JPH09291913A - ネジ固定構造 - Google Patents

ネジ固定構造

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JPH09291913A
JPH09291913A JP10546996A JP10546996A JPH09291913A JP H09291913 A JPH09291913 A JP H09291913A JP 10546996 A JP10546996 A JP 10546996A JP 10546996 A JP10546996 A JP 10546996A JP H09291913 A JPH09291913 A JP H09291913A
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JP
Japan
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screw
tapping screw
hole
tapping
fixing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10546996A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Arase
浩之 荒瀬
Yoshifumi Fukatsu
佳史 深津
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固定部材に取付部材ををネジにより締着するネ
ジ固定構造を提供するものである。 【解決手段】固定部材に取付部材をタッピングネジによ
り締着するネジ固定構造において、固定部材に設けられ
たタッピングネジが嵌挿される嵌挿孔のタッピングネジ
を挿入する開口部に、開口側の径が前記タッピングネジ
の径より大きく、内部側径が開口側径より小さい案内孔
を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2個の部材をネジ
により締着するネジ固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりネジにより2個の部材を締着す
る構造がよく用いられている。例えば、電子部品等を収
容する樹脂ケース等の筐体に蓋を固定する場合にタッピ
ングネジによる固定構造が多く用いられている。図5
は、従来のネジ固定構造の要部を示す断面図であり、図
5(a)は、締着前、図5(b)は、締着後を示す断面
図である。
【0003】51は樹脂系材料が用いられ射出成形法等
により箱型に形成され、電子部品等を収容する樹脂ケー
スである。樹脂ケース51には、タッピングネジ52が
挿入される下孔53が複数個設けられている。54は樹
脂ケース51に収容された電子部品等を覆う樹脂製や金
属製等の蓋部である。蓋部54には、樹脂ケース51の
下孔53に対応する位置に、タッピングネジ52が挿通
する丸孔55が形成されている。
【0004】上記構成によるネジ固定構造は、電子部品
等が収容された樹脂ケース51に蓋部54を下孔53と
丸孔55が重なるように載置し、タッピングネジ52を
ドライバ(ネジ回し)等で締着する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
造では、図5(b)に示すようにネジ締め時(初期)に
タッピングネジ52が傾き易くタッピングネジ52が浮
いた状態で締め付けられることがある。またドライバで
の締付作業の場合は、ネジ締めに時間を要するため作業
時間短縮が望まれている。また、タッピングネジ52の
ネジ締めにより下孔53が削られ、ネジ締めの失敗や蓋
部54の開閉に伴うタッピングネジ52の締め直しがで
きなくなるという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題を解決することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
を解決するもので、固定部材に取付部材をタッピングネ
ジにより締着するネジ固定構造において、前記固定部材
に設けられた前記タッピングネジが嵌挿される嵌挿孔の
前記タッピングネジを挿入する開口部に、開口側の径が
前記タッピングネジの径より大きく、内部側径が前記開
口側径より小さい案内孔を設けたことを特徴とする。
【0008】また、固定部材に設けられたネジ嵌挿孔を
有する突起により形成されたネジ止めボスに、取付部材
をタッピングネジにより締着するネジ固定構造におい
て、前記ネジ止めボスに前記ネジ嵌挿孔に沿って延びる
スリットを形成したことを特徴とする。また、固定部材
にメネジを形成し、オネジにより取付部材を前記固定部
材に締着するネジ固定構造において、前記固定部材に、
前記オネジと嵌合するネジ部を有するナットを該ネジ部
が前記メネジと同心位置となるように固定する固定部を
設けたことを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の第1実施例に係るネジ固定構造を
示す断面図である。11は電子部品等を収容する箱型の
樹脂ケースであり、樹脂系材料が用いられ射出成形法等
により形成されている。樹脂ケース11には、タッピン
グネジ12がねじ込まれる下孔13が複数個設けられて
いる(例えば樹脂ケースの四角に設けられており、図は
その一箇所を示す)。下孔13は、上部(タッピングネ
ジ12の挿入口付近)に設けられたテーパーからなるガ
イド用下孔131とし、下部を締着用下孔132により
形成されている。ガイド用下孔131のテーパー部分
は、上端部の孔径を大きく(例えば3mmネジのとき
3.5mm)し、ガイド用下孔131の下端部の孔径は
締着用下孔132と同径程度(例えば2.2〜2.4m
mでネジ径(3mm)より若干小さい)に形成されてい
る。14は樹脂ケース11に収容された電子部品等を覆
う樹脂製や金属製等の蓋部である。蓋部14には、樹脂
ケース11の下孔13に対応する位置に、タッピングネ
ジ12が挿通する丸孔15(ネジ径より大きい)が形成
されている。
【0010】次に上記ネジ固定構造による固定作業につ
いて説明する。まず、電子部品等が収容された樹脂ケー
ス11に蓋部14を下孔13と丸孔15が重なるように
載置し、タッピングネジ12を蓋部14の丸孔15から
挿入する。すると、タッピングネジ12は樹脂ケース1
1のガイド用下孔131のテーパー部分にガイドされて
ガイド用下孔131に入る。このため、タッピングネジ
12の先端が締着用下孔132に達する状態では、ガイ
ド用下孔131によりタッピングネジ12は、略真っ直
ぐな状態で締着用下孔132に当接する。そして、この
状態でタッピングネジ12をドライバ(ネジ回し)等で
ねじ込むとタッピングネジ12は樹脂ケース11の締着
用下孔132にタップ(メネジ)を切りながら真っ直ぐ
に(垂直に)入り、樹脂ケース11に蓋部14が締着さ
れる。
【0011】以上のように本実施例によれば、下孔13
のタッピングネジ12の挿入口付近ではテーパー部分を
設けることにより、これにガイドされタッピングネジ1
2を傾くことなく真っ直ぐに(垂直に)締着することが
できる。図2は、第2実施例に係るネジ固定構造を示す
断面図である。また図3は、第2実施例に係るネジ止め
ボスを示す構成図であり、(a)は正面図、(b)は側
面図である。なお、図1と同様な構成については、同一
の符号を付し説明を省略する。
【0012】21は電子部品等を収容する箱型の樹脂ケ
ースであり、樹脂系材料が用いられ射出成形法等により
形成されている。樹脂ケース21には、タッピングネジ
12が挿入されるネジ止めボス23が複数個設けられて
いる(例えば樹脂ケース21の四角に設けられ、図はそ
の一箇所を示す)。ネジ止めボス23は、樹脂ケース2
1の底面より突設されており、図3に示すように円錐台
形で、上部が蓋部14の取付面となるよう平面に形成さ
れている。またネジ止めボス23は、中央部分にタッピ
ングネジ12よりやや小さい径のネジ圧入孔231が垂
直方向(タッピングネジ12の挿入方向)に設けられ、
その周辺には複数個(4個)のスリット(切り込み)2
32により舌片233が形成されている。
【0013】次に上記ネジ固定構造による固定作業につ
いて説明する。まず、電子部品等が収容された樹脂ケー
ス21に蓋部14を、ネジ止めボス23のネジ圧入孔2
31と丸孔15が重なるように載置し、タッピングネジ
12を蓋部14の丸孔15から圧入する。すると、タッ
ピングネジ12はネジ止めボス23のスリット232を
広げながら圧入され、舌片233は図3(a)の矢印方
向に拡がる。このため、舌片233に元の形状に戻ろう
とする弾性力が働き、タッピングネジ12圧入後に舌片
233がタッピングネジ12を押圧し、タッピングネジ
12をドライバ(ネジ回し)等でねじ込むことなく樹脂
ケース21に蓋部14が固定される。なお、タッピング
ネジ12の保持力はスリット232の個数や舌片233
の肉厚等によって調整することができる。
【0014】以上のように本実施例によれば、タッピン
グネジ12を押圧後、ネジ止めボス23に設けられた舌
片233によりタッピングネジ12が押圧固定されるの
で、タッピングネジ12をドライバ等でねじ込むことな
く容易に樹脂ケース21と蓋部14とを固定することが
でき、ネジ締付作業の工数低減を図ることができる。図
4は、第3実施例に係るネジ固定構造を示す断面図であ
り、(a)は締着前、(b)は締着後を示している。な
お、図1と同様な構成については、同一の符号を付し説
明を省略する。
【0015】41は電子部品等を収容する箱型のケース
であり、樹脂または鋳物等により形成されている。ケー
ス41には、ナット等のメネジと螺合する丸頭ネジや六
角頭ネジ等のネジ42が挿入されるネジ挿入孔43が垂
直方向に設けられている。またケース41には、ナット
46が挿入されるナット挿入孔47が、ネジ挿入孔43
を二分するようにネジ挿入孔43の中央付近を突き抜け
て水平方向に設けられている。ネジ挿入孔43の上部
(ナット挿入孔47により二分された上部分)は、ネジ
42を挿通するためにネジ42よりやや大きい径の挿通
孔431となっている。また、ネジ挿入孔43の下部
(ナット挿入孔47により二分された下部分)は、ネジ
42が螺合するメネジ432が形成されている。また、
ナット挿入孔47の大きさ、形状はナット46挿入後に
ナット46の周囲が当接し、ナット46が回転しないよ
うなものに形成する。
【0016】次に上記ネジ固定構造による固定作業につ
いて説明する。まず、電子部品等が収容されたケース4
1に蓋部14をネジ挿入孔43と丸孔15が重なるよう
に載置し、ネジ42を蓋部14の丸孔15から挿入す
る。すると、ネジ42はケース41の挿通孔431を挿
通し、更にナット挿入孔47まで入り込み、ネジ42の
先端がメネジ432に達する。この状態でドライバ(ネ
ジ回し)等でネジ42をねじ込むとネジ42はメネジ4
32に螺着され、ケース41に蓋部14が締着される。
【0017】しかし、ネジ締めの失敗等によりメネジ4
32が破壊されると(ネジバカになると)ケース41が
使用不能となるが、このような場合、本実施例ではナッ
ト挿入孔47にナット46を挿入した後、ネジ42をナ
ット46に対して締め込むことにより、蓋部14をケー
ス41に固定することができる。以上のように本実施例
によれば、メネジ432が破壊されても、ナット46を
メネジ432の代替えとして使用することができるの
で、高価なケース41自体を取り替えなくても良く、補
修部品費を削減することができる。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
ネジ固定構造にあっては、ネジ締め作業を容易かつ確実
に行え、またネジ山の破損に対しても容易に対応でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るネジ固定構造を示す
断面図である。
【図2】第2実施例に係るネジ固定構造を示す断面図で
ある。
【図3】第2実施例に係るネジ止めボスを示す構成図で
ある。
【図4】第3実施例に係るネジ固定構造を示す断面図で
ある。
【図5】従来のネジ固定構造の要部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 11・・・・樹脂ケース 12・・・・タッピングネジ 13・・・・下孔 131・・・ガイド用下孔 132・・・締着用下孔 14・・・・蓋部 15・・・・丸孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材に取付部材をタッピングネジに
    より締着するネジ固定構造において、 前記固定部材に設けられた前記タッピングネジが嵌挿さ
    れる嵌挿孔の前記タッピングネジを挿入する開口部に、
    開口側の径が前記タッピングネジの径より大きく、内部
    側径が前記開口側径より小さい案内孔を設けたことを特
    徴とするネジ固定構造。
  2. 【請求項2】 固定部材に設けられたネジ嵌挿孔を有す
    る突起により形成されたネジ止めボスに、取付部材をタ
    ッピングネジにより締着するネジ固定構造において、 前記ネジ止めボスに前記ネジ嵌挿孔に沿って延びるスリ
    ットを形成したことを特徴とするネジ固定構造。
  3. 【請求項3】 固定部材にメネジを形成し、オネジによ
    り取付部材を前記固定部材に締着するネジ固定構造にお
    いて、 前記固定部材に、前記オネジと嵌合するネジ部を有する
    ナットを該ネジ部が前記メネジと同心位置となるように
    固定する固定部を設けたことを特徴とするネジ固定構
    造。
JP10546996A 1996-04-25 1996-04-25 ネジ固定構造 Withdrawn JPH09291913A (ja)

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JP10546996A Withdrawn JPH09291913A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 ネジ固定構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002089145A (ja) * 2000-09-19 2002-03-27 Nippon Sheet Glass Co Ltd ガラス用補助サッシュ
CN103388596A (zh) * 2012-05-11 2013-11-13 山洋电气株式会社 风扇框架

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Effective date: 20030701