JPH09290503A - 印刷品質管理中の暗色効果を減らすための装置および方法 - Google Patents
印刷品質管理中の暗色効果を減らすための装置および方法Info
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- JPH09290503A JPH09290503A JP8344027A JP34402796A JPH09290503A JP H09290503 A JPH09290503 A JP H09290503A JP 8344027 A JP8344027 A JP 8344027A JP 34402796 A JP34402796 A JP 34402796A JP H09290503 A JPH09290503 A JP H09290503A
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F33/00—Indicating, counting, warning, control or safety devices
- B41F33/02—Arrangements of indicating devices, e.g. counters
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Image Input (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 印刷の品質管理に関し、暗色効果を減らすこ
とができる装置及び方法を得る。 【解決手段】 暗色効果の減少は、印刷物に照射された
光のマルチプルボリューム光散乱を可能にする手段に対
向させて印刷物を視検する、あるいは結像することによ
って得られる。すなわち、少なくとも散乱光の一部が印
刷物内の陰になる領域を照らすように、少なくとも照射
光の一部を再分配し、得られた視野あるいは画像内の暗
色効果を減らすものである。
とができる装置及び方法を得る。 【解決手段】 暗色効果の減少は、印刷物に照射された
光のマルチプルボリューム光散乱を可能にする手段に対
向させて印刷物を視検する、あるいは結像することによ
って得られる。すなわち、少なくとも散乱光の一部が印
刷物内の陰になる領域を照らすように、少なくとも照射
光の一部を再分配し、得られた視野あるいは画像内の暗
色効果を減らすものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して、印刷の品
質管理において暗色効果を減らすための装置と方法とに
関する。さらに詳しくは、本発明は、印刷の品質管理に
結び付く暗色効果を減らすことを目的とした装置と方法
とに関する。
質管理において暗色効果を減らすための装置と方法とに
関する。さらに詳しくは、本発明は、印刷の品質管理に
結び付く暗色効果を減らすことを目的とした装置と方法
とに関する。
【０００２】
【従来の技術】暗色効果は、概して、光を拡散する表面
（例えば、白いあるいはグレーの面）に対して、部分的
に透明な、また部分的に不透明な印刷物（例えば、ウェ
ブすなわち巻取り紙）が視検される、すなわち視覚的に
捕らえられるときに生じる。そのような暗色効果の減少
は、本発明においてマルチプルボリューム光散乱を可能
にする手段に対して印刷物を視検する、あるいは結像す
ることによって達成される。その手段は、印刷物に照射
された光を散乱するもので、これにより、少なくとも照
射光の一部を再分配し、少なくとも散乱光の一部が印刷
物の陰になる領域を明るくすることによって、得られた
視野あるいは像への暗色効果を軽減あるいは排除する。
（例えば、白いあるいはグレーの面）に対して、部分的
に透明な、また部分的に不透明な印刷物（例えば、ウェ
ブすなわち巻取り紙）が視検される、すなわち視覚的に
捕らえられるときに生じる。そのような暗色効果の減少
は、本発明においてマルチプルボリューム光散乱を可能
にする手段に対して印刷物を視検する、あるいは結像す
ることによって達成される。その手段は、印刷物に照射
された光を散乱するもので、これにより、少なくとも照
射光の一部を再分配し、少なくとも散乱光の一部が印刷
物の陰になる領域を明るくすることによって、得られた
視野あるいは像への暗色効果を軽減あるいは排除する。
【０００３】一般的な印刷工程と連続印刷処理、特に、
連続ウェブ印刷（限定せず）等はオンラインで監視し、
印刷工程中に起こり得る品質管理に関する誤設定やその
他を補正するために、しばしばライン上で印刷の品質管
理を受けることが好ましいものである。
連続ウェブ印刷（限定せず）等はオンラインで監視し、
印刷工程中に起こり得る品質管理に関する誤設定やその
他を補正するために、しばしばライン上で印刷の品質管
理を受けることが好ましいものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】伝統的に、印刷の品質
管理は、印刷行程中に印刷処理を止めてできばえを見
る、あるいは最終製品を見る、印刷物の抜き取り検査に
よって行われていた。しかしながら、連続印刷処理を行
う場合、印刷物の抜き取り検査には大きな欠点がある。
まず、連続印刷処理を運転中に止めて再び運転する操作
は、再運転の際に工程の再調整が必要とされるので、複
雑であり、時間及びコストの面で効果的でない。第二
に、その行程は連続的であるが、試料採取は本来複雑で
時間がかかり不経済であると共に、製品の連続性を破壊
するという結果をもたらす。最後に、多くの場合、印刷
物そのものは印刷処理の最後に自動的に巻かれるので、
最終品の試料採取を難しくする。
管理は、印刷行程中に印刷処理を止めてできばえを見
る、あるいは最終製品を見る、印刷物の抜き取り検査に
よって行われていた。しかしながら、連続印刷処理を行
う場合、印刷物の抜き取り検査には大きな欠点がある。
まず、連続印刷処理を運転中に止めて再び運転する操作
は、再運転の際に工程の再調整が必要とされるので、複
雑であり、時間及びコストの面で効果的でない。第二
に、その行程は連続的であるが、試料採取は本来複雑で
時間がかかり不経済であると共に、製品の連続性を破壊
するという結果をもたらす。最後に、多くの場合、印刷
物そのものは印刷処理の最後に自動的に巻かれるので、
最終品の試料採取を難しくする。
【０００５】上記のように、印刷物の抜き取り検査は非
能率的であるため、オンラインでの印刷品質管理の手段
が開発された。これらの手段は、例えば、ウェブの進行
に合わせて同期操作されるフラッシュライトによって照
らされる間に検査官が静止画像として視覚化する、連続
印刷ウェブの手動点検を含む。オンラインでの印刷品質
管理の高度な手段には、印刷物のイメージが同様にビデ
オカメラ（例えば、 CCD ）のような電子映像装置によ
って捕らえられ適当なスクリーン上に表示される、イメ
ージピックアップ（すなわち、データ収集）装置が含ま
れる。イスラエル共和国 ( 16 Galgaley haplada St.,
46120 Herzlia, Israel ) にあるアドバンスト・ビジョ
ン・テクノロジー社 ( Advanced Vision Technology
(A.V.T.) Ltd. ) による印刷品質管理用プリントビジョ
ンカラービデオ点検装置 ( PrintVision- Color Video
Inspection for Print Quality Control ) 等のもっと
高度なイメージピックアップ装置は、例えば、自動的に
現時点での点検画像を装置によって以前捕らえられた参
照画像と比較することによって、自動化された映像点検
をも提供する。
能率的であるため、オンラインでの印刷品質管理の手段
が開発された。これらの手段は、例えば、ウェブの進行
に合わせて同期操作されるフラッシュライトによって照
らされる間に検査官が静止画像として視覚化する、連続
印刷ウェブの手動点検を含む。オンラインでの印刷品質
管理の高度な手段には、印刷物のイメージが同様にビデ
オカメラ（例えば、 CCD ）のような電子映像装置によ
って捕らえられ適当なスクリーン上に表示される、イメ
ージピックアップ（すなわち、データ収集）装置が含ま
れる。イスラエル共和国 ( 16 Galgaley haplada St.,
46120 Herzlia, Israel ) にあるアドバンスト・ビジョ
ン・テクノロジー社 ( Advanced Vision Technology
(A.V.T.) Ltd. ) による印刷品質管理用プリントビジョ
ンカラービデオ点検装置 ( PrintVision- Color Video
Inspection for Print Quality Control ) 等のもっと
高度なイメージピックアップ装置は、例えば、自動的に
現時点での点検画像を装置によって以前捕らえられた参
照画像と比較することによって、自動化された映像点検
をも提供する。
【０００６】オンラインでの印刷品質管理に関する特有
な問題は、印刷物が透明な領域（すなわち、印刷されて
いないままの領域）及び不透明な領域（すなわち、印刷
されて不透明になった領域）を含む透明なウェブ（例え
ば、フィルム）上への印刷の質を管理することにある。
このようなウェブ上に印刷しオンラインでの印刷品質管
理のために上記の方法と装置を使うことは、透明な領域
が（光がを反射しないので）黒色に現われるという結果
になるため、品質管理が不透明な領域のみに限定され、
透明な領域におけるインクのはねのような印刷の欠陥を
発見されないままにすることになる。
な問題は、印刷物が透明な領域（すなわち、印刷されて
いないままの領域）及び不透明な領域（すなわち、印刷
されて不透明になった領域）を含む透明なウェブ（例え
ば、フィルム）上への印刷の質を管理することにある。
このようなウェブ上に印刷しオンラインでの印刷品質管
理のために上記の方法と装置を使うことは、透明な領域
が（光がを反射しないので）黒色に現われるという結果
になるため、品質管理が不透明な領域のみに限定され、
透明な領域におけるインクのはねのような印刷の欠陥を
発見されないままにすることになる。
【０００７】この問題を解決する一つの方法としては、
イメージピックアップ装置（あるいは視検者）が（例え
ば、上に）位置された側と反対側（例えば、下）とか
ら、ウェブを照らす複数の光源を同時に使用し、不透明
な領域が上側の光源からの光線を反射し、透明な領域が
下側の光源からの光線を通過させることである。しかし
ながら、一つ以上の光源を伴うこのやり方は、光源の同
時操作を制御しなければならないという特有の問題を生
じる。どんな照明も、ウェブを送る速度に完全に同期し
た状態でではなく、誤って用いられるなら、この業界で
知られるところのイメージオーバーラップ効果を生じる
ことによって完全な画像形成を妨げる点に注意すべきで
ある。さらに、多くの場合、イメージピックアップ装置
の視野は、ウェブの幅より小さいので、印刷物を横切っ
てイメージピックアップ装置と光源とを移動する移動手
段が必要となる。それゆえ、前述のように反対側に位置
する追加の光源を用いることは、追加光源を平行に移動
するために、いっそう複雑でコスト高な追加の移動手段
を必要とする。
イメージピックアップ装置（あるいは視検者）が（例え
ば、上に）位置された側と反対側（例えば、下）とか
ら、ウェブを照らす複数の光源を同時に使用し、不透明
な領域が上側の光源からの光線を反射し、透明な領域が
下側の光源からの光線を通過させることである。しかし
ながら、一つ以上の光源を伴うこのやり方は、光源の同
時操作を制御しなければならないという特有の問題を生
じる。どんな照明も、ウェブを送る速度に完全に同期し
た状態でではなく、誤って用いられるなら、この業界で
知られるところのイメージオーバーラップ効果を生じる
ことによって完全な画像形成を妨げる点に注意すべきで
ある。さらに、多くの場合、イメージピックアップ装置
の視野は、ウェブの幅より小さいので、印刷物を横切っ
てイメージピックアップ装置と光源とを移動する移動手
段が必要となる。それゆえ、前述のように反対側に位置
する追加の光源を用いることは、追加光源を平行に移動
するために、いっそう複雑でコスト高な追加の移動手段
を必要とする。
【０００８】さて、図１を参照し、部分的に透明な、ま
た部分的に不透明なウェブを映像にする、あるいは視検
することについての問題を克服するために従来の技術と
して広く使われるやり方を説明する。このやり方は、
（太字体で示された）不透明な領域２４と透明な領域２
６とを有するウェブ２２の下に光を拡散する不透明な面
２０（例えば、白いディフューザ）を置き、面２０が、
透明な領域２６を通り抜けた後に面２０を照らす光源２
９からの光線２８を反射し、反射光線 27a を生じる。
不透明な領域２４から反射された光線 27b と、面２０
から反射された反射光線 27a とのすべてが観察者の目
あるいはカメラ３０に届き、透明な領域２６が白く現わ
れた画像が生成されるので、ウェブ２２の不透明な領域
と透明な領域２４及び２６との品質管理が可能となる。
しかしながら、さらに図１に示されるように、例示され
た不透明な領域２４と透明な領域２６との間の境界線２
５においては、陰になる領域３２が形成される。この陰
になる領域３２は、生成された画像あるいは視野中に黒
色（光の反射が無い）として現われる。
た部分的に不透明なウェブを映像にする、あるいは視検
することについての問題を克服するために従来の技術と
して広く使われるやり方を説明する。このやり方は、
（太字体で示された）不透明な領域２４と透明な領域２
６とを有するウェブ２２の下に光を拡散する不透明な面
２０（例えば、白いディフューザ）を置き、面２０が、
透明な領域２６を通り抜けた後に面２０を照らす光源２
９からの光線２８を反射し、反射光線 27a を生じる。
不透明な領域２４から反射された光線 27b と、面２０
から反射された反射光線 27a とのすべてが観察者の目
あるいはカメラ３０に届き、透明な領域２６が白く現わ
れた画像が生成されるので、ウェブ２２の不透明な領域
と透明な領域２４及び２６との品質管理が可能となる。
しかしながら、さらに図１に示されるように、例示され
た不透明な領域２４と透明な領域２６との間の境界線２
５においては、陰になる領域３２が形成される。この陰
になる領域３２は、生成された画像あるいは視野中に黒
色（光の反射が無い）として現われる。
【０００９】前述された陰影形成問題を克服するための
手段は少なく、各々には次に示すそれ特有の限界があ
る。
手段は少なく、各々には次に示すそれ特有の限界があ
る。
【００１０】まず、光線２８は、カメラ３０上に位置す
る光源によって生成されても良く、この場合は、光線２
８と反射光線 27a 及び 27b とは平行であるため、陰に
なる領域３２が無くなる。しかしながら、透明なウェブ
（例えば、フィルム）等の、反射する材料に関しては、
この構成では、生成された画像あるいは視野に輝点が現
われる、本技術において光反射ホットスポット（ light
reflection hot spots ）として知られるものを形成す
ることになる。
る光源によって生成されても良く、この場合は、光線２
８と反射光線 27a 及び 27b とは平行であるため、陰に
なる領域３２が無くなる。しかしながら、透明なウェブ
（例えば、フィルム）等の、反射する材料に関しては、
この構成では、生成された画像あるいは視野に輝点が現
われる、本技術において光反射ホットスポット（ light
reflection hot spots ）として知られるものを形成す
ることになる。
【００１１】第二に、単一の光源を用いる代わりに、各
々がウェブ２２及び面２０に対して異なる角度で配置さ
れた複数の同時に作動する光源を用い、光源の各々が他
の光源で陰になる領域を照らすようにすることも可能で
ある。しかしながら、この場合はこれら光源が同時に作
動することが必要とされるが、同時作動は、照明の性質
がフラッシュを伴うために行うことが難しい。どんな照
明も連続印刷処理が進行中に、印刷物が送られる速度に
完全に同期した状態でではなく誤って用いられるなら、
イメージオーバーラップ効果が生じて画像あるいは視野
を完全に妨げてしまうことは同業者にはよく知られてい
ることである。
々がウェブ２２及び面２０に対して異なる角度で配置さ
れた複数の同時に作動する光源を用い、光源の各々が他
の光源で陰になる領域を照らすようにすることも可能で
ある。しかしながら、この場合はこれら光源が同時に作
動することが必要とされるが、同時作動は、照明の性質
がフラッシュを伴うために行うことが難しい。どんな照
明も連続印刷処理が進行中に、印刷物が送られる速度に
完全に同期した状態でではなく誤って用いられるなら、
イメージオーバーラップ効果が生じて画像あるいは視野
を完全に妨げてしまうことは同業者にはよく知られてい
ることである。
【００１２】第三に、陰になる領域３２は、ウェブ２２
と面２０との間のすき間２１を狭くする、あるいは失く
すことによってかなり減少、あるいはすべて消去可能で
ある。例えば、面２０へ印刷物２２を付けるためにすき
間２１内に低い圧力をかけてすき間２１を狭めても良
い。しかしながら、面２０へ付いた印刷物２２は、ウェ
ブ２２と面２０との間に、摩擦と静電効果とを生じる。
この摩擦と静電効果とによってウェブ２０及び印刷処理
それ自体が害を受ける恐れもある。印刷物２２がかなり
高速度（例えば、パッケージ材料への印刷では一般に９
００フィート／分）で面２０対して送られるので、印刷
物２２を接触させずに、面２０に近づける試みは、良く
知られるヴェンチュリ効果が生じるため印刷物２２が面
２０に対してつぶされるという状態になってしまうこと
に注意すべきである。
と面２０との間のすき間２１を狭くする、あるいは失く
すことによってかなり減少、あるいはすべて消去可能で
ある。例えば、面２０へ印刷物２２を付けるためにすき
間２１内に低い圧力をかけてすき間２１を狭めても良
い。しかしながら、面２０へ付いた印刷物２２は、ウェ
ブ２２と面２０との間に、摩擦と静電効果とを生じる。
この摩擦と静電効果とによってウェブ２０及び印刷処理
それ自体が害を受ける恐れもある。印刷物２２がかなり
高速度（例えば、パッケージ材料への印刷では一般に９
００フィート／分）で面２０対して送られるので、印刷
物２２を接触させずに、面２０に近づける試みは、良く
知られるヴェンチュリ効果が生じるため印刷物２２が面
２０に対してつぶされるという状態になってしまうこと
に注意すべきである。
【００１３】従って、印刷品質管理に関し暗色効果を減
らすことを目的とした装置及び方法に対する必要性が広
く認められており、それらを得ることは非常に有利なこ
とである。暗色効果は、概して、光を拡散する面に対し
て、部分的に透明な、また部分的に不透明な印刷物を視
検する、あるいは視覚的に捕らえるときに生じるが、こ
のように生じる暗色効果を減少するには、印刷物に照射
される光のマルチプルボリューム光散乱を可能にする手
段に対して印刷物を視検する、あるいは結像することに
よって達せられる。照射光の少なくとも一部を再分配
し、少なくとも散乱光の一部が印刷物の陰領域を照らす
ことによって、得られた視野あるいは画像内の暗色効果
を減少させる、あるいはしっかりと消すことが可能であ
る。
らすことを目的とした装置及び方法に対する必要性が広
く認められており、それらを得ることは非常に有利なこ
とである。暗色効果は、概して、光を拡散する面に対し
て、部分的に透明な、また部分的に不透明な印刷物を視
検する、あるいは視覚的に捕らえるときに生じるが、こ
のように生じる暗色効果を減少するには、印刷物に照射
される光のマルチプルボリューム光散乱を可能にする手
段に対して印刷物を視検する、あるいは結像することに
よって達せられる。照射光の少なくとも一部を再分配
し、少なくとも散乱光の一部が印刷物の陰領域を照らす
ことによって、得られた視野あるいは画像内の暗色効果
を減少させる、あるいはしっかりと消すことが可能であ
る。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、印刷の
品質管理に関する暗色効果を減らすことを目的とした装
置と方法が提供される。暗色効果は、概して、光を拡散
する面（例えば、白あるいは灰色の面）に対して部分的
に透明な、また部分的に不透明な印刷物を視検する、あ
るいは結像するときに生じる。このような暗色効果の減
少は、印刷物に照射された光のマルチプルボリューム光
散乱を可能にする手段に対して印刷物を視検する、ある
いは結像することによって達せられる。それによって、
少なくとも照射光の一部を再分配し、少なくとも散乱光
の一部が、印刷物の陰になる領域を照らすことによっ
て、得られた視野あるいは画像内の暗色効果を減らす。
品質管理に関する暗色効果を減らすことを目的とした装
置と方法が提供される。暗色効果は、概して、光を拡散
する面（例えば、白あるいは灰色の面）に対して部分的
に透明な、また部分的に不透明な印刷物を視検する、あ
るいは結像するときに生じる。このような暗色効果の減
少は、印刷物に照射された光のマルチプルボリューム光
散乱を可能にする手段に対して印刷物を視検する、ある
いは結像することによって達せられる。それによって、
少なくとも照射光の一部を再分配し、少なくとも散乱光
の一部が、印刷物の陰になる領域を照らすことによっ
て、得られた視野あるいは画像内の暗色効果を減らす。
【００１５】下記の本発明の実施例における特徴によれ
ば、装置は、 (a) 印刷物へ光線を照射するための光
源、及び (b) 印刷物に照射された光を散乱するマルチ
プルボリュームのための手段を含み、印刷物が手段と光
源との間にあり、手段はその印刷物から離れて配置され
る遠隔端部を有する。この手段は少なくとも照射光の一
部を再分配するためのものであり、少なくともその光の
一部が、印刷物内の陰になる領域を照らすことによっ
て、得られた視野あるいは画像内の暗色効果を減らす。
ば、装置は、 (a) 印刷物へ光線を照射するための光
源、及び (b) 印刷物に照射された光を散乱するマルチ
プルボリュームのための手段を含み、印刷物が手段と光
源との間にあり、手段はその印刷物から離れて配置され
る遠隔端部を有する。この手段は少なくとも照射光の一
部を再分配するためのものであり、少なくともその光の
一部が、印刷物内の陰になる領域を照らすことによっ
て、得られた視野あるいは画像内の暗色効果を減らす。
【００１６】また、本発明の実施例におけるさらなる特
徴によれば、この装置は、さらに (c) 画像を捕らえて
表示するためのイメージピックアップ装置を含む。イメ
ージピックアップ装置は、印刷物と手段とから反射され
た、あるいは散乱された光を集めるためのものである。
徴によれば、この装置は、さらに (c) 画像を捕らえて
表示するためのイメージピックアップ装置を含む。イメ
ージピックアップ装置は、印刷物と手段とから反射され
た、あるいは散乱された光を集めるためのものである。
【００１７】本発明の、下記の実施例におけるさらなる
特徴によれば、その方法は、 (a)光源を、印刷物へ光線
を照射するために用いるステップ及び (b) マルチプル
ボリューム光散乱特性を有する手段によって光線を散乱
するステップからなる。印刷物は手段と光源との間にあ
り、また手段は少なくとも照射光の一部を再分配するた
めであり、少なくともその光の一部が、印刷物内の陰に
なる領域を照らすことによって、得られた視野あるいは
画像内の暗色効果を減らす。
特徴によれば、その方法は、 (a)光源を、印刷物へ光線
を照射するために用いるステップ及び (b) マルチプル
ボリューム光散乱特性を有する手段によって光線を散乱
するステップからなる。印刷物は手段と光源との間にあ
り、また手段は少なくとも照射光の一部を再分配するた
めであり、少なくともその光の一部が、印刷物内の陰に
なる領域を照らすことによって、得られた視野あるいは
画像内の暗色効果を減らす。
【００１８】また、実施例におけるさらなる特徴によれ
ば、装置は、さらに (d) 光を拡散するあるいは光を反
射する面を含み、この光を拡散する面は、光が遠隔端部
を通過することができないように手段の遠隔端部に対向
して敷かれる。
ば、装置は、さらに (d) 光を拡散するあるいは光を反
射する面を含み、この光を拡散する面は、光が遠隔端部
を通過することができないように手段の遠隔端部に対向
して敷かれる。
【００１９】また、実施例におけるさらなる特徴によれ
ば、その方法は、さらに、 (c) イメージピックアップ
装置によって画像を捕らえて表示するステップを含み、
イメージピックアップ装置は、印刷物と手段とから反射
された、あるいは散乱された光を集めるためのものであ
る。
ば、その方法は、さらに、 (c) イメージピックアップ
装置によって画像を捕らえて表示するステップを含み、
イメージピックアップ装置は、印刷物と手段とから反射
された、あるいは散乱された光を集めるためのものであ
る。
【００２０】また、実施例におけるさらなる特徴によれ
ば、イメージピックアップ装置は、さらに、画像を検査
するためのものである。
ば、イメージピックアップ装置は、さらに、画像を検査
するためのものである。
【００２１】また、実施例におけるさらなる特徴によれ
ば、イメージピックアップ装置は、電子映像装置と画像
を表示するスクリーンとを含む。
ば、イメージピックアップ装置は、電子映像装置と画像
を表示するスクリーンとを含む。
【００２２】また、実施例におけるさらなる特徴によれ
ば、電子映像装置はビデオカメラである。
ば、電子映像装置はビデオカメラである。
【００２３】また、実施例におけるさらなる特徴によれ
ば、手段はプレートを含み、このプレートはマルチプル
ボリューム光散乱特性を有する物質を含む。
ば、手段はプレートを含み、このプレートはマルチプル
ボリューム光散乱特性を有する物質を含む。
【００２４】また、実施例におけるさらなる特徴によれ
ば、その手段は、マルチプルボリューム光散乱特性を有
するプレートを共に構成する多数の光散乱面を含む。
ば、その手段は、マルチプルボリューム光散乱特性を有
するプレートを共に構成する多数の光散乱面を含む。
【００２５】また、実施例におけるさらなる特徴によれ
ば、上記物質は、ポリプロピレン、包蔵体を含むガラ
ス、乳白色のプラスチック、浮遊体を含む液体あるいは
浮遊体を含む気体である。
ば、上記物質は、ポリプロピレン、包蔵体を含むガラ
ス、乳白色のプラスチック、浮遊体を含む液体あるいは
浮遊体を含む気体である。
【００２６】マルチプルボリューム光散乱特性を有する
装置を含む。
装置を含む。
【００２７】また、実施例におけるさらなる特徴によれ
ば、マルチプルボリューム光散乱特性を有する装置は、
(a) 浮遊体を含む液体と、その液体を混ぜるための混
合手段とを包含する液体室、 (b) 浮遊体を含む気体
と、その気体を混ぜるための混合手段とを包含する気体
室、 (c) 液体及び気体の混合物と、その混合物を混ぜ
る混合手段とを包含する室、(d) 液体と、その液体を振
動させる手段とを含む液体室、あるいは (e) 電圧に依
存するボリューム光散乱特性を有する液晶である。
ば、マルチプルボリューム光散乱特性を有する装置は、
(a) 浮遊体を含む液体と、その液体を混ぜるための混
合手段とを包含する液体室、 (b) 浮遊体を含む気体
と、その気体を混ぜるための混合手段とを包含する気体
室、 (c) 液体及び気体の混合物と、その混合物を混ぜ
る混合手段とを包含する室、(d) 液体と、その液体を振
動させる手段とを含む液体室、あるいは (e) 電圧に依
存するボリューム光散乱特性を有する液晶である。
【００２８】本発明は、印刷の品質管理における暗色効
果を減らす装置と方法とを提供することによって現在既
知である構成の欠点を示す。すなわち、本発明において
は、印刷物に照射された光のマルチプルボリューム散乱
を可能にする手段に対して印刷物を視検する、あるいは
結像することによって、少なくとも散乱光の一部が印刷
物内の陰になる領域を照らすように照射光の一部を再分
配し、得られる視野あるいは画像内の暗色効果を減らす
ことができるものである。
果を減らす装置と方法とを提供することによって現在既
知である構成の欠点を示す。すなわち、本発明において
は、印刷物に照射された光のマルチプルボリューム散乱
を可能にする手段に対して印刷物を視検する、あるいは
結像することによって、少なくとも散乱光の一部が印刷
物内の陰になる領域を照らすように照射光の一部を再分
配し、得られる視野あるいは画像内の暗色効果を減らす
ことができるものである。
【００２９】
【実施例】本発明は、印刷の品質管理に生じる暗色効果
を減らすために用いられる装置と方法とに関するもので
ある。特に、本発明は、印刷の品質管理に関する暗色効
果を減らすために用いられる。暗色効果は、光を拡散す
る面（例えば、白あるいは灰色の面）に対して、部分的
に透明な、また部分的に不透明な印刷物（例えば、ウェ
ブ）を視検する、あるいは結像するときに、概して生じ
る。本発明によるところに従い、印刷物に照射される光
のマルチプルボリューム光散乱が可能な手段に対して印
刷物を視検する、あるいは結像することによってそのよ
うな暗色効果は減少する。少なくとも散乱光の一部が、
印刷物内の陰になる領域を照らすように照射光の少なく
とも一部を再分配することによって、得られた視野ある
いは画像内の暗色効果を減らす。
を減らすために用いられる装置と方法とに関するもので
ある。特に、本発明は、印刷の品質管理に関する暗色効
果を減らすために用いられる。暗色効果は、光を拡散す
る面（例えば、白あるいは灰色の面）に対して、部分的
に透明な、また部分的に不透明な印刷物（例えば、ウェ
ブ）を視検する、あるいは結像するときに、概して生じ
る。本発明によるところに従い、印刷物に照射される光
のマルチプルボリューム光散乱が可能な手段に対して印
刷物を視検する、あるいは結像することによってそのよ
うな暗色効果は減少する。少なくとも散乱光の一部が、
印刷物内の陰になる領域を照らすように照射光の少なく
とも一部を再分配することによって、得られた視野ある
いは画像内の暗色効果を減らす。
【００３０】本発明による装置及び方法についての原理
及び作動は、図画とその説明を参照することにより良く
理解される。
及び作動は、図画とその説明を参照することにより良く
理解される。
【００３１】さて、図面を参照すると、図２は、装置５
０として下記に参照される、本発明による装置の基本的
な特徴を例示する。装置５０は、部分的に透明な、また
部分的に不透明なウェブ５６の等の印刷物に光線５４を
照射する光源５２を含む。光源５２は、ウェブ５６が印
刷工程中に送られる速度に完全に同期して作動するフラ
ッシュライトが好ましく、静止画像あるいは静止視野
は、従来の技術で全く同様に、上記、発明の背景におい
て述べられたように得られる。
０として下記に参照される、本発明による装置の基本的
な特徴を例示する。装置５０は、部分的に透明な、また
部分的に不透明なウェブ５６の等の印刷物に光線５４を
照射する光源５２を含む。光源５２は、ウェブ５６が印
刷工程中に送られる速度に完全に同期して作動するフラ
ッシュライトが好ましく、静止画像あるいは静止視野
は、従来の技術で全く同様に、上記、発明の背景におい
て述べられたように得られる。
【００３２】さらに図２に示されるように、ウェブ５６
は、不透明な領域５８と透明な領域６０とを含む。装置
５０は、さらに、透明な領域６０を通過した後に到達す
る光線５４を散乱可能な手段６２を含み、矢印のグルー
プ６４と６６とによって図２に示されるように、多数の
前方への光の散乱と後方への光の散乱を発生させる。手
段６２の光の散乱特性は、図１に示された光を拡散する
面２０の光の拡散特性のように表面的ではないことに注
意すべきである。むしろ、この特性は、手段６２のほぼ
容量全体の内部にかなり等しく分配されている。手段６
２は、矢印のグループ６４と６６とによって各々図２に
示されるように、前方への散乱と後方への散乱とによっ
て少なくとも光線５４の一部を再分配するように作用す
る。少なくともその光の一部が、印刷物内の陰になる領
域を照らすことによって、得られた視野あるいは画像内
の暗色効果を減らす。
は、不透明な領域５８と透明な領域６０とを含む。装置
５０は、さらに、透明な領域６０を通過した後に到達す
る光線５４を散乱可能な手段６２を含み、矢印のグルー
プ６４と６６とによって図２に示されるように、多数の
前方への光の散乱と後方への光の散乱を発生させる。手
段６２の光の散乱特性は、図１に示された光を拡散する
面２０の光の拡散特性のように表面的ではないことに注
意すべきである。むしろ、この特性は、手段６２のほぼ
容量全体の内部にかなり等しく分配されている。手段６
２は、矢印のグループ６４と６６とによって各々図２に
示されるように、前方への散乱と後方への散乱とによっ
て少なくとも光線５４の一部を再分配するように作用す
る。少なくともその光の一部が、印刷物内の陰になる領
域を照らすことによって、得られた視野あるいは画像内
の暗色効果を減らす。
【００３３】図２に示すように、矢印のグループ６６に
よって示される後方の散乱光によって例示されるよう
に、もし手段６２が、図１の面２０等の光を拡散する面
によって置き代えられるなら生じたはずの陰影は著しく
減少される。また、適切な手段６２の選択によっては、
かなり消去され得る。
よって示される後方の散乱光によって例示されるよう
に、もし手段６２が、図１の面２０等の光を拡散する面
によって置き代えられるなら生じたはずの陰影は著しく
減少される。また、適切な手段６２の選択によっては、
かなり消去され得る。
【００３４】先に述べたように、手段６２の光の散乱特
性は、手段６２のほぼ容量全体内にかなり等しく分配さ
れている。手段６２等のボリューム光散乱特性を有する
手段によって散乱される光の反応の詳細な数学的な説明
は、赤外線ハンドブック・第４章「大気の作用」（ Geo
rge J. Zissis and William L. Wolfe Eds. The infra
red handbook. Chapter 4. "The atmospheric effec
t". Library of Congress Catalog card No.: 77-9078
6 参照）に記載されている。
性は、手段６２のほぼ容量全体内にかなり等しく分配さ
れている。手段６２等のボリューム光散乱特性を有する
手段によって散乱される光の反応の詳細な数学的な説明
は、赤外線ハンドブック・第４章「大気の作用」（ Geo
rge J. Zissis and William L. Wolfe Eds. The infra
red handbook. Chapter 4. "The atmospheric effec
t". Library of Congress Catalog card No.: 77-9078
6 参照）に記載されている。
【００３５】好適実施例によれば、手段６２は、上記に
説明されたマルチプルボリューム光散乱特性を有する物
質６８を含むプレートを含む。適当な物質としては、ポ
リプロピレン、包蔵体を含むガラス（例えば、微細で密
度が高い気泡、この技術分野で曇りガラスとして知られ
る）、乳白色のプラスチック、浮遊体（例えば、気泡、
ミセル等）を含む液体及び浮遊体（例えば、エアゾー
ル、ヒドロゾル、煙など）を含む気体が含まれるが、こ
れらに限定されるものではない。同業者には明らかであ
るが、物質６８は、代替的に多数の光散乱面を含んでも
よく、この場合、これら光散乱面は、全体としてマルチ
プルボリューム光散乱特性を有するプレートを構成す
る。さらに、同業者には明らかであるが、もし、いかな
る理由によっても、一枚のプレートが十分なボリューム
光散乱を生じないなら、複数のプレートがより厚い一つ
の同等物を形成するために組み合わされてもよい。
説明されたマルチプルボリューム光散乱特性を有する物
質６８を含むプレートを含む。適当な物質としては、ポ
リプロピレン、包蔵体を含むガラス（例えば、微細で密
度が高い気泡、この技術分野で曇りガラスとして知られ
る）、乳白色のプラスチック、浮遊体（例えば、気泡、
ミセル等）を含む液体及び浮遊体（例えば、エアゾー
ル、ヒドロゾル、煙など）を含む気体が含まれるが、こ
れらに限定されるものではない。同業者には明らかであ
るが、物質６８は、代替的に多数の光散乱面を含んでも
よく、この場合、これら光散乱面は、全体としてマルチ
プルボリューム光散乱特性を有するプレートを構成す
る。さらに、同業者には明らかであるが、もし、いかな
る理由によっても、一枚のプレートが十分なボリューム
光散乱を生じないなら、複数のプレートがより厚い一つ
の同等物を形成するために組み合わされてもよい。
【００３６】さて、図３（ａ）〜（ｅ）を参照し、もう
一つの実施例によれば、手段６２は、物質６８に類似し
たマルチプルボリューム光散乱特性を有する装置７０を
含む。このような装置は、次のいずれでも良いが、これ
らに限定されるものではない。 (a) 浮遊体７６を含む
液体７４と、限定せずに図３（ａ）に示されたプロペラ
７８等の混合手段とを包含する液体室７２、 (b) 浮遊
体８６を含む気体８４と、限定せずに図３（ｂ）に示さ
れた気体換気手段７８等の混合手段とを包含する気体室
８２、 (c) 液体９４と気体９６との混合物と、限定せ
ずに図３（ｃ）に示されたプロペラ９８等の混合手段と
を包含する室９２、 (d) 液体１０２と、限定せずに図
３（ｄ）に示された圧電性結晶１０４等、この液体を振
動させる手段とを包含する液体室１００、及び (e) 図
３（ｅ）の回路１０８によって示される、電圧に依存す
るボリューム光散乱特性を有する液晶１０６。
一つの実施例によれば、手段６２は、物質６８に類似し
たマルチプルボリューム光散乱特性を有する装置７０を
含む。このような装置は、次のいずれでも良いが、これ
らに限定されるものではない。 (a) 浮遊体７６を含む
液体７４と、限定せずに図３（ａ）に示されたプロペラ
７８等の混合手段とを包含する液体室７２、 (b) 浮遊
体８６を含む気体８４と、限定せずに図３（ｂ）に示さ
れた気体換気手段７８等の混合手段とを包含する気体室
８２、 (c) 液体９４と気体９６との混合物と、限定せ
ずに図３（ｃ）に示されたプロペラ９８等の混合手段と
を包含する室９２、 (d) 液体１０２と、限定せずに図
３（ｄ）に示された圧電性結晶１０４等、この液体を振
動させる手段とを包含する液体室１００、及び (e) 図
３（ｅ）の回路１０８によって示される、電圧に依存す
るボリューム光散乱特性を有する液晶１０６。
【００３７】これらの装置によるマルチプルボリューム
光散乱の程度は、例えば、浮遊体の濃度や種類、抑制す
る振動、あるいは適用される電圧を変えることによって
制御可能であることは同業者に明らかである。ゆえに、
マルチプルボリューム光散乱の程度を制御することは、
具体的な画像の最適な結果を得るために有用である。さ
らに、もし望むなら、これら装置のいくつかのマルチプ
ルボリューム光散乱特性の領域特定（例えば、ピクセ
ル）制御も可能である。
光散乱の程度は、例えば、浮遊体の濃度や種類、抑制す
る振動、あるいは適用される電圧を変えることによって
制御可能であることは同業者に明らかである。ゆえに、
マルチプルボリューム光散乱の程度を制御することは、
具体的な画像の最適な結果を得るために有用である。さ
らに、もし望むなら、これら装置のいくつかのマルチプ
ルボリューム光散乱特性の領域特定（例えば、ピクセ
ル）制御も可能である。
【００３８】さらに、手段６２の遠隔端部６１に沿って
置かれた、光を拡散する面（図１の面２０等）あるいは
光を反射する面（例えば、鏡）を含むことが適当である
場合もある。これは、図２に矢印６４によって示された
前方への光の散乱によって例示されるような光の漏れを
避けるためである。
置かれた、光を拡散する面（図１の面２０等）あるいは
光を反射する面（例えば、鏡）を含むことが適当である
場合もある。これは、図２に矢印６４によって示された
前方への光の散乱によって例示されるような光の漏れを
避けるためである。
【００３９】これまで説明した装置５０は、ウェブ等の
印刷物の不透明な及び透明な領域の両方の、静止した、
ほぼ陰影の無い（あるいは陰影が少ない）視野あるいは
画像を生成するのに適している。形成される視野は、視
検者によって直接的に視検されてもよいが、画像発生装
置５０には、さらに、画像を捕らえて表示するためにイ
メージピックアップ装置１１０が備えられる。イメージ
ピックアップ装置１１０は、ウェブ５６及び手段６２か
ら反射されたあるいは散乱された光を集めるためのもの
である。好適実施例によれば、イメージピックアップ装
置１１０は、ビデオカメラ１１２（例えば、 CCD 、 CI
D 等）及び画像を表示するスクリーン１１４等の電子映
像装置を含む。
印刷物の不透明な及び透明な領域の両方の、静止した、
ほぼ陰影の無い（あるいは陰影が少ない）視野あるいは
画像を生成するのに適している。形成される視野は、視
検者によって直接的に視検されてもよいが、画像発生装
置５０には、さらに、画像を捕らえて表示するためにイ
メージピックアップ装置１１０が備えられる。イメージ
ピックアップ装置１１０は、ウェブ５６及び手段６２か
ら反射されたあるいは散乱された光を集めるためのもの
である。好適実施例によれば、イメージピックアップ装
置１１０は、ビデオカメラ１１２（例えば、 CCD 、 CI
D 等）及び画像を表示するスクリーン１１４等の電子映
像装置を含む。
【００４０】さらなる好適実施例によれば、また、同業
者には明らかであるが、イメージピックアップ装置１１
０は、さらに、画像の点検のために用いられてもよい。
そのような用途は、例えば、上記発明の背景で説明され
たプリントビジョン (PrintVision) 装置によって可能
である。この目的のため、イメージピックアップ装置１
１０は、さらに、画像点検のために適当なアルゴリズム
を計算することが可能で、ユーザーへオンラインで情報
を供給する、あるいは自動的に印刷工程を修正する適切
なコマンドを与えることが可能なパーソナル・コンピュ
ータ１１６等の適当な計算手段を含む。
者には明らかであるが、イメージピックアップ装置１１
０は、さらに、画像の点検のために用いられてもよい。
そのような用途は、例えば、上記発明の背景で説明され
たプリントビジョン (PrintVision) 装置によって可能
である。この目的のため、イメージピックアップ装置１
１０は、さらに、画像点検のために適当なアルゴリズム
を計算することが可能で、ユーザーへオンラインで情報
を供給する、あるいは自動的に印刷工程を修正する適切
なコマンドを与えることが可能なパーソナル・コンピュ
ータ１１６等の適当な計算手段を含む。
【００４１】本発明によれば、印刷の品質管理に関し
て、光を拡散する面に対して、部分的に透明な、また部
分的に不透明な印刷物を視検する、あるいは結像すると
きに、概して生じる暗色効果を減らすための方法も提供
される。この方法は、 (a) 印刷物に光線を照射する光
源を用いるステップ、 (b) マルチプルボリューム光散
乱特性有する手段によって光線を散乱するステップを含
む。このとき、印刷物は手段と光線を照射する光源の間
にあり、この手段は、照射光の、少なくとも一部を再分
配するためであり、少なくともこの光の一部が、印刷物
内の陰になる領域を照らすことによって、得られた視野
あるいは画像内の暗色効果を減らす。
て、光を拡散する面に対して、部分的に透明な、また部
分的に不透明な印刷物を視検する、あるいは結像すると
きに、概して生じる暗色効果を減らすための方法も提供
される。この方法は、 (a) 印刷物に光線を照射する光
源を用いるステップ、 (b) マルチプルボリューム光散
乱特性有する手段によって光線を散乱するステップを含
む。このとき、印刷物は手段と光線を照射する光源の間
にあり、この手段は、照射光の、少なくとも一部を再分
配するためであり、少なくともこの光の一部が、印刷物
内の陰になる領域を照らすことによって、得られた視野
あるいは画像内の暗色効果を減らす。
【００４２】好適実施例によれば、この方法は、さら
に、(c) イメージピックアップ装置によって画像を捕ら
えて表示するステップを含む。このイメージピックアッ
プ装置は、印刷物と手段とから反射あるいは散乱された
光を集めるためのものである。また、さらなる好適実施
例によれば、イメージピックアップ装置は、さらに、上
記のように、画像を点検するために用いられる。本発明
による方法に関するさらなる特徴及び部材については、
上記装置５０に対して詳述されたものと同じである。
に、(c) イメージピックアップ装置によって画像を捕ら
えて表示するステップを含む。このイメージピックアッ
プ装置は、印刷物と手段とから反射あるいは散乱された
光を集めるためのものである。また、さらなる好適実施
例によれば、イメージピックアップ装置は、さらに、上
記のように、画像を点検するために用いられる。本発明
による方法に関するさらなる特徴及び部材については、
上記装置５０に対して詳述されたものと同じである。
【００４３】本発明の装置及び方法は、発明の背景で説
明された従来の技術のやり方とは異なる。ボリューム光
散乱が可能な手段を提供することによって、印刷物が送
られる速度に同期して操作することが難しい追加の光源
を使用することを避ける。本発明の方法及び装置は、
（例えば、ポリプロピレンプレートが、上記に説明され
たように用いられるときに）部分的に透明な、また部分
的に不透明な印刷物の印刷品質管理に関して、陰になる
領域を非常に減少させる、ある場合には完全に消去す
る、単純な、そして費用効果が高い手段を提供する。
明された従来の技術のやり方とは異なる。ボリューム光
散乱が可能な手段を提供することによって、印刷物が送
られる速度に同期して操作することが難しい追加の光源
を使用することを避ける。本発明の方法及び装置は、
（例えば、ポリプロピレンプレートが、上記に説明され
たように用いられるときに）部分的に透明な、また部分
的に不透明な印刷物の印刷品質管理に関して、陰になる
領域を非常に減少させる、ある場合には完全に消去す
る、単純な、そして費用効果が高い手段を提供する。
【００４４】さて、次の例は、参照として、上記説明と
共に、本発明を説明するものである。
共に、本発明を説明するものである。
【００４５】
【例１】さて、図４を参照すると、本発明の方法によっ
て得られた画像、左側、と（図１に例示された）従来の
技術による方法によって得られた画像、右側、との比較
が示されている。これは、部分的に透明な、また部分的
に不透明な印刷物の印刷の品質管理中に生ずる暗色効果
を減らすことにおける本発明の装置及び方法の効率を実
証するものである。比較のために、二つの透明な領域１
１２ａ及び１１２ｂを通って横切る暗い水平な線として
（不透明な領域１１０の各々下と上に）図４の画像に現
れている不透明な領域１１０を有するウェブ１０９は、
本発明によるところに従い、１１４によって示されるよ
うにマルチプルボリューム光散乱を可能にするプレート
（この例では、２センチメートル厚のポリプロピレンプ
レート）の上方に部分的に、また、１１６によって示さ
れるように従来の技術による不透明な光拡散面（白い壁
紙）の上方に部分的に配置されている。
て得られた画像、左側、と（図１に例示された）従来の
技術による方法によって得られた画像、右側、との比較
が示されている。これは、部分的に透明な、また部分的
に不透明な印刷物の印刷の品質管理中に生ずる暗色効果
を減らすことにおける本発明の装置及び方法の効率を実
証するものである。比較のために、二つの透明な領域１
１２ａ及び１１２ｂを通って横切る暗い水平な線として
（不透明な領域１１０の各々下と上に）図４の画像に現
れている不透明な領域１１０を有するウェブ１０９は、
本発明によるところに従い、１１４によって示されるよ
うにマルチプルボリューム光散乱を可能にするプレート
（この例では、２センチメートル厚のポリプロピレンプ
レート）の上方に部分的に、また、１１６によって示さ
れるように従来の技術による不透明な光拡散面（白い壁
紙）の上方に部分的に配置されている。
【００４６】全て前述のように、不透明な領域１１０の
上方に配置されたプリントビジョン(PrintVision) 装置
（アドバンス・ビジョン・テクノロジー社、 Advance V
ision Technology (A.V.T.) Ltd. 図示せず）によって
画像データ収集を可能にするためにウェブ１０９を同期
照射する単一のフラッシュライト（図示せず）が、透明
な領域１１２ａの上方に配置されて用いられた。フラッ
シュライトに対する不透明な領域１１０の位置が原因
で、透明な領域１１２ｂの下に位置した、従来の技術に
よる光拡散面の上に生じた陰の領域１１８に注意すべき
である。さらに、本発明によるマルチプルボリューム光
散乱を可能にするプレートが使用された、１２０が付さ
れた同等な位置には、陰影が無いことに注意すべきであ
る。
上方に配置されたプリントビジョン(PrintVision) 装置
（アドバンス・ビジョン・テクノロジー社、 Advance V
ision Technology (A.V.T.) Ltd. 図示せず）によって
画像データ収集を可能にするためにウェブ１０９を同期
照射する単一のフラッシュライト（図示せず）が、透明
な領域１１２ａの上方に配置されて用いられた。フラッ
シュライトに対する不透明な領域１１０の位置が原因
で、透明な領域１１２ｂの下に位置した、従来の技術に
よる光拡散面の上に生じた陰の領域１１８に注意すべき
である。さらに、本発明によるマルチプルボリューム光
散乱を可能にするプレートが使用された、１２０が付さ
れた同等な位置には、陰影が無いことに注意すべきであ
る。
【００４７】本発明は、限られた数の実施例に関して説
明されたが、本発明について多くの変形、改良及び他の
適用が行なわれ得ることは明らかである。
明されたが、本発明について多くの変形、改良及び他の
適用が行なわれ得ることは明らかである。
【図１】印刷の品質管理のために部分的に不透明な、ま
た部分的に透明なウェブを視検する、あるいは結像する
ための、従来技術による方法の概要図である。
た部分的に透明なウェブを視検する、あるいは結像する
ための、従来技術による方法の概要図である。
【図２】本発明による、印刷品質管理のために部分的に
不透明な、また部分的に透明なウェブを視検する、ある
いは結像する装置と方法とを示す概要図である。
不透明な、また部分的に透明なウェブを視検する、ある
いは結像する装置と方法とを示す概要図である。
【図３】本発明による、光線のマルチプルボリューム光
散乱が可能な五つの選択手段を示す概要図である。
散乱が可能な五つの選択手段を示す概要図である。
【図４】本発明の方法（左）と従来の技術による方法
（右）とによって得られた画像を比較し、印刷の品質管
理に生じる暗色効果を減らすことにおける本発明の装置
及び方法の効率を証明する。
（右）とによって得られた画像を比較し、印刷の品質管
理に生じる暗色効果を減らすことにおける本発明の装置
及び方法の効率を証明する。
２２ ウエブ ２５ 境界線 ３０ カメラ ５２ 光源 ５６ ウエブ ８２ 気体室 １０４ 圧電性結晶
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成９年３月１１日
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】印刷の品質管理のために部分的に不透明な、ま
た部分的に透明なウェブを視検する、あるいは結像する
ための、従来技術による方法の概要図である。
た部分的に透明なウェブを視検する、あるいは結像する
ための、従来技術による方法の概要図である。
【図２】本発明による、印刷品質管理のために部分的に
不透明な、また部分的に透明なウェブを視検する、ある
いは結像する装置と方法とを示す概要図である。
不透明な、また部分的に透明なウェブを視検する、ある
いは結像する装置と方法とを示す概要図である。
【図３】本発明による、光線のマルチプルボリューム光
散乱が可能な五つの選択手段を示す概要図である。
散乱が可能な五つの選択手段を示す概要図である。
【図４】本発明の方法（左）と従来の技術による方法
（右）とによって得られた画像を比較し、印刷の品質管
理に生じる暗色効果を減らすことにおける本発明の装置
及び方法の効率を証明するための、ディスプレー上に表
示した中間調画像を表す図である。
（右）とによって得られた画像を比較し、印刷の品質管
理に生じる暗色効果を減らすことにおける本発明の装置
及び方法の効率を証明するための、ディスプレー上に表
示した中間調画像を表す図である。
【手続補正４】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図４
【補正方法】変更
【補正内容】
【図４】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミカエル ディ ゴールドシュタイン イスラエル、ヘルツリア 46683、クラウ スナー ４ (72)発明者 シャイ ギライ イスラエル、テルアビブ 69352、イル シェメシュ 55Ａ
Claims (22)
- 【請求項１】 印刷の品質管理において、光拡散面に対
して、部分的に透明な、また部分的に不透明な印刷物を
視検する、あるいは結像するときに、概して生じる暗色
効果を減らすための装置であって、 (a) 印刷物へ光線を照射するための光源と、 (b) 印刷物に照射されている光を散乱するマルチプルボ
リュームのための手段とからなり、 印刷物は前記手段と前記光源との間にあり、前記手段は
前記印刷物から離れて位置する遠隔端部を有し、前記の
手段は少なくとも前記照射光の一部を再分配するための
ものであり、少なくとも前記光の一部が、印刷物内の陰
になる領域を照らすことによって、得られた視野あるい
は画像内の暗色効果を減らす装置。 - 【請求項２】 さらに、 (c) 前記画像を捕らえて表示
するためのイメージピックアップ装置を有し、このイメ
ージピックアップ装置は、前記印刷物と前記手段とから
反射された、あるいは散乱された光を集めるためのもの
であることを特徴とする請求項１に記載の装置。 - 【請求項３】 前記イメージピックアップ装置が、さら
に、前記画像を点検するためのものであることを特徴と
する請求項２に記載の装置。 - 【請求項４】 前記イメージピックアップ装置が、電子
映像装置と前記画像を表示するスクリーンとを含むこと
を特徴とする請求項２に記載の装置。 - 【請求項５】 前記電子映像装置がビデオカメラである
ことを特徴とする請求項４に記載の装置。 - 【請求項６】 さらに光拡散面を有し、この光拡散面が
前記手段の前記遠隔端部に対向して敷かれるため、光が
前記遠隔端部を通過することができないことを特徴とす
る請求項１に記載の装置。 - 【請求項７】 さらに光反射面を有し、前記光反射面が
前記手段の前記遠隔端部に対向して敷かれるため、光が
前記遠隔端部を通過することができないことを特徴とす
る請求項１に記載の装置。 - 【請求項８】 前記手段はプレートを含み、このプレー
トは、マルチプルボリューム光散乱特性を有する物質を
含むことを特徴とする請求項１に記載の装置。 - 【請求項９】 前記の手段が、マルチプルボリューム光
散乱特性を有するプレートを全体として構成する多数の
光散乱面を含むことを特徴とする請求項１に記載の装
置。 - 【請求項１０】 前記の物質が、ポリプロピレン、包蔵
体を含むガラス、乳白色のプラスチック、浮遊体を含む
液体及び浮遊体を含む気体から成るグループから選択さ
れることを特徴とする請求項８に記載の装置。 - 【請求項１１】 前記手段がマルチプルボリューム光散
乱特性を有する装置を含むことを特徴とする請求項１に
記載の装置。 - 【請求項１２】 前記マルチプルボリューム光散乱特性
を有する前記装置は、(a) 浮遊体を含む液体と、この液
体を混ぜるための混合手段とを包含する液体室、(b) 浮
遊体を含む気体と、この気体を混ぜるための混合手段と
を包含する気体室、(c) 液体及び気体の混合物と、この
混合物を混ぜるための混合手段とを包含する 室、
(d) 液体とこの液体を振動させるための手段を包含する
液体室、及び(e) 電圧に依存するボリューム光散乱特性
を有する液晶から成るグループから選択されることを特
徴とする請求項１１に記載の装置。 - 【請求項１３】 印刷の品質管理に関し、光拡散面に対
して、部分的に透明な、また部分的に不透明な印刷物を
視検する、あるいは結像するときに、概して生じる暗色
効果を減らすための方法であって、(a) 印刷物に光線を
照射するために光源を用いるステップ、(b) マルチプル
ボリューム光散乱特性を有する手段によってこの光線を
散乱する ステップからなり、 前記印刷物は前記手段と前記光源との間にあり、前記手
段は少なくとも前記照射光の一部を再分配するためのも
のであり、少なくとも前記光の一部が前記印刷物内の陰
になる領域を照らすことによって、得られた視野あるい
は画像内の暗色効果を減らすことを特徴とする方法。 - 【請求項１４】 さらに、(c) イメージピックアップ装
置によって前記画像を捕らえて表示するステップからな
り、前記イメージピックアップ装置は、前記印刷物と前
記手段とから反射される、あるいは散乱される光を集め
るためのものであることを特徴とする請求項１３に記載
の方法。 - 【請求項１５】 前記イメージピックアップ装置は、さ
らに、前記画像を点検するためのものである請求項１４
に記載の方法。 - 【請求項１６】 前記イメージピックアップ装置は、電
子映像装置と、前記画像を表示するためのスクリーンと
を含むことを特徴とする請求項１４に記載の方法。 - 【請求項１７】 前記電子映像装置がビデオカメラであ
ることを特徴とする請求項１６に記載の方法。 - 【請求項１８】 前記手段がプレートを含み、このプレ
ートがマルチプルボリューム光散乱特性を有する物質を
含むことを特徴とする請求項１３に記載の方法。 - 【請求項１９】 前記手段が、マルチプルボリューム光
散乱特性を有するプレートを全体として構成する多数の
光拡散面を含むことを特徴とする請求項１３に記載の方
法。 - 【請求項２０】 前記物質が、ポリプロピレン、包蔵体
を含むガラス、乳白色のプラスチック、浮遊体を含む液
体及び浮遊体を含む気体から成るグループから選択され
ることを特徴とする請求項１８に記載の方法。 - 【請求項２１】 前記手段が、マルチプルボリューム光
散乱特性を有する装置を含むことを特徴とする請求項１
３に記載の方法。 - 【請求項２２】 前記マルチプルボリューム光散乱特性
を有する前記装置が(a) 浮遊体を含む液体と、この液体
を混ぜるための混合手段とを包含する液体室、(b) 浮遊
体を含む気体と、この気体を混ぜるための混合手段とを
包含する気体室、(c) 液体及び気体の混合物と、この混
合物を混ぜるための混合手段とを包含する 室、(d)
液体と、この液体を振動するための手段とを包含する液
体室、及び(e) 電圧に依存する光量散乱特性を有する液
晶からなるグループから選択されることを特徴とする請
求項２１に記載の方法。
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