JPH09287915A - 距離測定装置及び安全走行システム - Google Patents

距離測定装置及び安全走行システム

Info

Publication number
JPH09287915A
JPH09287915A JP8122150A JP12215096A JPH09287915A JP H09287915 A JPH09287915 A JP H09287915A JP 8122150 A JP8122150 A JP 8122150A JP 12215096 A JP12215096 A JP 12215096A JP H09287915 A JPH09287915 A JP H09287915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
measuring device
contrast
vehicle
distance measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8122150A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ishida
毅 石田
Junichi Takagi
潤一 高木
Yuichi Niimoto
祐一 新本
Hideki Touei
英樹 東影
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP8122150A priority Critical patent/JPH09287915A/ja
Publication of JPH09287915A publication Critical patent/JPH09287915A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 相関演算により対象物体までの距離を求める
距離測定装置において、コントラストの低い対象物体の
距離を確実に求めるようにする。 【解決手段】 第1の検出手段26は、受光光学系2
2、相関演算部23及び距離演算部24等を備え、画像
のずれ量Dに基づいて対象物体の距離Lを求める。第2
の検出手段29は、超音波センサ30と、超音波センサ
30を駆動するための発振回路31、反射超音波を受信
する受信回路32と、超音波センサ30が超音波を出射
してから受信するまでの時間に基づいて対象物体の距離
Lを求める距離演算部33とからなる。しかして、コン
トラスト判断部36が対象物体にコントラストが存在す
ると判断した場合には、第1の検出手段26により求め
た距離Lを出力し、コントラストが無いと判断した場合
には、第2の検出手段29により求めた距離Lを出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は距離測定装置及び安
全走行システムに関する。特に、本発明は、少なくとも
2つの異なる距離測定手段を備えた距離測定装置と、当
該距離測定装置を搭載した安全走行システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年特に高まってきた車の先進安全性を
高めるためのセンサとして、前方車、後方車あるいは周
辺の障害物までの距離を測定する距離測定装置が各種提
案されている。そのなかでも、2つの光検出器と2つの
結像系を用いて対象物体のコントラスト(明暗差)を検
出し、その2つの出力画像の位相差から光学的に対象物
体までの距離を測定する位相差相関法を用いた距離測定
装置が、安価で小型なセンサとして有望視されている。
【0003】位相差相関法を用いて視野内にある対象物
体までの距離を計測する従来の距離測定装置1の概略構
成を図1に示し、その光学的な構成を図2に示す。この
距離測定装置1はフォトダイオード(PD)アレイ等の
光検出器4a,4bを用いたものであって、図2に示す
ように、等しい焦点距離fを有する第1の受光レンズ2
aと第2の受光レンズ2bとが一定の基線長Q(第1及
び第2の受光レンズ2a,2bの光軸3a,3b間の間
隔)だけ隔てて配置されており、第1及び第2の受光レ
ンズ2a,2bから焦点距離fだけ離れた位置にはそれ
ぞれ第1及び第2の光検出器4a,4bが配置されてい
る。
【0004】しかして、この位相差相関法による距離測
定装置1にあっては、自然光が対象物体OBJの表面で
反射拡散されると、その反射光rは、第1の受光レンズ
2aを通過する第1の光路を通って第1の光検出器4a
に入射し、同時に第2の受光レンズ2bを通過する第2
の光路を通って第2の光検出器4bに入射する。第1及
び第2の光検出器4a,4bからマイクロプロセッサ
(CPU)6へは、受光した光の光強度分布が画像情報
として出力される。そして、マイクロプロセッサ6にお
いては、第1の光検出器4aから供給される画像5aと
第2の光検出器4bから供給される画像5bの重心位置
のずれ量Dが計算される。このずれ量Dは図2のX1
2に相当する。そして、対象物体OBJまでの距離L
は、画像5a,5bどうしの重心位置のずれ量の値D=
1+X2を用い、三角法に基づいて次の式のように求
められる。 L=Q・f/D … これらの演算がマイクロプロセッサ6によって実行され
ると、図1に示すように、その結果は出力回路7を介し
て距離データとして出力される。
【0005】上記のような距離測定装置1において検出
距離Lを長くするためには、前記式に用いられている
Q・fの値を大きくすればよい。つまり、Q又はfの値
を大きくすると、同じずれ量Dに対する測定距離Lの値
が大きくなる。しかし、基線長Qや焦点距離fの値を大
きくすると、距離測定装置1が大型化する。
【0006】そこで、距離測定装置をできるだけ小型か
つ安価にしながら、Q・fの値を大きくするため、図3
に示すように、3つのミラー8,9,10を用いて見か
けの基線長(式の計算に用いる基線長)Qを実際の基
線長Qpよりも長くする方法がしばしば用いられてい
る。これは反射面11,12を光入射側及び内側に向け
て配置された第1及び第2のミラー8,9間に第3のミ
ラー10を配置し、第3のミラー10の反射面13,1
4で反射された光を第3のミラー10の後方に配置され
た受光レンズ2a,2bに透過させて光検出器4a,4
bへ入射させるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3のようにミラー
8,9,10を用いて実際の基線長Qpを短くした光学
系を有する距離測定装置では、視野角θは、図4に示す
ように、光検出器4a,4bの寸法と受光レンズ2a,
2bの仕様(焦点距離fなど)によって決まる。しか
し、光検出器4a,4bの大きさにも限度があるし、受
光レンズ2a,2bの焦点距離fが短くなると軸外収差
が大きくなるので、小型で安価な距離測定装置において
視野角θを大きくすることは困難であった。
【0008】この結果、特に近距離での視野範囲が小さ
くなってしまい、物体が存在するにも拘らず、その視野
範囲の中に明暗の差が存在しない場合が生じ、距離を測
定できなくなるという問題があった。特に、前方車を測
距する場合に、車種によってはトランクの部分などコン
トラストの存在しない部分が大きいものもあり、近距離
で測距できなくなってしまう問題があった。
【0009】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、コントラス
トの無い部分が大きな対象物体に対して視野範囲が狭く
なる近距離でも確実に対象物体までの距離を測定できる
距離測定装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の距離測
定装置は、2つの結像系によるコントラストを比較して
物体までの距離を測定する方式の第1の検出手段と、第
1の検出手段とは別の方式により物体までの距離を測定
する第2の検出手段と、前記第1の検出手段におけるコ
ントラストが存在するか否かを判断する判断手段とを備
え、前記コントラストが存在しない場合には、前記第2
の検出手段により測定した値を物体までの距離として出
力することを特徴としている。
【0011】請求項2に記載の実施態様は、請求項1に
記載の距離測定装置において、前記第2の検出手段は、
超音波方式により物体までの距離を測定するものである
ことを特徴としている。
【0012】請求項1に記載の距離測定装置にあって
は、第1の検出手段により2つの結像系によるコントラ
ストを比較して物体までの距離を測定するが、判断手段
が視野内にコントラストが存在しない(コントラストが
弱い場合を含む)と判断した場合には、第2の検出手段
の出力を距離として出力する。
【0013】従って、視野内にコントラストがない場合
にも、異なる検出手段により物体までの距離を測定で
き、コントラストを比較して物体までの距離を測定する
距離測定装置の信頼性を向上させることができる。特
に、第2の検出手段として超音波センサを用いれば、コ
ントラストのない対象にも強いのでコントラストの無い
物体も確実に検出でき、逆に超音波センサの検出距離範
囲を近距離に限定できるため、風等による誤動作も起こ
りにくい。
【0014】請求項3に記載の実施態様は、請求項1に
記載の距離測定装置において、前記第2の検出手段は、
光照射手段及び受光手段を備えて三角測距方式により物
体までの距離を測定するものであることを特徴としてい
る。
【0015】また、第2の検出手段として発光素子を点
灯させて物体に照射して強制的にコントラストを作り、
受光手段にその画像を結像させ、その画像から三角測距
方式によって距離を求めることにより、物体のコントラ
ストが無い場合や弱い場合にも測距を可能にすることが
できる。
【0016】請求項4に記載の距離測定装置は、2つの
結像系によるコントラストを比較して物体までの距離を
測定する方式の第1の検出手段と、光照射手段と、前記
第1の検出手段におけるコントラストが存在するか否か
を判断する判断手段とを備え、前記コントラストが存在
しない場合には、物体にコントラストを生じさせるべく
前記光照射手段を動作させることを特徴としている。
【0017】請求項4に記載の距離測定装置にあって
は、第1の検出手段により2つの結像系によるコントラ
ストを比較して物体までの距離を測定するが、判断手段
が視野内にコントラストが存在しないと判断した場合に
は、光照射手段を点灯して対象物体を照射して対象物体
にコントラストを生じさせる。
【0018】従って、視野内の物体にコントラストがな
い場合には、光を照射して物体のコントラストを強く
し、第1の検出手段によって物体の距離を確実に検出す
ることができる。
【0019】請求項5に記載の距離測定装置は、請求項
4に記載の距離測定装置において、前記光照射手段は、
光源と、該光源からの光に明暗のコントラストを作り出
すコントラスト発生手段とを備えていることを特徴とし
ている。
【0020】この実施態様によれば、コントラスト無し
と判断された場合には、光源を点灯することにより、対
象物体の表面にコントラストを発生させることができ、
確実に距離の測定を行える。このコントラスト発生手段
としては、例えばスリットやグレーティングなどを用い
ることができる。
【0021】請求項6に記載の安全走行システムは、請
求項1〜5に記載の距離測定装置を備え、周囲に存在す
る物体までの距離を測定すべく車室内もしくは車室外に
前記距離測定装置が取り付けられたことを特徴としてい
る。
【0022】この安全走行システムは前記距離測定装置
を備えているので、背景や他の対象物体に妨げられるこ
となく、目的とする対象物体(特に、最も近くの前方車
両や後方車両)までの距離を高い確度で検出することが
できる。
【0023】請求項7に記載の実施態様は、請求項6に
記載の安全走行システムにおいて、車速表示メータの付
近に前記距離測定装置の出力に基づいた前記物体までの
距離に関する表示を行なう表示部が取り付けられたこと
を特徴としている。
【0024】車速表示メーターの付近に前記距離測定装
置の出力に基づいた前記物体までの距離に関する表示を
行なう表示部を設ければ、前方車両との車間距離等を表
示部に表示することができる。
【0025】請求項8に記載の実施態様は、請求項6に
記載の安全走行システムにおいて、少なくとも前記距離
測定装置の出力に基づいて、自車両が周囲に存在する物
体に衝突する可能性のある危険な状態であるか否かを判
断する判断装置を備えたことを特徴としている。
【0026】距離測定装置の出力に基づいて、周囲に存
在する物体に衝突する可能性のある危険な状態であるか
否かを判断する判断装置を備えていれば、未然に例えば
警報を発したり、衝突の危険があることを表示したり、
ブレーキを作動させたりすることにより、衝突事故を防
止することができる。
【0027】請求項9に記載の実施態様は、請求項6に
記載の安全走行システムにおいて、少なくとも前記距離
測定装置の出力に基づいて、アクセル開度もしくはブレ
ーキを制御する制御手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0028】距離測定装置の出力に基づいて、アクセル
開度もしくはブレーキを制御する制御手段を備えていれ
ば、車両の状態に応じて車両の速度を安全な範囲にコン
トロールすることができる。
【0029】請求項10に記載の実施態様は、請求項6
に記載の安全走行システムにおいて、少なくとも前記距
離測定装置の出力に基づいて、前方の車両が発進したこ
とを運転者に報知する報知手段を備えたことを特徴とし
ている。
【0030】距離測定装置の出力に基づいて、前方の車
両が発進したことを運転者に告知する手段を備えていれ
ば、例えば交通渋滞の場合などに前方車両の発進を知ら
せることができ、交通渋滞での運転を楽にすることがで
きる。
【0031】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図5は本発明の一実施形態による距
離測定装置21の構成を示すブロック図である。受光光
学系22、相関演算部23、距離演算部24及び出力回
路25は第1の検出手段26を構成する。受光光学系2
2における27a,27bは、対象物体で反射散乱され
た光を光検出器28a,28bの受光面に結像させるた
めの受光レンズである。28a,28bはフォトダイオ
ードアレイやCCD等の光検出器であって、多数の画素
を有しており、各画素毎に光強度を示す信号(画像信
号)を出力している。相関演算部23は、一方の光検出
器28a上に生成した画像と他方の光検出器28b上に
生成した画像のずれ量Dを求め、距離演算部24は、該
ずれ量Dに基づいて対象物体までの距離を演算する。ま
た、出力回路25は相関演算部23及び距離演算部24
で求められた対象物体までの距離を距離データとして出
力する。
【0032】第2の検出手段29は、超音波センサ3
0、発振回路31、受信回路32、距離演算部33によ
って構成される。超音波センサ30は超音波発振子34
と超音波受信子35を備え、発振回路31から発振信号
を印加されると超音波発振子34が発振して超音波US
を放射する。超音波センサ30は超音波放射後、一定の
時間の間受信モードとなり、受信回路32は対象物体で
反射して超音波受信子35へ戻ってくる超音波USを監
視する。距離演算部33は、超音波放射後、受信回路3
2で反射超音波を受信するまでの時間から対象物体まで
の距離Lを演算し、出力回路25から外部へ出力する。
なお、超音波発振子34と超音波受信子35とは別々の
素子であっても同一の素子で兼用していてもよい。
【0033】36はコントラスト判断部であって、光検
出器28a,28bから出力されている信号がコントラ
スト判断部36へ入力され、コントラスト判断部36は
受光光学系22で受光している画像のコントラストの有
無を判別する。例えば、光検出器28a,28b上に結
像された対象物体の画像を微分し、その変極点を認識す
ることによりコントラストの有無を判断する。すなわ
ち、図6(a)に示すようにコントラストのある物体の
画像37を微分すると、図6(b)の微分画像38のよ
うに変極点が発生するが、図7(a)や図8(a)のよ
うにコントラストのない物体やコントラストの弱い物体
の画像37を微分しても、図7(b)や図8(b)の微
分画像38のように変極点は存在しないからである。
【0034】第2の検出手段29は通常は作動していな
いが、コントラスト判断部36が画像にコントラストが
存在しない(コントラストが弱い場合を含む。以下同
じ)と判断した場合には、第2の検出手段29が作動さ
れて距離を計測する。
【0035】コントラストの有無を示す判断情報は、コ
ントラスト判断部36から出力回路25へも送られてお
り、コントラストが有ると判断された場合には、出力回
路25は第1の検出手段26の出力をそのまま用いて距
離を出力するが、コントラストが無いと判断された場合
には、出力回路25は第2の検出手段29の出力を用い
て距離を出力する。なお、第2の検出手段29でも距離
を測定できない場合には、対象物体が存在していないと
判断される。
【0036】図9は上記距離測定装置21が対象物体ま
での距離を計測する手順を示すフロー図である。第1の
検出手段26は、所定の視野から入射する光を受光して
いる(S41)。コントラスト判断部36は、第1の検
出手段26が受光している画像情報に基づいて画像のコ
ントラストの有無を判断する(S42)。コントラスト
有りと判断されると、相関演算部23によって相関演算
することによってずれ量Dを求め(S43)、距離演算
部24においてずれ量Dから対象物体までの距離Lを求
めて(S44)出力回路25から出力する(S45)。
【0037】また、コントラスト判断部36がコントラ
スト無しと判断すると、第2の検出手段29が駆動され
て超音波センサ30から超音波が放射され(S46)、
対象物体で反射した超音波が受信回路32で受信される
(S47)。ついで、第2の検出手段29の距離演算部
33により対象物体の距離が演算される(S48)。
【0038】出力回路25は画像のコントラスト有りの
場合には、第1の検出手段26で計測した距離を出力す
る(S45)が、コントラスト無しで第2の検出手段2
9からの出力を受信した(S49でYESの)場合には、
第2の検出手段29で計測した距離を出力する(S5
0)。また、コントラスト無しで第2の検出手段29か
らも信号を受信していない(S49でNOの)場合には、
物体無しと判断して当該情報を出力する(S51)。
【0039】超音波センサ30を用いた第2の検出手段
29では、5m、10mといった長距離になると誤動作
が多くなったり、測定できなくなったりするが、第1の
検出手段26は長距離になるほど視野エリアが広くなる
ため、コントラストを確実に検出できる。したがって、
本発明の距離測定装置21によれば、通常は長距離にも
強い第1の検出手段26で測距を行いながら、コントラ
ストが無くて第1の検出手段26によって測距困難な場
合には、第2の検出手段29によって確実に測距するこ
とができる。
【0040】(第2の実施形態)図10は本発明の別な
実施形態による距離測定装置61の構成を示すブロック
図である。この距離測定装置61においては、第2の検
出手段29は三角測距ユニット62、発光回路63、受
光回路64、距離演算部33から構成されている。三角
測距ユニット62は、図11に示すように発光ダイオー
ド(LED)のような発光素子65、投光レンズ66、
受光レンズ67およびPSD(Position Sensitive Dev
ice)やCCD、フォドダイオードアレイのような受光
素子68からなっており、発光素子65は投光レンズ6
6の光軸上に配置され、受光レンズ67は対象物体OB
Jで反射した光rを受光素子68上に結像させるように
配置されている。
【0041】しかして、コントラスト判断部36により
対象物体OBJのコントラストが無いと判断された場合
には、コントラスト判断部36からの信号によって発光
回路63が駆動され、発光素子65を点灯する。発光素
子65から出射された光rは対象物体OBJに投射さ
れ、対象物体OBJの像を受光レンズ67を通して受光
素子68上に結像させ、強制的にコントラストを作る。
こうして強制的にコントラストを付けられた画像の重心
位置の変位Xが受光回路64によって検出され、距離演
算部33は三角測距の原理により当該重心位置に基づい
て対象物体OBJまでの距離を演算し、出力回路25へ
送る。なお、第2の検出手段29によっても物体の距離
を検出できない場合には、物体が存在しないと判断す
る。
【0042】発光素子65を用いた第2の検出手段29
でも、5m、10mといった長距離になると誤動作が多
くなったり、測定できなくなったりするので、通常は長
距離にも強い第1の検出手段26で測距を行っている
が、コントラストが無くて第1の検出手段26によって
測距困難な場合には、第2の検出手段29によって確実
に測距することができる。
【0043】(第3の実施形態)図12は本発明のさら
に別な実施形態による距離測定装置69の構成を示すブ
ロック図である。この距離測定装置69にあっては、第
1の検出手段26と共に発光回路70によって(パル
ス、連続)発光させられる光照射部71を有している。
光照射部71は発光ダイオードのような発光素子72と
投光レンズ73とから構成されている。この光照射部7
1は、図13に示すように、第1の検出手段26の受光
光学系22の近傍に配置されている。
【0044】しかして、コントラスト判断部36がコン
トラスト有りと判断した場合には、発光回路70は駆動
されず、光照射部71を発光させることなく第1の検出
手段26によって対象物体OBJまでの距離Lを求め、
出力回路25から出力している。
【0045】これに対し、コントラスト判断部36がコ
ントラスト無しと判断した場合には、発光回路70が駆
動され、光照射部71の発光素子72が点灯される。発
光素子72が点灯されると、発光素子72から出射され
た光rは投光レンズ73によってコリメートないし集光
され、視野方向に向けて出射される。ここで再びコント
ラストの有無がコントラスト判断部36により判定さ
れ、コントラスト有りと判定された場合には、第1の検
出手段26によって対象物体OBJの距離Lが求めら
れ、出力回路25から出力される。このとき、対象物体
OBJには光rが照射されるので、受光光学系22の光
検出器28a,28b上にはコントラストの大きな画像
が生成し、第1の検出手段26によって画像のずれ量D
から対象物体OBJまでの距離Lが求められる。また、
光照射部71を点灯させてもコントラスト判断部36が
コントラスト無しと判断した場合には、対象物体OBJ
が無いと判断する。
【0046】なお、図12の実施形態では、光照射部7
1が点灯した場合にも第1の検出手段26によって測距
するようにしている。すなわち、第1の検出手段26が
光照射部71を備えた第2の検出手段29を兼ねている
ということができる。しかし、この場合も第1の検出手
段26と第2の検出手段29を分けることもでき、第1
の検出手段26と同じ構成に光照射部71を付加したも
のを第2の検出手段29として第1の検出手段26と別
に設けてもよい(図示せず)。
【0047】(第4の実施形態)図14は本発明のさら
に別な実施形態による距離測定装置74の光学系の構成
を示す斜視図である。この距離測定装置74にあって
は、光照射部71において投光レンズ73の前面に特定
のパターンを有するスリット75を設けている。したが
って、コントラスト無しと判断された場合に、光照射部
71を点灯すると、対象物体OBJの表面にはスリット
75による明暗のパターン(コントラスト)76が生成
され、距離の測定を確実に行える。あるいは、スリット
75の代わりに、特定パターンを発生するグレーティン
グを用いてもよい。
【0048】(第5の実施形態)超音波センサ30や発
光素子72を用いた第2の検出手段29は、上記のよう
に5m、10mといった長距離になると誤動作が多くな
ったり、測定不能になったりする。逆に、第1の検出手
段26は、長距離になるほど視野エリアが広くなるため
コントラストを確実に検出できる。よって、第2の検出
手段29は近距離専用とし、第2の検出手段29の出力
が所定距離以上の出力(例えば、5m以上)を出した場
合には、エラーとするようにすれば、誤動作を少なくで
きる。
【0049】図15に示すものは、そのためのフロー図
である。図15中のステップS41〜S49及びS51
は図9のステップS41〜S49及びS51と同じであ
るから、説明を省略し、異なるステップのみを説明す
る。コントラスト判断部36によってコントラスト無し
と判断された後、第2の検出手段29で測距し、第2の
検出手段29から距離が出力された(S49でYESの)
場合には、第2の検出手段29から出力された距離が所
定の設定距離以上であるか否か判断し(S52)、設定
距離以下であった場合には、当該距離を出力回路25か
ら出力する(S53)。これに対し、設定距離以上であ
った場合には、エラーとする(S54)。
【0050】なお、上記各実施形態では、長距離化する
ためのミラーを用いていないが、図3の従来例のように
受光光学系22にミラーを用いて見かけの基線長Qを長
くするようにしてもよい。
【0051】(安全走行システム)つぎに、本発明の距
離測定装置を搭載した車両について説明する。車両用に
用いる距離測定装置では、最も接近している被検知物体
(直前の前方車両や障害物等)を検出する必要があるの
で、視野範囲内に複数の被検知物体が存在する場合に
は、最も近い被検知物体までの距離を検出して出力する
ように設定している。距離測定装置の取付場所は特に限
定されるものでなく、用途に応じて任意の場所に取り付
けることができる。例えば、ルームミラー背面やダッシ
ュボード上など車室内に取り付けてもよく、車両前面の
バンパーやフロントグリル部など車室外に取り付けても
よい。また、車両後方や車両側方などを監視するように
取り付けてもなんら問題はない。
【0052】図16及び図17はこのような車両81の
一実施例を示す側面図及び車室内を示す図であって、ル
ームミラー82の背面に距離測定装置83を取り付け、
車速表示メーター84の付近に距離表示装置85を取り
付けている。しかして、距離測定装置83によって車両
81の前方の視野内の被検知物体(例えば前方車両86
など)までの距離を測定し、前方の被検知物体までの距
離を距離表示装置85にリアルタイムで表示することに
より、運転者に被検知物体までの距離を報知する。従っ
て、運転者は感に頼ることなく、確実に安全な車間距離
を保って運転することができ、錯覚や運転疲労等で車間
距離を詰め過ぎることによる事故を防止できる。
【0053】従来の位相差相関法による距離測定装置を
用いた場合には、遠方の被検知物体(例えば、1台おい
て前方の車両)や背景までの距離を算出する危険性があ
ったが、本発明による距離測定装置では、最も近い被検
知物体までの距離を確実に算出することができるので、
前方車両との車間距離を検出する車間距離表示システム
として使用できるだけでなく、以下に説明するような追
突防止システムや視界補助システム等にも安全に利用す
ることができる。
【0054】図18は本発明による距離測定装置83を
用いた追突防止システム87を搭載した車両81を示す
側面図である。本発明の距離測定装置83は、例えば車
室内のルームミラー82の裏側に取り付けられており、
車両81前方の地面上方に視野を設定されている。ま
た、運転席には、ブザーやアラーム等の警報装置90が
設けられている。当該追突防止システム87は図19に
示すように構成されており、距離測定装置83によって
検出されている前方車両86までの車間距離を示す情報
と、速度センサ88によって検出されている運転中の車
両の速度(自車速度)を示す情報とが追突防止用制御部
89に入力されており、追突防止用制御部89は前方車
両86までの車間距離と自車速度とに基づいて危険度を
判断し、警報装置90をオンにし、あるいはブレーキ装
置91を作動させて車両81に制動を掛ける。
【0055】図20は追突防止用制御部89による危険
度判断方法を図示したものであって、横軸は速度センサ
88によって監視されている自車速度、縦軸は距離測定
装置83によって検出されている前方車両との車間距離
である。図20において、C1は許容領域、C2は低度危
険領域、C3は高度危険領域であって、これら領域の境
界は自車速度と車間距離との関数として定められる。許
容領域C1では追突防止システム87は作動しないが、
低度危険領域C2に侵入するとまず警報装置90がオン
となって運転者にブザーやアラーム等による警報が発せ
られ、さらに高度危険領域C3に侵入すると、自動的に
ブレーキ装置91が作動し、車両81を強制的に減速も
しくは急停止させる。従って、運転者の不注意や居眠り
等による追突事故を防止できる。
【0056】図21上記追突防止システム87の動作フ
ローを示す図であって、距離測定装置83によって前方
車両86との車間距離が算出される(S101)と、追
突防止用制御部89は当該車間距離と速度センサ88に
よって監視されている自車速度とから危険度を判断し
(S102)、車両が図20中のどの領域にあるか判定
する。そして、許容領域C1内であるか否か判断し(S
103)、許容領域C1内に止まっていれば、引続き危
険度を監視し続ける(S101〜S103)。許容領域
1内にない場合には、低度危険領域C2か高度危険領域
3か判断し(S104)、低度危険領域C2であれば警
報装置90を作動させ(S105)、高度危険領域C3
であればブレーキ装置91を作動させる(S106)。
【0057】なお、上記追突防止システム87では、危
険領域を警報作動領域とブレーキ作動領域との2つに分
けたが、ブレーキ作動領域をさらに2つに分け、まず低
度のブレーキ作動領域では車両を強制的に減速させ、さ
らに高度のブレーキ作動領域になると急ブレーキを掛け
て車両を急停止させるようにしてもよい。
【0058】図22は本発明による距離測定装置83を
用いた視界補助システム92を搭載した車両81を示す
平面図である。本発明に係る距離測定装置83は、例え
ば左右のサイドミラー93及び車両背面のバンパー94
の左右両側部に取り付けられており、車両後方と車両側
部後方とに視野を設定されている。当該視野補助システ
ム92は、車線変更時の視界補助とバック駐車時の視界
補助を行なうようになっている。また、運転席には警報
装置95(または表示装置)が設けられている。図23
に示すように、距離測定装置83によって検出されてい
る後方の被検知物体までの距離を示す情報と、速度セン
サ88によって検出されている自車速度を示す情報と、
バックランプ制御信号97と、ウインカー制御信号98
とが視界補助用制御部96に入力されており、視界補助
用制御部96は車線変更時やバック駐車時の危険度を判
断し、危険であると判断すると警報装置95をオンに
し、運転者に警告する。
【0059】図24は上記視界補助システム92の車線
変更時の動作フローを示す図である。車線変更する場合
には、車線変更のために曲がる側のウインカーが点滅す
るが、この右又は左のウインカーの制御信号が発信され
ると(S107)、視界補助用制御部96はウインカー
制御信号98を検知し、移動しようとする側の距離測定
装置83と速度センサ88を作動させ(S108)、距
離測定装置83からは後側方の後続車両までの距離を示
す信号が視界補助用制御部96へ出力され、速度センサ
88からは自車速度を示す信号が視界補助用制御部96
へ出力される。視界補助用制御部96は、これらの信号
から車両81の状態を判断し、車線変更の危険度を判断
する(危険度は被検知物体との距離と自車速度との関数
となる)(S109,S110)。この結果、危険であ
ると判断した場合には、警報装置95を鳴らして(ある
いは表示装置に表示して)警告する(S111)。よっ
て、警告された場合には、運転者は警告が解除されるま
で車線変更せず待機し、車線変更による事故を未然に防
止することができる。
【0060】また、図25は上記視界補助システム92
のバック駐車時の動作フローを示す図である。バックす
る場合には、バックランプが点滅するが、このバックラ
ンプ制御信号が発信されると(S112)、視界補助用
制御部96はバックランプ制御信号97を検知し、背面
の距離測定装置83と速度センサ88を作動させ(S1
13)、距離測定装置83からは後方の被検知物体(駐
車車両や壁、あるいは子供など)までの距離を示す信号
が視界補助用制御部96へ出力され、速度センサ88か
らは車両速度を示す信号が視界補助用制御部96へ出力
される。視界補助用制御部96は、これらの信号から車
両81の状態を判断し、バック駐車の危険度を判断する
(S114,S115)。この結果、危険であると判断
した場合には、警報装置95を鳴らして(あるいは表示
装置に表示して)警告する(S116)。よって、警告
された場合には、運転者は直ちにブレーキを掛けて停止
することができ、障害物や子供等との衝突事故や接触事
故を防止することができる。なお、この場合には、車外
でも警報を鳴らして車両の後方にいる子供などにも警告
するようにしてもよい。
【0061】図26は本発明による距離測定装置83を
用いた自動追従制御システム121を示すブロック図で
あって、前方車両86とほぼ一定の車間距離を保ちなが
ら前方車両86に半自動追従するための装置である。こ
の場合にも、本発明の距離測定装置83は、例えばルー
ムミラー82の背後に取り付けられており、前方に視野
を設定されている(図16)。この距離測定装置83に
よって検出されている前方車両86までの車間距離を示
す情報と、速度センサ88によって検出されている自車
速度を示す情報とは、自動追従制御部122に入力され
ており、自動追従制御部122は車間距離や自車速度に
応じてアクセル制御装置123やブレーキ制御装置12
4をコントロールしている。
【0062】図27は自動追従制御部122による判断
方法を示す図である。曲線Eは半自動走行する場合の前
方車両86との車間距離と自車速度との理想曲線であっ
て、曲線Eを含む領域F1は、車間距離が理想車間距離
より開いていたり、理想車間距離より詰まり過ぎていて
も許容される理想領域である。また、この理想領域F1
の外側にある領域のうち、F2は車間距離が開き過ぎて
いて調整を必要とする領域、F3は車間距離Lが詰まり
過ぎていて調整を必要とする領域である。自動追従制御
部122は、距離測定装置83と速度センサ88の出力
信号から、車両の状態が図27中のどの領域にあるか判
断し、理想領域F1にある場合には、車両81の運転を
運転者の自由に委ねているが、車両81の状態が理想領
域F1から外れると、図28のフロー図に従ってアクセ
ル制御装置123やブレーキ制御装置124を制御し、
安全かつ最適な車間距離を保って追従走行させる。
【0063】図28のフロー図に従って自動追従制御シ
ステム121の制御動作を説明する。前方車両86まで
の車間距離は距離測定装置83によって算出されており
(S131)、自動追従制御部122は車間距離と自車
速度とから車両81の状態を判断し、車両81の状態と
理想状態とを比較する(S132)。この結果、車両8
1の状態が理想領域F1にあると判断した場合には(S
133)、ブレーキ制御装置124やアクセル制御装置
123に制御信号を出力することなく、運転を運転者に
任せておき、車両状態と理想状態との比較を繰り返し行
なう(S131〜S133)。これに対し、理想領域F
1外にあると判断した場合には、さらに領域F2にあるの
か、領域F3にあるのかを判別し(S134)、車間距
離が離れ過ぎの領域F2にあると判断した場合には、ア
クセル制御装置123へ制御信号を出力し、アクセル開
度を増やして前方車両86との距離Lを詰める(S13
5)。逆に、車間距離が詰まり過ぎの領域F3にあると
判断した場合には、アクセル制御装置123やブレーキ
制御装置124へ制御信号を出力し、アクセル開度を減
らしたり、ブレーキを作動させたりして、十分な車間距
離を保つようにする(S136)。
【0064】図29は交通渋滞時における車両の運転を
サポートするためのシステム125を示すブロック図で
ある。交通渋滞時には、前方車両86がいつ前方へ移動
するか予測がつかないので、運転者は前方車両86に絶
えず注意し、前方車両86が移動したら直ちに車両81
を前方へ動かして車間を詰めなければならない。このた
め、交通渋滞時の運転は神経が疲れ、いらいらを起こし
易いものであった。このシステムは、このような交通渋
滞時の運転を楽にしようとするものである。この車両8
1でも、本発明の距離測定装置83は、例えばルームミ
ラー82の背後に取り付けられており、前方に視野を設
定されている(図16)。この距離測定装置83によっ
て検出されている前方車両86までの車間距離を示す情
報と、速度センサ88によって検出されている自車速度
を示す情報とは、前方車両発進検出制御部126に入力
されており、前方車両発進検出制御部126は車間距離
が一定値以上離れた場合には、警報装置127(又は表
示装置)を作動させて運転者に知らせる。すなわち、図
30に示すように、前方車両発進検出制御部126は速
度センサ88からの信号によって自車速度が0かどうか
判定し(S141)、自車速度が0の場合には交通渋滞
による停車中であると判断し、交通渋滞のための以下の
処理を実行する。前方車両発進検出制御部126は、距
離測定装置83で算出された前方車両86との車間距離
を監視し(S142)、車間距離が交通渋滞時の適当な
車間距離を考慮して決められた一定値以上かどうか判断
している(S143)。そして、前方車両86が前方へ
移動して車間距離が一定値以上離れると、警報装置12
7を作動させ(S144)、運転者に車間距離を詰める
ように促す。このようなシステム125を用いれば、運
転者は常に前方車両86の移動に絶えず注意する負担か
ら解放され、例えば渋滞時の運転者の緊張(いらいら)
を和らげ、ゆとりを持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】位相差相関法により測距する従来の距離測定装
置を示す概略構成図である。
【図2】同上の光学的構成を示す図である。
【図3】測距範囲を長くするための光学系の構成を示す
図である。
【図4】距離測定装置の視野角と光検出器や受光レンズ
の仕様との関係を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態による距離測定装置の構成
を示すブロック図である。
【図6】(a)(b)は同上のコントラスト判断部の判
断原理を示す図であって、(a)は画像(光強度)を示
す図、(b)はその微分したもの(微分画像)を示す図
である。
【図7】(a)はコントラストの無い画像を示す図、
(b)はその微分画像を示す図である。
【図8】(a)はコントラストの弱い画像を示す図、
(b)はその微分画像を示す図である。
【図9】同上の距離測定装置により距離を出力するまで
の手順を示すフロー図である。
【図10】本発明の別な実施形態による距離測定装置の
光学系の構成を示すブロック図である。
【図11】同上の実施形態の第2の検出手段における受
光光学系の構成を示す平面図である。
【図12】本発明のさらに別な実施形態による距離測定
装置の光学系の構成を示すブロック図である。
【図13】同上の実施形態における受光光学系の構成を
示す斜視図である。
【図14】本発明のさらに別な実施形態による距離測定
装置を説明するための斜視図である。
【図15】本発明のさらに別な実施形態を説明するフロ
ー図である。
【図16】本発明にかかる車両を示す側面図である。
【図17】同上の車両の車内を示す一部破断した概略図
である。
【図18】本発明の衝突防止システムを搭載した車両を
示す側面図である。
【図19】同上の衝突防止システムを示すブロック図で
ある。
【図20】同上衝突防止用制御部における危険度の判断
方法を説明するための図である。
【図21】同上の衝突防止システムにおける処理手順を
示すフロー図である。
【図22】本発明の視界補助システムを搭載した車両を
示す平面図である。
【図23】同上の視界補助システムを示すブロック図で
ある。
【図24】同上の視界補助システムにおける車線変更の
際の処理手順を示すフロー図である。
【図25】同上の視界補助システムにおけるバック駐車
の際の処理手順を示すフロー図である。
【図26】本発明の自動追従システムを示すブロック図
である。
【図27】同上の自動追従における車両状態の理想領域
を示す図である。
【図28】同上の自動追従システムにおける処理手順を
示すフロー図である。
【図29】本発明の交通渋滞時の運転を容易にするため
のシステムを示すブロック図である。
【図30】同上のシステムにおける処理手順を示すフロ
ー図である。
【符号の説明】
22 受光光学系 23 相関演算部 24 第1の検出手段の距離演算部 25 出力回路 26 第1の検出手段 29 第2の検出手段 30 超音波センサ 33 第2の検出手段の距離演算部 36 コントラスト判断部 62 三角測距ユニット 71 光照射部 75 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東影 英樹 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの結像系によるコントラストを比較
    して物体までの距離を測定する方式の第1の検出手段
    と、 第1の検出手段とは別の方式により物体までの距離を測
    定する第2の検出手段と、 前記第1の検出手段におけるコントラストが存在するか
    否かを判断する判断手段とを備え、 前記コントラストが存在しない場合には、前記第2の検
    出手段により測定した値を物体までの距離として出力す
    ることを特徴とする距離測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の距離測定装置におい
    て、前記第2の検出手段は、超音波方式により物体まで
    の距離を測定するものであることを特徴とする距離測定
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の距離測定装置におい
    て、前記第2の検出手段は、光照射手段及び受光手段を
    備えて三角測距方式により物体までの距離を測定するも
    のであることを特徴とする距離測定装置。
  4. 【請求項4】 2つの結像系によるコントラストを比較
    して物体までの距離を測定する方式の第1の検出手段
    と、 光照射手段と、 前記第1の検出手段におけるコントラストが存在するか
    否かを判断する判断手段とを備え、 前記コントラストが存在しない場合には、物体にコント
    ラストを生じさせるべく前記光照射手段を動作させるこ
    とを特徴とする距離測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の距離測定装置におい
    て、前記光照射手段は、光源と、該光源からの光に明暗
    のコントラストを作り出すコントラスト発生手段とを備
    えていることを特徴とする距離測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5に記載の距離測定装置を備
    え、周囲に存在する物体までの距離を測定すべく車室内
    もしくは車室外に前記距離測定装置が取り付けられたこ
    とを特徴とする安全走行システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の安全走行システムにお
    いて、車速表示メータの付近に前記距離測定装置の出力
    に基づいた前記物体までの距離に関する表示を行なう表
    示部が取り付けられたことを特徴とする安全走行システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の安全走行システムにお
    いて、少なくとも前記距離測定装置の出力に基づいて、
    自車両が周囲に存在する物体に衝突する可能性のある危
    険な状態であるか否かを判断する判断装置を備えたこと
    を特徴とする安全走行システム。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の安全走行システムにお
    いて、少なくとも前記距離測定装置の出力に基づいて、
    アクセル開度もしくはブレーキを制御する制御手段を備
    えたことを特徴とする安全走行システム。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の安全走行システムに
    おいて、少なくとも前記距離測定装置の出力に基づい
    て、前方の車両が発進したことを運転者に報知する報知
    手段を備えたことを特徴とする安全走行システム。
JP8122150A 1996-04-18 1996-04-18 距離測定装置及び安全走行システム Pending JPH09287915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8122150A JPH09287915A (ja) 1996-04-18 1996-04-18 距離測定装置及び安全走行システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8122150A JPH09287915A (ja) 1996-04-18 1996-04-18 距離測定装置及び安全走行システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09287915A true JPH09287915A (ja) 1997-11-04

Family

ID=14828849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8122150A Pending JPH09287915A (ja) 1996-04-18 1996-04-18 距離測定装置及び安全走行システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09287915A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000158975A (ja) * 1998-09-14 2000-06-13 Robert Bosch Gmbh 後方向走行支援システム
US7298247B2 (en) 2004-04-02 2007-11-20 Denso Corporation Vehicle periphery monitoring system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000158975A (ja) * 1998-09-14 2000-06-13 Robert Bosch Gmbh 後方向走行支援システム
US7298247B2 (en) 2004-04-02 2007-11-20 Denso Corporation Vehicle periphery monitoring system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7158015B2 (en) Vision-based method and system for automotive parking aid, reversing aid, and pre-collision sensing application
US6470273B2 (en) Collision warning system
JP2646146B2 (ja) 車間距離制御装置
EP0896918B1 (en) Drive assist system for motor vehicles
JP2853025B2 (ja) 片側の道路領域用の光学式走査装置付き車両
JP4019736B2 (ja) 車両用障害物検出装置
JP2018195301A (ja) 制御装置及び制御方法
KR20170114054A (ko) 충돌방지장치 및 충돌방지방법
US20130135089A1 (en) Camera-assisted blind spot detection
JPH1159355A (ja) 車間距離警報装置
WO1992021116A1 (en) Vehicle collision avoidance
JP2004276807A (ja) 車両の後退駐車支援装置
JP2005280538A (ja) 走行安全装置
JPH07113866A (ja) 車両の坂道への接触を検出する装置
WO2003029045A2 (en) Multi-technology object detection system and method
WO2018212090A1 (ja) 制御装置及び制御方法
JPH09287915A (ja) 距離測定装置及び安全走行システム
JPH09287943A (ja) 距離測定装置及び安全走行システム
JPH10115518A (ja) 距離測定装置およびその装置が用いられた車両
JP3463130B2 (ja) 距離測定装置
KR20180039838A (ko) 차량 후측방 경보 제어장치 및 방법
JPH10166971A (ja) 車両の後側方障害物警報装置
KR20050120473A (ko) 회전식 초음파 센서를 이용한 가변 지향성 차량 주차 보조장치 및 제어 방법
JP3463231B2 (ja) 距離測定装置及び安全走行システム
JP2986567B2 (ja) 車間距離測定装置