JPH09290189A - 建築材の塗装方法 - Google Patents

建築材の塗装方法

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JPH09290189A
JPH09290189A JP10595796A JP10595796A JPH09290189A JP H09290189 A JPH09290189 A JP H09290189A JP 10595796 A JP10595796 A JP 10595796A JP 10595796 A JP10595796 A JP 10595796A JP H09290189 A JPH09290189 A JP H09290189A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロールコータによる建築材の部分塗装を可能
にする。 【解決手段】 バックアップロール15をコーティング
ロール12よりも長く形成して、バックアップロール1
5の右側をコーティングロール12の右端より突出させ
ることで、屋根材10の片側をコーティングロール12
から突出させた状態で該屋根材10をバックアップロー
ル15で安定的に支持しながら部分塗装できるようにす
る。更に、コーティングロール12とドクターとの間に
形成される塗料溜の右端を閉鎖板30によって閉鎖する
ことで、塗料溜に供給した塗料が屋根材10上に溢れ出
ることを防止する。そして、コーティングロール12と
閉鎖板30との間に押え端板27を介在させることで、
閉鎖板30との擦れ合いによるコーティングロール12
の摩耗を防止すると共に、コーティングロール12の端
部を押え端板27で補強してロール端部の変形を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロールコータを用
いて建築材に部分的に塗料を塗装する建築材の塗装方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅の屋根材として、セメント系
無機質板の表面に耐候性の良い塗装を施して外観と防水
性を向上させるようにしたものがある。しかし、この屋
根材の塗装に使用する耐候性の良い塗料は高価であるた
め、屋根材のうち重ねて施工される部分(つまり他の屋
根材で覆い隠される部分)については塗装を施さず、露
出する部分のみ塗装する、部分塗装を施すことで、塗料
使用量を節減してコストダウンを図ることが多い。
【0003】従来の屋根材の部分塗装は、特開平4−1
90875号公報に示すように、カーテンフローコータ
を使用し、カーテンフローコータから流れ落ちる塗料カ
ーテン膜の片端を屋根材表面の塗装領域と非塗装領域と
の境界に位置させて該屋根材を搬送することで、該屋根
材を部分塗装するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カーテ
ンフローコータによる部分塗装では、屋根材表面の塗装
境界線が塗料カーテン膜の片端で描かれるため、塗料カ
ーテン膜のぶれによって塗装境界線が一直線にならなか
ったり、塗装境界線付近の塗膜が他の部分よりも厚くな
ったりすることがあり、総じて塗装品質が均一にならな
い欠点がある。しかも、塗装後の乾燥時に塗装境界線付
近の厚い塗膜の乾燥が遅れがちになるため、その後、屋
根材を積み上げて貯蔵する場合に、塗装境界線付近の不
完全乾燥の塗料で屋根材どうしがくっついてしまう、い
わゆるブロッキングと称される不具合が発生することが
ある。
【0005】尚、建築材の塗装に用いられる塗装装置と
しては、カーテンフローコータの他にロールコータもあ
るが、従来のロールコータは、例えば実公平7−589
2号公報に示すように、コーティングロールとバックア
ップロールとの間に被塗装物を送り込んで被塗装物の全
面に塗装を施すときに用いられるものである。要する
に、従来のロールコータでは、被塗装物の全面にコーテ
ィングロールが接触するため、部分塗装を行うことは不
可能である。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、ロールコータの構造
を改良することで、ロールコータによる建築材の部分塗
装を可能にし、従来のカーテンフローコータによる部分
塗装の欠点を解消できる建築材の塗装方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の建築材の塗装方法は、コーティ
ングロールと、このコーティングロールとの間に塗料溜
を形成するドクターと、前記コーティングロールの下に
位置して該コーティングロールとの間に建築材を挟み込
みながら搬送するバックアップロールとを備えたロール
コータを用いて前記建築材に部分的に塗料を塗装する方
法であって、前記バックアップロールを前記コーティン
グロールよりも長く形成して、前記バックアップロール
の片側を前記コーティングロールの一端より突出させ、
前記コーティングロールの一端に押え端板を取着すると
共に、この押え端板と前記ドクターの一端とに閉鎖板を
当接させることで前記塗料溜の一端を閉鎖し、前記コー
ティングロールと前記ドクターとの間の塗料溜に塗料を
供給しながら、前記コーティングロールと前記バックア
ップロールとを回転させ、前記建築材の塗装領域と非塗
装領域との境界線を前記コーティングロールの押え端板
側の一端に位置合わせした状態で、前記建築材を前記コ
ーティングロールと前記バックアップロールとの間に送
り込むことによって、前記建築材に部分的に塗料を塗装
するようにしたものである。
【0008】従来のロールコータは、コーティングロー
ルとバックアップロールとが同じ長さとなっているた
め、本発明のように建築材の片側をコーティングロール
の端部から突出させた状態で塗装しようとしても、各ロ
ールの支持フレーム等が邪魔になって、不可能である。
この場合、仮に支持フレーム等が邪魔にならないとして
も、建築材の片側がバックアップロールの端部からも突
出するため、バックアップロールによる建築材の支持状
態が不安定となり、部分塗装は事実上不可能である。
【0009】これに対し、本発明では、バックアップロ
ールをコーティングロールよりも長く形成して、バック
アップロールの片側をコーティングロールより突出させ
ることで、建築材の片側をコーティングロールの端部か
ら突出させた状態で該建築材をバックアップロールで安
定的に支持しながら部分塗装することが可能となる。
【0010】この場合でも、コーティングロールが水平
であると、コーティングロールとドクターとの間の塗料
溜に供給した塗料がコーティングロールの一端から建築
材上に溢れ出てしまうため、建築材上に溢れ出た塗料が
不規則に広がって、塗装境界線が一直線にならず、しか
も、塗装境界線付近の塗膜が他の部分よりも厚くなって
しまい、塗料乾燥工程後に積み上げて貯蔵する建築材が
塗装境界線付近の不完全乾燥の塗料でくっついてしま
う、いわゆるブロッキングと称される不具合が発生す
る。
【0011】そこで、本発明では、コーティングロール
の一端に押え端板を取着すると共に、この押え端板と前
記ドクターの一端とに閉鎖板を当接させることで前記塗
料溜の一端を閉鎖する。これにより、塗料溜に供給した
塗料が建築材上に溢れ出ることを防止しながら建築材に
部分塗装を施す。これにより、塗料の溢れ出しのない塗
装境界線を描くことができて、塗装境界線が一直線にな
ると共に、塗装境界線付近の塗膜が他の部分と同じ膜厚
となる。
【0012】ところで、塗料溜の一端を閉鎖する閉鎖板
をコーティングロールの一端に直接当接させると、コー
ティングロールの回転によりコーティングロールの外周
のゴム、スポンジ等の軟質層が閉鎖板と擦れ合って摩耗
し、シール性が低下して、塗料溜から建築材上に塗料が
漏れ出してしまう。
【0013】この点、本発明では、コーティングロール
の一端に押え端板を取着し、この押え端板に閉鎖板を当
接させることで、閉鎖板との擦れ合いによるコーティン
グロールの外周の軟質層の摩耗を防ぎ、建築材上への塗
料の漏れを長期間にわたって防止する。しかも、押え端
板は、コーティングロールの端部を補強して、ロール端
部の変形を防ぐ役割も果たす。
【0014】この場合、請求項2のように、前記押え端
板の外径を前記コーティングロールの外径より小さく設
定すると共に、前記押え端板のうちの前記コーティング
ロールの外周の軟質層と接触する部分を外周側ほど軟質
層側に傾斜する斜面状に形成することが好ましい。つま
り、塗装時には、回転するコーティングロールの外周の
軟質層が建築材に押し付けられて圧縮変形するため、そ
の圧縮変形量を考慮して押え端板の外径をコーティング
ロールの外径より小さく設定することで、押え端板が建
築材に接触しないようにする。また、コーティングロー
ルの外周の軟質層は、経時変化により外周側がロール軸
方向に収縮変形する傾向があるため、押え端板のうちの
軟質層と接触する部分を外周側ほど軟質層側に傾斜する
斜面状に形成することで、軟質層の端面と押え端板との
密着性を長期間にわたって良好に保ち、建築材上への塗
料の漏れを長期間にわたって防止する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1乃至図4に基づいてロ
ールコータ11の構成を説明する。ロールコータ11
は、コーティングロール12と、このコーティングロー
ル12との間に塗料溜13を形成するドクターロール1
4と、コーティングロール12の真下に位置してコーテ
ィングロール12との間に屋根材10等の建築材を挟み
込みながら搬送するバックアップロール15とから構成
されている。これら各ロール12,14,15は、回転
軸16,17,18を介してフレーム19に水平に支持
されている。そして、コーティングロール12とバック
アップロール15は、モータ20の回転を伝達するチェ
ーン21によって回転駆動され、ドクターロール14は
コーティングロール12の回転に追従して回転する。
【0016】本実施形態では、バックアップロール15
をコーティングロール12よりも長く形成して、バック
アップロール15の右側をコーティングロール12の右
端より突出させている。図4に示すように、コーティン
グロール12は、回転軸16に嵌着した鉄心22の外周
面にゴム層23(軟質層)を被覆して構成され、ゴム層
23は、建築材10の表面の凹凸に柔軟に追従できるよ
うに、ゴム硬度20°〜50°の比較的柔らかいゴム、
例えばクロロプレンゴム(商品名:ネオプレンゴム)が
用いられている。尚、ゴム層23に代えて、スポンジ等
の弾性発泡体からなる軟質層を用いても良く、この場合
でも、上記硬度を有するものであれば、建築材10の表
面の凹凸に柔軟に追従でき、良好な塗装が可能である。
【0017】図2に示すように、ドクターロール14
は、コーティングロール12と同じ長さに形成され、両
ロール14,12が接触することで、コーティングロー
ル12の全長にわたって塗料溜13が形成されている。
この塗料溜13のほぼ中央上方には、塗料を塗料溜13
内に供給する塗料供給ノズル24が設置されている。ま
た、コーティングロール12の左端の下方には、塗料溜
13の左端から溢れ出る塗料を回収する塗料回収樋26
(図1参照)が設置されている。
【0018】一方、コーティングロール12の右端に
は、段付き円盤状の押え端板27が取着され、図4に示
すように、この押え端板27がコーティングロール12
の右端面に密着している。この押え端板27は、摩耗し
にくい材料(例えば金属)により形成されている。塗装
時には、コーティングロール12の外周のゴム層23が
屋根材10に押し付けられて圧縮変形するため、その圧
縮変形量を考慮して押え端板27の外径をコーティング
ロール12の外径より小さく設定している。また、コー
ティングロール12の外周のゴム層23は、経時変化に
より外周側がロール軸方向(左右方向)に収縮変形する
傾向があるため、押え端板27のうちのゴム層23と接
触する部分28を、外周側ほどゴム層23側に傾斜する
斜面状に形成している。尚、ドクターロール14の右端
には、後述する閉鎖板30を支持するための円形段部2
9が形成されている。
【0019】そして、コーティングロール12の押え端
板27とドクターロール14の右端に1枚の閉鎖板30
を宛がった状態で、クランプ機構31によって閉鎖板3
0を押え端板27とドクターロール14の右端に軽く押
し付けて保持し、塗料溜13の右端を閉鎖板30によっ
て閉鎖している。上記クランプ機構31は、ハンドル3
2を右側に回動することによって、閉鎖板30を押える
押圧突起33が閉鎖板30から右方向に離れて閉鎖板3
0が取外し可能な状態となる。塗装時には、押圧突起3
3の先端が閉鎖板30の嵌合凹部34(図3参照)に嵌
り込んで閉鎖板30が位置ずれしないように保持してい
る。
【0020】図3に示すように、閉鎖板30には、押え
端板27の円形段部27aとドクターロール14の円形
段部29に受け支持される円弧状摺接部30a,30b
が形成されている。この閉鎖板30は、回転する押え端
板27とドクターロール14の右端に摺接するため、摩
擦抵抗が小さく且つ摩耗しにくい材料で形成することが
好ましく、また、塗料の種類によって閉鎖板30を取り
外して洗浄したり、取り替える必要があるため、閉鎖板
30は脱着しやすいように比較的軽い材料(例えばベー
クライト、硬質ポリエチレン、アクリル、木板等)によ
り形成することが好ましい。尚、コーティングロール1
2へ屋根材10を搬入するコンベア(図示せず)には、
屋根材10を位置決めするためのガイド35(図2参
照)が設けられている。
【0021】図5及び図6に示すように、部分塗装され
た屋根材10は、塗装領域と非塗装領域との境界線25
が水平に一直線に延び、施工時には、屋根材10の非塗
装領域の上に他の屋根材10を重ね合わせて、釘等で屋
根の野地板(図示せず)に取り付け、ほぼ塗装領域のみ
が外部に露出される。
【0022】屋根材10を塗装する工程では、予め屋根
材10の表面全面にシーラーを通常の塗装装置で塗装し
た後、上記構成のロールコータ11を用いて次のように
して部分塗装する。コーティングロール12とバックア
ップロール15をモータ20によって回転させながら、
コーティングロール12とドクターロール14との間の
塗料溜13に塗料供給ノズル24から塗料を供給する。
この塗料は、塗料溜13内で左右方向に流動しながら、
回転するコーティングロール12の外周面全面に均等に
引き延ばされて付着していく。
【0023】そして、コンベア(図示せず)によって搬
送されてくる屋根材10をガイド35によって位置決め
して該屋根材10の塗装境界線25をコーティングロー
ル12の右端部(押え端板27側のロール端部)に位置
合わせしながら、該屋根材10をコーティングロール1
2とバックアップロール15との間に送り込んで、図1
に示すように屋根材10の右側をコーティングロール1
2の右端から突出させた状態でコーティングロール12
の外周面の塗料を屋根材10に塗布することで、屋根材
10に部分塗装を施す。これにより、コーティングロー
ル12の右端で塗装境界線25を一直線に描くものであ
る。
【0024】このように、本実施形態では、バックアッ
プロール15をコーティングロール12よりも長く形成
して、バックアップロール15の片側をコーティングロ
ール12より突出させることで、屋根材10の片側をコ
ーティングロール12から突出させた状態で、該屋根材
10をバックアップロール15で安定的に支持しながら
部分塗装することが可能となる。
【0025】しかも、本実施形態では、塗料溜13の右
端を閉鎖板30によって閉鎖しているので、塗料溜13
に供給した塗料が屋根材10上に溢れ出ることを防止し
ながら屋根材10に部分塗装を施すことができる。これ
により、塗料の溢れ出しのない塗装境界線25を描くこ
とができて、塗装境界線25が一直線になると共に、塗
装境界線25付近の塗膜が他の部分と同じ膜厚となり、
塗装品質が均一になると共に、塗装境界線25付近の不
完全乾燥の塗料で屋根材10どうしがくっつくブロッキ
ングも発生せずに済む。
【0026】ところで、塗料溜13の一端を閉鎖する閉
鎖板30をコーティングロール12の一端に直接当接さ
せると、コーティングロール12の回転によりコーティ
ングロール12の外周のゴム層23が閉鎖板30と擦れ
合って摩耗し、シール性が低下して、塗料溜13から屋
根材10上に塗料が漏れ出してしまう。
【0027】この点、本実施形態では、コーティングロ
ール12の一端に押え端板27を取着し、この押え端板
27に閉鎖板30を当接させるようにしているので、閉
鎖板30との擦れ合いによるコーティングロール12の
外周のゴム層23の摩耗を防止することができて、シー
ル性低下を防ぐことができ、屋根材10上への塗料の漏
れを長期間にわたって防止することができる。しかも、
押え端板27はコーティングロール12のゴム層23の
端部を補強する役割も果たすので、ゴム層23の端部の
変形を防止できて、ゴム層23の端部の変形による塗り
むらを防止することができる。
【0028】また、塗装時には、回転するコーティング
ロール12の外周のゴム層23が屋根材10に押し付け
られて圧縮変形することを考慮して、押え端板27の外
径をコーティングロール12の外径より小さく設定して
いるので、押え端板27が屋根材10に接触することを
防止できて、押え端板27による屋根材10の傷付きを
防止することができる。しかも、コーティングロール1
2の外周のゴム層23が経時変化によりロール軸方向に
収縮変形しやすいことを考慮して、押え端板27のうち
のゴム層23と接触する部分28を外周側ほどゴム層2
3側に傾斜する斜面状に形成しているので、ゴム層23
の端面と押え端板27との密着性を長期間にわたって良
好に保つことができて、ゴム層23と押え端板27との
間のシール性低下を防ぐことができ、屋根材10上への
塗料の漏れを長期間にわたって防止することができる。
【0029】尚、本実施形態では、コーティングロール
12との間に塗料溜13を形成する手段(ドクター)と
して、コーティングロール12の回転に伴って回転する
ドクターロール14を用いたが、これに代えて、回転し
ないドクターバーを用い、このドクターバーをコーティ
ングロール12に当接させることで、このドクターバー
とコーティングロール12との間に塗料溜を形成するよ
うにしても良い。
【0030】その他、本発明は、被塗装材として屋根材
以外の外装材、内装材等、他の建築材を部分塗装するよ
うにしても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更
して実施することができる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の建築材の塗装方法によれば、バックアップ
ロールをコーティングロールよりも長く形成して、バッ
クアップロールの片側をコーティングロールより突出さ
せると共に、コーティングロールとドクターとの間に形
成される塗料溜の一端を押え端板を介して閉鎖板で閉鎖
するようにしたので、建築材の片側をコーティングロー
ルの端部から突出させた状態で該建築材をバックアップ
ロールで安定的に支持しながら部分塗装することができ
ると共に、塗料溜から建築材上に塗料が溢れ出すことを
閉鎖板で防止できる。これにより、建築材に描く塗装境
界線を一直線にすることができると共に、塗装境界線付
近の塗膜を他の部分と同じ膜厚とすることができて、塗
装品質を均一化することができると共に、塗装境界線付
近の不完全乾燥の塗料で建築材どうしがくっつくブロッ
キングも防止できる。
【0032】更に、請求項2では、押え端板の外径をコ
ーティングロールの外径より小さく設定しているので、
押え端板による建築材の傷付きを防止できる。しかも、
押え端板のうちの軟質層と接触する部分を外周側ほど軟
質層側に傾斜する斜面状に形成しているので、軟質層の
端面と押え端板との密着性を長期間にわたって良好に保
つことができて、建築材上への塗料の漏れを長期間にわ
たって防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態で使用するロールコータ全
体の正面図
【図2】ロールコータ全体の上面図
【図3】ロールコータの主要部の斜視図
【図4】コーティングロールの部分断面図
【図5】屋根材の平面図
【図6】屋根への屋根材の取付状態を示す平面図
【符号の説明】
10…屋根材(建築材)、11…ロールコータ、12…
コーティングロール、13…塗料溜、14…ドクターロ
ール(ドクター)、15…バックアップロール、19…
フレーム、20…モータ、23…ゴム層(軟質層)、2
4…塗料供給ノズル、25…塗装境界線、26…塗料回
収樋、27…押え端板、30…閉鎖板、31…クランプ
機構、35…ガイド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーティングロールと、このコーティン
    グロールとの間に塗料溜を形成するドクターと、前記コ
    ーティングロールの下に位置して該コーティングロール
    との間に建築材を挟み込みながら搬送するバックアップ
    ロールとを備えたロールコータを用いて前記建築材に部
    分的に塗料を塗装する方法であって、 前記バックアップロールを前記コーティングロールより
    も長く形成して、前記バックアップロールの片側を前記
    コーティングロールの一端より突出させ、 前記コーティングロールの一端に押え端板を取着すると
    共に、この押え端板と前記ドクターの一端とに閉鎖板を
    当接させることで前記塗料溜の一端を閉鎖し、 前記コーティングロールと前記ドクターとの間の塗料溜
    に塗料を供給しながら、前記コーティングロールと前記
    バックアップロールとを回転させ、前記建築材の塗装領
    域と非塗装領域との境界線を前記コーティングロールの
    押え端板側の一端に位置合わせした状態で、前記建築材
    を前記コーティングロールと前記バックアップロールと
    の間に送り込むことによって、前記建築材に部分的に塗
    料を塗装することを特徴とする建築材の塗装方法。
  2. 【請求項2】 前記押え端板の外径を前記コーティング
    ロールの外径より小さく設定すると共に、前記押え端板
    のうちの前記コーティングロールの外周の軟質層と接触
    する部分を外周側ほど軟質層側に傾斜する斜面状に形成
    したことを特徴とする請求項1に記載の建築材の塗装方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014068859A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Daio Paper Corp ウェットティシュー積層体及びその製造方法
JP2015024351A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 株式会社豊田自動織機 塗工装置

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