JPH09295341A - プラスチック容器 - Google Patents

プラスチック容器

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JPH09295341A
JPH09295341A JP11263196A JP11263196A JPH09295341A JP H09295341 A JPH09295341 A JP H09295341A JP 11263196 A JP11263196 A JP 11263196A JP 11263196 A JP11263196 A JP 11263196A JP H09295341 A JPH09295341 A JP H09295341A
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JP
Japan
Prior art keywords
plastic container
handle
container
filling port
plastic
Prior art date
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Pending
Application number
JP11263196A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruyoshi Yamashita
照芳 山下
Shinya Toida
慎也 樋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEKISUI SEIKEI KOGYO KK
Original Assignee
SEKISUI SEIKEI KOGYO KK
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟質なプラスチック容器を段ボール箱に収納
することなく持ち運べ、しかも携帯にも便利なプラスチ
ック容器を提供する。 【解決手段】 別体に成形した充填口部26を金型内に
装着し、ブロー成形することにより一体に形成する軟質
のプラスチック容器21において、該プラスチック容器
21の前記充填口部26を挟む両側の端縁部24、25
に少なくとも一つの把手22、22A、22A’を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟質プラスチック
容器に関するもので、具体的にはバッグ・イン・ボック
ス用のプラスチック容器に把手を設けることにより、ボ
ックスに挿入することなく使用できるようにしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】これまでのプラスチック容器としては、
例えば図4に示すような一般にバッグ・イン・ボックス
と呼ばれている軟質なバッグを段ボール箱(図示せず)
詰めにして、搬送用に使用するプラスチック容器11が
多く使用されてきた。
【0003】すなわち、プラスチック容器11として
は、パリソン(図示せず)を金型のパーティング面14
で挟みエアーを吹き込んで膨らませる、いわゆるブロー
成形法で成形する薄肉の容器本体12の凹部13aに、
充填口部13として別体に成形したネジ付充填口13と
を金型内で融着させて一体に形成したものである。
【0004】そして、このネジ付充填口13より充填物
をを充填した後、蓋15を螺合シーリングして段ボ−ル
箱に収納して使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示した従来のこのプラスチック容器11は、段ボール箱
に収納し箱の内形状に馴染むことを前提にして薄肉に軟
質樹脂材料を用いブロー成形されていた。
【0006】このために、充填されたプラスチック容器
11だけでの持ち運びのことは考慮されておらず、段ボ
ール箱に収納した状態でないと、持ち運び難いという不
便さがあった。
【0007】そこで、この発明は、軟質なプラスチック
容器を段ボール箱に収納する事なく持ち運べ、しかも携
帯にも便利な形状とすることにより幅広く使用できるよ
うにしたプラスチック容器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載された発明は、別体に成形した充
填口部を金型内に装着し、ブロー成形することにより一
体に形成する軟質のプラスチック容器において、該プラ
スチック容器の前記充填口部を挟む両側の端縁部に少な
くとも一つの把手を設けたことを特徴としている。
【0009】このようなものにあっては、従来薄肉で軟
質のプラスチック容器は箱に収納展開した状態で使用し
ていたものが、把手を設けたので充填したプラスチック
容器を両側から把手で持つことができ容易に運べるよう
になる。また、このプラスチック容器を使用しない時に
は軟質であり、折り畳むことができるので、かさばず持
ち運びに便利である。
【0010】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載のプラスチック容器において、前記把手は、略U字
状に握部と該握部の両側の連結部とから成り、該連結部
を介して前記プラスチック容器の前記端縁部と一体に形
成されると共に、前記連結部には、前記把手内にエアー
を封入可能なように封着部を設けたことを特徴としてい
る。
【0011】このようなものにあっては、把手に封入さ
れたエアーは連結部で封着され洩れることがなく、握部
の形状が保たれる。また、封着部により容器側から充填
物が侵入し溜ることがないので衛生的である。
【0012】請求項3に記載された発明は、請求項2に
記載のプラスチック容器において、前記把手の周面に
は、複数の凹状又は凸状のビードを設けたことを特徴と
している。
【0013】このようなものにあっては、ビード部は把
手の同一面をビードで区切ることにより、ブロー成形時
に把手の面潰れを防ぎ、断面形状が保たれて強度の向上
が図れる。
【0014】請求項4に記載された発明は、請求項2に
記載のプラスチック容器において、前記把手の前記連結
部の外側と、前記プラスチック容器の前記端縁部とが同
一面でつながる略三角形状に補強リブを設けたことを特
徴としている。
【0015】このようなものにあっては、充填されたプ
ラスチック容器の荷重が補強リブからも把手部に入り容
器端縁部の荷重が分散される。
【0016】請求項5に記載された発明は、請求項1に
記載のプラスチック容器において、前記プラスチック容
器の前記充填口部を挟む両側の端縁部から延長して平板
状に略台形状の把手を設けると共に、該台形状の中央部
には手が挿入可能な貫通穴を設けたことを特徴としてい
る。
【0017】このようなものにあっては、平板状の中実
な把手をプラスチック容器の端縁部全体に渡って設けて
いるので、容器の端縁部へ掛かる荷重が分散される。ま
た、把手は金型面で押し潰すだけで成形でき生産性がよ
い。
【0018】請求項6に記載された発明は、請求項5に
記載のプラスチック容器において、前記貫通穴の周縁近
傍には、厚肉部を設けたことを特徴としている。
【0019】このようなものにあっては、把手である貫
通穴の近傍を厚肉部としたので、手を通し握っても変形
し難く握り易い。また、把手の強度も厚肉部を設けた分
向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】
【0021】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施の形態1に
ついて、図1(a)(b)及び図2(a)(b)に基づ
いて説明する。
【0022】図1(a)において、符号21はプラスチ
ック容器、22は把手であり、この把手22はブロー成
形時に金型(図示せず)のパーティング面23で挟まれ
る一方の及び他方の端縁部24、25に連結してプラス
チック容器21と一体に成形されている。
【0023】また同時に、別体に成形した充填口部26
を金型内に装着しブロー成形して、プラスチック容器2
1の両端縁部24、25の間の一面上に充填口部26が
融着して設けられている。
【0024】図1(b)は図1(a)のA部詳細図であ
り、把手22は、握部22aと握部22aの両側の連結
部22bとが略U字状に形成され、この連結部22bが
プラスチック容器21の両端縁部24、25と連結して
形成されている。
【0025】また、把手22の周面には、複数の凹状お
よび又は凸状のビード22cを設けている。
【0026】さらに、把手22の連結部22bの外側
と、プラスチック容器21の端縁部24、25とが同一
面でつながる図中破線で示す略三角形状の補強リブを設
けている。
【0027】そして、連結部22bの端縁部24、25
との近傍にブロー成形時のブローエアー30が把手22
内から漏出しないように金型で加圧融着させた封着部2
7が形成されている。
【0028】次に、かかる構成より成るプラスチック容
器の使用方法について説明する。
【0029】まず、プラスチック容器21の充填口部2
6を上に向けた状態にして充填物を充填し蓋26aを締
めた後、把手22を両側から握り持ち運ぶ。この時把手
22は両側の端縁部24、25に連結しているためにプ
ラスチック容器21からの荷重は両側の把手22に分散
され荷重強度に耐え得るものとなる。
【0030】また、把手22部に設けたビード部22c
で握部22aの強度を上げ、封入されたエアー30で握
り形状を維持し、さらに補強リブ28で把手22と端縁
部24、25との連結強度を向上させて荷重に耐える効
果を発揮させることができる。
【0031】このビード部22cや補強リブ28部は必
要に応じて形成するものであり、時により省略してもよ
いことは勿論である。
【0032】また、携帯時には、このプラスチック容器
21は薄肉でしかも軟質の樹脂材料を使用しているため
に折り畳むことができる。すなわち、図2に示すよう
に、成形され略直方体であるプラスチック容器21をy
方向に重ね板状にし、重ねてできた両側面をx,x’方
向から押し込みながら、z,z’方向に折り畳むことに
より偏平にすることができる。
【0033】従って、かさばらず携帯に便利である。
【0034】ここで、軟質のプラスチック容器21と
は、低密度ポリエチレンで密度は0.92程度で結晶化
度も低く(60%)、耐水性や耐薬品性にすぐれ、衝撃
に強く耐寒性に良好な樹脂グレードにより成形した容器
を指している。
【0035】
【発明の実施の形態2】図3はこの発明の実施の形態2
を示す把手の詳細図(図1(a)A部相当)である。
【0036】図3(a)において、プラスチック容器2
1の両端縁部24、25から平板状に延長し略台形状に
設け、この台形状の中央部には手が挿入可能な貫通穴2
2Aaを設けて把手22Aとしたものである。
【0037】この平板状の把手22Aは、プラスチック
容器21の端縁部全体にわたって設けられるので端縁部
24、25にかかる荷重が分散される。また、この把手
22Aは金型で加圧するだけで成形できるので生産性が
よい。
【0038】図3(b)に示す把手22A’は、図3
(a)の変形例として示したもので形状的には略同様で
あり、この把手22A’に設けた貫通穴22Aaの近傍
に厚肉部22Abを設けた点のみが異なっている。この
厚肉部22Abを設けたことにより強度が向上し握って
も形状が崩れ難く握り易い。
【0039】他の構成及び作用は実施の形態1と同様で
あるので説明を省略する。
【0040】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、把手を設けたので充填したプラスチック容
器の把手は、両側から握り容易に持ち運べるようにな
る。また、このプラスチック容器は軟質の材料で成形さ
れているので、携帯時には折り畳むことができかさばず
持ち運びに便利である。
【0041】請求項2の発明によれば、把手に封入され
たエアーは連結部で封着され洩れることがなく、握部の
形状が維持できるので握り易く容器の持ち運びが行い易
い。
【0042】また、封着部により容器側から充填物が侵
入し溜ることがないので衛生的である。
【0043】請求項3の発明によれば、ビード部はブロ
ー成形時に把手の面潰れを防ぎ断面形状を保つと同時
に、把手の同一面をビードで区切ることにより断面形状
の維持と強度の向上とにつながるので、容器の持ち運び
が行い易い。
【0044】請求項4の発明によれば、充填されたプラ
スチック容器の荷重が補強リブからも把手部に入り容器
端縁部の荷重が分散されるので、容器の端縁部からの破
損を防止することができる。
【0045】請求項5の発明によれば、平板状の中実な
把手をプラスチック容器の端縁部全体に渡って設けてい
るので、容器の端縁部へ掛かる荷重が分散されるので、
端縁部からの破損を防ぐことができる。
【0046】また、把手は金型面で押し潰すだけで成形
できるので、成形不良が少なくなる上に生産性がよい。
【0047】請求項6の発明によれば、把手である貫通
穴の近傍を厚肉部としたので、手を通し握っても変形し
難く握り易い。また、把手の強度も厚肉部を設けた分向
上し強くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施の形態1を示すプラス
チック容器の斜視図である。(b)は、図1(a)のA
部を平面・断面で示した詳細図である。
【図2】(a)は、同実施の形態1のプラスチック容器
の折り畳み手順1を示す説明図である。(b)は、同実
施の形態1のプラスチック容器の折り畳み手順2を示す
説明図である。
【図3】(a)は、本発明の実施の形態2を平面・断面
で示した把手の説明図である。(b)は、同実施の形態
2の変形例を平面・断面で示した把手の説明図である。
【図4】従来例を示すプラスチック容器の斜視図であ
る。
【符号の説明】
21…プラスチック容器 22、22A、22A’…把手 24…一方の端縁部 25…他方の端縁部 26…充填口部 27…封着部 28…補強リブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 別体に成形した充填口部を金型内に装着
    し、ブロー成形することにより一体に形成する軟質のプ
    ラスチック容器において、 該プラスチック容器の前記充填口部を挟む両側の端縁部
    に少なくとも一つの把手を設けたことを特徴とするプラ
    スチック容器。
  2. 【請求項2】 前記把手は、略U字状に握部と該握部の
    両側の連結部とから成り、該連結部を介して前記プラス
    チック容器の前記端縁部と一体に形成されると共に、 前記連結部には、前記把手内にエアーを封入可能なよう
    に封着部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のプ
    ラスチック容器。
  3. 【請求項3】 前記把手の周面には、複数の凹状および
    又は凸状のビードを設けたことを特徴とする請求項2に
    記載のプラスチック容器。
  4. 【請求項4】 前記把手の前記連結部の外側と、前記プ
    ラスチック容器の前記端縁部とが同一面でつながる略三
    角形状に補強リブを設けたことを特徴とする請求項2に
    記載のプラスチック容器。
  5. 【請求項5】 前記プラスチック容器の前記充填口部を
    挟む両側の端縁部から延長して平板状に略台形状の把手
    を設けると共に、 該台形状の中央部には手が挿入可能な貫通穴を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプラスチック容器。
  6. 【請求項6】 前記貫通穴の周縁近傍に厚肉部を設けた
    ことを特徴とする請求項5に記載のプラスチック容器。
JP11263196A 1996-05-07 1996-05-07 プラスチック容器 Pending JPH09295341A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011136750A (ja) * 2009-12-31 2011-07-14 Kyoraku Co Ltd 取手付きプラスチック容器およびその製造方法
WO2015015618A1 (ja) * 2013-08-01 2015-02-05 株式会社利川プラスチック 合成樹脂容器製造方法及び合成樹脂容器

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