JP3102388B2 - ストレッチフィルム包装機 - Google Patents

ストレッチフィルム包装機

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JP3102388B2
JP3102388B2 JP09262211A JP26221197A JP3102388B2 JP 3102388 B2 JP3102388 B2 JP 3102388B2 JP 09262211 A JP09262211 A JP 09262211A JP 26221197 A JP26221197 A JP 26221197A JP 3102388 B2 JP3102388 B2 JP 3102388B2
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耕作 山下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスーパーマーケット
のバックヤード等で食品等の商品(被包装物)をストレ
ッチフィルムで包装する包装機に関し、詳しくは包装部
に張架されたフィルムに対して被包装物を載せて突き上
げるエレベータヘッドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】包装部に張架したフィルムに対して被包
装物を載せたエレベータヘッドを下から突き上げて被包
装物の上面をフィルムで覆い、そのフィルムの端部を被
包装物の底面側に折り込んで包装するストレッチフィル
ム包装機は種々開発されている。そして、スーパーマー
ケット等で包装に供される被包装物の大きさとしては大
小混在するため、その被包装物の大きさに合わせて被包
装物を載せるエレベータヘッドの面積を変更するように
したものが特公平5−58967号公報として提案され
ている。
【0003】特公平5−58967号公報で提案された
ものは、フィルムに向けて被包装物を突き上げるエレベ
ータヘッドを複数に分割し、その分割したエレベータヘ
ッド同志を連結、或いは分離して被包装物の大きさに合
わせて突き上げる面積を変更し、それにより確実に包装
するというものである。そして、複数に分割したエレベ
ータヘッド同士の連結、分離は電磁クラッチを用いて行
うというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造にあっては電磁クラッチ使用のため高価とな
り、しかも、耐久性が低く寿命が短い、という問題を有
する。又、電磁クラッチに代えて、分割されたエレベー
タヘッド部材を係合させて連結し、係合を解いて分離す
る、という方式も考えられるが、エレベータヘッドの上
下するストロークが大きいことから、前記係合を行う部
材を操作するにはエレベータヘッドが下がった時に本体
側に設けた駆動側の部材をエレベータヘッド側の係合部
材の凹凸に当接させて操作することになる。この為に、
何等かの原因で駆動側の係合部材の位置が中途半端な位
置にあった場合には、ヘッドが下がった時に前記凹凸の
凸同士が衝突して装置を損傷させてしまう、という問題
がある。
【0005】本発明はこの点に鑑みてなされたもので、
その課題とするところは、複数に分割したエレベータヘ
ッド同士を連結、或いは分離する移動可能な係合部材
を、凹凸の噛み合いにより動かすことで被包装物を載せ
るエレベータヘッドの面積を変更するものにおいて、凹
凸の噛み合わせが悪くても凸部同士の衝突により装置を
損傷してしまうことのないエレベータ機構を備えた包装
機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講じた技術的手段は、包装部に張架したフィ
ルムに向けて被包装物をエレベータヘッドで突き上げて
該被包装物の上面をフィルムで覆い、そのフィルムの端
部を被包装物の底面側に折り込むストレッチフィルム包
装機において、被包装物を載承保持するエレベータヘッ
ドを複数に分割し、分割したエレベータヘッド同士を連
結、或いは分離自在にする移動可能な係合部材と、エレ
ベータヘッドが降下した際に前記係合部材を移動させる
駆動手段と、その駆動手段の駆動力を前記係合部材に伝
達する伝達手段とを備え、その伝達手段は係合部材側と
駆動手段側に取り付けた係脱自在な凹凸部材で構成する
と共に、その凹凸部材の一方は他方に対して噛み合う方
向の付勢機構を備えた構成とする。
【0007】上記エレベータヘッドを複数に分割する形
態としては、エレベータヘッドの幅方向を中央部分とそ
の中央部分を挟む左右両側部分の3部材に分割する形
態、或いは左右両側部分を幅方向に更に2分割して全体
として5部材に分割する形態等、任意である。又、エレ
ベータヘッドは幅方向を複数に分割されるが、奥行方向
は予め設定された寸法に固定された不変タイプでも、或
いは被包装物の奥行寸法に応じて長短可変し得るタイプ
の何れでもよい。尚、奥行寸法を可変し得る構造とする
場合は、長短の2段階に限らず多段階に可変するように
してもよい。
【0008】更に、分割されたエレベータヘッド同士を
連結、分離する係合部材の移動は水平回転動、或いは水
平直線往復移動のいずれでも良く、その係合部材を移動
させる駆動手段の動作は、エレベータヘッドが下限位置
にある場合に動作させることにより前記伝達手段の凹凸
部材を噛み合わせることが出来るように構成されてい
る。又、上記複数に分割した各エレベータヘッドの高さ
位置を検出する検出器を設け、各高さ位置データを比較
することにより各エレベータヘッドが連結、或いは分離
のどちらの状態であるかを判断し、その判断結果に基づ
いた位置に前記伝達手段を駆動することを特徴とする。
【0009】 上記の手段によれば、エレベータが降下
した下限位置で駆動手段を駆動するとその駆動力は係脱
自在な凹凸部材で構成された伝達手段を介して係合部材
に伝達され、複数のエレベータヘッド同士の連結が解除
されたり、又は分離されたエレベータヘッド同士を連結
することができる。 そして、伝達手段の凹凸部材は係
合部材側と駆動手段側に分けて取り付けられているが、
その一方に他方部材に対して噛み合わせる付勢機構が設
けられているため、複数のエレベータヘッドが連結され
た状態でエレベータが降下した際、駆動手段側に取り付
けられた凹凸部材の一方と係合部材側に取り付けられた
凹凸部材の他方がその凹凸の位置が合わずに衝突する場
、上記付勢機構によりその衝撃が吸収緩和され、装置
の損傷を防止することができる。又、エレベータを降下
した際にエレベータヘッド側と駆動手段側の凹凸部材の
凹凸が噛み合わない場合でも、駆動手段を駆動すること
で凹凸部材を確実に噛み合わせることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2はストレッチフィル
ム包装機の全体図を示し、機枠Aの側方に被包装物aを
機枠A内部に設けたエレベータBまで搬送する搬送コン
ベア1が設けられ、エレベータBの上方には包装部bが
設けられ、更に、その包装部bの側方にフィルムロール
配置部2と、その配置部2にセットされたフィルムロー
ル3から繰り出されるフィルム3’の先端を保持するフ
ィルム保持部4と、そのフィルム保持部4で保持された
フィルムの先端を挟んで所定長さ引き出すと共に、包装
部bに張架し、且つ奥行寸法の小さいものから大きいも
のまでの被包装物を幅狭い一つのフィルムロールで包装
できるようプリストレッチする搬送手段5が配置されて
おり、その搬送手段5の上方には被包装物aの上面を覆
うフィルム3’の端部を商品の底面側に折り込む左右折
込み板6,6’と後折込み板7及び後折込み板7の上方
に位置して包装済みの被包装物を排出する排出プッシャ
ー8が配置されている。
【0011】搬送コンベア1は、複数本の帯状ベルトを
所定間隔をおいて平行に並べた第1コンベア 101と第2
コンベア 102を、一部をオーバーラップさせて構成さ
れ、被包装物aが供給載置される第1コンベア 101の搬
送速度は第2コンベアの搬送速度より速くし、且つエレ
ベータB上へ被包装物aを搬送する第2コンベア 102の
ベルト面上には前記第1コンベア 101で搬入される被包
装物aの前端部を受け止めるストッパー 103が固着され
ている。これにより、被包装物aの搬送はストッパー 1
03に被包装物aの前端部が突き当てられた前端基準で行
われる。そして、被包装物aをエレベータB上へ搬送す
る第2コンベア 102の搬送方向終端側は該エレベータB
を構成する複数本のエレベータヘッド間に挿入配置する
と共に、第2コンベア 102の搬送面は上昇前のエレベー
タヘッド表面より上方に位置させてある。
【0012】被包装物aを載承するエレベータBのエレ
ベータヘッドは、中央に位置する中央ヘッド部9と、該
中央ヘッド部9の左右に位置する左右ヘッド部10,1
0’とに分割され、中央ヘッド部9は機枠Aに起立固定
した案内支柱11,11’に上下昇降可能に架設した略
門形の摺動枠12に対して前後方向(被包装物aの奥行
寸法方向)に移動可能で且つ該摺動枠12と一緒に上下
昇降し得るように支持され、左ヘッド部10と右ヘッド
部10’は逆門型に形成した枠体13に取り付けて左右
ヘッド部10,10’を一体的に構成すると共に、その
枠体13は案内支柱11,11’と平行に起立固定した
案内支柱14,14’に上下昇降可能に架設されて中央
ヘッド部9と左右ヘッド部10,10’が上下昇降自在
に支持されている。
【0013】上記中央ヘッド部9は第2コンベア 102を
構成する複数本の帯状ベルトを配置できるだけの間隔を
おいて平面略フォーク状で且つ側面形状を略L字形に形
成したヘッドベース9aの上面に支持杆9bを倒伏可能
に起立取り付けて構成されており、その中央ヘッド部9
が摺動枠12に対して前後水平移動可能に支持された取
付台板23に着脱自在に取り付けられ、更に取付台板2
3に該中央ヘッド部9を前後方向に水平移動させる移動
手段が連結されており、摺動枠12に中央ヘッド部9を
上下昇降させる昇降手段が連結されている。
【0014】中央ヘッド部9を前後方向に水平移動させ
る移動手段は、図4及び図6に示すように機枠Aの底部
に、2本の駆動ベルト24,24’を配置し、その駆動
ベルト24,24’はモータ25の回転軸に固着した外
径の異なる大・小プーリ26,26’に巻回し、それに
よって駆動ベルト24,24’の移動距離が異なる(大
は2倍になっている)ように構成され、その小プーリ2
6’に巻回した駆動ベルト24’に、機枠Aの側部に取
り付けたガイド杆27に沿って前後方向に移動可能に支
持したL字形枠28を連結固定すると共に、そのL字形
枠28の垂直溝部28’に中央ヘッド部9を支持した取
付台板23の後端に連結した連結杆29の先端が嵌合さ
れて構成されている。従って、モータ25が駆動して小
プーリ26’が回転され、駆動ベルト24’が回動され
るとL字形枠28が該ベルトの走行方向に移動され、そ
のL字形枠28の垂直溝部28’に嵌合係着された連結
杆29を介して中央ヘッド部9が前後方向に移動され
る。又、昇降手段は図2に示すようにモータで回転され
るカム30の溝30’に、略く字形に形成され中程が軸
支されて上下揺動自在に取り付けられた腕杆31の一側
に設けた軸部が嵌合係着され、腕杆31の他側に連結さ
れた連接棒32の他端が前記摺動枠12に連結されて構
成されている。
【0015】又、左右ヘッド部10,10’は側面形状
が略L字形をしたヘッドベース10a,10a’の上面
に支持杆10b,10b’を倒伏可能に起立取り付けて
構成されており、そのヘッドベース10aと10a’は
その水平片部を上下方向に重ねて一直線状に配置して前
側のヘッドベース10aが後側のヘッドベース10a’
に対して前後方向(被包装物aの奥行寸法方向)に移動
調整出来るように支持されている。そして、左右ヘッド
部10,10’は前記したように逆門形の枠体13に連
結され、その枠体13は前記した移動手段の大プーリ2
6に巻回された駆動ベルト24に、機枠Aの側部に取り
付けたガイド杆27に沿って前後方向に移動可能に支持
した支持板33と、その支持板33の垂直溝部33’に
嵌合した横杆34を介して連結構成されている。又、左
右ヘッド部10,10’は上記したようにヘッドベース
10aと10a’が長手方向に移動して該ヘッドの長さ
を連続的に可変出来るように構成されているため、前記
移動機構の駆動ベルト24に位置検出用のフラグ35が
取り付けられ、駆動ベルト24の側方には所定間隔をお
いて検出器36,36’が取り付けられてヘッドの伸縮
可変状態を検出し得るように構成されている。これによ
り、中央ヘッド部9は左右ヘッド部10,10’が前後
方向に拡張縮小するとその方向に対して中間位置に移動
するようになっている。
【0016】そして、以上の如く構成した中央ヘッド部
9と左右ヘッド部10,10’は被包装物aの大きさに
応じて連結、分離自在に構成されている。その連結・分
離切換え機構は、中央ヘッド部9が連結された摺動枠1
2に2本の係合杆15を所定の間隔をおいて水平に架設
固定し、この係合杆15と係脱する係合部材16が駆動
手段17によって駆動される伝達手段18の上端に固定
されている。係合部材16は前記係合杆15の間隔より
やや幅狭い棒杆で該係合杆15の間隔より長く形成され
ている。その係合部材16を上端に固定する伝達手段1
8は、棒杆の一端(下端)に係合凸部19’を形成した
凸部材19と、その棒杆の一端(上端)に前記係合凸部
19’が嵌入係合する係合凹部20’を切り欠き形成し
た凹部材20とで構成され、凸部材19の係合凸部1
9’と反対側に前記係合部材16が直角(T字形)に連
結されている。そして、その凸部材19は棒杆の長さ方
向中程に平面形状が正方形の位置制御板21が水平に取
り付けられ、その位置制御板21より下側の棒杆部分が
左右ヘッド部10,10’を取り付けた枠体13の底枠
13aを貫通して下方に突出され、底枠13aの上面に
載置された位置制御板21は該制御板21を覆う如く底
枠13aに固定したカバー13bで挟持され、枠体13
に対して鉛直状態で定位置回転可能に支持されている。
底枠13aとカバー13bとの間に挟持される位置制御
板21は、図8及び図9に示すようにその周辺が棒杆に
固定された係合部材16の辺と平行となるよう設置され
ており、その位置制御板21の周囲に凸部材19が中途
半端な角度で停止しないように調整する制御片22,2
2’が相対位置にそれぞれ反対方向に回転する如くバネ
で付勢されて配置されている。
【0017】上記した凸部材19と係脱する凹部材20
は、周方向が係合して一体回転すると共に、軸方向は係
合した状態で軸方向に移動し得るだけの間隔を有した上
部材20Aと下部材20Bとで構成され、上部材20A
は上端に前記凸部材19の係合凸部19’が嵌入係合す
る係合凹部20’を切り欠き形成し、下端には係合凹部
20’の形成方向と90゜位相をずらして係合凹部37
が形成されている。下部材20Bは上端に上部材20A
の係合凹部37に対して嵌入係合する係合凸部38が突
設され、その下部材20Bは機枠Aの底枠に垂下取り付
けたモータ取付枠39の内側に支持した補助枠39’に
定位置回転可能に支持し、上部材20Aは軸方向の中程
外周に鍔を突設してそれより上方を機枠Aの底枠に開設
した通孔40に挿通して底枠上方に突出させ、この鍔と
この底枠により上部材20Aの上限位置を決めると共
に、係合凹部37は前記下部材20Bの係合突部38と
係合させ、更に上部材20Aの鍔と下部材20Bとの間
にスプリング41を弾圧装着して両者は離反する方向、
即ち上部材20Aが所定ストローク弾発下動し得る付勢
機構が構成されている。尚、上部材20Aの上下方向の
移動ストロークは凹凸が噛み合わず凸部同士が当たって
も損傷しない程度の距離が確保されている。
【0018】又、凹部材20における下部材20Bには
モータ取付枠39に垂下した駆動手段17の出力軸が連
結され、その駆動手段17の作動で凹部材20が回転さ
れるようになっている。そして、前記下部材20Bの外
周には伝達手段18の回転角度を検出するフラグ43が
軸心と直角に取り付けられ、下部材20Bの軸回り周囲
には検出器44,44’が直角に配置されている。上記
フラグ43の取り付けは前記した伝達手段18の凸部材
19の上端に取り付けられた係合部材16及び該凸部材
19の下端に形成した係合凸部19’と90゜位相をず
らして配置され、駆動手段17の作動によって伝達手段
18が回転された場合のフラグ43の向き(位置)を検
出器44,44’で検出することにより、係合部材16
が中央ヘッド部9を支持した摺動枠12の係合杆15に
対して係合しているか、外れているかが検出される。
【0019】更に、中央ヘッド部9を支持する摺動枠1
2と左右ヘッド部10,10’を連結保持する枠体13
には夫々の高さ位置を検出するためのフラグ45,4
5’が垂下取り付けられ、そのフラグ45,45’が下
限位置(エレベータの降下位置)に在るか否かを検出す
る検出機46、46’が機枠Aの底枠に取り付けられて
いる。これにより、摺動枠12に取り付けられたフラグ
45と枠体13に取り付けられたフラグ45’が夫々検
出器46,46’で検出された場合は中央ヘッド部9及
び左右ヘッド部10,10’が降下位置に位置すると判
断され(図14参照)、枠体13のフラグ45’のみが
検出器46’で検出された場合は中央ヘッド部9と左右
ヘッド部10,10’が分離され、中央ヘッド部9のみ
が上昇されていると判断され(図16参照)、摺動枠1
2に取り付けられたフラグ45と枠体13に取り付けら
れたフラグ45’の両方が検出器46,46’で検出さ
れない場合は中央ヘッド部9及び左右ヘッド部10,1
0’が連結されて一緒に上昇位置に位置すると判断され
る。(図15参照) 即ち、検出器46,46’のデータを比較することで中
央ヘッド部9と左右ヘッド部10,10’が連結、或い
は分離のどちらの状態にあるかが判断される。
【0020】又、左右ヘッド部材10,10’を連結支
持した枠体13の下方に位置する機枠Aの底枠上面には
左右ヘッド部材10,10’を最降下位置で支えるスト
ッパー47,47’が取り付けられている。
【0021】以上のごとき構成により、被包装物aを載
せるエレベータヘッドの幅方向の大きさ(面積)は該被
包装物aの大きさに応じて大小可変するが、その大小切
り換え、即ち中央ヘッド部9と左右ヘッド部10,1
0’の連結/分離の切り換えは、中央ヘッド部9が最降
下位置に位置する状態で駆動手段17を作動して伝達手
段18を回動することで該伝達手段18の凸部材18上
端に取り付けられた係合部材16を回転させ、中央ヘッ
ド部9を支持した摺動枠12の係合杆15に対して直角
に交差するように配置することで、中央ヘッド部9を支
持した摺動枠12と一緒に伝達手段18が持ち上げられ
るが、伝達手段18は途中で上下に分離する如く構成さ
れているため、上側の凸部材19のみが摺動枠12と一
緒に上昇することになる。そして、上記伝達手段18の
凸部材19は左右ヘッド部10,10’を連結保持した
枠体13と位置制御板21を介して係着されているた
め、左右ヘッド部10,10’を連結保持した枠体13
も中央ヘッド部9と一緒に上昇される。(図15参照)
そして、中央ヘッド部9と左右ヘッド部10,10’が
一体となって上昇していることは、各エレベータヘッド
の高さ位置を検出する検出器46,46’が「ON」
(フラグ45,45’が検出器46,46’から離れ
る)となることで検出される。
【0022】又、被包装物aの幅が小さくエレベータヘ
ッドの幅を小さくする時は、駆動手段17を作動して伝
達手段18を回転させ、それによって伝達手段18の上
端に取り付けられた係合部材16を回転し、該係合部材
16の向きを摺動枠12の係合杆15と平行にし、係合
部材16が係合杆15と係着しないようにする。それに
より、中央ヘッド部9を支持した摺動枠12は係合部材
16と外れて該摺動枠12のみが上昇され、左右ヘッド
部10,10’を連結保持した枠体13は最降下位置に
置き去りになったままとなる。(図16参照)そして、
中央ヘッド部9のみが上昇していること、即ち中央ヘッ
ド部9と左右ヘッド部10,10’が分離された状態で
あることは、前記した検出器46が「ON」で、検出器
46’が「OFF」であることから判断される。
【0023】以上のように中央ヘッド部9と左右ヘッド
部10,10’を連結/分離して被包装物aの大きさに
エレベータヘッドの大きさを可変するが、可変調節した
エレベータを降下させる時、例えば、図18に示すよう
に中央ヘッド部9と左右ヘッド部10,10’が連結さ
れた使用状態で伝達手段18の凸部材19と凹部材20
の凹凸の向きがあっていない場合、エレベータBを降下
させて夫々対向する部材が衝突しても、伝達手段18の
凹部材20に軸方向にストロークする機構が設けられて
いるため、この部分で衝撃が吸収され、切り換え装置が
損傷するのを防止できる。そして、エレベータを降下し
た際、伝達手段18の凸部材19と凹部材20の凹凸が
噛み合わない場合でも駆動手段17を必ず噛み合う移動
量である180゜回転作動することで確実に噛み合わせ
係合することができる。又、分割した各エレベータヘッ
ドの高さ位置を検出する検出器46,46’の検出信号
に基づいて駆動手段17を作動して係合部材16の向
き、或いは伝達手段18の凸部材19と凹部材20の凹
凸のズレを修正し、適確に係合するようにすることがで
きる。特にリセット後のスタート時はどのような状態に
なっているか分からないので、検出器46,46’の信
号と、検出器44,44’の信号とから係合部材16の
向きの不適、或いは凹凸のズレの有無を判断し、「有」
の場合には駆動手段17を適するように作動するとよ
い。
【0024】上記して実施の形態において伝達手段に設
ける軸方向の付勢機構は駆動手段側に連結した凹部材に
設けたが、該付勢機構は伝達手段の凸部材側、即ち係合
部材を連結した部材側に設けてもよい。又、分割したエ
レベータヘッド同士を連結/分離する係合部材は実施の
形態で示した回動方式に限らず、水平方向に往復移動す
る方式としてもよい。更に、係合部材を駆動するための
伝達手段の凹凸部材の噛み合い形態は図示の形態に限定
されるものではなく、お互いが噛み合って周方向に一体
回転し、軸方向が分離するものであればどのような形態
でもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明のストレッチフィルム包装機は請
求項1に記載の構成により、エレベータヘッドが降下し
た際に係合部材を駆動する伝達手段の凹凸部材相互が衝
突するようなことがあっても、伝達手段にその衝撃を吸
収緩和する付勢機構が設けられているため、切り換え装
置が損傷するのを防止することができる。又、請求項2
に記載の構成によりエレベータヘッドを降下した際に伝
達手段の凸部材と凹部材が噛み合わない場合でも、駆動
手段を動作させることで自動的に噛合せることができ
る。求項3に記載の構成により分割した各エレベータ
ヘッドの状態(連結されているか、分離されているか)
が検出されるため、それに応じて駆動手段を動作させて
伝達手段の凹凸部材の噛み合い、係合部材とエレベータ
ヘッドとの係合を調整できるため、衝突して部材が損傷
するのを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るストレッチフィルム包装機の概略
を示す縦断側面図である。
【図2】図1の縦断正面図である。
【図3】エレベータ部分の拡大正面図である。
【図4】同一部切欠平面図である。
【図5】図4の(5)−(5)線に沿える断面図であ
る。
【図6】図4の(6)−(6)線に沿える断面図であ
る。
【図7】中央ヘッド部と伝達手段との係合関係を示す一
部切欠正面図である。
【図8】係合部材を取り付けた凸部材と凹部材とを示す
斜視図である。
【図9】図7の(9)−(9)線に沿える断面図で、
(a)は適正状態に制御された状態を示し、(b)は中
途半端な状態を適正状態に戻す状態を示す図である。
【図10】図7の(10)−(10)線に沿える断面図で
ある。
【図11】伝達手段の凹部材に設けた付勢機構を示す断面
図である。
【図12】凹部材の係合凹部と係合部材の向きを検出する
フラグとの位置関係を示す説明図である。
【図13】同フラグと検出器の関係を示す図である。
【図14】(a)は中央ヘッド部と左右ヘッド部が最降下
位置に位置し、係合部材と中央ヘッド部とが係合する状
態を示す正面図、(b)は係合部材とフラグとの向きを
示す説明図である。
【図15】(a)は中央ヘッド部と左右ヘッド部が連結さ
れて上昇する状態を示す正面図、(b)は係合部材とフ
ラグとの向きを示す説明図である。
【図16】(a)は中央ヘッド部と左右ヘッド部が分離さ
れ、中央ヘッド部のみが上昇する状態を示す正面図、
(b)は係合部材とフラグとの向きを示す説明図であ
る。
【図17】中央ヘッド部と左右ヘッド部が分離され、中央
ヘッド部が降下する際、係合部材の向きが合わずヘッド
部材と衝突する形態を示す概略図である。
【図18】中央ヘッド部と左右ヘッド部が連結され、その
連結されたエレベータヘッドが降下する際、伝達手段の
凸部材と凹部材の凹凸方向がズレている形態を示す概略
図である。
【符号の説明】
A…機枠 B…エレベータ 1…搬送コンベア 9…中央ヘッド部 10,10’…左右ヘッド部 17…駆動手
段 18…伝達手段 19…凸部材 20…凹部材 45,45’…高さ位置検出用
フラグ 46,46’…検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−270522(JP,A) 実開 平5−54206(JP,U) 特許2891175(JP,B2) 特許2907098(JP,B2) 特許3039465(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 11/54

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装部に張架したフィルムに向けて被包
    装物をエレベータヘッドで突き上げて該被包装物の上面
    をフィルムで覆い、そのフィルムの端部を被包装物の底
    面側に折り込むストレッチフィルム包装機において、 被包装物を載承保持するエレベータヘッドを複数に分割
    し、分割したエレベータヘッド同士を連結、或いは分離
    自在にする移動可能な係合部材と、 エレベータヘッドが降下した際に前記係合部材を移動さ
    せる駆動手段と、 その駆動手段の駆動力を前記係合部材に伝達する伝達手
    段とを備え、 その伝達手段は係合部材側と駆動手段側に取り付けた係
    脱自在な凹凸部材で構成すると共に、その凹凸部材の一
    方は他方に対して噛み合う方向の付勢機構を備えた、 ことを特徴とするストレッチフィルム包装機。
  2. 【請求項2】 上記エレベータヘッドが下限位置にある
    場合に駆動手段を動作することにより前記伝達手段の凹
    凸を噛み合わせることを特徴とする請求項1記載のスト
    レッチフィルム包装機。
  3. 【請求項3】 包装部に張架したフィルムに向けて被包
    装物をエレベータヘッドで突き上げて該被包装物の上面
    をフィルムで覆い、そのフィルムの端部を被包装物の底
    面側に折り込むストレッチフィルム包装機において、 被包装物を載承保持するエレベータヘッドを複数に分割
    し、分割したエレベータヘッド同士を連結、或いは分離
    自在にする移動可能な係合部材と、 前記係合部材を移動させる駆動手段と、 その駆動手段の駆動力を前記係合部材に伝達する伝達手
    段とを備え、 その伝達手段は係合部材側と駆動手段側に取り付けた係
    脱自在な凹凸部材で構成し、更に、前記 複数に分割した各エレベータヘッドの高さ位
    置を検出する検出器と、伝達手段の駆動手段側の位置を
    検出する検出器とを設け、各高さ位置データを比較する
    ことにより各エレベータヘッドが連結、或いは分離のど
    ちらの状態であるかを判断し、その判断結果に基づい
    係合部材の向き、或いは凹凸部材の噛み合いが不適の場
    合は適するように前記伝達手段を駆動することを特徴と
    るストレッチフィルム包装機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2907098B2 (ja) 1996-02-29 1999-06-21 株式会社寺岡精工 ストレッチフィルム包装機
JP3039465B2 (ja) 1997-07-31 2000-05-08 株式会社寺岡精工 エレベータヘッド及びそのエレベータヘッドを使用してなる包装機

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