JPH09294948A - 自動塗装装置 - Google Patents

自動塗装装置

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Publication number
JPH09294948A
JPH09294948A JP8113932A JP11393296A JPH09294948A JP H09294948 A JPH09294948 A JP H09294948A JP 8113932 A JP8113932 A JP 8113932A JP 11393296 A JP11393296 A JP 11393296A JP H09294948 A JPH09294948 A JP H09294948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
air
coated
automatic
automatic coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8113932A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Sugiyama
山 裕 和 杉
Hirohide Sase
瀬 博 英 佐
Takeshi Goto
藤 丈 志 後
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP8113932A priority Critical patent/JPH09294948A/ja
Publication of JPH09294948A publication Critical patent/JPH09294948A/ja
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  • Spray Control Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブース風速を速くしたり、被塗装物間距離を
大きくしたりすることなく、先行する被塗装物の塗装ミ
ストの後続する被塗装物への飛散を効果的に防止するこ
とができ、塗装不良の発生を未然に防止することができ
る自動塗装装置を提供する。 【解決手段】 塗装ガン4aを備えた自動塗装機4の少
なくとも被塗装物2の搬送方向後方側にエアノズル6a
を設けて、後続する被塗装物との間にエアカーテンを形
成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車ボ
ディの塗装ラインに用いられ、コンベアなどによって搬
送されて来る被塗装物に連続的に塗装を施すための自動
塗装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の塗装工程においては、被塗装物
である自動車ボディを搬送コンベアによって塗装ブース
内に連続的、あるいは間欠的に搬入し、当該ブース内を
移動させながら、塗装ブース内に配置した溶接ロボット
やレシプロ式の自動塗装機により塗装が施されるように
なっている。
【0003】この場合、先行するボディに塗装されるべ
き塗料と後続のボディに塗装されるべき塗料の種類、例
えば、塗料の色が異なる場合、とくにボディ間距離が短
かったり、ブース風速が遅かったりすると、先行ボディ
の塗装ミストが後続ボディにかかってしまうことがあ
り、塗装不良が発生する。
【0004】したがって、このような塗装不良を防止す
るため、搬送ピッチを大きくしたり、前後のボディ間を
1台分空けたりする対策が採られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、ボディ間距離を大きくすると、生産能力が落ち
るという問題点がある。また、塗装ブース内のブース風
速を速くすることによっても、上記のような塗装不良を
ある程度防止することができるが、ブース風速を速くす
ることは、省エネルギー対策に反することになって望ま
しくなく、このような問題点を解決することが塗装工程
における品質および生産性上の課題となっていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、従来の塗装工程における上記
課題に着目してなされたものであって、塗装ブース内の
ブース風速を速くしたり、被塗装物間距離を大きくした
りすることなく、先行する被塗装物の塗装ミストの後続
する被塗装物への飛散を有効に防止することができ、塗
装不良の発生を未然に防止することができる自動塗装装
置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る自動塗装装置は、塗料を噴射する塗装ガンを備えた自
動塗装機を有し、連続あるいは間欠的に搬送される被塗
装物に対して塗装を施す自動塗装装置において、前記自
動塗装機の被塗装物搬送方向に対する少なくとも後方側
にエアカーテン形成用のエアノズルが配設されている構
成としたことを特徴としており、本発明に係わる自動塗
装装置の実施態様として請求項2に係わる装置は、エア
カーテン形成用のエア圧力が0.5ないし5.0kgf
/cm2の範囲である構成としたことを特徴としてお
り、このような自動塗装装置の構成を前述した従来の課
題を解決するための手段としている。
【0008】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる自動塗装装置
においては、自動塗装機の少なくとも被塗装物の搬送方
向後方側、すなわち後続する被塗装物の側にエアノズル
が配設されており、当該ノズルから噴出する空気によっ
てエアカーテンが形成され、先行する被塗装物の塗装ミ
ストの飛散がエアカーテンによって遮られることから、
ブース風速が遅い場合でも、あるいは前後被塗装物間の
距離が小さい場合でも、塗装ミストが後続する被塗装物
まで到達することがなくなり、いわゆるミストがぶりに
よる塗装不良の発生が防止されることになる。
【0009】また、本発明に係わる自動塗装装置の実施
態様として請求項2に係わる装置においては、エアカー
テン形成用のエア圧力を0.5ないし5.0kgf/c
2の範囲としているので、先行する被塗装物の塗装に
影響を与えることなく、塗装ミストの後続する被塗装物
への飛散が有効に防止されることになる。すなわち、エ
ア圧力が5.0kgf/cm2 を超えた場合には、霧化
された塗料の流れがエアカーテンによって乱され、塗料
ロスが生じると共に、塗装表面状態に悪影響を及ぼす。
逆にエア圧力が0.5kgf/cm2 に満たない場合
は、エアカーテンの形成が不十分なものとなり、後続す
る被塗装物への塗装ミストの飛散を有効に阻止すること
ができなくなる。
【0010】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わる自動塗装装置
は、上記構成、とくに塗装ガンを備えた自動塗装機の少
なくとも被塗装物の搬送方向後方側、すなわち後続する
被塗装物の側にエアノズルが配設された構成を備えたも
のであるから、エアノズルから噴出する空気によるエア
カーテンによって、先行する被塗装物の塗装ミストの飛
散が遮られるので、生産性を低下させることなく、ま
た、ブース風速を早くしてエネルギーを浪費することな
く、先行被塗装物からの塗装ミストの飛散に基づく塗装
不良を防止することができるという極めて優れた効果を
もたらすものである。
【0011】また、本発明に係わる自動塗装装置の実施
態様として請求項2に係わる装置においては、エアカー
テン形成用のエア圧力を0.5ないし5.0kgf/c
2の範囲としたものであるから、塗装に悪影響を与え
ることなく、塗装ミストの後続被塗装物への飛散を有効
に防止することができるという優れた効果がもたらされ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。
【0013】図1(a)および(b)は、本発明に係わ
る自動塗装装置の一実施例として、自動車ボディの塗装
装置を示すそれぞれ平面図および側面図であって、図に
示す自動塗装装置1は、被塗装物である自動車ボディ2
を連続的に搬送するコンベア3の両側に自動塗装機とし
ての4基の塗装ロボット4と、ボディ側面塗装用の自動
塗装機としての4基のレシプロケータ5を備えていると
共に、この実施例では前記塗装ロボット4を挟んだボデ
ィ搬送方向の前後位置にエアカーテン形成用のエアノズ
ル6aを備えたノズルスタンド6が自動車ボディ2の搬
送方向右側にそれぞれ配設されている。
【0014】このノズルスタンド6は、円弧状をなすノ
ズルベース6b上に複数のエアノズル6aを列設したも
のであって、エア配管7を介して高圧エア源であるエア
コンプレッサ(図示せず)に接続され、各塗装ロボット
4による塗装に同期して、各エアノズル6aから噴射さ
れるエアによって、先行自動車ボディ2と後続自動車ボ
ディ2との間にエアカーテンが形成されるようになって
いる。なお、エアノズル6aと自動車ボディ2との距離
については、100ないし1000mm程度に設定する
ことが望ましい。
【0015】このような構造の自動塗装装置1において
は、搬送コンベア3によって被塗装物である自動車ボデ
ィ2が塗装ブース内に搬入され、所定の位置に到達する
と、それぞれの自動塗装機、すなわち塗装ロボット4お
よびレシプロケータ5がこれを検知し、各塗装機4およ
び5の塗装ガン4aおよび5aから塗料が噴霧され、順
次塗装が開示される。このとき、各塗装機4,5による
自動車ボディ2の検出信号は、図示しないエア制御装置
に入力され、各塗装機4,5による塗装の進行に応じ
て、各ノズルスタンド6のエアノズル6aからエア噴射
が開始され、図1(b)に示すように、連続的に搬入さ
れる自動車ボディ2の間にエアカーテンが形成される。
【0016】これによって、連続的に搬入される自動車
ボディ2の間の距離が比較的小さい場合であっても、ブ
ース風速を遅くした場合であっても、先行する自動車ボ
ディの塗装ミストが後続する自動車ボディにかかった
り、後続自動車ボディの塗装ミストが先行自動車ボディ
に飛散したりする不具合を効果的に防止することができ
るようになる。
【0017】図2(a)および(b)は、本発明に係わ
る自動塗装装置の他の実施例として、同じく自動車ボデ
ィ用の自動塗装装置を示すそれぞれ正面図および側面図
である。
【0018】図に示す自動塗装装置11は、ベース上
に、被塗装物である自動車ボディ12を連続的に搬送す
るコンベア13を跨ぐように立設された門型フレーム1
4の支柱14a,14aに架け渡されて所定範囲内で昇
降するビーム15を有し、このビーム15内に、塗装ガ
ン16a,16aを備えるとともに所定範囲内で自動車
ボディ12の車幅方向に移動する上面用自動塗装機16
が設けてある。
【0019】また、前記門型フレーム14の左右支柱1
4a,14aのそれぞれには、ビーム15の下方位置に
側面用自動塗装機17が設けてある。この側面用自動塗
装機17は、上面用自動塗装機16と同様に、所定範囲
内で上下動すると共に、自動車ボディ12に対して出没
自在のアーム17aを有し、当該アーム17aの先端部
に塗装ガン17bが取付けてある。
【0020】さらに、自動塗装装置11は、門形に形成
されたノズルフレーム18,18を備えており、前記門
型フレーム14を挟んだボディ搬送方向の前後位置に、
搬送コンベア13を跨いだ状態にそれぞれ立設されてい
る。このノズルフレーム18,18の梁材下面には、こ
の実施例ではそれぞれ5個のエアノズル19aを備えた
ノズルベース19,19が取付けてあり、図示しないエ
ア配管を介して、エア源であるエアコンプレッサに接続
されている。
【0021】この実施例に係わる自動塗装装置11にお
いても、自動塗装機16および17による自動車ボディ
12の検出信号に基づいて、各エアノズル19aからの
エア噴出がボディ12の移動に応じて開始され、形成さ
れるエアカーテンによって塗装ミストの飛散が遮断され
ることから、先行ボディの塗装ミストが後続ボディにか
かったり、後続ボディの塗装ミストが先行ボディにかか
ったりするようなことがなく、搬送コンベア13のボデ
ィ間隔が小さい場合や、ブース風速が遅い場合において
も、塗装不良を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明に係わる自動塗装装置の一実施
例による自動車ボディの塗装装置を示す平面図である。 (b) 図1(a)に示した塗装装置の側面図である。
【図2】(a) 本発明に係わる自動塗装装置の他の実
施例による自動車ボディの塗装装置を示す正面図であ
る。 (b) 図2(a)に示した塗装装置の側面図である。
【符号の説明】
1,11 自動塗装装置 2,12 自動車ボディ(被塗装物) 4 塗装ロボット(自動塗装機) 5 レシプロケータ(自動塗装機) 4a,5a,16a,17b 塗装ガン 6a,19a エアノズル 16 上面用自動塗装機 17 側面用自動塗装機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料を噴射する塗装ガンを備えた自動塗
    装機を有し、連続あるいは間欠的に搬送される被塗装物
    に対して塗装を施す自動塗装装置において、 前記自動塗装機の被塗装物搬送方向に対する少なくとも
    後方側にエアカーテン形成用のエアノズルが配設されて
    いることを特徴とする自動塗装装置。
  2. 【請求項2】 エアカーテン形成用のエア圧力が0.5
    ないし5.0kgf/cm2 の範囲であることを特徴と
    する請求項1記載の自動塗装装置。
JP8113932A 1996-05-08 1996-05-08 自動塗装装置 Pending JPH09294948A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8113932A JPH09294948A (ja) 1996-05-08 1996-05-08 自動塗装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8113932A JPH09294948A (ja) 1996-05-08 1996-05-08 自動塗装装置

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Publication Number Publication Date
JPH09294948A true JPH09294948A (ja) 1997-11-18

Family

ID=14624813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8113932A Pending JPH09294948A (ja) 1996-05-08 1996-05-08 自動塗装装置

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JP (1) JPH09294948A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101305757B1 (ko) * 2007-06-28 2013-09-17 기아자동차주식회사 도료 날림 방지장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101305757B1 (ko) * 2007-06-28 2013-09-17 기아자동차주식회사 도료 날림 방지장치

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