JPH0928909A - 玉磨揚送装置 - Google Patents

玉磨揚送装置

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JPH0928909A
JPH0928909A JP18163395A JP18163395A JPH0928909A JP H0928909 A JPH0928909 A JP H0928909A JP 18163395 A JP18163395 A JP 18163395A JP 18163395 A JP18163395 A JP 18163395A JP H0928909 A JPH0928909 A JP H0928909A
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JP
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belt
roller
lifting
ball
shaft
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JP18163395A
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Koji Mizuta
孝司 水田
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PLUS WAAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揚送用ベルトが横ずれを起こすことにより生
じる不都合を解消しうる玉磨揚送装置を提供すること。 【解決手段】 ベルト位置補正処理が開始されると、コ
ントローラは皮ベルト送り機に設けた左及び右センサの
両方から検出信号が入力されたか否かを判断し(S1
0)、左センサのみから検出信号が入力されたならば(S
11でYES)、皮ベルトの右端が右レールから離れ、左端
が左レールに強く擦れる状態で上送りされているものと
判断し、ステップモータを回転量+αだけ回転させ(S1
2)、アッパーローラのローラ軸が右下がりになるよう
に傾斜させる。すると、皮ベルトは右側に移動する。逆
に、右センサのみから検出信号が入力されたならば(S1
1でNO)、ステップモータを回転量−αだけ回転させ(S
13)、アッパーローラのローラ軸が左下がりになるよう
に傾斜させる。すると、皮ベルトは左側に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上送りされる揚送
用ベルトと該揚送用ベルトに対向して設けられた玉磨用
ベルトとを備えた玉磨揚送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図10に示すように、ロアーロー
ラ101とアッパーローラ102との間にて上送りされ
る揚送用ベルト103と、該揚送用ベルト103に対向
するように上下方向に張架された玉磨用ベルト104と
を備えた玉磨揚送装置が知られていた。
【0003】かかる玉磨揚送装置の稼働時には、駆動モ
ータ105の駆動がVベルト106を介してプーリ10
7に伝達され、該プーリ107と一体的にロアーローラ
101が回転することにより、揚送用ベルト103はロ
アーローラ101とアッパーローラ102との間にて上
送りされる。ロアーローラ101のやや上方部の位置に
は複数のテンションローラ108が設けられ、これらの
テンションローラ108は揚送用ベルト103に対して
交互に配置されることにより、揚送用ベルト103に所
定の張力を付与している。一方、この揚送用ベルト10
3に対向する位置には玉磨用ベルト104が張架されて
いる。
【0004】ここで、ロアーローラ101の回転に伴っ
て玉磨揚送装置の導入口109から遊技球が導入される
と、遊技球は上送りされる揚送用ベルト103によって
玉磨用ベルト104に押し付けられ研磨されながら揚送
され、玉磨揚送装置の上端に形成された排出口110か
ら排出される。このようにして、パチンコ島台から回収
された遊技球は玉磨揚送装置により磨かれつつ揚送され
て補給用タンクに供給される。
【0005】ところで、一般に、揚送用ベルト103の
左右両端は、図11に示すように一対のレール112、
112によりガイドされて上送りされるのであるが、玉
磨揚送装置を稼働し続けると、揚送用ベルト103が横
ずれを起こして一対のレール112、112のいずれか
一方に強く押し付けられた状態で上送りされることがあ
った。この場合、揚送用ベルト103はレール112に
強く押し付けられた側が著しく摩耗するため寿命が短く
なり、また、摩耗によって発生する粉が揚送される遊技
球に付着するといった不都合が生じた。
【0006】従来、このような揚送用ベルト103の横
ずれは、作業者が点検した際に見つけられるものであ
り、横ずれを発見した場合にはロアーローラ101又は
アッパーローラ102を上下いずれかに傾けることによ
り対処していた。例えば、ロアーローラ101の場合で
は揚送用ベルト103は傾きの高い方へ寄り、アッパー
ローラ102の場合には傾きの低い方へ寄る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロアー
ローラ101又はアッパーローラ102を上下いずれか
に傾けることにより横ずれは解消されるものの、どの程
度傾ければ横ずれが解消されるかは試行錯誤を繰り返さ
なければならないため、この作業は煩雑でしかも困難で
あった。また、横ずれを早期に発見した場合には上記作
業により対処できるものの、横発見が遅れた場合には、
揚送用ベルト103のうちレール112に強く押し付け
られた側は摩耗により削られるため交換を与儀なくされ
たり、また、摩耗によって発生する粉が揚送される遊技
球に付着したりするといった不都合が生じた。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、揚送用ベルトが横ずれを起こすことにより生じる不
都合を解消しうる玉磨揚送装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、上送りされる揚送用ベルト
と該揚送用ベルトに対向して設けられた玉磨用ベルトと
を備えた玉磨揚送装置において、前記揚送用ベルトの左
右両端をガイドする左右一対のレールと、前記レールに
対する前記揚送用ベルトの位置を検知する位置検知手段
と、前記レールに対して前記揚送用ベルトを左右方向に
移動させる位置変更手段と、前記位置検知手段により検
知された前記揚送用ベルトの位置が所定位置からずれて
いるとき、該揚送用ベルトの位置が所定位置に収まるよ
うに前記位置変更手段を制御する位置補正手段とを備え
たことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1の玉磨揚
送装置であって、前記揚送用ベルトは、ロアーローラと
アッパーローラとの間にて上送りされると共に前記ロア
ーローラと前記アッパーローラとの間に設けた補助ロー
ラにより押圧され、前記位置変更手段は、前記ロアーロ
ーラ、前記アッパーローラ又は前記補助ローラのローラ
軸を傾斜させる軸傾斜機構であり、前記位置補正手段
は、前記位置検知手段により検知された前記揚送用ベル
トの位置と所定位置とのずれに基づいて、該揚送用ベル
トの位置が所定位置に収まるように前記軸傾斜機構によ
り前記ローラ軸を傾斜させることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、上送りされる揚送
用ベルトと該揚送用ベルトに対向して設けられた玉磨用
ベルトとを備えた玉磨揚送装置において、前記揚送用ベ
ルトの左右両端をガイドする左右一対のレールと、前記
レールに対して前記揚送用ベルトを左右方向に移動させ
る位置変更手段と、時間の経過に基づいて、前記位置変
更手段により前記一対のレールに対して前記揚送用ベル
トを左右方向に移動させる位置制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3の玉磨揚
送装置であって、前記揚送用ベルトは、ロアーローラと
アッパーローラとの間にて上送りされると共に前記ロア
ーローラと前記アッパーローラとの間に設けた補助ロー
ラにより押圧され、前記位置変更手段は、前記ロアーロ
ーラ、前記アッパーローラ又は前記補助ローラのローラ
軸を傾斜させる軸傾斜機構であることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態及び発明の効果】上記構成を備えた
請求項1記載の玉磨揚送装置では、位置検知手段は、レ
ールに対する揚送用ベルトの位置を検知し、位置補正手
段は、位置検知手段により検知された揚送用ベルトの位
置が所定位置からずれているとき、該揚送用ベルトの位
置が所定位置に収まるように位置変更手段を制御する。
すると、位置変更手段は、レールに対して揚送用ベルト
を左右方向に移動させる。即ち、揚送用ベルトがレール
に対して横ずれを起こす場合又はそのおそれがある場合
には、位置変更手段によりレールに対して揚送用ベルト
が所定位置に収まるようにする。従って、この玉磨揚送
装置によれば、人手を介することなく揚送用ベルトの横
ずれを未然に防止することができ、このため、揚送用ベ
ルトが横ずれを起こすことにより生じる不都合を解消す
ることができるという効果が得られる。尚、所定位置と
は、例えば、揚送用ベルトの左端と左レール部、右端と
右レール部が共に僅かに接触する位置とすることができ
る。
【0014】ここで、請求項2に記載したように、位置
変更手段は、ロアーローラ、アッパーローラ又は補助ロ
ーラのローラ軸を傾斜させる軸傾斜機構であり、位置補
正手段は、位置検知手段により検知された前記揚送用ベ
ルトの位置と所定位置とのずれに基づいて、該揚送用ベ
ルトの位置が所定位置に収まるように軸傾斜機構により
前記ローラ軸を傾斜させてもよい。このとき、軸傾斜機
構がロアーローラのローラ軸を傾斜させる場合、揚送用
ベルトは傾いたローラ軸の高い方に寄り、アッパーロー
ラのローラ軸を傾斜させる場合、揚送用ベルトは傾いた
ローラ軸の低い方に寄る。
【0015】また、請求項3記載の玉磨揚送装置では、
位置制御手段は、時間の経過に基づいて、位置変更手段
により一対のレールに対して揚送用ベルトを左右方向に
移動させる。即ち、揚送用ベルトが横ずれを起こしたか
否かにかかわらず、時間の経過に基づいてレールに対し
て揚送用ベルトを左右に動かすことにより、横ずれの発
生を未然に防止する。これは、従来の揚送用ベルトは、
ロアーローラやアッパーローラ等に一定の姿勢で架け渡
されているため徐々に一方へずれていき横ずれが発生す
ると考えられるが、本発明ではこの点を解消すべく、揚
送用ベルトの姿勢を始終変化させたものである。従っ
て、この玉磨揚送装置によれば、人手を介することなく
揚送用ベルトの横ずれを未然に防止することができ、こ
のため、揚送用ベルトが横ずれを起こすことにより生じ
る不都合を解消することができるという効果が得られ
る。
【0016】ここで、請求項4に記載したように、位置
変更手段は、ロアーローラ、アッパーローラ又は補助ロ
ーラのローラ軸を傾斜させる軸傾斜機構としてもよい。
以下に、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明す
る。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限
定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限
り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。 [第1実施例]図1は第1実施例の玉磨揚送装置の概略
構成図、図2はアッパーローラの組立斜視図、図3は皮
ベルト送り機の説明図であり、図3(a)は正面図、図
3(b)は斜視図(皮ベルトなし)である。また、図4
は電気的接続を表すブロック図である。図5は布ベルト
保持機の説明図であり、図5(a)は正面図、図5
(b)は斜視図(布ベルトなし)である。
【0017】玉磨揚送装置1は、皮ベルト(揚送用ベル
ト)送り機3及び布ベルト(玉磨用ベルト)保持機5か
ら構成されている。皮ベルト送り機3と布ベルト保持機
5とは、一方の側縁が蝶番により連結され、他方の側縁
がボタンにフックが掛止されることにより連結され(図
11参照)、皮ベルト40と布ベルト60とが対向した
状態で固定されている。
【0018】皮ベルト送り機3は、ロアーローラ31、
アッパーローラ37、3つのテンションローラ41a、
41b、41c、皮ベルト40、軸傾斜機構20、一対
のレール43a、43b、コントローラ9等から構成さ
れている。ロアーローラ31は、皮ベルト送り機3の下
方にて回転自在に軸支されている。このロアーローラ3
1はプーリ32を備え、このプーリ32には駆動モータ
33の駆動を伝達するVベルト34が掛け渡されてい
る。また、皮ベルト送り機3の下方には、このロアーロ
ーラ31と一定の間隔を有する略円弧状のロアーアール
35が設けられ、このロアーアール35には、その円弧
に沿って複数の溝(図示せず)が形成されている。ま
た、ロアーアール35にはパチンコ島台から回収された
遊技球を導入するための遊技球導入部36が設けられて
いる。この遊技球導入部36の上流側の樋10にはシャ
ッタ11が設けられている。このシャッタ11は、駆動
モータ33のスイッチに連動してソレノイドにより開閉
されるものであり、開状態では、遊技球が積み重なった
状態で導入されることを防止するために樋10との間隔
が遊技球の径よりやや大きめとなる位置に固定され、一
方、閉状態では遊技球が導入されるのを阻止するために
樋10との間隔が遊技球の径より小さくなる位置に固定
される。
【0019】アッパーローラ37は、皮ベルト送り機3
の上方にて回転自在に軸支されている。また、皮ベルト
送り機3の上方には、このアッパーローラ37と一定の
間隔を有する略円弧状のアッパーアール38が設けら
れ、このアッパーアール38には遊技球を排出するため
の遊技球排出部39が設けられている。
【0020】3つのテンションローラ41a、41b、
41cは、ロアーローラ31のやや上方位置に設けら
れ、ロアーローラ31とアッパーローラ37との間に張
架された皮ベルト40に対して交互に配置されている。
これらのうち、中間のテンションローラ41bにはテン
ション調節機構(図示せず)が設けられている。このテ
ンション調節機構は、中間のテンションローラ41bを
皮ベルト40に対して接近又は離間させるネジ機構であ
る。
【0021】皮ベルト40は、ロアーローラ31とアッ
パーローラ37とに張架された無端状の皮製のベルトで
あり、ロアーローラ31が駆動モータ33の駆動力によ
り図1中反時計周りに回転するのに伴って上送りされ
る。この皮ベルト40の裏面は、図3(a)に示すよう
に、左右両側に幅狭な金属製ベルト40a、40bが貼
付されている。
【0022】軸傾斜機構20は、図2に示すように、可
動ブラケット21、固定板22、ボールネジ23、ステ
ップモータ24から構成されている。アッパーローラ3
7のローラ軸37aは、ベアリングを介して略コ字状の
可動ブラケット21に回転自在に支持されている。可動
ブラケット21には横穴21aが設けられ、略中央にて
皮ベルト送り機3に固設された固定板22に揺動軸25
を介して揺動自在に支持されている。固定板22には、
可動ブラケット21の横穴21aに対向する位置に縦穴
22aが設けられている。この縦穴22a及び横穴21
aには、ボールネジ23の雌ネジを備えたブロック23
aを貫通する可動軸26が挿通されている。ブロック2
3aの雌ネジにはボールネジ23の雄ネジ23bが螺合
され、この雄ネジ23bは固定板22に固設された一対
の支持板27、27に支持され、雄ネジ23bの下端は
ステップモータ24の回転軸に連結されている。従っ
て、ステップモータ24の回転軸が回転すると、ボール
ネジ23の雄ネジ23bが回転し、雌ネジを設けたブロ
ック23aが上下に移動し、ブロック23aを貫通する
可動軸26により揺動軸25周りに可動ブラケット21
が回転し、これによりアッパーローラ37のローラ軸3
7aが上下方向に傾く。
【0023】皮ベルト送り機3には、図3に示すよう
に、皮ベルト40をガイドするための左右一対のレール
43a、43bが設けられ、両レール43a、43b間
には溝44が設けられている。両レール43a、43b
の間隔は皮ベルト40の横幅と略一致(両レールの間隔
が僅かに大きい)している。溝44には、皮ベルト40
がスムーズに上送りされるように、矩形の通孔46から
一部露出した回転ローラ45が複数設置されている。ま
た、溝44と左レール43aとの境界部分には左センサ
47aが、溝44と右レール43bとの境界部分には右
センサ47bが設けられている。左センサ47a及び右
センサ47bは金属探知センサであり、これらは皮ベル
ト40の裏面に貼付された金属製ベルト40a、40b
をそれぞれ検出可能である。
【0024】コントローラ9は、図4に示すように、周
知のCPU91、ROM92、RAM93、バックアッ
プRAM94、クロック95、入出力ポート96等を備
え、これらがバスラインにより接続されたものである。
このコントローラ9は、駆動モータ33からの信号及び
左センサ47a、右センサ47bからの信号を入出力ポ
ート96を介して入力するように接続され、駆動モータ
33、ステップモータ24に対して入出力ポート96を
介して信号を出力するように接続されている。
【0025】布ベルト保持機5は、図5に示すように、
ローラ51、ローラ57、ガイドレール50、布ベルト
60等から構成されている。ローラ51は、ガイドレー
ル50の下方にて回転自在に軸支され、ローラ57は、
ガイドレール50の上方にて回転自在に軸支されてい
る。ガイドレール50は、上下に延びる板部52、その
板部52の左右両側にて上下に延びる2本のレール部5
3、53により構成されている。布ベルト60は樹脂製
の型61と当接して配置されるため、布ベルト60には
この型61の縦溝61aと同様の縦溝60aが形成され
る。布ベルト60は、例えば綿、化学繊維(例えば商品
名ケブラー(デュポン、東レ製)等)で作られたベルト
であり、図1に示すように、一巻きロールの所定長さ分
がローラ51、ローラ57に張架されている。この布ベ
ルト60は、止め具17により位置固定され、バックル
18により逆戻りしないように位置固定されている。
【0026】次に、上記構成を備えた本実施例の玉磨揚
送装置1の動作について説明する。1日の稼働の開始
時、作業者は駆動モータ33のスイッチをオンにし、駆
動モータ33を所定の回転数で駆動させる。すると、そ
の駆動力はVベルト34を介してロアーローラ31に伝
達され、ロアーローラ31は図1中反時計周りに回転す
る。このため、皮ベルト40は布ベルト60に対して上
方向に送られる。一方、駆動モータ33のスイッチがオ
ンされると、それに連動してシャッタ11が開く。する
と、パチンコ島台から回収された遊技球は遊技球導入部
36へ導入される。導入された遊技球は、ロアーローラ
31に掛けられた皮ベルト40とロアーアール35との
間隙に導入され、皮ベルト40が移動するのに伴って移
動する。このとき、ロアーアール35には複数の溝(図
示せず)が設けられているため、皮ベルト40が上送り
されるのに伴って遊技球はこのロアーアール35の溝を
通過していく。その後、布ベルト60の縦溝60aの下
部に達した遊技球は、皮ベルト40が上送りされるのに
伴ってその縦溝60aを通過していく。このとき、遊技
球は布ベルト60に押し付けられ研磨されながら揚送さ
れ、きれいに磨かれた状態でアッパーアール38を経て
遊技球排出部39から排出され、図示しない補給用タン
クに回収される。
【0027】コントローラ9は、駆動モータ33のスイ
ッチがオンされると、ROM92に記憶された制御プロ
グラム(図6のベルト位置補正処理のフローチャート参
照)を実行する。尚、この制御プログラムは、所定時間
毎に実行されるものである。ベルト位置補正処理が開始
されると、コントローラ9は皮ベルト送り機3の溝44
に設けた左センサ47a及び右センサ47bの両方から
検出信号が入力されたか否かを判断する(S10)。S
10にて、左及び右センサ47a、47bの両方から検
出信号が入力されたならば(S10でYES)、皮ベル
ト40の両端は左レール43a、右レール43bに強く
擦れることなく適正に上送りされているものと判断し、
この処理を終了する。一方、S10にて、左及び右セン
サ47a、47bの両方から検出信号が入力されていな
ければ(S10でNO)、続いて、左センサ47aのみ
から検出信号が入力されたか否かを判断する(S1
1)。
【0028】そして、S11にて左センサ47aのみか
ら検出信号が入力されたならば(S11でYES)、皮
ベルト40の右端(即ち、金属製ベルト40b)が右レ
ール43bから離れ、左端(即ち、金属製ベルト40
a)が左レール43aに強く擦れる状態で上送りされて
いるものと判断し、コントローラ9はステップモータ2
4を回転量+αだけ回転させ(S12)、本処理を終了
する。ステップモータ24が+方向に回転すると、ボー
ルネジ23の雄ネジ23bが回転して雌ネジを備えたブ
ロック23aが上方向に移動し、図7(a)に示すよう
にブロック23aを貫通する可動軸26により揺動軸2
5周りに可動ブラケット21が時計周りに回転する。こ
れによりアッパーローラ37のローラ軸37aは右下が
りになるように傾斜し、皮ベルト40は右側に移動す
る。このため、左に寄っていた皮ベルト40は適正な位
置に戻ろうとする。
【0029】一方、S11にて左センサ47aのみから
検出信号が入力されたのでなければ(S11でNO)、
右センサ47bのみから検出信号が入力されたことにな
るため、皮ベルト40の左端(即ち、金属製ベルト40
a)が左レール43aから離れ、右端(即ち、金属製ベ
ルト40b)が右レール43bに強く擦れる状態で上送
りされているものと判断し、コントローラ9はステップ
モータ24を回転量−αだけ回転させ(S13)、本処
理を終了する。ステップモータ24が−方向に回転する
と、ボールネジ23の雄ネジ23bが回転して雌ネジを
備えたブロック23aが下方向に移動し、図7(b)に
示すようにブロック23aを貫通する可動軸26により
揺動軸25周りに可動ブラケット21が反時計周りに回
転する。これによりアッパーローラ37のローラ軸37
aは左下がりなるように傾斜し、皮ベルト40は左側に
移動する。このため、右に寄っていた皮ベルト40は適
正な位置に戻ろうとする。
【0030】以上のように第1実施例の玉磨揚送装置1
によれば、コントローラ9は左センサ47a及び右セン
サ47bから検出信号が入力されたか否かに基づき、皮
ベルト40が適正位置にあるのか、又は適正位置からず
れて左右いずれかに寄っているのかを判断し、左右いず
れかに寄っている場合には適正位置になるようにステッ
プモータ24を回転制御する。このため、人手を介する
ことなく皮ベルト40の横ずれを未然に防止することが
でき、皮ベルト40が横ずれを起こすことにより生じる
不都合を解消することができるという効果が得られる。 [第2実施例]第2実施例の玉磨揚送装置の構成は、左
及び右センサ47a、47bを備えていない点、両レー
ル43a、43bの間隔が広く設定されている点を除き
第1実施例の玉磨揚送装置と同様であるため、その説明
を省略する。
【0031】第2実施例のコントローラ9は、駆動モー
タ33のスイッチがオンされると、ROM92に記憶さ
れた制御プログラム(図8のベルト位置制御処理のフロ
ーチャート参照)を実行する。尚、コントローラ9のバ
ックアップRAM94には、ローラ軸37aの最大傾斜
角度、最小傾斜角度に対応するステップモータ24の回
転角度の最大値max、最小値minが記憶されている。これ
らの値は、皮ベルト40の左右両端が左右のレール43
a、43bに強く擦れない程度に設定されている。
【0032】ベルト位置制御処理が開始されると、コン
トローラ9は、ステップモータ24の回転角度を読み取
り(S20)、読み取った回転角度に回転量+αを加算
した値が最大値以下か否かを判断する(S21)。この
回転角度に回転量+αを加算した値が最大値以下ならば
(S21でYES)、所定時間tが経過した後、ステッ
プモータ24を回転量+αだけ回転させ(S22)、そ
の後再びS20に戻る。一方、S21にてステップモー
タ24の回転角度に回転量+αを加算した値が最大値を
超えるならば(S21でNO)、所定時間tが経過した
後、ステップモータ24を回転量−αだけ回転させ(S
23)、続いて、ステップモータ24の回転角度を読み
取り(S24)、この回転角度に回転量−αを加算した
値が最小値以上か否かを判断する(S25)。この回転
角度に回転量−αを加算した値が最小値以上ならば(S
25でYES)、S23に戻る。一方、S25にてステ
ップモータ24の回転角度に回転量−αを加算した値が
最小値未満ならば(S25でNO)、S22に戻る。
【0033】図9はベルト位置制御処理のタイムチャー
トであり、縦軸はステップモータ24の回転角度を示
す。このように、時間の経過に基づいて皮ベルト40を
左右両端が左右のレール43a、43bに強く擦れない
範囲で左右方向に移動させることにより、横ずれの発生
を未然に防止することができる。即ち、従来の皮ベルト
は、ローラ軸の固定されたロアーローラやアッパーロー
ラ等に架け渡されているため、ローラ軸が僅かに水平か
ら外れている場合除々に一方へずれていき、横ずれが発
生すると考えられるが、第2実施例の玉磨揚送装置では
ローラ軸37aの姿勢を始終変化させているため、横ず
れが起こることがない。従って、この玉磨揚送装置によ
れば、人手を介することなく皮ベルトの横ずれを未然に
防止することができ、このため、皮ベルト40が横ずれ
を起こすことにより生じる不都合を解消することができ
るという効果が得られる。
【0034】また、皮ベルト40を長期にわたって使用
すると、布ベルト60の溝60aに対向する位置には遊
技球が通過することにより轍(わだち)が形成され、こ
の轍が皮ベルト40の耐久性を悪化させる要因となって
いたが、第2実施例によれば、皮ベルト40の位置が始
終左右に移動するため、轍が形成されにくく、従って、
皮ベルト40の耐久性が向上するという効果も得られ
る。 [その他の実施例]例えば、アッパーローラ37のロー
ラ軸37aを傾斜させる代わりに、ロアーローラ31の
ローラ軸又はテンションローラ41a〜cのいずれかの
ローラ軸を傾斜させてもよい。ロアーローラ31のロー
ラ軸については、該ローラ軸を左下がりにすると皮ベル
ト40は右に寄り、右下がりにすると皮ベルト40は左
に寄る。テンションローラ41a〜cのローラ軸につい
ては、ローラ軸を左下がりにすると皮ベルト40は左に
寄り、右下がりにすると皮ベルト40は右に寄る。この
ため、ベルト位置補正処理ではこの点を考慮してステッ
プモータ24を制御する。尚、アッパーローラ37、ロ
アーローラ31、テンションローラ41a〜cを任意に
組み合わせ、それらのローラ軸を傾斜させるようにして
もよい。
【0035】また、上記第1実施例では金属探知センサ
を用いたが、皮ベルト40の位置を検知するセンサ又は
スイッチ類であれば、特に限定せずに使用することがで
きる。具体的にはレール43a、43bの溝側の左右側
面に近接スイッチ又は圧力センサを設けてもよい。前者
の場合、一方の近接スイッチがオフとなったとき皮ベル
ト40は適正位置から外れたと判断し、後者の場合、一
方の圧力値と他方の圧力値の差が大きくなったとき皮ベ
ルト40は適正位置から外れたと判断する。
【0036】また、上記各実施例ではステップモータ2
4によりアッパーローラ37のローラ軸37aを傾斜さ
せたが、ステップモータ24に代えてエアシリンダや油
圧シリンダによりローラ軸37aを傾斜させてもよい。
この場合、可動軸26にはシリンダのロッドを取り付け
ることになる。
【0037】更に、上記第1実施例では左及び右センサ
47a、47bを溝44の上方位置に設けたが、中間位
置や下方位置に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 玉磨揚送装置の概略構成図である。
【図2】 アッパーローラの組立斜視図である。
【図3】 皮ベルト送り機の説明図である。
【図4】 電気的接続を表すブロック図である。
【図5】 布ベルト保持機の説明図であり、(a)は正
面図、(b)は斜視図(布ベルトなし)である。
【図6】 ベルト位置補正処理のフローチャートであ
る。
【図7】 アッパーローラのローラ軸の傾斜を表す説明
図である。
【図8】 ベルト位置制御処理のフローチャートであ
る。
【図9】 ベルト位置制御処理のタイムチャートであ
る。
【図10】 従来の玉磨揚送装置の概略構成図である。
【図11】 従来の玉磨揚送装置の斜視図である。
【符号の説明】 1・・・玉磨揚送装置、 3・・・皮ベルト送
り機、5・・・布ベルト保持機、 9・・・コン
トローラ、20・・・軸傾斜機構、 21・・
・可動ブラケット、22・・・固定板、
23・・・ボールネジ、24・・・ステップモータ、
25・・・揺動軸、26・・・可動軸、
27・・・支持板、31・・・ロアーローラ、
33・・・駆動モータ、37・・・アッパーロー
ラ、 37a・・・ローラ軸、40・・・皮ベル
ト、 40a、40b・・・金属製ベルト、
43a、43b・・・レール、 47a、47b・・
・センサ、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上送りされる揚送用ベルトと該揚送用ベ
    ルトに対向して設けられた玉磨用ベルトとを備えた玉磨
    揚送装置において、 前記揚送用ベルトの左右両端をガイドする左右一対のレ
    ールと、 前記レールに対する前記揚送用ベルトの位置を検知する
    位置検知手段と、 前記レールに対して前記揚送用ベルトを左右方向に移動
    させる位置変更手段と、 前記位置検知手段により検知された前記揚送用ベルトの
    位置が所定位置からずれているとき、該揚送用ベルトの
    位置が所定位置に収まるように前記位置変更手段を制御
    する位置補正手段とを備えたことを特徴とする玉磨揚送
    装置。
  2. 【請求項2】 前記揚送用ベルトは、ロアーローラとア
    ッパーローラとの間にて上送りされると共に前記ロアー
    ローラと前記アッパーローラとの間に設けた補助ローラ
    により押圧され、 前記位置変更手段は、前記ロアーローラ、前記アッパー
    ローラ又は前記補助ローラのローラ軸を傾斜させる軸傾
    斜機構であり、 前記位置補正手段は、前記位置検知手段により検知され
    た前記揚送用ベルトの位置と所定位置とのずれに基づい
    て、該揚送用ベルトの位置が所定位置に収まるように前
    記軸傾斜機構により前記ローラ軸を傾斜させることを特
    徴とする請求項1記載の玉磨揚送装置。
  3. 【請求項3】 上送りされる揚送用ベルトと該揚送用ベ
    ルトに対向して設けられた玉磨用ベルトとを備えた玉磨
    揚送装置において、 前記揚送用ベルトの左右両端をガイドする左右一対のレ
    ールと、 前記レールに対して前記揚送用ベルトを左右方向に移動
    させる位置変更手段と、 時間の経過に基づいて、前記位置変更手段により前記一
    対のレールに対して前記揚送用ベルトを左右方向に移動
    させる位置制御手段とを備えたことを特徴とする玉磨揚
    送装置。
  4. 【請求項4】 前記揚送用ベルトは、ロアーローラとア
    ッパーローラとの間にて上送りされると共に前記ロアー
    ローラと前記アッパーローラとの間に設けた補助ローラ
    により押圧され、 前記位置変更手段は、前記ロアーローラ、前記アッパー
    ローラ又は前記補助ローラのローラ軸を傾斜させる軸傾
    斜機構であることを特徴とする請求項3記載の玉磨揚送
    装置。
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