JPH0928632A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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Publication number
JPH0928632A
JPH0928632A JP17885695A JP17885695A JPH0928632A JP H0928632 A JPH0928632 A JP H0928632A JP 17885695 A JP17885695 A JP 17885695A JP 17885695 A JP17885695 A JP 17885695A JP H0928632 A JPH0928632 A JP H0928632A
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JP
Japan
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suction
turbine
rotary cleaning
air
suction port
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Application number
JP17885695A
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English (en)
Inventor
Atsushi Yamaguchi
篤志 山口
Masaro Sunakawa
正郎 砂川
Susumu Sato
佐藤  進
Taiji Tajima
泰治 田島
Shigesaburo Komatsu
茂三郎 小松
Koji Iwase
幸司 岩瀬
Naoto Tsuruta
尚登 鶴田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】下面に吸込口を有する下ケースに上ケースを配
設して形成された吸口本体と、前記吸口本体の吸込口に
配設された回転清掃体と、前記回転清掃体の回転軸と同
一軸上で前記回転清掃体の外側に位置し、かつ前記回転
清掃体を駆動するための少なくとも一個のタービンと、
前記吸口本体の後部に、前記吸口本体に対して上下方向
に回動自在で、かつ吸込通路を有するケーシングと、前
記ケーシングの後部に配設される吸口継手と、前記回転
清掃体を覆う吸込口カバーとを有し、少なくとも前記吸
込口カバー或いは前記上ケースのいずれかに前記タービ
ンに空気を送る通気孔を形成した吸口体を備えた。 【効果】タービンによって回転清掃体を直接駆動できる
構成としたので吸口体を小型にできると共に、回転騒音
を低くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気掃除機に係り、特
に、新規な吸口体を備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機に使用されている吸口
体には、吸口体の内部に設けられた小型モータによって
清掃体を回転させるパワーブラシと、吸口体の内部に設
けられたエアタービンによって清掃体を回転させるター
ビンブラシが実用化されている。
【0003】そして、パワーブラシは小型モータの重量
が重いことや、誤って幼児が回転清掃体内に指を差し入
れた時に、パワーブラシのモータが停止しない場合があ
り、指を損傷するといった問題があり、最近タービンブ
ラシを用いた吸口体が使用されるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このエ
アタービンを用いた吸口体においては、エアタービンと
回転清掃体の回転伝達はベルトを用いて行っており、吸
口体自身が大型化するという問題と、吸口体を掃除面に
密着させた時と持ち上げた時のタービンの必要回転数が
逆の特性になって、好ましくないという問題があった。
【0005】特に後者の問題は、吸口体の清浄化機能を
向上させようとしてエアタービンの回転数を高くする
と、吸口体を持ち上げた時に大きな騒音が発生するとい
う相矛盾した問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、エアタービンを
用いた吸口体の小型化を図ると共に、吸口体を持ち上げ
た時に発生する騒音を防止した電気掃除機を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、下面に
吸込口を有する下ケースに上ケースを配設して形成され
た吸口本体と、前記吸口本体の吸込口に配設された回転
清掃体と、前記回転清掃体の回転軸と同一軸上で前記回
転清掃体の外側に位置し、かつ前記回転清掃体を駆動す
るための少なくとも一個のタービンと、前記吸口本体の
後部に、前記吸口本体に対して上下方向に回動自在で、
かつ吸込通路を有するケーシングと、前記ケーシングの
後部に配設される吸口継手と、前記回転清掃体を覆う吸
込口カバーとを有し、少なくとも前記吸込口カバー或い
は前記上ケースのいずれかに前記タービンに空気を送る
通気孔を形成した吸口体を備えたことを特徴とする電気
掃除機にある。
【0008】
【作用】この構成によれば、タービンによって回転清掃
体を直接駆動できる構成としたので吸口体を小型にでき
ると共に、回転騒音を低くすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面を参照し
て説明する。
【0010】図14に本発明の一実施例に係る電気掃除
機の外観の斜視図を示しており、201は制御回路や電
動送風機等が内蔵された掃除機本体、202は掃除機本
体201の吸込口部に接続されたホース、203は使用
者が握るとともに一端側にホースを接続するホース手元
部、204はホース手元部203の他端側に接続された
延長管、205は延長管204に接続された吸口、20
6はホース手元部203に設けられたスイッチ操作部、
207はホース手元部703に設けられた第一の赤外線
発光部、208はホース手元部203に設けられた第二
の赤外線発光部、209は掃除機本体201の上面に設
けられた赤外線受光部であり、210は室内の天井を示し
ている。
【0011】次に本発明にかかる電気掃除機の動作につ
いて説明すると、掃除機の使用者がホース手元部203
に設けられたスイッチ操作部206の一つを押すと、押
されたスイッチに従った信号コードが赤外線信号として
第一の赤外線発光部207及び第二の赤外線発光部20
8より放射される。
【0012】第一の赤外線発光部207は通常の使用状
態では略鉛直上方を向くように配設されており、第一の
赤外線発光部207から放射された赤外線信号は、部屋
の天井や壁に当って反射し、掃除機本体201の赤外線
受光部209に到達する。
【0013】また、第二の赤外線発光部208は、ホー
ス手元部のグリップエンドに略水平より下方に向くよう
に配設されており、第二の赤外線発光部208から放射
された赤外線信号は、直接的に掃除機本体201の赤外
線受光部209に到達する。赤外線受光部209に到達
した赤外線信号は、掃除機本体201に内蔵されている
制御回路を介して掃除機を制御するようにしている。
【0014】本実施例に関する掃除機は、上述したよう
に使用者によって入力された操作情報を、赤外線信号を
利用して掃除機本体201に送信し、掃除機を制御する
ようにしているので、ホース202に電源線を用いるこ
とがなく、ホースの軽量化が図れる。
【0015】このような掃除機に用いられる吸口体は、
電動送風機の吸込気流によって回転するタービンを駆動
源として、清掃体を回転させるタイプのものが主に用い
られる。
【0016】本実施例はこのような吸口体の改良に関す
るものであり、図1は本発明の一実施例に係る吸口体2
05の上断面図、図2は図1におけるA−O−A断面
図、図3は吸口体205の吸込口カバー106を外した
状態の上面図、図4は図3における吸口体205の背面
図、図5は吸口体205の上面図、図6は吸口体205
の下面図である。
【0017】図1〜図6において、吸口体205の骨格
となる吸口本体101は、その略中央の高さ位置で上下
に2分割されており、外郭を形成する下ケース102
と、この下ケース102の上部後方に配設される上ケー
ス103とにより形成されている。
【0018】下ケース102と上ケース103とが接触
する位置の外周には、気密を保持するとともに家具等へ
の傷付きを防止する衝撃吸収バンパー104が取付けら
れている。
【0019】吸口本体101の上部前方には、回転清掃
体115を覆う吸込口カバー106が着脱自在に配設さ
れている。
【0020】吸口本体101の後端部には上下回動自在
なケーシング107を備え、その先端に回転自在な吸口
継手108を接続している。
【0021】下ケース102には、図6に示すように、
吸口体205全体を前後方向に移動させるとともに、吸
口体205の下面と掃除面との間に一定間隔を保つよう
に一対の前車輪109と一対の後車輪110、及び掃除
機使用中における掃除面に対する圧力を受けるためのロ
ーラー111が配設されている。
【0022】また、下ケース102の前後には吸込口1
05内の吸込圧力を保持する圧力制御板112,113
が配設されている。
【0023】ここで、前車輪109と後車輪110は互
いに相向き合う位置に配置されている。
【0024】吸込口カバー106の内側には横方向にス
ライドする一対の開閉レバー114があり、これを操作
することにより、下ケース102及び上ケース103か
ら取り外すことができる。
【0025】吸口体205の内部には、塵埃の掻き上
げ、掃除面の空拭き等を行う回転清掃体115が配設さ
れている。回転清掃体115は、アルミニウム等の金属
で形成された溝に柔らかい刷毛と硬い刷毛を交互に配設
して成形され、その両端には回転軸116が圧入されて
おり、すべり軸受117によって回動自在に軸支されて
いる。この回転清掃体115は、樹脂で成形してもよ
い。
【0026】すべり軸受117は、軸受カバー118に
圧入され、下ケース102に設けた一対の対峙した支持
リブ119により保持されている。
【0027】また、本実施例に用いられている回転清掃
体115は、その両端から中央に向かってひねられて成
形されている。さらに、回転清掃体115の両端に圧入
された左右2本の回転軸116には、タービン120A
が挿入されている。
【0028】更にこのタービン120Aと対向するよう
にタービン120Bが配設され、これら2つのタービン
120Aとタービン120Bによりタービン120が構
成されている。タービン120Aとタービン120Bの
接合面は超音波溶着により強固に固着されている。
【0029】本実施例に用いられるタービン120は、
このように2つのタービン120Aとタービン120B
により構成することにより、タービンを成形するに当た
っての金型の作成が容易になる。
【0030】次に回転清掃体115を回転させるための
手段について説明すると、図7は図1の吸口体205に
おけるB−B断面図、図8は吸込口カバー106の裏面
図、図9は吸込口カバー106の背面図(一部図5にお
けるC−C断面図)図10は図8におけるD−D断面
図、図11は図8におけるE−E断面図である。
【0031】本実施例の吸口体205は図7に示すよう
に、タービン120に向って空気を吹付けるための多数
のノズル121,122(以下多翼ノズル121,12
2と称す)が、タービン120の外周をほぼ覆うように
配設されている。
【0032】この多翼ノズル121,122は、上下に
二分割されて配置されており、上側の多翼ノズル121
は図8及び図11に示すように、ねじ123によって吸
込口カバー106の裏面に固定され、また、下側の多翼
ノズル122は図1及び図3に示すように、下ケース1
02にねじ124によって固定されている。
【0033】ここで、多翼ノズル121,122はター
ビン120Bに空気を吹き付けるように配置されてお
り、その空気はタービン120A移動して吸込口105
に流れ込むようになっている。
【0034】また、下ケース102のタービン120の
径方向延長部には前述したように、一対の前車輪と10
9と一対の後車輪110が位置し、タービン120下部
の吸込口105と清掃床面の間のすきまを一定に保つよ
うにしている。
【0035】次に回転清掃体115を回転させるための
動作について説明すると、タービン120へ吹付ける空
気は、図3及び図4に示すように吸口体205の上ケー
ス103後部に設けられた多数の通気孔を有する後部吸
気口125、及び吸口体205の上ケース103上部に
設けられた多数の通気孔を有する上部吸気口126より吸
気される。
【0036】後部吸気口125及び上部吸気口126
は、吸気口自体の強度を確保するために吸気口の角部
(後部吸気口125の後端,上部吸気口126の上端)
には通気孔を形成しないようにしている。これにより、
多数の通気孔を有する吸気口自体の強度を確保すること
ができる。
【0037】図12に後部吸気口125の断面図を示し
ており、後部吸気口125は、上ケース103の板厚の
略半分となるように成形し、この板厚が薄くなった上ケ
ース103の吸気口に、通気孔127を形成するように
している。
【0038】吸気口と吸気口の間は板厚の厚いリブ10
3Aが形成されるので、後部吸気口125あるいは上部
吸気口126付近に衝撃が加わった場合においても、板
厚の厚いリブ103Aによって保護されるため、板厚が
薄い吸気口の損傷を防ぐことができる。また、リブ10
3A自体も、リブ103Aとリブ103Aとの間を板厚
薄い吸気口でつながれているので、リブ103A自体の
剛性を確保することができる。
【0039】また、上ケース103の吸気口に、通気孔
127を一体に形成して別部材を用いることがないよう
にしているので、吸口体の分解時間を短縮でき、リサイ
クル性が向上する。
【0040】前述した後部吸気口125及びは上部吸気
口126から吸気された空気は、図1に示すように、下
ケース102及び上ケース103の前壁によって形成さ
れた仕切壁128Aと、下ケース102の外壁及び上ケ
ース103の外壁とにより通風路129Aが形成され
る。
【0041】また、回転清掃体115の前側にも仕切壁
128B及び通風路129Bが同様に形成されている。
【0042】後部吸気口125及び上部吸気口126の
通気孔から吸気された空気は図1及び図7に示すよう
に、通風路129Aを通って下ケース102と一体に成
形された案内壁130によって絞り込まれて多翼ノズル
121,122に導かれ、タービン120に吹付けるよ
うにしている。
【0043】後部吸気口125及び上部吸気口126の
通気孔から吸気された空気の大半は、多翼ノズル121
の手前側からタービン120に導かれるため、多翼ノズ
ル121の前側及び多翼ノズル122にはほとんど空気
が流れない。
【0044】そこで、本実施例では多翼ノズル121の
前側及び多翼ノズル122にも空気を流してタービン1
20(回転清掃体115)のトルクを向上させるため
に、図8及び図13に示すように吸口体205(吸込口
カバー106)の側面に空気導入口131を設けるよう
にしている。
【0045】さらに、吸口体の下面前部に切欠き部13
2を設け、この切欠き部132から吸気された空気を多
翼ノズル122に導き、タービン120(回転清掃体1
15)のトルクを向上させるようにしている。
【0046】空気導入口131を設けることにより、多
翼ノズル121の前側及び多翼ノズル122にも空気が
流れるようになり、タービン120(回転清掃体11
5)のトルクを向上させることができる。尚、必要に応
じて空気導入孔の数やその位置は適宜選択できるもので
ある。例えば、タービン120の上方に位置する吸込口
カバー106に空気導入孔を設け、多翼ノズル121に
導き、タービン120に吹き付けるようにしてもよい。
【0047】タービン120に吹付けられた空気は、タ
ービン120を図1に示すように流れた後、吸込口10
5へ流れ、吸込口105のほぼ中央部に位置するケーシ
ング107,吸口継手108を通って掃除機本体へ導か
れる。
【0048】一方、塵埃を含んだ空気は吸込口105か
らケーシング107,吸口継手108を通って掃除機本体
へ導かれる。
【0049】本実施例の吸口体205では、吸口体の後
部吸気口125及び上部吸気口126の通気孔から吸気さ
れた空気をタービン120に流し、吸込口105のほぼ
中央部からケーシング107,吸口継手108を通って
掃除機本体へ吸引しているので、空気は吸込口105内
で高速で回転しながら中央部に移動し、旋回流が発生す
る。
【0050】本実施例によれば、吸口体の後部吸気口1
25及び上部吸気口126の通気孔から吸気された空気
によってタービン120と清掃体を回転させ、さらに吸
込口105内で発生する旋回流の相乗効果により、掃除
面の塵埃を巻き上げながら吸塵できるので、集塵性能を
大幅に向上できる。
【0051】更に、回転清掃体115のねじり方向はタ
ービン120から吸込口115に流入する空気の旋回流
の速度ベクトルに沿った方向にねじられている。したが
って、回転清掃体115のねじれ形状はケーシング10
7付近のを境にして略V字状を呈している。
【0052】また、本実施例の吸口体は、使用中に吸口
体を掃除面から持ち上げた場合には、大半の空気が吸込
口105から吸い込まれ、吸口体の後部吸気口125及
び上部吸気口126の通気孔から吸い込まれる空気が減
るので、タービン120及び回転清掃体115の回転数
が減少する。
【0053】これにより、負荷が軽くなることによって
エアタービンが高速回転して騒音を発生させるという従
来のエアタービンタイプの吸口体の欠点を解消すること
ができる。
【0054】さらに本実施例の吸口体は、掃除面の種類
によって自動的にタービン120及び回転清掃体115
の回転数が変化するようになっている。
【0055】これは、例えば掃除面が床面あるいは畳と
いった場合には、吸口体205の下面に配設された前車
輪109と後車輪110、及びローラー111によっ
て、吸口体205の下面と床面あるいは畳に所定の隙間
が生じ、吸込口105から吸い込まれる空気の量が増
え、吸口体の後部吸気口125及び上部吸気口126の
通気孔から吸い込まれる空気が減るので、タービン12
0及び回転清掃体115の回転数が減少するので、回転
清掃体115による床面の傷付きを防止することができ
る。
【0056】本実施例の吸口体は先に説明したように、
吸口体の下面に圧力制御板112,113が設けられて
いる。このうち吸口体の後方側に配設される圧力制御板
113の両端部は、図4及び図6に示すようにタービン1
20が配設される径方向延長部の位置よりも内側に切欠
いて設けるようにしている。圧力制御板は掃除面と吸口
体を接触させたとき、吸込口内の気密をとるために設け
られるものであるが、掃除面が床や畳みの場合、この圧
力制御板により気密が保たれ、タービン120に吹き付
ける空気の量が増加し、回転清掃体115が高速で回転
する。回転清掃体115が高速で回転すると、床面が傷
付いてしまうので、圧力制御板113の両端部を切り欠
いてタービン120に吹き付ける空気の量を減少させて
いる。この圧力制御板の切欠きは両端部に限らず、ある
間隔を持たせて、複数箇所に切欠きを設けるようにして
もよい。
【0057】また、掃除面がじゅうたんの場合には、吸
口体205の下面がじゅうたんと密着し、吸込口105
から吸い込まれる空気の量が減り、吸口体の後部吸気口
125及び上部吸気口126の通気孔から吸い込まれる空
気が増加するので、タービン120及び回転清掃体11
5の回転数が上昇するとともに旋回流が発生する。
【0058】これにより、じゅうたん上の塵埃を回転清
掃体115により掻き出し、さらに旋回流により塵埃を
巻き上げることができ、集塵効率が向上する。
【0059】本実施例の吸口体は上述したように、掃除
面の種類によって自動的にタービン120及び回転清掃
体115の回転数が変化するようになっているので、従
来のエアタービンタイプの吸口体に必要であった掃除面
に合わせてエアタービンに吹き付ける空気の量を手動で
切り換える切換レバーが不要となり、操作性が向上す
る。
【0060】本実施例の吸口体の下面部には、前車輪1
09と後車輪110がそれぞれ左右のタービン120の
径方向延長部に、また後方中央部にローラー111が配
設される5点車輪としている。
【0061】これは、吸口体の下面部と掃除面との接触
面が不安定になると、回転清掃体115の左右に配設さ
れるタービン120に流れる空気の量が不均一となり、
回転清掃体115及びタービン120の回転数が不安定
(トルクが変動)となり、集塵効率が低下するようにな
る。
【0062】そこで、均一にタービン120に空気が流
れるように吸口体の下面部と掃除面との接触面を安定に
保つために5点車輪の構成としたのである。
【0063】これにより、左右のタービン120に流れ
る空気の量がほぼ均一となり、回転清掃体115及びタ
ービン120の回転数が安定し、集塵効率の低下を防止
することができる。
【0064】次に本実施例の吸口体のメンテナンス方法
について説明する。
【0065】本実施例の吸口体205は先に説明したよ
うに、吸口体の吸込口105の上部に吸込口カバー10
6が配設されている。吸込口カバー106には、吸込口
カバー106の内側で横方向にスライドする開閉レバー
114があり、これを操作することにより、下ケース1
02及び上ケース103から取り外すことができる。ま
た、吸口体205(吸込口カバー106)の側面には凹
部133が形成されている。そして、吸込口カバー10
6を取外す場合には、まず人差指あるいは中指をこの凹
部133に挿入し、親指を開閉レバー114に掛け、開
閉レバー114を外側に向かってスライドさせて係合を
外し、親指と人差指(中指)とで摘みながら外す。この
時、多翼ノズル121は吸込口カバー106の裏面に固
定され、また多翼ノズル122も下ケース102にねじ
止めされているので、回転清掃体115とタービン12
0のみを外して清掃ができ使い勝手がきわめてよいもの
である。
【0066】本実施例によれば、吸口体205(吸込口
カバー106)の側面に凹部133を設けるようにして
いるので、人差指あるいは中指をこの凹部133に挿入
し、親指を開閉レバー114に掛け、開閉レバー114
を外側に向かってスライドさせて係合を外し、親指と人
差指(中指)とで摘み、吸込口カバー106を吸口体2
05から容易に外すことができる。
【0067】また、本実施例によれば、横方向にスライ
ドする開閉レバー114を吸込口カバー106の内側に
設けるようにしているので、掃除中に家具等に接触した
場合においても外力から開閉レバー114を保護するこ
とができる。
【0068】さらに、本実施例によれば、回転軸に金属
を用いた回転清掃体115をタービン120とともに容
易に取り外すことができるので、吸口体の分解時間を短
縮でき、また金属部分とプラスチック部分を分けること
ができるので、リサイクル性も大幅に向上することがで
きる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、タ
ービンによって回転清掃体を直接駆動できる構成とした
ので吸口体を小型にできると共に、回転騒音を低くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る吸口体205の上断面
図である。
【図2】図1におけるA−O−A断面図である。
【図3】吸口体205の吸込口カバー106を外した状
態の上面図である。
【図4】図3における吸口体205の背面図である。
【図5】吸口体205の上面図である。
【図6】吸口体205の下面図である。
【図7】図1の吸口体205におけるB−B断面図であ
る。
【図8】吸口体205の吸込口カバー106の裏面図で
ある。
【図9】吸込口カバー106の背面図(一部図5におけ
るC−C断面図)である。
【図10】図8におけるD−D断面図である。
【図11】図8におけるE−E断面図である。
【図12】後部吸気口125部分拡大図である。
【図13】吸口体205の側面図である。
【図14】図14に本発明の一実施例に係る電気掃除機
の外観の斜視図を示す。
【符号の説明】
101…吸口本体、102…下ケース、103…上ケー
ス、105…吸込口、106…吸込口カバー、107…
ケーシング、108…吸口継手、109…前車輪、11
0…後車輪、111…ローラー、114…開閉レバー、
115…回転清掃体、116…回転軸、120…タービ
ン、121,122…多翼ノズル、125…後部吸気口、
126…上部吸気口、128A,128B…仕切壁、1
29A,129B…通風路、130…案内壁、131…
空気導入口、132…切欠き部、133…凹部、201
…掃除機本体、202…ホース、203…ホース手元
部、204…延長管、205…吸口体、206…スイッ
チ操作部、207…第一の赤外線発光部、208…第二
の赤外線発光部、209,210…室内天井。
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 進 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部多賀本部 内 (72)発明者 田島 泰治 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 小松 茂三郎 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 岩瀬 幸司 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 鶴田 尚登 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下面に吸込口を有する下ケースに上ケース
    を配設して形成された吸口本体と、前記吸口本体の吸込
    口に配設された回転清掃体と、前記回転清掃体の回転軸
    と同一軸上で前記回転清掃体の外側に位置し、かつ前記
    回転清掃体を駆動するための少なくとも一個のタービン
    と、前記吸口本体の後部に、前記吸口本体に対して上下
    方向に回動自在で、かつ吸込通路を有するケーシング
    と、前記ケーシングの後部に配設される吸口継手と、前
    記回転清掃体を覆う吸込口カバーとを有し、少なくとも
    前記吸込口カバー或いは前記上ケースのいずれかに前記
    タービンに空気を送る通気孔を形成した吸口体を備えた
    ことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記下ケースと前記上
    ケースの間を仕切壁に仕切り、この仕切壁に沿って前記
    タービンと前記通気孔を連通する通風路を形成したこと
    を特徴とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記通気孔は前記上ケ
    ースの側面或いは前記上ケースの上面に設けられている
    ことを特徴とする電気掃除機。
  4. 【請求項4】下面に吸込口を有する下ケースに上ケース
    を配設して形成された吸口本体と、前記吸口本体の吸込
    口に配設された回転清掃体と、前記回転清掃体の回転軸
    と同一軸上で前記回転清掃体の両外側に位置し、かつ前
    記回転清掃体を駆動するための一対のタービンと、前記
    吸口本体の後部に、前記吸口本体に対して上下方向に回
    動自在で、かつ吸込通路を有するケーシングと、前記ケ
    ーシングの後部に配設される吸口継手と、前記回転清掃
    体を覆う吸込口カバーと、前記吸込口カバー或いは前記
    上ケースのいずれかに形成した通気孔と、前記下ケース
    と前記上ケースの間を仕切壁に仕切り、この仕切壁に沿
    って前記タービンと前記通気孔を連通する通風路を形成
    した吸口体を備えたことを特徴とする電気掃除機。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかにおい
    て、前記通気孔は前記上ケースの側面と前記上ケースの
    上面に設けられ、前記両通気孔の間に通気できない部分
    が設けられていることを特徴とする電気掃除機。
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