面端部との間には、突条11で区
画された間隙16,16が形成される(図1)。
【0025】面部材2における上下の横端面部に横縁部
材4を、係合突部9aを面部材2の周面における溝6に
差し込んで嵌め込み、縦覆い部7aで面部材2の横端面
を覆う。同時に、表面覆い部8aを面部材2の表面端部
に当接させ、裏面覆い部15aを面部材2の裏面端部に
当接させて取り付ける。このとき、横縁部材4の長さ
は、面部材2の両側に取付けられた縦縁部材3間の寸法
とし、横縁部材4に対して縦縁部材3を縦通しとして取
り付ける。
材4を、係合突部9aを面部材2の周面における溝6に
差し込んで嵌め込み、縦覆い部7aで面部材2の横端面
を覆う。同時に、表面覆い部8aを面部材2の表面端部
に当接させ、裏面覆い部15aを面部材2の裏面端部に
当接させて取り付ける。このとき、横縁部材4の長さ
は、面部材2の両側に取付けられた縦縁部材3間の寸法
とし、横縁部材4に対して縦縁部材3を縦通しとして取
り付ける。
【0026】また、面部材2の溝6に差し込まれた各係
合突部9,9aはそれぞれの先端部における抜け止め部
10,10aなどにより、溝6の壁に引っ掛かって面部
材2から外れることはない。
合突部9,9aはそれぞれの先端部における抜け止め部
10,10aなどにより、溝6の壁に引っ掛かって面部
材2から外れることはない。
【0027】次いで、キャップ5を縦縁部材3の露出し
ている両端面に当てがい、係合突部13を面部材2の溝
6に差し込み、差し込み突部14を間隙16にそれぞれ
差し込み、裏面覆い部15bを面部材2の裏面端部に当
接させて取り付ける。
ている両端面に当てがい、係合突部13を面部材2の溝
6に差し込み、差し込み突部14を間隙16にそれぞれ
差し込み、裏面覆い部15bを面部材2の裏面端部に当
接させて取り付ける。
【0028】各コーナー部にキャップ5を取り付ける
と、縦縁部材3及び横縁部材4の摺動が規制される。ま
た、縦縁部材3と横縁部材4の縦覆い部7,7aと表面
覆い部8,8aが連続する。
と、縦縁部材3及び横縁部材4の摺動が規制される。ま
た、縦縁部材3と横縁部材4の縦覆い部7,7aと表面
覆い部8,8aが連続する。
【0029】完成したコーナー部では、縦縁部材3にお
ける内周側の辺縁部に横縁部材4の端面が突き当たって
境界線を作っているが、縦縁部材3のこの辺縁部は横縁
部材4の表面覆い部の見付面よりも高く、面部材2側に
向け傾斜する面に形成してあるので(図1)、この境界
線は目立ちにくい。
ける内周側の辺縁部に横縁部材4の端面が突き当たって
境界線を作っているが、縦縁部材3のこの辺縁部は横縁
部材4の表面覆い部の見付面よりも高く、面部材2側に
向け傾斜する面に形成してあるので(図1)、この境界
線は目立ちにくい。
【0030】なお、パネル体1が扉に使用されるものの
ように、表裏同様に使用されるものの場合は、縦縁部材
3、横縁部材4も、表裏で同様に装飾性を維持できるも
のとする必要がある。
ように、表裏同様に使用されるものの場合は、縦縁部材
3、横縁部材4も、表裏で同様に装飾性を維持できるも
のとする必要がある。
【0031】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、縦縁部
材及び横縁部材は、押出し成形材を面部材の縦、横寸法
に合わせて単に横切断するだけで得られ端面加工が簡単
である。また、縦縁部材と横縁部材における係合突部と
面部材の周面に設けた溝との係合によって、面部材に対
して縦縁部材と横縁部材およびキャップを正確、かつ、
簡単に連結することができる。
材及び横縁部材は、押出し成形材を面部材の縦、横寸法
に合わせて単に横切断するだけで得られ端面加工が簡単
である。また、縦縁部材と横縁部材における係合突部と
面部材の周面に設けた溝との係合によって、面部材に対
して縦縁部材と横縁部材およびキャップを正確、かつ、
簡単に連結することができる。
【0032】請求項2に記載の構成によれば、請求項1
に記載の構成が奏する作用効果に加え、突条によって縦
縁部材の表面覆い部の見付面を横縁部材の表面覆い部の
見付面よりも一定の高さに維持しやすく、衝撃で凹んで
しまうことも少ない。請求項3に記載の構成によれば、
請求項1または請求項2に記載の構成が奏する作用効果
に加え、縦縁部材に横縁部材の端面が突き当たった個所
の境界線は、縦縁部材における内周側の辺縁部が横縁部
材の表面覆い部の見付面よりも高く、面部材に向けて傾
斜する面に構成してあることによって目立たず、境界線
によってパネル体の外観を損なうことがない。
に記載の構成が奏する作用効果に加え、突条によって縦
縁部材の表面覆い部の見付面を横縁部材の表面覆い部の
見付面よりも一定の高さに維持しやすく、衝撃で凹んで
しまうことも少ない。請求項3に記載の構成によれば、
請求項1または請求項2に記載の構成が奏する作用効果
に加え、縦縁部材に横縁部材の端面が突き当たった個所
の境界線は、縦縁部材における内周側の辺縁部が横縁部
材の表面覆い部の見付面よりも高く、面部材に向けて傾
斜する面に構成してあることによって目立たず、境界線
によってパネル体の外観を損なうことがない。
【0033】請求項4に記載の構成によれば、請求項1
〜請求項3に記載の構成が奏する作用効果に加え、裏面
覆い部が表面覆い部とで面部材の端部を挟み付ける構成
となるので、縦縁部材と横縁部材を装着しやすく、ま
た、装着状態が安定する。請求項5に記載の構成によれ
ば、面部材に縦縁部材、横縁部材を装着し、縦縁部材の
長手方向端面にキャップを取り付けるパネル体におい
て、縦縁部材の表面覆い部の見付面を少なくとも内周側
辺縁部において横縁部材の表面覆い部の見付面よりも高
くしてあるので、縦縁部材に横縁部材の端面が突き当た
った個所の境界線が目立たず、境界線によってパネル体
の外観を損なうことがない。
〜請求項3に記載の構成が奏する作用効果に加え、裏面
覆い部が表面覆い部とで面部材の端部を挟み付ける構成
となるので、縦縁部材と横縁部材を装着しやすく、ま
た、装着状態が安定する。請求項5に記載の構成によれ
ば、面部材に縦縁部材、横縁部材を装着し、縦縁部材の
長手方向端面にキャップを取り付けるパネル体におい
て、縦縁部材の表面覆い部の見付面を少なくとも内周側
辺縁部において横縁部材の表面覆い部の見付面よりも高
くしてあるので、縦縁部材に横縁部材の端面が突き当た
った個所の境界線が目立たず、境界線によってパネル体
の外観を損なうことがない。
【図1】分解して示す要部の斜視図
【図2】パネル体を分解して示す斜視図
【図3】パネル体の斜視図
【図4】縦縁部材の断面図
【図5】横縁部材の断面図
【図6】キャップの内面図
【図7】キャップの断面図
1 パネル体 2 面部材 3 縦縁部材 4 横縁部材 5 キャップ 6 溝 7,7a 縦覆い部 8,8a 表面覆い部 9,9a 係合突部 10,10a,10b 抜止め部 11 突条 12 被覆部 13 係合突部 14 差し込み 15,15a,15b 裏面覆い部 16 間隙
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】請求項2に記載の構成によれば、請求項1
に記載の構成が奏する作用効果に加え、裏面覆い部が表
面覆い部とで面部材の端部を挟み付ける構成となるの
で、縦縁部材と横縁部材を装着しやすく、また、装着状
態が安定する。
に記載の構成が奏する作用効果に加え、裏面覆い部が表
面覆い部とで面部材の端部を挟み付ける構成となるの
で、縦縁部材と横縁部材を装着しやすく、また、装着状
態が安定する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】請求項3に記載の構成によれば、縦縁部材
の長手方向端面にキャップを正確に、かつ、安定して取
付けることができる。請求項4に記載の構成によれば、
請求項1〜請求項3に記載の構成が奏する作用効果に加
え、突条によって縦縁部材の表面覆い部の見付面を横縁
部材の表面覆い部の見付面よりも一定の高さに維持しや
すく、衝撃で凹んでしまうことも少ない。
の長手方向端面にキャップを正確に、かつ、安定して取
付けることができる。請求項4に記載の構成によれば、
請求項1〜請求項3に記載の構成が奏する作用効果に加
え、突条によって縦縁部材の表面覆い部の見付面を横縁
部材の表面覆い部の見付面よりも一定の高さに維持しや
すく、衝撃で凹んでしまうことも少ない。
Claims (5)
- 【請求項1】 面部材、縦縁部材、横縁部材、および縦
縁部材の長手方向端面を閉塞するキャップを備え、縦縁
部材は、面部材の縦方向の端面を覆う縦覆い部と面部材
の表面端部を覆う表面覆い部を有するとともに縦覆い部
の内面に面部材の縦端面に向けて突出する係合突部を備
え、横縁部材は、面部材の横方向の端面を覆う横覆い部
と面部材の表面端部を覆う表面覆い部を有するとともに
横覆い部の内面に面部材の横端面に向けて突出する係合
突部を備え、キャップは内面側に係合突部と差し込み突
部を備え、面部材は縦方向および横方向の端面に、周方
向に沿う溝を備えており、面部材に縦縁部材および横縁
部材を、それぞれの係合突部を面部材の溝に差し込み、
表面覆い部を面部材の表面端部に対向して装着し、縦縁
部材を横縁部材に対して縦通し状態とし、縦縁部材の長
手方向端面にキャップを、その係合突部を面部材の溝に
差し込み、差し込み突部を縦縁部材の表面覆い部と面部
材との間に形成されている間隙に差し込んで取り付けて
あることを特徴としたパネル体。 - 【請求項2】 縦縁部材の表面覆い部の裏側に突条を長
手方向に形成し、突条によって縦縁部材の表面覆い部と
面部材との間にキャップの差し込み突部を差し込むため
の間隙を形成してあることを特徴とした請求項1に記載
のパネル体。 - 【請求項3】 面部材の表面側において、縦縁部材の表
面覆い部の見付面を少なくとも内周側辺縁部で横縁部材
の表面覆い部の見付面よりも高くすると共に縦縁部材の
見付面の内周縁を面部材に向け傾斜する面に形成してあ
ることを特徴とした請求項1または請求項2に記載のパ
ネル体。 - 【請求項4】 縦縁部材は、面部材の縦方向の端面を覆
う縦覆い部と面部材の表面端部を覆う表面覆い部と共に
面部材の裏面端部を覆う裏面覆い部を有し、横縁部材
は、面部材の横方向の端面を覆う横覆い部と面部材の表
面端部を覆う表面覆い部と共に面部材の裏面端部を覆う
裏面覆い部を有し、縦および横縁部材の表面覆い部と裏
面覆い部が各々面部材を挟着することを特徴とした請求
項1〜請求項3のいずれか一つに記載のパネル体。 - 【請求項5】 面部材、縦縁部材、横縁部材、および縦
縁部材の長手方向端面を閉塞するキャップを備え、縦縁
部材および横縁部材は、面部材の端面を覆うう覆い部と
面部材の表面端部を覆う覆い部をそれぞれ備え、面部材
に縦縁部材および横縁部材をそれぞれ取付け、縦縁部材
を横縁部材に対して縦通しの状態とし、縦縁部材の長手
方向端面にキャップを装着し、面部材の表面側におい
て、縦縁部材の表面覆い部の見付面を少なくとも内周側
辺縁部において横縁部材の表面覆い部の見付面よりも高
くすると共に縦縁部材の見付面の内周縁を面部材に向け
傾斜する面に形成してあることを特徴としたパネル体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11446696A JPH09296662A (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | パネル体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11446696A JPH09296662A (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | パネル体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09296662A true JPH09296662A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14638447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11446696A Pending JPH09296662A (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | パネル体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09296662A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006257799A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Shin Nikkei Co Ltd | 門扉 |
JP2009007908A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Cleanup Corp | キッチン用収納庫の扉 |
USRE43579E1 (en) | 2002-12-24 | 2012-08-14 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Memory chip, process cartridge and image forming apparatus |
-
1996
- 1996-05-09 JP JP11446696A patent/JPH09296662A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE43579E1 (en) | 2002-12-24 | 2012-08-14 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Memory chip, process cartridge and image forming apparatus |
JP2006257799A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Shin Nikkei Co Ltd | 門扉 |
JP2009007908A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Cleanup Corp | キッチン用収納庫の扉 |
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