JPH09295092A - プレス機械を用いたハスバ歯車加工方法及びその装置 - Google Patents

プレス機械を用いたハスバ歯車加工方法及びその装置

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JPH09295092A
JPH09295092A JP11223496A JP11223496A JPH09295092A JP H09295092 A JPH09295092 A JP H09295092A JP 11223496 A JP11223496 A JP 11223496A JP 11223496 A JP11223496 A JP 11223496A JP H09295092 A JPH09295092 A JP H09295092A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用プレス機に簡素な金型を使用して、プレ
ス上下運動を利用して高精度のハスバ歯車を高速で製造
する加工方法を提供すること。 【解決手段】 (a)プレス機械のプレス下型21に固
定され、ハスバ歯車転造用ダイスが形成された第一ハス
バラック23と、(b)プレス機械のプレス下型21に
対して垂直方向に移動可能に保持され、ハスバ歯車転造
用ダイスが形成された第二ハスバラック25と、(c)
プレス機械のプレス上型11に回転可能に保持され、第
一ハスバラック23及び第二ハスバラック25と各々嵌
合するピニオン歯車13とを有し、(d)プレス機械の
稼働により、プレス上型11がプレス下型21と接近ま
たは離脱するときに、ピニオン歯車13により、第二ハ
スバラック25が、第一ハスバラック23と同期して移
動して、第一ハスバラック23と第二ハスバラック25
との間に挟み持たれているハスバ歯車素材Aが転造され
て、ハスバ歯車として仕上げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハスバ歯車の加工
方法及びその装置に関し、さらに詳細には、プレス機械
を用いて生産性を高めたハスバ加工方法及びその装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車のトルクコンバー
ターにおいては、遊星歯車として高精度のハスバ歯車が
10個以上使用されている。ここで、歯車から発生する
騒音を低下させるために、ハスバ歯車の精度を高くする
ことが望まれている。ハスバ歯車の精度を高める加工方
法としては、(1)ホブ加工等されたハスバ歯車素材を
シェービングカッタと噛み合わせ回転させることにより
仕上げ加工する歯車のシェービング仕上げ加工法、
(2)ハスバ歯車素材をラップ歯車と噛み合わせ、噛み
合わせ部にラップ剤を流し込んで仕上げる歯車のラップ
仕上げ加工法、(3)ハスバ歯車素材を歯車研削盤によ
り仕上げる研削仕上げ加工法、(4)油圧装置を用い
て、転造用ハスバ歯車が形成されているハスバラック
を、ハスバ歯車素材と噛み合わせて仕上げる油圧転造加
工法、等が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シェービング
仕上げ加工法、ラップ仕上げ加工法、研削仕上げ加工法
では、歯車の精度は良くなるが、加工時間が1個当たり
1分以上かかるため、コストアップする問題がある。ま
た、油圧転造加工法を用いても、油圧作動によるため、
1分間に3,4個製造するのが限度であり、コストダウ
ンがあまり実現できないでいる。
【0004】本発明は、1分間に数10個のハスバ歯車
を高精度で製造することの可能なハスバ歯車加工方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、本発明のプレス機械を用いたハスバ歯車
加工装置は、(a)プレス機械の下型に固定され、ハス
バ歯車転造用ダイスが形成された第一ハスバラックと、
(b)プレス機械の下型に対して垂直方向に移動可能に
保持され、ハスバ歯車転造用ダイスが形成された第二ハ
スバラックと、(c)プレス機械の上型に回転可能に保
持され、第一ハスバラック及び前記第二ハスバラックと
各々嵌合するピニオン歯車とを有し、(d)プレス機械
の稼働により、上型が下型と接近または離脱するとき
に、ピニオン歯車により、第二ハスバラックが、第一ハ
スバラックと同期して移動する。
【0006】また、本発明のプレス機械を用いたハスバ
歯車加工装置は、上記装置において、前記プレス機械が
上下動することにより、前記第一ハスバラック及び前記
第二ハスバラックと被加工素材であるハスバ歯車との間
のころがり量が、2.5回以上あることを特徴とする。
また、本発明のプレス機械を用いたハスバ歯車加工装置
は、上記装置において、前記第一ハスバラック及び前記
第二ハスバラックの端部に迎え角を形成したことを特徴
とする。
【0007】次に、上記構成を有する装置を用いてハス
バ歯車を製造する方法を説明する。 (1)本発明の加工方法は、ハスバ歯車の仕上げ加工法
であるので、被加工素材としては、ホブ加工等によりほ
ぼ仕上げ寸法に近いハスバ歯車素材を加工し、本装置に
供給する。すなわち、プレス機械が上死点にある時に、
ハスバ歯車素材を第一ハスバラックと第二ハスバラック
との間であってピニオン歯車と同軸上の位置に装着し嵌
合させる。ここで、第一ハスバラックと第二ハスバラッ
クとは共に、端部が傾斜角を有しているので、ハスバ歯
車素材を装着するのが容易である。一方、被加工素材で
あるハスバ歯車素材のインボリュート歯車歯形の歯元部
分及び歯先部分が、標準歯形より小さく形成されてお
り、歯の中央部分が標準歯形より大きく形成されてい
る。
【0008】(2)ハスバ歯車素材が装着された後、プ
レス機械の稼働により、プレス上型がプレス下型に接近
する。このときに、プレス上型に回転可能に保持され、
第一ハスバラックと嵌合しているピニオン歯車は、第一
ハスバラックから回転力を受ける。同時に、ピニオン歯
車は、第二ハスバラックにその回転力を伝達する。第二
ハスバラックは、その回転力を受けて下型の方向に移動
する。これにより、第二ハスバラックが、記第一ハスバ
ラックと同期して接近する方向に移動する。そして、第
一ハスバラックと第二ハスバラックとの間に挟み持たれ
ているハスバ歯車素材が転造されて、ハスバ歯車として
仕上げられる。すなわち、この転造工程においては、素
材ハスバ歯車の中央部分の余分肉が、歯元部分及び歯先
部分に移動されることにより、標準歯形のハスバ歯車が
成形される。
【0009】(3)プレス機械が上死点から下死点まで
作動する間に、ハスバ歯車素材は、1回以上第一ハスバ
ラック及び第二ハスバラックと噛み合う。そして、プレ
ス機械が、下死点から上死点まで作動する間に、再びハ
スバ歯車素材は、第一ハスバラック及び第二ハスバラッ
クと噛み合う。特に、プレス機械が上下動することによ
り、第一ハスバラック及び第二ハスバラックと被加工素
材であるハスバ歯車素材との間のころがり量を、2.5
回以上とすると、高精度のハスバ歯車を成形することが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を具体化した実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。始めに、使用されるハ
スバ歯車素材Aについて説明する。ハスバ歯車素材A
は、予めホブ盤等によりほぼ標準ハスバ歯車と同じ形状
に製作されている。すなわち、ハスバ歯車素材Aは、J
IS規格4級またはJIS規格5級の歯形や歯スジ精度
に製作されている。本実施の形態のプレス機械を用いた
ハスバ歯車加工装置は、ハスバ歯車素材Aに仕上げ加工
をして、JIS規格2級またはJIS規格3級に仕上げ
るために行われる加工方法である。
【0011】次に、プレス機械を用いたハスバ歯車加工
装置について説明する。図1及び図2にプレス機械に取
り付けられる上型及び下型の構成を示す。図1は正面図
であり、図2は側面図である。プレス機械は、モータク
ランク駆動による汎用プレス機械を使用しているので、
詳細な説明を省略する。プレス機械のプレス上型11に
支柱12が固定されている。支柱の先端部には、回転中
心軸12aが設けられ、ハスバ歯車であるピニオン歯車
13が回転可能に保持されている。一方、プレス下型2
1には、保持部材22及びスライド保持部材24が、ピ
ニオン歯車13を挟んで対向する位置に固設されてい
る。
【0012】保持部材22には、図1に示すように、ハ
スバ歯車転造用ダイスが形成された第一ハスバラック2
3が固設されている。また、スライド保持部材24に
は、ハスバ歯車転造用ダイスが形成された第二ハスバラ
ック25が、上下方向に摺動可能に保持されている。第
一ハスバラック23及び第二ハスバラック25は、図2
に示すように、肉厚であり、その一部でピニオン歯車1
3と嵌合している。第一ハスバラック23及び第二ハス
バラック25に形成されたハスバ歯車転造用ダイスの歯
山精度は、JIS規格0級ないしはJIS規格1級程度
に仕上げられている。第一ハスバラック23及び第二ハ
スバラック25の端部には、傾斜角を有する逃げ部25
aが形成されている。逃げ部25aが形成されているの
で、ハスバ歯車素材Aの装着、取り外しが容易である。
ハスバ歯車素材Aは、図2に示す位置に装着される。図
1では、ハスバ歯車素材Aを省略している。また、第一
ハスバラック23と第二ハスバラック25の間隔は、ハ
スバ歯車素材Aの前工程での仕上がり状況に応じて設定
される。
【0013】また、第一ハスバラック23及び第二ハス
バラック25に形成されたハスバ歯車用転造ダイスは、
歯形精度、歯スジ精度、各歯山間の単一ピッチ及び累積
ピッチ等が全て精度よく製作されている。また、歯山の
表面粗さも綺麗に仕上げられている。また、ハスバ歯車
の歯形形状に、クラウニングが必要な場合には、転造用
ダイスにクラウニイングの形状をあらかじめ彫刻してお
く必要があり、この処置により、プレス機械を用いたハ
スバ歯車加工方法板歯転造加工を終了した時に、ハスバ
歯車にはクラウニング加工を同時に終了してしまうとい
う、大きなコストメリットが発生する。
【0014】次に、上記構成を有するプレス機械を用い
たハスバ歯車加工装置を用いて、ハスバ歯車を製造する
加工方法を説明する。 (1)図1及び図2に示すように、プレス機械が上死点
にある時に、ハスバ歯車素材Aを第一ハスバラック23
と第二ハスバラック25との間であってピニオン歯車1
3と同軸上の位置に装着し嵌合させる。ここで、第一ハ
スバラック23と第二ハスバラック25とは共に、端部
が逃げ部25aを有しているので、ハスバ歯車素材Aが
容易に装着できる。一方、被加工素材であるハスバ歯車
素材Aのインボリュート歯車歯形の歯元部分及び歯先部
分は、標準歯形より小さく形成されており、歯の中央部
分は標準歯形より大きく形成されている。
【0015】(2)ハスバ歯車素材Aが装着された後、
プレス機械の稼働により、プレス上型11がプレス下型
21に接近する。このときに、プレス上型11に回転可
能に保持され、第一ハスバラック23と嵌合しているピ
ニオン歯車13は、第一ハスバラック21から回転力を
受ける。同時に、ピニオン歯車13は、第二ハスバラッ
ク25にその回転力を伝達する。第二ハスバラック25
は、その回転力を受けてスライド保持部材24に沿って
プレス下型21の方向に移動する。これにより、第二ハ
スバラック25が、第一ハスバラック23と同期して互
いに接近する方向に移動する。この時、第一ハスバラッ
ク23と第二ハスバラック25の各々の速度及び移動距
離は、全く同じである。
【0016】そして、第一ハスバラック23と第二ハス
バラック25との間に挟み持たれているハスバ歯車素材
Aが転造されて、ハスバ歯車として仕上げられる。すな
わち、この転造工程においては、素材ハスバ歯車Aの中
央部分の余分肉が、歯元部分及び歯先部分に移動される
ことにより、標準歯形のハスバ歯車が成形される。これ
により前工程で形成されたハスバ歯車素材Aの歯面のイ
ンボリュート曲線の一部を圧造成形して、精度の高いハ
スバ歯車の製作が可能となる。
【0017】(3)プレス機械が上死点から下死点まで
作動する間に、ハスバ歯車素材Aは、1回以上第一ハス
バラック23及び第二ハスバラック25と噛み合う。そ
して、プレス機械が、下死点から上死点まで作動する間
に、再びハスバ歯車素材Aは、第一ハスバラック23及
び第二ハスバラック25と噛み合う。ハスバ歯車素材A
は、上死点より下死点間で正転により下降し、下死点よ
り上死点間で逆転して再び加工される。これにより、プ
レス機械のスライド長さの倍の長さ分加工できるため、
プレス機械のストローク距離を小さく設定することがで
きる。
【0018】特に、プレス機械が上下動することによ
り、第一ハスバラック23及び第二ハスバラック25と
被加工素材であるハスバ歯車素材Aとの間のころがり量
を、2.5回以上とすると、高精度のハスバ歯車を成形
することができる。そのために一般の汎用プレス機械を
使用する場合は、プレス機械のストローク長さに限界が
あるが、歯山直径30ミリの歯車を加工する場合で、1
30ミリのプレス機械のストローク長さを必要とする。
プレス機械のストローク長さを250ミリ必要とする場
合の汎用プレス機械の加圧能力は、一般的に200トン
として設定されている。しかし、本実施の形態のプレス
機械を用いたハスバ歯車加工方法で必要とする加圧トン
数は、せいぜい20トン〜30トンである。このプレス
機械を用いたハスバ歯車加工方法は、汎用プレスのサイ
クルで加工が行われるため、1分間に40個〜50個の
ハスバ歯車を加工することが可能である。
【0019】上記工程において、ハスバ歯車素材Aが、
JIS規格4〜5級程度の精度である場合、それをいき
なりJIS規格0〜1級に仕上げることは、困難であ
る。従って、ハスバ歯車素材Aが生地の時点で1度上記
プレス機械を用いたハスバ歯車加工方法を行い、JIS
の2〜3級まで精度を向上させる。その後焼き入れをす
ると、その歪みで、精度がJIS規格で1〜2級分低下
する。焼き入れ後再度、上記プレス機械を用いたハスバ
歯車加工方法を行うことにより、JIS規格2〜3級の
高精度なハスバ歯車を連続生産することができる。焼き
入れ後の精度が、JIS規格4〜5級の場合は、ハスバ
歯車素材の生地の状態で、1度プレス機械を用いたハス
バ歯車加工方法を行うことで終了し、それを焼き入れ加
工するだけで良い。
【0020】より精度の高いハスバ歯車を生産する場合
には、焼き入れ後に再び、プレス機械を用いたハスバ歯
車加工方法を行う必要がある。ただし、プレス機械を用
いたハスバ歯車加工方法は、生産効率が高いので、プレ
ス機械を用いたハスバ歯車加工方法を2度行ってもコス
トの影響はごく小さい。
【0021】以上詳細に説明したように、本実施の形態
のプレス機械を用いたハスバ歯車加工方法及びその装置
によれば、(a)プレス機械のプレス下型21に固定さ
れ、ハスバ歯車転造用ダイスが形成された第一ハスバラ
ック23と、(b)プレス機械のプレス下型21に対し
て垂直方向に移動可能に保持され、ハスバ歯車転造用ダ
イスが形成された第二ハスバラック25と、(c)プレ
ス機械のプレス上型11に回転可能に保持され、第一ハ
スバラック23及び第二ハスバラック25と各々嵌合す
るピニオン歯車13とを有し、(d)プレス機械の稼働
により、プレス上型11がプレス下型21と接近または
離脱するときに、ピニオン歯車13により、第二ハスバ
ラック25が、第一ハスバラック23と同期して移動し
て、第一ハスバラック23と第二ハスバラック25との
間に挟み持たれているハスバ歯車素材Aが転造されて、
ハスバ歯車として仕上げられるので、高速で高精度のハ
スバ歯車を製造することができる。
【0022】特に、被加工素材であるハスバ歯車素材A
のインボリュート歯車歯形の歯元部分及び歯先部分が、
標準歯形より小さく形成されており、歯の中央部分が標
準歯形より大きく形成されているので、転造工程におい
て、ハスバ歯車素材Aの中央部分の余分肉が、歯元部分
及び歯先部分に移動されることにより、標準歯形のハス
バ歯車を成形することができる。
【0023】本発明の加工方法及びその装置は、上記実
施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能であ
る。例えば、本実施の形態では、第一ハスバラック23
及び第二ハスバラック25をプレス下型21側に設置
し、ピニオン歯車13をプレス上型11側に設置した
が、これらを入れ替えても同様である。
【0024】
【発明の効果】本発明のプレス機械を用いたハスバ歯車
加工方法及びその装置によれば、(a)プレス機械の下
型に固定され、ハスバ歯車転造用ダイスが形成された第
一ハスバラックと、(b)プレス機械の下型に対して垂
直方向に移動可能に保持され、ハスバ歯車転造用ダイス
が形成された第二ハスバラック25と、(c)プレス機
械の上型に回転可能に保持され、第一ハスバラック及び
第二ハスバラックと各々嵌合するピニオン歯車とを有
し、(d)プレス機械の稼働により、上型が下型と接近
または離脱するときに、ピニオン歯車により、第二ハス
バラックが、第一ハスバラックと同期して移動して、第
一ハスバラックと第二ハスバラックとの間に挟み持たれ
ているハスバ歯車素材が転造されて、ハスバ歯車として
仕上げられるので、高速で高精度のハスバ歯車を安いコ
ストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるプレス機械を用い
たハスバ歯車加工装置の主要な構成を示す正面図であ
る。
【図2】プレス機械を用いたハスバ歯車加工装置の側面
図である。
【符号の説明】
11 プレス上型 12 支柱 13 ピニオン歯車 21 プレス下型 22 保持部材 23 第一ハスバラック 24 スライド保持部材 25 第二ハスバラック A ハスバ歯車素材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機械の下型に固定され、ハスバ歯
    車転造用ダイスが形成された第一ハスバラックと、 プレス機械の下型に対して垂直方向に移動可能に保持さ
    れ、ハスバ歯車転造用ダイスが形成された第二ハスバラ
    ックと、 プレス機械の上型に回転可能に保持され、前記第一ハス
    バラック及び前記第二ハスバラックと各々嵌合するピニ
    オン歯車とを有するプレス機械を用いたハスバ歯車加工
    装置を用いて、 前記プレス機械の稼働により、前記上型が前記下型と接
    近または離脱するときに、前記ピニオン歯車により、前
    記第二ハスバラックが、前記第一ハスバラックと同期し
    て移動して、前記第一ハスバラックと前記第二ハスバラ
    ックとの間に挟み持たれている素材を転造して、ハスバ
    歯車を製造するプレス機械を用いたハスバ歯車加工方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する方法において、 前記プレス機械が上下動することにより、前記第一ハス
    バラック及び前記第二ハスバラックと被加工素材である
    ハスバ歯車との間のころがり量が、2.5回以上あるこ
    とを特徴とするプレス機械を用いたハスバ歯車加工方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載する方法
    において、 被加工素材であるハスバ歯車素材のインボリュート歯車
    歯形の歯元部分及び歯先部分が、標準歯形より小さく形
    成されており、歯の中央部分が標準歯形より大きく形成
    されていて、 前記転造工程において、前記中央部分の余分肉が、前記
    歯元部分及び前記歯先部分に移動することにより、標準
    歯形に成形されることを特徴とするプレス機械を用いた
    ハスバ歯車加工方法。
  4. 【請求項4】 プレス機械の下型に固定され、ハスバ歯
    車転造用ダイスが形成された第一ハスバラックと、 プレス機械の下型に対して垂直方向に移動可能に保持さ
    れ、ハスバ歯車転造用ダイスが形成された第二ハスバラ
    ックと、 プレス機械の上型に回転可能に保持され、前記第一ハス
    バラック及び前記第二ハスバラックと各々嵌合するピニ
    オン歯車とを有し、 前記プレス機械の稼働により、前記上型が前記下型と接
    近または離脱するときに、前記ピニオン歯車により、前
    記第二ハスバラックが、前記第一ハスバラックと同期し
    て移動することを特徴とするプレス機械を用いたハスバ
    歯車加工装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載する装置において、 前記プレス機械が上下動することにより、前記第一ハス
    バラック及び前記第二ハスバラックと被加工素材である
    ハスバ歯車との間のころがり量が、2.5回以上あるこ
    とを特徴とするプレス機械を用いたハスバ歯車加工装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載する装置
    において、 前記第一ハスバラック及び前記第二ハスバラックの端部
    に迎え角を形成したことを特徴とするプレス機械を用い
    たハスバ歯車加工装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004022259A1 (de) * 2002-08-17 2004-03-18 H. B. Seissenschmidt Ag Verfahren zur umformtechnischen herstellung von zahnprofilen auf der oder den umfangsflächen von zahnradrohlingen

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004022259A1 (de) * 2002-08-17 2004-03-18 H. B. Seissenschmidt Ag Verfahren zur umformtechnischen herstellung von zahnprofilen auf der oder den umfangsflächen von zahnradrohlingen

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