JPH09289496A - エキスパンダ装置 - Google Patents
エキスパンダ装置Info
- Publication number
- JPH09289496A JPH09289496A JP10144796A JP10144796A JPH09289496A JP H09289496 A JPH09289496 A JP H09289496A JP 10144796 A JP10144796 A JP 10144796A JP 10144796 A JP10144796 A JP 10144796A JP H09289496 A JPH09289496 A JP H09289496A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gain
- expander
- digital signal
- value
- level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
- Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
Abstract
置において、最大ゲイン・リダクション量を設定するレ
ンジ処理を可能にする。 【解決手段】 絶対値変換回路2により入力された音響
デジタル信号を絶対値変換し、レベル−ゲイン変換回路
3により信号レベル値からエキスパンダ・レシオに応じ
たゲイン値を出力する。レベル−ゲイン変換回路3によ
って発生したゲイン値と最大ゲイン・リダクション量を
決定するレンジ値を比較回路7により比較して、比較し
た結果に応じて出力するゲイン値を切換回路8によって
選択し、切換回路8から出力されたゲイン値に対して包
絡発生回路4によって包絡特性を設定して出力する。そ
して前記音響デジタル信号と包絡発生回路4の出力とを
乗算することによってエキスパンダ特性を有する音響デ
ジタル信号を生成する。
Description
用され、音響デジタル信号に対して伸長処理を行うエキ
スパンダ装置に関するものである。
るエキスパンダ装置の一例の回路構成を示すブロック図
であり、1は音響デジタル信号を入力する入力端子、2
は絶対値変換回路、3は絶対値変換回路2の出力がスレ
ッショルド・レベル以下であればエキスパンダのレシオ
に応じたゲインを発生するレベル−ゲイン変換回路、4
はアタックタイム,リリースタイムなどの包絡曲線を設
定する包絡発生回路、5はゲイン値と入力信号値を乗算
する乗算器、6は伸長処理後の音響デジタル信号を出力
する出力端子である。
ダ装置について、以下にその動作を説明する。
が変化するダイナミクス特性に関する信号処理装置であ
って、伸長処理により入力信号の中に含まれる低レベル
のノイズ除去,圧縮されすぎている音への明瞭度の増
加,ダイナミックレンジの増大などの効果を得るために
使用される。
るパラメータにはスレッショルド・レベル,エキスパン
ダ・レシオがある。スレッショルド・レベルは、エキス
パンダ装置が1:1のユニティゲインに到達するポイン
トであり、これ以上の信号はユニティゲインで通過し、
スレッショルド以下の信号はゲイン・リダクションされ
る。エキスパンダ・レシオはスレッショルド・レベル以
下の入力信号のゲイン・リダクションのスロープを決定
する。例えば、エキスパンダ・レシオが1:2ならば、
入力が6dB減少したとき、出力は12dB減少することにな
る。
におけるエキスパンダ処理について説明する。
信号xinは、絶対値変換回路2により下記の(数1)のよ
うにレベル値linに変換される。
ゲインgは、入力レベルlinとスレッショルド・レベル
vthの関係により下記の(数2),(数3)のように分けら
れることが一般に知られている。
ショルド・レベルvth未満の場合)
ョルド・レベルvth以上の場合)
イン変換回路3により、音響デジタル信号がゲインgに
変換される。
4)のようになる。
ン変換回路3により、エキスパンダ・レシオrに応じた
ゲインgが出力される。そのゲインgは、包絡発生回路
4により適切な包絡曲線を得られるように包絡処理さ
れ、ゲイン包絡genvとして包絡発生回路4から出力さ
れる。ゲイン包絡genvは、入力端子1から加えられた
音響デジタル信号xinと乗算器5により乗算され、出力
端子6からエキスパンダ処理された音響デジタル信号x
outとして出力される。このとき、入出力関係は下記の
(数5)のように示される。
てエキスパンダ処理を実現でき、図4のようなダミナミ
クス特性を得ることができる。
従来のような構成では、エキスパンダ動作においてエキ
スパンダ・レシオが、例えば1:3と緩やかなエキスパ
ンダ特性でも、入力信号が低下すると出力はそのスロー
プに応じて低下していく。この場合、低レベルでの不必
要なレベル変動が生じるという問題があった。また、エ
キスパンダは、素材音から不必要なかぶり音(不必要に
加算された音)や時間経過に伴うノイズなどをリダクシ
ョンし、必要な音だけを得ることが目的であるため、素
材音の状況にあわせて源音が大きく変化しないように、
ゲイン・リダクション量を必要最小限に抑えることが要
求される。この場合、源音とは何も処理されていない音
であり、素材音とは源音にある処理がなされた結果、生
じる音のことである。この素材音がエキスパンダ装置の
入力音になる。
・リダクション量を設定するレンジ処理が知られている
が、DSP(Digital Signal Processor)などのデジ
タル信号処理では、まだ実現されていなかった。
るデジタル信号処理においてエキスパンダ装置のレンジ
処理をし、かつ短いステップで信号処理を可能にするエ
キスパンダ装置を提供することである。
成するために、音響デジタル信号のエキスパンダ処理に
おいて、レベル−ゲイン変換されたゲイン値とレンジ値
を比較する比較回路と、比較結果に基づきゲイン値を切
り換える切換装置とを含んで構成したものであって、こ
の構成により、音響デジタル信号のエキスパンダ処理に
おいて、入力信号が絶対値変換されたレベルをエキスパ
ンダのレシオに対応したゲインに変換し、そのゲインと
最大ゲイン・リダクション量を決定するレンジのゲイン
値を比較し、比較した結果、大きい方のゲインを選択す
ることにより最大ゲイン・リダクション量を設定できる
レンジ処理を行うことができる。
イナミクス特性の調整においても、エキスパンダ装置の
最大ゲイン・リダクション量を決定するレンジ値を操作
者が自由に設定,調整でき、源音を大きく変化させるこ
となく効果的なエキスパンダ処理をデジタル信号処理に
より実現することができ、なおかつ短いステップ数によ
って実現することができる。
について図面を参照して説明する。
のエキスパンダ装置の回路構成を示すブロック図であ
り、1は音響デジタル信号xinを入力する入力端子、2
は絶対値変換回路、3はレベル−ゲイン変換回路、7は
比較回路、8は切換回路、9は比較回路7と切換回路8
とからなるレンジ処理部であって、さらに4は包絡発生
回路、5は入力信号と包絡処理されたゲイン値を乗算す
る乗算器、6はエキスパンダ処理後の音響デジタル信号
xoutを出力する出力端子である。
について、以下その動作を説明する。
号は、絶対値変換回路2により音響レベル値に変換され
る。音響レベル値はレベル−ゲイン変換回路3により、
下記の(数6)に基づき、設定したレシオに応じたエキス
パンダ特性のゲイン値gに変換される。
回路3で変換されたゲインgは、操作者が設定した最大
ゲイン・リダクション量を決定するレンジ値grangeと
比較回路7により比較される。この比較回路7と切換回
路8からなるレンジ処理部9の論理は以下のように示す
ことができる。
果、 (A)g≧grangeの場合、切換回路8によりゲインg
をレンジ処理部9から出力する。
よりレンジ値grangeをレンジ処理部9から出力する。
よって実現することができる。
路4により包絡処理されたゲイン包絡値genvに変換さ
れ、乗算器5により音響デジタル信号xinと乗算され
る。乗算された結果はレンジ処理されたエキスパンダ特
性を有する音響デジタル信号xoutとして出力端子6か
ら出力される。
信号処理においても、エキスパンダ装置の最大ゲイン・
リダクションを調整するレンジ処理が可能となり、図2
に示すダイナミクス特性のように、ゲイン・リダクショ
ン量を必要最小限に抑えて効果的な音響ダイナミクス処
理が実現される。
エキスパンダ装置のレンジ処理を音響デジタル信号処理
において実現できる。すなわち、素材の状況に合わせて
源音が大きく変化しないようにエキスパンダ装置のゲイ
ン・リダクション量を調整することができ、ひいては効
果的なダイナミクス特性を得ることを音響デジタル信号
処理においても実現することができる。
のゲイン値と直接比較し、大きい方をそのままゲイン値
と見なすというアルゴリズムをとっているため、エキス
パンダ装置のレンジ処理を短いDSPの処理ステップに
よって実現することができる。
ンダ装置の回路構成を示すブロック図である。
代表的なダイナミクス特性を示す図である。
すブロック図である。
代表的なダイナミクス特性を示す図である。
回路、 3…レベル−ゲイン変換回路、 4…包絡発生
回路、 5…乗算器、 6…音響デジタル信号用の出力
端子、 7…比較回路、 8…切換回路、 9…レンジ
処理部。
Claims (1)
- 【請求項1】 音響信号を絶対値変換するための絶対値
変換手段と、エキスパンダのレシオに応じたゲインを発
生させるレベル−ゲイン変換手段と、レベル−ゲイン変
換手段によって発生されたゲインとレンジゲインの大き
さを比較する比較手段と、その比較した結果、大きい方
のゲインを出力する切換手段と、切換手段から出力され
たゲインに対して包絡処理を行って包絡曲線を設定する
包絡発生手段と、前記音響信号と包絡発生手段の出力を
乗算する乗算手段とを備えたことを特徴とするエキスパ
ンダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10144796A JP3586037B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | エキスパンダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10144796A JP3586037B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | エキスパンダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09289496A true JPH09289496A (ja) | 1997-11-04 |
JP3586037B2 JP3586037B2 (ja) | 2004-11-10 |
Family
ID=14300955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10144796A Expired - Fee Related JP3586037B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | エキスパンダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3586037B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012512434A (ja) * | 2009-07-29 | 2012-05-31 | ビーワイディー カンパニー リミテッド | 背景雑音を除去する方法及び装置 |
-
1996
- 1996-04-23 JP JP10144796A patent/JP3586037B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012512434A (ja) * | 2009-07-29 | 2012-05-31 | ビーワイディー カンパニー リミテッド | 背景雑音を除去する方法及び装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3586037B2 (ja) | 2004-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007178675A (ja) | オーディオ再生の効果付加方法およびその装置 | |
US6996240B1 (en) | Loudspeaker unit adapted to environment | |
JP4538494B2 (ja) | 音響効果回路及び処理方法 | |
JPH06177688A (ja) | オーディオ信号処理装置 | |
JPH09258781A (ja) | デジタル音声処理装置 | |
JP3586037B2 (ja) | エキスパンダ装置 | |
JP2006324786A (ja) | 音響信号処理装置およびその方法 | |
JPH04365210A (ja) | 車載音響再生装置 | |
CN114094966A (zh) | 动态范围控制电路、音频处理芯片及其音频处理方法 | |
JP2002345075A (ja) | 信号処理装置 | |
JPH0530588A (ja) | 自動音量調整装置 | |
JP2008224816A (ja) | カラオケ装置 | |
JPH03237899A (ja) | ハウリング抑制装置 | |
JP2004104692A (ja) | 自動利得制御装置、自動利得制御方法および自動利得制御プログラム | |
JPH07226992A (ja) | 低音域成分補償方法 | |
JP3067409B2 (ja) | ハウリング防止プロセッサ | |
JPH07105679B2 (ja) | オーディオ装置 | |
JP2016173388A (ja) | エフェクタ、エフェクトプログラムおよび効果付与方法 | |
JPH08180582A (ja) | 音声レベル制御装置 | |
JP2744095B2 (ja) | 能動消音装置 | |
JPH0715327A (ja) | A/d変換装置およびd/a変換装置 | |
JPH06152291A (ja) | 入力信号のダイナミックレンジ圧縮装置 | |
JPH07181988A (ja) | エコー装置 | |
JPH0331785A (ja) | 利得制御装置 | |
JPS61108292A (ja) | 音場補正装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040611 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040803 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040805 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070813 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 5 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 5 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |