JPH09294846A - 遊技機及び遊技方法 - Google Patents

遊技機及び遊技方法

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JPH09294846A
JPH09294846A JP8113530A JP11353096A JPH09294846A JP H09294846 A JPH09294846 A JP H09294846A JP 8113530 A JP8113530 A JP 8113530A JP 11353096 A JP11353096 A JP 11353096A JP H09294846 A JPH09294846 A JP H09294846A
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JP8113530A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別価値発生に至るまでの過程における画面
遊技のゲーム性を高め、遊技者のスリルと興奮を持続さ
せることのできる遊技機およびその遊技方法を提供す
る。 【解決手段】 可変表示手段(20)は、当たりの停止
箇所と当たり以外の複数の停止箇所の配置されたループ
状の経路と、経路上の現在位置と、現在位置を移動させ
る際の移動数とを表示する。移動数生成手段(30)
は、特定入賞口(12)に球が入賞したとき移動数を無
作為に生成する。第1の表示制御手段(40)は、可変
表示手段(20)に表示される移動数を生成された移動
数に変更する。第2の表示制御手段(50)は、生成さ
れた移動数だけ経路上の現在位置を進める。価値発生手
段(60)は、移動後の現在位置が当たりの停止箇所の
とき遊技者に有利な特別価値を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤面上に打ち
出された球が特定入賞口へ入賞したとき当たりの出るこ
とのある所定の画面遊技を行い、その結果が当たりのと
き遊技者に有利な特別価値を発生させる遊技機及び遊技
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機としては、各種の画面遊技
を表示する可変表示手段としての液晶ディスプレイを備
え、その表示内容が特定の状態になった場合に遊技者に
有利な特別価値を発生させる第1種遊技機(いわゆる、
フィーバ機)がある。このほか機械仕掛けの中央役物内
に流入した球が特定の入賞口に入賞した場合に、特別価
値を発生させる第2種遊技機(いわゆる、羽根物機)、
およびディジタルが揃った後に球が役物内のVゾーンに
入賞した場合に特別価値を発生させる第3種遊技機(い
わゆる、権利物機)などがある。
【0003】第1種遊技機は、通常、遊技盤面上にある
特定入賞口に球が入賞したとき、液晶ディスプレイに表
示される各種絵柄をスクロール表示させ、スクロールの
停止したときに表示される絵柄が特定のパターンになっ
た場合に、遊技者に有利な特別価値を発生させている。
特別価値は、たとえば、通常状態では閉じている大口の
可変入賞口を開閉動作させ、球の入賞する確率を相対的
に高めるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の第1種遊技機やその遊技方法では、特定入賞
口に球が入賞するごとにスクロール表示による画面遊技
が単発的に行われ、特別価値が発生するか否かも、特定
入賞口への球の入賞を単位として定まっていた。このよ
うに、特定入賞口への球の入賞を単位として単発的な画
面遊技が行われるので、画面遊技に継続性がなく、特別
価値の発生に対する遊技者の期待感を徐々に高めるよう
な演出を行うことができなかった。このため、スリルと
興奮の持続性に欠け、遊技性が低く、遊技者の射幸心を
十分に煽ることが難しいという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、特別価値の発生に至
るまでの過程における画面遊技のゲーム性を高め、遊技
者のスリルと興奮を持続させることのできる遊技機およ
びその遊技方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。
【0007】[1]遊技盤面(11)上に打ち出された
球が特定入賞口へ入賞したとき当たりの出ることのある
所定の画面遊技を行い、その結果が当たりのとき遊技者
に有利な特別価値を発生させる遊技機(10)におい
て、当たりの停止箇所(21)と当たり以外の複数の停
止箇所(22)の配置されたループ状の経路(23)
と、前記経路(23)上における現在の停止箇所を示す
現在位置(24)と、停止箇所を単位として一定の進行
方向に現在位置(24)を移動させる際の移動数(2
5)とを少なくとも表示する可変表示手段(20)と、
前記特定入賞口(12)に球が入賞したとき前記可変表
示手段(20)に表示される移動数(25)として予め
定めた最大値以下の任意の1つの移動数(25)を無作
為に生成する移動数生成手段(30)と、前記可変表示
手段(20)に表示される移動数(25)を前記移動数
生成手段(30)によって生成された移動数(25)に
変更する第1の表示制御手段(40)と、前記移動数生
成手段(30)の生成した移動数(25)だけ前記可変
表示手段(20)の表示する前記現在位置(24)を前
記一定の進行方向に進める第2の表示制御手段(50)
と、前記可変表示手段(20)に表示された移動後の現
在位置(24)が前記当たりの停止箇所(21)のとき
遊技者に有利な特別価値を発生させる価値発生手段(6
0)と、を有することを特徴とする遊技機(10)。
【0008】[2]遊技盤面(11)上に打ち出された
球が特定入賞口(12)へ入賞したとき当たりの出るこ
とのある所定の画面遊技を行い、その結果が当たりのと
き遊技者に有利な特別価値を発生させる遊技機(10)
において、当たりの停止箇所(21)と当たり以外の複
数の停止箇所(22)の配置されたループ状の経路(2
3)と、前記経路(23)上における現在の停止箇所を
示す現在位置(24)と、停止箇所を単位として一定の
進行方向に現在位置(24)を移動させる際の移動数
(25)とを少なくとも表示する可変表示手段(20)
と、前記特定入賞口(12)に球が入賞したとき前記可
変表示手段(20)に表示される移動数(25)として
予め定めた最大値以下の任意の1つの移動数(25)を
無作為に生成する移動数生成手段(30)と、前記可変
表示手段(20)に表示される移動数(25)を前記移
動数生成手段(30)によって生成された移動数(2
5)に変更する第1の表示制御手段(40)と、前記移
動数生成手段(30)の生成した移動数(25)だけ前
記可変表示手段(20)の表示する前記現在位置(2
4)を前記一定の進行方向に進める第2の表示制御手段
(50)と、前記可変表示手段(20)に表示された移
動後の現在位置(24)が前記当たりの停止箇所(2
1)より前記最大値以内の手前の停止箇所のとき特定入
賞口(12)への次回の入賞で当たりになる可能性のあ
ることを遊技者に示すリーチ表示手段(70)と、前記
可変表示手段(20)に表示された移動後の現在位置
(24)が前記当たりの停止箇所(21)のとき遊技者
に有利な特別価値を発生させる価値発生手段(60)
と、を有することを特徴とする遊技機(10)。
【0009】[3]前記可変表示手段(20)に表示さ
れるループ状の経路(23)を鉄道線路に、前記停止箇
所を駅にそれぞれ見立てて表示することを特徴とする
[1]または[2]記載の遊技機(10)。
【0010】[4]前記可変表示手段(20)に表示さ
れる移動数(25)を、サイコロの目として表示するこ
とを特徴とする[1]または[2]記載の遊技機(1
0)。
【0011】[5]遊技盤面(11)上に打ち出された
球が特定入賞口(12)へ入賞したとき当たりの出るこ
とのある所定の画面遊技を行い、その結果が当たりのと
き遊技者に有利な特別価値を発生させる遊技方法におい
て、画面遊技の内容を表示する可変表示手段(20)
に、当たりの停止箇所(21)と当たり以外の複数の停
止箇所(22)の配置されたループ状の経路(23)
と、前記経路(23)上における現在の停止箇所を示す
現在位置(24)と、停止箇所を単位として一定の進行
方向に現在位置(24)を移動させる際の移動数(2
5)とを少なくとも表示し、前記特定入賞口(12)に
球が入賞したとき前記可変表示手段(20)に表示され
る移動数(25)として予め定めた最大値以下の任意の
1つの移動数(25)を無作為に生成し、移動数(2
5)が無作為に生成されたとき前記可変表示手段(2
0)に表示されている移動数(25)を生成された移動
数(25)に変更して表示し、移動数(25)が無作為
に生成されたとき前記可変表示手段(20)に表示され
る前記現在位置(24)を生成された移動数(25)に
相当するだけ前記一定の進行方向に進めて表示し、前記
可変表示手段(20)に表示された移動後の現在位置
(24)が前記当たりの停止箇所(21)のとき遊技者
に有利な特別価値を発生させることを特徴とする遊技方
法。
【0012】前記本発明は次のように作用する。本発明
に係る遊技機は、遊技盤面(11)上に打ち出された球
が特定入賞口(12)へ入賞したとき当たりの出ること
のある所定の画面遊技を行い、その結果が当たりのとき
遊技者に有利な特別価値を発生させるようになってい
る。
【0013】可変表示手段(20)は、当たりの停止箇
所(21)と当たり以外の複数の停止箇所(22)の配
置されたループ状の経路(23)と、前記経路(23)
上における現在の停止箇所を示す現在位置(24)と、
停止箇所を単位として一定の進行方向に現在位置(2
4)を移動させる際の移動数(25)とを少なくとも表
示する。
【0014】移動数生成手段(30)は、特定入賞口
(12)に球が入賞したとき可変表示手段(20)に表
示される移動数(25)として予め定めた最大値以下の
任意の1つの移動数(25)を無作為に生成する。第1
の表示制御手段(40)は、前記可変表示手段(20)
に表示される移動数(25)を前記移動数生成手段(3
0)によって生成された移動数(25)に変更する。
【0015】第2の表示制御手段(50)は、前記移動
数生成手段(30)の生成した移動数(25)だけ前記
可変表示手段(20)の表示する前記現在位置(24)
を前記一定の進行方向に進める。価値発生手段(60)
は、前記可変表示手段(20)に表示された移動後の現
在位置(24)が前記当たりの停止箇所(21)のとき
遊技者に有利な特別価値を発生させる。
【0016】このように、特定入賞口(12)に球が入
賞するごとに、移動数(25)だけ現在位置(24)が
移動し、経路(23)上の当たりの停止箇所(21)に
徐々に近づくので、当たりの停止箇所(21)に停止し
て当たりとなることへの期待感が次第に高められる。そ
のため、画面遊技に継続性が生まれ、遊技者の興奮を持
続させることができる。
【0017】また、当たりの停止箇所(21)から移動
数(25)の最大値以内手前のエリアに入っているとき
は、特定入賞口(12)への次回の入賞に基づく移動数
(25)が小さく、当たりの停止箇所(21)を通り過
ぎなければ、次回の入賞により当たりの停止箇所(2
1)に停止する可能性が連続して生まれる。このため、
当たりの停止箇所(21)に停止するチャンスを一度逃
しても、遊技者の当たりへの期待感をさらに持続させる
ことができる場合もあり、ゲーム性がより一層高められ
る。
【0018】また、リーチ表示手段(70)は、前記可
変表示手段(20)に表示された移動後の現在位置(2
4)が前記当たりの停止箇所(21)より前記最大値以
内の手前の停止箇所のとき特定入賞口(12)への次回
の入賞で当たりになる可能性のあることを遊技者に示す
ようになっている。
【0019】これにより、次回の入賞で当たりの停止箇
所(21)に停止して当たりとなることへの遊技者の期
待感と興奮をより高めることができる。たとえば、ルー
プ状の経路(23)を鉄道線路に、停止箇所を駅にそれ
ぞれ見立てて表示することができる。この場合、単にな
る経路上を現在位置(24)が移動する場合に比べて、
画面遊技への親しみが沸き、ゲームを効果的に演出する
ことができる。
【0020】また、前記可変表示手段(20)に表示さ
れる移動数(25)を、サイコロの目として表示するこ
とができる。この場合の移動数(25)の最大値は6に
なる。サイコロにより移動数(25)を表示すること
で、すごろくゲーム的な演出を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は本発明の一の実施の形態を
示している。図2に示すように、本発明に係る遊技機1
0は、遊技者がハンドル14を回転操作することにより
遊技盤面11上に球を打ち出し、各種の入賞口への球の
入賞を競うパチンコ機である。なお、本発明に係る遊技
機10は、パチンコ機のほかにアレンジボール機など遊
技媒体として球を用いる各種のゲーム機に適用すること
ができる。
【0022】遊技機10は、入賞口や各種の役物、障害
釘、アウト口などが配置され、打ち出された球の流下す
る場としての遊技盤面11を備えている。遊技盤面11
の略中央部分には、画面遊技を表示する中央役物として
の可変表示手段20が配設されている。ここでは、可変
表示手段20としてカラー液晶ディスプレイを用いてい
る。このほかに可変表示手段20として、モノクロ液晶
ディスプレイやCRTなどを用いることができる。
【0023】可変表示手段20の下方には、特定入賞口
12が配設されている。特定入賞口12に球が入賞する
ことにより可変表示手段20に表示される画面遊技が1
回分だけ進行する。特定入賞口12のさらに下方には、
画面遊技で当たりが出たときに、遊技者に有利な特別価
値を生じさせる価値発生手段60が設けられている。価
値発生手段60は、普段は閉じられているが、画面遊技
で当たりとなったときに複数回その入賞口の開閉動作を
行う可変入賞口である。
【0024】可変表示手段20の上方には、特定入賞口
12への球の入賞に対して未だ画面遊技の進行の行われ
ていない保留回数を表示する保留表示手段80が配設さ
れている。画面遊技の進行中や特別価値の発生中に特定
入賞口12に球が入賞したときは、その入賞に対する画
面遊技をすぐに実行することができない。
【0025】そこで、特定入賞口12への入賞により獲
得した画面遊技を行う権利のうち、実行されずに保留さ
れている権利回数を保留表示手段80に表示するように
なっている。ここでは、最大4回まで権利を保留するこ
とができ、それ以上の権利は破棄される。保留表示手段
80は、4個の表示ランプを備え、留保されている権利
の回数に相当する数だけの表示ランプが点灯される。
【0026】また、遊技盤面11の下部には、遊技に供
される球を入れる前皿15が、さらにその下部には、前
皿15から溢れる球を受ける下皿16が設けられてい
る。下皿16の右横には、球の発射を操作するためのハ
ンドル14が設けられている。遊技機10の各種の動作
を制御する制御回路は、遊技盤面11の裏面等の機体内
に取り付けられている。
【0027】図3は、可変表示手段20に表示される表
示内容の一例を表したものである。可変表示手段20の
画面上には、山の手線の鉄道線路に見立てたループ状の
経路23と、その中央に線路上での現在位置24を移動
させる数に相当する移動数25としてのサイコロが表示
されている。
【0028】経路23の各所には山の手線の駅に見立て
た停止箇所21、22が配置されている。また、各停止
箇所21、22にはその駅名が表示される。これら駅の
うち、当たりの停止箇所21(渋谷駅)を四角形で表示
し、他の駅を一重まるおよび二重まるで表示している。
以後、当たりの停止箇所21を上がり駅21と呼ぶこと
にする。
【0029】特定入賞口12に球が入賞するごとに、サ
イコロが1回振られ、出た目の数に相当する駅の数だけ
現在位置24が右回りに移動するようになっている。現
在位置24は、たとえば、他の駅と異なる色で表示され
る。上がり駅21(渋谷駅)の手前の6つの駅は、二重
まるで、これらと上がり駅21以外の駅は一重まるで表
示されている。二重まるで示した駅に停止しているとき
は、次回の特定入賞口12への球の入賞に基づく移動に
より、上がり駅21に停止する可能性がある。すなわ
ち、これら二重まるの駅に停止しているときは、いわゆ
るリーチ状態にあることになる。
【0030】二重まるで示した駅(以後、リーチ駅と呼
ぶ)に停止している間は、2重まるで示した部分を点滅
表示し、リーチ状態にあることを遊技者に表示するよう
になっている。なお、すべてのリーチ駅ではなく、現在
の停止位置から上がりの駅21までの間のリーチ駅だけ
を点滅表示するようにしてもよい。
【0031】図1は、本発明の一実施の形態における遊
技機の回路構成の概要を表したものである。特定入賞口
12は、一般に始動チャッカーと呼ばれるものであり、
球の入賞を検出する入賞検知スイッチ13を備えてい
る。入賞検知スイッチ13は、特定入賞口12への球の
入賞を検出すると、所定の入賞信号91を出力する。入
賞検知スイッチ13としては、たとえば、光センサ、近
接センサ、磁気センサなどの各種センサを用いることが
できる。
【0032】入賞検知スイッチ13の出力する入賞信号
91は、サイコロの目の最大値である6以下の整数値の
うちの任意の値を移動数25として生成する移動数生成
手段30に入力されている。移動数生成手段30は、入
賞検知スイッチ13から入賞信号91が入力されるごと
に、図示しない乱数発生手段によって無作為に移動数2
5を生成し、その値を表した移動数信号92を出力す
る。このほか移動数生成手段30は、移動数25を発生
させる以外に、遊技機10における各種の制御を行うよ
うになっている。
【0033】移動数生成手段30の出力する移動数信号
92は、可変表示手段20におけるサイコロの目の表示
を制御する第1の表示制御手段40と、現在位置24の
表示を制御する第2の表示制御手段50と、リーチ状態
の表示を制御するリーチ表示手段70にそれぞれ入力さ
れている。第1の表示制御手段40は、移動数信号92
が入力されたとき、可変表示手段20に表示されるサイ
コロの目を一定期間ランダムに変化させた後、最終的に
移動数信号92の示す値の目が表示されるように可変表
示手段20を制御するための移動数表示制御信号93を
出力する。
【0034】第2の表示制御手段50は、移動数信号9
2が入力されると、それの示す数だけ現在位置24が移
動して表示されるように可変表示手段20を制御するた
めの現在位置表示制御信号94を出力する。また、リー
チ表示手段70は、移動数信号92を基にして移動後の
現在位置24がリーチ駅か否かを調べ、停止駅がリーチ
駅のとき、リーチ表示制御信号95を出力し、リーチ状
態が表示されるように可変表示手段20を制御する。
【0035】移動数表示制御信号93、現在位置表示制
御信号94、およびリーチ表示制御信号95は共に可変
表示手段20に入力されており、これらの信号に従って
可変表示手段20の表示内容は変更される。また移動数
生成手段30は、可変表示手段20の表示状態を常時管
理しており、移動後の現在位置24が上がり駅21のと
き、特別価値を発生させるべき旨を表した価値発生信号
96を出力するようになっている。
【0036】価値発生手段60は、上がり駅21に停止
したとき、遊技者に有利な特別価値を発生させるもので
ある。価値発生手段60は、その入賞口を開閉するアタ
ッカー61と、アタッカー61の駆動手段としてのソレ
ノイド62と、アタッカー61の開いている間に、その
入賞口に入賞した球の個数を計数する入賞球計数器63
とを備えている。
【0037】価値発生手段60は、移動数生成手段30
から価値発生信号96が入力されると、アタッカー61
が所定時間(たとえば、29秒)にわたって開いた後、
短時間(たとえば、2秒から3秒)だけ閉じるような動
作を所定ラウンド回数(たとえば、16回)繰り返すよ
うに設定されている。
【0038】各ラウンド中に入賞した球の個数は、可変
表示手段20の一部領域に表示されるようになってい
る。そして各ラウンドにおいて予め定めた個数(たとえ
ば、10個)の球が入賞すると、所定時間の経過する前
であっても、アタッカー61が閉じるように設定されて
いる。
【0039】また移動数生成手段30は、画面遊技実行
中あるいは特別価値の発生中に特定入賞口12に球が入
賞したときに保留される権利回数を計数しており、保留
されている権利回数を表した保留権利回数信号97を出
力するようになっている。保留権利回数信号97は、複
数の表示ランプから構成されている保留表示手段80に
入力されおり、現在の保留権利回数が遊技者に表示され
るようになっている。
【0040】移動数生成手段30、第1の表示制御手段
40、第2の表示制御手段50、およびリーチ表示手段
70は、遊技機10における各種制御の中枢的な機能を
果たすCPU(中央処理装置)と、ROM(リード・オ
ンリ・メモリ)と、RAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)を主要部とする回路によって構成されている。RO
Mには、CPUの実行するプログラムや各種の固定的デ
ータが記憶されている。またRAMは、プログラムを実
行する上で一時的に必要になるデータを記憶する作業用
のメモリである。
【0041】次に遊技機10の行う画面遊技に関する動
作の流れについて説明する。画面遊技は、特定入賞口1
2に球が入賞したことを契機に実行が開始される。この
ため、まず、特定入賞口12に球が入賞したか否かが判
別される(ステップS201)。特定入賞口12に球の
入賞したことが入賞検知スイッチ13によって検出され
ると(ステップS201;Y)、そのとき画面遊技が進
行中の状態であるか否かが調べられる(ステップS20
2)。
【0042】可変表示手段20上での画面遊技が進行中
でないときは(ステップS202;N)、特別価値の発
生中か否かを調べる(ステップS203)。特別価値の
発生中でないときは(ステップS203;N)、特定入
賞口12への今回の入賞に基づく画面遊技が実行され
る。
【0043】すなわち、特定入賞口12への前回の球の
入賞や保留権利に基づき、サイコロの目の表示や現在位
置24など可変表示手段20内の表示が変更されている
期間、およびアタッカー61の開閉により特別価値の発
生している期間のいずれでもないとき、今回の特定入賞
口12への球の入賞に基づく画面遊技が実行される。
【0044】特定入賞口12に球が入賞したとき(ステ
ップS201;Y)に、画面遊技の進行中(ステップS
202;Y)あるいは特別価値の発生中(ステップS2
03;Y)であるときは、今回の入賞に対する権利を保
留権利回数に加算するか否かの判定を行う。
【0045】このため、まず、現在の保留権利回数が上
限(4回)に達しているか否かを調べる(ステップS2
04)。上限に達してないときは(ステップS204;
N)、保留権利回数を+1し(ステップS205)、保
留表示手段80の表示ランプの点灯数を1つ増加させた
後(ステップS206)、処理を終了する(リター
ン)。
【0046】上限に達しているときは(ステップS20
4;Y)、特定入賞口12への今回の入賞に基づく権利
は破棄し、保留権利回数およびその表示の変更を行わず
に、処理を終了する(リターン)。
【0047】特定入賞口12に球が入賞しなくても、保
留権利があれば、これに基づいて画面遊技を実行するこ
とができる。そこで、特定入賞口12に球が入賞してい
ないときには(ステップS201;N)、保留されてい
る権利が存在するか否かを調べる(ステップS20
7)。
【0048】保留されている権利が存在するときは(ス
テップS207;Y)、画面遊技の進行中あるいは特別
価値の発生中か否かを調べる(ステップS208、ステ
ップS209)。画面遊技の進行中でなく(ステップS
208;N)かつ特別価値の発生中でないときは(ステ
ップS209;N)、保留権利回数を−1し(ステップ
S210)、減算後の保留権利回数に対応するように保
留表示手段80の表示内容を変更する(ステップS21
1)。その後、保留権利も基づく画面遊技の実行を行
う。
【0049】保留権利が存在しないとき(ステップS2
07;N)、あるいは画面遊技の進行中(ステップS2
08;Y)や特別価値の発生中(ステップS209;
Y)の場合には、画面遊技を新たに実行させることなく
処理を終了する(リターン)。
【0050】画面遊技を実行することとなったときは
(ステップS203;N,ステップS211)、乱数に
従って無作為に移動数25を生成し、その数が最終的な
目の数になるようにサイコロの振られる様子を可変表示
手段20に表示する(ステップS212)。
【0051】移動数25に相当する目の数にサイコロの
表示が確定した後、その目の数に対応する駅の数だけ現
在位置24の表示位置を移動させる(ステップS21
3)。
【0052】移動後の現在位置24が図3の二重まるで
示したリーチ駅のいずれかであるときは(ステップS2
14;Y)、リーチ状態になったことを表示する(ステ
ップS215)。たとえば、図3の中で二重まるで示し
たリーチ駅について、内円と外円の間の円環部分を点滅
表示するとともに、遊技者の上がりへの期待感を高める
ような効果音または効果音楽を流す。
【0053】移動後の現在位置が上がり駅21の場合に
は(ステップS214;N、ステップS216;Y)、
価値発生手段60により特別価値を発生させる(ステッ
プS217)。すなわち、アタッカー61の開閉動作を
所定回数行う。この際、上がりとなったことを、たとえ
ば、上がり駅21を点滅表示したり、音楽を流せば効果
な演出を行うことができる。
【0054】移動後の現在位置24がリーチ駅あるいは
上がり駅21でないときは(ステップS214;Nかつ
ステップS216;N)、処理を終了する(リター
ン)。
【0055】たとえば、移動前の現在位置24aからサ
イコロの目として2が出たことによって停止位置が現在
位置24bに移動したときは、特別価値等の発生が行わ
れず、現在位置の表示が移動するだけに終わる。しか
し、現在位置が上がり駅21に次第に近づいているの
で、遊技者の上がりへの期待感を徐々に増大させること
ができ、単発的な画面遊技にはない、継続的な興奮を与
えることができる。
【0056】現在位置24aからサイコロの目として5
がでたことにより停止位置が現在位置24cに移動した
ときは、リーチ領域に入るので、効果音を流したり、リ
ーチ駅の点滅表示を行う。これにより、上がりへの期待
感をより増大させる演出を行うことができる。
【0057】リーチ駅24cに停止している状態で、次
回サイコロの目として5がでたときは、上がりになる。
この場合には、アタッカー61が開閉動作し、遊技者に
有利な特別価値が発生する。その後は、再度、経路23
を周回する画面遊技が継続される。
【0058】一方、リーチ駅24cに停止している状態
で、次回サイコロの目として6が出たときは、上がりの
駅21を通り過ぎて駅22aに停止する。この場合に
は、上がり駅21に向けて経路23をさらに1周しなけ
れば上がり駅21に到達することができない。
【0059】リーチ駅24cに停止している状態で、次
回のサイコロの目として1から4のうちのいずれかが出
たときには、リーチ駅24d、24e、24f、24g
のいずれかに停止し、リーチ状態が継続することにな
る。このように、リーチ駅に停止している状態で、次回
の入賞に基づく移動によって上がりにならなかった場合
であっても、上がり駅を通過しなければさらにリーチ状
態の続くので、遊技者の上がりへの期待感を持続させる
ことができ、ゲーム性を高めることができる。
【0060】以上説明した実施の形態では、経路23を
山の手線の鉄道線路に、また各停止位置を駅に見立てて
表示したが、ループ状の経路に複数の停止位置が設けら
れていればよく、たとえば、世界地図上の周回コースを
順に移動する世界一周ゲームなどのようなものであって
も良い。
【0061】また、移動数の表示はサイコロの目に限ら
れるものではない。さらに、価値発生手段として入賞口
の開閉するアタッカーを用いたが、これに限定されるも
のではなく、たとえば、球が入賞しやすくなる形態変化
の生じる他の形態の役物や、一定期間、賞球数の割合を
高めるようなものであってもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明にかかる遊技機および遊技方法に
よれば、特定入賞口に球が入賞するごとに、無作為に生
成された移動数だけ現在位置がループ状の経路上を移動
して当たりの停止位置に徐々に近づくといった継続性の
ある画面遊技が行われるので、当たりへの期待感が次第
に高められ、遊技者の興奮を持続させることができる。
また、リーチ状態から当たりを逃しても、さらにリーチ
状態の継続するケースもあり、遊技者の当たりへの期待
感を一層持続させて、ゲーム性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機の構成の概
要を表したブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す正面
図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技機の可変表示
手段に表示される画面の一例を表した説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る遊技機および遊技
方法における遊技過程の流れを表した流れ図である。
【符号の説明】
10…遊技機 20…可変表示手段 21…上がりの停止箇所 22…上がり以外の停止箇所 23…経路 24…現在位置 25…移動数 30…移動数生成手段 40…第1の表示制御手段 50…第2の表示制御手段 60…価値発生手段 70…リーチ表示手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤面上に打ち出された球が特定入賞口
    へ入賞したとき当たりの出ることのある所定の画面遊技
    を行い、その結果が当たりのとき遊技者に有利な特別価
    値を発生させる遊技機において、 当たりの停止箇所と当たり以外の複数の停止箇所の配置
    されたループ状の経路と、前記経路上における現在の停
    止箇所を示す現在位置と、停止箇所を単位として一定の
    進行方向に現在位置を移動させる際の移動数とを少なく
    とも表示する可変表示手段と、 前記特定入賞口に球が入賞したとき前記可変表示手段に
    表示される移動数として予め定めた最大値以下の任意の
    1つの移動数を無作為に生成する移動数生成手段と、 前記可変表示手段に表示される移動数を前記移動数生成
    手段によって生成された移動数に変更する第1の表示制
    御手段と、 前記移動数生成手段の生成した移動数だけ前記可変表示
    手段の表示する前記現在位置を前記一定の進行方向に進
    める第2の表示制御手段と、 前記可変表示手段に表示された移動後の現在位置が前記
    当たりの停止箇所のとき遊技者に有利な特別価値を発生
    させる価値発生手段と、 を有することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】遊技盤面上に打ち出された球が特定入賞口
    へ入賞したとき当たりの出ることのある所定の画面遊技
    を行い、その結果が当たりのとき遊技者に有利な特別価
    値を発生させる遊技機において、 当たりの停止箇所と当たり以外の複数の停止箇所の配置
    されたループ状の経路と、前記経路上における現在の停
    止箇所を示す現在位置と、停止箇所を単位として一定の
    進行方向に現在位置を移動させる際の移動数とを少なく
    とも表示する可変表示手段と、 前記特定入賞口に球が入賞したとき前記可変表示手段に
    表示される移動数として予め定めた最大値以下の任意の
    1つの移動数を無作為に生成する移動数生成手段と、 前記可変表示手段に表示される移動数を前記移動数生成
    手段によって生成された移動数に変更する第1の表示制
    御手段と、 前記移動数生成手段の生成した移動数だけ前記可変表示
    手段の表示する前記現在位置を前記一定の進行方向に進
    める第2の表示制御手段と、 前記可変表示手段に表示された移動後の現在位置が前記
    当たりの停止箇所より前記最大値以内の手前の停止箇所
    のとき特定入賞口への次回の入賞で当たりになる可能性
    のあることを遊技者に示すリーチ表示手段と、 前記可変表示手段に表示された移動後の現在位置が前記
    当たりの停止箇所のとき遊技者に有利な特別価値を発生
    させる価値発生手段と、 を有することを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】前記可変表示手段に表示されるループ状の
    経路を鉄道線路に、前記停止箇所を駅にそれぞれ見立て
    て表示することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記可変表示手段に表示される移動数を、
    サイコロの目として表示することを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の遊技機。
  5. 【請求項5】遊技盤面上に打ち出された球が特定入賞口
    へ入賞したとき当たりの出ることのある所定の画面遊技
    を行い、その結果が当たりのとき遊技者に有利な特別価
    値を発生させる遊技方法において、 画面遊技の内容を表示する可変表示手段に、当たりの停
    止箇所と当たり以外の複数の停止箇所の配置されたルー
    プ状の経路と、前記経路上における現在の停止箇所を示
    す現在位置と、停止箇所を単位として一定の進行方向に
    現在位置を移動させる際の移動数とを少なくとも表示
    し、 前記特定入賞口に球が入賞したとき前記可変表示手段に
    表示される移動数として予め定めた最大値以下の任意の
    1つの移動数を無作為に生成し、 移動数が無作為に生成されたとき前記可変表示手段に表
    示されている移動数を生成された移動数に変更して表示
    し、 移動数が無作為に生成されたとき前記可変表示手段に表
    示される前記現在位置を生成された移動数に相当するだ
    け前記一定の進行方向に進めて表示し、 前記可変表示手段に表示された移動後の現在位置が前記
    当たりの停止箇所のとき遊技者に有利な特別価値を発生
    させることを特徴とする遊技方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003071052A (ja) * 2001-09-04 2003-03-11 Heiwa Corp 遊技機
JP2008149010A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Samii Kk スロットマシン
JP2010000312A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2010000314A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2010000313A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2012196516A (ja) * 2012-06-20 2012-10-18 Takeya Co Ltd 遊技機

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