JPH09296452A - プレキャスト簡易鋼製法枠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面にプレート状の仕切り壁を設けることに
よって、風雨による法面の侵食を防ぎ、安定した法面を
形成するものを提供する。 【構成】 表面にプレート状の仕切り壁を設け、風雨に
より法面の土砂が崩れ落ちてこないように食い止める、
プレキャスト簡易鋼製法枠である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は道路の路肩や、法
面の土砂が崩れ落ちてこないように食い止めるもので、
主として土木工事に使われるものである。

【０００２】

【従来の技術】鋼材を箱状に組んで、その立方体の各面
には鋼製の網を取り付け、中は砂利などを詰めて背面側
は土砂で埋め戻す簡易鋼製土留工、鋼製の網をくの字に
曲げたものを設置し後方にひかえをとって背面を土砂で
埋め戻す鋼製土留壁などがあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の製品には、プレ
ート状の仕切り壁がなかった為、表面に土を被せたり、
植物の種子と土を混合したものを空気圧などで吹き付け
たり出来なかった、又風雨や地下水などによって崩れ落
ち、その都度補修はするが製品の内側からの施工なので
非常に困難である。これに伴い、その都度費用も嵩む。
本発明はこれらの問題を除くためになされたものであ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】鋼材を計画法面勾配に合
わせて箱状又は、くの字に組み、底面には鋼製の網を取
り付け、表面には鋼材でプレート状の仕切り壁を１ケ所
ないし２ヶ所設ける。設置する時には表面に布状のシー
トを敷き、土砂が崩れ落ちないようにする。本発明は、
以上のような構造よりなるプレキャスト簡易鋼製法枠で
ある。

【０００５】

【発明の実施の形態】計画法面勾配に合わて設置し、背
面側を砂利で埋め戻すという作業工程の繰り返しで、計
画高さまで積み上げ、あとは表面を土で覆ったり、植物
の種子と土を混合したものを、空気圧などで吹き付け
る。

【０００６】

【実施例】

（イ） 鋼材（１）を箱状（６）又は、くの字（７）に
組み、底面（２）と表面（３）には鋼製の網（４）を取
り付ける。 （ロ） 表面（３）側に１ヶ所ないし２ヶ所、鋼材
（１）でプレート状の仕切り壁（５）を設ける。 （ハ） 設置する時は底面（２）を水平にし、砂利など
で埋戻し表面（３）には布状のシートを敷いてから土を
被せる。 本発明は、以上のような構造で法面の表面土砂の崩れ落
ちを防ぐものである。

【０００７】

【発明の効果】表面にプレート状の仕切り壁を設けるこ
とによって、風雨による侵食を防ぎ、安定した法面を形
成する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の施工例の斜視図である。

【符号の説明】

１ 鋼材 ２ 底面 ３ 表面 ４ 鋼製の網 ５ プレート状の仕切り壁 ６ 箱状 ７ くの字

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 表面に鋼材で、プレート状の仕切り壁を
   取り付けたプレキャスト簡易鋼製法枠。