JPH09292778A - 画像転写装置 - Google Patents

画像転写装置

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JPH09292778A
JPH09292778A JP8102530A JP10253096A JPH09292778A JP H09292778 A JPH09292778 A JP H09292778A JP 8102530 A JP8102530 A JP 8102530A JP 10253096 A JP10253096 A JP 10253096A JP H09292778 A JPH09292778 A JP H09292778A
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JP
Japan
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mass
elastic body
spring
transfer device
transfer belt
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JP8102530A
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Inventor
Hitoki Okuno
仁樹 奥野
Masanori Yamamoto
雅典 山本
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写ベルトの駆動ローラに生じる周期的な振
動のみならず、非周期的な振動も抑制して、転写ベルト
の送り速度を安定させ、カラー画像の色ずれやピッチむ
らの防止を可能とした画像転写装置を提供する。 【解決手段】 感光体上に形成された静電潜像を記録媒
体に転写する無端の転写ベルト13を巻掛けた駆動ロー
ラ11、従動ローラ12の内の従動ローラ12の支軸1
5に、捩りに対して弾性材としての特性を有する捩り弾
性体16を介して、慣性を付加するための質量体17を
取り付けて形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
或はファクシミリ等に使用する画像転写装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術を用いたカラー複写機等の
画像転写装置において、感光体上に形成された複数の色
彩に対応する静電潜像を記録媒体に転写する転写ベルト
の送り速度の安定性の精度の良否は、色ずれやピッチむ
ら等の画像品質に大きく影響する。そして、この転写ベ
ルトの送り速度は、その駆動ローラの偏心或は転写ベル
トの厚みの不均一に起因してばらつきが生じる。このた
め、従来、この転写ベルトの送り速度のばらつきを無く
すために、転写ベルト上に付されたマーカをセンサで読
み取り、駆動ローラの1回転分或は転写ベルトの1周分
の速度を検出し、検出結果に基づき駆動ローラの回転数
を制御するようにした装置、方法が提案されている(特
開平1-177569号、特開平2-95635号各公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図8は、転写ベルトの
駆動ローラに伝わるその回転方向の振動のフーリエスペ
クトル(横軸:周波数、縦軸:スペクトルの大きさ)を
表し、図中、ピークIは転写ベルトの駆動ローラを回転
させる駆動機構に設けた歯車の偏心に起因する1回転運
動の速度変動として表れる振動、ピークIIは転写ベルト
伸縮の共振による振動、ピークIIIは上記駆動機構に設
けた歯車が一歯ずつ噛合う度に生じる衝撃に起因する、
一歯毎の衝撃による振動、ピークIV,VはピークIIIの一
歯毎の衝撃による振動の整数倍の振動を示している。
【0004】そして、ピークI,III,IV,Vで表される
振動は周期的なものであって、この種の振動について
は、例えば従来から行われているフィードフォワード制
御により抑制することができる(上掲各公報)。しかし
ながら、ピークIIで示される振動のように、例えば原稿
読取りスライダの往復運動時、記録紙が転写ベルトに突
入する時、現像器の切換え時、或はスキャナがリターン
したときのように画像転写装置の内部或は外部から突発
的に発生した衝撃力に起因する非周期的な振動に対して
は、これを抑制する方法がないという問題があった。本
発明は、上記従来の問題点をなくすことを課題としてな
されたもので、転写ベルトの駆動ローラに生じる周期的
な振動のみならず、非周期的な振動も抑制して、転写ベ
ルトの送り速度を安定させ、カラー画像の色ずれやピッ
チむらの防止を可能とした画像転写装置を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明は、感光体上に形成された静電潜像を記録
媒体に転写する無端の転写ベルトを巻掛けた駆動ロー
ラ、従動ローラの内の少なくともいずれか一方のローラ
の支軸に、捩りに対して弾性材としての特性を有する捩
り弾性体を介して、慣性を付加するための質量体を取り
付けて構成した。
【0006】また、第2発明は、上記質量体の慣性をI
(kg・m2)、上記捩り弾性体の捩りばね定数をk(N/ra
d)、上記駆動ローラの周速をv(mm/sec)とした場合
に、次式
【数3】 が満たされる構成とした。
【0007】さらに、第3発明は、感光体上に形成され
た静電潜像を記録媒体に転写する無端の転写ベルトを巻
掛けた駆動ローラ、従動ローラを備えるとともに、この
従動ローラを上記駆動ローラから引き離す方向にこの従
動ローラの軸受を介して付勢する張力付与手段を備えた
画像転写装置において、上記軸受或はこの軸受とともに
上記方向に移動する部分に、弾性体を介して、慣性を付
加するための質量体を取り付けた構成とした。
【0008】さらに、第4発明は、上記質量体の質量を
m(kg)、上記弾性体のばね定数をk(N/m)、上記駆
動ローラの周速をv(mm/sec)とした場合に、次式
【数4】 が満たされる構成とした。
【0009】さらに、第5発明は、上記弾性体が、ばね
特性を備えることなく減衰力のみを発生させる減衰部を
備えた構成とした。
【0010】さらに、第6発明は、上記弾性体および上
記質量体からなるばね質量系を上記軸受或は上記部分の
上記移動の方向に面する側に配置した構成とした。
【0011】さらに、第7発明は、上記弾性体および上
記質量体からなるばね質量系を、上記軸受或は上記部分
の上記転写ベルト側に配置した構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態を図
面にしたがって説明する。図1、2は、カラー複写機に
適用された第1、第2発明に係る画像転写装置およびそ
の周辺機器の一形態を示し、特に図1は機能的に表現し
たもので、4種類の色彩(イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラック)に対応する静電潜像が別個に形成される
並設した4本の感光体1a、1b、1c、1dの下方に
画像転写装置2が配置してある。この画像転写装置2
は、図示しないモータにより回転駆動される駆動ローラ
11、および従動ローラ12に無端の転写ベルト13を
巻掛けるとともに、この転写ベルト13を挟んで感光体
1a、1b、1c、1dに対向する各位置に転写チャー
ジャ14a、14b、14c、14dを配置して形成さ
れている。そして、感光体1a、1b、1c、1d上に
形成された各静電潜像を図1中矢印Aで示すように移送
される記録媒体、例えばその一種であるに紙に、転写チ
ャージャ14a、14b、14c、14dによって形成
される電場の作用によって順次転写して、この記録媒体
上に4色重ね合わせてできるカラー画像を形成するよう
になっている。
【0013】さらに、この画像転写装置2では、従動ロ
ーラ12の支軸15に、捩りに対して弾性材としての特
性を有する捩り弾性体16を介して、慣性を付加するた
めの質量体17が取り付けてある。そして、従動ローラ
12に伝播した外乱としての回転方向の振動は、捩り弾
性体16を介して質量体17に伝播する一方、支軸15
と質量体17との間に介在する捩り弾性体16におい
て、振動エネルギの多くが変形抵抗による熱エネルギに
変わり消散し、従動ローラ12に伝播した振動が減衰さ
せられるようになっている。ここで、従動ローラ12か
ら質量体17へ伝播し易い振動の周波数は、捩り弾性体
16と質量体17からなるばね質量系18の共振周波数
であって、質量体17の慣性をI(kg・m2)、捩り弾性
体16の捩りばね定数をk(N/rad)とした場合、上記
共振周波数は1/{2π・(I/k)1/2}と表される。
【0014】一方、抑制しなければならない振動の周波
数は、すべての周波数領域にわたっているのではなく、
複写機、プリンタ或はファクシミリ等の電子写真の分野
では、人間の目で見て判る範囲で振動対策を施せば足
り、空間周波数でいえばこの範囲は0.05〜4.01pixel/mm
とされている。このため、この画像転写装置2では、駆
動ローラ11の周速をv(mm/sec)とした場合、捩り弾
性体16と質量体17とからなるばね質量系18の共振
周波数は、
【数5】 が成立する範囲内の値になるようになっている。
【0015】さらに、ばね質量系18の共振周波数を、
ノイズとして突発的に入ってくる非周期的な回転方向の
振動に対して、転写ベルト13が最も振動する周波数に
合わせるか、振動対策の対象にすべき周波数が特定でき
ている場合には、その周波数に合わせるようにしてもよ
い。また、この振動対策の対象にすべき周波数が複数あ
る場合には、ばね質量系18と同種の一或は複数のばね
質量系を併設するのが好ましい。そして、斯る構成によ
り、突発的で、かつ非周期的なノイズとしての回転方向
の振動が生じても、ばね質量系18にて振動エネルギを
吸収、消散することにより、転写ベルト13の送り速度
の変動を最小限度にとどめ、送り速度を安定させ、人間
の目で見える範囲での色ずれ、ピッチむらの発生を防止
するようになっている。なお、上述した例では、ばね質
量系18を従動ローラ12の支軸15に取り付けたもの
を示したが、本発明はこれに限定するものでなく、駆動
ローラ11の支軸にばね質量系18を取り付けたものも
含む。
【0016】図3は、カラー複写機に適用された第3〜
第7発明に係る画像転写装置およびその周辺機器の別の
一形態を機能的に表現したもので、図1、2に示す装置
と共通する部分については、互いに同一番号を付して説
明を省略する。ここに示す画像転写装置3の場合、固定
部21に一端を固定したばねからなる張力付与手段22
により従動ローラ12の支軸15を軸受23を介して駆
動ローラ11から遠ざかる方向に常時付勢して、転写ベ
ルト13に張力を付与するように形成してある。転写ベ
ルト13が弱い力で伸縮し易い材料からなる場合には、
図1に示す構造で転写ベルト13に必要な張力を付与す
ることはできるが、転写ベルト13がこれを伸縮させる
のにより強い力を必要とする材料からなる場合には、転
写ベルト13に必要な張力を付与するためにはこの図3
に示す構造が好ましい。
【0017】さらに、この画像転写装置3では、支軸1
5の軸受23に、或は駆動ローラ11および従動ローラ
12の各中心を結ぶ方向に軸受23とともに移動する部
分に弾性体24を介して慣性を付加するための質量体2
5を取り付けて形成してある。そして、斯る構成により
従動ローラ12に外乱として伝播した上記各中心を結ぶ
方向の振動は、弾性体24と質量体25とからなるばね
質量系26にて振動エネルギが熱エネルギに変換され、
消散することにより減衰させられるようになっている。
ここで、従動ローラ12から質量体25へ伝播し易い振
動の周波数は、ばね質量系26の共振周波数であって、
質量体25の質量をm(kg)、弾性体24のばね定数を
k(N/m)とした場合、上記共振周波数は1/{2π・
(m/k)1/2}と表される。
【0018】一方、抑制しなければならない振動の周波
数は、空間周波数で0.05〜4.01pixel/mmとし、駆動ロー
ラ11の周速をv(mm/sec)とした場合、ばね質量系2
6の共振周波数は、
【数6】 が成立する範囲内の値となっている。さらに、ばね質量
系26の共振周波数を、ノイズとして突発的に入ってく
る非周期的な上記各中心を結ぶ方向の振動に対して、転
写ベルト13が最も振動する周波数に合わせるか、振動
対策の対象にすべき周波数が特定できている場合には、
その周波数に合わせるようにしてもよい。また、この振
動対策の対象にすべき周波数が複数ある場合には、ばね
質量系26と同種の一或は複数のばね質量系を併設する
のが好ましい。
【0019】そして、斯る構成により、突発的で、かつ
非周期的なノイズとしての上記各中心を結ぶ方向の振動
が生じても、ばね質量系26にて振動エネルギを吸収、
消散することにより、転写ベルト13の送り速度の変動
を最小限度にとどめ、この送り速度を安定させ、人間の
目で見える範囲での色ずれ、ピッチむらの発生を防止す
るようになっている。図4は、弾性体24が一部材から
なる例を示し、従動ローラ12の軸受23に、例えばゴ
ム材からなる弾性体24が取り付けてあり、この弾性体
24の軸受23とは反対側の面に例えば金属からなる質
量体25を取り付けてばね質量系26が形成されてい
る。なお、軸受23は、駆動ローラ11および従動ロー
ラ12の各中心を結ぶ方向において位置調整可能に設け
られている。また、弾性体24は形を変えることによ
り、そのばね定数を調整できる。さらに、質量体25
は、一或は複数の金属片により形成し、かつその金属片
の数を適宜変え得ることにより、その質量を調整できる
ようにするのが好ましい。この図4に示す例によれば簡
単な構成にすることができる。
【0020】図5は、弾性体24が複数の部材からなる
例を示し、ここでは、弾性体24はばね27と質量体2
5に形成した凹所28内に摺動可能に嵌入した棒状部2
9とからなっている。ばね27の一端は、駆動ローラ1
1および従動ローラ12の各中心を結ぶ方向において位
置調整可能に設けられた軸受23に取り付けられてお
り、棒状部29は軸受23から突出し、質量体25を相
対移動可能に保持している。この例の場合、弾性体24
のばね作用は主としてばね27により、そして減衰作用
は主として凹所28内に嵌入した棒状部29、具体的に
はこの両者間に生じる摺動摩擦により生ずるようにして
ある。ばね27のばね定数、および棒状部29による減
衰力は、それぞれの材料を変えることにより調整でき、
この例の場合、材料選択によりばね特性、減衰特性の調
整幅が広がる。なお、ばね27の径等を変える等、周知
の方法により上記ばね定数を調整することもできる。ま
た、質量体25は、上述した方法により、その質量を調
整できるようにするのが好ましい。
【0021】図6は、弾性体24と質量体25とからな
るばね質量系26の取り付け構造を示したもので、従動
ローラ12の軸受23は、矢印Bで示すように、図6中
に表れていない駆動ローラおよび従動ローラ12の各中
心を結ぶ方向に位置調整可能に支持板31により支持さ
れ、支持板31の延長線上の駆動ローラ側の軸受23の
面にばね質量系26が取り付けられている。この取り付
け構造は、ばね質量系26を軸受23に直接取り付けた
単純で、製造容易な構造となっている。なお、図6中1
3は転写ベルトを示している。
【0022】図7は、弾性体24と質量体25とからな
るばね質量系26の別の取り付け構造を示したもので、
従動ローラ12の軸受23は、矢印Bで示すように、図
6中に表れていない駆動ローラおよび従動ローラ12の
各中心を結ぶ方向に位置調整可能に支持板32により支
持され、支持板32の駆動ローラ側で、かつ転写ベルト
13側に内側に向けて延びた延設部33に、上記方向に
沿ってばね質量系26が取り付けられている。この取り
付け構造では、ばね質量系26が大型で、上記方向に沿
った支持板32の部分、即ち延設部33を除く支持板3
2の部分の延長線上に取り付けることができない場合で
も、ばね質量系26を取り付けることが可能となる。ま
た、上述した構成により、省スペース、設計自由度の向
上を可能にし、かつ突発的で、非周期的な上記各中心を
結ぶ方向の振動に対しても転写ベルトの送り速度を安定
させ、色ずれ、ピッチむらを防止できるようになってい
る。
【0023】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、第1発
明によれば、感光体上に形成された静電潜像を記録媒体
に転写する無端の転写ベルトを巻掛けた駆動ローラ、従
動ローラの内の少なくともいずれか一方のローラの支軸
に、捩りに対して弾性材としての特性を有する捩り弾性
体を介して、慣性を付加するための質量体を取り付けて
構成してある。このため、転写ベルトの駆動ローラに生
じる回転方向の周期的な振動のみならず、突発的で非周
期的な振動も抑制して、転写ベルトの送り速度を安定さ
せ、カラー画像の色ずれやピッチむらの防止が可能にな
るという効果を奏する。
【0024】また、第2発明によれば、上記質量体の慣
性をI(kg・m2)、上記捩り弾性体の捩りばね定数をk
(N/rad)、上記駆動ローラの周速をv(mm/sec)とし
た場合に、次式
【数7】 が満たされる構成としてある。このため、特に人間の目
で見て判別できる範囲において、回転方向の突発的で非
周期的な振動も抑制して、転写ベルトの送り速度を安定
させ、カラー画像の色ずれやピッチむらの防止が可能に
なるという効果が顕著になる。
【0025】さらに、第3発明によれば、転写ベルトを
巻掛けた従動ローラの軸受或はこの軸受とともに駆動ロ
ーラ、従動ローラの各中心を結ぶ方向に移動する部分
に、弾性体を介して、慣性を付加するための質量体を取
り付けた構成としてある。このため、転写ベルトの従動
ローラに生じる駆動ローラ、従動ローラの各中心を結ぶ
方向の周期的な振動のみならず、突発的で非周期的な上
記方向の振動も抑制して、転写ベルトの送り速度を安定
させ、カラー画像の色ずれやピッチむらの防止が可能に
なるという効果を奏する。
【0026】さらに、第4発明によれば、上記質量体の
質量をm(kg)、上記弾性体のばね定数をk(N/m)、
上記駆動ローラの周速をv(mm/sec)とした場合に、次
【数8】 が満たされる構成としてある。このため、特に人間の目
で見て判別できる範囲において、上記各中心を結ぶ方向
の突発的で非周期的な振動も抑制して、転写ベルトの送
り速度を安定させ、カラー画像の色ずれやピッチむらの
防止が可能になるという効果が顕著になる。
【0027】さらに、第5発明によれば、上記弾性体
が、ばね特性を備えることなく減衰力のみを発生させる
減衰部を備えた構成としてある。このため、第3発明或
は第4発明による効果に加えて、材料選択によりばね特
性、減衰特性の調整幅を広げることができるという効果
を奏する。
【0028】さらに、第6発明によれば、上記弾性体お
よび上記質量体からなるばね質量系を上記軸受或は上記
部分の上記移動の方向に面する側に配置した構成として
ある。このため、第3発明或は第4発明による効果に加
えて、構造が簡単で、製造が容易になるという効果を奏
する。
【0029】さらに、第7発明によれば、上記弾性体お
よび上記質量体からなるばね質量系を、上記軸受或は上
記部分の上記転写ベルト側に配置した構成としてある。
このため、第3発明或は第4発明による効果に加えて、
省スペース、設計自由度の向上が可能になるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1、第2発明に係る画像転写装置およびそ
の周辺機器の構成を機能的に示す図である。
【図2】 図1に示す画像転写装置を示す斜視図であ
る。
【図3】 第3〜第7発明に係る画像転写装置およびそ
の周辺機器の構成を機能的に示す図である。
【図4】 図3に示す画像転写装置のばね質量系および
その取り付け構造の一例を示す図である。
【図5】 図3に示す画像転写装置のばね質量系および
その取り付け構造の別の例を示す図である。
【図6】 図3に示す画像転写装置のばね質量系の取り
付け構造の一例を示す図である。
【図7】 図3に示す画像転写装置のばね質量系の取り
付け構造の別の例を示す図である。
【図8】 転写ベルトの駆動ローラに伝わる回転方向の
振動スペクトルを示す図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d 感光体 2,3 画像転写
装置 11 駆動ローラ 12 駆動ローラ 13 転写ベルト 14a,14b,14c,14d 転写チャージャ 15 支軸 16 捩り弾性体 17 質量体 18 ばね質量系 21 固定部 22 張力付与手
段 23 軸受 24 弾性体 25 質量体 26 ばね質量系 27 ばね 28 凹所 29 棒状部 31,32 支持

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に形成された静電潜像を記録媒
    体に転写する無端の転写ベルトを巻掛けた駆動ローラ、
    従動ローラの内の少なくともいずれか一方のローラの支
    軸に、捩りに対して弾性材としての特性を有する捩り弾
    性体を介して、慣性を付加するための質量体を取り付け
    たことを特徴とする画像転写装置。
  2. 【請求項2】 上記質量体の慣性をI(kg・m2)、上記
    捩り弾性体の捩りばね定数をk(N/rad)、上記駆動ロ
    ーラの周速をv(mm/sec)とした場合に、次式 【数1】 が満たされることを特徴とする請求項1に記載の画像転
    写装置。
  3. 【請求項3】 感光体上に形成された静電潜像を記録媒
    体に転写する無端の転写ベルトを巻掛けた駆動ローラ、
    従動ローラを備えるとともに、この従動ローラを上記駆
    動ローラから引き離す方向にこの従動ローラの軸受を介
    して付勢する張力付与手段を備えた画像転写装置におい
    て、上記軸受或はこの軸受とともに上記方向に移動する
    部分に、弾性体を介して、慣性を付加するための質量体
    を取り付けたことを特徴とする画像転写装置。
  4. 【請求項4】 上記質量体の質量をm(kg)、上記弾性
    体のばね定数をk(N/m)、上記駆動ローラの周速をv
    (mm/sec)とした場合に、次式 【数2】 が満たされることを特徴とする請求項3に記載の画像転
    写装置。
  5. 【請求項5】 上記弾性体が、ばね特性を備えることな
    く減衰力のみを発生させる減衰部を備えたことを特徴と
    する請求項3または4に記載の画像転写装置。
  6. 【請求項6】 上記弾性体および上記質量体からなるば
    ね質量系を上記軸受或は上記部分の上記移動の方向に面
    する側に配置したことを特徴とする請求項3または4に
    記載の画像転写装置。
  7. 【請求項7】 上記弾性体および上記質量体からなるば
    ね質量系を、上記軸受或は上記部分の上記転写ベルト側
    に配置したことを特徴とする請求項3または4に記載の
    画像転写装置。
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