JP2011136750A - 取手付きプラスチック容器およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器本体に対する取手の連繋部分において取手の横方向の強度を低下させることなく取手の中空部を容器本体の中空部から遮断でき、取手を持って容器から充填物を注出する際に容器本体がふらつくなどの不具合を防止することができる取手付きプラスチック容器およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 取手付きプラスチック容器1は、ブロー成形又は真空成形により容器本体2と取手3が一体に形成される。容器本体2と中空部が連通した中空状に形成されている取手3の容器本体2との連繋部6,6に容器本体2の中空部との遮断壁7を形成するとともに遮断壁7の周囲に補強部8を形成してある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブロー成形により容器本体と取手が一体に形成された取手付きプラスチック容器およびその製造方法に関するものである。
ブロー成形により容器本体と取手が一体に形成された取手付きプラスチック容器は、容器本体と中空部が連通した中空状の取手を一体に形成されるものであるが(特開2004−299762号公報参照)、容器本体に充填した液体が容器を傾けた際に取手の中空部にも流れ込むので、これを防止するため取手の容器本体に連なる部分を押し潰して、容器本体から取手の中空部を遮断したものも知られている(特許第2696450号公報および特許第3955089号公報参照)。
特開2004−299762号公報 特許第2696450号公報 特許第3955089号公報
前掲の特許第2696450号公報または特許第3955089号公報に記載されているように、取手の容器本体に連なる部分を押し潰して容器本体と取手との間に薄肉部や圧縮溶着壁を形成したものにあっては、容器本体に対する取手の連繋部分において特に取手の横方向の強度が低下するため、取手を持って容器から充填物を注出する際に容器本体がふらついて、作業に支障をきたすなどの不具合のあることが指摘されていた。
本発明は、このような問題点を解消するためになされたものであって、容器本体と中空部が連通した中空状に形成されている取手の容器本体との連繋部に容器本体の中空部との遮断壁を形成するとともに、その遮断壁の周囲に補強部を形成することにより、容器本体に対する取手の連繋部分において取手の横方向の強度を低下させることなく取手の中空部を容器本体の中空部から遮断でき、取手を持って容器から充填物を注出する際に容器本体がふらつくなどの不具合を防止することができる取手付きプラスチック容器およびその製造方法を提供するものである。
前記目的を達成する本発明の請求項1に係る取手付きプラスチック容器は、ブロー成形により容器本体と取手が一体に形成された取手付きプラスチック容器であって、容器本体と中空部が連通した中空状に形成されている取手の容器本体との連繋部に容器本体の中空部との遮断壁を形成するとともに、前記遮断壁の周囲に補強部を形成してあることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に係る取手付きプラスチック容器の製造方法は、容器本体と取手が一体に形成された取手付きプラスチック容器をブロー成形する方法であって、ブロー成形時に容器本体と中空部が連通した中空状の取手を一体に形成し、次いで前記取手の容器本体との連繋部を容器本体の中空部とを遮断するように圧縮して遮断壁を形成するとともに、その遮断壁の周囲に補強部を形成することを特徴とするものである。
本発明の取手付きプラスチック容器によれば、容器本体と中空部が連通した中空状に形成されている取手の容器本体との連繋部に容器本体の中空部との遮断壁を形成するとともに、その遮断壁の周囲に補強部を形成することにより、容器本体に対する取手の連繋部分において取手の横方向の強度を低下させることなく取手の中空部を容器本体の中空部から遮断でき、取手を持って容器から充填物を注出する際に容器本体がふらつくなどの不具合を防止することができる効果が得られる。
また、本発明の取手付きプラスチック容器の製造方法によれば、前記取手付きプラスチック容器を適確かつ容易に得ることができるものである。
本発明の一実施の形態に係る取手付きプラスチック容器の全体斜面図である。 同上要部の斜視図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 本発明に係る取手付きプラスチック容器のブロー成形態様を示す要部の断面図である。 本発明に係る取手付きプラスチック容器に対する比較例を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る取手付きプラスチック容器の全体斜面図およびその細線円内の部分拡大図である。 図7のN−N断面図である。
図1に示すように、本発明に係る取手付きプラスチック容器1は、容器本体2の上部に取手3および口部4が設けられており、口部4はキャップ付きである。取手付きプラスチック容器1はブロー成形又は真空成形により成形され、その取手3は中空状で容器本体2の中空部と取手3の中空部5が連通した一体状にブロー成形又は真空成形される。
本発明に係る取手付きプラスチック容器1は、容器本体2と中空部5が連通した中空状に形成されている取手3の容器本体2との連繋部6,6にそれぞれ、容器本体2の中空部との遮断壁7を形成するとともに、遮断壁7の周囲にはそれを取り巻くように補強部8を形成しているものである。
図5を参照して本発明の製造方法に関する一実施形態について説明する。図5に示すように、取手付きプラスチック容器1を成形金型9,9は、スライドコア10,10を備える。成形金型9,9の間にパリソンを押し出した後、成形金型9,9を型締めする。このとき、スライドコア10,10は、矢視方向に開いた状態である。成形金型9,9の型締め後、金型内の空気を吸引することにより、パリソンはキャビティ面に沿って真空成形される。その後、パリソンが完全に冷え固まる前にスライドコア10,10を矢視と逆方向にスライドさせて型締めすることにより取手3の容器本体2との連繋部6を圧縮して、取手3の中空部5を容器本体2の中空部と遮断する遮断壁7を形成するが、スライドコア10,10により圧縮される部分は取手3の肉厚aの略2倍を少し超える幅分bに設定してあるので、スライドコア10,10により取手3の両側面から圧縮形成される遮断壁7の周囲にはそれを取り囲むように取手3の肉厚aの略2倍弱となる厚肉状の補強部8が形成される。また、パリソンの肉厚が十分に厚い場合などには、成形金型9,9に遮断壁7を設けるための凸部を備えて、成形金型9,9の型締めと同時に遮断壁7を形成するようにしてもよい。このときには、成形金型9,9の型締め後、取手部と本体部のそれぞれにブローを行い、補強部8を形成するために真空引きを行うとよい。なお、凸部で凹まされた窪み部の周囲の補強部8が取っ手部の幅と同程度の幅を有するように形成することが好ましい。
このように取手3の容器本体2との連繋部6,6にそれぞれ形成される遮断壁7は、取手3の中空部を容器本体2の中空部と遮断するため取手3の両側面からみて凹部となるが、その遮断壁7の肉厚cが取手3の肉厚aの略2倍弱の厚肉状となるうえ、その遮断壁7の周囲には取手3の肉厚aの略2倍弱となる厚肉状の補強部8が取り巻き状に形成されているので、取手3の容器本体2に対する連繋部分の強度と剛性が高く保たれる。このため、本発明に係る取手付きプラスチック容器1にあっては、取手3を持って容器から充填物を注出する際に容器本体2がふらつくなどの不具合は生じない。
ところで、取手11の中空部を容器本体12の中空部と遮断するには、図6に示すように取手11の両端部に潰し部13,13を形成することでも可能であるが、そのような構成では取手11の容器本体12に対する連繋部の特に横方向の強度低下が大きいので、取手11を持った状態において容器本体12のふらつきを防止することが困難であるのと対比すれば、本発明に係る取手付きプラスチック容器1の優秀性は明確である。
なお、本発明に係る取手付きプラスチック容器1は、ABS樹脂、変性ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂など、ブロー成形可能な熱可塑性樹脂で構成される。
本発明に係る取手付きプラスチック容器は、図7および図8に示すように縦長の形態のものなど種々の形態とすることができる。なお、図7および図8において図1ないし図4に示すものと同等の同構成箇所には同符号を付してその構成の説明は省略する。
1 取手付きプラスチック容器
2 容器本体
3 取手
4 口部
5 中空部
6,6 連繋部
7 遮断壁
8 補強部
9,9 ブロー成形金型
10,10 スライドコア
11 取手
12 容器本体
13 潰し部

Claims (2)

  1. 容器本体と取手が一体に形成された取手付きプラスチック容器であって、
    容器本体と中空部が連通した中空状に形成されている取手の容器本体との連繋部に容器本体の中空部との遮断壁を形成するとともに、
    前記遮断壁の周囲に補強部を形成してあること
    を特徴とする取手付きプラスチック容器。
  2. 容器本体と取手が一体に形成された取手付きプラスチック容器の製造方法であって、
    容器本体と中空部が連通した中空状の取手を一体に形成し、
    次いで前記取手の容器本体との連繋部を容器本体の中空部とを遮断するように圧縮して遮断壁を形成するとともに、その遮断壁の周囲に補強部を形成すること
    を特徴とする取手付きプラスチック容器の製造方法。
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