JPH09287718A - 廃棄物焼却処理用ロータリーキルン - Google Patents
廃棄物焼却処理用ロータリーキルンInfo
- Publication number
- JPH09287718A JPH09287718A JP10101596A JP10101596A JPH09287718A JP H09287718 A JPH09287718 A JP H09287718A JP 10101596 A JP10101596 A JP 10101596A JP 10101596 A JP10101596 A JP 10101596A JP H09287718 A JPH09287718 A JP H09287718A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refractory material
- water
- rotary kiln
- tuyere
- tuyure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Incineration Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃棄物焼却処理用ロータリーキルンにおい
て、キルンの内側に装着された耐火材の出口側を保護す
る羽口金物を効果的に冷却してその劣化を防ぐようにす
る。 【解決手段】 出口側に後燃焼室が設けられ、内側に耐
火材６が装着されると共に同耐火材６の出口側端部を覆
う耐火材保護用の羽口金物１を備えた廃棄物焼却処理用
ロータリーキルンにおいて、水４を循環させて羽口金物
を水冷する水供給管３，流路１１及び水排出管を設け
た。
て、キルンの内側に装着された耐火材の出口側を保護す
る羽口金物を効果的に冷却してその劣化を防ぐようにす
る。 【解決手段】 出口側に後燃焼室が設けられ、内側に耐
火材６が装着されると共に同耐火材６の出口側端部を覆
う耐火材保護用の羽口金物１を備えた廃棄物焼却処理用
ロータリーキルンにおいて、水４を循環させて羽口金物
を水冷する水供給管３，流路１１及び水排出管を設け
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、固形廃棄物等の廃
棄物焼却処理用ロータリーキルンに関する。
棄物焼却処理用ロータリーキルンに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の廃棄物焼却処理用ロータリーキル
ンを、図２及び図３によって説明する。このロータリー
キルンでは、図３に矢印で示すように、入口側から廃棄
物９が軸８まわりに回転する円筒状の傾斜させたロータ
リーキルン１５内へ供給され、キルン出口１０から同ロ
ータリーキルン１５の出口側に設けられた後燃焼室へ送
られて廃棄物９が燃焼される。なお、図３中、１２はロ
ータリーキルン１５の外周に取付けられたタイヤ、１３
はロータリーキルン１５の外周に取付けられ同ロータリ
ーキルン１５を回転させるギヤ、１４はタイヤ１２を介
してロータリーキルン１５を回転可能に支持する基礎２
０上に設けられたローラである。
ンを、図２及び図３によって説明する。このロータリー
キルンでは、図３に矢印で示すように、入口側から廃棄
物９が軸８まわりに回転する円筒状の傾斜させたロータ
リーキルン１５内へ供給され、キルン出口１０から同ロ
ータリーキルン１５の出口側に設けられた後燃焼室へ送
られて廃棄物９が燃焼される。なお、図３中、１２はロ
ータリーキルン１５の外周に取付けられたタイヤ、１３
はロータリーキルン１５の外周に取付けられ同ロータリ
ーキルン１５を回転させるギヤ、１４はタイヤ１２を介
してロータリーキルン１５を回転可能に支持する基礎２
０上に設けられたローラである。
【０００３】前記の燃焼の廃棄物焼却処理用ロータリー
キルン１５は、図２に示すように、内側の全周にわたっ
てキャスタブル耐火材６が装着されている。また、後燃
焼室からの輻射熱１８からキャスタブル耐火材６を保護
するために、キャスタブル耐火材６の出口側端部を覆う
ように羽口金物１がキャスタブル耐火材６に取付けられ
ている。同羽口金物１は、図２に示すように、その一部
がキャスタブル耐火材６とロータリーキルンのシェル１
６との中に位置するように配置されると共に、シェル１
６より外方へ突出する部分を備えている。羽口金物１は
冷却空気５が導入される羽口金物冷却機２によって空冷
されるようになっている。羽口金物１を冷却した空気
は、図２中矢印で示すように、羽口金物冷却機２内部を
循環し、外部へ放出される。
キルン１５は、図２に示すように、内側の全周にわたっ
てキャスタブル耐火材６が装着されている。また、後燃
焼室からの輻射熱１８からキャスタブル耐火材６を保護
するために、キャスタブル耐火材６の出口側端部を覆う
ように羽口金物１がキャスタブル耐火材６に取付けられ
ている。同羽口金物１は、図２に示すように、その一部
がキャスタブル耐火材６とロータリーキルンのシェル１
６との中に位置するように配置されると共に、シェル１
６より外方へ突出する部分を備えている。羽口金物１は
冷却空気５が導入される羽口金物冷却機２によって空冷
されるようになっている。羽口金物１を冷却した空気
は、図２中矢印で示すように、羽口金物冷却機２内部を
循環し、外部へ放出される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の固形廃棄
物焼却処理用ロータリーキルンでは、羽口金物１を冷却
空気５によって冷却する空冷方式が採用されているが、
熱媒体としての空気の熱伝導率が低いために、羽口金物
１の熱伸びによる変形とこれによる羽口金物１及びキャ
スタブル耐火材６の劣化を充分に回避することができな
いという問題点があった。
物焼却処理用ロータリーキルンでは、羽口金物１を冷却
空気５によって冷却する空冷方式が採用されているが、
熱媒体としての空気の熱伝導率が低いために、羽口金物
１の熱伸びによる変形とこれによる羽口金物１及びキャ
スタブル耐火材６の劣化を充分に回避することができな
いという問題点があった。
【０００５】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる廃棄物焼却処理用ロータリーキルンを提供しよう
とするものである。
できる廃棄物焼却処理用ロータリーキルンを提供しよう
とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、出口側に後燃
焼室が設けられ、内側に耐火材が装着されると共に同耐
火材の出口側端部を覆う耐火材保護用の羽口金物を備え
た廃棄物焼却処理用ロータリーキルンにおいて、水を循
環させて前記羽口金物を水冷する手段を設けたことを特
徴とする。
焼室が設けられ、内側に耐火材が装着されると共に同耐
火材の出口側端部を覆う耐火材保護用の羽口金物を備え
た廃棄物焼却処理用ロータリーキルンにおいて、水を循
環させて前記羽口金物を水冷する手段を設けたことを特
徴とする。
【０００７】本発明では、羽口金物を冷却する熱媒体と
して伝熱量の大きい水を用いているために、冷却作用が
著しく促進され、羽口金物への熱影響が緩示され、羽口
金物の熱伸びによる変形とこれによる羽口金物及び耐火
材の劣化を効果的に防止することができる。
して伝熱量の大きい水を用いているために、冷却作用が
著しく促進され、羽口金物への熱影響が緩示され、羽口
金物の熱伸びによる変形とこれによる羽口金物及び耐火
材の劣化を効果的に防止することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を、図１に
よって説明する。本実施の形態は、図２及び図３に示す
従来の廃棄物焼却処理用ロータリーキルンを以下説明す
るように改良したものであり、図１において変更のない
部分には図２におけるものと同一の符号を付し、その説
明を省略する。
よって説明する。本実施の形態は、図２及び図３に示す
従来の廃棄物焼却処理用ロータリーキルンを以下説明す
るように改良したものであり、図１において変更のない
部分には図２におけるものと同一の符号を付し、その説
明を省略する。
【０００９】即ち、本実施の形態では、キャスタブル耐
火材６の出口側端部を覆うようにキャスタブル耐火材６
に取付けられた羽口金物１に、シェル１６の出口側の部
分の全外周を取巻く外周部１ａを設け、この外周部１ａ
に間隔をおいて外方へ突出しその間にシェル１６の全周
にわたって環状の流路１１を形成する対をなす突出部１
ｂが外周部１ａの全周にわたって設けられている。
火材６の出口側端部を覆うようにキャスタブル耐火材６
に取付けられた羽口金物１に、シェル１６の出口側の部
分の全外周を取巻く外周部１ａを設け、この外周部１ａ
に間隔をおいて外方へ突出しその間にシェル１６の全周
にわたって環状の流路１１を形成する対をなす突出部１
ｂが外周部１ａの全周にわたって設けられている。
【００１０】また、前記突出部１ｂの外側を包囲するよ
うに基礎に取付けられた羽口金物冷却機２がロータリー
キルンの全周にわたって設けられており、同羽口金物冷
却機２と突出部１ｂとの間には、突出部１ｂを羽口金物
冷却機２内を回転可能にし、かつ、突出部１ｂと羽口金
物冷却機２との間をシールする２段の耐熱性のシール部
材７が介装されている。
うに基礎に取付けられた羽口金物冷却機２がロータリー
キルンの全周にわたって設けられており、同羽口金物冷
却機２と突出部１ｂとの間には、突出部１ｂを羽口金物
冷却機２内を回転可能にし、かつ、突出部１ｂと羽口金
物冷却機２との間をシールする２段の耐熱性のシール部
材７が介装されている。
【００１１】前記羽口金物冷却機２の最下部には同羽口
金物冷却機２を貫通して流路１１に開口する水供給管３
が設けられ、また、図示しないが、羽口金物冷却機２の
最上部には同羽口金物冷却機２を貫通して流路１１に開
口する水排出管が設けられている。前記の羽口金物冷却
機２，水供給管３，水排出管及び流路１１によって水を
ロータリーキルン外で循環させる羽口金物１の水冷手段
が構成されている。
金物冷却機２を貫通して流路１１に開口する水供給管３
が設けられ、また、図示しないが、羽口金物冷却機２の
最上部には同羽口金物冷却機２を貫通して流路１１に開
口する水排出管が設けられている。前記の羽口金物冷却
機２，水供給管３，水排出管及び流路１１によって水を
ロータリーキルン外で循環させる羽口金物１の水冷手段
が構成されている。
【００１２】本実施の形態では、水供給管３から流路１
１の最下部に入った水４は、同流路１１内を流れて最上
部の水排出管から排出される。これによって、後燃焼室
からの輻射熱１８を受ける羽口金物１は、伝熱率の高い
熱媒体としての水４によって水冷され、羽口金物１の熱
伸びによる変形とこれによる劣化を効果的に防止するこ
とができる。
１の最下部に入った水４は、同流路１１内を流れて最上
部の水排出管から排出される。これによって、後燃焼室
からの輻射熱１８を受ける羽口金物１は、伝熱率の高い
熱媒体としての水４によって水冷され、羽口金物１の熱
伸びによる変形とこれによる劣化を効果的に防止するこ
とができる。
【００１３】また更に、羽口金物１を冷却する水４は、
流路１１に最下部から流路１１に流入し・流路１１の最
上部から排出されるので、流路１１内には確実に水が満
たされることとなり、羽口金物１の冷却を効果的に確実
に行なうことができる。
流路１１に最下部から流路１１に流入し・流路１１の最
上部から排出されるので、流路１１内には確実に水が満
たされることとなり、羽口金物１の冷却を効果的に確実
に行なうことができる。
【００１４】なお、前記実施の形態では、水供給管と水
排出管を、それぞれ流路１１の最下部と最上部に開口す
るように１個ずつ設けているが、水供給管と水排出管の
数と設置場所は、ロータリーキルンのサイズに応じて適
宜に設定することができる。
排出管を、それぞれ流路１１の最下部と最上部に開口す
るように１個ずつ設けているが、水供給管と水排出管の
数と設置場所は、ロータリーキルンのサイズに応じて適
宜に設定することができる。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、廃棄物焼却処理用ロータリー
キルンの耐火材の羽口金物を水を循環させて水冷する手
段によって冷却するようにしているので、羽口金物を効
果的に冷却してその長寿化を可能にすることができる。
キルンの耐火材の羽口金物を水を循環させて水冷する手
段によって冷却するようにしているので、羽口金物を効
果的に冷却してその長寿化を可能にすることができる。
【図１】本発明の実施の一形態の要部の縦断面図であ
る。
る。
【図２】従来の廃棄物焼却処理用ロータリーキルンの要
部の縦断面図である。
部の縦断面図である。
【図３】前記従来の廃棄物焼却処理用ロータリーキルン
の全体を示し、図３（ａ）は１部を破断したその立面
図、図３（ｂ）はその側面図である。
の全体を示し、図３（ａ）は１部を破断したその立面
図、図３（ｂ）はその側面図である。
１ 羽口金物 １ａ 羽口金物の外周部 １ｂ 羽口金物の突出部 ２ 羽口金物冷却機 ３ 水供給管 ４ 水 ５ 空気 ６ キャスタブル耐火材 ７ シール部材 ９ 廃棄物 １０ キルン出口部 １１ 流路 １２ タイヤ １３ ギヤ １４ ローラ １５ ロータリーキルン １６ シェル １７ 後燃焼室壁 ２０ 基礎
Claims (1)
- 【請求項１】 出口側に後燃焼室が設けられ、内側に耐
火材が装着されると共に同耐火材の出口側端部を覆う耐
火材保護用の羽口金物を備えた廃棄物焼却処理用ロータ
リーキルンにおいて、水を循環させて前記羽口金物を水
冷する手段を設けたことを特徴とする廃棄物焼却処理用
ロータリーキルン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10101596A JPH09287718A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 廃棄物焼却処理用ロータリーキルン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10101596A JPH09287718A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 廃棄物焼却処理用ロータリーキルン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09287718A true JPH09287718A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14289397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10101596A Pending JPH09287718A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 廃棄物焼却処理用ロータリーキルン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09287718A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011208851A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Kobe Steel Ltd | ロータリーキルンの出口側端部における金物取付構造 |
-
1996
- 1996-04-23 JP JP10101596A patent/JPH09287718A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011208851A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Kobe Steel Ltd | ロータリーキルンの出口側端部における金物取付構造 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040706 |