JPH09288113A - 液体分注方法及び装置 - Google Patents

液体分注方法及び装置

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JPH09288113A
JPH09288113A JP12241796A JP12241796A JPH09288113A JP H09288113 A JPH09288113 A JP H09288113A JP 12241796 A JP12241796 A JP 12241796A JP 12241796 A JP12241796 A JP 12241796A JP H09288113 A JPH09288113 A JP H09288113A
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syringe
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肇 三好
Shintaro Nishimura
伸太郎 西村
Masayoshi Murata
正好 村田
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DAINIPPON SUGAR
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分注ノズルの下端口からの液垂れを起こし易
い種類の液体を分注する場合でも、周辺温度の変化に影
響されずに、分注ノズル下端口からの液垂れを確実に防
止できる方法を提供する。 【解決手段】 分注ノズル12の下端口を液体容器16
内の液体18中から引き上げる際に、分注ノズル下端口
が液体上に出た時にシリンジを低速で駆動させ、分注ノ
ズル内へ下端口から微小流量の空気を吸入し続け、分注
ノズル内の液体内部に気泡を連続して発生させ、この状
態を分注ノズル内の液体が吐出される直前まで継続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液体、特に有機
溶媒のように蒸発し易く、低粘度で、表面張力が小さ
く、比重の小さい液体や塩酸のように比重の大きい液体
などを分注するのに好適な液体分注方法並びに液体分注
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリンジを駆動させて液体容器内から分
注ノズル内へ所定量の液体を吸入しその液体を分注位置
で分注ノズルの下端口から吐出する液体分注装置を使用
し、有機溶媒、例えばジエチルエーテルの分注操作を行
なう場合、ジエチルエーテルは、揮発性が高く、粘度が
低く、表面張力が小さくて、比重が小さいため、吸入位
置から分注位置への分注ノズルの移動時などに分注ノズ
ルの下端口から液垂れが起こり易い。また、塩酸などの
ように比重の大きい液体の分注操作においても、分注ノ
ズルの下端口から液垂れが起こり易い。さらに、分注ノ
ズルの周辺温度が微妙に変化したりすると、分注ノズル
内部の液体上部の気体部分の体積が変化して、分注ノズ
ルの下端口から液垂れを起こし易くなる。この分注ノズ
ルからの液垂れは、分注精度の低下の原因となる。
【0003】分注ノズルの下端口からの液垂れを防止す
る方法としては、分注ノズル内へ所定量の液体を吸入し
て分注ノズル下端口を液体容器内の液面上に出した後、
シリンジを駆動させて分注ノズル内部を僅かに吸引し、
分注ノズル下端口と分注ノズル内部の液体下端面との間
に僅かに空気溜り(エアーバッファ)を形成させること
が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、分注ノ
ズル内へ所定量の液体を吸入した後に分注ノズル内部の
液体下部に空気溜りを形成する方法では、ジエチルエー
テルや塩酸などを分注するときは、数秒間のうちに空気
溜りの上端位置(分注ノズル内部の液体の下端位置)が
下がってしまい、分注ノズル下端口から液垂れする。こ
の数秒間のうちに分注ノズルを分注位置へ移動させて分
注操作を終えるのは、実質上不可能である。また、例え
分注ノズル内の下端部に液垂れしない程度の空気溜りが
残っていたとしても、ジエチルエーテルなどの分注操作
では、分注ノズルの移動の際などの僅かな振動によって
容易に液垂れを起こす。他方、分注ノズル内の下端部に
形成される空気溜りの量を大きくすると、空気の浮力が
分注ノズル内の液体の表面張力に打ち勝って、空気溜り
を形成していた空気が気泡となって液体内部を上昇し、
液体上部の気体部分側へ移動してしまうことにより、空
気溜りが消失して分注ノズル下端口から液体がぼた落ち
することになる。
【0005】この発明は、以上のような事情に鑑みてな
されたものであり、有機溶媒のように蒸発し易く、低粘
度で、表面張力が小さく、比重の小さい液体や塩酸のよ
うに比重の大きい液体などを分注する場合であっても、
周辺温度の変化に影響されたりすることなく、分注ノズ
ルの下端口からの液垂れを確実に防止し、もって、分注
精度の低下を防ぐことができる液体分注方法を提供する
こと、並びに、その方法の実施に好適な液体分注装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
分注ノズルを下降させてその下端口を、液体容器内に収
容された液体中へ浸漬させる工程と、シリンジを駆動さ
せて前記分注ノズル内へその下端口から前記液体容器内
の液体を所定量だけ吸入する工程と、前記分注ノズルを
上昇させてその下端口を前記液体容器内の液体中から引
き上げる工程と、前記分注ノズルを分注位置へ移動させ
る工程と、前記シリンジを駆動させて前記分注位置にお
いて前記分注ノズル内の液体をその下端口から吐出する
工程とを備えた液体分注方法において、前記分注ノズル
の下端口を前記液体容器内の液体中から引き上げる際
に、分注ノズル下端口が液体上に出た時に前記シリンジ
を低速で駆動させ、分注ノズル内へその下端口から微小
流量の空気を吸入し続けて、分注ノズル内の液体内部に
気泡を連続して発生させ、この状態を、分注ノズル内の
液体が吐出される直前まで継続することを特徴とする。
【0007】請求項2に係る発明は、分注ノズルを下降
させてその下端口を、液体容器内に収容された液体中へ
浸漬させる工程と、シリンジを駆動させて前記分注ノズ
ル内へその下端口から前記液体容器内の液体を所定量だ
け吸入する工程と、前記分注ノズルを上昇させてその下
端口を前記液体容器内の液体中から引き上げる工程と、
前記分注ノズルを分注位置へ移動させる工程と、前記シ
リンジを駆動させて前記分注位置において前記分注ノズ
ル内の液体をその下端口から吐出する工程とを備えた液
体分注方法において、前記分注ノズルの下端口を前記液
体容器内の液体中から引き上げる際に、分注ノズル下端
口が液体上に出た時に前記分注ノズルに接続された別の
シリンジを低速で駆動させ、分注ノズル内へその下端口
から微小流量の空気を吸入し続けて、分注ノズル内の液
体内部に気泡を連続して発生させ、この状態を、分注ノ
ズル内の液体が吐出される直前まで継続することを特徴
とする。
【0008】請求項3に係る発明は、液体容器内に収容
された液体を所定量だけ下端口から吸入し、その液体を
下端口から吐出する分注ノズルと、この分注ノズルを保
持するノズル保持手段と、このノズル保持手段を、前記
分注ノズルの下端口が前記液体容器内の液体中に浸漬す
る下方位置と分注ノズル下端口が液体容器から上方へ離
間した上方位置との間で昇降させるノズル昇降手段と、
前記ノズル保持手段を、前記液体容器の直上位置と分注
位置との間で移動させるノズル移動手段と、前記分注ノ
ズル内へその下端口から前記液体容器内の液体を所定量
だけ吸入させ、前記分注位置において分注ノズル内の液
体をその下端口から吐出させるシリンジと、このシリン
ジを駆動させるシリンジ駆動手段と、このシリンジ駆動
手段を制御するシリンジ制御手段とを備えた液体分注装
置において、前記分注ノズルの下端口が前記液体容器内
の液体中から引き上げられる際に、分注ノズル下端口が
液体上に出た時に分注ノズル内へその下端口から微小流
量の空気を吸入させ続けて、分注ノズル内の液体内部に
気泡を連続して発生させ、この状態を、分注ノズル内の
液体が吐出される直前まで継続させる気泡発生手段を備
えたことを特徴とする。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項3記載の液
体分注装置において、使い捨て吸入管を用いて上記分注
ノズルを構成することを特徴とする。
【0010】請求項5に係る発明は、請求項3又は請求
項4記載の液体分注装置において、上記シリンジを低速
に切り換えて駆動させるように上記シリンジ駆動手段を
制御する制御回路を上記シリンジ制御手段に設けて気泡
発生手段を構成することを特徴とする。
【0011】請求項6に係る発明は、請求項3又は請求
項4記載の液体分注装置において、低速シリンジと、こ
の低速シリンジを低速で駆動させる低速シリンジ駆動手
段と、この低速シリンジ駆動手段を制御する低速シリン
ジ制御手段と、上記分注ノズル内へ液体を吸入させその
液体を分注ノズルの下端口から吐出させる上記シリンジ
と前記低速シリンジとを分注ノズルに択一的に流路接続
させる流路切換え手段とから気泡発生手段を構成するこ
とを特徴とする。
【0012】上記したように構成された請求項1及び請
求項2に係る各発明の液体分注方法では、また、請求項
3に係る発明の液体分注装置を使用して液体の分注操作
を行なうときは、分注ノズル内に所定量の液体が注入さ
れて、分注ノズルの下端口が液体容器内の液体中から引
き上げられる際に、分注ノズル下端口が液体上に出た時
から分注位置で分注ノズル内の液体が吐出される直前ま
での間、分注ノズル内へその下端口から微小流量の空気
が吸入され続けて、分注ノズル内の液体内部に気泡が連
続して発生するように、分注ノズル内部が吸引され続け
られる。このため、分注ノズルの下端口付近には、上向
きの僅かな吸引力が常に作用することになるので、ジエ
チルエーテル等の有機溶媒や塩酸などの液体を分注する
場合であっても、分注ノズルの下端口から液体が垂れ落
ちることが防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最良の実施形態
について図面を参照しながら説明する。
【0014】図1は、この発明に係る液体分注方法の実
施に使用する液体分注装置の要部の構成を示す概略図で
ある。この分注装置では、分注ノズル10が、使い捨て
のディスポーザブルチップ(以下、「ディスポチップ」
という)12を用いて構成されている。このディスポチ
ップ12を取付け吸入管の14の下端部に着脱自在に装
着し、液体容器16内に収容された液体、例えばジエチ
ルエーテル18中へディスポチップ12の下端部を浸漬
させて、その下端口から液体18をディスポチップ12
内へ吸入させ、その吸入された液体を分注位置でディス
ポチップ12の下端口から吐出させる。
【0015】取付け吸入管14は、図示していないが、
ノズル保持部材に保持され、このノズル保持部材は、ノ
ズル昇降機構により昇降駆動される。そして、分注ノズ
ル10は、取付け吸入管14の下端部に装着されたディ
スポチップ12の下端口が液体容器16内の液体18中
に浸漬する下方位置とディスポチップ12の下端口が液
体容器16から上方へ離間した上方位置との間を移動さ
せられる。また、分注ノズル10は、液体容器16の直
上位置と分注位置に配置された試験管20の直上位置と
の間を、図示しないノズル移動機構によって移動させら
れるようになっている。これらの各機構は、従来からの
装置と特に変わらないので、これ以上の詳しい説明を省
略する。
【0016】分注ノズル10の取付け吸入管14は、チ
ューブ22によりシリンジ26に流路接続されている。
シリンジ26は、モータ28によって駆動され、モータ
28の駆動を制御するためのコントローラ30が設けら
れている。そして、コントローラ30によってモータ2
8を駆動制御することにより、分注ノズル10のディス
ポチップ12内へ液体容器16から所定量の液体18を
吸入させ、分注位置においてディスポチップ12内の液
体をその下端口から試験管20内へ吐出させる。また、
この分注装置では、コントローラ30により、モータ2
8の駆動を制御してシリンジ26を低速に切り換えるこ
とができるように構成されている。
【0017】次に、上記構成の分注装置を使用して液
体、例えばジエチルエーテルの分注操作を行なう方法に
ついて、図2に基づいて説明する。
【0018】分注ノズル10を液体容器16の直上位置
へ移動させ、図2の(A)に示すように(図2では分注
ノズル10のディスポチップ12のみを図示してい
る)、分注ノズル10を下降させる。そして、図2の
(B)に示すように、ディスポチップ12の下端口を、
液体容器16内に収容された液体18中へ浸漬させた
後、シリンジ26を普通の速度で駆動させて、ディスポ
チップ12内へその下端口から液体容器16内の液体を
吸入する。この際の吸入速度は、ディスポチップ12の
下端口の径や液体18の粘性によって変わるが、例え
ば、ディスポチップ12の下端口径が1mmで、液体が
水、酢酸エチル、クロロホルム、ジエチルエーテル又は
それらに近い特性を持つものであるときは、0.2〜
0.3cc/secである。
【0019】ディスポチップ12内に所定量の液体18
が吸入されると、シリンジ26を一旦停止させ、分注ノ
ズル10を上昇させる。分注ノズル10のディスポチッ
プ12の下端口を液体容器16内の液体18中から引き
上げる過程で、図2の(C)に示すようにディスポチッ
プ12の下端口が液面上に出た時に、シリンジ26を低
速に切り換えて駆動させる。これにより、ディスポチッ
プ12内へその下端口を通して微小流量の空気が吸入さ
れ続け、その空気は、図2の(D)に示すように、微細
な気泡32となってディスポチップ12内の液体18中
を液面に向かって浮上し、ディスポチップ12内の液体
18上部の気体部分へ流動する。この際の吸入速度は、
上記と同様の条件下において、例えば0.04〜0.2
cc/secであるが、0.1cc/sec程度が適当
である。
【0020】ディスポチップ12内への微小流量の吸入
は、分注ノズル10が液体容器16の上方位置へ移動し
た後分注位置の試験管20の上方位置へ移動するまで、
或いは、さらに分注ノズル10が下降してディスポチッ
プ12の下端部が試験管20内へ挿入されるまで継続す
るようにする。この間、ディスポチップ12の下端付近
には上向きの吸引力が常に作用することになるので、液
体18がジエチルエーテルのように従来では液垂れを起
こし易い種類のものであっても、ディスポチップ12の
下端口から液体18が垂れ落ちるようなことがない。デ
ィスポチップ12の下端口が試験管20内へ挿入される
と、シリンジ26を普通の速度に切り換えて駆動させ、
シリンジ26からチューブ22を通して分注ノズル10
へ空気を送り込み、ディスポチップ12内の液体18を
押し下げてその下端口から試験管20内へ吐出させる。
【0021】次に、図3に概略図を示した液体分注装置
は、普通の速度で駆動するシリンジ34並びにその駆動
用のモータ及びコントローラ(図示せず)とは別に、低
速で駆動する低速シリンジ36並びにその駆動用のモー
タ及びコントローラ(図示せず)を備えているととも
に、シリンジ34と低速シリンジ36とを分注ノズル1
0に択一的に流路接続させる三方切換え弁38を設けて
構成されている。この分注装置では、三方切換え弁38
を適宜切り換えることにより、分注ノズル10内へ液体
容器16内の液体18を吸入する際、並びに、分注ノズ
ル10内に吸入された液体を試験管20内へ吐出する際
には、シリンジ34と分注ノズル10とを流路接続させ
て、シリンジ34を駆動させ、また、分注ノズル10内
へ所定量の液体を吸入した後分注ノズル10の下端口が
液面上に出た時点から、分注ノズル10を分注位置へ移
動させて分注ノズル10の下端口が試験管20内に挿入
される時点までは、低速シリンジ36と分注ノズル10
とを流路接続させて、低速シリンジ36を駆動させるよ
うにする。この分注装置を使用して分注操作を行なった
ときも、図1に示した分注装置と同様の効果が得られる
こととなる。尚、図4に示すように、図3に示した液体
分注装置における低速シリンジ36に代えて真空ポンプ
42を使用するようにしてもよい。図4中において、4
0が、普通の速度で駆動するシリンジ、44が、シリン
ジ40と真空ポンプ42とを分注ノズル10に択一的に
流路接続させる三方切換え弁である。
【0022】
【発明の効果】請求項1に係る発明の液体分注方法によ
れば、有機溶媒のように蒸発し易く、低粘度で、表面張
力が小さく、比重の小さい液体や塩酸のように比重の大
きい液体などを分注する場合であっても、周辺温度の変
化に影響されたりすることなく、分注ノズルの下端口か
らの液垂れが確実に防止され、このため、分注精度の低
下を有効に防ぐことができる。
【0023】また、請求項2に係る発明の液体分注装置
を使用すれば、請求項1に係る発明の液体分注方法を好
適に実施することができ、液垂れを起こし易い液体の分
注操作でも、周辺温度の変化に影響されることなく、分
注ノズルの下端口からの液垂れを確実に防止して、分注
精度の低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る液体分注方法の実施に使用する
液体分注装置の要部の構成を示す概略図である。
【図2】図1に示した液体分注装置を使用して液体の分
注操作を行なう方法について説明するための拡大断面図
である。
【図3】図1に示した液体分注装置とは異なる構成の液
体分注装置の要部を示す概略図である。
【図4】図3に示した液体分注装置と異なる構成の液体
分注装置の要部を示す概略図である。
【符号の説明】
10 分注ノズル 12 ディスポーザブルチップ 16 液体容器 18 液体 20 試験管 26、34、40 シリンジ 28 モータ 30 コントローラ 32 微細な気泡 36 低速シリンジ 38、44 三方切換え弁 42 真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 伸太郎 大阪府摂津市鶴野4−3−34−517 (72)発明者 村田 正好 大阪府豊能郡豊能町東ときわ台7−7−17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分注ノズルを下降させてその下端口を、
    液体容器内に収容された液体中へ浸漬させる工程と、 シリンジを駆動させて前記分注ノズル内へその下端口か
    ら前記液体容器内の液体を所定量だけ吸入する工程と、 前記分注ノズルを上昇させてその下端口を前記液体容器
    内の液体中から引き上げる工程と、 前記分注ノズルを分注位置へ移動させる工程と、 前記シリンジを駆動させて前記分注位置において前記分
    注ノズル内の液体をその下端口から吐出する工程とを備
    えた液体分注方法において、 前記分注ノズルの下端口を前記液体容器内の液体中から
    引き上げる際に、分注ノズル下端口が液体上に出た時に
    前記シリンジを低速で駆動させ、分注ノズル内へその下
    端口から微小流量の空気を吸入し続けて、分注ノズル内
    の液体内部に気泡を連続して発生させ、この状態を、分
    注ノズル内の液体が吐出される直前まで継続することを
    特徴とする液体分注方法。
  2. 【請求項2】 分注ノズルを下降させてその下端口を、
    液体容器内に収容された液体中へ浸漬させる工程と、 シリンジを駆動させて前記分注ノズル内へその下端口か
    ら前記液体容器内の液体を所定量だけ吸入する工程と、 前記分注ノズルを上昇させてその下端口を前記液体容器
    内の液体中から引き上げる工程と、 前記分注ノズルを分注位置へ移動させる工程と、 前記シリンジを駆動させて前記分注位置において前記分
    注ノズル内の液体をその下端口から吐出する工程とを備
    えた液体分注方法において、 前記分注ノズルの下端口を前記液体容器内の液体中から
    引き上げる際に、分注ノズル下端口が液体上に出た時に
    前記分注ノズルに接続された別のシリンジを低速で駆動
    させ、分注ノズル内へその下端口から微小流量の空気を
    吸入し続けて、分注ノズル内の液体内部に気泡を連続し
    て発生させ、この状態を、分注ノズル内の液体が吐出さ
    れる直前まで継続することを特徴とする液体分注方法。
  3. 【請求項3】 液体容器内に収容された液体を所定量だ
    け下端口から吸入し、その液体を下端口から吐出する分
    注ノズルと、 この分注ノズルを保持するノズル保持手段と、 このノズル保持手段を、前記分注ノズルの下端口が前記
    液体容器内の液体中に浸漬する下方位置と分注ノズル下
    端口が液体容器から上方へ離間した上方位置との間で昇
    降させるノズル昇降手段と、 前記ノズル保持手段を、前記液体容器の直上位置と分注
    位置との間で移動させるノズル移動手段と、 前記分注ノズル内へその下端口から前記液体容器内の液
    体を所定量だけ吸入させ、前記分注位置において分注ノ
    ズル内の液体をその下端口から吐出させるシリンジと、 このシリンジを駆動させるシリンジ駆動手段と、 このシリンジ駆動手段を制御するシリンジ制御手段とを
    備えた液体分注装置において、 前記分注ノズルの下端口が前記液体容器内の液体中から
    引き上げられる際に、分注ノズル下端口が液体上に出た
    時に分注ノズル内へその下端口から微小流量の空気を吸
    入させ続けて、分注ノズル内の液体内部に気泡を発生さ
    せ、この状態を、分注ノズル内の液体が吐出される直前
    まで継続させる気泡発生手段を備えたことを特徴とする
    液体分注装置。
  4. 【請求項4】 分注ノズルが、使い捨て吸入管を用いて
    構成された請求項3記載の液体分注装置。
  5. 【請求項5】 気泡発生手段が、シリンジ制御手段に設
    けられシリンジを低速に切り換えて駆動させるようにシ
    リンジ駆動手段を制御する制御回路である請求項3又は
    請求項4記載の液体分注装置。
  6. 【請求項6】 気泡発生手段が、 低速シリンジ、この低速シリンジを低速で駆動させる低
    速シリンジ駆動手段、及び、この低速シリンジ駆動手段
    を制御する低速シリンジ制御手段と、 分注ノズル内へ液体を吸入させその液体を分注ノズルの
    下端口から吐出させるシリンジと前記低速シリンジとを
    分注ノズルに択一的に流路接続させる流路切換え手段と
    から構成された請求項3又は請求項4記載の液体分注装
    置。
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