JPH0786770A - プラスチックケースへの部品の収容固定構造 - Google Patents

プラスチックケースへの部品の収容固定構造

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JPH0786770A
JPH0786770A JP22625793A JP22625793A JPH0786770A JP H0786770 A JPH0786770 A JP H0786770A JP 22625793 A JP22625793 A JP 22625793A JP 22625793 A JP22625793 A JP 22625793A JP H0786770 A JPH0786770 A JP H0786770A
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JP
Japan
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component
boss
bell
plastic case
shaped cap
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JP22625793A
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Inventor
Nobuo Inoue
伸夫 井上
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Fujitsu Ltd
Fujitsu ACS Co Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu ACS Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチックケースへの部品の収容固定構造
に関し、部品の固着作業が簡単で、且つケースの外観が
良好なことを目的とする。 【構成】 周辺部に複数の取付け孔を有しプラスチック
ケース1に収容固定する板状部品2と、板状部品2のそ
れぞれの取付け孔に対応して、プラスチックケース1の
内側に突出するよう一体成形された、台座部31及び台座
部31の軸心に突出する柱部32からなる段付ボス30と、底
板41A の中心に孔43を有する有底円筒形の本体41及び本
体41の開口部に形成された拡大開口縁42からなる、弾力
性あるベル形キャップ40と、ベル形キャップ40の孔に挿
入し段付ボス30の軸心に螺着するタッピングねじ5とを
備え、ベル形キャップ40は、段付ボス30の柱部32に嵌装
されるもの、タッピングねじ5はベル形キャップ40の孔
43に挿入し段付ボス30に螺着する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックケースへ
の部品の収容固定構造に関する。近年は、プラスチック
ケースにプリント配線板のような板状の部品や、トラン
ス, シールドカバー等の着座部を有する部品を高密度に
収容し固定して、電子装置の小型化, 軽量化をはかって
いる。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例の図で、(A) は部品を収容
固定したプラスチックケースの断面図、(B) は要所断面
図である。
【0003】図において、11は、段差部11a を有する底
板11A と、底板11A の四周を取り囲む側壁板とからな
る、上方が開口した浅い箱形の下ケースである。12は、
下ケース11の段差部11a に対応する段差部12a を有する
天井板12A と、天井板12A の四周を取り囲む側壁板とか
らなる、下方が開口した浅い箱形の上ケースである。
【0004】1は、下ケース11に上ケース12を冠着する
ことで構成されるプラスチックケースである。3は、底
板11A に近接して平行に下ケース11側に収容固着する、
例えばプリント配線板等の板状の部品であって、4隅に
それぞれ取付け孔を配設してある。
【0005】2は、天井板12A に平行するように上ケー
ス12側に収容され、段差部12a と天井板12A の双方に固
着する、例えば大形のプリント配線板等の板状の部品で
あって、部品2の少なくとも4隅にはそれぞれ取付け孔
を配設してある。
【0006】部品3を底板11A に近接して固着するため
に、部品3の取付け孔に対応して底板11A には内側に突
出する短ボス21を一体成形して配設している。この短ボ
ス21は、突出長が低いので、タッピングねじ5の螺着長
を確保できない。よって、底板11A の裏面側に突出部21
A を設けて、タッピングねじ5の螺着長を確保くしてい
る。
【0007】そして、このような短ボス21上に部品3を
位置合わせして載置し、タッピングねじ5を部品3の取
付け孔に嵌挿して短ボス21の軸心に螺着することで、部
品3を底板11A に固着している。
【0008】一方、部品2を天井板12A と段差部12a と
に固着するために、部品2の取付け孔に対応して、天井
板12A の内側に突出長が充分に高いボス20を設けるとと
もに、段差部12a にも短ボス25を設けている。
【0009】この短ボス25は、突出長が低いのでタッピ
ングねじの螺着長を確保できない。また、タッピングね
じの螺着長を確保するために段差部12a の表面側に突出
部を設けると、外観が悪くなる。
【0010】よって、汎用のねじ6が螺着する金属から
なるめすねじ部材26を、短ボス25の軸心部にインサート
成形している。そして、このようなボス20及び短ボス25
上に板状部品2を位置合わせして載置し、タッピングね
じ5を部品2の取付け孔に嵌挿して、ボス20の軸心に螺
着して、部品2の一方の側縁部を天井板12A に固着して
いる。
【0011】また、ねじ6を部品2の他の取付け孔に嵌
挿して、めすねじ部材26のねじ孔に螺着して、部品2の
他方の側縁部を段差部12a に固着している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラスチックケ
ースへの部品の収容固定構造は、上述のようにプラスチ
ックケースに設けたボスが短くて、タッピングねじの螺
着長を充分に確保出来ない場合には、プラスチックケー
スの表面側に突出する突出部を設けて、タッピングねじ
で固着していた。したがって外観が劣るという問題点が
あった。
【0013】或いは外観を良好にするために、めすねじ
部材を短ボスの軸部にインサート成形してねじで部品を
固着していた。したがって、タッピングねじと汎用のね
じとが混在することになり、部品管理が複雑になるばか
りでなく、固着作業が能率的でないという問題点があっ
た。
【0014】本発明はこのような点に鑑みて創作された
もので、部品の固着作業が簡単で、且つケースの外観が
良好なプラスチックケースへの部品の収容固定構造を提
供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、図1に例示したように、周辺部に複数の
取付け孔を有し、プラスチックケース1に収容固定する
部品2と、部品2のそれぞれの取付け孔に対応してプラ
スチックケース1の内側に突出するよう一体成形された
台座部31及び台座部31の軸心に突出した柱部32からなる
段付ボス30と、底板41A の中心に孔43を有する有底円筒
形の本体41及び本体41の開口部に形成された拡大開口縁
42からなる弾力性あるベル形キャップ40と、ベル形キャ
ップ40の底板41A の孔に挿入し段付ボス30の軸心に螺着
するタッピングねじ5とを、備える。
【0016】そして、段付ボス30は、台座部31の外径が
部品2の取付け孔の内径よりも大きく、柱部32の外径が
取付け孔の内径よりも小さくて、取付け孔を柱部32に嵌
挿することで部品2が台座部31上に着座するものであ
り、ベル形キャップ40は、中空部の内径が柱部32の外径
より大きく、高さが柱部32の高さにほぼ等しくて、柱部
32に嵌着するものであり、タッピングねじ5は、段付ボ
ス30に螺着することでベル形キャップ40を介して部品2
を台座部31の端面に圧着させるものとする。
【0017】或いは、図2に例示したように、着座部4A
に取付け孔を有するプラスチックケース1に収容固定す
る部品4と、部品4の取付け孔に対応してプラスチック
ケース1の内側に突出するよう一体成形されたボス35
と、底板の中心に孔を有する有底円筒形の本体41及び本
体41の開口部に形成された拡大開口縁42からなる弾力性
あるベル形キャップ40と、ベル形キャップ40の底板の孔
に挿入しボス35の軸心に螺着するタッピングねじ5とを
備える。
【0018】そして、ボス35は、外径が部品4の取付け
孔の内径よりも小さくて、部品4の取付け孔を嵌挿する
ことで、着座部4Aがプラスチックケース1の底板又は天
井板に着座するものであり、ベル形キャップ40は、中空
部の内径がボス35の外径より大きく、高さがボス35の高
さにほぼ等しくてボス35に嵌着するものであり、タッピ
ングねじ5は、ボス35に螺着することで、ベル形キャッ
プ40を介して部品4の着座部4Aを、プラスチックケース
1に圧着させるものとする。
【0019】また、ベル形キャップ40は合成樹脂の成形
品であるものとする。さらにまた、ベル形キャップ40の
拡大開口縁から円筒部にかけて、スリット45を有するも
のとする。
【0020】或いは図3に例示したように、着座部4Aに
取付け孔を有するプラスチックケース1に収容固定する
部品4と、部品4の取付け孔に対応して、プラスチック
ケース1の内側に突出するよう一体成形された、外周面
の同一円周上に複数の爪61を有する爪付ボス60と、筒部
に爪61に係合する窓57を有する有底円筒形の本体51、本
体51の開口部に形成された拡大開口縁52、及び拡大開口
縁52から筒部にかけて形成されたスリット55からなる弾
力性あるベル形キャップ50とを備える。
【0021】そして、爪付ボス60は、外径が部品4の取
付け孔の内径よりも小さくて、取付け孔を嵌挿すること
で着座部4Aがプラスチックケース1の底板又は天井板に
着座するものであり、ベル形キャップ50は、中空部の内
径が爪付ボス60に遊嵌し得る寸法で、高さが爪付ボス60
の高さにほぼ等しくて、爪付ボス60に嵌着し窓57が爪61
に係合することで、拡大開口縁52が部品4の着座部4Aを
プラスチックケース1に圧着させるものとする。
【0022】或いはまた、爪付ボス60を台座部の軸心に
設けたものとする。
【0023】
【作用】請求項1〜4の本発明は、部品の取付け孔を嵌
挿する、タッピングねじの螺着長を確保し得る高さの段
付ボス又はボスを、プラスチックケースの内側に設け、
ベル形キャップを段付ボス又はボスに嵌着し、その後タ
ッピングねじを螺着すると、ベル形キャップが撓みその
弾力により、部品がプラスチックケースに圧着する。
【0024】即ち、固着作業が簡単で、且つ確実にプラ
スチックケースに固定されるばかりでなく、プラスチッ
クケースの表面側にタッピングねじの螺着長を確保する
ための突出部等を設ける必要がないので、プラスチック
ケースの外観が良好となる。
【0025】また、タッピングねじ及びベル形キャップ
は、固定する部品の形状が異なっても共通して使用し得
るものであるから、構成部品の管理が簡単である。請求
項5,6の発明は、タッピングねじを用いることなく、
ベル形キャップを爪付ボスに嵌着するだけで部品をプラ
スチックケースに固定することができる。
【0026】
【実施例】以下図を参照しながら、本発明を具体的に説
明する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示
す。
【0027】図1は本発明の実施例の図で、(A) は要所
面図、(B) はベル形キャップの斜視図、図2は本発明の
他の実施例の図で、(A) は要所斜視図、(B) は要所断面
図、図3は本発明のさらに他の実施例の図で、(A) は要
所斜視図、(B) は要所断面図である。
【0028】図1において、11は、段差部11a を有する
底板11A と、底板11A の四周を取り囲む側壁板とからな
る、上方が開口した浅い箱形の下ケースである。12は、
下ケース11の段差部11a に対応する段差部12a を有する
天井板12A と、天井板12A の四周を取り囲む側壁板とか
らなる、下方が開口した浅い箱形の上ケースである。
【0029】1は、下ケース11に上ケース12を冠着する
ことで構成されるプラスチックケースである。2は、天
井板12A に平行するように上ケース12側に収容され、段
差部12a と天井板12A の双方に固着する、例えば大形の
プリント配線板等の板状の部品であって、部品2の少な
くとも4隅には、後述する段付ボス30の柱部32が嵌入す
る取付け孔を配設してある。
【0030】30は、プラスチックケース1の上ケース12
の段差部12a の内側で、部品2の取付け孔に対応する位
置に、内側に突出するよう一体成形された台座部31及び
台座部31の軸心に突出した柱部32からなる段付ボスであ
る。
【0031】段付ボス30の高さは、タッピングねじ5の
長さよりも充分に大きく、台座部31の外径は、部品2の
取付け孔の内径よりも大きく、柱部32の外径は取付け孔
の内径よりも小さいものである。
【0032】また、図示省略したが天井板12A に、部品
2の他の取付け孔に対応する位置に、内側に突出するよ
う一体成形された、台座部及び台座部の軸心に突出した
柱部32からなる段付ボス30を配設して設けている。この
天井板12A 側に設けた段付ボス30の台座部の端面と、段
差部12a に設けた段付ボス30の台座部31の端面とが同一
平面になるように設けてある。
【0033】40は、底板41A の中心に孔43を有する有底
円筒形の本体41と、本体41の開口部に形成した拡大開口
縁42とからなるベル形キャップである。ベル形キャップ
40は、中空部の内径が段付ボス30の柱部32の外径より大
きく、高さが柱部32の高さにほぼ等しい。また、底板41
A の軸心に設けた孔43は、タッピングねじ5の頸径より
もわずかに大きい。
【0034】ベル形キャップ40は、アルミニウム, 銅系
合金等の弾性ある薄い金属板をプレス加工したものでも
良いが、モールド成形したプラスチックス製の方が、絶
縁性を有し、軽量で、且つ量産的で低コストであるので
好ましい。
【0035】板状の部品2をプラスチックケース1に収
容して固定するには、まずそれぞれの段付ボス30の柱部
32に、対応する取付け孔を嵌挿して部品2を、台座部31
の端面上に着座させる。
【0036】次に柱部32にベル形キャップ40を嵌着す
る。そして、タッピングねじ5をベル形キャップ40の孔
43に差し込み、段付ボス30の軸心に螺着して、タッピン
グねじ5の頭部でベル形キャップ40の底板41A を押圧
し、底板41A の内面を段付ボス30の柱部32の端面に密着
させる。
【0037】このことにより、ベル形キャップ40の拡大
開口縁42が部品2の表面を押圧して、部品2が台座部31
の端面に密着する。この際、ベル形キャップ40は弾力性
があり、且つ開口部が拡大開口縁になっているので、ベ
ル形キャップ40が撓みその弾力により部品2を強く押圧
する。
【0038】したがって、部品2が確実にプラスチック
ケース1に固定されるばかりでなく、タッピングねじ5
を強く締めつけても部品が損傷することがない。図2に
おいて、4は、下ケース11の底板11A 上に搭載した回路
装置を電磁気的にシールドする、下方が開口した浅い箱
形のシールドカバー等のような部品である。
【0039】部品4と相対向する側壁の開口部を外側に
直角に折り曲げて、着座部4Aとして、その着座部4Aに後
述するボス35が嵌入する取付け孔を設けてある。35は、
プラスチックケース1の下ケース11の底板11A の内側
で、部品4の取付け孔に対応する位置に、内側に突出す
るよう一体成形された柱状のボスである。
【0040】ボス35の高さは、タッピングねじ5の長さ
よりも充分に大きく、外径は部品4の取付け孔の内径よ
りも小さい。ボス35に嵌着するベル形キャップ40は、モ
ールド成形されたもので、底板41Aの中心に孔43を有す
る有底円筒形の本体41と、本体41の開口部に形成した拡
大開口縁42とからなり、拡大開口縁42から筒部にかけて
複数条のスリット45を設けてある。
【0041】ベル形キャップ40は、中空部の内径がボス
35の外径より大きく、高さがボス35の高さにほぼ等し
い。また、底板41A の軸心に設けた孔は、タッピングね
じ5の頸径よりもわずかに大きい。
【0042】上述の着座部付の部品4をプラスチックケ
ース1に収容して固定するには、まずそれぞれのボス35
に、対応する取付け孔を嵌挿して部品4を、底板11A に
着座させる。
【0043】次にボス35にベル形キャップ40を嵌着す
る。そして、タッピングねじ5をベル形キャップ40の孔
に差し込み、ボス35の軸心に螺着して、タッピングねじ
5の頭部でベル形キャップ40の底板41A を押圧し、底板
の内面をボス35の端面に密着させ、ベル形キャップ40の
拡大開口縁42を部品の着座部4Aの表面に押圧させて、部
品4をプラスチックケース1に固定するするものであ
る。
【0044】この際、ベル形キャップ40にスリット45を
設けてあるので、ベル形キャップ40の筒部は、スリット
45がないのに較べて可撓性が良い。したがって、ベル形
キャップ40の高さの精度が悪くても、部品4が確実にプ
ラスチックケース1に固定される。
【0045】図3において、60は、プラスチックケース
1の下ケース11の底板11A の内側で、部品4の取付け孔
に対応する位置に、内側に突出するよう一体成形された
柱状の爪付ボスである。
【0046】爪付ボス60のほぼ中間の高さの位置に、同
一円周上に複数(2〜4個)の、下端面が円周面に直角
な爪61を設けてある。また、爪付ボス60の高さは、タッ
ピングねじ5の長さよりも充分に大きく、外径は部品4
の取付け孔の内径よりも小さい。
【0047】50は、筒部に爪61に係合する窓57を有する
有底円筒形の本体51と、本体51の開口部に形成した拡大
開口縁52と、拡大開口縁52から筒部にかけて形成された
スリット55とからなるベル形キャップである。
【0048】ベル形キャップ50は、モールド成形された
プラスチックスよりなり、中空部の内径が爪付ボス60に
遊嵌し得る寸法であり、高さが爪付ボス60の高さにほぼ
等しいものである。
【0049】上述の着座部付の部品4をプラスチックケ
ース1に収容して固定するには、まずそれぞれの爪付ボ
ス60に、対応する取付け孔を嵌挿して部品4を、底板11
A に着座させる。
【0050】次に爪付ボス60にベル形キャップ50を嵌め
て押し込み、その窓57を爪61に係合させるものである。
窓57が爪61に係合した状態で、ベル形キャップ50の拡大
開口縁52が部品4の着座部4Aの表面を押圧して、部品4
が底板11A に密着される。
【0051】したがって、部品4が確実にプラスチック
ケース1に固定される。また、図示省略したが、突起付
ボス60を台座部の軸心に設けることにより、板状の板状
部品をベル形キャップ50を用いて、プラスチックケース
1に収容固定することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、部品の取
付け孔を嵌挿する、タッピングねじの螺着長を確保し得
る高さの段付ボス又はボスを、プラスチックケースの内
側に設け、ベル形キャップを段付ボス又はボスに嵌着し
て、部品をプラスチックケースに収容固定するようにし
たものであって、固着作業が簡単で、且つ確実にプラス
チックケースに部品を固定することができるという、優
れた効果を有する。
【0053】また、プラスチックケースの表面側にタッ
ピングねじの螺着長を確保するための突出部等を設ける
必要がないので、プラスチックケースの外観が良好であ
る。タッピングねじ及びベル形キャップは、固定する部
品の形状が異なっても共通して使用することができるの
で、多量生産することで低コストとなり、且つ部品点数
が少ないので、構成部品の管理が簡単であるという効果
を有する。
【0054】また爪付ボスに窓付のベル形キャップを嵌
着するものは、ドライバ等を用いることなく、部品をプ
ラスチックケースに固定することができ、固着作業が極
めて簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の図で (A) は要所面図 (B) はベル形キャップの斜視図
【図2】 本発明の他の実施例の図で (A) は要所斜視図 (B) は要所断面図
【図3】 本発明のさらに他の実施例の図で (A) は要所斜視図 (B) は要所断面図
【図4】 従来例の図で (A) は部品を収容固定したプラスチックケースの断面図 (B) は要所断面図
【符号の説明】
1 プラスチックケース 2,3,4
部品 4A 着座部 5 タッピン
グねじ 6 ねじ 11 下ケース 11A 底板 12 上ケース 12A 天井板 20,35 ボス 21,25 短ボス 26 めすねじ
部材 30 段付ボス 31 台座部 32 柱部 40,50 ベル
形キャップ 41,51 本体 41A 底板 42,52 拡大開口縁 43 孔 45,55 スリット 60 爪付ボス 61 爪

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周辺部に複数の取付け孔を有するプラス
    チックケース(1) に収容固定する部品(2) と、 該部品(2) のそれぞれの取付け孔に対応して、該プラス
    チックケース(1) の内側に突出するよう一体成形され
    た、台座部(31)及び該台座部(31)の軸心に突出する柱部
    (32)からなる段付ボス(30)と、 底板(41A) の中心に孔(43)を有する有底円筒形の本体(4
    1)及び該本体(41)の開口部に形成された拡大開口縁(42)
    からなる、弾力性あるベル形キャップ(40)と、 該ベル形キャップ(40)の底板(41A) の孔に挿入し、該段
    付ボス(30)の軸心に螺着するタッピングねじ(5) とを備
    え、 該段付ボス(30)は、該台座部(31)の外径が該部品(2) の
    取付け孔の内径よりも大きく、該柱部(32)の外径が該取
    付け孔の内径よりも小さくて、該取付け孔を該柱部(32)
    に嵌挿することで該部品(2) が該台座部(31)上に着座す
    るものであり、 該ベル形キャップ(40)は、中空部の内径が該柱部(32)の
    外径より大きく、高さが該柱部(32)の高さにほぼ等しく
    て、該柱部(32)に嵌着するものであり、 該タッピングねじ(5) は、該段付ボス(30)に螺着するこ
    とで、該ベル形キャップ(40)を介して該部品(2) を該台
    座部(31)の端面に、圧着させるものであること特徴とす
    るプラスチックケースへの部品の収容固定構造。
  2. 【請求項2】 着座部(4A)に取付け孔を有するプラスチ
    ックケース(1) に収容固定する部品(4) と、 該部品(4) の取付け孔に対応して、該プラスチックケー
    ス(1) の内側に突出するよう一体成形されたボス(35)
    と、 底板の中心に孔を有する有底円筒形の本体(41)及び該本
    体(41)の開口部に形成された拡大開口縁(42)からなる、
    弾力性あるベル形キャップ(40)と、 該ベル形キャップ(40)の底板の孔に挿入し、該ボス(35)
    の軸心に螺着するタッピングねじ(5) とを備え、 該ボス(35)は、外径が該部品(4) の取付け孔の内径より
    も小さくて、該取付け孔を嵌挿することで、該着座部(4
    A)が該プラスチックケース(1) の底板又は天井板に着座
    するものであり、 該ベル形キャップ(40)は、中空部の内径が該ボス(35)の
    外径より大きく、高さが該ボス(35)の高さにほぼ等しく
    て、該ボス(35)に嵌着するものであり、 該タッピングねじ(5) は、該ボス(35)に螺着すること
    で、該ベル形キャップ(40)を介して該部品(4) の着座部
    (4A)を、該プラスチックケース(1) に圧着させるもので
    あること特徴とする、プラスチックケースへの部品の収
    容固定構造。
  3. 【請求項3】 ベル形キャップ(40)が合成樹脂の成形品
    であることを特徴とする請求項1又は2記載のプラスチ
    ックケースへの部品の収容固定構造。
  4. 【請求項4】 ベル形キャップ(40)の拡大開口縁から筒
    部にかけて、スリット(45)を有することを特徴とする、
    請求項1,2又は3記載のプラスチックケースへの部品
    の収容固定構造。
  5. 【請求項5】 着座部(4A)に取付け孔を有するプラスチ
    ックケース(1) に収容固定する部品(4) と、 該部品(4) の取付け孔に対応して、該プラスチックケー
    ス(1) の内側に突出するよう一体成形された、外周面の
    同一円周上に複数の爪(61)を有する爪付ボス(60)と、 筒部に該爪(61)に係合する窓(57)を有する有底円筒形の
    本体(51)、該本体(51)の開口部に形成された拡大開口縁
    (52)、及び該拡大開口縁(52)から筒部にかけて形成され
    たスリット(55)からなる、弾力性あるベル形キャップ(5
    0)とを備え、 該爪付ボス(60)は、外径が該部品(4) の取付け孔の内径
    よりも小さくて、該取付け孔を嵌挿することで該着座部
    (4A)が該プラスチックケース(1) の底板又は天井板に着
    座するものであり、 該ベル形キャップ(50)は、中空部の内径が該爪付ボス(6
    0)に遊嵌し得る寸法で高さが該爪付ボス(60)の高さにほ
    ぼ等しくて、該爪付ボス(60)に嵌着し該窓(57)が該爪(6
    1)に係合することで、該拡大開口縁(52)が該部品(4) の
    着座部(4A)を該プラスチックケース(1) に、圧着させる
    ものであること特徴とするプラスチックケースへの部品
    の収容固定構造。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の爪付ボスが、台座部の軸
    心部に突出して形成されたことを特徴とするプラスチッ
    クケースへの部品の収容固定構造。
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