JPH09290802A - ストレッチフィルム包装機 - Google Patents

ストレッチフィルム包装機

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JPH09290802A
JPH09290802A JP8102541A JP10254196A JPH09290802A JP H09290802 A JPH09290802 A JP H09290802A JP 8102541 A JP8102541 A JP 8102541A JP 10254196 A JP10254196 A JP 10254196A JP H09290802 A JPH09290802 A JP H09290802A
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film
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Satoshi Iketani
智 池谷
Takeomi Yasuda
武臣 安田
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Teraoka Seiko Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B11/00Wrapping, e.g. partially or wholly enclosing, articles or quantities of material, in strips, sheets or blanks, of flexible material
    • B65B11/54Wrapping by causing the wrapper to embrace one end and all sides of the contents, and closing the wrapper onto the opposite end by forming regular or irregular pleats

Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品が左右方向にズレて載置された場合で
も、支障なく包装することが可能なストレッチフィルム
包装機を提供することである。 【解決手段】 所定の包装位置に張架されているフィル
ムにエレベータにより商品を下側から突き上げて商品の
上面を覆った後、左右折り込み板でフィルムの端部を商
品の底部に折り込むストレッチフィルム包装機であっ
て、包装する商品の長さに基づいて前記左右折り込み板
の初期位置を可変するストレッチフィルム包装機におい
て、包装する商品Gの包装機の中心から左端までの長さ
LL と、右端までの長さLR とを検出する商品長さ検出
手段Bを備え、前記検出手段で検出された長さLL とL
R のうちの大きい方の長さの2倍を商品長さLとし、該
商品長さLに基づいて前記左右折り込み板11,11’の初
期位置を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はストレッチフィルム
を用いて商品を包装するストレッチフィルム包装機に関
し、詳しくは商品載置台に置かれた商品が搬送コンベア
等の搬送手段でエレベータ上に搬送されたり又はエレベ
ータ自体が搬送手段を兼ねており、商品を包装部下へ搬
送した後、エレベータを上昇させることで包装位置に張
架されたフィルムで商品の上面を覆うと共に、商品の底
部にフィルムの端部を折り込む、所謂エレベータタイプ
のストレッチフィルム包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ストレッチフィルム包装機では、
搬入端部に設けられた商品載置台(計量・包装・値付機
の場合は載置台が計量皿になっている。)への商品の載
置を作業者が手作業で行う関係上、商品が包装機の中心
(搬入コンベアの幅方向の中心)に対して左右幅方向に
ズレた状態で搬入されることがある。その為に、包装機
によっては商品の搬入途上にセンタリング装置を配置
し、商品の載置ズレを自動的に矯正するようにしたもの
がある。しかし、センタリング装置を設けることで包装
機が大型化する上、構造が複雑でコストアップとなる欠
点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような背景から本
件出願人は、センタリング装置を設けずに、商品の載置
ズレの量を検出し、ズレの量が所定以上の場合にはその
旨警報し、商品を再載置させるようにした内容を提案済
み(特願平7−221871号)である。しかしなが
ら、このような構成だとズレ量が所定以下の場合には商
品が包装機の中心からズレたまま包装されることにな
る。この場合、以下の問題点がある。 従来より左右折り込み板の初期位置は、商品の横幅
に基づいて決定している。これは、左右折り込み板によ
る左右のフィルム端部の折り込み動作時間を出来るだけ
短くする為である。(初期位置が左右方向に広く開いた
位置だと実際にフィルムを商品の底部に折り込むまでの
移動が無駄時間となる。) 従来は商品が載置台の中心に載置されている場合には、
商品の左右端から約5cmの間隔を隔てた位置が初期位置
としてある。即ち、左右折り込み板の形成する開口幅が
商品の横幅L+10cmとなるように左右折り込み板の初期
位置を決めている。このため、商品が左右何れかの方向
に5cm以上ズレているとエレベータで商品を上昇させる
時、商品が左右折り込み板と衝突してしまい、包装に失
敗する。この問題は5cm以上のズレを前記警報で許さな
いようにすれば解決できるが、5cm以下のズレで不許可
にすると再載置が多くなり、使い勝手が悪くなる。ま
た、上記左右折り込み板の間隔を5cm以上、例えば10cm
とすれば解決できるが、その分無駄時間が増加し、処理
能力が低下する。 又、従来はエレベータヘッドが中央ヘッドと左右ヘ
ッドとに分割され、商品の横幅で左右ヘッドを使用する
か否か選択している。このため、商品の横幅の大きさか
らは中央ヘッドのみ使用すると判断された場合でもズレ
量が大きいと商品がヘッドからはみ出してしまう場合が
ある。商品がヘッドからはみ出した状態だとバランスが
悪く、良好な包装が行えない。
【0004】本発明は上述した従来の技術が有する問題
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
商品が左右方向にズレて載置された場合でも、支障なく
包装することが可能なストレッチフィルム包装機を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために本発明が講じた技術的手段は、所定の包装位置に
張架されているフィルムにエレベータにより商品を下側
から突き上げて商品の上面を覆った後、左右折り込み板
でフィルムの端部を商品の底部に折り込むストレッチフ
ィルム包装機であって、包装する商品の長さに基づいて
前記左右折り込み板の初期位置を可変するストレッチフ
ィルム包装機において、包装する商品の包装機の中心か
ら左端までの長さLL と、右端までの長さLR とを検出
する商品長さ検出手段を備え、前記検出手段で検出され
た長さLL とLR のうちの大きい方の長さの2倍を商品
長さLとし、該商品長さLに基づいて前記左右折り込み
板の初期位置を決定するようにしたことを特徴とする。
【0006】上記の包装機の中心とは、商品の搬送方向
と直交する方向の装置(搬送手段)の中心である。ただ
し、前記装置(搬送手段)の中心とは物理的寸法がちょ
うど真中という意味ではなく、包装処理を行うにあたっ
て包装機に設定された中心であり、この中心に対して対
称位置に左右折り込み板が配置され、またフィルムのセ
ンタリングが行われるという意味での中心である。
【0007】上記の商品長さ検出手段は、商品を載せる
商品載置台に配置して商品が載置台に載せられた後、商
品の搬送開始前に商品の長さ(横幅)を検出しても、或
いは検出手段を商品載置台からエレベータまでの商品の
搬送経路上に配置して商品の搬送途上において該商品の
長さを検出するようにしてもよい。又、上記の長さ検出
手段は商品の載置ズレを検出するセンサーを兼ねてもよ
く、その場合のセンサーとしては反射型光センサーが好
適であり、設置するセンサーの個数も1個或いは2個、
更に多数個でもよく、2個設ける場合は互いに離間或い
は接近する正反対方向に移動するように構成する。
【0008】上記の商品長さ検出手段によって検出され
た長さLL とLR のうち大きい方の長さの2倍を商品長
さLとして左右折り込み板の初期位置を決定したが、そ
の初期位置が決定された左右折り込み板のストローク量
は、前記長さLL とLR のうち小さい方の長さの2倍を
商品長さLとし、その商品長さLに基づいて決定する。
又、商品をフィルム側に突き上げるエレベータは、中央
ヘッド部とその左右の補助ヘッド部に区分けされ、包装
する商品の長さに応じて補助ヘッド部を使用するか否か
を決定するように構成されている。そして、前記長さL
L とLR のうち大きい方の長さの2倍を商品長さLと
し、該商品長さLに基づいて前記補助ヘッド部を使用す
るか否かを決定するようにする。
【0009】上記の商品長さ検出手段で検出される長さ
LL とLR との差によって商品のズレの量が求められる
が、この載置ズレ量に基づいてフィルムを包装位置に張
架する際のフィルムフィード量(フィルムのセンタリン
グ位置)を制御してフィルムの中心と商品の中心とが略
一致するようにする。
【0010】又、左右折り込み板は両者が連動する駆動
方式に限らず左右折り込み板が夫々独立して駆動する駆
動方式でもよく、その独立駆動の包装機の場合は、前記
左右折り込み板の初期位置を包装する商品の包装機の中
心からのズレ量によって決定する。即ち、包装する商品
の包装機の中心からのズレ量を検出する検出手段と、該
検出手段で検出された商品のズレ量に応じて前記左右折
り込み板の初期位置を商品の中心線に対して左右折り込
み板が対称位置となるように調整する調整手段とを備え
る。上記の調整手段は、検出手段で検出された商品のズ
レ量に応じて前記左右折り込み板の初期位置を商品の中
心線に対して左右折り込み板が対称位置となるように調
整する第1の調整手段と、該検出手段で検出された商品
のズレ量に応じて前記フィルムを包装位置に張架する際
のフィルムフィード量を変化させ、フィルムの中央部に
商品が位置するように調整する第2の調整手段とで構成
してもよい。
【0011】更に、商品を突き上げるエレベータが中央
ヘッド部とその左右の補助ヘッド部に区分けされ、包装
する商品の長さに応じて補助ヘッド部を使用するか否か
を決定するように構成されているストレッチフィルム包
装機にあっては、包装する商品の長さLを検出する商品
長さ検出手段と、包装する商品の包装機の中心に対する
ズレ量ΔLを検出するズレ量検出手段とを備え、該商品
長さL及びズレ量ΔLとに基づいて前記補助ヘッド部を
使用するか否かを決定するようにする。
【0012】上記の構成によれば、商品載置台に載置さ
れた商品が包装機の中心に対して左右方向にズレて載置
されている場合でも、包装機の中心から商品の左端まで
の長さLL と右端までの長さLR のうち大きい方の長さ
の2倍を商品長さLとして左右折り込み板の初期位置を
決定するので、エレベータを上昇させて商品を突き上げ
ても該商品が左右折り込み板に衝突することはない。し
かも、上記の如くして初期位置が決定された左右折り込
み板のストローク量(折り込み量)は、上記の大きい方
の長さの2倍を商品長さLとして決定するのではなく、
長さLL とLR のうち小さい方の長さの2倍を商品長さ
Lとして決定することにより、短い方のフィルムの端の
折り込み量が不足することはない。又、商品を突き上げ
るエレベータが、中央ヘッド部と左右の補助ヘッド部に
区分けされ、包装する商品の長さに応じて補助ヘッド部
の使用が選択決定される構成において、前記大きい方の
長さの2倍を商品長さLとし、その商品長さLに基づい
て補助ヘッド部の使用を決定するため、商品の端部がエ
レベータヘッドからはみ出すことが防止される。更に、
載置ズレがあった場合は前記長さLL とLR との差から
その載置ズレ量を求め、その載置ズレ量に基づいてフィ
ルムのセンタリングを行いフィルムの中心と商品の中心
が一致されるので、フィルムの左右端部の折り代は同じ
量となり、より良好な包装が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るストレッチフ
ィルム包装機の実施の形態を図面に基づいて説明する。 [I]第1実施例(請求項1,2,3,4に対応) 図1乃至図3に示すストレッチフィルム包装機はフィル
ムの幅方向を拡張する機構(プレストレッチ機構)を備
えた計量・値付・包装機で、機枠Aの前方に商品Gを載
置する商品載置台aを設け、該商品載置台aの手前側近
傍には反射型光センサー1,1’と、その反射型光セン
サー1,1’を商品の幅方向へ移動させる移動手段2と
からなる商品の載置ズレ兼長さ検出手段Bが設けられる
と共に、商品載置台aに載せた商品Gは搬送コンベア3
により機枠A内部に設けたエレベータ4まで搬送される
と共に、その搬送コンベア3の途中側部には搬送する商
品Gの縦幅(奥行き)寸法及び高さを検出するセンサー
5が配置されている。
【0014】商品Gを載承するエレベータ4のエレベー
タヘッドは、中央ヘッド部4a とその左右の補助ヘッド
部4b とに区分けされ、包装する商品の長さに応じて前
記補助ヘッド部4b を使用するか否かを選択決定するよ
うに構成されている。即ち、包装される商品Gの長さに
よって中央ヘッド部4a のみが上下するようにしたり、
或いは中央ヘッド部4a と左右両側の補助ヘッド部4b
の両者が一体となって上下するように構成されている。
その中央ヘッド部4a の上下動と中央ヘッド部4a と補
助ヘッド部4b が一体となっての上下動の切り替えは、
既に提案されている特公平5−58967号公報に示さ
れている構成と同様、中央ヘッド部4a と補助ヘッド部
4b を別々の上下構造とし、その両方の上下構造を電磁
クラッチで連結し、該クラッチをONにすると中央ヘッド
部4a と補助ヘッド部4b の全てが上下され、電磁クラ
ッチをOFF にすると中央ヘッド部4a のみが上下され
る。又、そのエレベータヘッドは、少なくとも左右折り
込み板及び後折り込み板の何れかの折り込み板が当接し
た場合に傾くような構成となっている。
【0015】上記の商品載置台aの前側縁部には商品G
を載置する時の位置決めストッパー6が起立突設され、
搬送コンベア3のベルト3’外周面には長さ方向に所定
間隔をおいて商品を押圧移送するプッシャー7が固着さ
れており、そうした搬送コンベア3は間欠駆動されるよ
うに構成されている。その間欠駆動は搬送コンベア3の
ベルト3’に取り付けられたプッシャー7が商品載置台
aの手前下方のプッシャー初期位置センサー8によって
検知されることにより停止し、商品載置台aに商品が載
置されて計量が行われ、計量が完了した場合に起動され
るようになっている。
【0016】上記エレベータ4の上方には包装部bが設
けられ、図2に示すようにその包装部bの上流側にフィ
ルムロール配置部9とその配置部9にセットされたフィ
ルムロール10から繰り出されるフィルム10’の先端部を
保持するフィルム保持手段Cが設けられ、そのフィルム
保持手段Cで保持されているフィルムを挟持して引き出
し、包装部bまで搬送するフィルムフィード手段Dが前
記フィルム保持手段Cの先端に接近させて配置され、且
つフィルム保持手段Cとフィルムフィード手段Dとの間
にはフィルムフィード手段で挟持され引き出されたフィ
ルムを所定長さに切断するカッターEが配置されてい
る。そして、包装部bのフィルムフィード手段Dより上
方の左右両側には商品の表面を覆うフィルムの左右端部
を該商品の下側に折り込む左右の折り込み板11,11’が
配置され、その上方後側には前記フィルムの後側端部を
商品の下側に折り込む後折り込み板12が配置され、更に
その上方には包装された商品を排出する排出プッャー13
が配置されており、排出プッシャ13により商品は機枠A
前側のヒートシール部Fへ向けて水平に押動排出される
ように構成されている。尚、ヒートシール部Fへの押動
によりフィルム10’の前側端部が前折り込みローラ13a
で商品の底面に折り込まれ、その折り込まれたフィルム
の端部は該ヒートシール部Fでヒートシールされて包装
を完成する。又、前記した左右折り込み板11,11’は1
個のモータによって連動して駆動されるように構成され
ている。それにより、左右折り込み板11,11’の作動及
び停止のタイミングは同じである。
【0017】フィルム保持手段Cは、フィルムロール配
置部9にセットされたフィルムロール10から繰り出され
るフィルム10’の先端部を保持するもので、図2に示す
ようにフィルムの下側に位置して前後方向に所定の間隔
をおいて平行に配置した無端ベルト14に亘って架設固定
されたフィルム受け板14’とそのフィルム受け板14’の
表面に支持されるフィルムを前記フィルム受け板14’と
挟んで保持する同形状の保持板15と、前記フィルム受け
板14’に取り付けた保持ローラ14b とで構成され、保持
板15は機枠Aに対して開閉自在とした保護カバー15a の
内側に上下摺動自在に支持されると共に、無端ベルト14
に架設固定されているフィルム受け板14’と係着して一
緒に上下動し、フィルム受け板14’と保持板15とで挟着
保持するフィルム10’の先端をフィルム移送手段Dに受
け渡しをするように構成されている。また、前記無端ベ
ルト14はモータ14a の駆動によってフィルムの移動方向
に沿って上下(正逆回転)するように構成されている。
【0018】フィルムフィード手段Dは、フィルムの幅
方向の側端部を挟持する上下一対の無端状の弾性ベルト
16,16’と下側の弾性ベルト16’を上側の弾性ベルト16
側へ圧接するクランプ板17と、下側の弾性ベルト16’の
始端側の上面に重ね合わせて配置した押えベルト18とで
構成され、それらが包装部bを挟んで前後フィルムロー
ル10から引き出されたフィルム10’の側端部を挟持する
位置に配置されている。そして、その前後一対の構成部
材はそれぞれ取り付け枠19,19’に支持され、その取り
付け枠19,19’は該取り付け枠19,19’の下側に直角に
交差して配置された2本の案内杆20,20’に連結部材2
1,21’を介して支持されており、一方のフィード手段
D1 を取り付けた取り付け枠19は固定され、他方のフィ
ード手段D2 を取り付けた取り付け枠19’は案内杆20,
20’に沿って移動自在に構成され、その可動側のフィー
ド手段D2 には間隔拡張手段(図示省略)が連結されて
固定側のフィード手段D1 との間隔を広狭調節し得るよ
うに構成されている。尚、上側の弾性ベルト16に対して
下側の弾性ベルト16’を圧接するクランプ板17は図示の
3分割に限らず、5個に分割するなど自由である。又、
3分割された各クランプ板17は電磁ソレノイド等によっ
て夫々独立して駆動され、下側の弾性ベルト16’に押し
付け,下側の弾性ベルト16’から離反されるように構成
されている。
【0019】上記のフィード手段を構成する上下一対の
無端状の弾性ベルト16,16’はフィルムを挟持して搬送
し得るよう同方向に駆動回転され、その駆動方式は減速
機付モータ22で下側の弾性ベルト16’が巻回されている
駆動ローラ16a’を回転し、且つその駆動ローラ16a’
の軸に固着したチェーンスプロケット(図示せず)と上
側の弾性ベルト16が巻回されている駆動ローラ16a の軸
に固着したチェーンスプロケット(図示せず)とに亘っ
てチェーンを巻回して動力伝達が行われ上側の弾性ベル
ト16も回転するように構成されている。尚、上下の弾性
ベルトはフィルムの挟持及び搬送が安定良く確実に行わ
れるように途中にテンション調節機構が装備されてい
る。
【0020】商品載置台aに載せられた商品Gの載置ズ
レ及び上記したフィルムの引き出し長さを決定する基本
となる商品の横幅寸法を測定する載置ズレ兼商品長さ検
出手段Bは、図3に示すように商品搬入部の商品載置台
aの手前近傍に、該載置台aの横幅の中心Nから夫々幅
方向外側に向けて等距離おいた位置に配置した2個の反
射型光センサー1,1’と、その反射型光センサー1,
1’を商品の幅方向に移動させる移動手段2とで構成さ
れており、反射型光センサー1,1’は投光器と受光器
を備えている。そして、投光された光の反射光が受光器
に受光されたか否かによって載置台aに載置された商品
Gが所定量以上の載置ズレがあるか否かを検出するよう
に構成されている。即ち、センサー1,1’を移動させ
る前に右側の反射型光センサー1がONで左側の反射型
センサー1’がOFFであれば右側に所定量以上ズレて
いることを検出し、右側の反射型光センサー1がOFF
で左側の反射型センサー1’がONであれば左側に所定
量以上ズレていることを検出するようになっている。そ
して、上記のセンサーは所定量以上の載置ズレの検出と
併せて商品Gの横幅寸法(中心Nから左端までの長さL
L と右端までの長さLR )を測定するため、投光された
光が商品によって反射されその反射光が受光器に受光さ
れていれば商品の幅が測定され、反射光が無ければ幅の
限界が確認されるようになっている。
【0021】そして、上記した2個の反射型光センサー
1,1’を商品Gの幅方向へ移動させる移動手段2は、
図1に示すように駆動源のステッピングモータ 201と従
動プーリとに亘って巻回されたベルト 202の往路側(上
側)に反射型光センサー1を、復路側(下側)に反射型
光センサー1’を夫々ガイド杆 203に嵌合されて左右方
向に摺動する摺動体 204を介して取り付けられ、且つ2
個の反射型光センサー1,1’を原点位置(初期位置)
に復帰させるリミットスイッチ 205と移動の限界位置を
検出するリミットスイッチ(図示せず)が設けられてい
る。尚、2個の反射型光センサー1,1’の原点位置
(初期位置)は搬入部における幅方向の中央部に対応す
る位置近傍であるが、その位置は取り扱う商品の中で最
も幅の狭い商品を商品載置台aに載せた時、その幅より
数十mm狭めた位置とすることで寸法測定の為に反射型光
センサー1,1’を移動させる距離が短くなり、測定に
要する時間を短縮できるという利点が得られる。
【0022】図4は上述した包装機の電気的構成図で、
包装機における各種動作の制御はマイコン制御によって
行われる。図中、23はマイクロコンピュータで構成され
るCPU(中央処理装置)で、そのCPU23にはバス24
を介してROM25、RAM26、操作部27、表示部28、計
量部29、印字部30、及び包装機制御部31が接続されてい
る。上記のROM25にはCPU23が実行する制御プログ
ラムが格納されており、RAM26には予め商品毎にプリ
セットされた商品データ(ラベル印字用、包装機制御
用)が記憶されると共に、CPU23がROM25のプログ
ラムを実行する際にデータが一時的に記憶される。操作
部27は各種指令及びデータの入力を行うものであり、表
示部28は操作部27で入力した指令やデータ、またはRA
M26に記憶されているデータ又は装置の動作状況の表示
の他、各種操作、エラーメッセージが文字及び図形で表
示されるようになっている。計量部29は包装機における
商品載置台aが計量皿となっており、載置部に載せられ
た商品の重量信号をCPU23に出力し、印字部30はラベ
ルプリンタでCPU23からの指示により値段ラベルを印
字し、商品に貼付する。包装機制御部31はCPU23によ
って制御される包装機構部全体を概念的に示したもの
で、本発明に直接関係する部分を挙げると、幅センサー
回路32、幅センサー駆動部33、搬送コンベア駆動部34、
エレベータ駆動部35、フィルムフィード手段駆動部36、
左右折り込み板駆動部37、後折り込み板駆動部38、排出
プッシャ駆動部39、クランプ板駆動部40等を備えてい
る。
【0023】幅センサー回路32は右側の反射型光センサ
ー(R)1、左側の反射型光センサー(L)1’の検出
信号をCPU23へ出力するもので、幅センサー駆動部33
はCPU23の指令によりセンサーを移動させる駆動源の
モータM1 (ステッピングモータ 201)を駆動させるも
のであり、搬送コンベア駆動部34はCPU23の指令によ
り前記搬送コンベア3を駆動するモータM2 を駆動させ
るものである。エレベータ駆動部35はCPU23の指令に
よりエレベータ4を上昇させる駆動源のモータM3 を駆
動させるもので、フィルムフィード手段駆動部36はCP
U23の指令によりフィルム搬送の駆動源となるモータM
4 (前記減速機付モータ22)を駆動させるものである。
【0024】次に上記した装置における制御の概要を図
5のフローチャートを用いて説明する。 (ステップ1)…載置台(計量皿)に商品が載置される
と、その商品の計量が開始される。 (ステップ2)…計量が安定すると商品の搬入が開始さ
れる。 (ステップ3)…搬入開始時に商品の横幅と該商品の載
置ズレ量の検出が行われ、商品の搬入途上ににおいて商
品の縦幅(奥行き)および高さの検出が行われる。 (ステップ4)…(ステップ3)で検出したデータによ
り各作動部のタイミングが決定される。 (ステップ5)…(ステップ4)で検出されたタイミン
グで各作動部を動作させ包装動作が実行される。 (ステップ6)…包装された商品を排出プッシャの作動
でヒートシール部(排出路)へ搬出する。 (ステップ7)…搬出途中、又は搬出終了後、商品に値
段ラベルを貼付する。尚、値段ラベルに印字される値段
は(ステップ1)で計量された重量に予め設定されてい
る単価を掛けて求められる。
【0025】包装機における各部の制御はエレベータを
駆動するカム41の回転角度に基づいて行われ、そのカム
41が1回転すると包装の1サイクルが行われる。このカ
ムの回転角度の検出は、カム軸に取り付けられているロ
ータリーエンコーダ42からの出力パルスをカウントし、
そのカウント値で検出される。しかして、本発明は前記
した(ステップ3)及び(ステップ4)が要旨であるの
で、以下それについて説明する。
【0026】(ステップ3)では商品Gの長さ(横幅)
L、縦幅W、高さH及び載置ズレ量ΔLが検出される。
商品の長さL及び前記した載置ズレ量ΔLは前記した載
置ズレ兼商品長さ検出手段Bを構成する左右の反射型光
センサー1,1’の検出結果LL ,LR によって決定さ
れる。(図6参照) 即ち、包装機の中心Nから商品Gの左端までを長さLL
、商品Gの右端までを長さLR とすると、商品Gの長
さ(横幅)Lは、 商品長さL=LL +LR ズレ量ΔL=|LL −LR |/2 従来、商品のサイズ(L,W,H)によって決定される
各動作部のタイミングデータは、 (a) フィルムの切断長さ 基本的にはL(横幅)で決定される。但し、H(高さ)
が所定以上の場合は、L及びHで決定される。(L→大
の場合、切断長さ→大,但しHが所定以上の場合は切断
長さを1ランクアップさせる。)(b) プリストレッチの
量 W(縦幅)及びH(高さ)で決定される。(W,H→大
の場合、プリストレッチ量→大) (c) 左右折り込み板の進入量 L(横幅)で決定される。(L→大の場合、進入量→
小) (d) 後折り込み板の作動タイミング W(縦幅)で決定される。(W→大の場合、タイミング
遅い) (e) 排出プッシャの作動タイミング W(縦幅)で決定される。(W→大の場合、タイミング
遅い) (f) フィルムクランプの解放タイミング L(横幅)及びH(高さ)で決定される。 の各項目である。
【0027】そして、商品に載置ズレがあった場合は、
そのズレ量ΔLに対して、 (イ)左右折り込み板の初期位置の決定 (ロ)左右折り込み板の折り込み量(ストローク)の決
定 (ハ)エレベータヘッドの選択(補助ヘッド部の使用の
有無) の各項目の制御を変更する。
【0028】以下、その変更を図7に基づき説明する。
図7は商品Gが包装機の中心Nに対して左側にズレて載
置された状態を示し、その載置ズレ量ΔL1 は前記した
ように、 ズレ量ΔL1 =|LL −LR |/2 となる。図中、「X」は左右折り込み板の最大開口位置
(基準位置)における間隔 「X1 」は決定した初期位置までの移動量 「X2 」は左右折り込み板の折り込み量(ストローク) 「X3 」はズレ量が無い場合(ΔL=0)の左右折り込
み板の折り込み量 「LH 」は補助ヘッド部を使用するか否かの判断データ
で、中央ヘッド部の幅に基づいて予め定められている。
【0029】図8は処理の概要を示すフローチャート
で、以下そのフローチャートについて説明する。 (スタート1)…載置ズレ兼商品長さ検出手段Bを構成
する反射型光センサー1,1’でLL ,LR を検出した
後、適当な時期(エレベータに商品Gが乗り移る前ま
で)に以下の処理を行う。 (SA1)…検出した長さLL と長さLR の比較(LL
≧LR )の判断を行う。 判断結果が(YES)→SA2へ 判断結果が(NO)→SA4へ (SA2)…LL ≧LR の場合、長さLL の2倍を商品
の長さL1 とする。 (SA3)…載置ズレ量ΔL1 を算出する。ΔL1 =
(LL −LR )/2 (SA4)…LL <LR の場合、長さLR の2倍を商品
の長さL1 とする。 (SA5)…載置ズレ量ΔL1 を算出する。ΔL1 =
(LR −LL )/2 (SA6)…左右折り込み板の初期位置までの移動量X
1 と、左右折り込み板の折り込み量(ストローク)X2
を算出する。 X1 =X−(L1 +10)/2 X2 =X3 +2・ΔL1 尚、Xは左右折り込み板の最大開口時の間隔、X3 は載
置ズレがない場合の折り込み量(ストローク)である。 (SA7)…SA2又はSA4で求めた商品長さL1
と、補助ヘッド部を使用するか否かの判断データLH と
の比較(L1 ≧LH )判断を行う。 判断結果が(YES)→(SA8)へ 判断結果が(NO)→(SA9)へ (SA8)…補助ヘッド部を使用→(電磁クラッチON) (SA9)…補助ヘッド部を使用せず→(電磁クラッチ
OFF ) 尚、上記の処理が行われた後、図5のフローチャートで
説明した包装動作が実行されるが、その包装に使用され
るフィルムの切断長さは真の商品長さL’(=LL +L
R )と、商品の高さHとに基づいて決定する。そして、
そのフィルムのセンタリング位置は載置ズレ量ΔL1 に
よって調整し、商品の中心とフィルムの中心とが一致す
るように制御する。
【0030】その調整について説明すると、図9に示す
ように、包装部bの中心NからカッターEまでの距離を
Pとした場合、フィルム長さM(これはL’,Hで決
定)が決まると、このフィルム長さMのフィルムをセン
タリング(フィルムの中心を包装部の中心Nに合せる)
するために移動する距離Kは、 K=(M/2)+(P−M)=P−(M−2) となる。ここで、例えば商品が右方向へΔLズレていた
場合、商品の中心にフィルムの中心を合わせる為には距
離K’は、 K’=〔(M/2)−ΔL〕+(P−ΔL−M) =〔P−(M/2)〕−2ΔL=K−2ΔL 移動させればよい。つまり、フィルム長さMで決定され
る[距離K]−[2ΔL]だけ移動させることで、商品
の中心にフィルムの中心を一致させることができる。
【0031】又、図8のフローチャートにおいて、SA
3,SA5で載置ズレ量ΔLを求めているが、上記フロ
ーチャートではSA6の処理で載置ズレ量の2倍(=2
ΔL)を用いているだけである。従って、SA3,SA
5で載置ズレ量の2倍を求めてもよい。但し、本実施の
形態では載置ズレ量ΔLを他の処理で使用しているため
載置ズレ量ΔLを求めている。尚、他の処理については
本発明と直接関係しないので説明は省略する。
【0032】[II]第2実施の形態(請求項5,6,7
に対応) 本実施の形態における包装機の構成及び電気的構成は基
本的には前示した第1の実施の形態で示した包装機の構
成及び電気的構成と同じであるが、異なる点は左右折り
込み板が夫々独立して駆動される構成である。即ち、図
10の電気的構成図に示したように左右折り込み板駆動部
37’はCPUの指令により左右折り込み板を開閉作動さ
せる夫々のモータM5R,M5Lが駆動されるようになって
いる。尚、図10において図4と同じ構成部材については
同じ符号を付し説明を省略する。本実施の形態は左右折
り込み板が夫々独立して開閉作動するため前示した第1
実施の形態における左右折り込み板の初期位置の決定
と、補助ヘッド部の選択処理が異なるので、以下その点
について図11に基づき説明する。
【0033】図11は商品Gが包装機の中心Nに対して左
側にΔL2 ズレている場合を示し、図中、太い実線は最
大開口の左右折り込み板の位置、G’はズレが無い場合
の商品位置、二点鎖線は商品Gにズレがない場合の左右
折り込み板の初期位置、太い一点鎖線は上記のズレ(Δ
L2 )に基づいて変更した左右折り込み板の初期位置を
示す。
【0034】図12は処理の概要を示すフローチャート
で、以下そのフローチャートについて説明する。 (スタート)…載置ズレ兼商品長さ検出手段Bを構成す
る反射型光センサー1,1’でLL ,LR を検出した
後、適当な時期(エレベータに商品が乗り移る前まで)
に以下の処理を行う。 (SB1)…検出した長さLL と長さLR とにより実際
の商品の長さL2 を求める。 L2 =LL +LR (SB2)…載置ズレ量ΔL2 を求める。 ΔL2 =LL −LR /2 (LL >LR →ΔL>0,LL <LR →ΔL<0) (SB3)…SB1で求めた実際の商品の長さL2 から
商品にズレがない場合の左右折り込み板の初期位置まで
の移動量X1’を求める。 X1’=[X−(L2 +10)]/2 (SB4)…ズレ量ΔL2 により(SB3)で求めた移
動量X1’を修正して左折り込み板の移動量X1Lと、右
折り込み板の移動量X1Rを求める。 (SB5)…商品長さL2 とズレ量(絶対値)ΔL2 の
2倍の和が、判断データLH より大きいか否かを判断す
る。 判断結果が(YES)→(SB6)へ 判断結果が(NO)→(SB7)へ (SB6)…補助ヘッド部を使用→(電磁クラッチON) (SB7)…補助ヘッド部を使用せず→(電磁クラッチ
OFF )
【0035】尚、本実施の形態は従来の左右折り込み板
の初期位置及び補助ヘッド部の使用の選択が商品の長さ
に基づいて決定されていたことを考慮し、長さL2 に基
づいて決定される初期位置等と検出した載置ズレ量ΔL
2 に基づいて修正するようにしている。しかし、上記し
たフローチャートの(SB4)で求めている左折り込み
板の移動量X1Lと、右折り込み板の移動量X1Rは、 X1L=X’−ΔL2 =[X−(L2 +10)]/2−[(LL −LR )/2] =[X−(LL +LR +10)]/2−[(LL −LR )/2] =X/2−(LL +5) X1R=X’−ΔL2 =[X−(L2 +10)]/2−[(LL −LR )/2] =[X−(LL +LR +10)]/2−[(LL −LR )/2] =X/2−(LR +5) 結局、上記の通り、X1L=X/2−(LL +5),X1R
=X/2−(LR +5)であり、上記式でX1L,X1Rを
直接求めるようにしてもよい。
【0036】同様に、(SP5)のL2 +2・|ΔL2
|≧LH において、LL ≧LR の場合は2LL ≧LH 、
LL <LR の場合は2LR ≧LH となるので、LL ,L
R から直接判断するようにしてもよい。尚、本発明の請
求項5,6,7において載置ズレ量を検出する検出手段
とは結果的に載置ズレ量が検出されていればよいのであ
り、直接商品長さL2 を検出するのではなく、包装機の
中心から左端までの長さLL と右端までの長さLR を個
々に検出し、その長さLL ,LR を用いて各データを決
定する場合にも載置ズレ量を検出し、そのズレ量に基づ
いて各データを決定するものの範囲に含むものである。
又、フィルムのセンタリングについては前記した第1の
実施の形態と同じであるので説明は省略する。
【0037】以上説明したように、商品に載置ズレがあ
った場合、第1の実施の形態では包装機の中心から商品
の左右端までの長さLL ,LR を検出し、長い方の長さ
の2倍を商品の長さとして左右折り込み板の初期位置及
びエレベータヘッドにおける補助ヘッド部の使用の選択
を決定し、その左右折り込み板の折り込み量は前記短い
長さの2倍を商品長さとして決定することで前記した問
題点が解決される。又、フィルムのセンタリングは前記
長さLL ,LR の差から求められる載置ズレ量によって
調整することで、良好な包装仕上がりが可能ならしめ
る。また、第2の実施の形態では第1の実施の形態と同
様、包装機の中心から商品の左右端までの長さLL ,L
R を検出して載置ズレ量を求め、そのズレ量に応じて左
右折り込み板の初期位置を包装機の中心に対して左右対
称に調整することで、左右折り込み板が商品の左右端底
部に進入するタイミングが同時になり、また進入する量
も同じになるので、良好な包装仕上がりが可能ならしめ
る。
【0038】上記した各データ、例えばX1’,X2 ,
X1L,X1Rの決定は上記した実施の形態に限定されな
い。例えば、実施の形態では演算によって求めていた
が、予めROM等に変換テーブルを記憶しておき、テー
ブルを用いて求めるようにしてもよい。また、上記の実
施の形態では、商品の端部と折り込み板の初期位置との
間隔を、商品の長さにかかわらず一定値(実施の形態で
は5cm)としたが、具体的な値に限定されない。更に、
商品の長さに応じて変更するようにしてもよい。さらに
また、実施の形態では詳細に説明しなかったがフィルム
クランプの解放タイミングもズレ量に応じて変更するこ
とで、より良好な包装が可能となる。更に、載置ズレ兼
商品長さ検出手段を構成するセンサーは実施の形態のも
のに限定されない。結果的にLL ,LR 、またはL,Δ
Lが検出できるものであればどのようなセンサーであっ
てもよい。尚、第2実施の形態の場合の商品長さL2に
ついては検出するのではなく、予め記憶手段に商品毎に
プリセットしておき、商品番号を入力することで呼び出
して設定するようにしてもよい。また、上記の実施の形
態においては補助ヘッド4b が左右連動する場合であっ
たが、左側の補助ヘッドと右側の補助ヘッドとを夫々独
立に駆動可能に構成し、商品がズレている側の補助ヘッ
ドのみ駆動するように構成してもよい。尚、包装機の構
成も実施の形態のものに限定されないことは言うまでも
ない。
【0039】
【発明の効果】本発明に係るストレッチフィルム包装機
は請求項1に記載の構成により、包装機に供給される商
品に載置ズレがある場合でも、包装機の中心から商品の
左端及び右端までの長さLL ,LR のうちの長い方の長
さの2倍を商品長さとして左右折り込み板の初期位置を
決定するので、エレベータによって突き上げられる商品
が左右折り込み板と衝突することはない。又、上記の如
く初期位置を変更した左右折り込み板の折り込み量は、
請求項2の構成により長さLL ,LR のうちの短い方の
長さの2倍を商品長さとして決定することで、短い方の
端の折り込み量が不足する問題点が解決される。また、
請求項3及び請求項7の構成により、載置ズレがある場
合でも商品の端部がエレベータヘッドからはみ出すこと
が防止される。更に、請求項4の構成により、載置ズレ
がある場合でも商品の中心とフィルムの中心とが一致し
ているので、フィルムの左右端部の折り代は同じ量とな
り、より良好な包装が可能となる。請求項5に記載の構
成により、載置ズレがあった場合でも、左右折り込み板
の初期位置は商品の中心に対して左右折り込み板が対称
位置となるように決定されるので、左右折り込み板が商
品の左右端底部に進入するタイミングが同時になり、ま
た進入する量も同じとなるので、包装がバランス良く行
われ、載置ズレのない場合と同様の包装仕上がり状態と
することができる。請求項6に記載の構成により、請求
項5による効果に加え、商品の左右底部に折り込まれる
フィルム端部の長さが同じ長さになるのでより一層載置
ズレのない場合と同様の包装仕上がりとすることができ
る。又、左右折り込み板の初期位置を変えても、それに
応じてフィルムの張架位置(センタリング位置)も変え
られるので、左右折り込み板とフィルムの相対的位置関
係は変化せず、商品をフィルムの下側から突き上げた時
にフィルムの一方の端部が折り込み板の上側に位置する
こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の係るストレッチフィルム包装機の第1
の実施の形態を示す縦断側面図である。
【図2】図1の縦断正面図である。
【図3】商品の搬入部及びフィルムフィード手段を示す
平面図である。
【図4】本装置の電気的構成図である。
【図5】本装置の動作の概要を示すフローチャートであ
る。
【図6】商品の載置ズレの状態を示す説明図である。
【図7】載置ズレの商品に対する左右折り込み板の初期
位置の移動を示す説明図である。
【図8】左右折り込み板の初期位置の決定、折り込み量
の決定、及び補助ヘッド部の選択に関する処理の概要を
示すフローチャートである。
【図9】載置ズレがある場合のフィルムのセンタリング
を示す説明図である。
【図10】第2実施の形態の電気的構成図である。
【図11】第2の実施の形態における載置ズレの商品に対
する左右折り込み板の初期位置の移動と折り込み量を示
す説明図である。
【図12】第2の実施の形態における左右折り込み板の初
期位置の決定、及び補助ヘッド部の選択に関する処理の
概要を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A…機枠 B…載置ズレ兼商品長さ
検出手段 D…フィルムフィード手段 G…商品 a…商品載置部 b…包装部 4…エレベータ 4a …中央ヘッド部 4b …補助ヘッド部 11,11’…左右折り込み板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の包装位置に張架されているフィル
    ムにエレベータにより商品を下側から突き上げて商品の
    上面を覆った後、左右折り込み板でフィルムの端部を商
    品の底部に折り込むストレッチフィルム包装機であっ
    て、包装する商品の長さに基づいて前記左右折り込み板
    の初期位置を可変するストレッチフィルム包装機におい
    て、包装する商品の包装機の中心から左端までの長さL
    L と、右端までの長さLR とを検出する商品長さ検出手
    段を備え、前記検出手段で検出された長さLL とLR の
    うちの大きい方の長さの2倍を商品長さLとし、該商品
    長さLに基づいて前記左右折り込み板の初期位置を決定
    するようにしたことを特徴とするストレッチフィルム包
    装機。
  2. 【請求項2】 上記の商品長さLを、前記長さLL とL
    R のうちの小さい方の長さの2倍とし、その商品長さL
    に基づいて上記左右折り込み板のストローク量を決定す
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載のストレッ
    チフィルム包装機。
  3. 【請求項3】 上記エレベータが、中央ヘッド部とその
    左右の補助ヘッド部に区分けされ、包装する商品の長さ
    に応じて補助ヘッド部を使用するか否かを決定するよう
    に構成されていると共に、前記長さLL とLR のうち大
    きい方の長さの2倍を商品長さLとし、該商品長さLに
    基づいて前記補助ヘッド部を使用するか否かを決定する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のストレッチフィ
    ルム包装機。
  4. 【請求項4】 上記の長さLL とLR との差によって包
    装する商品のズレ量を求め、該載置ズレ量に基づいてフ
    ィルムを包装位置に張架する際のフィルムフィード量を
    変化させ、フィルムの中心と商品の中心とが略一致する
    ようにしたことを特徴とする請求項1又は2又は3記載
    のストレッチフィルム包装機。
  5. 【請求項5】 所定の包装位置に張架されているフィル
    ムにエレベータにより商品を下側から突き上げて商品の
    上面を覆った後、左右折り込み板でフィルムの端部を商
    品の底部に折り込むストレッチフィルム包装機におい
    て、包装する商品の包装機の中心からのズレ量を検出す
    る検出手段と、該検出手段で検出された商品のズレ量に
    応じて前記左右折り込み板の初期位置を商品の中心線に
    対して左右折り込み板が対称位置となるように調整する
    調整手段とを備え、更に前記左右折り込み板は夫々独立
    して駆動可能に構成されていることを特徴とするストレ
    ッチフィルム包装機。
  6. 【請求項6】 上記の調整手段が、検出手段で検出され
    た商品のズレ量に応じて前記左右折り込み板の初期位置
    を商品の中心線に対して左右折り込み板が対称位置とな
    るように調整する第1の調整手段と、該検出手段で検出
    された商品のズレ量に応じて前記フィルムを包装位置に
    張架する際のフィルムフィード量を変化させ、フィルム
    の中央部に商品が位置するように調整する第2の調整手
    段からなることを特徴とする請求項5記載のストレッチ
    フィルム包装機。
  7. 【請求項7】 所定の包装位置に張架されているフィル
    ムにエレベータにより商品を下側から突き上げて商品の
    上面を覆った後、左右折り込み板でフィルムの端部を商
    品の底部に折り込むストレッチフィルム包装機であっ
    て、前記エレベータが、中央ヘッド部とその左右の補助
    ヘッド部に区分けされ、包装する商品の長さに応じて補
    助ヘッド部を使用するか否かを決定するように構成され
    ているストレッチフィルム包装機において、 包装する商品の長さLを検出する商品長さ検出手段と、 包装する商品の包装機の中心に対するズレ量ΔLを検出
    するズレ量検出手段とを備え、 該商品長さL及びズレ量ΔLとに基づいて前記補助ヘッ
    ド部を使用するか否かを決定するようにしたことを特徴
    とするストレッチフィルム包装機。
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