JPH09289484A - 移動体識別装置 - Google Patents

移動体識別装置

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JPH09289484A
JPH09289484A JP10238896A JP10238896A JPH09289484A JP H09289484 A JPH09289484 A JP H09289484A JP 10238896 A JP10238896 A JP 10238896A JP 10238896 A JP10238896 A JP 10238896A JP H09289484 A JPH09289484 A JP H09289484A
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Takashi Fukagawa
隆 深川
Mitsuo Makimoto
三夫 牧本
Makoto Hasegawa
誠 長谷川
Naoki Adachi
尚季 安達
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 質問器の搬送波を変調反射してデータを伝送
する移動体識別装置に関し、質問器と交信領域内の複数
応答器のうちの一台と混信の無い通信を実現。 【解決手段】 搬送波信号制御送出手段110は質問器
101の交信領域に応答器が存在しない場合または交信
領域内の特定の応答器との交信が確定していない場合に
は連続する搬送波を送出し、特定の応答器との交信を行
う時は一定間隔tonに同期信号として時間toffの
搬送波の停止を行う。応答器102は、同期信号検出手
段121がtonの間搬送波の停止を検出しないときに
は、更にランダム時間発生手段127が発生する時間待
った後、同期信号を検出しない場合に交信要求信号を送
出する。同期信号を検出したときは時間tonおよびラ
ンダム時間発生手段の時間待つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として、人や自動
車、列車などの移動体に取り付けられた応答器が、固定
されて設置される質問器の近傍を通過するときに、移動
する応答器を質問器が非接触で識別し、質問器と応答器
との間で情報の交換を行う移動体識別装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体識別装置としては、例えば
特開平1−182778号公報に記載されている方法が
知られている。以下、図面を参照して従来の方法を説明
する。
【0003】図14は従来の移動体識別装置の概念図で
ある。図15は図14における質問器702と応答器7
01a、701bの通信状態の時間経過を示すタイミン
グ図である。
【0004】図14において、質問器702は、連続ま
たは間欠的に通信開始要求信号R0(図15)を送出し
ており、応答器701aが通信領域703に入ると、応
答器701aは通信開始要求信号R0(図15)を時刻
t1に受信し、質問器702に対して応答信号A0(図
15)を送信して通信を開始する。質問器702は、応
答器701aとの通信を終了もしくは一時中断するとき
に、通信終了要求信号RN(図15)を送信する。時刻
tsに前記通信終了要求信号RN(図15)を受信した
応答器701aは、一定時間△tの間だけ通信動作を中
止する。この時、直前に通信動作を行っていない別の応
答器701bが通信領域703内に新入していた場合に
は、この応答器701bが受信確認信号A0を送信し、
質問器702との通信動作を開始する。このため、2個
の応答器701a、701bが全く同じ時刻に通信領域
703に入ってくる場合を除いて、2個の移動局701
a、701bが同時に送信動作を行うことはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の移動体識別
装置は、2個の移動局が同時に通信領域に入らない場合
には交信が可能であるが、2個の移動局が同時に通信領
域に入る場合や、3個以上の移動局が通信領域内に存在
する場合には、受信確認信号A0が衝突するために交信
ができない。また上記従来の構成では、質問器、応答器
をそれぞれ単独に送受信を行う通信装置とする必要があ
るが、一方の送信した搬送波(例えば、質問器側の搬送
波)を利用して、他方での反射変調動作(例えば、応答
器側での反射変調動作)を用いて通信を行うような構成
では実現が困難である。
【0006】本発明は上記課題を解決するものであり、
搬送波の断続、反射および吸収を用いるような簡易な通
信装置においても、質問器と交信領域内の複数応答器の
うちの1台の応答器と混信の無い通信の実現を目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、質問器の搬送波信号制御送出手段が周期的
に連続した搬送波と同期信号を交互に送出することによ
り、同期信号の部分を応答器の同期信号検出手段が検出
し同期信号の後の搬送波連続の間に順次変調反射手段が
変調反射により交信データを伝送し、周期的に送出され
る同期信号を他の応答器が検出するため他の応答器は交
信要求信号または交信データを送出しないようにし、特
定の応答器との交信が終了した後に、質問器の搬送波信
号制御送出手段は連続した搬送波を送出するが、応答器
は同期信号検出手段で一定時間以上同期信号が検出され
ない場合に、更にランダム時間発生手段によりランダム
に設定された時間間隔後まで検出を行い、複数の応答器
の中で最も短いランダムな時間を発生した応答器では同
期信号が検出されず搬送波連続と判定し交信要求信号を
送出し、交信要求信号を受信した後質問器の搬送波信号
制御送出手段が周期的に連続した搬送波と同期信号を交
互に送出するように構成したものである。
【0008】この発明によれば、搬送波の断続、反射お
よび吸収を用いるような簡易な通信装置においても、質
問器と交信領域内の複数応答器のうちの1台の応答器と
混信の無い通信を実現することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、質問器に、応答器からの反射電波の有無を判定する
交信判定制御手段と、前記交信判定制御手段によって交
信領域に前記応答器が存在し交信要求信号を送出したと
判定され特定の1つの応答器が交信データを送信するこ
とを許可する場合には周期的に連続した搬送波と同期信
号を交互に送出し、前記交信判定制御手段によって応答
器が通信要求信号を送出していないと判定される待ち受
け状態の場合に連続した搬送波信号のみを送出する搬送
波信号制御送出手段を有し、前記応答器に、前記質問器
から送出される同期信号を検出する同期信号検出手段
と、ランダムに時間間隔を設定するランダム時間発生手
段と、前同期信号検出手段で一定時間以上同期信号が検
出されない場合に前記ランダム時間発生手段によりラン
ダムに設定された時間間隔後に搬送波連続と判定し同期
信号が検出された場合には即座に搬送波断続と判定する
断続周期判定制御手段と、交信データを記憶する情報記
憶手段と前記質問器から送出された搬送波信号を反射す
る際に定められた交信要求信号および交信データを変調
する順次変調反射手段とを有し、前記応答器が、交信領
域に入り、前記断続周期判定制御手段が搬送波連続と判
定したときには、前記順次変調反射手段が定められた交
信要求信号を送出し直後に前同期信号検出手段が同期信
号を検出し搬送波断続と判定した後、前記順次変調反射
手段が搬送波連続の間に交信データを送出し、前記応答
器が定められた交信要求信号を送出する前に前記断続周
期判定制御手段が同期信号を検出し搬送波断続と判定と
きは前記断続周期手段が搬送波連続と判定するまで前記
順次変調反射手段が前記交信要求信号を送出しないこと
を特徴としたものであり、同期信号検出手段が、一定時
間以上同期信号を検出しない場合ランダムに設定された
時間後に搬送波連続と判定するため、複数応答器のそれ
ぞれの同期信号検出手段で搬送波連続と判定するまでの
時間が異なり、交信要求信号が衝突することなく、最も
早く交信要求信号が送出した応答器が以後交信データを
送出し、質問器の搬送波信号制御送出手段が断続した搬
送波を送出するため、他の応答器は、次に搬送波連続と
判定されるまで交信データを送出しないため、交信領域
内の複数の応答器のうち、1つの応答器と混信すること
なく交信ができるという作用を有する。
【0010】請求項2に記載の発明は、一定時間の搬送
波停止を同期信号とし、前記応答器の情報記憶手段とし
て電源が入っているときに記憶内容を変更可能で電源が
切れている時に記憶内容を保持する不揮発性記憶手段を
有し、前記応答器に前記質問器から放射された電波を整
流し前記情報記憶手段と前記順次変調反射手段と前記断
続周期判定制御手段の電源とする搬送波受信整流手段を
有し、前記応答器の前記順次変調反射手段が変調反射に
より交信データの送信を開始している場合に質問器から
の搬送波の送出が停止する直前に前記情報記憶手段が送
信済みの交信データのメモリ上の番地を不揮発性記憶手
段に保持し再び搬送波が送出されたときに送信済みでな
い交信データの送信を再開することを特徴としたもので
あり、応答器の情報記憶手段として不揮発性記憶手段を
用いたため、質問器からの搬送波を整流して応答器の電
源用いる場合にも、搬送波が停止する直前に送信済みの
交信データのメモリ上の番地を情報記憶部に保持するた
め、他の応答器がこのとき初期状態にリセットされるの
に対して、再び搬送波が送出された時に送信済みでない
交信データの送信を再開するため、質問器の搬送波を整
流して電源として用いる複数の応答器のうち、1つの応
答器が交信を続けることができるという作用を有する。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記質問器に、
前記受信復調手段の出力の正誤を判定する正誤判定手段
と、前記正誤判定手段が前記交信データを誤って受信し
たと判定した時は前記応答器の前記不揮発性記憶手段が
交信データのメモリ上の番地を更新する周期より短い周
期で同期信号と連続した搬送波を送出する第2の周期的
断続手段を有し、前記応答器の前記不揮発性情報手段が
交信データのメモリ上の番地を更新していない時に前記
順次変調反射手段が交信データを再送することを特徴と
したものであり、質問器に受信した交信データ正誤を判
定する正誤判定手段を有し、交信データを誤って受信し
たと判定した時には、周期的断続手段が短い周期で搬送
波の断続を行うため、応答器の不揮発メモリに送出済み
交信データとしてメモリ上の番地が保持される前に搬送
波が停止し、再び搬送波が送出された時には情報記憶部
に前に保持した送出済み交信データの番地が残っている
ため、質問器で誤って受信した交信データを応答器が再
送することができるという作用を有する。
【0012】請求項4に記載の発明は、前記質問器に前
記正誤判定手段の判定結果を搬送波を変調して送出する
変調手段を有し、前記周期的断続手段が常に周期的に連
続した搬送波と同期信号の送出を繰り返し、前記断続周
期判定制御手段の代わりに、同期信号に続く搬送波の連
続区間1フレームを等間隔にN個の時分割した通信スロ
ットのN−1個どれかの通信スロットをランダム時間発
生手段が発生するランダムな時間に基づきランダムに選
択する通信スロット選択手段を有し、前記通信スロット
選択手段が選択した通信スロットに応答器の前記順次変
調反射手段が前記情報記憶手段の交信データを変調反射
して質問器に送出し、前記変調手段が前記N−1個以外
の1つの通信スロットで交信データの正誤判定結果を送
出することを特徴としたものであり、1フレームを等間
隔にN個の時分割した通信スロットに分け、応答器が通
信スロットをランダムに選択する通信スロット選択手段
を有するため、交信領域内複数の応答器が異なる通信ス
ロットを選択することにより複数の応答器と交信するこ
とができるという作用を有する。
【0013】請求項5に記載の発明は、前記1フレーム
を第1のブロックと第2のブロックに分け、前記第2の
ブロックを時分割したN個の通信スロットに分割し、第
1のブロックをNの整数倍個の通信スロットに分割し、
前記応答器に通信スロット選択手段の代わりに交信要求
信号スロット選択手段と交信データ送出制御手段を有
し、Nの整数倍個のうち最初のN個のどれかの通信スロ
ットを前記交信要求信号スロット選択手段がランダムに
選択し、その通信スロットの前半に応答器が変調反射に
より交信信要求信号を送出し、前記質問器が通信スロッ
トの後半で前記正誤判定手段が判定した正誤判定結果を
前記変調手段が送出し、前記交信データ送出制御手段は
正誤判定結果が正しい場合には第1のブロックの通信ス
ロットに対応する第2の通信スロットで交信データを変
調反射により送出し、正誤判定結果が誤りの場合には、
前記交信要求信号スロット選択手段が再びランダムに第
1のブロックの次のN個の通信スロットを選択し、交信
要求を送出することを特徴としたものであり、1フレー
ムを第1のブロックと第2のブロックに分け、1回の交
信要求信号が交信データに比較して短時間で送出できる
ため、第1のブロックの通信スロットを第2の通信スロ
ットの整数倍とし、第1のブロックでの複数の応答器が
交信要求信号を同時に送出して交信要求に衝突が起こっ
た場合でも、再び交信要求を送出できるため1つあたり
の時間が長い第2のブロックの通信スロットを効率良く
使うことができるという作用を有する。
【0014】請求項6に記載の発明は、応答器に、前記
同期信号検出手段で検出した同期信号に同期し応答器に
固有の疑似雑音符号を発生する応答器拡散符号発生手段
を有し、質問器に前記搬送波信号制御送出手段が発生す
る同期信号に同期して順番に複数の疑似雑音信号を発生
する質問器拡散符号発生手段を有し、前記応答器拡散符
号発生手段が発生した疑似雑音信号で順次変調反射手段
が搬送波信号をスペクトル拡散変調し、前記質問器が受
信したスペクトル拡散変調信号を受信復調手段が質問器
拡散符号発生手段の発生した疑似雑音信号で逆拡散する
ことを特徴としたものであり、質問器の質問器拡散信号
発生手段と応答器の応答器拡散信号発生手段が、同期信
号に同期して拡散符号を発生するので質問器側でとくに
同期を行うことなく容易にスペクトル逆拡散および復調
を行うことができ、また交信領域内の複数の応答器のう
ち1つの応答器からの交信データを混信無く受信するこ
とができるという作用を有する。
【0015】請求項7に記載の発明は、質問器に指向性
の異なる複数個のアンテナを有し、質問器の搬送波信号
制御手段送出した搬送波を1つの送信アンテナが送出
し、応答器が変調反射により送出した交信データ信号を
1つ受信アンテナが受信し、前記交信データ信号を前記
正誤判定手段が判定し誤りがあると判定したときに送信
アンテナ、受信アンテナを切り換えて交信を行うことを
特徴としたものであり、質問器に指向性の異なる複数個
のアンテナを有するため、正誤判定手段が受信データの
誤りがあると判定したときは、アンテナのビーム内に複
数の応答器が存在し、応答器からの交信データに衝突が
あったとして、指向性の異なるアンテナに切り換えアン
テナのビーム内に1つの応答器のみが存在するようにで
きるという作用を有する。
【0016】以下、本発明の実施の形態について図1か
ら図13を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の形態による移動
体識別装置のブロック結線図である。図1において、1
01は固定されて設置される質問器で、人や自動車、列
車などの移動体に取り付けられた応答器102が、近傍
を通過するときに、移動する応答器102を非接触で識
別し、応答器との間で情報の交換を行う。
【0017】110は質問器101を構成する搬送波制
御送出手段で、応答器102からの送信が無い待ち受け
状態のときには連続した搬送波を送出し、特定の一つの
応答器102と交信データの交信を行う時には、断続し
た搬送波を送出する。111は質問器101を構成する
交信判定制御手段で、受信復調手段112の復調状態に
応じて搬送波制御送出手段110を制御する。113は
質問器101を構成する送信アンテナで、搬送波制御送
出手段110の出力である搬送波を応答器102へ送出
する。一方、114は質問器101を構成する受信アン
テナで、応答器102からの応答信号を受信復調手段1
12へ供給する。なお、送信アンテナ113と受信アン
テナ114は一般的な構成により送受信アンテナとして
も良い。
【0018】なお、搬送波制御送出手段110におい
て、115は一定の搬送波信号を発生する搬送波信号発
生手段、116は一つの応答器102と交信を行う時の
同期信号として搬送波信号発生手段115の出力である
搬送波信号に対して一定時間の搬送波停止を行う周期的
断続手段、117は搬送波信号発生手段115の出力と
周期的断続手段116の出力との一方の出力のスイッチ
ングを行う信号切り換え手段、118は信号切り換え手
段117の出力を増幅する送信用パワーアンプである。
【0019】一方、120は応答器102を構成する順
次変調反射手段で、条件に応じて質問器101から送出
された搬送波信号を反射する。121は応答器102を
構成する同期信号検出手段で、質問器101から送出さ
れた搬送波信号の同期信号を検出する。122は応答器
102を構成する断続周期判定制御手段で、同期信号検
出手段121の同期信号の検出結果に基づき質問器10
1から送出された搬送波信号の連続・断続を判定する。
127は応答器102を構成するランダム時間発生手段
で、断続周期判定制御手段122の判定にあたってラン
ダムな時間を供給する。123は応答器102を構成す
る送受信アンテナで、質問器101に対する信号の送受
信を行う。
【0020】なお、順次変調反射手段124において、
126は交信データを記憶している情報記憶手段、12
5は情報記憶手段126の交信データに基づき搬送波の
変調を行う変調反射手段、124は後述する送信モード
においては変調反射手段125の変調反射信号を出力
し、受信モードにおいては質問器101から送出された
搬送波信号を同期信号検出手段121に送出させる信号
切り換え手段である。
【0021】図2は交信領域内における応答器と質問器
の位置関係を示す図である。図2において、101は図
1における質問器、102、130、131は応答器
で、応答器130、131は図1における応答器102
と同等なものである。104は質問器101の交信領域
である。
【0022】図3は、質問器と応答器の通信のタイミン
グを示す図である。図3において、(a)は質問器10
1の搬送波信号の送出タイミング、(b)は応答器10
2の変調反射信号、(c)は応答器130の変調反射信
号、(d)は応答器131の変調反射信号の時間経過を
示しており、t1、t2、t3、t4、t5、t6、t
7、t8、t9、t10、t11、t12はそれぞれ時
刻を表す。
【0023】以上のように構成された移動体識別装置に
ついて、以下その動作を説明する。まず、交信領域に応
答器が存在しない場合には、質問器101は、搬送波信
号発生手段115で生成した連続する搬送波信号を、信
号切り換え手段117を介して送信用パワーアンプ11
8により電力増幅した後、送信アンテナ113より送出
する。また質問器101は一つの応答器と交信を行う時
の同期信号として、一定時間の搬送波停止を行う。
【0024】時刻t1に交信領域140に応答器102
が進入した場合、断続周期判定制御手段122は予め決
定された時間間隔ton後のt2まで搬送波の停止が無
い場合、ランダム時間発生手段127のランダムに設定
された時間間隔tr1の間更に待ち状態とする。
【0025】時間tr1後のt3までに同期信号検出手
段121が搬送波停止を検出しない場合には、断続周期
判定制御手段122は搬送波信号が連続と判定し、切り
換え手段124を切り換え送信モードとし、変調反射手
段125は所定の交信要求を変調反射する。
【0026】予め決定された時間間隔tonまたはラン
ダムな時間間隔tr1の間に同期信号検出手段121が
搬送波停止を検出した場合には、断続周期判定制御手段
122は再び予め決定された時間tonの後まで搬送波
の停止が無いかを確認する。
【0027】一方、質問器101は応答器102からの
変調反射信号を受信復調手段112が復調し、交信判定
制御手段111が所定の交信要求信号であると判定した
場合、即時に切り換え手段117を切り換え周期的断続
手段116により周期的に断続した搬送波信号(搬送波
送出時間間隔ton、搬送波停止時間間隔toff)が
送出される。
【0028】応答器102は交信要求信号を送出した
後、切り換え手段124を切り換え受信モードとし、同
期信号検出手段がtoffの搬送波停止を検出の後、搬
送波連続の間に切り換え手段124を切り換え送信モー
ドとし、情報記憶手段126の交信データで変調反射手
段125は搬送波を変調反射する。予め決定された時間
ton後に変調反射を中断し、切り換え手段124を受
信モードとし、再び同期信号検出手段121が搬送波停
止を検出した後、切り換え手段124を切り換え送信モ
ードとし、交信データを再び変調反射で送出し、以後同
様に応答器102のすべての交信データが送出し終わる
t4まで続ける。
【0029】また時刻t1からt5の間に応答器130
および131が交信領域140に進入したとき、それぞ
れの応答器130および131の同期信号検出手段12
1が搬送波の停止を検出したため、応答器102の交信
が終了し最後の搬送波停止後のt5までの間、変調反射
によるデータ交信を行わない。
【0030】時間t5から定められた時間間隔tonお
よびランダム時間発生手段127のランダムに設定され
た時間、応答器130はtr2、応答器131はtr3
(tr2>tr3)まで待ち状態とする。応答器131
はランダムに設定された待ち時間が短いためt7にて交
信要求信号を送出し、以後質問器へデータ送信する。
【0031】応答器130はランダムに設定された待ち
時間が長いため搬送波の停止を検出し、以後時刻t8で
応答器131がすべての交信データを送出し終わるま
で、データの送信は行わない。
【0032】時間t9から定められた時間間隔tonお
よびランダム時間発生手段127のランダムに設定され
た時間の間、搬送波の停止が検出されない時は、時間t
11に交信要求信号を送出し、次に搬送波が送出されて
いる時にデータを送出する。
【0033】以上の説明では、同期信号を搬送波の停止
区間としているが、特定のパターン(たとえばPN符
号)で搬送波を変調したものでも良い。
【0034】以上のように本実施の形態による移動体識
別装置によれば、質問器は応答器からの送信が無い待ち
受け状態のときには連続した搬送波を送出し、特定の一
つの応答器と交信データの交信を行う時には、断続した
搬送波を送出する。また、応答器は断続した搬送波が送
出されているときには他の特定の一つの応答器と交信が
おこなわれているので、交信データの送出は行わず、連
続した搬送波を検出したときにも、ランダム時間待った
後に交信データの送出を行うので複数応答器でのデータ
の衝突が無く、質問器への交信が可能となる。
【0035】(実施の形態2)図4は本発明の第2の実
施の形態による移動体識別装置のブロック結線図であ
る。
【0036】図4において、図1の構成と異なる点は、
まず、質問器101に関しては、受信復調手段112の
出力から復調データの誤りを判定する正誤判定手段20
1を新たに設けるとともに、図1の周期的断続手段11
6の代わりに2種類の断続性を持った第1の周期的断続
手段202および第2の周期的断続手段203を設け、
切り替え手段204により搬送波信号発生手段115、
第1の周期的断続手段202、第2の周期的断続手段2
03のいずれかの出力を交信判定制御手段111の出力
に基づき選択するようにした点である。また、応答器1
02においては、受信アンテナ205で搬送波を受信し
て搬送波整流手段206で整流してこの整流信号を電源
とする搬送波受信整流手段207を設けるとともに、交
信要求信号を記憶する不揮発性記憶手段208を設けた
点である。
【0037】図5は、質問器101と応答器102の通
信のタイミングを示す図である。図5において、(a)
は質問器101の搬送波信号の送出のタイミング、
(b)は応答器102の変調反射信号の時間経過を示し
ており、t1、t2、t3、t4、t5、t6、t7、
t8、t9、t10は時刻を表す。
【0038】以上のように構成された移動体識別装置に
ついて、以下その動作を説明する。まず、交信領域に応
答器102が存在しない場合には、質問器101は搬送
波信号発生手段115で生成した連続する搬送波信号
を、送信用パワーアンプ118により電力増幅した後、
送信アンテナ113より送出する。
【0039】応答器102は搬送波受信整流手段207
の受信アンテナ205で、送信アンテナ113より送出
された搬送波を受信し、搬送波整流手段207で整流す
る。
【0040】この整流信号を電源として応答器102の
内部の順次変調反射手段120、断続周期判定制御手段
122、ランダム時間発生手段127の動作をさせる。
【0041】応答器102は時刻t1に質問器101と
の交信領域に進入し搬送波信号が存在する場合には、搬
送波受信整流手段207が搬送波信号を整流し電源とな
るため、応答器102の順次変調反射手段120、断続
周期判定制御手段122、ランダム時間発生手段127
の動作が開始する。
【0042】断続周期判定制御手段122は予め決定さ
れた時間間隔ton後の時刻t1まで搬送波の停止が無
い場合、更にランダム時間発生手段127のランダムに
設定された時間tr1の間待ち状態とする。
【0043】時間tr1後の時刻t3までに搬送波が停
止しない場合には、応答器102は質問器101からの
搬送波を変調反射手段127により、不揮発性記憶手段
208に記憶された交信要求信号を変調反射を行う。
【0044】質問器101は交信要求信号を受けた後、
時間間隔tonで搬送波を連続送出し、時間間隔tof
fで搬送波を停止する第1の周期的断続手段201が、
時間間隔toff搬送波を停止した後、時刻t4に搬送
波送出を開始する。
【0045】応答器102は、不揮発性記憶手段208
に記憶されている交信データを変調反射手段125で質
問器101からの搬送波を変調反射し送出する。質問器
101は応答器102からの反射電波を受信アンテナ1
14が受信し、受信復調手段112の復調データを正誤
判定手段201が判定する。この判定結果が正しい場合
には、第1の周期的断続手段202が時間間隔toff
で搬送波停止を行う。
【0046】この時間間隔tonは不揮発性記憶手段2
08が内部の送信済み交信データのメモリ上の番地を更
新して記憶する時間より長いので、メモリ上の番地を更
新した後t5に搬送波が停止する。
【0047】一方、正誤判定手段201が復調データに
誤りがあると判定した場合には、tonより短い時間間
隔tngで搬送波停止を行う第2の周期的連続手段20
3が時間間隔tngで搬送波停止を行う。この時間間隔
tngは不揮発性記憶手段208が内部の送信済みの交
信データのメモリ上の番地を更新する時間より短い時間
であるため、次に搬送波の送信が開始された時点でデー
タの再送を行う。
【0048】時刻t6から応答器102は変調反射によ
りデータの伝送を行うがデータの誤りが質問器101で
検出された場合には、tng後の時刻t7で搬送波が停
止する。
【0049】このため、送信済みの交信データのメモリ
上の番地が不揮発性記憶手段208で更新される以前に
搬送波受信整流手段207の出力がOFFとなり、順次
変調反射手段120、断続周期判定制御手段122、ラ
ンダム時間発生手段127の動作が停止する。
【0050】次に時刻t8で、再び搬送波の送出が行わ
れた時に応答器は時刻t6で転送開始したデータと同じ
データを転送する。データが誤り無く送られた時には、
第1の周期的断続手段202により時間間隔ton後の
時刻t9に、応答器102が送信済みの交信データのメ
モリ上の番地が不揮発性記憶手段208で更新された後
に質問器101からの搬送波が停止し、t10にすべて
の交信データの送出を終了する。
【0051】以上の説明では、同期信号を搬送波の停止
区間としているが、特定のパターン(たとえばPN符
号)で搬送波を変調したものでも良い。
【0052】以上のように本実施の形態による移動体識
別装置によれば、応答器102は搬送波受信整流手段2
07により搬送波を整流して電源としているため、特定
の一つの応答器102と交信を行って時に、他の応答器
は搬送波の中断により常にリセットされるため交信を行
わず、特定の一つの応答器についても質問器101の正
誤判定手段201が交信データを誤って受信したと判定
した時には、第1、第2の周期的断続手段202、20
3が短い周期で搬送波の断続を行うため、応答器102
の不揮発性記憶手段208に送出済み交信データとして
メモリ上の番地が保持される前に搬送波が停止し、再び
搬送波が送出された時には情報記憶部に前に保持した送
出済み交信データの番地が残っているため、質問器10
1で誤って受信した交信データを応答器が再送すること
が可能となる。
【0053】(実施の形態3)図6は本発明の第3の実
施の形態による移動体識別装置のブロック結線図を示す
ものである。
【0054】図6において、図1の構成と異なる点は、
質問器101においては、図4の正誤判定手段201を
設けるとともに、当該正誤判定の結果が応答器102の
送信した通信スロット番号ととも搬送波を変調する変調
手段304を設けた点である。一方、応答器102にお
いては、通信スロットをランダムに選択する通信スロッ
ト選択制御手段302を設けるとともに、質問器101
から送出された正誤判定の結果を復調する復調手段30
3を設けた点である。
【0055】図7は質問器と応答器の交信のタイミング
を示す図である。図7において、(a)は質問器の搬送
波の送出のタイミング、(b)はフレームおよび通信ス
ロット、(c)は質問器の送信のタイミング、(d)は
質問器の交信領域内にある第1の応答器の送信タイミン
グ、(e)は質問器の交信領域内にある第2の応答器の
送信タイミング、(f)は質問器の交信領域内にある第
3の応答器の送信タイミングであり、310、311、
312はフレーム、s1,s2,s3,s4,s5、s
6は通信スロット、313、314、315は質問器が
送信する通信スロット、316は第1の応答器が送信す
る通信スロット、317、318は第2の応答器が送信
するスロット、319、320は第3の応答器が送信す
る通信スロットである。
【0056】以上のように構成された移動体識別装置に
ついて、以下にその動作を説明する。
【0057】まず、質問器101は、搬送波信号制御手
段110が図7(a)に示す一定した周期のタイミング
で搬送波の送出、停止を繰り返す。
【0058】図2に示すように、質問器101の交信領
域内に第1の応答器102が進入してきた時に、応答器
102は受信した信号で搬送波停止の部分を同期信号検
出手段121が同期信号として検出し、搬送波立ち上が
りを始点とするフレーム310に等間隔で存在する6個
の通信スロットのうち最初の5個のどれかを、通信スロ
ット選択制御手段302がランダムに選択し、(c)の
316に示す選択した通信スロットs2で順次変調反射
手段120が情報記憶手段126のデータを変調反射に
より送出する。
【0059】第1の応答器からの交信データは質問器1
01の受信復調手段112で復調され、正誤判定手段2
01でデータに誤りが無いかを判定する。(c)の31
3に示す通信スロットs6で、正誤判定の結果が応答器
の送信した通信スロット番号ととも変調手段304で変
調されて送出され、応答器は復調手段303にて質問器
から送出された正誤判定の結果を復調し、誤りが無い場
合には第1の応答器からデータ送出は終了する。
【0060】質問器の交信領域に図2に示すように第2
の応答器130、第3の応答器131が進入してきた
時、それぞれ応答器は受信した信号で搬送波停止の部分
を同期信号検出手段121が同期信号として検出し、搬
送波立ち上がりを始点とするフレーム311に等間隔で
存在する6個の通信スロットのうち最初の5個のどれか
を、通信スロット選択制御手段302がランダムに選択
し、(e)の317および(f)の319に示す選択し
た通信スロットで順次変調反射手段120が情報記憶手
段126のデータを変調反射により送出する。
【0061】この時、第2の応答器と第3の応答器は同
じ通信スロットs2を選択しているので交信データの衝
突が起こり、質問器での復調されたデータは正誤判定手
段201で誤りと判定される。このため(c)の314
に示すスロットs6で質問器から変調されて送出される
正誤判定の結果は、応答器で復調され通信スロット選択
手段302は次のフレーム312でデータの再送を行
う。
【0062】フレーム312では第2の応答器の通信ス
ロット選択制御手段がランダムに通信スロットを選択し
た結果、(e)の318に示す通信スロットs4を選択
し、第3の応答器が(f)の320に示す通信スロット
s2を選択したので、交信データの衝突が発生せず、質
問器の正誤判定手段が誤りが無いと判定し、判定結果が
(c)の315に示す通信スロットs6で送出され、応
答器でそれを復調し第2、第3の応答器からのデータ送
出は終了する。
【0063】なお、以上の説明では通信スロットを6と
しているが、2以上の複数であれば何れでも良い。また
同期信号を搬送波の停止区間としているが、特定のパタ
ーン(たとえばPN符号)で搬送波を変調したものでも
良い。
【0064】以上のように本実施の形態の移動体識別装
置によれば、応答器102から質問器101へのデータ
送信のタイミングを通信スロットとして規定し、応答器
102は通信スロットをランダムに選択するため、質問
器101の交信領域に複数の応答器が存在する場合にも
送信データの衝突が発生する確率は減少する。また送信
データが衝突した場合でも、質問器101は受信正誤判
定結果を応答器102へ返送するので質問器101への
確実な交信が可能となる。
【0065】(実施の形態4)図8は本発明の第4の実
施の形態による移動体識別装置のブロック結線図を示す
ものである。
【0066】図8において、図6の構成と異なる点は、
交信要求信号スロットをランダムに選択する交信要求信
号スロット選択制御手段401を設けるとともに、交信
要求信号スロットに対応する交信データスロットでデー
タを送出する交信データ送出制御手段402を新たに設
けた点である。
【0067】図9は質問器と応答器の交信のタイミング
を示す図である。図9において、(a)は質問器の搬送
波の送出のタイミング、(b)はフレームおよび通信ス
ロット、(c)は質問器の送信タイミング、(d)は質
問器の交信領域内にある第1の応答器の送信タイミン
グ、(e)は質問器の交信領域にある第2の応答器の送
信タイミングであり、410はフレーム、c1、c2、
c3、c4、c5,c6は交信要求信号スロット、s
1、s2、s3は交信データスロット、411、41
2、413は質問器が交信要求信号の正誤判定結果を送
出するタイミング、414、415は質問器が交信デー
タの正誤判定結果を送出するタイミング、416、41
7は第1の応答器が交信要求信号を送出するタイミン
グ、418は第1の応答器が交信データを送出するタイ
ミング、419、420は第2の応答器が交信要求信号
を送出するタイミング、421は第2の応答器が交信デ
ータを送出するタイミングである。
【0068】以上のように構成された移動体識別装置に
ついて、以下にその動作を説明する。
【0069】質問器101は、搬送波信号制御手段11
0が図9(a)に示す一定した周期のタイミングで搬送
波の送出、停止を繰り返す。
【0070】図2に示すように、質問器101の交信領
域内に第1の応答器102および第2の応答器130が
進入してきた時に、応答器は受信した信号で搬送波停止
の部分を同期信号検出手段121が同期信号と検出し、
搬送波立ち上がりを始点とするフレーム410に等間隔
で存在し、交信データスロットs1、s2、s3にそれ
ぞれ対応する、c1、c2、c3の3つの交信要求信号
スロットから交信要求信号スロット選択制御手段401
が交信要求信号スロットをランダムに選択し、第1の応
答器102が(d)の416に示す選択したスロットc
2の前半に、第2の応答器130が(e)の419に示
す選択したスロットc2の前半にそれぞれの順次変調反
射手段120が交信要求信号を送出する。
【0071】しかし、この時2つの信号が衝突するた
め、質問器の受信復調信号に対して正誤判定手段201
は誤りと判定する。この正誤判定の結果が変調手段30
4で変調されスロットc2の後半に送出される。
【0072】それぞれの応答器は復調手段303で質問
器101から送出された正誤判定の結果を復調し、誤り
があるためそれぞれの交信要求信号スロット選択制御手
段401は再び、交信データスロットs1、s2、s3
にそれぞれ対応する、c4、c5、c6の3つの交信要
求信号スロットから交信要求信号スロット選択制御手段
401がスロットをランダムに選択する。
【0073】第1の応答器102が(d)の417に示
すスロットc4を選択し、第2の応答器130が(e)
の420に示すスロットc6を選択し、それぞれのスロ
ットの前半に交信要求信号を送出する。
【0074】応答器の交信要求信号は衝突せずに送出さ
れるため、質問器101の受信復調信号に対して正誤判
定手段201は誤りが無く受信できたと判定し、判定結
果を応答器へ送出する。
【0075】それぞれの応答器102、130では交信
データ送出制御手段402が、交信要求信号スロットに
対応する交信データスロットでデータを送出する。
【0076】第1の応答器102はスロットc4に対応
する(d)の418に示すスロットs1で送出を行い、
第2の応答器130はスロットc6に対応する(e)の
421に示すs3で送出を行う。
【0077】質問器101では応答器からの交信データ
を受信復調し、正誤判定結果を応答器へ送出する。応答
器では誤り無く送出できたときは、送出を終了し、誤り
が存在した時は、次のフレームで再び、同様の処理を行
う。
【0078】質問器101の交信判定制御手段111で
は、交信データスロットに対する交信要求信号スロット
を1度正しく受信した時は、それ以後に他の応答器から
その交信データスロットに対する交信要求を受けても、
正誤判定結果を応答器に返送しないため、伝送スロット
が2つ以上の応答器に重複して割り当てられることは無
い。
【0079】なお、以上の説明では交信データスロット
は3としているが、2以上の複数であれば何れでも良
い。また交信要求信号スロットは6としているが交信デ
ータスロットの整数倍であれば何れでもよい。また同期
信号を搬送波の停止区間としているが、特定のパターン
(たとえばPN符号)で搬送波を変調したものでも良
い。
【0080】以上のように、本実施の形態による移動体
識別装置によれば、交信データのデータ長に比較して交
信要求信号のデータ長が十分短いため、交信データスロ
ットの整数倍の交信要求信号スロットを設け、応答器が
送出した交信要求信号が衝突しても、複数回の交信要求
が可能となり交信スロットを効率良く割り当てることが
可能となる。
【0081】(実施の形態5)図10は本発明の第5の
実施の形態による移動体識別装置のブロック結線図を示
すものである。
【0082】図10において、図1の構成と異なる点
は、質問器1においては、信号切り換え手段117及び
交信判定制御手段111を省き、新たに受信復調手段1
12でスペクトル逆拡散を行わせる拡散符号を発生する
質問器拡散符号発生手段501を設けたものである。一
方、応答器102においては、図1のランダム時間発生
手段127の代わりに新たに拡散符号を発生する応答器
拡散符号発生手段502を設けた点である。
【0083】図11は質問器と応答器の拡散符号の発生
の例を示したものである。図11において、(a)は質
問器の搬送波の送出のタイミング、(b)は質問器拡散
符号発生手段の発生する拡散符号の系列、(c)は第1
の応答器の応答器拡散符号発生手段の発生する拡散符号
の系列、(d)は第2の応答器の応答器拡散符号発生手
段の発生する拡散符号の系列、F1、F2、F3、F
4、F5はフレーム番号である。
【0084】以上のように構成された移動体識別装置に
ついて、以下にその動作を説明する。
【0085】まず、質問器101は、搬送波信号制御手
段110が図7(a)に示す一定した周期のタイミング
で搬送波の送信、停止を繰り返す。図2に示すように、
質問器101の交信領域内に第1の応答器102、第2
の応答器130が進入してきた時に応答器は受信した搬
送波停止の部分を同期信号検出手段121が同期信号た
として検出し、搬送波送出再開の立ち上がりを始点とし
て断続周期判定制御手段122は、応答器拡散符号発生
手段502で第1の応答器102は図11(c)に示す
系列PN2の拡散符号の発生を開始し、第2の応答器1
30は図11(d)に示す系列PN5の拡散符号の発生
を開始する。
【0086】変調反射手段125は、情報記憶手段12
6の交信データで搬送波に位相変調かけた後、拡散符号
で位相変調をかけることによりスペクトル拡散変調を行
う。
【0087】質問器101の質問器拡散符号発生手段5
01は周期的断続手段116が搬送波を停止し、搬送波
送出再開の立ち上がりを始点として拡散符号をフレーム
ごとに順次変え、受信復調手段112でスペクトル逆拡
散を行う。
【0088】フレームF1、F3、F4では、質問器拡
散符号発生手段501は系列PN1、PN3、PN4を
発生するため、受信した第1の応答器102の変調波の
系列PN2、第2の応答器130の変調波の系列PN5
と相関が無いため質問器101でのデータ受信はされな
い。
【0089】フレームF2では、質問器拡散符号発生手
段501は系列PN2を発生するため、第1の応答器1
02の変調波の系列PN2と一致する。また、質問器拡
散符号発生手段501と応答器拡散符号発生手段502
は搬送波の停止による同期信号による拡散符号系列の始
点が一致するためフレームで質問器101と応答器が同
じ系列であれば、逆拡散により相関が得られデータ受信
が行われる。
【0090】一方、第2の応答器130では系列PN5
を発生し質問器101と系列が異なるため相関が無くデ
ータ受信は行われない。
【0091】フレームF5では、これとは逆に第1の応
答器102の系列PN2に対しては相関が無いため受信
が行われず、第2の応答器130の系列PN5に対して
は相関が得られデータ受信が行われる。
【0092】なお、以上の説明ではフレームを5として
これを繰り返しているが、2以上の複数であれば何れで
も良い。また同期信号を搬送波の停止区間としている
が、特定のパターン(たとえばPN符号)で搬送波を変
調したものでも良い。
【0093】以上のように本実施の形態による移動体識
別装置によれば、応答器にそれぞれ固有の拡散符号系列
を割り当て、質問器101と応答器102又は130そ
れぞれで同期信号で同期させて符号を発生させるので、
容易にスペクトル逆拡散を行うことができ、また複数の
応答器で用いる拡散符号が異なるので、それらのデータ
信号を独立に、質問器が読み込むことが可能となる。
【0094】(実施の形態6)図12は本発明の第6の
実施の形態による移動体識別装置の質問器101のブロ
ック結線図を示すものである。
【0095】図12において、117aは後述する搬送
波信号制御送出手段の出力を切り換えて送信アンテナ6
01、603、605の一つに供給する信号切り替え手
段、117bは応答器102からの送信信号を受信する
受信アンテナ602、604、606の受信出力を切り
換える信号切り替え手段、607は搬送波を送出する搬
送波信号制御送出手段、608は応答器からの送信信号
を受信して復調する受信復調手段、609は受信復調手
段608の復調した受信データの誤りを判定する正誤判
定手段、610は交信領域に応じて信号切り替え手段1
17a、117bを制御する交信領域切り替え手段であ
る。
【0096】図13は質問器のアンテナ切り替えによる
交信領域を示した図である。図13において621、6
22、623はアンテナを切り替えた時の交信領域であ
る。
【0097】以上のように構成された移動体識別装置に
ついて、以下にその動作を説明する。
【0098】まず、質問器101に送信アンテナ60
1、603、605と受信アンテナ602、604、6
06を3つずつ備え、各アンテナ601、602の指向
性により決定される交信領域が621、アンテナ60
3、604の指向性により決定される交信領域が62
2、アンテナ605、606の指向性により決定される
交信領域が623であるとき、最初に交信領域切り替え
手段610は信号切り替え手段117a、117bを切
り替え、送信アンテナ601、受信アンテナ602を選
択し交信領域を621とする。
【0099】搬送波信号制御送出手段607が搬送波を
送出し、応答器が変調反射により交信要求または交信デ
ータを送出するが、この時交信領域621に応答器10
2、131の2台の応答器が存在するため交信データに
衝突がおき、受信復調手段608の出力は正誤判定手段
609は受信データを誤りと判定する。
【0100】次に、交信領域切り替え手段は送信アンテ
ナ603、受信アンテナ604を選択し、交信領域は6
22となる。この交信領域には応答器102の1台のみ
が存在するので、応答器からの変調反射による交信デー
タは受信復調手段で復調された後、正誤判定手段で正し
く受信されたと判定される。次に、交信領域切り替え手
段は送信アンテナ605、受信アンテナ604を選択
し、交信領域は623となる。この領域には応答器13
1の1台のみが存在するので、応答器からの変調反射に
よる交信データは受信復調手段で復調された後、正誤判
定手段で正しく受信されたと判定される。
【0101】なお、以上の説明では3組の送信アンテ
ナ、受信アンテナを用いているが、2個以上の複数組の
何れを用いても良い。
【0102】以上のように本実施の形態による移動体識
別装置によれば、質問器に複数の送信受信アンテナを持
ちそれを切り替えるため、一つの質問器に対して複数の
応答器が存在しても、指向性の異なるアンテナに切り替
えることにより、交信領域無いの応答器を1つとするこ
とができ、結果として複数応答器とのデータ交信が可能
となる。
【0103】
【発明の効果】本発明は、上記構成により、質問器の送
出する搬送波を用いて応答器がデータの送信受信を行う
移動体識別装置において、受信質問器の交信領域に複数
の応答器がある場合にそのそれぞれとデータの交信を行
うことができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における移動体識別
装置のブロック結線図
【図2】本発明の第1の実施の形態における交信領域内
における応答器と質問器の関係を示す図
【図3】本発明の第1の実施の形態における質問器と応
答器の通信のタイミングを示す図
【図4】本発明の第2の実施の形態における移動体識別
装置のブロック結線図
【図5】本発明の第2の実施の形態における質問器と応
答器の通信のタイミングを示す図
【図6】本発明の第3の実施の形態における移動体識別
装置のブロック結線図
【図7】本発明の第3の実施の形態における質問器と応
答器の通信のタイミングを示す図
【図8】本発明の第4の実施の形態における移動体識別
装置のブロック結線図
【図9】本発明の第4の実施の形態における質問器と応
答器の通信のタイミングを示す図
【図10】本発明の第5の実施の形態における移動体識
別装置のブロック結線図
【図11】本発明の第5の実施の形態における質問器と
応答器の拡散符号の発生の例を示した図
【図12】本発明の第6の実施の形態における移動体識
別装置のブロック結線図
【図13】本発明の第6の実施の形態における質問器の
アンテナ切り替えによる交信領域を示す図
【図14】従来の移動体識別装置の概念図
【図15】従来の移動体識別装置の通信のタイミングを
示す図
【符号の説明】
101 質問器 102 応答器 110 搬送波信号制御送出手段 111 交信判定制御手段 112 受信復調手段 113 送信アンテナ 114 受信アンテナ 120 順次変調反射手段 121 同期信号検出手段 122 断続周期判定制御手段 123 送信アンテナ 127 ランダム時間発生手段 201 正誤判定手段 207 搬送波受信整流手段 208 不揮発性記憶手段 302 通信スロット選択制御手段 303 復調手段 401 交信要求信号スロット選択制御手段 402 交信データ送出制御手段 501 質問器拡散符号発生手段 502 応答器拡散符号発生手段 610 交信領域切り換え手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 尚季 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質問器に、応答器からの反射電波の有無
    を判定する交信判定制御手段と、前記交信判定制御手段
    によって交信領域に前記応答器が存在し交信要求信号を
    送出したと判定され特定の1つの応答器が交信データを
    送信することを許可する場合には周期的に連続した搬送
    波と同期信号を交互に送出し、前記交信判定制御手段に
    よって応答器が通信要求信号を送出していないと判定さ
    れる待ち受け状態の場合に連続した搬送波信号のみを送
    出する搬送波信号制御送出手段を有し、前記応答器に、
    前記質問器から送出される同期信号を検出する同期信号
    検出手段と、ランダムに時間間隔を設定するランダム時
    間発生手段と、前同期信号検出手段で一定時間以上同期
    信号が検出されない場合に前記ランダム時間発生手段に
    よりランダムに設定された時間間隔後に搬送波連続と判
    定し同期信号が検出された場合には即座に搬送波断続と
    判定する断続周期判定制御手段と、交信データを記憶す
    る情報記憶手段と前記質問器から送出された搬送波信号
    を反射する際に定められた交信要求信号および交信デー
    タを変調する順次変調反射手段とを有し、前記応答器
    が、交信領域に入り、前記断続周期判定制御手段が搬送
    波連続と判定したときには、前記順次変調反射手段が定
    められた交信要求信号を送出し直後に前同期信号検出手
    段が同期信号を検出し搬送波断続と判定した後、前記順
    次変調反射手段が搬送波連続の間に交信データを送出
    し、前記応答器が定められた交信要求信号を送出する前
    に前記断続周期判定制御手段が同期信号を検出し搬送波
    断続と判定ときは前記断続周期手段が搬送波連続と判定
    するまで前記順次変調反射手段が前記交信要求信号を送
    出しないことを特徴とする移動体識別装置。
  2. 【請求項2】 一定時間の搬送波停止を同期信号とし、
    前記応答器の情報記憶手段として電源が入っているとき
    に記憶内容を変更可能で電源が切れている時に記憶内容
    を保持する不揮発性記憶手段を有し、前記応答器に前記
    質問器から放射された電波を整流し前記情報記憶手段と
    前記順次変調反射手段と前記断続周期判定制御手段の電
    源とする搬送波受信整流手段を有し、前記応答器の前記
    順次変調反射手段が変調反射により交信データの送信を
    開始している場合に質問器からの搬送波の送出が停止す
    る直前に前記情報記憶手段が送信済みの交信データのメ
    モリ上の番地を不揮発性記憶手段に保持し再び搬送波が
    送出されたときに送信済みでない交信データの送信を再
    開することを特徴とする請求項1の移動体識別装置。
  3. 【請求項3】 前記質問器に、前記受信復調手段の出力
    の正誤を判定する正誤判定手段と、前記正誤判定手段が
    前記交信データを誤って受信したと判定した時は前記応
    答器の前記不揮発性記憶手段が交信データのメモリ上の
    番地を更新する周期より短い周期で同期信号と連続した
    搬送波を送出する第2の周期的断続手段を有し、前記応
    答器の前記不揮発性情報手段が交信データのメモリ上の
    番地を更新していない時に前記順次変調反射手段が交信
    データを再送することを特徴とする請求項1または請求
    項2の移動体識別装置。
  4. 【請求項4】 前記質問器に前記正誤判定手段の判定結
    果を搬送波を変調して送出する変調手段を有し、前記周
    期的断続手段が常に周期的に連続した搬送波と同期信号
    の送出を繰り返し、前記断続周期判定制御手段の代わり
    に、同期信号に続く搬送波の連続区間1フレームを等間
    隔にN個の時分割した通信スロットのN−1個どれかの
    通信スロットをランダム時間発生手段が発生するランダ
    ムな時間に基づきランダムに選択する通信スロット選択
    手段を有し、前記通信スロット選択手段が選択した通信
    スロットに応答器の前記順次変調反射手段が前記情報記
    憶手段の交信データを変調反射して質問器に送出し、前
    記変調手段が前記N−1個以外の1つの通信スロットで
    交信データの正誤判定結果を送出することを特徴とする
    請求項1の移動体識別装置。
  5. 【請求項5】 前記1フレームを第1のブロックと第2
    のブロックに分け、前記第2のブロックを時分割したN
    個の通信スロットに分割し、第1のブロックをNの整数
    倍個の通信スロットに分割し、前記応答器に通信スロッ
    ト選択手段の代わりに交信要求信号スロット選択手段と
    交信データ送出制御手段を有し、Nの整数倍個のうち最
    初のN個のどれかの通信スロットを前記交信要求信号ス
    ロット選択手段がランダムに選択し、その通信スロット
    の前半に応答器が変調反射により交信信要求信号を送出
    し、前記質問器が通信スロットの後半で前記正誤判定手
    段が判定した正誤判定結果を前記変調手段が送出し、前
    記交信データ送出制御手段は正誤判定結果が正しい場合
    には第1のブロックの通信スロットに対応する第2の通
    信スロットで交信データを変調反射により送出し、正誤
    判定結果が誤りの場合には、前記交信要求信号スロット
    選択手段が再びランダムに第1のブロックの次のN個の
    通信スロットを選択し、交信要求を送出することを特徴
    とする請求項4の移動体識別装置。
  6. 【請求項6】 応答器に、前記同期信号検出手段で検出
    した同期信号に同期し応答器に固有の疑似雑音符号を発
    生する応答器拡散符号発生手段を有し、質問器に前記搬
    送波信号制御送出手段が発生する同期信号に同期して順
    番に複数の疑似雑音信号を発生する質問器拡散符号発生
    手段を有し、前記応答器拡散符号発生手段が発生した疑
    似雑音信号で順次変調反射手段が搬送波信号をスペクト
    ル拡散変調し、前記質問器が受信したスペクトル拡散変
    調信号を受信復調手段が質問器拡散符号発生手段の発生
    した疑似雑音信号で逆拡散することを特徴とする請求項
    1の移動体識別装置。
  7. 【請求項7】 質問器に指向性の異なる複数個のアンテ
    ナを有し、質問器の搬送波信号制御手段送出した搬送波
    を1つの送信アンテナが送出し、応答器が変調反射によ
    り送出した交信データ信号を1つ受信アンテナが受信
    し、前記交信データ信号を前記正誤判定手段が判定し誤
    りがあると判定したときに送信アンテナ、受信アンテナ
    を切り換えて交信を行うことを特徴とする請求項1の移
    動体識別装置。
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