JPH09287177A - 集合住宅における配管構造 - Google Patents

集合住宅における配管構造

Info

Publication number
JPH09287177A
JPH09287177A JP10003696A JP10003696A JPH09287177A JP H09287177 A JPH09287177 A JP H09287177A JP 10003696 A JP10003696 A JP 10003696A JP 10003696 A JP10003696 A JP 10003696A JP H09287177 A JPH09287177 A JP H09287177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water supply
supply pipe
pipe
heat
hot water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10003696A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Shibuya
光広 渋谷
Kiyohiro Kobayashi
清弘 小林
Tsunehiko Araki
恒彦 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PURE HOME KK
Original Assignee
PURE HOME KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PURE HOME KK filed Critical PURE HOME KK
Priority to JP10003696A priority Critical patent/JPH09287177A/ja
Publication of JPH09287177A publication Critical patent/JPH09287177A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 住居内の美観を損なわず、工事が容易で、工
期が短くて済む集合住宅における分岐式の配管構造を提
供する。 【解決手段】 集合住宅1の居室、廊下等における上部
隅角部に設けた廻り縁2を少なくとも一辺に蓋が着脱可
能なダクト状に形成すると共にその内部に樹脂性材で構
成した給水管4及び給湯管5を内蔵する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集合住宅における配管構
造、更に詳細には老朽化した集合住宅においてその配管
を更新するに適した集合住宅における配管構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】集合住宅においては、築約20年位経る
と、給水,給湯管は鋼管等のスチール系管である為に、
自然に老朽化が始まり、特にネジ部より腐食が発生し、
更に管内部が腐蝕し、錆が混入し、非衛生的であると同
時に、又、管の腐蝕が進行すると管に腐蝕孔が発生し、
この孔から漏水等を起こし、特に階下の住民に多大な迷
惑をかける事がしばしば起きる事がある。そこで、老朽
化した集合住宅においてその配管を更新する必要があ
る。しかし、給水,給湯管等は、新築時には床下に配管
されているのが通常である。この配管の更新時には、こ
の床面を剥がし、配管更新工事を行うのが従来の方法で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの配管を更新
する事は工事が大変で人手を要し、高価であった。一般
に配管は床下を通しているので、その更新には床を剥が
さなければならないので、人手を要し、高価になるばか
りでなく、長期間を要した。また、更新配管工事に必要
な個所のみの修復では、美観上好ましくなく、剥がした
床面全体の交換を余儀無くされるために、更新する配管
の工事費用の外に床面の交換費も要することになる。こ
の費用は、配管工事費そのものの約4〜5倍にもなるの
が現状である。配管を更新したいが、付帯工事費用が嵩
む故に、配管の更新期間であると認めながらも施行には
二の足を踏むのが現状である。また、例えば、従来はス
テンレス鋼を使用し、発錆のない施工法があるが、次の
ような欠点がある。 (a)剛体継手であり、外部からの震動,曲げ作用等に
対しても、順応性に欠ける。 (b)単位当りの重量が大きい(通常の水道管と略同
じ)。 (c)ネジ切り盤による、ネジ切りが必要である。 (d)ネジ部は震動,曲力等に対しては破断し易い。 (e)保温材を使用しなければならない(給湯管)。 (f)従来の水道管と比べて高価である。 本発明はかかる欠点を除去するもので、集合住宅におい
てその居室、廊下等における上部隅角部に設けた廻り縁
を利用することにより、住居内の美観を損なわず、工事
が容易で、工期が短くて済む集合住宅における分岐式の
配管構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、集合住宅1の
居室、廊下等における上部隅角部に設けた廻り縁2を少
なくとも一辺に蓋3が着脱可能なダクト状に形成すると
共にその内部に樹脂性材で構成した給水管4及び給湯管
5を内蔵した集合住宅における配管構造である。
【0005】
【作用】本発明によれば居室、廊下等における上部隅角
部に設けた廻り縁2を利用するので、住居内の美観を損
なわず、工事が容易で、工期が短くて済み、また給水管
4及び給湯管5は樹脂性材で構成したので保温材が不要
であるから小型で済み、またウォーターハンマ現象を防
止できるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図1乃至5につき本発明の一
実施の形態を詳細に説明する。図1示のように、集合住
宅1において給湯管5はパイプスペース1aの給湯器1
0より台所1b、洗面所1c、風呂1dに、また給水管
4はパイプスペース1aからトイレット1e、洗濯機1
f等に延びている。図2示のように廊下1xにおいて、
その上部隅角部に廻り縁2を設け、この中に上記給水管
4と給湯管5を内蔵させ、所要の部位に向かって延長さ
せる。図3示のように、上記給水管4と給湯管5は所要
の位置で下方に分岐させ、分岐管11に連結する。ま
た、梁1yの位置では廻り縁2はその下方を迂回させ
る。図4示のように廻り縁2の斜面には蓋3が着脱可能
に嵌合される。図示は三角形をなしているが、美感によ
り形状は任意である。1pは横壁、1qは天井である。
11,12は配管用ブラケットである。
【0007】上記給水管4と給湯管5は熱溶融性合成樹
脂よりなり、その接続には図5示のような電熱線20を
埋め込んだ電熱溶融継手21を用いる。この電熱溶融継
手21は高耐熱性の架橋ポリエチレンと強い融着力を持
つポリエチレンからなる二層構造のパイプ及び継手から
なり、樹脂性の為に外部等からの震動,曲力に対して柔
軟に対応する。この電熱溶融継手21の両端のパイプ差
込穴22,23に給水管4あるいは給湯管5を差込み、
電熱線20に電流を流して加熱溶融させ、給水管4,4
あるいは給湯管5,5同志を接続する。これによって接
続作業は容易であると共に、給水管4,4或いは給湯管
5,5の熱変形も防止できる。図5は直線部の継手を示
すが、L型部,T型部の接続も同様にして行うことがで
きる。また、本願は三角のダクトを使用したが、形状に
はこだわらない(但し、三角形は美観及びコスト面では
優位である)。
【0008】かかる管接続工法を採用したことにより、
従来のスチール配管のような大掛かりな、ネジ切盤等を
用意する必要がなく、机上で使用することができるよう
な簡単な工具で、未熟練者でも更新配管工事が容易にで
きる。本発明の配管の単位当りの重量比は、水道用鉛管
0.62kg/mに対し、本願使用樹脂パイプで0.24
kg/mで、約1/2.5である。軽重量であるために、
室内の廻り縁構造内に配管を設けても、廻り縁の構造を
頑強にすることなく、美観を重視することができる。ま
た、給湯管5においても、保温被覆材(保温材等)を使
用する必要がなく、従って廻り縁2が大きくなるという
ことがなく、美観を損なうことがない。
【0009】本発明の実施の形態を実施し、使用した結
果、以下の効果が得られた。 (1) 従来のスチール管の床下工事は、配管工事に約
2日間、又、床面工事に約2日間、計4日間位を費やし
ており、また、従来の特公平1−17030号に記載の
配管方法では、どんなに急いでも1日では工事は完了せ
ず、この間は生活用水が使用不能であったが、本発明で
は1日の工事で全てが終了した。 (2) 給水管4,4、給湯管5,5が樹脂性のため柔
軟性に富み、震動を吸収するので水廻りで一番心配され
るウォーターハンマ現象が皆無であった。
【0010】(3) 樹脂パイプの熱伝導が小さく、熱
損失がスチール管に比べて極めて小さいので、給湯管5
に対しては、保温工事は施行していなくても、給湯管5
自身が保温材の役目をする。そのために熱放出がきわめ
て少ない。 (4) 本発明は居住居室内の給水,給湯配管を更新す
る際に、天井と壁の取り合い部分(廻り縁)に給水,給
湯配管を内蔵した廻り縁状を形成して取り付けるだけで
よいので、設計,施行が極めて容易であり、更新工事が
簡素化され、また露出配管が皆無であるから室内の美観
を損なわない。また、施工後水漏れが起こったときには
発見し易い。
【0011】(5) 天井部を選んだことは、室内で家
具や調度品の最も少なく、且つ、室内で空間のある個所
であるからである。この空間を利用することにより、工
事の短縮が計れるばかりでなく、日常生活においては廻
り縁があることによる弊害もなく、また見た目に何の違
和感も感じさせないものである。 (6) 予め工場内でユニット製作が可能であるため
に、現場での施工期間が従来に比べて大きく短縮でき
る。
【0012】(7) 素材及び工具等の輸送面において
も、従来のスチール管の場合はネジ切盤,配管材料の輸
送手段が大掛かりになり、車両1台を用意する必要があ
るが、本発明に使用する樹脂管の素材は任意の大きさの
ルーブ状に巻くことができ、また工具等は小さいので、
人手により、しかも公共の乗り物を利用して運ぶことが
できるので、輸送費をコストダウンできる。 (8) 配管の継ぎ手の作業はネジ切りなしで、数十秒
単位の溶着で作業が完了する。また、軽量なので作業が
容易である。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば居室、廊下
等における上部隅角部に設けた廻り縁2を利用するの
で、住居内の美観を損なわず、工事が容易で、工期が短
くて済み、また給水管4及び給湯管5は樹脂性材で構成
したので保温材が不要であるから小型で済み、またウオ
ーターハンマ現象を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の概略を示す斜視図であ
る。
【図2】その実施の形態の一部の拡大斜視図である。
【図3】同梁部の拡大斜視図である。
【図4】図2のA−A線拡大断面図である。
【図5】同パイプ継手部の断面図である。
【符号の説明】
1 集合住宅 2 廻り縁 3 蓋 4 給水管 5 給湯管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合住宅の居室、廊下等における上部隅
    角部に設けた廻り縁を少なくとも一辺に蓋が着脱可能な
    ダクト状に形成すると共にその内部に樹脂性材で構成し
    た給水及び給湯管を内蔵した集合住宅における配管構
    造。
JP10003696A 1996-04-22 1996-04-22 集合住宅における配管構造 Pending JPH09287177A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10003696A JPH09287177A (ja) 1996-04-22 1996-04-22 集合住宅における配管構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10003696A JPH09287177A (ja) 1996-04-22 1996-04-22 集合住宅における配管構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09287177A true JPH09287177A (ja) 1997-11-04

Family

ID=14263307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10003696A Pending JPH09287177A (ja) 1996-04-22 1996-04-22 集合住宅における配管構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09287177A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006070539A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 配管化粧カバー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006070539A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 配管化粧カバー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100559161B1 (ko) 벽체매립형 수전함
US5653254A (en) Housing for angle stop valve for connection to hot and cold water supply line and sink faucets
US20090229672A1 (en) Method of constructing cold and hot water piping system
JP2006105389A (ja) 継手及び分岐管付き継手、及びそれを用いた配管システム方法及び配管施工方法
JP2007033013A (ja) 空調機ドレーン接続用フレキシブルホース
JPH09287177A (ja) 集合住宅における配管構造
US20030056826A1 (en) Modular plumbing system
JPH10160089A (ja) 配管の凍結防止装置
JP2006242478A (ja) 放熱マットの配管接続構造および放熱マット
GB2166466A (en) Replacement conduits
JP2006328664A (ja) 壁パネル及びその製造方法
JP2001227121A (ja) シート防水構造物の開口周辺構造及び開口部材
JP5746562B2 (ja) 配管材及びこの配管材を用いた配管工法
JP3103158B2 (ja) 厨房・洗面所用配管配線接続ボックス
JPH11210031A (ja) 給排水管の敷設方法及び配管装置
JP2539019Y2 (ja) 建築物に於ける配管構造
JP2777591B2 (ja) バスシステムとこれを組み立てるためのユニットバス
JP2005146525A (ja) 排水設備
JPS60132193A (ja) 公共住宅等建築物の給水配管工法
KR200287849Y1 (ko) 배관의 동파방지 구조
KR20040002333A (ko) 비수전함형 수전연결시스템
JP2000205465A (ja) 配管用部材およびその施工方法
JPH06265073A (ja) 波付管用継ぎ手
JP2003154021A (ja) 防火区画貫通装置
JPH08261369A (ja) 管継手及び管継手を備えた建物ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050617

A02 Decision of refusal

Effective date: 20051101

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02