JPH09296361A - 琥珀組成物担持繊維又は該繊維使用の布或いは編み物及び該繊維又は布或いは編み物の製造方法 - Google Patents

琥珀組成物担持繊維又は該繊維使用の布或いは編み物及び該繊維又は布或いは編み物の製造方法

Info

Publication number
JPH09296361A
JPH09296361A JP8135972A JP13597296A JPH09296361A JP H09296361 A JPH09296361 A JP H09296361A JP 8135972 A JP8135972 A JP 8135972A JP 13597296 A JP13597296 A JP 13597296A JP H09296361 A JPH09296361 A JP H09296361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
amber
composition
supporting
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8135972A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3686162B2 (ja
Inventor
Mareyoshi Sawaguchi
希能 澤口
Yasukazu Sawaguchi
能一 澤口
Kazuro Nakao
和朗 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIYOUYAKU KODO RIYOU KENKYUSH
SHIYOUYAKU KODO RIYOU KENKYUSHO KK
Original Assignee
SHIYOUYAKU KODO RIYOU KENKYUSH
SHIYOUYAKU KODO RIYOU KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIYOUYAKU KODO RIYOU KENKYUSH, SHIYOUYAKU KODO RIYOU KENKYUSHO KK filed Critical SHIYOUYAKU KODO RIYOU KENKYUSH
Priority to JP13597296A priority Critical patent/JP3686162B2/ja
Publication of JPH09296361A publication Critical patent/JPH09296361A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3686162B2 publication Critical patent/JP3686162B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は琥珀由来の組成成分
或いはこれらに銀・銅化合物やそのコロイドを繊維本体
に組み込む事により、抗アレルギ、抗菌及び悪臭の染み
付きに対する消臭などを一挙に除去する事ができる高付
加価値繊維を提供に事にある。 【解決手段】 外部エネルギーを加えて琥珀を溶融
する事によって得た琥珀の組成成分を繊維本体に付加し
た事を特徴とするものであり、これを繊維本体に付加す
る事により、該繊維に抗アレルギ、抗菌及び悪臭の染み
付きに対する消臭作用・効果を付与する事ができ、該繊
維の持っていた欠点の解消や軽減が可能となり、衣料や
医療用品を初めとする各種製品に幅広く応用することが
できて該繊維の付加価値を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、琥珀を原料とするその
組成成分単独又はこれに銀や銅等の化合物やコロイドを
併用した肌に優しい高付加価値繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】ナイロン6、ナイロン66、アセテー
ト、レーヨン、ウレタン又はウールを主原料とする繊維
類は、衣料品や医療用品を初めとして各種製品に幅広く
使用され、現代生活に極めて深くかかわっている。処
が、最近例えばこれら繊維によるアレルギ、細菌類の繊
維内での繁殖、或いは悪臭の染み付きなどの報告があ
り、繊維そのものに消臭効果や抗菌効果或いは抗アレル
ギ作用を求める動きがあり、現在の繊維ではこれらの問
題点を一度に解決できるようなものは存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
琥珀由来の組成成分或いはこれらに銀・銅化合物やその
コロイド、銀微粒子を繊維本体に組み込む事により、抗
アレルギ、抗菌及び悪臭の染み付きに対する消臭などを
一挙に除去する事ができる高付加価値繊維を提供に事に
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】『請求項1』に記載の琥
珀組成物付加繊維は『琥珀の組成成分を繊維本体に担持
させた』事を特徴とするもので、『請求項2、3』はそ
の変形例で、前者は『外部エネルギーを加えて琥珀を溶
融する事によって得た琥珀の組成成分を、繊維本体に担
持させた』事を特徴とし、後者は『外部エネルギーを加
えて琥珀を溶融する事によって得た琥珀の組成成分か
ら、有機溶剤にて有機溶剤可溶性成分を抽出除去し、そ
の残渣組成成分を繊維本体に担持させた』事を特徴とす
る。また、『請求項4、5』は外部エネルギーの加え方
に関し、前者は『琥珀の組成成分を担持させた繊維本体
に外部エネルギーを加える事によって得た繊維』であ
り、後者は『琥珀を溶かして得た琥珀の組成成分から有
機溶剤にて有機溶剤可溶性成分を抽出除去し、その残渣
を担持させた繊維本体に外部エネルギーを加える事によ
って得た繊維』である事を特徴とする。
【0005】『琥珀の組成成分』『琥珀の組成成分に外
部エネルギーを加えたもの』『溶融琥珀から得た組成成
分』や『溶融琥珀の有機溶剤可溶性成分抽出残渣を溶融
して得た残渣組成成分』は顕著な「消臭効果」や「抗菌
効果」或いは「抗アレルギ作用」があり、これを繊維本
体に何らかの方法で付加する事により、該繊維に前記作
用・効果を付与する事ができ、該繊維の持っていた欠点
の解消や軽減が可能となり、衣料や医療用品を初めとす
る各種製品に幅広く応用することができて該繊維の付加
価値を高めることができる。
【0006】『請求項6』は「組成成分」の「繊維本
体」への付加方法に関し『請求項1〜5のいずれかに記
載の琥珀組成物担持繊維において、組成成分又は残渣の
繊維本体への担持方法が、繊維本体への練り込み、繊維
本体へのコーティング或いは繊維本体への吸着である』
事を特徴とする。
【0007】「繊維本体」が合成繊維のように人工的に
製糸するものは、「練り込み」「コーティング」「吸
着」などの方法で行われるが、ウールのような天然繊維
の場合は「コーティング」「吸着」などの方法が取られ
る。「練り込み」は紡糸原液(ポリマーバッチ)に組成
成分を配合する事によって行われる。「コーティング」
は、例えばアクリルポリマーと共にトルエンを溶かし、
この溶剤に有効組成成分を配合してから繊維を浸漬し、
然る後トルエンを除去して繊維表面に有効組成成分を付
着させる。「練り込み」の場合は、「コーティング」
「吸着」に比べて、その効果が持続する。
【0008】『請求項7』の琥珀組成物付加繊維は『請
求項1〜6のいずれかに記載の琥珀組成物付加繊維にお
いて、銀化合物又は銀コロイド、銀微粒子、銅化合物、
銅コロイド、銅微粒子の少なくともいずれかひとつが併
用されている』事を特徴とする。「銀化合物」には例え
ばAg2O、Ag2S、Agclのようなものがあり、
「銅化合物」には例えばCu2O(酸化第1銅)、Cu
O(酸化第2銅)、Cu2S、Cucl(塩化第2
銅)、Cu2SO4(硫酸銅)のようなものがある。銀化
合物又は銀コロイド、銀微粒子、銅化合物、銅コロイ
ド、銅微粒子などは、従来から「抗菌効果」に優れてい
ることが指摘されていたが、人によっては「アレルギ作
用」があり、必ずしも万人に有効であるという訳ではな
かったが、現在まではこれらの問題点を一度に解決でき
るようなものは存在しなかった。しかしながら、『琥珀
組成成分』『琥珀の組成成分に外部エネルギーを加えた
もの』『溶融琥珀から得た組成成分』や『溶融琥珀の有
機溶剤可溶性成分抽出残渣を溶融して得た残渣組成成
分』と併用する事により、そのような問題点が解消した
だけでなく、「抗菌性」の面で相乗効果が発揮されるよ
うになった。
【0009】『請求項8』は「琥珀を原料とする有効組
成成分」に関し『請求項1〜7のいずれかに記載の琥珀
組成物担持繊維において、琥珀を原料とする被担持用組
成成分の一部或いは全部が、琥珀の酸化物或いは塩であ
る』事を特徴とする。「琥珀の酸化物」とは、例えば琥
珀に外部エネルギーを与えつつ酸素を供給し、琥珀を酸
化させたものであり、「琥珀の塩」とは、例えば琥珀に
外部エネルギーを与えた組成成分を科学的反応により塩
にする。ナトリウム塩、カルシウム塩、銀塩、銅塩など
を用いる。「琥珀の酸化物」や「琥珀の塩」への変化
は、全部でなくともよくその一部でもよい。
【0010】『請求項9』の琥珀組成物担持繊維は『請
求項1〜8のいずれかに記載の琥珀組成物担持繊維にお
いて、繊維本体が、ナイロン6、ナイロン66、アセテ
ート、レーヨン、ウレタン、コットン、ウール、シル
ク、ポリエステル、塩化ビニル或いは塩化ビニリデンの
いずれかである』事を特徴とする。ここで、塩化ビニル
繊維の場合は、マイナス・イオンを発生するので、琥珀
の組成成分との相乗効果が働き、筋肉痛やリウマチに対
する効果が期待出来る。
【0011】『請求項10』は『請求項1〜9のいずれ
かに記載の琥珀組成物担持繊維を用いて形成した事を特
徴とする不織布、糸、織布或いは編み物などの繊維製
品』であり、「糸」は『請求項1〜9のいずれかに記載
の琥珀組成物担持繊維を用いて紡糸した』ものであり、
「織布」や「編み物」は前記「糸」を用いて機織された
もの』でありある。これら布や編み物は、琥珀の有効組
成成分を担持しているので、これらを着用する事により
琥珀の組成成分の有効作用をえる事が出来る。
【0012】『請求項11』は琥珀組成物担持繊維の製
造方法の第1法で『外部エネルギーを加えて琥珀を溶融
する事によって得た琥珀の組成成分、或いは外部エネル
ギーを加えて琥珀を溶融する事によって得た琥珀の組成
成分から、有機溶剤にて有機溶剤可溶性成分を抽出除去
し、その残渣組成成分を繊維の紡糸原液に混入し、然る
後前記紡糸原液にて繊維を形成する』事を特徴とする。
【0013】『請求項12』は琥珀組成物担持繊維の製
造方法の第2法で『琥珀の組成成分或いは琥珀組成成分
の有機溶剤抽出残渣を繊維の紡糸原液に混入し、然る後
紡糸原液にて繊維を形成する琥珀組成物担持繊維の製造
方法において、紡糸原液の段階或いは繊維形成段階で外
部エネルギーを加える』事を特徴とする。
【0014】『請求項13』は琥珀組成物担持繊維の製
造方法の第3法で『琥珀の組成成分或いは琥珀組成成分
の有機溶剤抽出残渣を繊維の紡糸原液に混入し、続いて
この紡糸原液にて繊維に形成した後、この琥珀組成物担
持繊維を紡糸したり、或いはこの琥珀組成物担持糸にて
ニット製品や織布を製造したり又は不織布など琥珀組成
物担持繊維製品を製造する方法において、原液段階、繊
維形成段階、或いは繊維製品製造段階のいずれかの段階
で外部エネルギーを加える』事を特徴とする。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例に付いて詳述する。本
発明に使用される『琥珀』は主にマツ属植物の樹脂(主
にC40644)の化石で、有機物鉱物の代表でコハク
酸を含む。非晶質で団塊或いは滴状の形状をしており、
貝殻状断面を呈し脆い。モース硬さ2〜3、密度1.0
5〜1.10g/cm3で、透明乃至半透明であり、脂肪
光沢のある黄色(=コハク色)をしており、白色や赤色
を帯びる事がある。紫外線で蛍光を発し、摩擦すると負
に帯電して微粉を吸い付ける。熱すると120〜150
℃て軟化し、250℃〜300℃で融解する。エタノー
ルやジエチルエーテル或いはベンゼンに少量溶ける。現
在では、装飾工芸品、宝石、絶縁材料程度の用途か削り
カスをお香にするなどの用途しかない。特に、虫類や果
実、葉などの完全化石を含む物は装飾工芸品や宝石とし
て特に珍重されている程度である。
【0016】本発明では、「抗アレルギ」、「抗菌」及
び「悪臭の染み付きの解消」等に琥珀そのものを使用す
るのでなく、『外部エネルギーを加えて琥珀を溶融する
事によって得た琥珀の組成成分(有効組成成分A)』、
或いは『外部エネルギーを加えて琥珀を溶融する事によ
って得た琥珀の組成成分から有機溶剤にて有機溶剤可溶
性成分を抽出除去して得た残渣組成成分(有効組成成分
B)』を使用する。ここで、琥珀溶融用の『外部エネル
ギー』とは、例えば、加熱、電磁波、超音波などが挙げ
られる。琥珀に外部エネルギーを加えて溶融する手段と
しては、単に加熱でも良いが、加熱しつつ超音波や電磁
波(高周波マイクロウエーブ)併用してかけると、加熱
単独の場合に比べて単位時間に加えられるエネルギー量
が増加するため、数10℃低い温度で溶融する。
【0017】また、加熱の場合、溶融温度は琥珀の産地
などにより異なるが、おおむね120℃〜380℃程度
である。加熱された琥珀の一部又は全部が加熱により変
性してこれまでに見られなかった特異な作用・効果を発
揮する。
【0018】本発明に使用される原料を琥珀とする有効
組成成分には前記の有効組成成分A,Bの2種類があ
り、有効組成成分はその各々を各種繊維本体に付加して
実験し、その比較例として行った無添加(コントロー
ル)の場合と比較している。まず、有効組成成分A,B
の製造方法について説明し、次に有効組成成分A,Bを
付加した繊維とコントロール繊維とを比較して有効組成
成分A,Bを付加した繊維の各効果について言及する。
【0019】有効組成成分Aの製法例)ドミニカ産琥珀
100gを窒素気流中で撹拌しながら28kHz、10
0Wの超音波をかけ、オイルバッサー(=オイルバス)
中で加熱して溶融する。琥珀の溶融は、単に加熱するだ
けでも良いが、加熱しつつ超音波や高周波マイクロウエ
ーブをかけると、前述の理由で数10℃低い温度で溶融
する。溶融した後180℃まで冷却し、然る後スクワラ
ン(或いはn−ブタノール)を200g加えて溶解し、
続いて冷却して請求項1に記載の『溶融によって得た琥
珀組成成分』の一例を製造する。
【0020】有効組成成分Bの製法例)ドミニカ産琥珀
100gを窒素気流中撹拌しながら、オイルバス中で2
80℃で加熱する。その後50℃以下に冷却し、無水エ
タノール500mlを加えて3時間還流する。エタノー
ル層で抽出後の残渣をエタノールで洗浄し、再び加熱溶
融し、180℃まで冷却した残渣にスクワラン(或いは
n−ブタノール)200gを加えて溶解し、冷却して請
求項2に記載の『溶融残渣組成成分』の一例を製造す
る。
【0021】次に、有効組成成分A、Bの有効組成成分
を付加した繊維の製造方法に付いて説明する。各表中、
左端のA〜M'は、各有効組成成分(A〜M')が付加された
繊維を表し、分かりやすくするためにテストグループ
(A〜M')と各有効組成成分(A〜M')とを一致させた。 有効組成成分A、Bをポリ・エチレンテレフタレート
繊維(ポリエステル)、ナイロン6、ナイロン66に
0.1%の濃度で練り込んだ直径約l0μmの各繊維1
0gに対して、1ml中、5×106個になるように植
菌した液状ブイヨン培地10gを含浸させ37℃、7日
間培養して生菌数を調べた。
【0022】ウール、アセテート、レーヨン、コット
ン、シルクに有効組成成分A、Bで示したスクワランの
代わりに50℃以下の温度でn−ブタノールを加え、1
00℃で溶解した上清10g(有効組成成分A'、B')
を含浸した後、n−ブタノールを留去して得られた各繊
維10gに対して、1ml中、5×106個になるよう
植菌した液状ブイヨン培地10gを含浸させ37℃、7
日間培養して生菌数を調べた。
【0023】実施例A、Bで得られた有効組成成分に
ステアリン酸銅20gを加え、加熱溶解したもの(以下
有効組成成分D、Eとする。)をナイロン6、ナイロン
66に0.1%の濃度で練り込んだ直径約l0μmの各
繊維10gに対して、1ml中、5×106個になるよ
うに植菌した液状ブイヨン培地10gを含浸させ、37
℃、7日間培養して生菌数を調べた。有効組成成分D、
Eのスクワランの代わりに50℃以下の温度でn−ブタ
ノールを加え100℃で溶解した上清10g(有効組成
成分D'、E')をウールに含浸した後n−ブタノールを
留去して得られた繊維についても同様の試験を行った。
【0024】有効組成成分A、Bにステアリン酸銀2
0gを加え加熱溶解したもの(以下、有効組成成分F、
Gとする。)をナイロン6、ナイロン66に0.1%の
濃度で練り込んだ直径約l0μmの各繊維10gに対し
て、1ml中、5×106個になるように植菌した液状
ブイヨン培地10gを含浸させ、37℃、7日間培養し
て生菌数を調べた。有効組成成分F、Gのスクワランの
代わりに50℃以下の温度でn−ブタノールを加え10
0℃で溶解した上清10g(有効組成成分F'、G')を
ウールに含浸させた後、n−ブタノールを留去して得ら
れた繊維についても同様の試験を行った。
【0025】有効組成成分A、Bに酸化銅微粉末lg
を分散したもの(以下、有効組成成分H、Iとする。)
をナイロン6、ナイロン66に0.1%の濃度で練り込
んだ直径約l0μmの各繊維10gに対して、1ml
中、5×106個になるように植菌した液状ブイヨン培
地10gを含浸させ、37℃、7日間培養して生菌数を
調べた。有効組成成分H、Iのスクワランの代わりに5
0℃以下の温度でn−ブタノールを加え100℃で溶解
した上清10g(有効組成成分H'、I')をウールに含
浸した後、n−ブタノールを留去して得られた繊維につ
いても同様の試験を行った。
【0026】有効組成成分A、Bに酸化銀微粉末lg
を分散したもの(以下、有効組成成分J、Kとする。)
をナイロン6、ナイロン66に0.1%の濃度で練り込
んだ直径約l0μmの各繊維10gに対して、1ml
中、5×106個になるように植菌した液状ブイヨン培
地10gを含浸させ、37℃、7日間培養して生菌数を
調べた。有効組成成分J、Kのスクワランの代わりに5
0℃以下の温度でn−ブタノールを加え、100℃で溶
解した上清10g(有効組成成分J'、K')をウールに
含浸した後n−ブタノールを留去して得られた繊維につ
いても同様の試験を行った。(以上、表1)
【0027】有効組成成分A、Bに酸化銀を10%含
有するゼオライトの粉末を10g分散したもの(以下有
効組成成分L、Mとする。)をナイロン6、ナイロン6
6、ウールに0.1%の濃度で練り込んだ直径約l0μ
mの各繊維10gに対して、lml中、5×106個に
なるように植菌した液状ブイヨン培地10gを含浸させ
37℃、7日間培養して生菌数を調べた。有効組成成分
L、Mのスクワランの代わりに50℃以下の温度でn−
ブタノールを加え100℃で溶解した上清10g(有効
組成成分L'、M')をウールに含浸した後、n−ブタノー
ルを留去して得られた繊維についても同様の試験を行っ
た。(以上、表2)
【0028】本抗菌試験(A〜K')では、データ初期生
菌数が5×106/mlで培養したもので、生菌数が2ケ
タ以上増加したものは+2、3ケタ減少したものは−3
という表示をした。使用菌類はグラム陽性の黄色ブドウ
球菌(S.aureus)、グラム陰性の大腸菌(E.coli)、真
菌の黒カビ(A.niger)である。
【0029】 《抗菌試験》 表 1 S.aureus E.Coli A.niger 備 考 コントロール >+2 >+2 >+2 無添加 A ナイロン6 −3 −2 −2 有効成分A単独練込 ナイロン66 −3 −2 −2 同 上 ポリエステル −3 −2 −2 同 上 A' ウール −4 −4 −2 有効成分B単独含浸 アセテート −4 −4 −2 同 上 レーヨン −4 −4 −2 同 上 コットン −4 −4 −2 同 上 シルク −4 −4 −2 同 上 B ナイロン6 −2 −2 −1 有効成分A単独練込 ナイロン66 −2 −2 −1 同 上 ポリエステル −2 −2 −1 同 上 B' ウール −3 −2 −2 有効成分B単独含浸 アセテート −3 −3 −2 同 上 レーヨン −3 −3 −2 同 上 コットン −3 −3 −2 同 上 シルク −3 −2 −2 同 上 D ナイロン6 −5 −4 −4 ステアリン酸銅+Aの練込 ナイロン66 −5 −4 −4 同 上D' ウール含浸 −6 −6 −6 ステアリン酸銅+Aの含浸 E ナイロン6 −5 −5 −5 ステアリン酸銅+Bの練込 ナイロン66 −5 −4 −4 同 上E' ウール含浸 −6 −6 −6 ステアリン酸銅+Bの含浸 F ナイロン6 −6 −6 −6 ステアリン酸銀+Aの練込 ナイロン66 −6 −6 −6 同 上F' ウール含浸 −6 −6 −6 ステアリン酸銀+Aの含浸 G ナイロン6 −6 −6 −6 ステアリン酸銀+Bの練込 ナイロン66 −6 −6 −6 同 上G' ウール含浸 −6 −6 −6 ステアリン酸銅+Bの含浸 H ナイロン6 −4 −4 −3 酸化銅粉+Aの練込 ナイロン66 −4 −4 −3 同 上H' ウール含浸 −5 −5 −5 酸化銅粉+Aの含浸 I ナイロン6 −5 −5 −4 酸化銅粉+Bの練込 ナイロン66 −5 −5 −3 同 上I' ウール含浸 −5 −5 −5 酸化銅粉+Bの含浸 J ナイロン6 −4 −5 −4 酸化銀+Aの練込 ナイロン66 −4 −4 −4 同 上J' ウール含浸 −6 −6 −6 酸化銀+Aの含浸 K ナイロン6 −5 −5 −5 酸化銀+Bの練込 ナイロン66 −5 −5 −5 同 上K' ウール含浸 −6 −6 −6 酸化銀+Bの含浸
【0030】上記抗菌試験の表1によれば、琥珀を原料
とする有効成分単独での繊維本体への練り込み又は繊維
本体への含浸の場合、コントロール(無添加)の繊維場
合に比べてに著しい微生物の成長阻害が見られる。ま
た、銀や銅化合物との相乗作用も強く、死滅しているも
のもあった。
【0031】本抗菌試験ではl0%酸化銀含有ゼオライ
ト含有繊維における琥珀原料有効成分の効果に付いて検
証した。コントロール(Cで表示)は酸化銀をl0重量
%含有するゼオライトのみが添加された繊維であり、
L、Mはこれに有効成分A、Bが更に添加されている場
合である。
【0032】 《抗菌試験》 表 2 S.aureus E.Coli A.niger 備 考 C ナイロン6 −4 −4 −3 l0%酸化銀含有セ゛オライト単独練込 ナイロン66 −4 −4 −3 同 上 ウール含浸 −5 −5 −4 同 上 含浸 L ナイロン6 −5 −5 −5 l0%酸化銀含有セ゛オライト+A練込 ナイロン66 −5 −5 −5 同 上 ウール含浸 −6 −6 −5 同 上 含浸 M ナイロン6 −5 −5 −4 l0%酸化銀含有セ゛オライト+B練込 ナイロン66 −5 −5 −4 同 上 ウール含浸 −6 −6 −5 同 上 含浸
【0033】銀・ゼオライトの系においても、銀・ゼオ
ライトだけよりも琥珀原料から得た有効成分A、Bを併
用した方が抗菌力が強く相乗的であることが判明した。
この場合、該繊維は靴下、靴の中敷き、わきが防止パッ
ド、下着、ストッキング用として応用できるし、また、
医療用ヘの展開も可能である。
【0034】次に、本繊維の消臭効果に付いての作用に
付いて検証する。検証方法は以下の通りである。サンプ
ル(A〜L)を27,000cm3のアクリルケース中に
置き、0.1ppmの悪臭ガス270cm3を注入する。
1時間後の悪臭をパネラーにより評価した。実験結果は
下記の通りで、コントロール(=アクリルケース中に
0.1ppmの悪臭ガス270cm3を注入しただけのも
の)よりも琥珀を原料として得られた有効成分(A〜
L)を付加した繊維の方が効果的に消臭した。銀や銅を
含むもの(サンプルL)は更に、より強い消臭力を示し
た。特に銅を含有する場合(サンプルH)は、硫化水
素、メルカプタンにも強く、特に(サンプルD)のウー
ルが優れている。なお、ゼオライト・銀は、ゼオライト
が多少臭いを吸着するので、ゼオライト・銀のみを含有
する繊維(サンプルL)を別にコントロールとしてを設
けたが、やはり琥珀抽出物との相乗効果が強く実用性が
高いことが明確になった。
【0035】 《消臭試験》 表 3アンモニアトリメチルアミン 硫化水素 メチルメルカフ゜タン 備 考 コントロール 5 5 5 5 悪臭物質のみ A ナイロン66 2 2 3 3 成分A単独練込 A' ウール 0 1 2 3 同上の含浸 B ナイロン66 2 2 3 3 成分B単独練込 B' ウール 1 1 3 3 同上の含浸 D ナイロン66 2 2 1 2 ステアリン酸銅+Aの練込D' ウール 0 1 0 1 同上の含浸 F ナイロン66 2 2 2 2 ステアリン酸銀+Aの練込F' ウール 0 1 2 2 同上の含浸 H ナイロン66 2 2 2 3 酸化銅粉+Aの練込 H' ウール 0 1 2 2 同上の含浸 J ナイロン66 2 2 2 3 酸化銀+Aの練込 J' ウール 0 1 2 2 同上の含浸 セ゛オライト・銀のみ 4 4 4 4 (Lのコントロール) L ナイン66 1 1 2 2 l0%酸化銀含有セ゛オラ イト+A練込L' ウール 0 0 1 2 同上の含浸
【0036】次に、本発明にかかる繊維の抗アレルギー
作用に付いて検証した。ナイロン66のストッキングで
発赤やかゆみを訴える女性パネラー4名にパッチテスト
を行ってもらった結果を記す。
【0037】 《抗アレルギー試験》 表 4 ハ゜ネラー1 ハ゜ネラー2 ハ゜ネラー3 ハ゜ネラー4 備 考 コントロール × × × × 無添加繊維 A ナイロン66 〇 〇 △ △ 成分A単独練込 B ナイロン66 〇 △ 〇 △ 成分B単独練込 D ナイロン66 △ △ 〇 △ ステアリン酸銅+Aの練込 F ナイロン66 〇 〇 △ 〇 ステアリン酸銀+Aの練込 H ナイロン66 〇 〇 〇 △ 酸化銅粉+Aの練込 J ナイロン66 〇 〇 〇 〇 酸化銀+Aの練込 L ナイロン66 〇 〇 〇 〇 l0%酸化銀含有セ゛オラ イト+A練込 セ゛オライト・銀のみ × × × ×
【0038】《表4の評価》 ×:発赤やかゆみが出る。 △:発赤やかゆみがやや少ない。 〇:発赤やかゆみがない。 以上の結果からナイロン66により皮膚トラブルを生ず
るパネラーに対し、琥珀を原料とする有効組成部成分を
付加した繊維は、抗アレルギー的に働くことが判った。
ゼオライト・銀の場合もコントロールと同様、抗アレル
ギーがないものであった。
【発明の効果】本発明は叙上の通りであるので、琥珀を
原料とする有効組成成分を繊維本体に付加する事によ
り、該繊維に抗アレルギ、抗菌及び悪臭の染み付きに対
する消臭作用・効果を付与する事ができ、該繊維の持っ
ていた欠点の解消や軽減が可能となり、衣料や医療用品
を初めとする各種製品に幅広く応用することができて該
繊維の付加価値を高めることができた。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 琥珀組成物担持繊維又は該繊維使
用の布或いは編み物及び該繊維又は布或いは編み物の製
造方法
フロントページの続き (72)発明者 澤口 能一 東京都渋谷区代々木1丁目31番15号 株式 会社生薬高度利用研究所内 (72)発明者 中尾 和朗 東京都渋谷区代々木1丁目31番15号 株式 会社生薬高度利用研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 琥珀の組成成分を繊維本体に担持
    させた事を特徴とする琥珀組成物担持繊維。
  2. 【請求項2】 外部エネルギーを加えて琥珀を溶
    融する事によって得た琥珀の組成成分を、繊維本体に担
    持させた事を特徴とする琥珀組成物担持繊維。
  3. 【請求項3】 外部エネルギーを加えて琥珀を溶
    融する事によって得た琥珀の組成成分から、有機溶剤に
    て有機溶剤可溶性成分を抽出除去し、その残渣組成成分
    を繊維本体に担持させた事を特徴とする琥珀組成物担持
    繊維。
  4. 【請求項4】 琥珀の組成成分を担持させた繊維
    本体に外部エネルギーを加える事によって得た繊維であ
    る事を特徴とする琥珀組成物担持繊維。
  5. 【請求項5】 琥珀を溶かして得た琥珀の組成成
    分から有機溶剤にて有機溶剤可溶性成分を抽出除去し、
    その残渣を担持させた繊維本体に外部エネルギーを加え
    る事によって得た繊維である事を特徴とする琥珀組成物
    担持繊維。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の
    琥珀組成物担持繊維において、 組成成分又は残渣の繊維本体への担持方法が、繊維本体
    への練り込み、繊維本体へのコーティング或いは繊維本
    体への吸着である事を特徴とする琥珀組成物担持繊維。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の
    琥珀組成物担持繊維において、 銀化合物又は銀コロイド、銀微粒子、銅化合物、銅コロ
    イド、銅微粒子の少なくともいずれかひとつが併用され
    ている事を特徴とする琥珀組成物担持繊維。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の
    琥珀組成物担持繊維において、 琥珀を原料とする被担持用組成成分の一部或いは全部
    が、琥珀の酸化物或いは塩である事を特徴とする琥珀組
    成物担持繊維。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の
    琥珀組成物担持繊維において、 繊維本体が、ナイロン6、ナイロン66、アセテート、
    レーヨン、ウレタン、コットン、ウール、シルク、ポリ
    エステル、塩化ビニル或いは塩化ビニリデンのいずれか
    である事を特徴とする琥珀組成物担持繊維。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の
    琥珀組成物担持繊維を用いて形成した事を特徴とする不
    織布、糸、織布或いは編み物などの繊維製品。
  11. 【請求項11】 外部エネルギーを加えて琥珀を溶
    融する事によって得た琥珀の組成成分、或いは外部エネ
    ルギーを加えて琥珀を溶融する事によって得た琥珀の組
    成成分から、有機溶剤にて有機溶剤可溶性成分を抽出除
    去し、その残渣組成成分を繊維の紡糸原液に混入し、然
    る後前記紡糸原液にて繊維を形成する事を特徴とする琥
    珀組成物担持繊維の製造方法。
  12. 【請求項12】 琥珀の組成成分或いは琥珀組成成
    分の有機溶剤抽出残渣を繊維の紡糸原液に混入し、然る
    後紡糸原液にて繊維を形成する琥珀組成物担持繊維の製
    造方法において、 紡糸原液の段階或いは繊維形成段階で外部エネルギーを
    加える事を特徴とする琥珀組成物担持繊維の製造方法。
  13. 【請求項13】 琥珀の組成成分或いは琥珀組成成
    分の有機溶剤抽出残渣を繊維の紡糸原液に混入し、続い
    てこの紡糸原液にて繊維に形成した後、この琥珀組成物
    担持繊維を紡糸したり、或いはこの琥珀組成物担持糸に
    てニット製品や織布を製造したり又は不織布など琥珀組
    成物担持繊維製品を製造する方法において、 原液段階、繊維形成段階、或いは繊維製品製造段階のい
    ずれかの段階で外部エネルギーを加える事を特徴とする
    琥珀組成物担持繊維製品の製造方法。
JP13597296A 1996-05-01 1996-05-01 琥珀組成物担持繊維又は該繊維使用の布或いは編み物及び該繊維又は布或いは編み物の製造方法 Expired - Lifetime JP3686162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13597296A JP3686162B2 (ja) 1996-05-01 1996-05-01 琥珀組成物担持繊維又は該繊維使用の布或いは編み物及び該繊維又は布或いは編み物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13597296A JP3686162B2 (ja) 1996-05-01 1996-05-01 琥珀組成物担持繊維又は該繊維使用の布或いは編み物及び該繊維又は布或いは編み物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09296361A true JPH09296361A (ja) 1997-11-18
JP3686162B2 JP3686162B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=15164179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13597296A Expired - Lifetime JP3686162B2 (ja) 1996-05-01 1996-05-01 琥珀組成物担持繊維又は該繊維使用の布或いは編み物及び該繊維又は布或いは編み物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3686162B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023187645A1 (fr) 2022-03-30 2023-10-05 Mersen France Gennevilliers Procédé de fabrication de carbure de silicium polycristallin utilisable pour la fabrication de substrats de circuits integrés, et carbure de silicium ainsi obtenu

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023187645A1 (fr) 2022-03-30 2023-10-05 Mersen France Gennevilliers Procédé de fabrication de carbure de silicium polycristallin utilisable pour la fabrication de substrats de circuits integrés, et carbure de silicium ainsi obtenu
FR3134228A1 (fr) 2022-03-30 2023-10-06 Mersen France Gennevilliers Procede de fabrication de carbure de silicium polycristallin utilisable pour la fabrication de substrats de circuits integres, et carbure de silicium ainsi obtenu

Also Published As

Publication number Publication date
JP3686162B2 (ja) 2005-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5985301A (en) Antibacterial cellulose fiber and production process thereof
CN108589266B (zh) 纳米金属颗粒/金属有机框架复合抗菌纤维素纤维的制备方法
CN101270508B (zh) 抗菌珍珠粘胶纤维及其制备方法和应用
CN1643206A (zh) 具有纳米银粒子的抗微生物纱线及其生产方法
CN102477691A (zh) 一种纳米复合抗菌剂
CN1034090C (zh) 长效广谱抗菌织物的制造方法
CN112442893A (zh) 一种特高效纳米铜抗菌剂及其制备方法
EP2125942A1 (de) Kupferenthaltende formmasse aus polyester ihre herstellung und verwendung
Amna et al. Natural mulberry biomass fibers doped with silver as an antimicrobial textile: A new generation fabric
JPH09296361A (ja) 琥珀組成物担持繊維又は該繊維使用の布或いは編み物及び該繊維又は布或いは編み物の製造方法
CN1616724A (zh) 纳米银系抗菌珍珠蛋白纤维
KR102184455B1 (ko) 항균력이 우수한 나노 은(銀) 피착방법 및 그 나노 은(銀)이 피착된 사물
KR101778510B1 (ko) 무기계 금속산화물 성분이 함유된 광물을 사용한 소취 섬유 제조방법
CN102389383B (zh) 具有抗沮丧和提神作用的香水及其制造方法
CN111357719B (zh) 添食纳米粒子生产抗菌蚕丝的方法
DE102007003662A1 (de) Kupfer(I)enthaltende Formmasse aus Polyester, ihre Herstellung und Verwendung
KR100573029B1 (ko) 은섬유 및 그의 제조방법
WO2018226074A2 (ko) 게르마늄 이온액 제조방법 및 게르마늄 이온이 함유된 섬유원단
DE102007003649A1 (de) Kupfer(II)enthaltende Formmasse aus Polyester, ihre Herstellung und Verwendung
KR102343516B1 (ko) 항바이러스성 및 소취성 원사 제조방법
CN111087934A (zh) 用于鞋材加工的负离子防霉防菌热熔胶片及其加工工艺
CN109362793B (zh) 一种纸质档案防霉抑菌剂及其制备方法
CN115652625B (zh) 一种带有纳米铜和紫草素的无纺布及其制备方法
KR100507404B1 (ko) 방향 기능을 갖는 폴리에틸렌 필름 및 그 제조 방법
CN1319435A (zh) 一种广谱抗菌复合镀层的制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050602

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080610

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term