JPH09286459A - 液体収納容器及び液体収納袋 - Google Patents

液体収納容器及び液体収納袋

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JPH09286459A
JPH09286459A JP9444596A JP9444596A JPH09286459A JP H09286459 A JPH09286459 A JP H09286459A JP 9444596 A JP9444596 A JP 9444596A JP 9444596 A JP9444596 A JP 9444596A JP H09286459 A JPH09286459 A JP H09286459A
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JP
Japan
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liquid
bag
liquid outlet
outlet portion
liquid storage
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JP9444596A
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English (en)
Inventor
Masashi Kobayashi
昌志 小林
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YAMATO HOME SERVICE KK
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YAMATO HOME SERVICE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストがかからず、搬送効率も良く、取り扱
いが容易な液体容器及びそのような容器に用いられる軟
質シート材から作られる液体収納袋であって、その液体
出口部の軟質シート材が密着するのを防止する手段を設
けた液体収納袋を提供する。 【解決手段】 液体を収納する袋本体と該本体の一部か
ら延出するように設けられた液体出口部18とからなる
液体収納袋12と、該液体収納袋を出し入れ可能に収容
する収納ケース14であって、液体収納袋の液体出口部
を外部に通す開口27を有する収納ケースと、使用に当
たって切断されて開封された液体収納袋の液体出口部の
先端部分を封止するための封止部材15とを有する液体
収納容器。液体収納袋12は、ポリエチレンなどの軟質
シート材から作られ、液体出口部の内面には、該液体出
口部を構成している軟質シート材が相互に密着して袋本
体からの液体が当該液体出口部を通って排出されるのが
阻害されるのを防止するための密着防止手段40が設け
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、市販され家庭な
どで使用される飲料水等の液体を収納するための容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】 市販の飲料水は、ペッドボトル入りが
主流である。
【0003】しかし、ペッドボトルは搬送するのにスペ
ースをとり、また、ペッドボトル自体の製造コストが高
く、また、使用済みのペットボトルの処分が困難である
といった欠点を有している。
【0004】また、ポリエチレンなどの軟質シート材料
で作った袋に入れたものが販売されており、購入者が自
宅に用意してある別の容器に移し替えて使用するように
したものがある。ポリエチレン等の袋は製造コストが安
く、また、搬送時には余りスペースをとらずに積み重ね
ることができるので搬送効率が良い。しかし、このよう
な袋入りの飲料水の場合には、それが柔らかであるため
に、別の容器に移し替えようとして袋の口を切り開いた
途端に、袋を把持していた力(圧力)によって、飲料水
が開いた口から飛び散ってしまう虞れがあった。また、
移し替えられる飲料水を受け入れる容器は、使用してい
るうちに汚れて衛生的でなくなってしまう虞れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、このよう
な点に鑑み、コストがかからず、搬送効率も良く、しか
も、内容物が飛び散ったりする虞れがなく、使用に便利
な容器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用効果】すなわち、
本発明に係る液体収納容器は、液体を収納する袋本体と
該本体の一部から延出するように設けられた液体出口部
とからなる液体収納袋と、該液体収納袋を出し入れ可能
に収容する収納ケースであって、液体収納袋の前記液体
出口部を外部に通す開口を有する収納ケースと、使用に
当たって切断されて開封された液体収納袋の液体出口部
の先端部分を封止するための封止部材とを有することを
特徴とする。
【0007】本発明に係る液体収納容器は、上記の如き
構成を有するものであり、使用に当たっては、液体収納
袋の液体出口の先端を切断して開封し、液体を注ぎ出す
が、不使用のときには、切断開封した先端を封止部材に
よって封止して、冷蔵庫などに収納する。袋内の液体を
全部使用したときには、当該容器全体ではなく、液体入
り収納袋のみを購入して、これを使用済みの液体収納袋
と差し替えて使用する。従って、本発明に係る液体収納
容器を使用すれば、上述の如き従来の容器の問題の全て
を解消することができる。
【0008】液体収納袋は、ポリエチレンやポリプロピ
レンなどの軟質シート材から作られのが好ましいが、こ
のような軟質シート材で袋を作った場合、軟質シート材
が相互に密着して袋本体からの液体が当該液体出口部を
通って排出されるのを阻害する虞れがある。これを防止
するために、液体出口部の内面には、密着防止手段を設
けることが好ましい。
【0009】液体収納袋は、具体的には、袋本体に対応
する矩形、楕円形、円形等の所要の形状の本体部分と、
該本体部分の周縁の一部からそれに対してほぼ垂直に延
出する、液体出口部に対応する細長部分とを有する、ポ
リエチレンやポリプロピレンなどからなる二枚の軟質シ
ート材を、相互に整合して重ね合わせ、それらの周縁に
沿って封止して形成することができる。
【0010】ポリエチレンやポリプロピレンなどの軟質
シート材からなる、このような液体収納の袋にあって
は、シート材の密着の問題は、上記の如き構成の本発明
に係る液体収納容器に限らず生じる可能性があり、この
種、液体収納袋においては、液体出口部の内面に密着防
止手段を設けることは有益である。
【0011】密着防止手段は種々のものが考えられる
が、その1つの形態としては、液体出口部の内面に設け
られた突起として形成することができる。突起を設ける
ことによって、軟質シート材が完全に密着するのを防止
するものである。
【0012】より具体的には、液体出口部の内面にその
長さ方向に沿って細長く突起を設けることができる。
【0013】この細長い突起は、液体出口部内面に細長
い棒状部材を付着することによって設けることができ
る。
【0014】また、液体出口部の内面に複数の突起を点
在させるようにすることもできる。
【0015】さらに、密着防止手段としては、液体出口
部の内面を粗い面とすることにより、軟質シート材が完
全に密着することを防止するようにしたものとすること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】 以下、本発明を添付図面に基づ
き説明する。
【0017】図1には、本発明に係る液体容器10を示
している。すなわち、この液体容器は、ポリエチレンや
ポリプロピレンなどの軟質シート材から作られた液体を
収納した液体収納袋12と、該袋12を出し入れ自在に
収容する収納ケース14と、使用に当たって切断されて
開封された液体収納袋12の液体出口部の先端部分を封
止するための封止部材15とを有している。
【0018】図2には、収納ケースに収容される前の液
体入り液体収納袋12を示しており、図示の通り、該袋
12は液体を収納する袋本体16と該本体の一部から延
出するように設けられた液体出口部18とからなる。図
2及び図3から分かるように、袋12は、袋本体16に
対応するほぼ矩形状の部分20と、該矩形状の部分の一
辺の中央部からほぼ垂直に延出する、出口部18に対応
する細長部分22とを有する、ポリエチレンやポリプロ
ピレンなどの二枚の軟質シート材24からなり、それら
シート材を相互に整合して重ね合わせ、周縁に沿って封
止して形成され、内部に飲料水Wなどの所要の液体が封
入されている。
【0019】収納ケース14は、袋本体16を収容する
収納ケース本体26と、該収納ケース本体の一部から延
出するように設けられ袋の液体出口部18を外部に導く
開口27を有する円筒状部28と、該円筒状部の外周面
に形成された段状部分29に嵌合される円筒状の蓋蓋3
0とを有している。収納ケース本体26は全体的に、直
方体状の箱のような形態とされており、その底部壁部分
32は別体に作られており、ケース本体にヒンジ部材3
6によって開閉可能に連結されている。袋の差し替えに
際しては、その底部壁部分32を、ヒンジ部材36を中
心に回動し、収納ケース本体を開閉して行う。収納ケー
スのヒンジ36が設けられている側とは反対の側に、図
示しない連結固定用手段が設けられており、底部壁部分
をケース本体に対して連結固定できるようにしている。
【0020】封止部材15は、図4に示すように、一対
の閉口な細長い弾性プレート部材を、一端で連結して形
成されており、それらプレート部材の間に、液体出口部
を挟んで当該出口部を封止するようになっており、同封
止部材15の他端に設けた雌雄嵌合締着部材38を嵌合
することいより、相互に締着できるようになっている。
【0021】本発明に係る容器は、図1に示す如き形態
で販売される。使用に際しては、収納ケース14の円筒
状部28の先端開口27から外部に延出する袋の液体出
口部18の先端を切り落として開封する。使用後に容器
を冷蔵庫等に収納する場合には、袋の液体出口部18を
封止部材15によって封止し、蓋30をして収納する。
【0022】内容物である飲料水等を使用し終わった場
合、収納ケースなしで販売されている新たな液体入り液
体収納袋14を購入し、使用済み液体収納袋と入れ替え
て使用する。袋を収納ケースに入れるに際しては、同袋
の液体出口部18のある側とは反対側の部分を把持して
行うが、そのようにすると、手によって袋に加えられる
力によって袋全体に圧力がかかり、液体出口部が張りを
もって真っすぐに伸びた状態となり、収納ケース26の
円筒状部28への挿入が容易になる。
【0023】上記の如く、本発明に係る容器に関して
は、収納ケース付きのものと、収納ケース無しの袋だけ
のものとを市販することになるが、袋だけのものを搬送
するときには、図2に示すごとく相互に積み上げて行う
ことができ、効率良く搬送することができる。
【0024】図中、参照番号40は、液体収納袋12の
液体出口部18の内面に設けた密着防止手段を示してい
る。すなわち、液体収納袋は、ポリエチレンやポリプロ
ピレンなどの軟質シート材で形成されており、当該袋の
出口部18を下に向けて液体を注ぎ出した後に、同出口
部を上向きに戻すと、内部に残った液体が袋12の底部
に戻るために、それまで液体を注ぐために筒状になって
いた出口部18の内部に負圧が生じ、そのために同出口
部を構成している軟質シート材が相互に密着する。この
ため、再び液体を注ぎ出そうとした場合、当該出口部が
開きにくくなり、無理に液体を押し出そうとすると、同
出口部が急激に開いて、液体が噴き出てしまう虞れがあ
る。
【0025】密着防止手段40は、そのような軟質シー
ト材の密着を防止するものである。すなわち、図1、図
2及びず5に示す密着防止手段40は、液体収納袋を構
成する軟質シート材24の出口部に相当する延出部分2
2にその長さ方向に沿って棒状材42を接着して形成し
ている。
【0026】図6は、他の密着防止手段40を示してい
る。すなわち、この例では、多数の小さな突起44を出
口部18の内面に分散させて設けている。
【0027】図7に示す密着防止手段40は、上記の如
き突起ではなく、液体出口部18の内面を粗い面とする
ことにより、シート材の密着を防止するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液体容器の斜視図
【図2】 同容器で用いられる液体収納の2つの袋を積
み重ねた状態を示す側面図
【図3】 同袋を形成するための軟質シート材の平面図
【図4】 袋の開口を封止するための封止部材を示す斜
視図
【図5】 図2のV−V線断面図
【図6】 液体収納袋の出口部の内面に設けられる密着
防止手段を示す平面図
【図7】 同密着防止手段の他の例を示す平面図。
【符号の説明】
10−−−液体容器 12ーーー液体収納袋 14−−−収納ケース 15−−−封止部材 18−−−液体出口部 40−−−密封防止手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収納する袋本体と該本体の一部か
    ら延出するように設けられた液体出口部とからなる液体
    収納袋と、 該液体収納袋を出し入れ可能に収容する収納ケースであ
    って、液体収納袋の前記液体出口部を外部に通す開口を
    有する収納ケースと、 使用に当たって切断されて開封された液体収納袋の液体
    出口部の先端部分を封止するための封止部材と、 を有する液体収納容器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液体収納容器であっ
    て、 前記液体収納袋が、ポリエチレンやポリプロピレンなど
    の軟質シート材から作られ、前記液体出口部の内面に
    は、該液体出口部を構成している軟質シート材が相互に
    密着して袋本体からの液体が当該液体出口部を通って排
    出されるのが阻害されるのを防止するための密着防止手
    段が設けられていることを特徴とする液体収納容器。
  3. 【請求項3】 ポリエチレンやポリプロピレンなどの軟
    質シート材からなる液体収納の袋であって、 液体を収納する袋本体と、 該本体の一部から延出するように設けられた液体出口部
    と、 該液体出口部を構成している前記軟質シート材が相互に
    密着して袋本体からの液体が当該液体出口部を通って排
    出されるが阻害されるのを防止するために該液体出口部
    内面に設けられた密着防止手段と、を有することを特徴
    とする液体収納袋。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の液体収納袋であって、 前記袋本体に対応する矩形、楕円形、円形等の所要の形
    状の本体部分と、該本体部分の周縁の一部から延出す
    る、前記液体出口部に対応する細長部分とを有する、ポ
    リエチレンやポリプロピレンなどの二枚の軟質シート材
    からなり、それらシート材が相互に整合して重ね合わさ
    れ、それらの周縁に沿って封止されて形成されているこ
    とを特徴とする液体収納の袋。
  5. 【請求項5】 請求項3もしくは4に記載の液体収納袋
    であって、 前記密着防止手段が、前記液体出口部の内面に設けられ
    た突起から構成されていることを特徴とする、液体収納
    袋。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の液体収納袋であって、 前記突起が、前記液体出口部の内面にその長さ方向に沿
    って設けられた細長い突起とされていることを特徴とす
    る、液体収納袋。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の液体収納袋であって、 前記突起が、前記液体出口部内面に細長い棒状部材を付
    着することによって構成されていることを特徴とする、
    液体収納袋。
  8. 【請求項8】 請求項3もしくは4に記載の液体収納袋
    であって、 前記密着防止手段が、前記液体出口部の内面を粗い面と
    することによって形成されることを特徴とする液体収納
    袋。
JP9444596A 1996-04-16 1996-04-16 液体収納容器及び液体収納袋 Pending JPH09286459A (ja)

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JP (1) JPH09286459A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011219115A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Yamasa Shoyu Co Ltd 液状物充填包装構造体
JP2012188125A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Dainippon Printing Co Ltd 複合包装体

Cited By (2)

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Effective date: 20051213

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