JPH11128824A - 板状物の塗装方法及び該板状物を用いた化粧板 - Google Patents

板状物の塗装方法及び該板状物を用いた化粧板

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JPH11128824A
JPH11128824A JP31588097A JP31588097A JPH11128824A JP H11128824 A JPH11128824 A JP H11128824A JP 31588097 A JP31588097 A JP 31588097A JP 31588097 A JP31588097 A JP 31588097A JP H11128824 A JPH11128824 A JP H11128824A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 塗布ロール1などの塗布部材と、塗布部
材の下流側でそれに近接して設置されるナイフ状の鋼板
5を備えた塗布剤をならい加圧する部材とからなる塗布
装置を用いて、送りロール4により間歇的に搬送される
板状物Wの表面に塗布剤を塗布して板面の塗装と板状物
の凹陥部に塗布剤を充填するに際して、該塗布装置のな
らい加圧する部材を複数枚のナイフ状の鋼板5を回転可
能に備えた構成とし、間歇的に搬送される板状物Wに対
応させて該ならい加圧部材を回転させて最下端に位置す
るナイフ状の鋼板5を板状物Wに当接させ、該ナイフ状
の鋼板を板状物が該鋼板を通過するまで静止保持するこ
とにより塗布剤を摺圧塗布し、板状物が該鋼板面から離
れるときに板状物の板面上方に該鋼板面が離れるように
することを特徴とする板状物の塗装方法及びその装置。 【効果】 間歇的に塗布装置に送り込まれる板状物をそ
の端部の破損等を生じることなく効率的に塗装できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木質板、無機質板
等の板状物表面の塗装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】板状物の表面を機械的に塗装する手段と
しては、塗料等の塗布液をブレードコーター等により塗
布する方法が知られている。しかし、パーティクルボー
ド、ロックウール、MDF(中密度繊維板)、木毛セメ
ント板、硅酸カルシウム板、石膏ボードなどのセメント
板等の構成要素(素材)が点接着により結合しているも
のについては、合板等の全体が面接着で構成されている
板状物に比べて相対的に脆弱である。そのため、ブレー
ドコーターでは表面を荒らしてしまう、また板状物と板
状物との突合わせ部分が破損するという問題がある。一
方、ロールコーターの場合は、ケバ立ち等は治まるが、
塗布量が絞れない、欠陥部の充填不良及びロールマーク
の発生等の欠点があり、表面の平滑性が得られないとい
う問題が残る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題を解決す
るために、本発明者らは板状物とならい加圧部材との間
に塗布剤の滞留部を設ける方法を提案した(特願平8−
193931号)。ところが、上記のパーティクルボー
ド、ロックウール等の構成要素(素材)が点接着により
結合しているものについては、合板等の全体が面接着で
構成されている板状物に比べて相対的に脆弱であり、連
続的に塗布を行うと、突合わせ部分が欠損するため、一
枚づつ間歇的(断続的)に搬送せざるを得ない。しかる
に、先に提案した方法(特願平8−193931号)
は、ロールコーターを主体とするため、塗布した板状物
と次に搬送されてくる板状物との間隙に塗布剤がたれ落
ちてしまい、小口面が汚染されるなど、製品の見栄えが
悪くなる上に塗布剤の無駄を生ずるという欠点がある。
本発明は、上記脆弱な板状物の表面の塗装に際し、表面
の荒れ、ケバ立ち、突合わせ部分の破損を引き起こさ
ず、塗布剤を無駄なく均一に塗布する方法を提供せんと
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的のために本発明
者らは鋭意、検討を重ねた結果、塗布剤を塗布する塗布
部材とならい(倣い)加圧部材とからなる塗布装置を用
いて板状物を塗装するに際して、ナイフ状の鋼板よりな
るならい加圧部材との接触から被塗物である板状物が離
れるときに該加圧部材を板状物面から離すようにするこ
とにより、板状物本体及びその表面を破損することなく
均一な塗装ができることを見いだし本発明を完成させ
た。
【0005】すなわち、本発明は、送り装置により間歇
的に搬送される板状物の表面に、塗布装置を用いて塗布
剤を塗布して板面の塗装と板面の凹陥部に塗布剤を充填
するに際して、塗布装置として、塗布剤を塗布する塗布
部材と、塗布部材の下流側でそれに近接して設置されナ
イフ状の鋼板により塗布剤をならい加圧するならい加圧
部材とからなる装置を用い、該ナイフ状の鋼板を板状物
が該ナイフ状の鋼板を通過するまで静止保持することに
より、該ならい加圧部材と板状物とが接する部分に塗布
剤を滞留させて凹陥部に充填させ、板状物が該鋼板面か
ら離れるときに板状物の板面上方に該鋼板面が離れるよ
うにすることを特徴とする板状物の塗装方法である。ま
た、本発明は上記方法に使用される塗布装置に関するも
のである。本発明において、被塗物である板状物は表面
をプライマー処理したものでも処理しないものでもよ
い。
【0006】
【発明の実施の形態】板状物の送り装置としては、通常
この分野で使用されているものが使用でき、例えば、ロ
ーラーコンベア、無端ベルト、送りロール等が挙げられ
るが、塗布剤を塗布する塗布部材及びならい加圧部材の
下面に位置する送り手段としては、塗布物面を加圧する
ことがあるから、これらの塗布手段に対応するものとす
ることが好ましい。
【0007】板状物(被塗物)とならい加圧部材との間
で塗布剤を滞留させるには、塗布部材で塗布剤を被塗物
板面に適当量塗布し、次いで板状物の搬送方向の下流側
で塗布部材に近い位置に配置したナイフ状の鋼板を備え
たならい加圧部材で塗布面を摺圧することによって行
う。本発明においてならい(倣い)加圧とは、ドクター
ナイフ状の薄い鋼板の先端部が被塗物板面に適当な面積
で接するように加圧して塗布剤を摺圧することをいう。
【0008】板状物がならい加圧部材の鋼板面から離れ
るときに板状物の板面上方に該鋼板面が離れるようにす
る方法としては、鋼板は板状物の搬送方向の上流側から
下流側に向けて下降する形に傾斜した状態で設けられて
いて、塗布時は板面に接しない部分は曲面状態となって
いることから、好ましくはこの曲面状態を保ちつつ板状
物の上方へ引き上げるとよい。このようにすることによ
って、ならい加圧部材の前面に滞留していた余分の塗布
剤を鋼板面に付着させて持ち去らせることもできる。
【0009】ならい加圧部材の鋼板を板状物の板面から
離す方法としては、ならい加圧部材そのものが板状物の
上方に垂直状態にまたは或る軸を支点として回転上昇
し、次ぎの板状物が来たときに所定の位置に下降するよ
うにしてもよく、複数のナイフ状の鋼板を適当な回転部
材に装着しておき、順次搬送されてくる板状物に対応さ
せて順次ナイフ状の鋼板が所定の位置に配置されるよう
にしてもよい。
【0010】複数のナイフ状の鋼板を備えたならい加圧
部材の例としては、中央部の支点(回転軸)から外周方
向へ伸びた複数の支持体(アーム)にそれぞれ鋼板の上
端を支持させ、板状物の移動に応じて間歇的に回転させ
る方式とか、または円或いは楕円状の無限軌道(無端コ
ンベア等)に複数の鋼板の上端を支持させ、板状物の移
動に応じて回転させて鋼板の先端が板状物の表面に接す
るように構成したものとしてもよい。特に、中央部の支
点から円周方向へ等距離伸びた複数の支持体の先端に装
着された形状のものが好ましい。鋼板を板状物面に摺圧
させる方法としては、鋼板の背面を油圧シリンダ等で押
圧する方法によってもよく、また、塗布剤をならい加圧
する部材の鋼板の最下端と送り装置の最上端との間隔が
被塗物である板状物の厚み以下にする手段を併用すると
更に効果的である。
【0011】塗布剤を塗布する際には、板状物がならい
加圧部材を通過するまでは、ナイフ状の鋼板は静止して
いるが、被塗物たる板状物が当該ナイフ状の鋼板を通過
する時に、該ならい加圧する部材と板状物とが接する部
分に塗布剤を滞留させつつ、該ナイフ状の鋼板をならい
加圧部材の中心部の支点を軸とする外周に沿って板状物
の搬送方向と逆方向に移動させる。移動させる速度は塗
布剤によって異なるが、通常5〜20m/分の速度で移
動させて塗布すると、凹陥部への塗布剤の充填効果を向
上させることができる。5m/分以下では塗布剤の横垂
れが生ずる虞があり、20m/分以上では充分な摺圧効
果が発揮できない。移動速度は10m/分前後が好まし
い。
【0012】また、本発明は、板状物がならい加圧部材
におけるナイフ状の鋼板を通過する際に、該ならい加圧
部材と板状物とが接する部分に滞留した余剰の塗布剤を
板状物表面から除去することを特徴とする。塗布する部
材から供給される塗布剤は、板状物表面の凹陥部を充填
するに必要な量より多いため、余剰の塗布剤を除去する
ことは、均一な仕上がり面を得るためにも生産コストの
適正化の面からも不可欠となる。余剰の塗布剤を除去す
る手段としては、ならい加圧部材におけるナイフ状の鋼
板を、板状物の搬送方向に対して45度以上90度未満
の角度で板状物の幅方向に斜めに横切るように装着し、
塗布後の過剰の塗布液を一定方向に流去させる方法(所
謂、斜めナイフ方式)と、板状物がならい加圧部材にお
けるナイフ状の鋼板を通過すると同時に、すなわちナイ
フ状の鋼板から板状物が離れるときに板面上の余剰の塗
布液を鋼板面に付着させて除去する方法とがある。効率
よく付着除去するには、ナイフ状の鋼板をならい加圧部
材の中心部の支点を軸とする外周に沿って板状物の搬送
方向と逆方向へ、例えば15〜360、好ましくは45
〜120度回転させるとよい。
【0013】前者においては、板状物の移動にしたがっ
て斜めに設けたナイフ状鋼板に沿って板状物の幅方向端
部に塗布液が流れ、集まった余剰の塗布液をバット等で
受けて回収し、必要に応じて再調整して、さらにポンプ
により再循環して塗布部材にて再利用することができ
る。後者では、ならい加圧部材の回転または移動にした
がって余剰の塗布液が付着したナイフ状の鋼板は移動
し、ならい加圧塗布系外の位置に運搬され、適当な手
段、例えば鋼板面にブレードを当接させて掻き取られ
る。こうして回収された塗布剤はポンプ等により塗布す
る部材に戻して再利用することができる。この際、中央
部の支点(回転軸)から外周方向へ伸びた支持体(アー
ム)に鋼板を装着した方式のならい加圧部材では、支持
体の回転角度は90度前後が好ましい。45度以下で
は、塗布剤が垂れて板状物表面の塗布面が不均一となる
虞があり、120度以上になると逆方向に垂れてならい
加圧部材や送り装置を汚染してしまうことがある。な
お、表面から除去された余剰の塗布剤は、塗布剤の配合
変更時や作業終了時には、洗浄装置により、洗浄、除去
することも可能である。
【0014】本発明に使用する塗布剤は、特に限定され
ないが、不揮発分が60%以上、粘度が5〜100(P
a・s/25℃)の範囲、好ましくは10〜50(Pa
・s/25℃)、中和曲線の測定において、1N塩酸の
滴定2mlの時のpH値が最初のpH値に対して1/2
以下であるものが好ましい。中和曲線が1N塩酸の滴定
量2mlの時のpH値が最初のpH値に対して1/2以
上になる場合には、酸硬化型フェノール塗料や酸硬化剤
を許容し得る程度にまで減らして耐候性を改良したアミ
ノアルキッド塗料などを上塗り塗装すると、硬化不良を
起すことがある。
【0015】本発明における水性ラテックス又は水性エ
マルジョンとしては、クロロプレン系ラテックス、ポリ
アクリルエステル系ラテックス、ポリ塩化ビニリデン系
ラテックス、スチレン・ブタジエン系ラテックスおよび
ポリウレタン系エマルジョン、ポリエステル系エマルジ
ョン、エポキシ樹脂系エマルジョン、ポリ酢酸ビニル系
エマルジョン、酢酸ビニル・アクリル酸樹脂系エマルジ
ョン等、従来から公知の水性ラテックスまたは水性エマ
ルジョンを挙げることができる。
【0016】これらの水性ラテックスまたは水性エマル
ジョンは、塗布剤全量に対して10〜60重量%程度使
用するものであるが、好ましくは20〜40重量%の範
囲内が適当である。水性ラテックスまたは水性エマルジ
ョンの使用量がこれ以下になると造膜性が低下し、塗膜
にクラックが発生しやすくなり、一方、これ以上になる
と造膜性は良いが、種類により二次加工時の密着性が低
下する。さらには、これらの水性ラテックスまたは水性
エマルジョンは、硬化後のサンダー処理のし易さを考慮
すると、最低造膜温度が5℃以上のものが特に好まし
い。
【0017】イソシアネート化合物としては、分子内に
2個以上のイソシアネート基を有する化合物が好まし
く、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシ
リデンジイソシアネート、ナフタリンジイソシアネート
のようなジイソシアネート類やウレタンプレポリマーと
呼ばれるポリエーテルまたはポリエステルとイソシアネ
ート基を残存させたものでも良い。このうち、ジフェニ
ルメタンジイソシアネートが特に好ましい。これらは1
種または2種以上を併せて使用することができる。
【0018】アジリジン化合物としては、トリメチロー
ルプロパントリス[3−(1−アジリジニル)プロピオ
ネート]、トリメチロールプロパントリス[3−(1−
アジリジニル)ブチレート]、トリメチロールプロパン
トリス[3−(1−(2−メチル)アジリジニル)プロ
ピオネート]、トリメチロールプロパントリス[3−
(1−アジリジニル)−2−メチルプロピオネート]、
ペンタエリスリトールテトラ[3−(1−アジリジニ
ル)プロピオネート]、ジフェニルメタン−4,4′−
ビス−N,N′−エチレンウレア、1,6−ヘキサメチ
レンビス−N,N′−エチレンウレア、2,4,6−
(トリエチレンイミノ)−Syn−トリアジン、ビス
[1−(2−エチル)アジリジニル]ベンゼン−1,3
−カルボン酸アミド等が使用できる。
【0019】水性エポキシ化合物は、エチレングリコー
ルグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエ
ーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテ
ル等の一般に多価アルコールのグリシジルエーテルと称
されるエポキシ化合物でこれらは1種単独また2種以上
を組合せて使用できる。
【0020】有機シラン化合物としては、γ−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)
−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等のアミノア
ルキルシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキ
シシラン等のエポキシシラン、γ−クロロプロピルトリ
メトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジクロロシ
ラン等のクロロ系シラン、γ−メタクリロキシプロピル
メチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、アミ
ノエポキシシラン等があり、これらを1種単独または2
種以上を組合せて使用できる。
【0021】これらの架橋剤は、主剤の水性エマルジョ
ン及び/又は水性ラテックス100重量部に対して0.
01〜15重量部、好ましくは0.1〜7重量部の範囲
で配合される。本発明における塗布剤には、上記成分の
他に、充填剤、粘性付与剤、発泡剤、界面活性剤等の通
常の成分を配合することができる。充填剤(増量剤)と
しては、クレー、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、マイカ等の無機物、コーンスターチ、大豆蛋白、コ
ーングルテン、小麦粉、セルロシン等の有機物、その他
ケイ藻土、骨粉等、一般に使用されているものが利用で
きる。また、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹
脂等の成形物の粉砕粉(プラスチック粉)、合板、パー
ティクルボード等の木質板の研削粉(サンダー粉)、パ
ルプ粉等も使用できる。その際に、水酸化アルミニウ
ム、シリカ、硼酸等を充填剤として使用すると、塗装面
に難燃性を付与できる。粘性付与剤としては、ポリアク
リル酸ソーダ、セルロースエーテル、ポリビニルアルコ
ール等が使用できる。
【0022】また、上記のごとくイソシアネート化合物
を配合することにより、塗布剤を発泡させ充填硬化性を
向上させ得るが、イソシアネート化合物以外の発泡剤を
添加して同様の効果を得ることも可能である。この目的
のために使用できる発泡剤としては、トリクロロモノフ
ルオロメタン、トリクロロモノフルオロエタン等のフロ
ン化合物、塩化メチレン、トリクロロエタン、アセト
ン、イソプロピルエーテル等の揮発性液体、重炭酸ナト
リウム、炭酸カルシウム、炭酸グアニジン等の炭酸ガス
を発生させる物質等がある。界面活性剤としては、シリ
コーン系、ノニオン系の界面活性剤の他に、ポリシロキ
サン、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
ヒマシ油エチレンオキサイド付加物等の所謂、整泡剤も
使用できる。
【0023】本発明の塗布方法及び塗布剤による効果を
充分にするために、必要ならば板状物の材質、表面状態
に応じて塗布剤を塗布すべき板状物の表面に、前処理と
してプライマーを塗布してもよい。プライマーとして
は、この種のボードの塗装の分野で使用されているもの
が利用できるが、好ましくは、TAPPI・T402o
m−83に準拠して測定した、No.2濾紙に対するプ
ライマーの浸透度が300秒以下であるものが、その後
の塗布剤の塗布のために良い。
【0024】本発明の塗布方法によれば、木質板の場合
の板面のキズ、プレスマーク、導管等の欠陥部、またロ
ックウールボード等の多孔質板の場合の表面の孔等の存
在が補修され、均一で平滑な面が得られることから、塗
装後の板状物は、塗装面に更に塗料を塗布したり、或い
は突板、紙、布、合成樹脂シート等を接着して、仕上が
り良好な化粧板を得ることができる。化粧板を得るに
は、塗布剤を塗装した板状物の上に直接、突板、紙、
布、合成樹脂シートを接着する方法、および塗布剤を塗
装した上に接着剤を塗布して接着する方法(one−p
ass法)と、一旦塗布剤を塗装した板状物を乾燥し、
サンダー、バッフィング等を加えたりした後に、接着剤
を塗布して接着する方法(two−pass法)とがあ
る。塗料、接着剤としては、通常のオーバーレイ加工に
使用される塗料、樹脂はいずれも使用できる。
【0025】化粧板を得るなどのために、サンダー処理
等の研削処理をする場合(two−pass法)には、
硬化後の塗布剤の塗膜が、JIS K6902(熱硬化
性樹脂化粧板試験方法)の耐摩耗性の試験による180
番の研磨材で500回転後の研削量が0.5g以上とな
るような塗布剤の使用が好ましい。この場合の研削量
は、プライマー処理している場合には、プライマーの量
も含めた量としてもよい。
【0026】 実施例1 ロックウールボードの塗装 塗装条件 基材 ロックウールボード (9mm) プライマー (ホーネンコーポレーション製 アクリル樹脂系プライ マー P−M) 塗布剤 (ホーネンコーポレーション製 水性アクリル樹脂系エ マルジョン表面処理剤 FTP−100) プライマー処理 プライマーP−Mを硬度40度のスポンジロールにて塗装 (50〜80g/m2 )、ドライヤーにて60℃,1分乾燥 塗布剤の塗布 後記の各塗布装置を用いて行った。基
材(板状物)は全てプライマー処理をしたものを用い
た。塗布装置の作動条件および塗装物についての結果
を、表1および2に示す。表中の各欄において ◎ は良好、○ は良、△ は稍悪い、▲ は不良、×
は不可 を表す。
【0027】
【0028】
【0029】上記表において、薄切りナチュラルロール
は塗布ロール、「ロール※」はロールによるならい加圧
を示す。
【0030】本発明の塗布装置のいくつかの例を図面に
したがって説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。 装置例1 図1は、本発明の塗布装置の一例を示す模式図で、塗布
剤を塗布する塗布部材が塗布ロール1と絞りロール2と
からなり、ならい加圧部材がナイフ状の鋼板5と該鋼板
5を保持する保持盤6と該保持盤6を支持する支持部材
7とからなっている。本例の装置は、送りロール4、4
によって搬送される被塗物(板状物)Wの表面に塗布ロ
ール1でほぼ所定量の塗布剤3を塗布し、次いでならい
加圧部材のナイフ状の鋼板5で摺圧して塗装と板面の凹
陥部の充填を行う。図示しない塗布剤供給装置によって
塗布ロール1と絞りロール2との上に供給された塗布剤
3は、絞りロール2によって絞られ、塗布ロール1によ
って被塗物W表面に塗布される。被塗物表面の塗布剤3
は塗布部材の下流側に設けられた加圧部材のナイフ状の
鋼板5によってならい加圧され、ナイフ状の鋼板5によ
る摺圧によって鋼板5の前面に溜る塗布剤3aは鋼板5
によって板面の凹陥部に充填される。
【0031】図1の例では、ならい加圧部材がナイフ状
の鋼板5を先端に支持する支持部材7を4個中心の回転
軸8に固定した構造よりなり、順次搬送されてくる被塗
物Wに応じて支持部材7が回転してナイフ状の鋼板5が
順次被塗物Wの表面に接するようになっている。支持部
材7は、伸縮しない単なるアーム状のものでもよいが、
例えば油圧シリンダとして鋼板5の作動時にロッド7a
が延びて鋼板5を押圧するようにしてもよい。
【0032】本装置の場合、被塗物表面からの鋼板5の
離脱は中心部の支点(回転軸8)を軸とする外周に沿っ
て被塗物Wの搬送方向と逆方向に移動(回転)させるこ
とによって行う。鋼板5に付着した塗布剤はブレード9
によって掻き取り、塗布ロール1に転移させて再利用す
る。その後、水等の洗浄液を鋼板5に滴下またはスプレ
ーしブラシ10で鋼板5の加圧面を洗浄する。被塗物W
がロックウール板などのように表面が毛羽立つものなど
の場合、送りロール4には、必要に応じて下面に洗浄液
を入れたバット11を配置して、被塗物W裏面からロー
ル4に付着するゴミ等を洗浄除去し、ブレード12で洗
浄液を除くようにしてもよい。
【0033】装置例2 図2に示す装置は、ならい加圧部材を2個のナイフ状鋼
板5が回転するようにしたものの例で、鋼板5の加圧面
に付着した塗布剤はシリンダー14によって塗布ロール
1に向かって進退動可能とされたブレード9によって掻
き取られ、塗布ロール1に移されるようにしたものであ
る。本装置では、図1の送りロール4に代えて無端ベル
ト13を使用した。
【0034】装置例3 図3に示す装置は、ならい加圧部材のナイフ状の鋼板5
を複数個無限軌道16に回動可能に装着し、被塗物Wの
搬送に応じて鋼板5を所定の位置に移動させ、そのとき
シリンダー15が作動して鋼板5の保持盤6を押圧して
ならい加圧できるようにしたものである。被塗物Wが過
ぎ去るときに鋼板5を移動させ、次ぎの被塗物Wが来た
とき次ぎの鋼板5がならい加圧できる位置に移動して来
てシリンダー15で加圧される。 装置例4 図4に示す装置は、図3において無限軌道16が円形で
あるのに対して楕円形状の無限軌道18とした例であ
る。なお、17は塗布剤供給装置を示す。無限軌道は円
形、楕円形に限らずナイフ状の鋼板を移動し循環できる
形であればどのような形の軌道でもよい。
【0035】装置例5 図5に示す装置は、ならい部材を図3に示す構造のもの
とし、ならい部材と塗布ロール1との間に転写ロール1
9を配置し、ブレード9を移動可能として鋼板5に付着
した塗布剤を転写ロール19を介して塗布ロール1に転
移させるようにものである。転写ロール19を適当な径
とすることによって、ブレード9は固定方式とすること
ができる。この塗布剤転写方式は、この装置に限定する
ことなく上記の装置のいずれにも適用できる。
【0036】上記装置例1〜5で示した装置では、なら
い加圧部材のナイフ状の鋼板はいずれも被塗物の搬送方
向と反対方向に曲面を描くように被塗物面から離されて
いるが、ならい加圧部材を単に上方に引き上げる方法に
よってもよい。本発明においてナイフ状の鋼板は、鋼板
に限定されることなく鋼板と同様に本発明の目的を達成
し得るものであれば使用できる。上記における鋼板5を
装着する無限軌道は、例えば、図6に示すように開口部
が互いに対向する断面ほぼコ字型の2本のガイドレール
20の間に懸架された支持軸21にナイフ状の鋼板5の
保持盤6を軸着し、ガイドレール20内を走行するチエ
ン22等に支持軸21を取付けて移動させるようにし、
ガイドレール20は、鋼板5が作動する箇所だけ内側に
張り出しているリブ20aを切り欠くかまたは狭い幅と
し、その他はリブ20aを設けて鋼板5がガイドレール内
に納まるようにしたものなどが使用できる。このほか、
多数の板を無端状に連接したものや無端ベルトにナイフ
状の鋼板を装着してもよい。
【0037】本発明によれば、ならい加圧するナイフ状
の鋼板が被塗物が通り過ぎるときに被塗物上方に移動す
るようにしたため、パーティクルボード、ロックウール
等の端面または表面の強度が低い板状物でも、端面等を
破損することなく間歇的に本発明装置に送り込んで塗装
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明塗装装置の一実施例を示す模式図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例を示す模式図である。
【図3】本発明の更に他の実施例を示す模式図である。
【図4】本発明の別の実施例を示す模式図である。
【図5】本発明の更に別の実施例を示す模式図である。
【図6】本発明における無限軌道の一例を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
1 塗布ロール 2 絞りロール 3 塗布剤 4 送りロール 5 ナイフ状の鋼板 6 保持盤 7 支持部材 8 回転軸 9 ブレード 10 洗浄ブラシ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り装置により間歇的に搬送される板状
    物の表面に塗布剤を塗布して板面の塗装と板状物の凹陥
    部に塗布剤を充填するに際して、塗布装置として、塗布
    剤を塗布する塗布部材と、塗布部材の下流側でそれに近
    接して設置されるナイフ状の鋼板を備えた塗布剤をなら
    い加圧する部材とからなる装置を用い、該ナイフ状の鋼
    板を板状物が該ナイフ状の鋼板を通過するまで静止保持
    することにより塗布剤を摺圧塗布し、板状物が該鋼板面
    から離れるときに板状物の板面上方に該鋼板が離れるよ
    うにすることを特徴とする板状物の塗装方法。
  2. 【請求項2】 塗布剤を塗布する塗布部材と、塗布部材
    の下流側でそれに近接して設置されるナイフ状の鋼板を
    備えた塗布剤をならい加圧する部材とからなる塗布装置
    を用いて、送り装置により間歇的に搬送される板状物の
    表面に塗布剤を塗布して板面の塗装と板状物の凹陥部に
    塗布剤を充填するに際して、該塗布装置のならい加圧す
    る部材を複数枚のナイフ状の鋼板を回転可能に備えた構
    成とし、間歇的に搬送される板状物に対応させて該なら
    い加圧部材を回転させて最下端に位置するナイフ状の鋼
    板を板状物に当接させ、該ナイフ状の鋼板を板状物が該
    鋼板を通過するまで静止保持することにより塗布剤を摺
    圧塗布し、板状物が該鋼板面から離れるときに板状物の
    板面上方に該鋼板面が離れるようにすることを特徴とす
    る板状物の塗装方法。
  3. 【請求項3】 板状物の板面上方にナイフ状の鋼板を離
    す方法が、複数枚のナイフ状の鋼板を回転可能に備えた
    ならい加圧部材の中心部の支点を軸とする外周に沿って
    板状物の搬送方向と逆方向に移動させることを特徴とす
    る請求項2記載の板状物の塗装方法。
  4. 【請求項4】 板状物がならい加圧部材のナイフ状の鋼
    板を通過する際に、該ならい加圧部材と板状物とが接す
    る部分に滞留した余剰の塗布剤を板状物表面から除去す
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記
    載の板状物の塗装方法。
  5. 【請求項5】 余剰の塗布剤を除去する手段が、ならい
    加圧部材のナイフ状の鋼板を板状物の搬送方向に対し
    て、同一平面内で45度以上90度未満の角度で装着す
    ることを特徴とする請求項4に記載の板状物の塗装方
    法。
  6. 【請求項6】 余剰の塗布剤を除去する手段が、板状物
    がならい加圧部材におけるナイフ状の鋼板から離れると
    きに、該ナイフ状の鋼板面に余剰の塗布剤を付着させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の板状物の塗
    装方法。
  7. 【請求項7】 余剰の塗布剤を除去する手段が、板状物
    がならい加圧部材におけるナイフ状の鋼板から離れると
    きに、該ナイフ状の鋼板をならい加圧部材の中心部の支
    点を軸とする円弧の外周に沿って板状物の搬送方向と逆
    向きに回転させることを特徴とする請求項6に記載の板
    状物の塗装方法。
  8. 【請求項8】 ならい加圧部材における複数のナイフ状
    の鋼板が、円状あるいは楕円状の無限軌道(無端コンベ
    ア)に密接または所定の間隔で装着されていることを特
    徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の板状物
    の塗装方法。
  9. 【請求項9】 ならい加圧部材におけるナイフ状の鋼板
    が、中央部の支点から円周方向へ等距離伸びた複数の支
    持体の先端にそれぞれ装着されていることを特徴とする
    請求項2から6のいずれか1項に記載の板状物の塗装方
    法。
  10. 【請求項10】 塗布剤をならい加圧する部材のナイフ
    状の鋼板の最下端と送り装置の最上端との間隔が被塗物
    である板状物の厚み以下である請求項1から8のいずれ
    か1項に記載の板状物の塗装方法。
  11. 【請求項11】 ナイフ状の鋼板に付着して除去された
    余剰の塗布剤を、ブレードにより掻き取り再利用する
    か、洗浄除去することを特徴とする請求項6に記載の板
    状物の塗装方法。
  12. 【請求項12】 複数枚のナイフ状の鋼板を備えたなら
    い加圧部材において、ならい加圧部材を回動させて余剰
    の塗布剤が付着したナイフ状の鋼板をならい加圧系外に
    移動させて該塗布剤を除去または回収することを特徴と
    する請求項11に記載の板状物の塗装方法。
  13. 【請求項13】 塗布剤が、主剤が水性エマルジョン及
    び/又は水性ラテックスで、架橋剤が(1)イソシアネ
    ート化合物、(2)分子中に2個以上のアジリジニル基
    を有する多官能アジリジン化合物、(3)水性エポキシ
    化合物、(4)有機ケイ素化合物の4つの群から選ばれ
    た物質の1種または2種以上を組合せたものである請求
    項1から12のいずれか1項に記載の板状物の塗装方
    法。
  14. 【請求項14】 塗布剤が、硬化後の塗布剤の研削量が
    JIS K6902(熱硬化性樹脂化粧板試験方法)の
    耐摩耗性の試験による180番で500回転後の研削量
    が0.5g以上であることを特徴とする請求項1から1
    3のいずれか1項に記載の板状物の塗装方法。
  15. 【請求項15】 塗布剤が不揮発分60%以上、粘度5
    〜100Pa・S/25℃、中和曲線の測定に於いて、
    1N塩酸の滴定量2mlの時のpH値が最初のpH値に
    対して1/2以下であることを特徴とする請求項1から
    14のいずれか1項に記載の板状物の塗装方法。
  16. 【請求項16】 板状物が、TAPPI・T402om
    −83に準拠して測定した、No. 2濾紙に対する浸透度
    が300秒以下のプライマーで表面処理されていること
    を特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の
    板状物の塗装方法。
  17. 【請求項17】 請求項1から16に記載の方法で塗装
    した板状物の上にオーバーレイ、塗装等の加工を施して
    なる化粧板。
  18. 【請求項18】 送り装置により間歇的に搬送される板
    状物の表面に塗布剤を塗布し凹陥部に塗布剤を充填する
    ための塗布装置であって、塗布剤を塗布する塗布部材
    と、塗布部材の下流側でそれに近接して設置されるナイ
    フ状の鋼板を備えた塗布剤をならい加圧する部材とから
    なり、該ナイフ状の鋼板が塗布すべき板状物が該ナイフ
    状の鋼板を通過するまで静止保持され、板状物が該鋼板
    面から離れるときに板状物の板面上方に該鋼板が離れる
    ように構成したことを特徴とする板状物の塗装装置。
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