JPH09295815A - ガラス溶融方法 - Google Patents
ガラス溶融方法Info
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- JPH09295815A JPH09295815A JP10762496A JP10762496A JPH09295815A JP H09295815 A JPH09295815 A JP H09295815A JP 10762496 A JP10762496 A JP 10762496A JP 10762496 A JP10762496 A JP 10762496A JP H09295815 A JPH09295815 A JP H09295815A
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Abstract
を炉内へ挿入して、挿入口において前記装置を動かしな
がら、ガラスを溶かす際に、前記挿入口のメンテナンス
頻度を減らして、ガラス溶融を長期間に亘って連続して
行うことのできるガラス溶融方法を提供する。 【解決手段】 ガラス溶融炉において、運転動作を伴う
装置を炉内へ挿入して、挿入口において前記装置を動か
しながらガラスを溶かす際に、前記挿入口とは別に炉体
に設けた開口部から炉内雰囲気を吸引して、前記挿入口
から大気を導入することを特徴とする。
Description
いてガラスを溶かす際に、運転動作を伴う各種装置を炉
内へ挿入するための挿入口について、そのメンテナンス
頻度を減らして、ガラス溶融を長期間に亘って、連続し
て行うことを可能にしたガラス溶融方法に関する。
ず、ガラス原料調合物(バッチ)、もしくは、バッチを
一度、粗溶融して、ほぼガラス化した、その生カレット
を溶融し、次いで、泡を除去した後、撹拌して脈理を消
失させ、各種光学ガラス製品を製造するのに適した温度
のガラスが流出されるように、溶融ガラスの温度が調節
される。また、その製造量は用途に応じて決定され、る
つぼを使用したディポット式(バッチ式)で溶融した
り、連続的に溶融する方法が選択される。
ガラスの液面レベルを一定に保つために、一般に液面レ
ベル計が用いられる。比較的、精度の高い液面レベル計
としては、炉体上部に挿入口を設けて、そこから接針セ
ンサーを挿入し、接針センサーを上下に動かして、その
先端がガラス融液面に接触したか否かを、電気的な導通
の有無でチェックするものがある。
の消失には、撹拌棒による撹拌が必要であり、このた
め、一般に、炉体上部には、撹拌棒の挿入のために、挿
入口が設けられ、そこから撹拌棒を挿入して、溶けたガ
ラスを撹拌し、均質化する。
従来例に見られるようなガラス溶融炉では、次のような
問題点があった。即ち、一般に、光学ガラスには、光学
設計の自由度を確保し、光学製品の性能を向上するため
に、多種多様の光学特性のものが作られており、また、
光学特性以外にも、熱特性や化学耐久性をも満足させる
ように考慮されている。
律表の多くの元素が対象となり、その中には、ガラス成
分として必要不可欠の物であるが、溶融時に揮発しやす
い成分が存在する。例えば、ホウ素、鉛、バリウム、ア
ルカリ(Li,Na,Kなど)などの酸化物や、これら
の化合物である。これらの揮発し易い成分のために、次
のような問題が生じていた。
る装置であるが、液面レベル計として、炉体上部の挿入
口から接針センサーを挿入して上下に動かし、その先端
がガラス融液面に接触したか否かをチェックする方法
は、前述した通りである。この挿入口では、通常、開口
しているため、炉内よりも温度が低くなっていて、揮発
した成分が、冷却・固化し易くなっている。このため、
ガラスを溶融する時間が経過するにつれて、炉の挿入口
の内壁や、接針センサーの挿入口付近には、揮発した成
分が冷却・固化して、徐々に蓄積されていく。
間とが狭められて行くことになり、最終的には、接針セ
ンサー、ひいては、液面レベル計の運転に支障をきたし
てしまう。この対策として、従来は、頻繁にメンテナン
スが必要であり、また、十分なメンテナンスのために
は、一度、炉の温度を下げてから、挿入口の内壁とセン
サーの挿入口付近とに付着した析出物(揮発したガラス
成分)を除去する必要があった。このため、ガラス溶融
を一時的に中断することになり、その工業的損失が甚だ
しい。
ンサー挿入口との隙間を大きくして、メンテナンス頻度
を小さくする方法もあったが、挿入口を通じて、炉内か
ら多大の熱輻射が発生するため、この場合には、液面レ
ベル計の駆動装置に対しての熱対策を強化しなければな
らなかった。
装置についても同様であった。光学ガラスの溶融で脈理
を消失させるには、一般に、撹拌棒による撹拌が必要で
あり、このため、炉体上部には、撹拌棒の挿入のために
挿入口が設けられる。この場合にも、ガラスを溶融する
時間が経過するにつれて、挿入口の内壁や撹拌棒の挿入
口付近には、揮発した成分が冷却・固化して、徐々に蓄
積されて行く。
との隙間が狭まり、最終的には、撹拌棒が正常に作動し
なくなって、溶けたガラスから脈理が除去できなくなっ
てしまう。そこで、液面レベル計と同様に、一度、炉温
を下げて、揮発析出したガラス成分を除去するか、撹拌
棒の挿入口を大きくしなければならなかった。
ので、その第1の目的は、ガラス溶融炉において、運転
動作を伴う装置を炉内へ挿入して、挿入口において前記
装置を動かしながら、ガラスを溶かす際に、前記挿入口
のメンテナンス頻度を減らして、ガラス溶融を長期間に
亘って連続して行うことのできるガラス溶融方法を提供
することにある。
る複数の加熱室を連結したガラス溶融炉において、運転
動作を伴う装置を炉内へ挿入して、挿入口において前記
装置を動かしながら、ガラスを溶かす際に、各々の加熱
室の温度設定を良好に保持したまま、前記挿入口のメン
テナンス頻度を減らして、ガラス溶融を長期間に亘って
連続して行うことのできるガラス溶融方法を提供するこ
とにある。
面の高さを測定するための液面レベル計を炉内へ挿入し
て、挿入口において前記レベル計を上下に動かしなが
ら、ガラスを溶かす際に、前記挿入口のメンテナンス頻
度を減らして、ガラス流出量の安定したガラス溶融を長
期間に亘って連続して行うことのできるガラス溶融方法
を提供することにある。
ス融液を撹拌するための撹拌棒を炉内へ挿入して、挿入
口において撹拌棒を回転させながら、ガラスを溶かす際
に、前記挿入口のメンテナンス頻度を減らして、光学的
品質の良好なガラスを長期間に亘って連続して生産する
ことのできるガラス溶融方法を提供することにある。
めに、本発明では、ガラス溶融炉において、運転動作を
伴う装置を炉内へ挿入して、挿入口において前記装置を
動かしながらガラスを溶かす際に、前記挿入口とは別に
炉体に設けた開口部から炉内雰囲気を吸引して、前記挿
入口から大気を導入することを特徴とする。
なる複数の加熱室が連結されており、その高温側から低
温側の加熱室へ気流が流れないように構成しているとよ
い。また、前記運転動作を伴う装置は、その実施の形態
として、ガラス融液面の高さを測定するための液面レベ
ル計であって、その運転動作は、レベル計の炉内への挿
入口において、そのレベル計を上下に動かす運転動作で
あるか、あるいは、ガラス融液を撹拌するための撹拌棒
を有する撹拌装置であって、その運転動作は、撹拌棒の
炉内への挿入口において、その撹拌棒を回転させる運転
動作である。
揮発成分が挿入口の内壁や、前記装置の、例えば、レベ
ル計や攪拌棒の、挿入口付近に析出することが抑制され
る。また、高温側の炉内雰囲気が低温側に流れ込むこと
による低温側の雰囲気温度の上昇が抑制される。
参照して具体的に説明する。図1は、本発明の第1の実
施形態を示す概念図であり、図中、符号1はガラス溶融
炉で、隔壁4により、溶融清澄部2と流出部3とに分け
られていて、通常は、別々の温度に設定され、制御され
る。
断熱材などにより、ガラス溶融時の高熱が炉外にできる
だけ漏れない範囲の薄さで、作られている。また、隔壁
は、溶融清澄部2と流出部3との温度差を保持できる範
囲で、できるだけ薄く作ることで、溶融炉1を小型化し
ている。また、ガラス溶融容器は、溶融清澄槽5、接続
パイプ6、流出槽7とから構成されていて、いずれも白
金で作られている。
パイプ8が付いていて、取り出し口9を通して、炉外に
突き出ている。そして、熱電対10でモニターしなが
ら、流出パイプ8の温度をヒーター11で加熱制御する
ことにより、溶けたガラスを流出できるようになってい
る。なお、流出パイプ8と取り出し口9との隙間には、
断熱ウール12が充填されている。また、白金容器と炉
壁との間には、ヒーターが設置されていて、熱電対で温
度をモニターすることにより、温度制御できるようにな
っている。
半分は、熱電対13とヒーター14、15とで、温度制
御され、その右半分は、熱電対16とヒーター17、1
8とで、温度制御されている。また、流出部3も同様に
して、その左半分は、熱電対19とヒーター20とで、
また、その右半分は、熱電対21とヒーター22とで、
それぞれ、温度制御されている。
製の原料投入用パイプである。パイプの下端部は、ガラ
ス融液23に浸されており、その上端部は、折返しつば
25を備えている。26は原料を蓄えるホッパー、27
は原料導入管で、そのホッパー26と原料導入管27の
間には開閉弁28があり、原料を投入する時だけ開くよ
うになっている。なお、符号29は、投入されたガラス
原料を示している。
側には開口部30があって、吸引ダクト31を通して、
炉内雰囲気を吸引できるようになっている。また、溶融
清澄部2の上部には、液面レベル測定用の装置が設けら
れていて、溶けたガラスの液面32のレベルを測定する
ために、白金製の接針センサー33が、例えば、内径1
5mmの挿入口34を通して、炉内に挿入されている。
円錐状をしていて、この円錐部分は白金で作られてい
る。センサー33は、その外径が、例えば、5mmであ
ると、センサーと挿入口34との隙間は、軸外周に亘っ
て、5mmとなる。センサーの最上部は、上下駆動装置
35に取り付けられていて、センサー33を、適当な時
間間隔で、上下に動かせるようになっている。
入パイプ24との導通の有無を検出するためのリード線
で、一般的には、上下に動かす接針センサー33が一番
下に降りて、液面32に接触した場合に、電気的な導通
が生ずることになる。なお、前述の駆動装置35は、導
通の有無の検出器を兼ねていて、導通が検出されない間
は、開閉弁28を開いて、ガラス原料が投入されるよう
に、開閉弁に対しての信号が、駆動装置35から制御線
37を通して、送られるようになっている。
を撹拌するための撹拌棒38を挿入できるように、例え
ば、内径40mmの挿入口39が設けられている。な
お、撹拌翼40は、この実施の形態では、らせん翼を使
用しており、この材質は白金である。撹拌棒38の上部
は電動モーター41に取付けられていて、所定の速さで
回転させることができる。また、撹拌棒の外表面は白金
で覆われていて、その外径は、例えば、20mmであ
る。このため、撹拌棒38と挿入口39との隙間は、全
周にわたって10mmとなる。
用のガラス原料を溶融する方法を各実施例について、具
体的に説明する。
の比重が3.05であり、温度が1300℃の時に10
1.5 dPa・s、1200℃の時に101.6 dPa・
s、1100℃の時に101.8 dPa・s、1000℃
の時に102.2 dPa・s、890℃の時に102.9 d
Pa・s、610℃の時に107.6 dpa・s、498
℃の時に1013 dpa・sとなる粘度特性を持ったB
aO−SiO2 −B2 O3 系のガラスを、一旦ラフメル
トしたものを用いた。このガラスには、酸化ホウ素B2
O3 が約10wt%、アルカリ(Li,Na,K)の酸
化物が合計で約8wt%、含まれている。また、溶融温
度条件として、例えば、溶融清澄部2を1280℃に設
定しており、流出部3については、1120℃以下が望
ましく、この場合は1100℃に設定した。
9を通しての、それぞれの、大気導入量Q2、Q3をモ
ニターしながら、開口部30を通しての、炉内雰囲気吸
引量Q1を設定した。なお、ガラスを溶かす温度で気体
流量を測定しようとすると、大変に難しいので、吸引量
の設定や以下に述べる流量の測定は、すべて、室温で行
った。
に大気の導入量も最小となり、このとき、全ての加熱室
の各々について、その容積以上の大気量が1日の間に導
入されるように、Q1が設定されている。次に、Q1の
最大設定値は、前述の溶融温度条件、すなわち、溶融清
澄部2が1280℃、流出部3が1100℃の設定値に
保たれる範囲で、吸引量を大きくしていって、その最大
流量を室温で測定した結果である。
0〜1300cm3 /分となった。この時、挿入口34
からの大気の導入量Q2は、約25〜160cm3 /分
で、挿入口39からの大気の導入量Q3は、約120〜
1040cm3 /分となった。 更に詳しく説明すれ
ば、溶融清澄部2には、最低で、約25cm3 /分の大
気が導入されて、約1日で、その容積分(約36000
cm3 )の大気が導入され、流出部3には、最低で、約
120cm3 /分の大気が導入され、こちらは、6時間
弱で、その容積分(約42000cm3 )の大気が導入
されるようになっている。
合計は、ほぼ等しいか、吸引量の方が多くなっていた
(Q1≧Q2+Q3)。吸引量が多くなる理由として
は、ガラス溶融炉には、挿入口34,39以外に、多少
の開口部分ができて、そこから大気が導入されるからと
考えられる。例えば、ヒーター14、15、17、1
8、20、22の各挿入口や、流出パイプの取り出し口
9などである。取り出し口9には、前述のごとく、断熱
ウール12が充填されることが多いが、ウールの充填具
合によっては、若干の通気性が残されるからである。
する開口部30が溶融清澄部2に設けられているため
に、低温の流出部3から高温の溶融清澄部2に向けて、
炉内雰囲気QRが流れることになり、事実、その逆には
流れていなかった。
の吸引条件)のもとで、ガラスの連続投入・溶融・流出
の実験を行った。この間のガラス流出量は、流出パイプ
8の温度(熱電対10でモニター)を適当に変えること
で、0.1〜90g/分の範囲で変化させた。また、液
面レベル計では、実験開始時に、接針センサー33の先
端がガラス融液に接触する高さを最下端として、センサ
ーの先端が上下幅20mmの振幅を描くように、5回/
分の速さで、上下に駆動させた。
の変動は±0.6mm以下に収まり、そして、液面の変
動によるガラス流出量の変化も、非常に少なく、実際±
0.2〜0.5%であった。また、撹拌棒38は、実験
を通じて、毎分20回転で、回転させ続けた。このよう
に、挿入口において、運転動作を伴う装置を運転状態で
使い続けること、すなわち、本実施例のごとく、液面レ
ベル計の接針センサーを上下に動かし続けたり、撹拌棒
を回転し続けたりすることが、何ら支障なく実施できる
期間は、大気導入量(もしくは炉内雰囲気の吸引量)に
よって変化するのであって、結果として、大気導入量も
しくは炉内雰囲気の吸引量が多いほど連続実験を長く行
うことができた。
160cm3 /分とした時に、大気導入量Q1,Q2も
最小となって、各々、約25cm3 /分、約120cm
3 /分となる。そして、この時に連続実験可能な期間が
最も短くなるが、それでも1年間より長い約400日間
の実施が可能だった。また、その間を通じて、ガラス溶
融炉の温度設定が設定値からずれてしまうことも、ガラ
ス流出量に影響が生じることもなく、脈理の無い光学的
品質の良好なガラスを連続して生産することが可能であ
った。
ル計の接針センサーを上下に動かす時の運転条件や、撹
拌棒の回転条件を適宜、変更できることは言うまでもな
い。また、溶かすガラスの種類や温度も、本実施例のも
のに限られるわけでなく、ガラス流出量も、適当に変え
ることができる。また、溶融炉を単独の加熱室で構成す
る場合は勿論、3室以上の加熱室で構成しても、前述の
ように、大気の導入を行う時に高温側から低温側の加熱
室へ気流が流れないようにすれば、本実施例と同様の効
果が期待できることは、言うまでもない。
も行った。それには、図3に示すように開口部を設け
ず、炉内雰囲気も吸引しない。この結果、挿入口34、
39から大気を導入しないことになる。それ以外の、投
入・溶融・流出の条件は、本実施例1と同様である。ま
た、液面レベル計の接針センサー33の駆動条件と、撹
拌棒38の回転条件も実施例1と同様である。
を開始して約60日間が経過すると、接針センサーの挿
入口34に、図3で示すごとく、ガラスからの揮発物4
2が析出して、センサーの動きが渋くなり、液面32の
変動が±0.6mmを越えるようになって、ガラス流出
量の変化も±0.5%を大きく越えてしまった。そして
最後には、析出物が挿入口をほぼ埋めて、センサーが動
かなくなり、それ以上のガラスの連続投入・溶融・流出
ができなくなった。
除去しなくてはならなかった。なお、撹拌棒38につい
ては、いまだ、回転動作に変化はなかったが、矢張り、
挿入口39には、ガラス揮発物43が析出していた。こ
のため、撹拌棒と挿入口との隙間は、初め10mmあっ
たのが、約3〜5mmに狭まっており、仮に、ガラスの
連続投入・溶融・流出を続けようとしても、1年以上の
長期間にわたって行うことは不可能であったと判断され
る。この理由は、撹拌棒の回転が止まってしまうと、す
ぐに、脈理と呼ばれる光学的な不均質欠陥が発生するか
らである。
撹拌棒の、それぞれの挿入口に析出したガラス揮発物4
2,43の主成分は、ホウ素、バリウム、そしてアルカ
リ(Li,Na,K)の酸化物の化合物であった。
4に示すように、炉内雰囲気を吸引する開口部44を、
低温側の流出部3に設ける場合の事例である。開口部4
4を通して、雰囲気を吸引すると(吸引量をQ1′とす
る)、挿入口34、39から炉内へ大気が導入されて、
更に、高温側の溶融清澄部2から低温側の流出部3に向
けて、気流QR′が流れることになる。この時、吸引量
Q1′が多くなるほどに、大気の導入量も多くなって、
挿入口のメンテナンス頻度(挿入口の析出物を除去する
間隔)が減少する。そして、挿入口に挿入した装置を運
転しながら、連続してガラス溶融できる期間も長くはな
る。
るヒーター20の出力は、溶融炉を小型化するため、隔
壁4をできるだけ薄く作っているので、気流のない状態
では約0〜12%で制御されていた。ここで、吸引を始
めて、Q1′を大きくしていくと、高温の気流QR′が
流出部3に流れ込み、最後には、流出部3の左半分の温
度(熱電対19でモニター)が上昇して、制御不可能と
なってしまう。このために、Q1′の設定値に上限が生
じて、連続して、できるガラス溶融期間は、約90日以
下となった。
ス溶融炉でガラスを溶かす際に、ガラス融液面の高さを
測定するための液面レベル計を炉内に挿入して、挿入口
においてレベル計を上下に動かす運転動作を行ったり、
あるいは、ガラス融液を撹拌するための撹拌棒を炉内に
挿入して、挿入口において撹拌棒を回転させる運転動作
を行ったりする場合でも、前述の挿入口とは別の、炉体
に設けた開口部から炉内雰囲気を吸引することにより、
前述の挿入口から大気を導入することができるのであ
る。
置の挿入口への挿入部分に、ガラス揮発物が析出して、
挿入口を塞ぐことが抑制できる。かくして、挿入口のメ
ンテナンス頻度が減少して、約1年以上の長期にわたっ
て、ガラス流出量の安定した連続ガラス溶融が可能とな
り、また、光学的品質の良好なガラスを連続して生産す
ることが可能となる。
の異なる複数の加熱室が連結されているガラス溶融炉に
おいて、特に、複数の加熱室の間の隔壁を薄くして、小
型の溶融炉とした場合において、前述の大気の導入を行
う時に、高温側から低温側の加熱室へ気流が流れないよ
うにすることで、両者の温度設定を保持し続けることが
できる。この結果、温度の異なる複数の加熱室が連結さ
れていて、複数の加熱室の間の隔壁の薄い小型の溶融炉
においても、約1年以上の長期にわたって、前述の連続
ガラス溶融が可能となる。
置を図2に示す。実施の形態として、先述の場合との違
いは、炉内雰囲気を吸引する開口部を、炉の流出部3に
も設けた点である。したがって、ここでは、開口部が、
図2で説明すれば、符号30と45の、2つで示され
る。それ以外の、例えば、ガラス溶融炉や原料投入装
置、融けたガラスの液面のレベルを測定するための液面
レベル計、そして、ガラスを撹拌するための撹拌棒や撹
拌装置は、基本的に先述の実施の形態と同一である。
用したガラス原料が、これも実施例1と同一の、BaO
−SiO2 −B2 O3 系のガラスを一旦ラフメルトした
ものである。ただし、この実施例においては、溶融温度
条件として、溶融清澄部2は1280℃に設定し、流出
部3については960℃に設定した。
を通しての、それぞれの大気導入量Q2、Q4をモニタ
ーしながら、開口部30と45を通しての、それぞれの
炉内雰囲気吸引量Q1、Q3を設定した。これは、実施
例1と同様に室温で行った。また、溶融清澄部および流
出部の各々について、その容積以上の大気量が1日の間
に導入されるように、Q1、Q3を設定する点は、実施
例1と同様である。また、ここでは、溶融清澄部(高温
側)と流出部(低温側)との、2つの加熱室の間で、ほ
とんど、炉内の気流が流れないようにした。
を塞いでおいて、挿入口34から導入される大気量Q2
をモニターしながら設定した。この結果、溶融清澄部の
容積(約36000cm3 )に相当する大気量が、約1
日以内で挿入口34を通して導入されるには、Q2を2
5cm3 /分以上とすればよく、それには、Q1の設定
値を約27cm3 /分以上にすればよかった。
温度、この場合は、1280℃に温度制御できるような
最大値に相当して、ヒーターの容量などでも変わってく
るが、この実施例では、約650cm3 /分となり、こ
の時、Q2は約600cm3/分であった。吸引量Q1
の方が導入量Q2より多いのは、実施例1でも述べたよ
うに、ヒーター挿入口や流出パイプ取り出し口からの大
気の導入があるからである。
塞いでおいて、挿入口39から導入される大気量Q4を
モニターしながら設定した。この結果、流出部3の容積
(約42000cm3 )に相当する大気量が、約1日以
内で挿入口39を通して導入されるには、Q4を29c
m3 /分以上とすればよく、それには、Q3の設定値を
約33cm3 /分以上にすればよかった。
に温度制御できればよく、この実施例では、約1220
cm3 /分となり、この時、Q4は約1100cm3 /
分であった。吸引量Q3の方が導入量Q4より多いの
は、前述の通りである。
30と45から同時に炉内雰囲気を吸引したときに、溶
融清澄部(高温側)と流出部(低温側)の温度が所定の
値に保持されるように、2つの加熱室の間で、ほとんど
気流が流れない条件を探した結果、この実施例では、吸
引量Q1とQ3をほぼ等しくして、Q1=Q3=33〜
600cm3 /分の範囲で変化させた。
連続投入・溶融・流出実験を行った。この間のガラス流
出量は、20〜120g/分の範囲で変化させた。ま
た、液面レベル計の接針センサー33は、実施例1と同
様に、上下幅20mmの振幅を描くように、5回/分の
速さで上下に駆動させた。このような操作を行なった結
果、液面32の変動は±0.9mm以下に収まり、そし
て、液面の変動によるガラス流出量の変化も±0.3〜
0.8%であった。また、撹拌棒38は、実験を通じ
て、毎分20回転で回転させ続けた。
の接針センサーを上下に動かし続けたり、撹拌棒を回転
し続けたりすることが、何ら支障なく実施できる期間
は、最低でも、430日間と、1年を越えることが明ら
かとなり、大気導入量もしくは炉内雰囲気の吸引量が多
いほど、連続実験を長く行うことができた。また、その
間を通じて、ガラス溶融炉の温度設定が、設定値からず
れてしまうことも、ガラス流出量に影響が生じることも
なく、そして、脈理の無い光学的品質の良好なガラスを
連続して生産することが可能となった。
ベル計の接針センサーを上下に動かす時の運転条件や、
撹拌棒の回転条件を変更することができるのは勿論であ
る。また、溶かすガラスの種類や温度も、本実施例のも
のに限られるわけでなく、ガラス流出量も適当に変える
ことができる。また、溶融炉を、単一の加熱室で構成す
る場合は勿論、3室以上の加熱室で構成しても、互いに
炉内雰囲気ができるだけ流れ込まないようにすれば、結
果として、本実施例と同様の効果が期待できるのは言う
までもない。
実験を行った。それには、図2において、開口部30と
45から炉内雰囲気を吸引しない。この結果、挿入口3
4、39から大気を導入しないことになるが、それ以外
の溶融条件などは、本実施例と同様である。また、液面
レベル計の接針センサーの駆動条件と、撹拌棒の回転条
件も実施例1と同様である。この結果、ガラスの連続投
入・溶融・流出を開始して、約80日間が経過すると、
接針センサーと撹拌棒の挿入口34、39にガラスから
の揮発物が析出して、いずれも動きが渋くなっていた。
この結果、液面32の変動が±0.9mmを越えて、ガ
ラス流出量の変化も±0.8%を越えてしまい、わずか
ながら、脈理と呼ばれる光学的な不均質欠陥も発生して
いて、これ以上の溶融・流出を続行することは、無駄に
なることが解った。
溶融炉でガラスを溶かす際に、ガラス融液面の高さを測
定するための液面レベル計を炉内に挿入して、挿入口に
おいてレベル計を上下に動かす運転動作を行ったり、あ
るいは、ガラス融液を撹拌するための撹拌棒を炉内に挿
入して、挿入口において撹拌棒を回転させる運転動作を
行ったりする場合でも、前述の挿入口とは別の、炉体に
設けた開口部から炉内雰囲気を吸引することにより、前
述の挿入口から大気を導入することができる。
置の挿入口への挿入部分に、ガラス揮発物が析出して挿
入口を塞ぐことが抑制できる。そして、挿入口のメンテ
ナンス頻度が減少して、約1年以上の長期にわたって、
ガラス流出量の安定した連続ガラス溶融が可能となり、
また、光学的品質の良好なガラスを連続して生産するこ
とが可能となる。
の異なる複数の加熱室が連結されているガラス溶融炉に
おいて、複数の加熱室の間で気流が流れないようにする
ことで、両者の温度設定を保持し続けることができる。
この結果、温度の異なる複数の加熱室が連結されている
ガラス溶融炉においても、約1年以上の長期にわたっ
て、前述の連続ガラス溶融が可能となる。
いて説明するが、ここで使用した装置は、実施例1と同
一のものであるから、図1を用いて説明する。なお、こ
の実施例で使ったガラス原料は、室温の比重が3.74
であり、温度が1100℃の時に101.0 dPa・s、
1000℃の時に101.8 dPa・s、900℃の時に
103.0 dPa・s、800℃の時に104.8 dPa・
s、716℃の時に107.6 dpa・s、627℃の時
に1013 dpa・sとなる粘度特性を持ったLa2 O
3 −B2 O3 系のガラスを、一旦ラフメルトしたものを
用いた。このガラスには、酸化ホウ素B2 O3 が約30
wt%、アルカリ(Li)の酸化物が約5wt%含まれ
ていて、溶融温度条件として、例えば、溶融清澄部2を
1170℃に設定し、流出部3については1000℃に
設定した。
気吸引量Q1は、実施例1と同様に設定したので、挿入
口34と39を通しての大気導入量Q2、Q3も実施例
1と同じ値である。この結果、Q1、Q2、Q3は、そ
れぞれ、約160〜1300cm3 /分、約25〜16
0cm3 /分、約120〜1040cm3 /分となる。
熱室の各々について、その容積以上の大気量が1日の間
に導入されるのは、実施例1と同様である。また、Q1
のいずれの設定の時も、低温の流出部3から高温の溶融
清澄部2に向けて、炉内雰囲気が流れることになり、実
際、その逆には流れていなかった。そして、この時、前
述の溶融温度条件、即ち、溶融清澄部2を1170℃、
流出部3を1000℃に設定することができた。
の吸引条件)のもとで、ガラスの連続投入・溶融・流出
実験を行った。この間のガラス流出量は、流出パイプ8
の温度(熱電対10でモニター)を適当に変えること
で、20〜150g/分の範囲で変化させることができ
た。また、液面レベル計は、実施例1と同様にして、実
験開始時に接針センサー33の先端が、ガラス融液に接
触する高さを最下端として、センサーの先端が上下幅2
0mmの振幅を描くように、5回/分の速さで上下に駆
動させた。このような操作を行なった結果、液面32の
変動は、±1mm以下に収まり、液面の変動によるガラ
ス流出量の変化も±0.4〜1.0%に収まっていた。
また、撹拌棒38は、実験を通じて毎分40回転で、回
転させ続けた。
の接針センサーを上下に動かし続けたり、撹拌棒を回転
し続けたりすることが、何ら支障なく実施できる期間
は、最低でも1年以上となり、大気導入量もしくは炉内
雰囲気の吸引量が多いほど連続実験を長く行うことがで
きた。また、その間を通じて、ガラス溶融炉の温度設定
が設定値からずれてしまうことも、ガラス流出量に影響
が生じることもなく、また、脈理の無い光学的品質の良
好なガラスを連続して生産することが可能となった。
ル計の接針センサーを上下に動かす時の運転条件や、撹
拌棒の回転条件を変更することができるのは勿論であ
る。また、溶かすガラスの温度を変えたり、ガラス流出
量も適当に変えることができる。
実験を行った。それには、この実施例での開口部30か
ら炉内雰囲気を吸引しない。この結果、挿入口34、3
9から大気を導入しないことになるが、それ以外の溶融
条件などは、本実施例3と同様である。また、液面レベ
ル計の接針センサー33の駆動条件と、撹拌棒38の回
転条件も実施例3と同様である。
を開始して約60日間が経過すると、接針センサーと撹
拌棒の挿入口34、39に、ガラスからの揮発物が析出
して、いずれも動きが渋くなっていた。この結果、液面
32の変動が±1mmを越えてガラス流出量の変化も±
1.0%を越えてしまい、わずかながら、脈理と呼ばれ
る光学的な不均質欠陥も発生していて、これ以上の溶融
・流出を続行することはできなかった。以上の比較実験
の説明の中で、センサーと撹拌棒のそれぞれの挿入口3
4、39に析出したガラス揮発物の主成分は、ホウ素と
アルカリ(Li)の酸化物の化合物であった。
溶融炉でガラスを溶かす際に、ガラス融液面の高さを測
定するための液面レベル計を炉内に挿入して、挿入口に
おいてレベル計を上下に動かす運転動作を行ったり、あ
るいは、ガラス融液を撹拌するための撹拌棒を炉内に挿
入して、挿入口において撹拌棒を回転させる運転動作を
行ったりする場合でも、前述の挿入口とは別の、炉体に
設けた開口部から炉内雰囲気を吸引することにより、前
述の挿入口から大気を導入することができる。この結
果、挿入口の内面や、前述の各種装置の挿入口への挿入
部分に、ガラス揮発物が析出して挿入口を塞ぐことを抑
制できる。そして、挿入口のメンテナンス頻度が減少し
て、約1年以上の長期にわたって、ガラス流出量の安定
した連続ガラス溶融が可能となり、また、光学的品質の
良好なガラスを連続して生産することが可能となる。
の異なる複数の加熱室が連結されているガラス溶融炉に
おいて、高温側から低温側の加熱室へ気流が流れないよ
うにすることで、両者の温度設定を保持し続けることが
できる。この結果、温度の異なる複数の加熱室が連結さ
れていても、約1年以上の長期にわたって前述の連続ガ
ラス溶融が可能となる。
を伴う装置の炉内への挿入口のメンテナンス頻度を減ら
すことができ、ガラス溶融を長期間にわたって連続して
行うことができる。また、温度の異なる複数の加熱室を
連結したガラス溶融炉で、ガラスを溶かす際にも、各々
の加熱室の温度設定を良好に保持したまま、運転動作を
伴う装置の炉内への挿入口のメンテナンス頻度を減らす
ことができ、ガラス溶融を長期間にわたって連続して行
うことができる。
測定するための液面レベル計を炉内へ挿入するための挿
入口のメンテナンス頻度を減らして、ガラス流出量の安
定したガラス溶融を長期間にわたって連続して行うこと
ができ、あるいは、ガラス融液を撹拌するための撹拌棒
を炉内へ挿入するための挿入口のメンテナンス頻度を減
らして、光学的品質の良好なガラスを長期間にわたって
連続して生産することが可能となる。
の図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ガラス溶融炉において、運転動作を伴う
装置を炉内へ挿入して、挿入口において前記装置を動か
しながらガラスを溶かす際に、前記挿入口とは別に炉体
に設けた開口部から炉内雰囲気を吸引して、前記挿入口
から大気を導入することを特徴とするガラス溶融方法。 - 【請求項2】 ガラス溶融炉内には、温度の異なる複数
の加熱室が連結されており、その高温側から低温側の加
熱室へ気流が流れないように構成したことを特徴とする
請求項1に記載のガラス溶融方法。 - 【請求項3】 前記運転動作を伴う装置は、ガラス融液
面の高さを測定するための液面レベル計であって、その
運転動作は、レベル計の炉内への挿入口において、その
レベル計を上下に動かす運転動作であることを特徴とす
る特許請求項1または2に記載のガラス溶融方法。 - 【請求項4】 前記運転動作を伴う装置は、ガラス融液
を撹拌するための撹拌棒を有する撹拌装置であって、そ
の運転動作は、撹拌棒の炉内への挿入口において、その
撹拌棒を回転させる運転動作であることを特徴とする特
許請求項1または2に記載のガラス溶融方法。
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---|---|---|---|
JP10762496A JP3513323B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | ガラス溶融方法 |
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Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002211932A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-07-31 | Carl Zeiss Stiftung | 高uv透過性ガラスを製造するための溶解装置ならびに方法 |
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-
1996
- 1996-04-26 JP JP10762496A patent/JP3513323B2/ja not_active Expired - Fee Related
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