JPH09287974A - 車載用情報提供装置 - Google Patents

車載用情報提供装置

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JPH09287974A
JPH09287974A JP12648696A JP12648696A JPH09287974A JP H09287974 A JPH09287974 A JP H09287974A JP 12648696 A JP12648696 A JP 12648696A JP 12648696 A JP12648696 A JP 12648696A JP H09287974 A JPH09287974 A JP H09287974A
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JP
Japan
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vehicle
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information output
behavior
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JP12648696A
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English (en)
Inventor
Akira Hattori
彰 服部
Hiroshi Sato
宏 佐藤
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車室内外環境、車両挙動及び提供情報種類を考
慮して、ドライバに提供するインターフェース装置を選
択することにより、運転の負担を少なくする。 【解決手段】車両に搭載され、表示情報と音情報を出力
する複数の情報出力手段72,76を備えた車載用情報
提供装置であり、照度、雨滴、騒音など、車室内外の環
境状況を検出する環境検出手段40と、走行速度、操舵
角など、車両の挙動状況を検出する車両挙動検出手段5
0と、環境検出手段40及び車両挙動検出手段50から
の情報に基づいて、情報出力手段70における情報提供
機能を判断し、情報出力手段70のうち最適なものを選
択する選択手段60とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の運転者に交
通情報を知らせるための車載用情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両、特に自動車のドライバに、無線通
信によって交通情報を提供する自動車交通情報システム
が開発されているが、このシステムを利用して、車両の
ドライバに交通情報を提供する装置も、例えば特開平3
−138,515号公報などで提案されている。
【0003】この交通情報表示装置においては、無線通
信で送信されてくる交通情報は、アンテナ及び受信機に
よって受信され、制御装置に供給される。この制御装置
には、位置検出装置によって検出される車両の位置情報
が供給され、さらに地図情報記憶装置から、地図情報も
供給される。そして、制御装置は、供給される情報に基
づき、液晶表示装置などの表示器に地図、車両の現在位
置、交通情報から得た渋滞に関する情報を表示すると共
に、ドライバに知らせるべき交通情報を、音声合成装置
により合成した音声としてスピーカから出力する。この
交通情報表示装置によれば、交通情報が画像として表示
されるだけでなく、音声としても出力され、走行中のド
ライバに視覚と聴覚によって知らせることができるた
め、交通状況の把握に効果的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車室外
の騒音が大きい場合には音声が騒音にかき消されること
がある。また、晴天で路面の照り返しが強い場合には、
ヘッドアップディスプレイ(以下、HUDとも言う)に
写し出された表示が見難くなる。さらに、車室内への直
射日光が強い場合には、ブラウン管(以下、CRTとも
言う)又は液晶表示装置(以下、LCDとも言う)で日
光が反射されるので表示内容が視認し難くなることも考
えられる。また、スピードを出している場合やカーブを
曲がっている時に室内のブラウン管を見るよりも音声で
ドライバに知らせる方が好ましいと言える。上述した従
来の交通情報表示装置では、かかる環境状況や車両の挙
動状況を加味することなく、表示情報と音声情報とを提
供していたので、状況によっては提供すべき情報が適切
にドライバに伝わらないという問題があった。
【0005】一方、提供する情報内容については、車載
された地図情報をベースとした経路探索付ナビゲーショ
ン情報だけでなく、将来的には、現在開発中の各種の情
報システムからの種々の情報をもドライバに提供するこ
とが望ましい。例えば、道路側のインフラ装置(交通機
関、公共機関などの基幹施設)の開発が進んで設置さ
れ、中域又は広域の道路交通情報をリアルタイムに受け
る交通情報システムや、前方道路危険警告システムのよ
うに、危険回避情報を含む中域又は近域の道路交通情報
をリアルタイムに受ける交通情報システムが今後実用化
されると、ナビゲーション情報のような静的情報に始ま
って危険警告のような動的情報までを、確実にドライバ
に知らせる必要が生じるので、上述した懸念はさらに大
きくなる。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、車室内外環境(明るさ、騒
音、天候)、車両挙動(速度、ハンドル舵角)及び提供
情報種類(ナビゲーション、警報等)を考慮して、ドラ
イバに提供するインターフェース装置を選択することに
より、運転上の負担を少なくすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明の車載用情報提供装置は、車
両に搭載され、表示情報及び/又は音情報を出力する複
数の情報出力手段を備えた車載用情報提供装置におい
て、照度、雨滴、騒音など、車室内外の環境状況を検出
する環境検出手段と、走行速度、操舵角など、車両の挙
動状況を検出する車両挙動検出手段と、前記環境検出手
段及び/又は前記車両挙動検出手段からの情報に基づい
て、前記情報出力手段における情報提供機能を判断し、
前記情報出力手段のうち最適な情報出力手段を選択する
選択手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】この請求項1記載の車載用情報提供装置で
は、環境検出手段及び/又は車両挙動検出手段からの情
報に基づいて、情報出力手段における情報提供機能を判
断し、情報出力装置のうち最適な情報出力手段を選択す
る選択手段を備えているので、車室内外の環境状況や車
両の挙動状況に応じて、最も適切な情報出力手段を選択
することができる。これにより、提供すべき情報が適切
にドライバに伝わり、ドライバの運転上の負担が軽減さ
れる。また、複数の情報出力手段を選択できるので、将
来的に情報システムが追加されても、何等の問題なくこ
れに対応することができる。
【0009】本発明の選択手段における情報出力手段の
選択は、例えば、車室外の照度が高い場合には、視認性
が低下するので、情報出力手段としてヘッドアップディ
スプレイを選択せず、車室内の照度が高い場合には、情
報出力手段としてブラウン管や液晶表示装置を選択しな
い。また、騒音や雨滴音が大きい場合には、聴取性が低
下するので、情報出力手段として音声スピーカや警報器
を選択しない。このように、車室内外の環境状況に応じ
て、最も視認性或いは聴取性が良い情報出力手段を選択
する。また、高速走行中や操舵中は、安全性の面から前
方を注視することが必要であるため、ブラウン管や液晶
表示装置などの室内表示装置を選択しない。さらに、急
カーブを曲がっているときは、前方だけでなく左右も注
視する必要があるので、ヘッドアップディスプレイも選
択しない。
【0010】本発明の車載用情報提供装置における情報
は、特に限定されず、無線通信、ナビゲーション、警報
装置などの情報源から入力される各種の情報が含まれる
が、請求項2記載の車載用情報提供装置は、無線通信、
ナビゲーション、警報装置などの情報源から入力される
各種の情報を、重要度を基準として、複数の情報群に分
類する情報種類分類手段をさらに備えたことを特徴とす
る。
【0011】この請求項2記載の車載用情報提供装置で
は、各種の情報を重要度別に複数の情報群に分類するの
で、この情報群毎に情報出力手段を決定すれば、各情報
に応じて最も適切な情報出力手段を選択することがで
き、提供される情報の視認性又は聴取性がより高くな
る。
【0012】請求項1又は2記載の車載用情報提供装置
において、前記選択手段における最適な情報出力手段の
決定は、特に限定されないが、請求項3記載の車載用情
報提供装置は、前記選択手段における最適な情報出力手
段の決定が、前記環境検出手段及び前記車両挙動検出手
段から入力される車室内外の環境情報、車両の挙動情報
及び前記情報種類分類手段により分類された情報群のそ
れぞれについて適用すべき情報出力手段が定められた適
用判断マップに基づいてなされることを特徴とする。
【0013】このように請求項3記載の車載用情報提供
装置のように、予め適用判断マップで情報群のそれぞれ
について適用すべき情報出力手段を定めておけば、車室
内外の環境状況や車両の挙動状況に応じて最適な情報出
力手段を即座に選択でき、ドライバへの情報提供が迅速
かつ的確に行われることになる。
【0014】請求項4記載の車載用情報提供装置は、前
記適用判断マップは、適用しない情報出力手段が0、適
用する情報出力手段が0以外の数で表され、前記選択手
段は、前記車室内外の環境情報、前記車両の挙動情報及
び前記情報群の各項目の積を求め、これが0以外の数と
なった情報出力手段を選択することを特徴とする。
【0015】この請求項4記載の車載用情報提供装置で
は、適用しない情報出力手段を0で代数した上で、車室
内外の環境情報、車両の挙動情報及び情報群の各項目の
積を求めるので、これらのうちに一つでも適用しない情
報出力手段が存在すると、演算結果が0となる。したが
って、情報提供機能が低下した情報出力手段は選択され
ず、各情報に応じて情報提供機能が高い情報出力手段が
より選択される確率が高まり、提供される情報の視認性
又は聴取性がより高くなる。
【0016】請求項4記載の車載用情報提供装置におい
ては、車室内外の環境情報、車両の挙動情報及び情報群
の各項目の積の演算結果が0以外の数となった情報出力
手段を選択するが、請求項5記載の車載用情報提供装置
は、前記選択手段は、前記情報種類分類手段により分類
された情報群の重要度に基づいて情報出力手段を選択す
ることを特徴とする。
【0017】この請求項5記載の車載用情報提供装置で
は、情報提供に適していない情報出力手段を選択しない
ことに加え、選択された情報出力手段から重要度順にさ
らに情報出力手段を選択するので、各情報に応じて最も
適切な情報出力手段がより選択される確率が高まり、提
供される情報の視認性又は聴取性がより高くなる。
【0018】このように、本発明の車載用情報提供装置
においては、車室内外の環境情報、車両の挙動情報、及
び情報種類分類の入力レベルに応じて、予め設定してあ
る情報出力手段の適用判断マップにより、車外音・車内
外照度など検知された車外環境があるレベル以上なら
ば、係わる情報提供デバイスを切り、情報の緊急性を考
慮した上で、他の情報出力手段にてドライバに知らせ
る。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の車載用情報提供装置によ
れば、車外の騒音が大きい時又は天気が良く路面の照り
返しが強い時、或いは車室内への直射日光が強い時のよ
うに、スピーカ、ヘッドアップディスプレイ、ブラウン
管、液晶表示装置などの各種情報提供デバイス機能が、
外部からの障害により低下した場合であっても、運転中
のドライバに負担を与えることなく情報を迅速かつ的確
に伝えることができる。また、ナビゲーション、交通情
報、緊急警報など情報種類に応じた情報提供デバイスで
ドライバに情報を伝えるので、利便性にも富んでいる。
【0020】請求項2記載の車載用情報提供装置によれ
ば、各種の情報を重要度別に複数の情報群に分類するの
で、この情報群毎に情報出力手段を決定することができ
る。その結果、各情報に応じて最も適切な情報出力手段
を選択することができ、提供される情報の視認性又は聴
取性がより高くなる。
【0021】請求項3記載の車載用情報提供装置によれ
ば、予め適用判断マップで情報群のそれぞれについて適
用すべき情報出力手段を定めることができるので、車室
内外の環境状況や車両の挙動状況に応じて最適な情報出
力手段を即座に選択でき、ドライバへの情報提供が迅速
かつ的確に行われることになる。
【0022】請求項4記載の車載用情報提供装置によれ
ば、情報提供機能が低下した情報出力手段は選択され
ず、各情報に応じて情報提供機能が高い情報出力手段が
より選択される確率が高まり、提供される情報の視認性
又は聴取性がより高くなる。
【0023】請求項5記載の車載用情報提供装置によれ
ば、情報提供に適していない情報出力手段を選択しない
ことに加え、選択された情報出力手段から重要度順にさ
らに情報出力手段を選択するので、各情報に応じて最も
適切な情報出力手段がより選択される確率が高まり、提
供される情報の視認性又は聴取性がより高くなる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の車載用情報提供装置
の実施形態を示すブロック図、図2は同実施形態の情報
種類分類手段における情報群を示す図、図3は同実施形
態の選択手段における情報群に対する情報出力手段を示
す図、図4〜図9は同実施形態の適用判断マップを示す
図であり、図4は車外照度レベル、図5は車内照度レベ
ル、図6は騒音レベル、図7は雨滴レベル、図8は車速
レベル、図9は舵角レベルに対する情報出力手段を示
す。また図10は本発明に係る選択手段における情報処
理手順の全体を示すフローチャート、図11及び図12
はその詳細を示すフローチャートである。
【0025】図1に示すように、本実施形態の車載用情
報提供装置は、無線通信で送信される交通、道路、危険
回避等に関する情報を受信するためのアンテナ及び受信
機12、自車両の現在位置を検出するための車両位置検
出手段14、地図情報を記憶した地図情報記憶手段16
を有しており、受信機12からの入力情報は情報処理手
段20に送出されるが、情報処理手段20には、受信機
12以外にも、車両位置検出手段14からの車両位置情
報と、地図情報記憶手段16からの地図情報も入力され
る。
【0026】情報処理手段20では、無線通信等で送ら
れてくる渋滞情報などの交通情報や、分岐,カーブ等の
道路情報、近域での事故情報などの他、目的地までのナ
ビゲーション処理情報などが情報フォーマットに設定さ
れる(図10及び図11のステップ100)。かかる情
報処理手段20で処理された情報は、情報種類分類手段
30に送出され、図2に示す5つの情報群G1〜G5に
分類されたのち、車室内外の環境状況を検出する環境検
出手段40及び自車両の挙動状況を検出する車両挙動検
出手段50からの情報とともに、選択手段60に送出さ
れ、この選択手段60で適切な情報出力手段70が選択
されたのち、表示手段72や、音声合成手段74及びス
ピーカ76などの各種情報出力手段70から目的とする
情報がドライバに提供される。
【0027】本発明の機能の中枢をなす情報種類分類手
段30及び選択手段60は、以下のように構成されてい
る。すなわち、情報処理手段20から供給されたナビゲ
ーション情報、交通情報、危険回避情報等は、まず情報
種類分類手段30により複数の情報群に分類される(ス
テップ110〜113)。図2に分類の一例を示し、本
実施形態では5つの情報群G1〜G5に分類されるが、
特に限定されない。G1は、ナビゲーション地図、交通
や娯楽等サービス、及び他の交通機関などに関する情報
群であり、G2は、中/広域の道路交通情報などに関す
る情報群である。また、G3は、ナビゲーションによる
経路誘導、道路構造、道路標識等の静的安全情報や警報
などに関する情報群であり、G4は、緊急の道路交通情
報などに関する情報群、G5は前後及び側方の危険回避
や車両の異常状態などに関する情報群である。
【0028】このように、情報種類分類手段30では、
情報処理手段20で処理された複数の情報をドライバの
運転上緊急性の高い順(すなわちG5>G4>G3>G
2>G1)に整理分類する。このとき、情報処理手段2
0から情報種類分類手段30に送出された情報の総数を
K、入力された情報の引数をkとすると、引数kに対す
る情報群GNo[k]の分類を入力情報総数Kまで行う。
【0029】例えば、地図情報、経路誘導情報、サービ
ス情報、道路交通(緊急)情報がこの順で入力される
と、地図情報がk=1、経路誘導情報がk=2、サービ
ス情報がk=3、道路交通(緊急)情報がk=4、入力
情報総数K=4であるから、図2の分類表から、
【数1】地図情報の情報群=G1[1] 経路誘導情報の情報群=G3[2] サービス情報の情報群=G1[3] 緊急道路交通情報の情報群=G4[4] と分類される。
【0030】また、選択手段60では、図3に示す表を
利用し、各情報群G1〜G5に対する情報出力手段70
を抽出する(ステップ120)。ここで、図3に示す表
においては、情報出力手段70としてCRT又はLC
D、音声、HUD、及び音の4つが採用されており、こ
れらの情報出力手段70を使用する場合は1、使用しな
い場合は0で設定されている。
【0031】例えば、地図情報やサービス情報が含まれ
る情報群G1は、CRT又はLCDのみによる情報提供
であるのに対し、情報提供の重要度が高い緊急の道路交
通情報が含まれる情報群G4は、音声、HUD及び音の
3つの情報出力手段70による情報提供がなされるよう
に設定されている。この情報出力手段70の抽出は、全
ての情報群G1〜G5について全ての情報出力手段毎に
行われる。
【0032】上述した例によれば、地図情報の情報群は
G1[1]、経路誘導情報の情報群はG3[2]、サー
ビス情報の情報群はG1[3]、緊急の道路交通情報の
情報群はG4[4]と分類され、また情報出力手段70
として4つの手段が採用されているので、当該情報出力
手段70の引数jを、CRT/LCDはj=1、音声は
j=2、HUDはj=3、音はj=4とし、情報出力手
段7の総数をJとすると、この選択手段60では、図3
に示すマトリックス表を利用して、情報出力手段70の
抽出結果をHG[GNo[k],j]=1又は0として求め
る。つまり、上記の例では、
【数2】HG[G1[1],1]=1 HG[G3[2],1]=1 HG[G1[3],1]=1 HG[G4[4],1]=0 HG[G1[1],2]=0 HG[G3[2],2]=1 … HG[G1[1],4]=0 HG[G3[2],4]=0 HG[G1[3],4]=0 HG[G4[4],4]=1 となる。
【0033】本実施形態の車載用情報提供装置は、車室
内外の環境状況を検出する環境検出手段40と、自車両
の挙動状況を検出する車両挙動検出手段50とを有して
おり、環境検出手段40として、車室内及び車室外の照
度を計測する照度センサ42、車室外の騒音を検出する
マイク44、雨天かどうかを判断するために車室外に設
けられた雨滴センサ46を備えている。また、車両挙動
検出手段50としては、車速を検出する車速センサ52
とハンドル切り角を検出する操舵角センサ54とを備え
ている。
【0034】これら各センサ42,44,46,52,
54からの出力信号は、選択手段60に送出され(ステ
ップ200〜202)、各出力値のレベルが決定される
(ステップ210)。車室内外の環境レベル及び車両挙
動レベルの設定については、本実施形態ではその値の大
きさによって、Big、Middle、Smallの3
レベルLevel (x(i))に分類される。
【0035】本実施形態の選択手段60では、各センサ
42,44,46,52,54で検出された情報項目の
レベルによって、使用すべき情報出力手段70の情報提
供機能を判定する(ステップ220)。具体的には、図
4〜図9に示される適用判断マップを用いて決定され
る。
【0036】この適用判断マップは、情報出力手段70
であるCRT/LCD、音声、HUD、音のそれぞれに
対し、情報項目のレベルB、M、Sに応じて、使用すべ
きであるときは1、使用すべきでないときは0として予
め設定されている。例えば、図4に示すように、照度セ
ンサ42により検出された車外の照度レベルがBig、
すなわち晴天で路面からの照り返しが強い場合には、H
UDの視認性がやや低下するので、当該HUDは使用し
ないこととしている。また、同様の理由により、図5に
示すように車内の照度レベルがBigであるときは、車
内に設けられたCRT/LCDの視認性がやや低下する
ので当該CRT/LCDは使用しない。さらに、図6に
示すように車外の騒音がBigであるときは、情報出力
手段70として、音声と音は使わず、表示手段であるC
RT/LCDやHUDをメインに使い、騒音がMidd
leであるときには、CRT/LCDやHUDをメイン
に使用するが、緊急性を要する警報音は使用することと
している。また、図9に示すように運転中にハンドル角
を大きく切っている場合には、ドライバは進行方向の道
路を良く注視しなければいけないので、情報出力手段7
0として、ドライバの運転を妨げるようなCRT/LC
DやHUDなどの表示手段は使用しないこととしてい
る。その他、図7に示すように、豪雨のため雨滴のボデ
ィ跳ね返り音により音声や音が聞こえにくくなることを
考慮し、また図8に示すように、高速運転時には表示手
段による情報提供や意味のある音声は、前方注視運転の
妨げになりやすいことを考慮し、それぞれ情報出力手段
70の選定がなされている。
【0037】この適用判断マップを用いた情報出力手段
70の抽出は、全ての情報項目iについて全ての情報出
力手段毎jに行われ(ステップ220〜224)、HM
I[i,j]=1又は0として求められる。
【0038】例えば、車外照度レベルをi=1、車内照
度レベルをi=2、騒音レベルをi=3、雨滴レベルを
i=4、車速レベルをi=5、舵角レベルをi=6と
し、また車外照度レベルx(1)=Big、車内照度レ
ベルx(2)=Big、騒音レベルx(3)=Midd
le、雨滴レベルx(4)=Small、車速レベルx
(5)=Middle、舵角レベルx(6)=Smal
lとし、さらに情報出力手段70の引数jを、CRT/
LCDをj=1、音声をj=2、HUDをj=3、音を
j=4とすると、図4〜図9に示す適用判断マップよ
り、
【数3】HMI[1,1]=1 HMI[2,1]=0 HMI[3,1]=1 HMI[4,1]=1 HMI[5,1]=0 HMI[6,1]=1 HMI[1,2]=1 HMI[2,2]=1 … HMI[1,4]=1 HMI[2,4]=1 HMI[3,4]=1 HMI[4,4]=1 HMI[5,4]=1 HMI[6,4]=1 となる。
【0039】また、本実施形態の選択手段60では、全
情報出力手段70の情報提供機能を判定した結果HMI
[i,j]の総積H[j]を求め、全ての情報出力手段
70についてH[j]=1又は0を求める(ステップ3
00)。ここで、H[j]=1はその情報出力手段70
を使用することを表し、H[j]=0はその情報出力手
段70を使用しないことを表す。すなわち、H[j]=
Π HMI[i,j]である(i=1〜I)。上述した
例によれば、
【数4】H[1]=Π HMI[i,1]=0 H[2]=Π HMI[i,2]=0 H[3]=Π HMI[i,3]=0 H[4]=Π HMI[i,4]=1 となる。
【0040】さらに、本実施形態の選択手段60では、
図3のマトリックス表を用いて求められた入力情報に対
する情報出力手段HG[G No[k],j]と、上記H
[j]の積を求め、情報群G1〜G5毎の情報出力手段
Hout[GNo[k],j]=H[j]×HG[G No[k],
j])を求める(ステップ301)。上述した例によれ
ば、
【数5】 Hout[G1[1],1]=H[1]×HG[G1[1],1]=0 Hout[G3[2],1]=H[1]×HG[G3[2],1]=0 Hout[G1[3],1]=H[1]×HG[G1[3],1]=0 Hout[G4[4],1]=H[1]×HG[G4[4],1]=0 Hout[G1[1],2]=H[2]×HG[G1[1],2]=0 Hout[G3[2],2]=H[2]×HG[G3[2],2]=0 … Hout[G1[1],4]=H[4]×HG[G1[1],4]=0 Hout[G3[2],4]=H[4]×HG[G3[2],4]=0 Hout[G1[3],4]=H[4]×HG[G1[3],4]=0 Hout[G4[4],4]=H[4]×HG[G4[4],4]=1 となる。
【0041】最後に、Hout[GNo[k],j]=1であ
り、かつMax [GNo[k]]である入力情報kを、各情報
出力手段j=1〜J毎に求め、該当する情報出力手段7
0にその情報を出力する(ステップ310)。これによ
り、情報提供には、一つの情報群だけでなく、複数の情
報群を同時に、しかも状況によって情報出力手段を考慮
しながら、情報を提供することができる。
【0042】上記の例によれば、Hout[GNo[k],j]
=1となるのは、Hout[G4[4],4]、つまり入力情
報kが情報群G4の緊急道路交通情報であるので、これ
をj=4である警報音としてドライバに提供することと
なる。
【0043】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0044】図2に示す情報群、図3に示す情報出力手
段の適用、図4〜図9に示す適用判断マップ等は、本発
明を説明するための一例であって、この具体的数値には
何ら限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載用情報提供装置の実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】本発明に係る情報種類分類手段における情報群
を示す図である。
【図3】本発明に係る選択手段における情報群に対する
情報出力手段を示す図である。
【図4】本発明に係る適用判断マップ(車外照度レベ
ル)を示す図である。
【図5】本発明に係る適用判断マップ(車内照度レベ
ル)を示す図である。
【図6】本発明に係る適用判断マップ(騒音レベル)を
示す図である。
【図7】本発明に係る適用判断マップ(雨滴レベル)を
示す図である。
【図8】本発明に係る適用判断マップ(車速レベル)を
示す図である。
【図9】本発明に係る適用判断マップ(舵角レベル)を
示す図である。
【図10】本発明に係る選択手段における情報処理手順
の全体を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る選択手段における情報処理手順
の詳細を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る選択手段における情報処理手順
の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12…受信機 14…車両位置検出手段 16…地図情報記憶手段 20…情報処理手段 30…情報種類分類手段 40…環境検出手段 42…照度センサ 44…マイク 46…雨滴センサ 50…車両挙動検出手段 52…車速センサ 54…操舵角センサ 60…選択手段 70…情報出力手段 72…表示手段 74…音声合成手段 76…スピーカ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載され、表示情報及び/又は音情
    報を出力する複数の情報出力手段を備えた車載用情報提
    供装置において、 照度、雨滴、騒音など、車室内外の環境状況を検出する
    環境検出手段と、 走行速度、操舵角など、車両の挙動状況を検出する車両
    挙動検出手段と、 前記環境検出手段及び/又は前記車両挙動検出手段から
    の情報に基づいて、前記情報出力手段における情報提供
    機能を判断し、前記情報出力手段のうち最適な情報出力
    手段を選択する選択手段とを備えたことを特徴とする車
    載用情報提供装置。
  2. 【請求項2】無線通信、ナビゲーション、警報装置など
    の情報源から入力される各種の情報を、重要度を基準と
    して、複数の情報群に分類する情報種類分類手段をさら
    に備えたことを特徴とする請求項1記載の車載用情報提
    供装置。
  3. 【請求項3】前記選択手段における最適な情報出力手段
    の決定は、前記環境検出手段及び前記車両挙動検出手段
    から入力される車室内外の環境情報、車両の挙動情報及
    び前記情報種類分類手段により分類された情報群のそれ
    ぞれについて適用すべき情報出力手段が定められた適用
    判断マップに基づいてなされることを特徴とする請求項
    1又は2記載の車載用情報提供装置。
  4. 【請求項4】前記適用判断マップは、適用しない情報出
    力手段が0、適用する情報出力手段が0以外の数で表さ
    れ、前記選択手段は、前記車室内外の環境情報、前記車
    両の挙動情報及び前記情報群の各項目の積を求め、これ
    が0以外の数となった情報出力手段を選択することを特
    徴とする車載用情報提供装置。
  5. 【請求項5】前記選択手段は、前記情報種類分類手段に
    より分類された情報群の重要度に基づいて情報出力手段
    を選択することを特徴とする請求項4記載の車載用情報
    提供装置。
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