JPH09295060A - 曲げ加工機におけるd値制御装置 - Google Patents

曲げ加工機におけるd値制御装置

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JPH09295060A
JPH09295060A JP11377096A JP11377096A JPH09295060A JP H09295060 A JPH09295060 A JP H09295060A JP 11377096 A JP11377096 A JP 11377096A JP 11377096 A JP11377096 A JP 11377096A JP H09295060 A JPH09295060 A JP H09295060A
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JP
Japan
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bending
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correction value
correction
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Prior art date
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Abandoned
Application number
JP11377096A
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English (en)
Inventor
Takara Kibe
宝 木部
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09295060A publication Critical patent/JPH09295060A/ja
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 試し曲げを行うことなく正確なD値を求めこ
れを用いて曲げ加工を行うことにより加工効率を向上さ
せるような曲げ加工機におけるD値制御装置を提供す
る。 【解決手段】 NC装置13がパンチP及びダイDを相
対的に所定距離(D値)だけ移動させてワークWに曲げ
加工を行う際に、幾何学的に計算されるD値に対して加
工条件等を考慮した補正値を求め、この補正値によりD
値を補正して曲げ加工を行う。補正値は、幾何学的D値
に基づいて試し曲げを行い、その曲げ角度を測定して所
望の曲げ角度との差から求められるので、加工条件等に
対する補正値として補正値データファイル25に残して
おき、同様の加工条件やワーク条件等における曲げ加工
を行う際にこの補正値を用いてD値を補正して曲げ加工
を行うと共に、この曲げ加工により得られた曲げ角度か
ら新しく得られた補正値により前記補正値データファイ
ル25の対応する補正値を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は曲げ加工機におけ
るD値制御装置に係り、さらに詳しくは、所望の曲げ角
度に対するD値を自動学習により完成していく曲げ加工
機におけるD値制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4を参照するに、従来より、ワークW
に曲げ加工を行うV曲げ加工機1において所望する曲げ
角度を得るには、パンチPとダイDの刃間距離DLを制
御することにより行うのが一般的である。
【0003】前記刃間距離DLの算出は、概略的には次
式で求められる。すなわち、 DL=Dg −δM −δW ここで、Dg はパンチPとダイDの形状や板厚より求ま
る幾何学的計算値であり、δM は機械や金型他の加工条
件による補正値、δW はワークや形状条件による補正値
を示す。
【0004】しかしながら、このような考え方において
は、δM やδW は実加工の条件に大きく影響を受けるた
め、前記式によって求めた最終的な刃間距離DLに誤差
を生じるという問題がある。そこで、試し曲げにより得
られる補正角β(β=目標角−実曲り角)をデータ入力
して最終的な角度を求めることが行なわれている。
【0005】すなわち、図5を参照するに、メモリ3に
記憶されている機械定数及び入力手段5A、5Bから入
力される加工条件やワーク条件等を用いて演算処理部7
が簡略的にD値を算出する。このD値を用いて試し曲げ
9を行い、ワークの実際の曲げ角度を測定手段11で測
定して補正角βを求め、このβを入力手段5Cから前記
演算処理部7に入力してD値を補正して曲げ加工を行っ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
考え方によると、上記手順をワークごとに繰り返して補
正角βを求めてから曲げ加工を行うことが必要なため非
常に面倒であリ、作業効率が悪いという問題がある。
【0007】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、試し曲げを行う回数
を次第に減少させて正確なD値を求めこれを用いて曲げ
加工を行うことにより加工効率を向上させるような曲げ
加工機におけるD値制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の曲げ加工機におけるパンチ
及びダイがD軸方向へ相対的に所定距離接近して協働に
よりワークに所望角度の曲げ加工を行う曲げ加工機であ
って、前記D軸方向移動距離(D値)を制御するNC装
置と、前記曲げ加工機により曲げ加工を行った板材の実
曲げ角度を測定する曲げ角度測定手段とを有し、前記N
C装置が、加工条件やワーク条件等の種々のデータを入
力する入力手段と、機械の特性を示す定数等を記憶して
おくメモリと、所望の曲げ角度に対するD値を算出して
曲げ加工機を制御する演算処理部と、前記角度測定手段
からの測定結果に基づいて前記D値に対する補正値を求
める補正値算出部と、前記加工条件やワーク条件等に対
応した補正値を格納しておくと共に、前記補正値が前記
演算処理部に伝達されるべく補正値を次々に更新せしめ
る補正値データファイルとを有すること、を特徴とする
ものである。
【0009】従って、NC装置がパンチ及びダイを相対
的に所定距離(D値)だけ移動させてワークに曲げ加工
を行う際に、演算処理部により幾何学的に計算されるD
値に対して加工条件やワーク条件や機械定数を考慮した
補正値を求め、この補正値により先に求められているD
値を補正して曲げ加工を行う。前記補正値は、前記幾何
学的D値等に基づいて試し曲げを行い、その実際の曲げ
角度を測定して所望の曲げ角度との差から補正値が求め
られるので、その加工条件やワーク条件等に対する補正
値として補正値データファイルに残しておき、同様の加
工条件やワーク条件等における曲げ加工を行う際に使用
すると共に、この曲げ加工により得られた曲げ角度から
新しく得られた補正値により前記補正値データファイル
の対応する補正値を更新する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて説明する。
【0011】図1を参照するに、制御装置としてのNC
装置13には、キーボード等の入力手段15A、15B
が設けられており、曲げスピードや目標値ホールド時間
率や使用金型等の加工条件を入力したり、曲げ角や曲げ
巾や材質等のワークの条件を入力する。
【0012】また、機械サイズ等の機械定数を内部デー
タとして記憶しておくメモリ17が設けられており、加
工時に必要に応じて引出されるようになっている。さら
に、所望の曲げ角度に対するD値を求める演算処理部1
9が設けられており、曲げ加工に際してD値を与える。
この演算処理部19には、角度測定手段21により測定
された実際の曲げ角度に基づいて補正角βを求める補正
値算出部23が接続されている。
【0013】図2を併せて参照するに、NC装置13に
は補正値データファイル25が設けられており、前述の
加工条件やワーク条件等をメモリすると共に、これらの
条件に対するディフォルト補正値をデータとして格納し
てある。このディフォルト補正値の内から条件と合致し
たものが必要に応じて演算処理部19に送られ、演算処
理部19において所望の曲げ角度に対応するD値を補正
し、このD値に基づいて曲げ加工が行なわれる。
【0014】次に、前述のような構成を有するNC装置
13の動作について説明する。
【0015】まず、金具のセットやワークのセット等の
加工準備が完了すると、補正値データファイル25から
前記使用金具等の加工条件及び前記ワークの大きさ等の
ワーク条件に適合する補正値のディフォルト値を取出
す。
【0016】一方、ディフォルト値に対して補正を加え
たら、補正値データファイル25を自動更新する。図3
を参照するに、このようにしてディフォルト値を修正し
て補正値データファイル25を次々に更新していくと、
第一回目の曲げ加工における曲げ角度と目標角度との誤
差は機械の使用回数あるいは年数に伴って減少してい
き、次第に試し曲げが不要となる。
【0017】以上の結果から、補正値データファイル2
5を次々に自動更新することにより、使用条件に合致し
た補正データが収集・蓄積され、次第に演算処理部19
により算出されるD値が目標のD値に近づくので、試し
曲げ回数や時間が次第に減少していき、ついには試し曲
げを行わなくても最初から高精度の曲げ加工を行うこと
ができるようになる。
【0018】なお、この発明は前述の実施の形態に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。例えば、前述の実施
の形態において説明した補正値データファイル25の形
式等は任意である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる曲げ加工機におけるD値制御装置では、NC装置が
パンチ及びダイを相対的に所定距離(D値)だけ移動さ
せてワークに曲げ加工を行う際に、幾何学的に計算され
るD値に対して加工条件やワーク条件や機械定数を考慮
した補正値を求め、この補正値により先に求められてい
るD値を補正して曲げ加工を行う。前記補正値は、前記
幾何学的D値に基づいて試し曲げを行い、その曲げ角度
を測定して所望の曲げ角度との差から求められるので、
その加工条件やワーク条件等に対する補正値として補正
値データファイルに残しておく。そして、同様の加工条
件やワーク条件等における曲げ加工を行う際にこの補正
値を用いてD値を補正して曲げ加工を行うと共に、この
曲げ加工により得られた曲げ角度から新しく得られた補
正値により前記補正値データファイルの対応する補正値
を更新するので、第一回目の曲げ加工による曲げ角度が
次第に目的の曲げ角度に近いものとなる。これにより、
試し曲げが不要になり、高精度の曲げ加工を迅速に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る曲げ加工機におけるD値制御装
置の構成を示すブロック構成図である。
【図2】補正値データファイルの構成を示す一例であ
る。
【図3】補正値データファイルに格納されている補正値
の収束状態を示すグラフである。
【図4】D値の説明図である。
【図5】従来における曲げ加工機におけるD値制御装置
の構成を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
13 NC装置(制御装置) 15 入力手段 17 メモリ 19 演算処理部 23 補正値算出部 25 補正値データファイル P パンチ D ダイ W ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチ及びダイがD軸方向へ相対的に所
    定距離接近して協働によりワークに所望角度の曲げ加工
    を行う曲げ加工機であって、前記D軸方向移動距離(D
    値)を制御するNC装置と、前記曲げ加工機により曲げ
    加工を行った板材の実曲げ角度を測定する曲げ角度測定
    手段とを有し、前記NC装置が、加工条件やワーク条件
    等の種々のデータを入力する入力手段と、機械の特性を
    示す定数等を記憶しておくメモリと、所望の曲げ角度に
    対するD値を算出して曲げ加工機を制御する演算処理部
    と、前記角度測定手段からの測定結果に基づいて前記D
    値に対する補正値を求める補正値算出部と、前記加工条
    件やワーク条件等に対応した補正値を格納しておくと共
    に、前記補正値が前記演算処理部に伝達されるべく補正
    値を次々に更新せしめる補正値データファイルとを有す
    ること、を特徴とする曲げ加工機におけるD値制御装
    置。
JP11377096A 1996-05-08 1996-05-08 曲げ加工機におけるd値制御装置 Abandoned JPH09295060A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019514A (ja) * 2001-07-04 2003-01-21 Amada Co Ltd 曲げ加工におけるd値補正方法およびその装置
KR100440982B1 (ko) * 2001-11-27 2004-07-21 박홍순 컷팅블레이드 절곡각도 자동 보정 방법 및 이를 위한 컷팅블레이드 절곡장치
JP2008030110A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Icgb Co Ltd プレスブレーキ用操作補助装置

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