JPH09296410A - アスファルトフィニッシャの走行制御装置 - Google Patents

アスファルトフィニッシャの走行制御装置

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JPH09296410A
JPH09296410A JP10933796A JP10933796A JPH09296410A JP H09296410 A JPH09296410 A JP H09296410A JP 10933796 A JP10933796 A JP 10933796A JP 10933796 A JP10933796 A JP 10933796A JP H09296410 A JPH09296410 A JP H09296410A
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potentiometer
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steering
tuning mode
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Tetsuo Maeda
哲男 前田
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行制御の調整をオペレ−タの人手によらな
いで自動的に行うことにより、短時間で均一かつ高精度
の前後輪駆動系の制御を可能にする。 【解決手段】 走行コントロ−ラ40により、チュ−ニ
ングモ−ド設定手段43が後輪フィ−ドバックチュ−ニ
ングモ−ドに設定された場合に、ポテンショメ−タ42
から出力されるアナログ値に応じて電気油圧式サ−ボ弁
5に出力される電流指令値がポテンショメ−タ42によ
り設定された走行速度が実現される電流値となる設定値
を自動的に記憶し、前輪チュ−ニングモ−ドに設定され
た場合に、ポテンショメ−タ42から出力されるアナロ
グ値に応じて電磁比例切換弁20に出力される電流指令
値がポテンショメ−タ42により設定された走行速度が
実現される電流値となる設定値を自動的に記憶し、通常
走行モ−ドになった時、この設定値を用い一定速度に制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はアスファルトフィ
ニッシャの走行制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アスファルトフィニッシャは、負荷の変
動があっても設定した車速を保持することができる様に
制御される。しかし、この走行制御の設定はオペレ−タ
により調整されていた。また、アスファルトフィニッシ
ャの場合、前輪の駆動系は後輪の駆動系と独立して制御
されるので、調整が二重となり複雑になる。このため調
整に時間を要し、個人差が出やすい。アスファルトフィ
ニッシャの場合、次の様に走行制御の設定を調整してい
る。 1)運転席のスピ−ドダイヤルの値に合う様にコントロ
−ル基板の調整ボリュ−ムを走行しながらストップウォ
ッチで測定して合わせ込む。 2)前輪の駆動回路に圧力計を取付け、上記1)と同じ
様なスピ−ド調整とともに、駆動圧力が適性値であるこ
ともチェックしなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような走
行制御の調整をオペレ−タの人手によらないで自動的に
行うことにより、短時間で均一かつ高精度の前後輪駆動
系の制御を可能にすることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】後輪駆動用油圧モ−タと
前輪駆動用油圧モ−タとを備えたアスファルトフィニッ
シャにおいて、チュ−ニングモ−ド設定手段と、前記後
輪駆動用油圧モ−タの回転数を制御する油圧ポンプ吐出
流量制御用の電気油圧式サ−ボ弁等の電気制御弁に電流
指令値を出力する手段と、前記前輪駆動用油圧モ−タの
回転数を制御する電磁比例切換弁又は電磁比例流量制御
弁等の電気制御弁に電流指令値を出力する手段と、走行
速度設定用のポテンショメ−タから出力されるアナログ
値を入力する手段とを有する走行コントロ−ラを備え、
該走行コントロ−ラにより、前記チュ−ニングモ−ド設
定手段が、後輪フィ−ドバックチュ−ニングモ−ドに設
定された場合に、前記ポテンショメ−タから出力される
アナログ値に応じて前記電気油圧式サ−ボ弁等の電気制
御弁に出力される電流指令値を調整し、前記ポテンショ
メ−タにより設定された走行速度が実現される電流値と
なる設定値を自動的に記憶し、通常走行モ−ドになった
時、この設定値を用い一定速度に制御するようにした。
【0005】そして前輪チュ−ニングモ−ドに設定され
た場合に、前記ポテンショメ−タから出力されるアナロ
グ値に応じて前記電磁比例切換弁又は電磁比例流量制御
弁等の電気制御弁に出力される電流指令値を調整し、前
記ポテンショメ−タにより設定された走行速度が実現さ
れる電流値となるように設定値を自動的に記憶し、通常
走行モ−ドになった時、この設定値を用いて一定速度に
制御するようにした。
【0006】さらに、上記走行コントロ−ラに、前輪の
ステアリング角を検出する角度センサと、ステアリング
角を表示する表示手段とを接続し、前記チュ−ニングモ
−ド設定手段が、ステアリング中立点チュ−ニングモ−
ドに設定された場合に、ステアリングを直進状態にした
とき、前記角度センサから出力されるアナログ値をステ
アリング中立点として記憶することによりステアリング
角の表示を調整するようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明をアスファルトフ
ィニッシャに適用した実施形態について説明する。図1
はアスファルトフィニッシャの走行系統の油圧・電気回
路図である。図において、1は後輪駆動用の可変容量型
油圧ポンプ、2,2′は油圧ポンプ1の容量制御回路で
ある。この制御回路2,2′は、可変容量型油圧ポンプ
1と共通のエンジン3により駆動される油圧ポンプ4に
油圧ポンプの吐出流量制御用の電気油圧式サ−ボ弁等の
電気制御弁(図の例では電気油圧式サ−ボ弁5)を介し
て接続されており、油圧ポンプ1の斜板転換機構1aに
パイロット圧油を供給・排出し、油圧ポンプ1の吐出流
量を制御する。斜板傾転角調整用の油圧ポンプ4の吐出
側にはリリ−フ弁6が接続されている。
【0008】7は後輪駆動用油圧モ−タで、該油圧モ−
タ7は駆動回路8,8′を介して前記油圧ポンプ1に接
続されている。この駆動回路8,8′には、前記油圧モ
−タ7と並列に、シ−ケンス弁9と、駆動回路8,8′
側への流通のみを許容するチェック弁10,10′を備
えたバイパス回路11が設けられており、このバイパス
回路11は前記リリ−フ弁6を介して油圧ポンプ4の吐
出側に接続されている。
【0009】12は前輪35,35′およびアスファル
トフィニッシャのフィ−ダ駆動用の可変容量型油圧ポン
プで、この油圧ポンプ12は前記油圧ポンプ1,4と同
様に前記エンジン3により駆動される。13は油圧ポン
プ12の制御機構で、該制御機構13はシリンダ式制御
器14,15と圧力保持用レギュレ−タ17および流量
保持用レギュレ−タ18とで構成されている。シリンダ
式制御器14,15は、油圧ポンプ12の斜板傾転機構
としてポンプ軸に対して対称に設けられており、一方の
制御器14には、斜板傾転角を増す方向にばね16が内
蔵され、前記油圧ポンプ12の吐出側に接続されてい
る。
【0010】また、前記圧力保持用レギュレ−タ17と
流量保持用レギュレ−タ18には、それぞれスプ−ルの
一端にばね31が設けられ、他端は油圧ポンプ12の吐
出側に接続されている。そして、前記シリンダ式制御器
15はパイロット管路19を経て、前記圧力保持用レギ
ュレ−タ17および流量保持用レギュレ−タ18を介し
て、タンクまたは油圧ポンプ12の吐出側に選択的に連
通するようになっている。
【0011】前記油圧ポンプ12は、前進・停止用電磁
比例切換弁20を介して、モ−タ駆動回路21,21′
に接続されており、該駆動回路21,21′には前輪駆
動用の油圧モ−タ22,22′が並列に接続されてい
る。なお、前記電磁比例切換弁20の代わりに電磁比例
流量制御弁等の電気制御弁を用いてもよい。前記駆動回
路21,21′のうち一方(前進側)は絞り弁24を介
して前記流量保持用レギュレ−タ18のばね31側に接
続されている。
【0012】26は後輪、27,28はスプロケット、
29はチェ−ン、30はディファレンシャルギヤ、32
は減速機で、後輪駆動用油圧モ−タ7の動力は、この駆
動系統を介して後輪26に伝達される。23は後輪駆動
圧力設定用のパイロット圧比例リリ−フ弁で、該リリ−
フ弁23の一次側(パイロット圧受圧側)は駆動回路8と
接続し、また、二次側(リリ−フ圧設定側)は、前記流量
保持用レギュレ−タ18にそのパイロット圧として接続
すると共に、絞り弁24を介して前輪駆動用油圧モ−タ
22,22′の駆動回路21,21′の一方21′に接
続されている。前記パイロット圧比例リリ−フ弁23の
パイロット圧受圧面積はAR,リリ−フ圧設定側面積は
AFとなっている。
【0013】以上は本出願人が先に実願平3−9546
1号で道路機械の走行装置として開示したものである。
このように前輪駆動用油圧モ−タ22,22′と後輪駆
動用油圧モ−タ7とを備えたアスファルトフィニッシャ
等の道路機械において、前輪駆動用油圧モ−タ22,2
2′へ圧油を供給するための油圧ポンプ12の流量保持
用レギュレ−タ18のパイロット回路を、パイロット圧
比例リリ−フ弁23を介して後輪駆動用油圧モ−タ7の
駆動用油圧回路8に接続し、後輪駆動用圧力PRと前記
パイロット圧比例リリ−フ弁23により設定される前記
流量保持用レギュレ−タ18のパイロット圧PFとを一
定比率に保つようにしたことにより、前記パイロット圧
比例リリ−フ弁23の設定圧を適当に選択して、後輪駆
動圧力と前輪駆動用ポンプの吐出流量との関係を適正に
保つことができ、前後輪のタイヤ径が異なったり軸荷重
が異なっていても、安定した走行状態を維持することが
できるようになっている。
【0014】本発明はこれをさらに改良したもので、前
記回路に走行コントロ−ラ40を付加することにより、
前後輪駆動系の制御をより高精度に行いうるようにした
ものである。図1で40は走行コントロ−ラで、電気油
圧式サ−ボ弁5のソレノイド5a、電磁比例切換弁20
のソレノイド20a及び減速機32に設置された回転セ
ンサ41と電気的に接続されている。42は走行速度設
定用のポテンショメ−タ、43は走行コントロ−ラ40
に設けたDIPスイッチ、44は走行コントロ−ラ44
に接続された表示部である。
【0015】以上の回路においてエンジン3により後輪
駆動用の可変容量型油圧ポンプ1、油圧ポンプ4及び前
輪駆動用の可変容量型ポンプ12を駆動している。油圧
ポンプ1の駆動回路8及び8′への吐出量は電気油圧式
サ−ボ弁5により制御される。後輪駆動用油圧モ−タ7
は電気油圧式サ−ボ弁5により制御された流量に比例し
た回転数で回転し、減速機32、ディファレンシャルギ
ヤ30、スプロケット28、チェ−ン29、スプロケッ
ト27、そして後輪26を回転駆動させる。
【0016】走行速度は、後輪26、トランスミッショ
ンギヤ32及び油圧モ−タ7の回転数に比例する。そし
て、前述のとおり、この回転数は電気油圧式サ−ボ弁5
により制御された流量に比例する。この制御流量は電気
油圧式サ−ボ弁5により制御される油圧ポンプ1の斜板
傾転角とほぼ比例する。即ち、走行コントロ−ラ40の
電流指令値出力手段46から電気油圧式サ−ボ弁5のソ
レノイド5aに加えられる電流により走行速度は制御さ
れることになる。電流指令値出力手段46は、ポテンシ
ョメ−タ42から走行コントロ−ラ40に出力されるア
ナログ値に応じて電流指令値を出力し、この電流指令値
により電気油圧式サ−ボ弁5を指令する。
【0017】走行速度は前車輪35,35′を回転駆動
する前輪駆動用油圧モ−タ22,22′の回転数にも比
例する。この前輪駆動用油圧モ−タ22,22′の回転
数はモ−タ駆動回路21,21′の流量に比例する。こ
の回路21,21′の流量は電磁比例切換弁20により
制御されている。そして、この電磁比例切換弁20の流
量は走行コントロ−ラ40の電流指令値出力手段47か
らソレノイド20aに加えられる電流により制御され
る。電流指令値出力手段47は、ポテンショメ−タ42
から走行コントロ−ラ40に出力されるアナログ値に応
じて電流指令値を出力し、この電流指令値により電磁比
例切換弁20を指令する。
【0018】さて、上記電気油圧式サ−ボ弁5及び前進
・停止用の電磁比例切換弁20のソレノイドに加えられ
る電流に対する流量の関係には個体差があり、指令電流
値と流量との関係を調整しておく必要がある。この調整
には後輪については図2のフロ−チャ−トに従って走行
コントロ−ラ40の操作をすれば自動的に調整され記憶
される。以下、図2のフロ−チャ−トに従って、マイク
ロコンピュ−タが内蔵された走行コントロ−ラ40の後
輪フィ−ドバックチュ−ニングモ−ドの処理手順を説明
する。
【0019】このモ−ドは、運転パネル45(図4)に
備えられているポテンショメ−タ42のポテンショ位置
(設定速度位置)2点(例えば1m/分と12m/分)に
対して、フィ−ドバック制御によりポテンショ位置の設
定速度で自動走行させ、このときのポテンショメ−タの
アナログ値と電流指令値を記憶させるモ−ドである。
【0020】オペレ−タが、走行コントロ−ラ40のチ
ュ−ニングモ−ド設定手段であるDIPスイッチ43に
より後輪チュ−ニングモ−ドに設定し(ステップ60,
61)、表示部44が後輪チュ−ニングモ−ドであるこ
とを表示したら(ステップ62)、オペレ−タは、ポテン
ショメ−タ42のポテンショ位置を1m/分または12
m/分の位置に設定する(ステップ63)。
【0021】次に、オペレ−タは、運転パネル45の発
進/停止スイッチ(図示せず)を発進にし、自動走行さ
せる(ステップ64)。設定速度位置が指定の範囲内に
あるか判断し(ステップ65)、指定の範囲内であれば
設定速度(1m/分または12m/分)が表示部44に
表示される(ステップ66)。設定速度位置が1m/分
であるか12m/分であるかの判断は、ポテンショメ−
タのアナログ値を予めコントロ−ラ40に仮記憶させて
おき、この仮記憶させておいたアナログ値と、自動走行
時のアナログ値を比較することにより指定速度を判断す
る。
【0022】設定速度位置が指定の範囲外である場合
は、電流指令値出力手段46からの電気油圧式サ−ボ弁
5への電流出力がゼロとなり自動走行せず(ステップ7
5)、表示部44には範囲外のエラ−表示がなされる
(ステップ76)。これに応じて、オペレ−タは発進/
停止スイッチを停止にし(ステップ77)、ポテンショ
位置の設定をやり直す。
【0023】走行コントロ−ラ40は、回転センサ41
の速度信号をモニタし、フィ−ドバック制御により、電
気油圧式サ−ボ弁5への電流値が増減され、設定速度で
の自動走行が実現される(ステップ67,68)。この
とき、表示部44にはOKの表示がなされる。このとき
走行コントロ−ラ40に、ポテンショ位置を1m/分ま
たは12m/分に設定したときのポテンショメ−タのア
ナログ値と電気油圧式サ−ボ弁5への電流指令値が設定
値として自動的に記憶される。
【0024】OK表示が出たら、オペレ−タは発進/停
止スイッチを停止にし、次の設定がなければDIPスイ
ッチ43をオフにして通常走行モ−ドに戻す(ステップ
69〜74)。以上のとおり、ポテンショ位置(設定速
度位置)2点について上記の処理を行うことにより、後
輪のチュ−ニング設定は完了し、電流指令値が校正され
るので、任意のポテンショ位置に対して、ポテンショメ
−タ42により設定された走行速度が実現される。
【0025】尚、本方式の他にレバ−等を使い細かい調
整をしない場合、ポテンショメ−タ42を変化させる都
度、一定時間設定して相当した速度を表示部44に表示
し、オ−トチュ−ニングと同等の機能を行う方式もあ
る。この場合、回転センサ41の速度信号自体がオ−ト
チュ−ニングの基準値になる。
【0026】次に、前輪チュ−ニングモ−ドについて、
図3のフロ−チャ−トに基づいて説明する。電磁比例切
換弁20の流量は、走行コントロ−ラ40の電流指令値
出力手段47からソレノイド20aに加えられる電流に
より制御される。
【0027】前輪のチュ−ニングは、後輪の減速機32
をニュ−トラルにし、前輪のみで走行させて行う。速度
2点(例えば1m/分と12m/分)で後輪からの速度
信号(減速機32に設置された回転センサ41の速度信
号)で速度を確認し、その時の走行コントロ−ラ40の
電流指令値出力手段47から電磁比例切換弁20への電
流指令値を走行コントロ−ラ40に取込み、直線近似す
る。設定近似直線は、設定速度24m/分まで延長す
る。前輪のチュ−ニングの処理手順の詳細を次に説明す
る。
【0028】オペレ−タはチュ−ニングモ−ド設定手段
であるDIPスイッチ43を前輪チュ−ニングモ−ドに
設定し(ステップ80,81)、表示部44が前輪チュ
−ニングモ−ドであることを表示したら(ステップ8
2)、オペレ−タはポテンショメ−タ42のポテンショ
位置を1m/分または12m/分の位置に設定する(ス
テップ83)。
【0029】次にオペレ−タは前記発進/停止スイッチ
を発進にし、自動走行させる(ステップ84)。設定速
度(1m/分または12m/分)が表示部44に表示さ
れる(ステップ85)。なお設定速度位置が1m/分で
あるか12m/分であるかの判断は、ポテンショメ−タ
のアナログ値を予めコントロ−ラ40に仮記憶させてお
き、この仮記憶させておいたアナログ値と、自動走行時
のアナログ値を比較することにより指定速度を判断す
る。
【0030】走行コントロ−ラ40は、回転センサ41
の速度信号をモニタし、フィ−ドバック制御により、走
行コントロ−ラ40の電流指令値出力手段から電気油圧
式サ−ボ弁5への電流値が増減され、設定速度での自動
走行が実現され(ステップ86,87)、表示部44に
はOKの表示がなされる(ステップ88)。このとき、走
行コントロ−ラ40にポテンショ位置を1m/分または
12m/分に設定したときの電磁比例切換弁20への電
流指令値が設定値として自動的に記憶される。
【0031】OK表示が出たら、オペレ−タは発進/停
止スイッチを停止にし(ステップ89)、次の設定がな
ければDIPスイッチ43をオフにして通常走行モ−ド
に戻す(ステップ90〜93)。以上のとおり、ポテン
ショ位置(設定速度位置)2点について上記の処理を行
うことにより、前輪のチュ−ニング設定は完了し、設定
近似直線により電流指令値が校正されるので、任意のポ
テンショ位置に対して、ポテンショメ−タ42により設
定された走行速度が実現される。
【0032】図5に示すように、アスファルトフィニッ
シャの前輪35,35′とステアリングハンドル50が
離れている場合、ステアリングハンドル50に直結した
オ−ビットロ−ル51から供給される圧油が配管52,
52′を経由してステアリングシリンダ53を伸縮さ
せ、ステアリング角を任意に変えている。しかし、オ−
ビットロ−ル51及びステアリングシリンダ53の内部
リ−クによりステアリング角は、ステアリング操作に関
係無く変化する。このステアリング角を運転者が確認で
きる様にステアリング角を表示する表示手段を運転パネ
ル45に配置している。表示手段としては図5に示すよ
うにLED55が好ましい。
【0033】このLED表示のオ−トチュ−ニングは図
5の前輪ステアリング角を角度センサ54で検出し、コ
ントロ−ラ40にステアリング角に相当するアナログ電
気信号を取り入れ、コントロ−ラ40によってステアリ
ング角に相当する角度表示をLED55で表示する。こ
の角度表示で一番大切なのはステアリング角が直進状態
になっているかどうかオペレ−タに知らせることであ
る。このためコントロ−ラ40に直進状態になっている
アナログ電気信号を認識させなければらなない。そのた
めの操作手順(ステアリング中立のチュ−ニング)を図
6のフロ−チャ−トに示す。
【0034】オペレ−タがステアリングハンドル50を
直進状態とし(ステップ100,101)、DIPスイ
ッチ43をステアリング中立点チュ−ニングモ−ドに設
定すると(ステップ102)、表示部44がステアリン
グ中立点チュ−ニングモ−ドであることを表示する(ス
テップ103)。その後、表示部44にはOKの表示が
出る(ステップ104)。このとき、コントロ−ラ40
に角度センサ54で検出されたステアリング中立点のア
ナログ電気信号が記憶される。
【0035】オペレ−タがDIPスイッチ43をオフに
すると表示部44は通常表示に戻り、コントロ−ラ40
は通常走行モ−ドに戻る(ステップ105〜107)。
以上により、ステアリング中立点のチュ−ニング設定は
完了し、ステアリング角の表示は適正に調整される。
【0036】
【発明の効果】請求項1又は請求項2の発明によれば、
チュ−ニングモ−ド設定手段を後輪フィ−ドバックチュ
−ニングモ−ド又は前輪チュ−ニングモ−ドに設定する
ことにより、自動的に電流指令値が校正され走行速度設
定用のポテンショメ−タの調整ができるので、短時間で
均一かつ高精度の前後輪駆動系の制御が可能となる。ま
た、請求項3の発明によれば、ステアリング中立点チュ
−ニングモ−ドに設定することにより前輪のステアリン
グ角の表示を自動的に調整できるので、精度の高い前輪
のステアリング操作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アスファルトフィニッシャの走行系統の油圧・
電気回路図。
【図2】後輪フィ−ドバックチュ−ニングモ−ドの処理
手順を示すフロ−チャ−ト。
【図3】前輪チュ−ニングモ−ドの処理手順を示すフロ
−チャ−ト。
【図4】アスファルトフィニッシャの側面図。
【図5】アスファルトフィニッシャの前輪のステアリン
グ装置を説明する図。
【図6】ステアリング中立点チュ−ニングモ−ドの処理
手順を示すフロ−チャ−ト。
【符号の説明】
5 電気油圧式サ−ボ弁 7 後輪駆動用油圧
モ−タ 20 電磁比例切換弁 22,22′ 前輪駆動
用油圧モ−タ 40 走行コントロ−ラ 42 ポテンショメ−
タ 43 DIPスイッチ 46,47 電流指令値
出力手段 54 角度センサ 55 LED

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪駆動用油圧モ−タと前輪駆動用油圧
    モ−タとを備えたアスファルトフィニッシャにおいて、
    チュ−ニングモ−ド設定手段と、前記後輪駆動用油圧モ
    −タの回転数を制御する油圧ポンプ吐出流量制御用の電
    気油圧式サ−ボ弁等の電気制御弁に電流指令値を出力す
    る手段と、前記前輪駆動用油圧モ−タの回転数を制御す
    る電磁比例切換弁又は電磁比例流量制御弁等の電気制御
    弁に電流指令値を出力する手段と、走行速度設定用のポ
    テンショメ−タから出力されるアナログ値を入力する手
    段とを有する走行コントロ−ラを備え、該走行コントロ
    −ラにより、 前記チュ−ニングモ−ド設定手段が、後輪フィ−ドバッ
    クチュ−ニングモ−ドに設定された場合に、前記ポテン
    ショメ−タから出力されるアナログ値に応じて前記電気
    油圧式サ−ボ弁等の電気制御弁に出力される電流指令値
    が前記ポテンショメ−タにより設定された走行速度が実
    現される電流値となる設定値を自動的に記憶し、通常走
    行モ−ドになった時、この設定値を用い一定速度に制御
    することを特徴とするアスファルトフィニッシャの走行
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記チュ−ニングモ−ド設定手段が前輪
    チュ−ニングモ−ドに設定された場合に、前記ポテンシ
    ョメ−タから出力されるアナログ値に応じて前記電磁比
    例切換弁又は電磁比例流量制御弁等の電気制御弁に出力
    される電流指令値が、前記ポテンショメ−タにより設定
    された走行速度が実現される電流値となるように設定値
    を自動的に記憶し、通常走行モ−ドになった時、この設
    定値を用い一定速度に制御することを特徴とする請求項
    1記載のアスファルトフィニッシャの走行制御装置。
  3. 【請求項3】 上記走行コントロ−ラに、前輪のステア
    リング角を検出する角度センサと、ステアリング角を表
    示する表示手段とを接続し、 前記チュ−ニングモ−ド設定手段が、ステアリング中立
    点チュ−ニングモ−ドに設定された場合に、ステアリン
    グを直進状態にしたとき、前記角度センサから出力され
    るアナログ値をステアリング中立点として記憶すること
    によりステアリング角の表示を調整することを特徴とす
    る請求項1記載のアスファルトフィニッシャの走行制御
    装置。
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