JPH09290875A - エアゾール装置 - Google Patents
エアゾール装置Info
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- JPH09290875A JPH09290875A JP8107157A JP10715796A JPH09290875A JP H09290875 A JPH09290875 A JP H09290875A JP 8107157 A JP8107157 A JP 8107157A JP 10715796 A JP10715796 A JP 10715796A JP H09290875 A JPH09290875 A JP H09290875A
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- injection
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D83/00—Containers or packages with special means for dispensing contents
- B65D83/14—Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
- B65D83/16—Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means
- B65D83/20—Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means operated by manual action, e.g. button-type actuator or actuator caps
- B65D83/205—Actuator caps, or peripheral actuator skirts, attachable to the aerosol container
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Nozzles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 使い勝手がよく、しかも内容物の噴射方向を
一定に保つことができるエアゾール装置を提供する。 【解決手段】 バルブ３が装着されているエアゾール容
器４と、前記バルブ３に取り付けられる押しボタン９と
からなり、該押しボタン９が、前記エアゾール容器４の
頂部に固着される脚部１２と、前記バルブ３のステム７
に嵌め込まれるステム嵌合部１３と、前記脚部１２およ
びステム嵌合部１３を連結する可撓部１４とを有してい
る。
一定に保つことができるエアゾール装置を提供する。 【解決手段】 バルブ３が装着されているエアゾール容
器４と、前記バルブ３に取り付けられる押しボタン９と
からなり、該押しボタン９が、前記エアゾール容器４の
頂部に固着される脚部１２と、前記バルブ３のステム７
に嵌め込まれるステム嵌合部１３と、前記脚部１２およ
びステム嵌合部１３を連結する可撓部１４とを有してい
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はエアゾール装置に関
する。さらに詳しくは、押しボタンのほぼ全周面を押す
ことにより、内容物を噴射することができるエアゾール
装置に関する。
する。さらに詳しくは、押しボタンのほぼ全周面を押す
ことにより、内容物を噴射することができるエアゾール
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のエアゾール装置として、たとえば
図１２〜１３に示すように、エアゾール容器１０１の頂
部に押しボタンである揺動板部１０２が一体に成形され
たキャップ１０３を嵌合させてなるものがある（実開昭
５１−１４４８１２号公報）。この装置は、前記揺動板
部１０２の操作部１０４を押すと、屈折部１０５を支点
としてステム１０６が押し下げられ、容器１０１内に充
填された内容物を噴射ノズル１０７から上方向に噴射さ
せるようにされている。
図１２〜１３に示すように、エアゾール容器１０１の頂
部に押しボタンである揺動板部１０２が一体に成形され
たキャップ１０３を嵌合させてなるものがある（実開昭
５１−１４４８１２号公報）。この装置は、前記揺動板
部１０２の操作部１０４を押すと、屈折部１０５を支点
としてステム１０６が押し下げられ、容器１０１内に充
填された内容物を噴射ノズル１０７から上方向に噴射さ
せるようにされている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記装
置では、揺動板部の操作部を押したときだけ、内容物が
噴射される。すなわち、揺動板部の操作位置が固定され
ているため、使用に際し、いちいち操作部に指を合わせ
なければならず、操作性に問題を残している。
置では、揺動板部の操作部を押したときだけ、内容物が
噴射される。すなわち、揺動板部の操作位置が固定され
ているため、使用に際し、いちいち操作部に指を合わせ
なければならず、操作性に問題を残している。
【０００４】本発明は、叙上の事情に鑑み、使い勝手が
よく、しかも内容物の噴射方向を一定に保つことができ
るエアゾール装置を提供することを目的としている。
よく、しかも内容物の噴射方向を一定に保つことができ
るエアゾール装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のエアゾール装置
は、バルブが装着されているエアゾール容器と、前記バ
ルブに取り付けられる押しボタンとからなり、該押しボ
タンが、前記エアゾール容器の頂部に固着される脚部
と、前記バルブのステムに嵌め込まれるステム嵌合部
と、前記脚部およびステム嵌合部を連結する可撓部とを
有してなることを特徴としている。
は、バルブが装着されているエアゾール容器と、前記バ
ルブに取り付けられる押しボタンとからなり、該押しボ
タンが、前記エアゾール容器の頂部に固着される脚部
と、前記バルブのステムに嵌め込まれるステム嵌合部
と、前記脚部およびステム嵌合部を連結する可撓部とを
有してなることを特徴としている。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
のエアゾール装置を説明する。
のエアゾール装置を説明する。
【０００７】図１は本発明のエアゾール装置の一実施例
を示す断面図、図２は図１における噴射ノズルの他の実
施例を示す断面図、図３は図１のＩ−Ｉ断面図、図４は
図１におけるエアゾール装置の噴射状態を示す断面図、
図５は図１における押しボタンの支持部材の他の実施例
を示す断面図、図６は図１における押しボタンの支持部
材のさらに他の実施例を示す断面図、図７は本発明のエ
アゾール装置の他の実施例を示す断面図、図８は図７の
II−II断面図、図９は図７におけるエアゾール装置の噴
射状態を示す断面図、図１０は本発明のエアゾール装置
のさらに他の実施例を示す断面図、図１１は図１０のII
I−III断面図である。
を示す断面図、図２は図１における噴射ノズルの他の実
施例を示す断面図、図３は図１のＩ−Ｉ断面図、図４は
図１におけるエアゾール装置の噴射状態を示す断面図、
図５は図１における押しボタンの支持部材の他の実施例
を示す断面図、図６は図１における押しボタンの支持部
材のさらに他の実施例を示す断面図、図７は本発明のエ
アゾール装置の他の実施例を示す断面図、図８は図７の
II−II断面図、図９は図７におけるエアゾール装置の噴
射状態を示す断面図、図１０は本発明のエアゾール装置
のさらに他の実施例を示す断面図、図１１は図１０のII
I−III断面図である。
【０００８】図１に示すように、本実施例のエアゾール
装置は、有底筒状の外筒１上に二重巻締めにより取り付
けられた肩部（目金部）２にバルブ（エアゾールバル
ブ）３が装着されているエアゾール容器４と、該容器４
にキャップ５を取り付けるために固着されるカバー６
と、前記バルブ３のステム７を圧下することにより前記
容器４内に充填される内容物を噴射ノズル８から噴射さ
せる外径球面状の押しボタン９とから構成されている。
また前記バルブ３は、肩部２にクリンチにより装着され
るマウンティングカップ１０と、該マウンティングカッ
プ１０に支持される噴射バルブ１１とから構成されてい
る。なお、本実施例では、バルブ３のマウンティングカ
ップ１０を二重巻締により取り付けられた肩部２にクリ
ンチにより装着されているが、本発明においては、これ
に限定されるものではなく、外筒の中心に向かってしぼ
り、外部と肩部が一部材で形成され、肩部の上端開口部
に外部にカールさせたビード部を設け、該ビード部にマ
ウンティングカップをクリンチにて装着させることがで
きる。またハウジング１１ａ、ステムラバー１１ｂ、ス
プリング１１ｃがセットされた部材、すなわち噴射バル
ブ１１がマウンティングカップ１０の中央凸部とかしめ
て装着されているが、本発明においては、これに限定さ
れるものではなく、マウンティングカップを用いること
なく噴射バルブ１１を蓋体などにより装着させてもよ
い。また本実施例では、外筒からなるエアゾール容器を
示しているが、これに限定されるものではなく、外筒内
に内筒を収納してなる二重構造のエアゾール容器とする
こともできる。そして前記噴射ノズルの構造として、た
とえば図２に示すように、外周からの内容物を前端部内
面に形成される放射状溝８ａを通して中心に集め噴射さ
せるメカニカルブレークアップ構造とすることもでき
る。さらに本実施例では、押しボタンの形状が外径球面
状を呈しているが、本発明においては、これに限定され
るものではなく、押しボタンの外周表面の曲率半径の中
心が該押しボタンの上方に位置せしめる形状にしてもよ
い。
装置は、有底筒状の外筒１上に二重巻締めにより取り付
けられた肩部（目金部）２にバルブ（エアゾールバル
ブ）３が装着されているエアゾール容器４と、該容器４
にキャップ５を取り付けるために固着されるカバー６
と、前記バルブ３のステム７を圧下することにより前記
容器４内に充填される内容物を噴射ノズル８から噴射さ
せる外径球面状の押しボタン９とから構成されている。
また前記バルブ３は、肩部２にクリンチにより装着され
るマウンティングカップ１０と、該マウンティングカッ
プ１０に支持される噴射バルブ１１とから構成されてい
る。なお、本実施例では、バルブ３のマウンティングカ
ップ１０を二重巻締により取り付けられた肩部２にクリ
ンチにより装着されているが、本発明においては、これ
に限定されるものではなく、外筒の中心に向かってしぼ
り、外部と肩部が一部材で形成され、肩部の上端開口部
に外部にカールさせたビード部を設け、該ビード部にマ
ウンティングカップをクリンチにて装着させることがで
きる。またハウジング１１ａ、ステムラバー１１ｂ、ス
プリング１１ｃがセットされた部材、すなわち噴射バル
ブ１１がマウンティングカップ１０の中央凸部とかしめ
て装着されているが、本発明においては、これに限定さ
れるものではなく、マウンティングカップを用いること
なく噴射バルブ１１を蓋体などにより装着させてもよ
い。また本実施例では、外筒からなるエアゾール容器を
示しているが、これに限定されるものではなく、外筒内
に内筒を収納してなる二重構造のエアゾール容器とする
こともできる。そして前記噴射ノズルの構造として、た
とえば図２に示すように、外周からの内容物を前端部内
面に形成される放射状溝８ａを通して中心に集め噴射さ
せるメカニカルブレークアップ構造とすることもでき
る。さらに本実施例では、押しボタンの形状が外径球面
状を呈しているが、本発明においては、これに限定され
るものではなく、押しボタンの外周表面の曲率半径の中
心が該押しボタンの上方に位置せしめる形状にしてもよ
い。
【０００９】前記カバー６は、前記エアゾール容器４の
頂部である外筒１上に固着される脚部１２と、前記バル
ブ３の噴射バルブ１１のステム７に嵌め込まれるととも
に、先端部に前記押しボタン９が連結されるステム嵌合
部１３と、前記脚部１２およびステム嵌合部１３を連結
する可撓部１４とから構成されている。前記脚部１２の
下部１２ａには、外周面に環状段部１５が形成されてお
り、該段部１５にキャップ５が取り付けられる。該キャ
ップ５は前記段部１５における微小突起１６とキャップ
５における微小くぼみ１７との凹凸嵌合により着脱自在
にされている。また前記脚部１２の上部１２ｂは、逆Ｖ
字形を呈しており、該上部１２ｂの下端１２ｃに前記可
撓部１４の外端が連結されている。一方、該可撓部１４
の内端は前記ステム嵌合部１３に連結されている。可撓
部１４は、図１および図３に示すように、バルブ３側に
湾曲されており、周方向に４本の柱部１８により区画さ
れた４個の孔１９が形成されている。前記噴射ノズル８
はステム嵌合部１３の噴射通路２０の上端に圧入により
嵌着されるとともに、前記押しボタン９はステム嵌合部
１３の外周面に圧入により嵌着されている。
頂部である外筒１上に固着される脚部１２と、前記バル
ブ３の噴射バルブ１１のステム７に嵌め込まれるととも
に、先端部に前記押しボタン９が連結されるステム嵌合
部１３と、前記脚部１２およびステム嵌合部１３を連結
する可撓部１４とから構成されている。前記脚部１２の
下部１２ａには、外周面に環状段部１５が形成されてお
り、該段部１５にキャップ５が取り付けられる。該キャ
ップ５は前記段部１５における微小突起１６とキャップ
５における微小くぼみ１７との凹凸嵌合により着脱自在
にされている。また前記脚部１２の上部１２ｂは、逆Ｖ
字形を呈しており、該上部１２ｂの下端１２ｃに前記可
撓部１４の外端が連結されている。一方、該可撓部１４
の内端は前記ステム嵌合部１３に連結されている。可撓
部１４は、図１および図３に示すように、バルブ３側に
湾曲されており、周方向に４本の柱部１８により区画さ
れた４個の孔１９が形成されている。前記噴射ノズル８
はステム嵌合部１３の噴射通路２０の上端に圧入により
嵌着されるとともに、前記押しボタン９はステム嵌合部
１３の外周面に圧入により嵌着されている。
【００１０】つぎに本発明のエアゾール装置の動作を説
明する。図４に示すように、使用に際し、キャップを取
り外し、たとえば噴射バルブ１１の軸心に対し、偏心し
たＡ矢印の位置から押しボタン９を押すと、ステム嵌合
部１３を介して可撓部１４を撓ませながら、ステム７が
ステムラバー１１ｂを変形させてハウジング１１ａ内を
下降し、容器４内外が連通する。そして、容器４内に充
填された内容物がガス圧力により導出口２１および噴射
通路２０を通して噴射ノズル８から噴射される。前述の
如くＡ矢印の位置から押しボタン９を押すと、可撓部１
４がＡ矢印側に撓み、ステム嵌合部１３がＡ矢印側に傾
くが、可撓部１４は撓みやすいため、前記傾き量はわず
かとなり、噴射ノズル８と噴射バルブ１１はほぼ軸心上
に位置する。したがって、押しボタン９をＡ矢印の位置
以外の位置から押しても内容物を上方向に噴射できる
し、しかも、噴射ノズル８は噴射バルブ１１のほぼ軸心
上に来るため、噴射方向がほぼ一定方向に定まり、使い
勝手のよいエアゾール装置をうることができる。また本
実施例では、前記可撓部１４がその周方向位置に噴射バ
ルブ１１側に湾曲する柱部１８により孔１９が形成され
ているため、さらに撓みやすくされており、しかもＡ矢
印側の柱部１８ａが撓みステム嵌合部１３が傾くのを柱
部１８ａ以外、たとえば柱部１８ｂがＡ矢印側に引き伸
ばされ、ステム嵌合部１３を垂直下方に押し下げやすい
ようにされている。その結果、噴射ノズル８は噴射バル
ブ１１のほぼ軸心上に来るため、噴射方向をさらに一定
方向にすることができる。なお、前記押しボタン９を押
した際に、ステム嵌合部１３と押しボタン９が摺動また
は回転しないように固定するため、微小突起２２を数箇
所設けるようにするのが好ましい。
明する。図４に示すように、使用に際し、キャップを取
り外し、たとえば噴射バルブ１１の軸心に対し、偏心し
たＡ矢印の位置から押しボタン９を押すと、ステム嵌合
部１３を介して可撓部１４を撓ませながら、ステム７が
ステムラバー１１ｂを変形させてハウジング１１ａ内を
下降し、容器４内外が連通する。そして、容器４内に充
填された内容物がガス圧力により導出口２１および噴射
通路２０を通して噴射ノズル８から噴射される。前述の
如くＡ矢印の位置から押しボタン９を押すと、可撓部１
４がＡ矢印側に撓み、ステム嵌合部１３がＡ矢印側に傾
くが、可撓部１４は撓みやすいため、前記傾き量はわず
かとなり、噴射ノズル８と噴射バルブ１１はほぼ軸心上
に位置する。したがって、押しボタン９をＡ矢印の位置
以外の位置から押しても内容物を上方向に噴射できる
し、しかも、噴射ノズル８は噴射バルブ１１のほぼ軸心
上に来るため、噴射方向がほぼ一定方向に定まり、使い
勝手のよいエアゾール装置をうることができる。また本
実施例では、前記可撓部１４がその周方向位置に噴射バ
ルブ１１側に湾曲する柱部１８により孔１９が形成され
ているため、さらに撓みやすくされており、しかもＡ矢
印側の柱部１８ａが撓みステム嵌合部１３が傾くのを柱
部１８ａ以外、たとえば柱部１８ｂがＡ矢印側に引き伸
ばされ、ステム嵌合部１３を垂直下方に押し下げやすい
ようにされている。その結果、噴射ノズル８は噴射バル
ブ１１のほぼ軸心上に来るため、噴射方向をさらに一定
方向にすることができる。なお、前記押しボタン９を押
した際に、ステム嵌合部１３と押しボタン９が摺動また
は回転しないように固定するため、微小突起２２を数箇
所設けるようにするのが好ましい。
【００１１】本実施例では、押しボタン９は支持部材で
あるカバー６を介してバルブ３に取り付けられている
が、本発明においては、これに限定されるものではな
く、たとえば図５に示すように、キャップ５をエアゾー
ル容器４に直接取り付け、押しボタン９は、マウンティ
ングカップ１０に形成されるカール部２３の内側に圧入
される拡径された脚部３２と、ステム嵌合部３３と、前
記脚部３２およびステム嵌合部３３を連結する可撓部３
４とからなる支持部材を介してバルブ３に取り付けるこ
とができる。または図６に示すように、押しボタン９
は、前記カール部２３の外側に圧着された脚部４２と、
ステム嵌合部４３と、前記脚部４２およびステム嵌合部
４３を連結する可撓部４４とからなる支持部材を介して
バルブ３に取り付けることもできる。肩部へのカバーが
省かれ、それに関する成型過程、コストを削減すること
ができる他、従来品の容器胴部へ直接嵌合されるキャッ
プの使用が可能になる。
あるカバー６を介してバルブ３に取り付けられている
が、本発明においては、これに限定されるものではな
く、たとえば図５に示すように、キャップ５をエアゾー
ル容器４に直接取り付け、押しボタン９は、マウンティ
ングカップ１０に形成されるカール部２３の内側に圧入
される拡径された脚部３２と、ステム嵌合部３３と、前
記脚部３２およびステム嵌合部３３を連結する可撓部３
４とからなる支持部材を介してバルブ３に取り付けるこ
とができる。または図６に示すように、押しボタン９
は、前記カール部２３の外側に圧着された脚部４２と、
ステム嵌合部４３と、前記脚部４２およびステム嵌合部
４３を連結する可撓部４４とからなる支持部材を介して
バルブ３に取り付けることもできる。肩部へのカバーが
省かれ、それに関する成型過程、コストを削減すること
ができる他、従来品の容器胴部へ直接嵌合されるキャッ
プの使用が可能になる。
【００１２】つぎに本発明の他の実施例を説明する。図
７に示すように、本実施例は、ステム嵌合部５３、可撓
部５４および押しボタン５９の形状が前記実施例と相違
している。前記ステム嵌合部５３は押しボタン５９を貫
通し突出しており、その上端外周に噴射ノズル８が嵌着
されている。また前記可撓部５４は、図８に示すよう
に、８本の柱部５５により８個のＶ字状の孔５６が形成
されている。本実施例では、ステム嵌合部５３の周縁が
可撓部５４により均等に支持されているため、偏心位置
からの撓みに対しても、ステム嵌合部５３は垂直下方に
より確実に押し下げられ、噴射方向がより一定に保たれ
る。また、本実施例では、噴射ノズル８が噴射バルブ１
１の軸心に対し垂直方向を向いているため、図９に示す
ように、噴射ノズル８と反対方向であるＡ矢印の位置か
ら押しボタン５９を押すと、噴射ノズル８から横方向に
内容物を噴射するが、噴射ノズル８に面する側から押し
ボタン５９を押すと、該押しボタン５９の内部に膨出す
る規制部６０が形成されているため、該規制部６０が脚
部６２の上部６２ｂにあたり、ステム７が押し下げられ
ない。その結果、誤って操作する手指に向って内容物が
噴射されるのを防止することができる。
７に示すように、本実施例は、ステム嵌合部５３、可撓
部５４および押しボタン５９の形状が前記実施例と相違
している。前記ステム嵌合部５３は押しボタン５９を貫
通し突出しており、その上端外周に噴射ノズル８が嵌着
されている。また前記可撓部５４は、図８に示すよう
に、８本の柱部５５により８個のＶ字状の孔５６が形成
されている。本実施例では、ステム嵌合部５３の周縁が
可撓部５４により均等に支持されているため、偏心位置
からの撓みに対しても、ステム嵌合部５３は垂直下方に
より確実に押し下げられ、噴射方向がより一定に保たれ
る。また、本実施例では、噴射ノズル８が噴射バルブ１
１の軸心に対し垂直方向を向いているため、図９に示す
ように、噴射ノズル８と反対方向であるＡ矢印の位置か
ら押しボタン５９を押すと、噴射ノズル８から横方向に
内容物を噴射するが、噴射ノズル８に面する側から押し
ボタン５９を押すと、該押しボタン５９の内部に膨出す
る規制部６０が形成されているため、該規制部６０が脚
部６２の上部６２ｂにあたり、ステム７が押し下げられ
ない。その結果、誤って操作する手指に向って内容物が
噴射されるのを防止することができる。
【００１３】つぎに、本発明のさらに他の実施例を説明
する。図１０〜１１に示すように、本実施例は、図７〜
９に示す実施例とは、ステム嵌合部７３、可撓部７４お
よび押しボタン７９の形状が相違する。前記押しボタン
７９は、外径球面の中央部に噴射ノズル８を嵌着するた
めに膨出部７９ａが形成され、該膨出部７９ａ内には、
ステム嵌合部７３を貫通する噴射通路８０に連通する噴
射通路８０ａが形成されている。前記可撓部７４は、１
２本の柱部７５により１２個の長孔７６が形成されてい
る。該長孔７６は、柱部７５の内端部７５ａと外端部７
５ｂとにより囲まれている。したがって、本実施例の可
撓部７４は、前記実施例よりもさらに円筒部の均等支持
力が高められ、噴射方向がさらに一定に保たれる。
する。図１０〜１１に示すように、本実施例は、図７〜
９に示す実施例とは、ステム嵌合部７３、可撓部７４お
よび押しボタン７９の形状が相違する。前記押しボタン
７９は、外径球面の中央部に噴射ノズル８を嵌着するた
めに膨出部７９ａが形成され、該膨出部７９ａ内には、
ステム嵌合部７３を貫通する噴射通路８０に連通する噴
射通路８０ａが形成されている。前記可撓部７４は、１
２本の柱部７５により１２個の長孔７６が形成されてい
る。該長孔７６は、柱部７５の内端部７５ａと外端部７
５ｂとにより囲まれている。したがって、本実施例の可
撓部７４は、前記実施例よりもさらに円筒部の均等支持
力が高められ、噴射方向がさらに一定に保たれる。
【００１４】本発明のエアゾール装置として、とくに上
方向噴射のヘアスプレーに用いることにより、前髪やロ
ングヘアの内側など好みの噴射部分に狙いをつけて簡単
に噴射することができるため、使い勝手がよい。また、
従来の噴射機構では、噴口と逆方向から押圧して噴射し
なければならず、頭髪の後部などに対して噴射しがた
い。本発明の図７などに示されるように、押圧部の範囲
が広く、しかも噴射方向を規制できるので頭髪の後部に
も容易にかつ確実に噴射が可能である。かかるヘアスプ
レーの毛髪化粧料において使用する毛髪処理剤として
は、毛髪のセット性を高めるために、皮膜形成性樹脂を
配合することが好ましい。このような皮膜形成性樹脂と
しては、公知の材料から毛髪化粧料の使用目的に応じて
適宜選択して使用することができる。また、さらにより
自然な感触をうるためにシリコーン誘導体などの油剤を
使用することができる。
方向噴射のヘアスプレーに用いることにより、前髪やロ
ングヘアの内側など好みの噴射部分に狙いをつけて簡単
に噴射することができるため、使い勝手がよい。また、
従来の噴射機構では、噴口と逆方向から押圧して噴射し
なければならず、頭髪の後部などに対して噴射しがた
い。本発明の図７などに示されるように、押圧部の範囲
が広く、しかも噴射方向を規制できるので頭髪の後部に
も容易にかつ確実に噴射が可能である。かかるヘアスプ
レーの毛髪化粧料において使用する毛髪処理剤として
は、毛髪のセット性を高めるために、皮膜形成性樹脂を
配合することが好ましい。このような皮膜形成性樹脂と
しては、公知の材料から毛髪化粧料の使用目的に応じて
適宜選択して使用することができる。また、さらにより
自然な感触をうるためにシリコーン誘導体などの油剤を
使用することができる。
【００１５】なお、このような毛髪処理剤の配合組成と
しては、皮膜形成性樹脂を好ましくは固形分として０．
１〜１０重量％、より好ましくは１〜５重量％、エタノ
ールなどの炭素数２〜４の低級１価アルコールを好まし
くは３０〜７０重量％、より好ましくは４０〜６０重量
％および液化石油ガス（ＬＰＧ）またはジメチルエーテ
ルなどの液化ガスなどの噴射剤を好ましくは３０〜７０
重量％、より好ましくは４０〜６０重量％とする。一例
として、たとえば表１に示すような毛髪化粧料を用いる
ことができる。
しては、皮膜形成性樹脂を好ましくは固形分として０．
１〜１０重量％、より好ましくは１〜５重量％、エタノ
ールなどの炭素数２〜４の低級１価アルコールを好まし
くは３０〜７０重量％、より好ましくは４０〜６０重量
％および液化石油ガス（ＬＰＧ）またはジメチルエーテ
ルなどの液化ガスなどの噴射剤を好ましくは３０〜７０
重量％、より好ましくは４０〜６０重量％とする。一例
として、たとえば表１に示すような毛髪化粧料を用いる
ことができる。
【００１６】
【表１】
【００１７】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明では、押し
ボタンを嵌着するステム嵌合部が可撓部に連結されてい
るため、押しボタンのほぼ全周面を押しても、たとえば
内容物を上方向に噴射することができ。かかる上方噴射
のばあい、狙いやすくなるため、噴射域を拡げることが
でき、使い勝手がよい。また押しボタンに規制部を形成
することにより、誤って操作する手指側に内容物を噴射
するのを防止することができる。
ボタンを嵌着するステム嵌合部が可撓部に連結されてい
るため、押しボタンのほぼ全周面を押しても、たとえば
内容物を上方向に噴射することができ。かかる上方噴射
のばあい、狙いやすくなるため、噴射域を拡げることが
でき、使い勝手がよい。また押しボタンに規制部を形成
することにより、誤って操作する手指側に内容物を噴射
するのを防止することができる。
【図１】本発明のエアゾール装置の一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図２】図１における噴射ノズルの他の実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図３】図１のＩ−Ｉ断面図である。
【図４】図１におけるエアゾール装置の噴射状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図５】図１における押しボタンの支持部材の他の実施
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図６】図１における押しボタンの支持部材のさらに他
の実施例を示す断面図である。
の実施例を示す断面図である。
【図７】本発明のエアゾール装置の他の実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図８】図７のII−II断面図である。
【図９】図７におけるエアゾール装置の噴射状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図１０】本発明のエアゾール装置のさらに他の実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図１１】図１０のIII−III断面図である。
【図１２】従来のエアゾール装置における押しボタンを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図１３】従来のエアゾール装置の噴射状態を示す一部
断面図である。
断面図である。
１ 外筒 ２ 肩部 ３ バルブ ４ エアゾール容器 ５ キャップ ６ カバー ７ ステム ８ 噴射ノズル ９、５９、７９ 押しボタン １０ マウンティングカップ １１ 噴射バルブ １２、３２、４２、６２ 脚部 １３、３３、４３ ステム嵌合部 １４、３４、４４、５４、７４ 可撓部 １８、１８ａ、１８ｂ、５５、７５ 柱部 １９、５６ 孔 ６０ 規制部 ７６ 長孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 目加多 聡 京都府京都市伏見区淀美豆町704番地 株 式会社大阪造船所大阪エヤゾール工業事業 部京都工場内 (72)発明者 野上 薫 京都府京都市伏見区淀美豆町704番地 株 式会社大阪造船所大阪エヤゾール工業事業 部京都工場内
Claims (5)
- 【請求項１】 バルブが装着されているエアゾール容器
と、前記バルブに取り付けられる押しボタンとからな
り、該押しボタンが、前記エアゾール容器の頂部に固着
される脚部と、前記バルブのステムに嵌め込まれるステ
ム嵌合部と、前記脚部およびステム嵌合部を連結する可
撓部とを有してなることを特徴とするエアゾール装置。 - 【請求項２】 前記可撓部がバルブ側に湾曲する形状を
呈してなる請求項１記載の装置。 - 【請求項３】 前記可撓部がその周方向位置に複数の柱
部が形成されてなる請求項１または２記載の装置。 - 【請求項４】 前記押しボタンの内部に前記バルブから
噴射される内容物の噴射方向を制限するための規制部が
形成されてなる請求項１、２または３記載の装置。 - 【請求項５】 毛髪化粧料を充填してなる請求項１、
２、３または４記載の装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8107157A JPH09290875A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | エアゾール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8107157A JPH09290875A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | エアゾール装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09290875A true JPH09290875A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14451951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8107157A Pending JPH09290875A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | エアゾール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09290875A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010110747A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-05-20 | Maruichi Valve Co Ltd | エアゾールボタン及びエアゾールボタンキャップ |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP8107157A patent/JPH09290875A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010110747A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-05-20 | Maruichi Valve Co Ltd | エアゾールボタン及びエアゾールボタンキャップ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040929 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041005 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041202 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050405 |